JP2541124B2 - オ―ディオサンプリングクロック発生装置 - Google Patents

オ―ディオサンプリングクロック発生装置

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JP2541124B2 JP5268193A JP26819393A JP2541124B2 JP 2541124 B2 JP2541124 B2 JP 2541124B2 JP 5268193 A JP5268193 A JP 5268193A JP 26819393 A JP26819393 A JP 26819393A JP 2541124 B2 JP2541124 B2 JP 2541124B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオサンプリング
クロック発生装置に関し、特にPAL方式のビデオ信号
に同期したオーディオサンプリングクロック信号を発生
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号とオーディオ信号とを量子化
してVTR(ビデオテープレコーダ)やビデオディスク
等に記録する場合、編集作業を考慮してビデオ信号の1
フレームに入るオーディオ信号のサンプル数を一定とす
るが、そのためにビデオサンプリングクロック信号に同
期したオーディオサンプリングクロック信号を得る装置
が不可欠である。
【0003】図2は従来のオーディオサンプリングクロ
ック発生装置を用いたPAL方式のビデオ信号及びオー
ディオ信号の量子化処理装置の一例を示すブロック図で
ある。
【0004】図2において、同期分離回路21,バース
トフラグ発生回路22,フレームパルス発生回路23,
バーストゲート回路24,BCO回路25からなる回路
部分は、ビデオ信号のサンプリングパルスを得る手段で
あり、ビデオA/D変換回路26はPALビデオ信号1
02を量子化するものである。
【0005】水平同期分離回路27,分周カウンタ2
8,位相比較回路29,電圧制御発振回路30,分周カ
ウンタ31からなる回路部分は、ビデオ信号に同期した
オーディオサンプリングクロックを発生する手段であ
り、オーディオA/D変換回路32はオーディオ信号を
量子化するものである。
【0006】PAL信号におけるビデオ信号とオーディ
オ信号のサンプリング周波数は、 fAS=384fH /125 fAS:オーディオサンプリングクロック周波数 fH :PAL信号の水平同期周波数 の関係にある。
【0007】従って、PALビデオ信号201から得る
水平同期信号202を分周回路28で1/125に分周
した信号と、電圧制御発振回路30から得られるオーデ
ィオサンプリングクロック信号203を分周カウンタ3
1で1/384に分周した信号との位相誤差を位相比較
回路29において検出し、この結果を電圧制御発振回路
30にフィードバックすることにより、オーディオサン
プリングクロック周波数はPAL信号の水平同期周波数
に同期する。
【0008】PAL信号の水平同期周波数とBCO回路
25においてバースト信号に同期させて発生差せるビデ
オサンプリングクロック信号は同期関係にあるので、ビ
デオA/D変換回路26に供給されるビデオサンプリン
グクロック信号とオーディオA/D変換回路32に供給
されるオーディオサンプリングクロック信号とは同期し
ており、よって量子化されたディジタルオーディオ信号
をPALビデオ信号のフレームパルスで区切っていくこ
とが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来の装置では、
入力されるビデオ信号が安定して供給されるときは問題
なく動作できるが、ノイズや瞬断等で信号が乱れたとき
には、ビデオサンプリングクロック信号はBCO回路に
よるフライホイール効果によって比較的安定であるのに
対して、水平同期信号の乱れ方はストレートであるた
め、ビデオとオーディオのサンプリング同期関係が崩れ
ることになる。
【0010】また、入力信号が供給されずに内部同期で
動作しなければならないときには、水平同期信号がない
ため、ビデオとオーディオのサンプリング同期を取るこ
とはできない。ビデオサンプリングクロックから水平同
期信号を作り出すことは可能であるが、PALビデオ信
号のサンプリング周波数として一般に用いられている4
SC(サブキャリア周波数の4倍)と水平同期周波数fH
とは、 fH =4fSC/(1135+4/625) の関係にあって整数関係でないため、簡単な回路で構成
することはできない。
【0011】本発明の目的は、極めて簡単な構成でビデ
オ信号の有無に関係なく、オーディオサンプリングクロ
ックを発生でき外乱に強いオーディオサンプリングクロ
ック発生装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるオーディオ
サンプリングクロック発生装置は、ビデオ信号をサンプ
リングするためのサンプリングクロック信号に同期した
オーディオサンプリングクロック信号を生成するオーデ
ィオサンプリングクロック発生装置であって、前記ビデ
オサンプリングクロック信号を分周して正規のオーディ
オサンプリングクロック周波数に近い概略オーディオサ
ンプリングクロック信号を得る可変分周手段と、前記概
略オーディオサンプリングクロック信号をビデオ信号の
1フレーム期間計数するフレームカウンタ手段と、前記
フレームカウンタ手段の計数内容に応じて前記可変分周
手段の分周数を制御する分周制御手段と、前記概略オー
ディオサンプリングクロック信号に位相同期した正規の
オーディオサンプリングクロック信号を生成するフェイ
ズロックドループ手段とを含むことを特徴とする。
【0013】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0014】PALビデオ信号を4fSC(サブキャリア
周波数の4倍)で量子化したときの1フレーム毎のサン
プル数は、1フレーム内のライン数が625であり、1
ライン内のサンプル数が1135+4/625であるこ
とから、 1135×625+4=709,379 である。
【0015】また、放送用VTRやディスク装置では、
音声のサンプル周波数をビデオのサンプル周波数に同期
させることが義務付けられており、音声のサンプル周波
数は48,000HZ ,PALビデオ信号のフレーム周
波数は25HZ であることから、このときにビデオ信号
1フレーム内に含まれるオーディオサンプル数は、 48,000÷25=1,920 である。
【0016】いま、実際に設計する装置のハードウェア
を容易に構成できる様なサンプル数を考えると、 709,379/(1,920×16)=23.092 となり、このとき概略のオーディオサンプリングクロッ
クを得る分周カウンタの分周比は23又は24に設定で
きる。
【0017】また、概略のオーディオサンプリングクロ
ックをビデオ信号の1フレーム期間計数するフレームカ
ウンタの総計数結果は、 1,920×16−1=30,719 である(尚、カウンタにより1,920×16=30,
720を計数し終えたときの数値は、30,719とな
って“0”を初期値とするには−1する必要がある)。
【0018】以上の事実を考慮して図1に示す本発明の
実施例のブロックが得られる。図において、OR回路
1,カウンタ2,コンパレータ3,4,セレクタ5から
なる回路は、ビデオサンプリング信号101を分周する
可変分周回路を構成し、その分周出力102は正規のオ
ーディオサンプリング周波数に近い概略オーディオサン
プリングクロック信号となる。
【0019】カウンタ2はビデオサンプリングクロック
101をカウントダウンするものであるが、この分周数
はセレクタ5による選択出力をOR回路1を介してセル
フロードすることにより決定される。コンパレータ3及
び4はカウンタ2の分周出力が夫々「23」及び「2
4」になったときに一致出力を生成するもので、そのと
きのセレクタ5がコンパレータ3の出力を選択していれ
ば、このコンパレータ3の出力がOR回路1を介してカ
ウンタ2へセルフロードされリセットされることによ
り、その分周数が「23」に設定される。
【0020】セレクタ5がコンパレータ4の出力を選択
していれば、このコンパレータ4の出力がカウンタ2へ
セルフロードされリセットされて、その分周数が「2
4」に設定される。
【0021】OR回路6,カウンタ7,コンパレータ8
からなる回路は、セレクタ5の出力である概略オーディ
オサンプリングクロック102をビデオ信号の1フレー
ム期間だけ計数するフレームカウンタであり、本例では
「30719」の計数を行うべく、カウンタ7の出力が
コンパレータ8にて「30719」と比較され、一致し
たときにその一致出力がOR回路6を介してカウンタ7
へセルフロードされてリセットされるようになってい
る。
【0022】ROM9はフレームカウンタの計数経過
(時々刻々の計数内容;0〜30179)に応じて、前
段の可変分周回路の分周数を制御するものであり、ビデ
オ信号の1フレーム期間内で辻褄が合うように、分周数
を「23」又は「24」となるようにセレクタ5を制御
する。
【0023】このように分周数としてフレームカウンタ
の計数内容に応じて「23」又は「24」に設定するよ
うにしているが、具体的にはROM9の記憶内容とし
て、 ABS{709379×(N+1)/(1920×16)+0.5} −ABS{709379×N/(1920×16)+0.5} なる演算結果を計数内容N(N=0〜30719)に応
じて予め設定しておけば、このNをアドレス入力とする
ROM9の読出し出力によって可変分周数が「23」又
は「24」に適宜制御され、これにより得られる概略オ
ーディオサンプリングクロック102の周波数は正規周
波数に最も近い整数値とすることができる。
【0024】こうして得られた概略オーディオサンプリ
ングクロック102は、次段のPLL(フェイズロック
ドループ)回路へ入力される。このPLL回路では、概
略オーディオサンプリングクロック102とVCO(電
圧制御発振回路)11のカウンタ12による分周出力と
が位相比較回路10にて位相比較され、この比較出力に
てVCO11の周波数制御が行われる。
【0025】このVCO11の発振出力はカウンタ12
でカウントダウンされることにより16fASC (オーデ
ィオサンプリング周波数の16倍)とされ、これが概略
オーディオサンプリングクロック102の周波数と比較
されるので、この16fASCをカウンタ13でカウント
ダウンして得られる信号103は、PLL回路の積分効
果によりビデオサンプリングクロック1周期分のジッタ
が平滑化され、よって正規のオーディオサンプリングク
ロック103となるのである。
【0026】尚、外部よりフレームクリアパルスを各カ
ウンタ2,7へ夫々OR回路1,6を介してセルフロー
ドパルスとして与えることにより、上記と同様な動作を
行わせることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のべた如く、本発明によれば、ビデ
オサンプリングクロックからオーディオサンプリングク
ロックを得ているので、ビデオ信号の有無にかかわらず
ビデオとオーディオとの同期関係が維持でき、外乱に対
しても強いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】従来のオーディオサンプリングクロック発生装
置を用いたPAL方式のビデオ信号及びオーディオ信号
の量子化処理装置のブロック図である。
【符号の説明】 1,6 OR回路 2,7,12,13 カウンタ 3,4,8 コンパレータ 9 ROM 10 位相比較回路 11 電圧制御発振回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/802

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ信号をサンプリングするためのサ
    ンプリングクロック信号に同期したオーディオサンプリ
    ングクロック信号を生成するオーディオサンプリングク
    ロック発生装置であって、前記ビデオサンプリングクロ
    ック信号を分周して正規のオーディオサンプリングクロ
    ック周波数に近い概略オーディオサンプリングクロック
    信号を得る可変分周手段と、前記概略オーディオサンプ
    リングクロック信号をビデオ信号の1フレーム期間計数
    するフレームカウンタ手段と、前記フレームカウンタ手
    段の計数内容に応じて前記可変分周手段の分周数を制御
    する分周制御手段と、前記概略オーディオサンプリング
    クロック信号に位相同期した正規のオーディオサンプリ
    ングクロック信号を生成するフェイズロックドループ手
    段とを含むことを特徴とするオーディオサンプリングク
    ロック発生装置。
  2. 【請求項2】 前記分周制御手段は、前記フレームカウ
    ンタ手段の計数内容をアドレス入力とし予め前記分周手
    段の分周制御情報を格納した記憶手段を有することを特
    徴とする請求項1記載のオーディオサンプリングクロッ
    ク発生装置。
  3. 【請求項3】 前記ビデオ信号はPAL方式であり、前
    記フレームカウンタ手段の計数値は30719であり、
    前記分周制御手段は前記フレームカウンタ手段の計数内
    容が0〜30719に応じて前記可変分周手段の分周数
    を制御するよう構成されていることを特徴とする請求項
    1または2記載のオーディオサンプリングクロック発生
    装置。
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