JP2005094077A - クロック生成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】PLL回路を用いて、基準周波数クロックと所定比の関係にある、他の基準周波数クロックを、ノイズフロアのS/Nの制限に関わらず、十分なS/Nで得ること。
【解決手段】第1基準周波数クロックを基準入力分周回路で分周して位相比較器の基準入力とし、制御発振器の発振周波数信号(他の基準周波数クロック)を分周数切り替え型の比較入力分周回路で分周して位相比較器の比較入力とする。この比較入力分周回路の分周数を、発振周波数信号が第1基準周波数クロックと一定比率の周波数になるような分周数制御信号にしたがって切り替える。これにより、MPEGフォーマットに必要な3つの基準周波数クロック、27MHz系列、33.8688MHz系列、36.864MHz系列、を得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ある1つの周波数クロックに基づいて、このクロックの周波数と所定比の関係にある、第1基準周波数クロック、第2基準周波数クロック、第3基準周波数クロック等を発生するクロック生成システムに関する。特に、DVD(Digital Versatile Disc)システムやDVC(Digital Video Cassette recorder)システムに必要な複数の基準周波数クロックを発生するのに適したクロック生成システムに関する。
従来から、DVDプレーヤ、DVD−R、DVD−RW等のDVDシステムやDVCシステムなどのMPEG(Moving Picture Experts Group)フォーマットを用いるシステムにおいては、基準周波数クロックとして、少なくともビデオ用の第1基準周波数27MHz系列のクロック、サウンド用(特に、CD用)の第2基準周波数33.8688MHz系列(サンプリング周波数44.1kHzの整数倍)のクロック、及びサウンド用(特に、DVD用)の第3基準周波数36.864MHz系列(サンプリング周波数48kHz及び32kHzの整数倍)のクロックを、必要としている。
これら3つの基準周波数系列のクロックは、それぞれ個々に発振モジュールを使用することにより得ることができる。しかし、この方法では、必要な基準周波数毎に発振モジュールを設けるから、クロック生成システムのコストが高くなってしまう。
そこで、このコストを低減するために、従来から非特許文献1に示されるように良く知られているPLL(Phase Locked Loop)回路をそれぞれ用いて、1つの基準周波数クロックを基準として、他の2つの基準周波数系列のクロックを生成することが考えられる。
参考例として示す図5のクロック生成システムのように、従来のPLL回路を用いて3つのうちの1つの基準周波数クロックを基準として、他の2つの基準周波数系列のクロックをPLL回路を用いて生成することができる。この図5は、発明者が本発明に至る過程において案出した参考例であり、従来例ではない。
この図5では、発振モジュールによって発生された第1基準周波数クロックFr1(27MHz)を基準として、他の2つの第2基準周波数クロックFr2(33.8688MHz)系列のクロック、及び第3基準周波数クロックFr3(36.864MHz)系列のクロックを生成するようにしている。
この図5において、第1PLL回路50aでは、第1分周器51aは入力された27MHzの第1基準周波数クロックFr1を1/625に分周して位相比較器(PD)53aの一方の比較入力P1とする。第2分周器52aはPLL回路50aの出力を1/3136に分周して位相比較器53aの他方の比較入力P2とする。位相比較器53aは2入力P1,P2の位相を比較し、その位相差に応じた比較出力を発生する。この比較出力が低域通過フィルタ(LPF)54aで平滑されて、電圧制御発振器(VCO)55aの制御入力となる。電圧制御発振器55aは、制御入力に応じて、その発振周波数が制御され、位相比較器53aの2入力の周波数及び位相が一致するように制御される。このPLL回路のループ利得は大きいので、残留する制御偏差はきわめて小さくなる。したがって、電圧制御発振器55aから出力される周波数は分周器51a、52aの分周数に応じて、135.4752(=27×3136/625)MHzに変換される。
この電圧制御発振器55aの出力周波数が、分周器56aで1/4分周されて、第2基準周波数クロックFr2が出力される。さらに、この第2基準周波数クロックFr2と特定の周波数関係にある22.5792MHz、16.9344MHz、11.2896MHzが、1/6分周器57a、1/8分周器58a、1/12分周器59aにより、電圧制御発振器55aの出力周波数がそれぞれ分周されて形成される。これらの第2基準周波数系列Fr2sの各クロックはいずれも、CD用のサンプリング周波数44.1kHzの整数倍の周波数である。
また、第2PLL回路50bでも基本的な動作は、第1PLL回路50aと同様である。ただ、第1分周器51bの分周比は1/375であり、第2分周器52bの分周比は1/2048である。電圧制御発振器55bから出力される周波数は分周器51b、52bの分周比に応じて、147.456(=27×2048/375)MHzに変換される。なお、53bは位相比較器であり、54bは低域通過フィルタである。
この電圧制御発振器55bの出力周波数が、分周器56bで1/4分周されて、第3基準周波数クロックFr3が出力される。さらに、この第3基準周波数クロックFr3と特定の周波数関係にある24.576MHz、18.432MHz、12.288MHzが、1/6分周器57b、1/8分周器58b、1/12分周器59bにより、電圧制御発振器55bの出力周波数がそれぞれ分周されて形成される。これらの第3基準周波数系列Fr3sの各クロックはいずれも、DVD音声用のサンプリング周波数48kHz及び32kHzの整数倍の周波数である。
また、第1基準周波数クロックFr1及びそれが1/2分周器56cで分周された13.5MHzのクロックからなる第1基準周波数系列Fr1sの各クロックが、出力される。
したがって、これら第1〜第3基準周波数系列Fr1s〜Fr3sの各クロックから、それぞれ必要な周波数クロックを選択して利用することになる。
菅野卓雄、川西剛監修「半導体大辞典」工業調査会、1999年12月20日、P.942〜943
この図5のクロック生成システムのS/N(信号対雑音比)を、S/N理論に基づいて算出すると、つぎのようになる。代表して、第2基準周波数系列Fr2sについて検討する。まず、第1基準周波数クロックFr1を625分周すると、この分周に伴いS/Nは、20log625[dB]、だけ改善される。第1分周器51aの出力におけるS/N[dB]は、計算上は、第1基準周波数クロックのS/N[dB]+20log625[dB]となる。ここで、第1基準周波数クロックのS/Nを80[dB]と仮定すると、80+56=136[dB]となる。なお、S/N値は概数である(以下、同じ)。
しかし、PLL回路は、そのシステムあるいはPLL回路が形成されるIC(集積回路)のノイズフロア上で動作しているから、PLL回路のS/NはそのノイズフロアでのS/Nによって制限される。このノイズフロアのS/Nは、電源電位の揺らぎなどにより定まるが、通常90[dB]程度である。したがって、PLL回路のS/NはノイズフロアのS/Nである90[dB]により制限され、これより良くはならない。よって、第1分周器51aの出力、すなわち位相比較器53aの一方の比較入力P1におけるS/N[dB]は、最高でも90[dB]となる。
つぎに、位相比較器51aの両比較入力P1,P2におけるS/N[dB]は等しいから、他方の比較入力P2のS/Nは同じく、90[dB]となる。第2分周器52aの入力は、この比較入力P2を3136逓倍したことになるから、この逓倍に伴いS/Nは、20log3136[dB]、だけ低下する。したがって、第2分周器52aの入力におけるS/N[dB]は、比較入力P2の90[dB]から20log3136[dB]を減算したものであり、20.3[dB]となる。
そして、第2基準周波数系列Fr2sの各周波数クロックはそれぞれ分周されて、そのS/Nは、第2基準周波数クロックFr2が32.3[dB]であり、その他、22.5792MHzが35.8[dB]、16.9344MHzが38.3[dB]、11.2896MHzが41.8[dB]である。
また、第3基準周波数系列Fr3sについて検討すると、同様な計算により、第3基準周波数系列Fr3sの各周波数クロックはそれぞれ分周されて、そのS/Nは、第3基準周波数クロックFr3が36.0[dB]であり、その他、24.576MHzが39.5[dB]、18.432MHzが42.0[dB]、12.288MHzが45.5[dB]である。
この図5の参考例のようにPLL回路及び分周器を用いることにより、第1基準周波数クロックFr1に所定比を乗じた、所期の周波数の第2基準周波数クロックFr2を含む第2基準周波数系列のクロック、及び所期の周波数の第3基準周波数クロックFr3を含む第3基準周波数系列のクロックを出力することができる。しかしながら、第2基準周波数系列のクロック及び第3基準周波数系列のクロックのS/Nは30[dB]〜40[dB]に低下してしまう。DVDシステム等に用いるクロックでは、一般的に50[dB]以上(望ましくは60[dB]以上)のS/Nが必要とされるから、このS/Nの低下は問題である。
そこで、本発明は、MPEGフォーマットを用いるシステムにおいて、基準周波数クロックとして必要となる、ビデオ用の第1基準周波数クロック27MHz系列のクロック、サウンド用(特に、CD用)の第2基準周波数クロック33.8688MHz系列のクロック、及びサウンド用(特に、DVD用)の第3基準周波数クロック36.864MHz系列のクロックを発生するクロック生成システムにおいて、PLL回路を用いることにより発振モジュールを少なくするとともに、ノイズフロアのS/Nの制限に関わらず、十分なS/Nの第1〜第3基準周波数クロックを含む周波数系列の複数のクロックを得ることを目的とする。
請求項1記載のクロック生成システムは、少なくとも第1周波数クロックFr1と、この第1周波数クロックと第1所定比の関係にある第2周波数クロックFr2と、前記第1周波数クロックと第2所定比の関係にある第3周波数クロックFr3とを発生するクロック生成システムであって、
第1基準入力クロックP1と第1比較入力クロックP2との位相を比較しその比較結果を第1位相比較出力として出力する第1位相比較器13aと、この第1位相比較出力を低域通過させる第1低域通過フィルタ14aと、この第1低域通過フィルタ14aのフィルタ出力を制御入力として、前記第2周波数クロックFr2と一定比率の第1発振周波数信号を発生させるための第1制御発振器15aと、基準クロックとして入力される前記第1周波数クロックFr1を分周して前記第1基準入力クロックP1を得る第1基準入力分周回路11aと、前記第1制御発振器15aの第1発振周波数信号を第1分周数制御信号に応じて異なる分周数で分周し、前記第1比較入力クロックP2を得る分周数切り替え型の第1比較入力分周回路12aとを有する第1PLL回路と、
前記第1発振周波数信号に応じたクロックと前記第1比較入力クロックとが入力され、前記第1発振周波数信号が前記第2周波数クロックFr2と一定比率の周波数になるような前記第1分周数制御信号を発生し、前記第1比較入力分周回路12aの分周数を切り替えるための第1分周数制御回路と、
第2基準入力クロックP1と第2比較入力クロックP2との位相を比較しその比較結果を第2位相比較出力として出力する第2位相比較器13bと、この第2位相比較出力を低域通過させる第2低域通過フィルタ14bと、この第2低域通過フィルタ14bのフィルタ出力を制御入力として、前記第3周波数クロックFr3と一定比率の第2発振周波数信号を発生させるための第2制御発振器15bと、基準クロックとして入力される前記第1周波数クロックFr1を分周して前記第2基準入力クロックP1を得る第2基準入力分周回路11bと、前記第2制御発振器15bの第2発振周波数信号を第2分周数制御信号に応じて異なる分周数で分周し、前記第2比較入力クロックP2を得る分周数切り替え型の第2比較入力分周回路12bとを有する第2PLL回路と、
前記第2発振周波数信号に応じたクロックと前記第2比較入力クロックとが入力され、前記第2発振周波数信号が前記第3周波数クロックFr3と一定比率の周波数になるような前記第2分周数制御信号を発生し、前記第2比較入力分周回路12bの分周数を切り替えるための第2分周数制御回路と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載のクロック生成システムは、請求項1記載のクロック生成システムにおいて、前記第2周波数クロックは、前記第1発振周波数信号を所定分周数で分周して得るものであり、前記第3周波数クロックは、前記第2発振周波数信号を所定分周数で分周して得るものであることを特徴とする。
請求項3記載のクロック生成システムは、請求項1記載のクロック生成システムにおいて、前記第1発振周波数信号を各々異なる分周数で分周する第1群の複数の分周器を有し、前記第1群の複数の分周器から、前記第2周波数クロック及びこの第2周波数クロックと所定比の関係にある複数のクロックを含む第2周波数系列のクロック群を出力し、
前記第2発振周波数信号を各々異なる分周数で分周する第2群の複数の分周器を有し、前記第2群の複数の分周器から、前記第3周波数クロック及びこの第3周波数クロックと所定比の関係にある複数のクロックを含む第3周波数系列のクロック群を出力し、
前記第1周波数クロックを所定分周数で分周する少なくとも1つの分周器を有し、前記第1周波数クロック及び、前記1つの分周器からの前記第1周波数クロックと所定比の関係にある少なくとも1つのクロックを含む第1周波数系列のクロックを出力することを特徴とする。
請求項4記載のクロック生成システムは、請求項1ないし3記載のクロック生成システムにおいて、前記第1周波数クロックは27MHzであり、前記第2周波数クロックは33.8688MHzであり、前記第3周波数クロックは36.864MHzであることを特徴とする。
請求項5記載のクロック生成システムは、請求項1ないし4記載のクロック生成システムにおいて、前記第1分周数制御回路は、前記第1発振周波数信号に応じたクロックをデータ入力とし前記第1比較入力クロックをクロック入力とする第1フリップフロップ(以下、FF)回路と、前記第1FF回路の出力を初期値から設定値まで繰り返しカウントする第1カウンタと、前記第1カウンタのカウント値をデコードした第1デコード出力を発生する第1デコーダと、前記第1デコード出力をデータ入力とし、前記第1FF回路の出力をクロック入力として、前記第1分周数制御信号を出力する第2FF回路を有し、
前記第2分周数制御回路は、前記第2発振周波数信号に応じたクロックをデータ入力とし前記第2比較入力クロックをクロック入力とする第3FF回路と、前記第3FF回路の出力を初期値から設定値まで繰り返しカウントする第2カウンタと、前記第2カウンタのカウント値をデコードした第2デコード出力を発生する第2デコーダと、前記第2デコード出力をデータ入力とし、前記第3FF回路の出力をクロック入力として、前記第2分周数制御信号を出力する第4FF回路を有することを特徴とする。
請求項6記載のクロック生成システムは、第1周波数クロックに基づいて、この第1周波数クロックと所定比の関係にある第2周波数クロックを発生するクロック生成システムであって、
基準入力クロックと比較入力クロックとの位相を比較しその比較結果を位相比較出力として出力する第1位相比較器と、この位相比較出力を低域通過させる低域通過フィルタと、この第1低域通過フィルタのフィルタ出力を制御入力として、前記第2周波数クロックと一定比率の発振周波数信号を発生させるための制御発振器と、基準クロックとして入力される前記第1周波数クロックを分周して前記基準入力クロックを得る基準入力分周回路と、前記制御発振器の発振周波数信号を分周数制御信号に応じて異なる分周数で分周し、前記比較入力クロックを得る分周数切り替え型の比較入力分周回路とを有するPLL回路と、
前記発振周波数信号に応じたクロックと前記比較入力クロックとが入力され、前記発振周波数信号が前記第2周波数クロックと一定比率の周波数になるような前記分周数制御信号を発生し、前記比較入力分周回路の分周数を切り替えるための第1分周数制御回路と、を備えることを特徴とする。
請求項7記載のクロック生成システムは、請求項6記載のクロック生成システムにおいて、前記第1周波数クロックは27MHzであり、前記第2周波数クロックは33.8688MHzであることを特徴とする。
請求項8記載のクロック生成システムは、請求項6記載のクロック生成システムにおいて、前記第1周波数クロックは27MHzであり、前記第2周波数クロックは36.864MHzであることを特徴とする。
請求項9記載のクロック生成システムは、請求項6ないし8記載のクロック生成システムにおいて、前記分周数制御回路は、前記発振周波数信号に応じたクロックをデータ入力とし前記比較入力クロックをクロック入力とする第1FF回路と、前記第1FF回路の出力を初期値から設定値まで繰り返しカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント値をデコードしたデコード出力を発生するデコーダと、前記デコード出力をデータ入力とし、前記第1FFの出力をクロック入力として、前記分周数制御信号を出力する第2FFを有することを特徴とする。
本発明のクロック生成システムによれば、PLL回路のS/Nは分周率に応じて向上し、逓倍率に応じて低下すること、及びノイズフロアのS/Nにより制限されることに鑑み、比較入力分周回路を分周数制御信号に応じて異なる分周数にダイナミックに切り替える。この分周数の切替によって、見かけ上の分周数を小さくして、S/N比を改善できる。
また、MPEGフォーマットを用いるシステムの基準周波数クロックとして必要な、ビデオ用の第1周波数27MHz系列のクロック、サウンド用(特に、CD用)の第2周波数クロック33.8688MHz系列(サンプリング周波数44.1kHzの整数倍)のクロック、及びサウンド用(特に、DVD用)の第3周波数クロック36.864MHz系列(サンプリング周波数48kHz及び32kHzの整数倍)のクロックを、PLL回路を用いることにより発振モジュールを少なくするとともに、ノイズフロアの制限に関わらず、十分なS/N比で、生成できる。
また、第1基準周波数クロック27MHzを基準クロックとして入力するクロック生成システムは、27MHzを発生する水晶発振子が安価で且つ高性能なものが入手し易いから、好適である。
以下、図面を参照して本発明のクロック生成システムの実施例について説明する。
図1は、本発明の第1実施例にかかるPLL回路を用いたクロック生成システムの構成図である。この図1は、ビデオ用の第1基準周波数クロック27MHzを基準クロックとして入力し、サウンド用(特に、CD用)の第2基準周波数33.8688MHz系列のクロックを発生するクロック生成システムである。
PLL回路のS/Nは、分周数に応じて向上し、逓倍数に応じて低下する一方、ノイズフロアのS/Nにより制限される。第1基準周波数クロック27MHzからPLL回路を用いて、第2基準周波数33.8688MHzを得ようとする場合に、そのために必要となる分周比は図5で説明したように3136/625である。この分周比3136/625のそれぞれの分周数を小さくする公約数はないから、従来では、発振周波数信号のS/N比が低下していた。
本発明では、PLL回路の2つの分周回路(即ち、基準入力分周回路及び比較入力分周回路)のいずれかの分周数を、分周数制御信号に応じて異なる分周数にダイナミックに切り替える。この分周数の切替によって、見かけ上の分周数を小さくして、S/N比を改善する。なお、以下、比較入力分周回路の分周数を切り替える場合について説明するが、これに代えて、基準入力分周回路の分周数を切り替えることも出来る。
図1のクロック生成システムは、第1周波数クロックFr1を基準クロックとして、この第1周波数クロックFr1と第1所定比の関係にある第2周波数クロックFr2を発生するものである。ここで、第1周波数クロックFr1は27MHzであり、第2周波数クロックFr2は33.8688MHzである。
図1において、基準クロックである第1周波数クロックFr1を第1PLL回路10aに入力し、第1発振周波数信号135.4752MHzを出力する。第1発振周波数信号を分周器16aで4分周して、第2周波数クロックFr2が得られる。
PLL回路10aに入力された第1周波数クロックFr1は第1基準入力分周回路11aで25分周される。従来と同様に、第1周波数クロックFr1のS/N比が80[dB]であるとすると、第1基準入力クロックP1のS/N比は、計算上、80[dB]+20log25[dB]で、108[dB]となる。しかし、ノイズフロアのS/Nに制限されて、第1基準入力ロックP1のS/N比は90[dB]になる。
第1位相比較器13aは、第1基準入力クロックP1と第1比較入力クロックP2とが入力され、この2入力P1,P2の位相を比較し、その位相比較結果を第1位相比較出力として出力する。この第1位相比較器13aは、第1基準入力クロックP1と第1比較入力クロックP2との位相及び周波数を比較する位相周波数比較部と、その比較結果として発生されるアップ信号及びダウン信号に応じて、コンデンサを充電(アップ信号時)あるいは放電(ダウン信号時)させるためのチャージポンプ回路とで構成される。
第1低域通過フィルタ14aは、第1位相比較器13aからの第1位相比較出力を低域通過させる。具体的には、コンデンサで、あるいはコンデンサと抵抗とで構成される。
第1制御発振器15aは、第1低域通過フィルタ14aのフィルタ出力を制御入力として、第2周波数クロックFr2と一定比率の第1発振周波数信号を発生させる。第1制御発振器15aとしては、制御入力の電圧値に応じて発振周波数が制御される電圧制御発振器(VCO)が好適である。
第1比較入力クロックP2を得るための分周数切り替え型の第1比較入力分周回路12aは、第1制御発振器15aの第1発振周波数信号を、第1分周数制御回路20aからの第1分周数制御信号に応じて異なる分周数でダイナミックに分周する。
この第1比較入力分周回路12aは、分周数が固定の分周回路12a−1と、分周数が第1分周数制御信号に応じて切り替えられる分周数可変の分周回路12a−2とが直列に設けられる。分周回路12a−1の分周数は4であり、分周回路12a−2の分周数は31と32である。なお、第1比較入力分周回路12aを、1つの分周数可変型分周回路で構成しても良い。その場合の分周数は、124と128でよい。
分周回路12a−2の分周数の切替は、第1周波数クロックFr1「27MHz」から第1発振周波数信号「135.4752MHz」を得ることが出来るように、分周数「31」が16回選択されると、分周数「32」が9回選択されるように、行われる。これにより、分周数の比が従来と同様に3136/625になる。これを数式で示すと次のようになる。
3136/625=[((4×31×16)/25)+((4×32×9)/25]×1/25=125.44/25
27MHz×125.44/25=135.4752MHz
第1位相比較器13aの第1基準入力クロックP1と第1比較入力クロックP2におけるS/N[dB]は等しく、90[dB]となる。第1比較入力分周回路12aの入力は、第1比較入力クロックP2を125.44だけ逓倍したことになるから、この逓倍に伴いS/Nは、20log125.44[dB]、だけ低下する。したがって、第1比較入力分周回路12aの入力、即ち第1発振周波数信号におけるS/N[dB]は、第1比較入力クロックP2の90[dB]から20log125.44[dB]を減算したものであり、48.2[dB]となる。このS/N比48.2[dB]は、従来のものに比して十分に高い。
その第1分周数制御信号が第1分周数制御回路20aによって形成される。第1分周数制御回路20aにおいて、第1FF回路21aは、分周回路12a−1の出力クロック(即ち、第1発振周波数信号の1/4の周波数)をデータ入力とし、分周回路12a−2の出力クロック(即ち、第1比較入力クロックP2)をクロック入力とし、出力信号Qを出力する。この第1FF回路21aは、D型FF回路が好適である。なお、本発明において、他のFF回路も同様である。
第1カウンタ22aは、第1FF回路21aの出力信号Qが入力され、初期値例えば0から設定値例えば24までを繰り返しカウントし、そのカウント値を出力する繰り返し型カウンタである。
第1デコーダ23aは、第1カウンタ22aのカウント値をデコードした第1デコード出力を発生する。この第1デコーダ23aは、その入力されるカウント値0〜24に応じて、16回は高(H)レベルを出し、9回は低(L)レベルを出す。そのHレベル、Lレベルは出来るだけ分散するようにデコードされることが望ましく、例えば、H、H、L、H、H、L、H、H、L、H、H、L、H、H、L、H、H、L、H、H、L、H、H、L、Lのようにすればよい。
第2FF回路24aは、第1デコーダ23aの第1デコード出力(H/L)をデータ入力とし、第1FF回路21aの出力をクロック入力として、その出力信号QとしてHレベルあるいはLレベルである第1分周数制御信号を出力する。この第1分周数制御信号が分周回路12a−2に供給される。第1分周数制御信号がHレベルの時に分周数31が選択され、Lレベルの時に分周数32が選択される。
この分周数の選択(切り替え)によって、第1位相比較器13aの位相比較出力はその都度わずかに変動する。しかし、位相比較出力のわずかな変動は、第1低域通過フィルタ14aで吸収されるから、第1制御発振器15aの発振周波数に実質的に影響を与えない。
そして、第1発振周波数信号135.4752MHzを各々異なる分周数4,6,8,12で分周する第1群の複数の分周器16a,17a,18a,19aを設けている。これら第1群の複数の分周器16a,17a,18a,19aから、第2周波数クロックFr2(S/N比;60.2dB)及びこの第2周波数クロックと所定比の関係にある複数のクロック22.5792MHz(S/N比;63.7dB)、16.9344MHz(S/N比;66.2dB)、11.2896MHz(S/N比;69.7dB)を含む第2周波数系列のクロック群Fr2sを出力する。
このように、基準周波数クロック27MHzに基づいて、第2基準周波数33.8688MHz系列のクロックを、単一のPLL回路を用いて、ノイズフロアのS/Nの制限に関わらず、十分なS/Nで生成することが出来る。
また、第1基準周波数クロック27MHzを基準クロックとして入力するクロック生成システムは、27MHzを発生する水晶発振子が安価で且つ高性能なものが入手し易いから、好適である。
図2は、本発明の第2実施例にかかるPLL回路を用いたクロック生成システムの構成図である。この図2は、ビデオ用の第1基準周波数クロック27MHzを基準クロックとして入力し、サウンド用(特に、DVD用)の第3基準周波数36.864MHz系列のクロックを発生するクロック生成システムである。この第2実施例に係るクロック生成システムでは、図1の第1実施例のものと基本的な考え方は同様であるので、異なる点を主に説明する。
第1基準周波数クロック27MHzからPLL回路を用いて、第3基準周波数36.864MHzを得ようとする場合に、そのために必要となる分周比は図5で説明したように2048/375である。この分周比2048/375のそれぞれの分周数を小さくする公約数はないから、従来では、発振周波数信号のS/N比が低下していた。この実施例でも、PLL回路の2つの分周回路(即ち、基準入力分周回路及び比較入力分周回路)のいずれかの分周数を、分周数制御信号に応じて異なる分周数にダイナミックに切り替える。この分周数の切替によって、見かけ上の分周数を小さくして、S/N比を改善する。
図2のクロック生成システムは、第1周波数クロックFr1を基準クロックとして、この第1周波数クロックFr1と第2所定比の関係にある第3周波数クロックFr3を発生するものである。ここで、第1周波数クロックFr1は27MHzであり、第3周波数クロックFr3は36.864MHzである。
図2において、基準クロックである第1周波数クロックFr1を第2PLL回路10bに入力し、第2発振周波数信号147.456MHzを出力する。第2発振周波数信号を分周器16bで4分周して、第3周波数クロックFr3が得られる。
PLL回路10bに入力された第1周波数クロックFr1は第2基準入力分周回路11bで25分周される。第1実施例と同様にして、第2基準入力ロックP1のS/N比は、ノイズフロアのS/Nに制限されて、90[dB]になる。
第2位相比較器13bは、第2基準入力クロックP1と第2比較入力クロックP2とが入力され、この2入力P1,P2の位相を比較し、その位相比較結果を第2位相比較出力として出力する。
第2低域通過フィルタ14bは、第2位相比較器13bからの第1位相比較出力を低域通過させる。
第2制御発振器15bは、第2低域通過フィルタ14bのフィルタ出力を制御入力として、第3周波数クロックFr3と一定比率の第2発振周波数信号を発生させる。
第2比較入力クロックP2を得るための分周数切り替え型の第2比較入力分周回路12bは、第2制御発振器15bの第2発振周波数信号を、第2分周数制御回路20bからの第2分周数制御信号に応じて異なる分周数でダイナミックに分周する。
この第2比較入力分周回路12bは、分周数が固定の分周回路12b−1と、分周数が第2分周数制御信号に応じて切り替えられる分周数可変の分周回路12b−2とが直列に設けられる。分周回路12b−1の分周数は4であり、分周回路12b−2の分周数は34と35である。なお、第2比較入力分周回路12bを、1つの分周数可変型分周回路で構成しても良い。その場合の分周数は、136と140でよい。
分周回路12b−2の分周数の切替は、第1周波数クロックFr1「27MHz」から第2発振周波数信号「147.456MHz」を得ることが出来るように、分周数「34」が13回選択されると、分周数「35」が2回選択されるように、行われる。これにより、分周数の比が従来と同様に2048/375になる。これを数式で示すと次のようになる。
2048/375=[((4×34×13)/25)+((4×35×2)/25]×1/15=136.533/25
27MHz×136.533/25=147.456MHz
第2位相比較器13bの第2基準入力クロックP1と第2比較入力クロックP2におけるS/N[dB]は等しく、90[dB]となる。第2比較入力分周回路12bの入力は、第2比較入力クロックP2を136.533だけ逓倍したことになるから、この逓倍に伴いS/Nは、20log136.533[dB]、だけ低下する。したがって、第2比較入力分周回路12bの入力、即ち第2発振周波数信号におけるS/N[dB]は、第2比較入力クロックP2の90[dB]から20log136.533[dB]を減算したものであり、47.4[dB]となる。このS/N比47.4[dB]は、従来のものに比して十分に高い。
その第2分周数制御信号が第2分周数制御回路20bによって形成される。第2分周数制御回路20bにおいて、第3FF回路21bは、分周回路12b−1の出力クロック(即ち、第2発振周波数信号の1/4の周波数)をデータ入力とし、分周回路12b−2の出力クロック(即ち、第2比較入力クロックP2)をクロック入力とし、出力信号Qを出力する。
第2カウンタ22bは、第3FF回路21bの出力信号Qが入力され、初期値例えば0から設定値例えば14までを繰り返しカウントし、そのカウント値を出力する繰り返し型カウンタである。
第2デコーダ23bは、第2カウンタ22bのカウント値をデコードした第2デコード出力を発生する。この第2デコーダ23bは、その入力されるカウント値0〜14に応じて、13回はHレベルを出し、2回はLレベルを出す。そのHレベル、Lレベルは出来るだけ分散するようにデコードされることが望ましく、例えば、H、H、H、H、H、H、H、L、H、H、H、H、H、H、Lのようにすればよい。
第4FF回路24bは、第2デコーダ23bの第2デコード出力をデータ入力とし、第3FF回路21bの出力をクロック入力として、その出力信号QとしてHレベルあるいはLレベルである第2分周数制御信号を出力する。この第2分周数制御信号が分周回路12b−2に供給される。第2分周数制御信号がHレベルの時に分周数34が選択され、Lレベルの時に分周数35が選択される。
この分周数の選択(切り替え)によって、第2位相比較器13bの位相比較出力はその都度わずかに変動する。しかし、位相比較出力のわずかな変動は、第2低域通過フィルタ14bで吸収されるから、第2制御発振器15bの発振周波数に実質的に影響を与えない。
そして、第2発振周波数信号147.456MHzを各々異なる分周数4,6,8,12で分周する第2群の複数の分周器16b,17b,18b,19bを設けている。これら第2群の複数の分周器16b,17b,18b,19bから、第3周波数クロックFr3(S/N比;59.4dB)及びこの第3周波数クロックと所定比の関係にある複数のクロック24.576MHz(S/N比;63.0dB)、18.432MHz(S/N比;65.4dB)、12.288MHz(S/N比;69.0dB)を含む第3周波数系列のクロック群Fr3sを出力する。
このように、基準周波数クロック27MHzに基づいて、第3基準周波数36.864MHz系列のクロックを、単一のPLL回路を用いて、ノイズフロアのS/Nの制限に関わらず、十分なS/Nで生成することが出来る。
図3は、本発明の第3の実施の形態にかかるクロック生成システムの構成図である。この図3は、ビデオ用の第1基準周波数クロックFr1「27MHz」を基準クロックとして入力し、ビデオ用の第1基準周波数クロック27MHz系列のクロックFr1s、サウンド用(特に、CD用)の第2基準周波数クロック33.8688MHz系列のクロックFr2s、及びサウンド用(特に、DVD用)の第3基準周波数クロック36.864MHz系列のクロックFr3sを発生するクロック生成システムである。
図3において、第2基準周波数33.8688MHz系列のクロックFr2sを生成するシステムは図1の第1実施例と同じであり、第3基準周波数36.864MHz系列のクロックFr3sを生成するシステムは図2の第2実施例と同じである。これらに、第1基準周波数クロックFr1「27MHz」を基準クロックとして入力し、ビデオ用の第1基準周波数クロック27MHz系列のクロックFr1sを付加したものである。
第1基準周波数クロック27MHz系列のクロックFr1sは、第1基準周波数クロックFr1の他、分周数2の分周器36cで分周したクロック13.500MHz(S/N比;86.0dB)を含んでいる。
第3実施例では、基準周波数クロック27MHzに基づいて、2つのPLL回路を用いて、ビデオ用の第1基準周波数クロック27MHz系列のクロックFr1s、サウンド用(特に、CD用)の第2基準周波数33.8688MHz系列のクロック、及びサウンド用(特に、DVD用)の第3基準周波数36.864MHz系列のクロックを、ノイズフロアのS/Nの制限に関わらず、十分なS/Nで生成することが出来る。
図4は、以上の本発明及び参考例におけるそれぞれの周波数系列の各クロックとS/Nとをまとめて表示したものである。図4でも分かるように、本発明では、参考例のものに比べて、S/N比が著しく高い周波数クロックが得られている。
本発明の第1実施例にかかるクロック生成システムの構成図 本発明の第2実施例にかかるクロック生成システムの構成図 本発明の第3実施例にかかるクロック生成システムの構成図 各周波数系列の各クロックとS/Nとをまとめて表示した図 参考例のクロック生成システムの構成図
符号の説明
10a 第1PLL回路
11a 第1基準入力分周回路
12a 第1比較入力分周回路
13a 第1位相比較器
14a 第1低域通過フィルタ
15a 第1制御発振器
16a〜19a 分周回路
20a 第1分周数制御回路
21a 第1D型FF回路
22a 第1カウンタ
23a 第1デコーダ
24a 第2D型FF回路
10b 第2PLL回路
11b 第2基準入力分周回路
12b 第2比較入力分周回路
13b 第2位相比較器
14b 第2低域通過フィルタ
15b 第2制御発振器
16b〜19b 分周回路
20b 第2分周数制御回路
21b 第3D型FF回路
22b 第2カウンタ
23b 第2デコーダ
24b 第4D型FF回路
36c 分周回路

Claims (9)

  1. 少なくとも第1周波数クロックと、この第1周波数クロックと第1所定比の関係にある第2周波数クロックと、前記第1周波数クロックと第2所定比の関係にある第3周波数クロックとを発生するクロック生成システムであって、
    第1基準入力クロックと第1比較入力クロックとの位相を比較しその比較結果を第1位相比較出力として出力する第1位相比較器と、この第1位相比較出力を低域通過させる第1低域通過フィルタと、この第1低域通過フィルタのフィルタ出力を制御入力として、前記第2周波数クロックと一定比率の第1発振周波数信号を発生させるための第1制御発振器と、基準クロックとして入力される前記第1周波数クロックを分周して前記第1基準入力クロックを得る第1基準入力分周回路と、前記第1制御発振器の第1発振周波数信号を第1分周数制御信号に応じて異なる分周数で分周し、前記第1比較入力クロックを得る分周数切り替え型の第1比較入力分周回路とを有する第1PLL回路と、
    前記第1発振周波数信号に応じたクロックと前記第1比較入力クロックとが入力され、前記第1発振周波数信号が前記第2周波数クロックと一定比率の周波数になるような前記第1分周数制御信号を発生し、前記第1比較入力分周回路の分周数を切り替えるための第1分周数制御回路と、
    第2基準入力クロックと第2比較入力クロックとの位相を比較しその比較結果を第2位相比較出力として出力する第2位相比較器と、この第2位相比較出力を低域通過させる第2低域通過フィルタと、この第2低域通過フィルタのフィルタ出力を制御入力として、前記第3周波数クロックと一定比率の第2発振周波数信号を発生させるための第2制御発振器と、基準クロックとして入力される前記第1周波数クロックを分周して前記第2基準入力クロックを得る第2基準入力分周回路と、前記第2制御発振器の第2発振周波数信号を第2分周数制御信号に応じて異なる分周数で分周し、前記第2比較入力クロックを得る分周数切り替え型の第2比較入力分周回路とを有する第2PLL回路と、
    前記第2発振周波数信号に応じたクロックと前記第2比較入力クロックとが入力され、前記第2発振周波数信号が前記第3周波数クロックと一定比率の周波数になるような前記第2分周数制御信号を発生し、前記第2比較入力分周回路の分周数を切り替えるための第2分周数制御回路と、を備えることを特徴とする、クロック生成システム。
  2. 前記第2周波数クロックは、前記第1発振周波数信号を所定分周数で分周して得るものであり、前記第3周波数クロックは、前記第2発振周波数信号を所定分周数で分周して得るものであることを特徴とする、請求項1記載のクロック生成システム。
  3. 前記第1発振周波数信号を各々異なる分周数で分周する第1群の複数の分周器を有し、前記第1群の複数の分周器から、前記第2周波数クロック及びこの第2周波数クロックと所定比の関係にある複数のクロックを含む第2周波数系列のクロック群を出力し、
    前記第2発振周波数信号を各々異なる分周数で分周する第2群の複数の分周器を有し、前記第2群の複数の分周器から、前記第3周波数クロック及びこの第3周波数クロックと所定比の関係にある複数のクロックを含む第3周波数系列のクロック群を出力し、
    前記第1周波数クロックを所定分周数で分周する少なくとも1つの分周器を有し、前記第1周波数クロック及び、前記1つの分周器からの前記第1周波数クロックと所定比の関係にある少なくとも1つのクロックを含む第1周波数系列のクロックを出力することを特徴とする、請求項1記載のクロック生成システム。
  4. 前記第1周波数クロックは27MHzであり、前記第2周波数クロックは33.8688MHzであり、前記第3周波数クロックは36.864MHzであることを特徴とする、請求項1ないし3記載のクロック生成システム。
  5. 前記第1分周数制御回路は、前記第1発振周波数信号に応じたクロックをデータ入力とし前記第1比較入力クロックをクロック入力とする第1フリップフロップ(以下、FF)回路と、前記第1FF回路の出力を初期値から設定値まで繰り返しカウントする第1カウンタと、前記第1カウンタのカウント値をデコードした第1デコード出力を発生する第1デコーダと、前記第1デコード出力をデータ入力とし、前記第1FF回路の出力をクロック入力として、前記第1分周数制御信号を出力する第2FF回路を有し、
    前記第2分周数制御回路は、前記第2発振周波数信号に応じたクロックをデータ入力とし前記第2比較入力クロックをクロック入力とする第3FF回路と、前記第3FF回路の出力を初期値から設定値まで繰り返しカウントする第2カウンタと、前記第2カウンタのカウント値をデコードした第2デコード出力を発生する第2デコーダと、前記第2デコード出力をデータ入力とし、前記第3FF回路の出力をクロック入力として、前記第2分周数制御信号を出力する第4FF回路を有することを特徴とする、請求項1ないし4記載のクロック生成システム。
  6. 第1周波数クロックに基づいて、この第1周波数クロックと所定比の関係にある第2周波数クロックを発生するクロック生成システムであって、
    基準入力クロックと比較入力クロックとの位相を比較しその比較結果を位相比較出力として出力する第1位相比較器と、この位相比較出力を低域通過させる低域通過フィルタと、この第1低域通過フィルタのフィルタ出力を制御入力として、前記第2周波数クロックと一定比率の発振周波数信号を発生させるための制御発振器と、基準クロックとして入力される前記第1周波数クロックを分周して前記基準入力クロックを得る基準入力分周回路と、前記制御発振器の発振周波数信号を分周数制御信号に応じて異なる分周数で分周し、前記比較入力クロックを得る分周数切り替え型の比較入力分周回路とを有するPLL回路と、
    前記発振周波数信号に応じたクロックと前記比較入力クロックとが入力され、前記発振周波数信号が前記第2周波数クロックと一定比率の周波数になるような前記分周数制御信号を発生し、前記比較入力分周回路の分周数を切り替えるための第1分周数制御回路と、を備えることを特徴とする、クロック生成システム。
  7. 前記第1周波数クロックは27MHzであり、前記第2周波数クロックは33.8688MHzであることを特徴とする、請求項6記載のクロック生成システム。
  8. 前記第1周波数クロックは27MHzであり、前記第2周波数クロックは36.864MHzであることを特徴とする、請求項6記載のクロック生成システム。
  9. 前記分周数制御回路は、前記発振周波数信号に応じたクロックをデータ入力とし前記比較入力クロックをクロック入力とする第1FF回路と、前記第1FF回路の出力を初期値から設定値まで繰り返しカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント値をデコードしたデコード出力を発生するデコーダと、前記デコード出力をデータ入力とし、前記第1FFの出力をクロック入力として、前記分周数制御信号を出力する第2FFを有することを特徴とする、請求項6ないし8記載のクロック生成システム。
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