JP2005033581A - フラクショナル−n方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ - Google Patents
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Abstract
【課題】高速かつ安定に動作するフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザを提供する。
【解決手段】基準信号を生成する基準発振源101、高周波信号を発生する電圧制御発振器5、高周波信号より同期信号を生成する帰還回路102、基準信号と同期信号を入力とする位相比較器3、位相比較器の出力を入力とし電圧制御発振器の制御信号を出力するループフィルタ4からなり、帰還回路102が、高周波信号を分周し同期信号を出力する2つ以上直列接続した可変分周器6a,6bと、これらの可変分周器に対してそれぞれに設けられ、クロック信号に従って外部からの設定データに応じてそれぞれの可変分周器の制御信号を出力する変調回路7a,7bとを含む。
【選択図】図1
【解決手段】基準信号を生成する基準発振源101、高周波信号を発生する電圧制御発振器5、高周波信号より同期信号を生成する帰還回路102、基準信号と同期信号を入力とする位相比較器3、位相比較器の出力を入力とし電圧制御発振器の制御信号を出力するループフィルタ4からなり、帰還回路102が、高周波信号を分周し同期信号を出力する2つ以上直列接続した可変分周器6a,6bと、これらの可変分周器に対してそれぞれに設けられ、クロック信号に従って外部からの設定データに応じてそれぞれの可変分周器の制御信号を出力する変調回路7a,7bとを含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線通信装置などに用いられるフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザに関するものである。
従来、基準信号を生成する基準発振源と、高周波信号を発生する電圧制御発振器と、前記高周波信号より同期信号を生成する帰還回路と、前記基準信号と前記同期信号を入力とする位相比較器と、前記位相比較器の出力を入力とし、前記電圧制御発振器の制御信号を出力するループフィルタとから構成されるフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ(以下、F−PLLシンセサイザ)がある。帰還回路は、高周波信号を分周し同期信号を出力する可変分周器と、クロック信号に従って外部からの設定データに応じてこの可変分周器へ制御信号を出力するΔΣ変調回路から構成されている(例えば非特許文献1参照)。
ΔΣ変調回路に起因する雑音電力の伝達関数H(f)の次数mをパラメータとした場合の、ΔΣ変調回路出力におけるクロック周波数で正規化した離調周波数に対するΔΣ変調動作に起因する雑音電力の関係を考慮すると、次数mを高めると雑音電力は離調周波数が高いほうへ移動することが分かる。離調周波数が高くなるほどPLLシンセサイザの閉伝達特性からの抑圧が容易となる(例えば非特許文献2参照)。
T.Riley著"Delta−Sigma Modulation In Fractional−N Frequency Synthesis"、 IEEE Journal of Solid−State Circuits、pp.553〜559、Vol.28、No.5、1993
B.Miller著"A Multiple modulator fractional divider"、44th Annual Symposium on Frequency Control、pp.559〜568、式(14)、IEEE、1990
以上のように雑音電力を高い離調周波数に移動するために、次数mを高めるとΔΣ変調回路の回路構成が複雑となる。結果、回路面積の拡大、消費電力の増加などの問題が生じる。
また低位相雑音化のために、位相比較周波数を高めると、ΔΣ変調回路のクロック周波数も高まる。ΔΣ変調回路を高速動作させた場合、次数mが高くなる程ΔΣ変調回路の回路構成が複雑となるため計算の処理時間が長くなる。計算の処理時間がクロック周波数の周期より遅くなった場合、ΔΣ変調回路として正常な動作ができなくなる問題がある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ΔΣ変調回路を用いたF−PLLシンセサイザにおいて、高速かつ安定に動作する回路を実現することを目的とする。
上記の目的に鑑み、この発明は、基準信号を生成する基準発振源と、高周波信号を発生する電圧制御発振器と、前記高周波信号より同期信号を生成する帰還回路と、前記基準信号と前記同期信号を入力とする位相比較器と、前記位相比較器の出力を入力とし、前記電圧制御発振器の制御信号を出力するループフィルタとからなるフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザにおいて、前記帰還回路が、前記高周波信号を分周し前記同期信号を出力する2つ以上直列接続した可変分周器と、これらの可変分周器に対してそれぞれに設けられ、クロック信号に従って外部からの設定データに応じてそれぞれの前記可変分周器の制御信号を出力する変調回路とを備えたことを特徴とするフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザにある。
以上のような構成のF−PLLシンセサイザとしたので、高速かつ安定に動作する回路を実現できる。
以下、この発明を各実施の形態に従って説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるF−PLLシンセサイザ(フラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ)を示す構成図である。このシンセサイザは、水晶発振器(XO)1、可変分周器(FD)2からなり基準信号を生成する基準発振源101と、高周波信号を発生する電圧制御発振器(VCO)5と、例えば2つの可変分周器(FD)6a、6bと2つのΔΣ変調回路7a、7bとからなり前記高周波信号より同期信号を生成する帰還回路102と、前記基準信号と前記同期信号を入力とする位相比較器(PD)3と、この位相比較器の出力を入力とし、電圧制御発振器5の制御信号を出力するループフィルタ(LF)4とからなる。出力端子8はF-PLLシンセサイザの出力端子である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるF−PLLシンセサイザ(フラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ)を示す構成図である。このシンセサイザは、水晶発振器(XO)1、可変分周器(FD)2からなり基準信号を生成する基準発振源101と、高周波信号を発生する電圧制御発振器(VCO)5と、例えば2つの可変分周器(FD)6a、6bと2つのΔΣ変調回路7a、7bとからなり前記高周波信号より同期信号を生成する帰還回路102と、前記基準信号と前記同期信号を入力とする位相比較器(PD)3と、この位相比較器の出力を入力とし、電圧制御発振器5の制御信号を出力するループフィルタ(LF)4とからなる。出力端子8はF-PLLシンセサイザの出力端子である。
動作を説明する。可変分周器2および6a、6bの分周数の初期値を与える制御信号は予め外部から入力される。帰還回路102の第1のΔΣ変調回路7aは外部から第1の設定データK1を入力し、第1の可変分周器6aの出力信号に同期してK1に対応した第1の制御信号を第1の可変分周器6aに出力する。第2のΔΣ変調回路7bは外部から第2の設定データK2を入力し、第2の可変分周器6bの出力信号に同期してK2に対応した第2の制御信号を第2の可変分周器6bに出力する。第1の可変分周器6aは電圧制御発振器5の出力信号を入力し、設定した分周数N1に応じて周波数分周した信号を第2の可変分周器6bに出力する。第2の可変分周器6bは第1の可変分周器6aの出力信号を入力し、設定した分周数N2に応じて周波数分周した信号を位相比較器3に出力する。
これにより帰還回路102では電圧制御発振器5の出力信号を入力し、設定した分周数N1、N2に応じて周波数分周された信号(周波数fv)を位相比較器3に出力する。可変分周器2では、基準発振器1の出力信号を入力し、外部から設定した分周数Rに応じて周波数分周した信号(周波数fr)を位相比較器3に出力する。位相比較器3では、可変分周器2および6bの出力信号を入力し、位相比較信号をループフィルタ4に出力する。ループフィルタ4では、位相比較器3の位相比較信号を入力し、平滑した位相比較信号を電圧制御発振器5に出力する。電圧制御発振器5では、周波数fvとfrとが等しくなるように動作し、高周波の出力信号をF−PLLシンセサイザの出力端子8および可変分周器6aに出力する。
次に、ΔΣ変調回路について説明する。図2はΔΣ変調回路7a、7bの一例を示す回路図である。図2においてΔΣ変調回路は、6つの加減算回路11a〜11f、2つの遅延回路12a〜12c、4つの乗算回路13a〜13d、1つの量子化回路14およびΔΣ変調回路の出力端子15からなる。
動作を説明する。加減算回路11a〜11fでは、2つの入力信号の和または差を出力する。2つの入力端子に”+”の記号が付いている場合、2つの入力信号の和を出力する。また1つの入力端子に”−”の記号が付いている場合、2つの入力信号の差を出力する。遅延回路12a〜12cは1クロック分入力データを保持してから出力する。図1の場合、可変分周器6a、6bの出力信号がΔΣ変調回路7a、7bのそれぞれクロック信号となる。乗算回路13a〜13dは、入力信号に固定の値を乗算した結果を出力する。量子化回路14は、入力信号が正の場合は1を、負の場合は−1をΔΣ変調回路の出力端子15に出力する。
F−PLLシンセサイザの出力周波数f0は(1)式で与えられる。N1は第1の可変分周器6aの初期値、N2は第2の可変分周器6bの初期値、M1はK1の上限値を与える第1のΔΣ変調回路7aの内部係数、M2はK2の上限値を与える第2のΔΣ変調回路7bの内部係数、frは位相比較周波数である。
f0=(N1+K1/M1)・(N2+K2/M2)・fr (1)
図3に、第2のΔΣ変調回路7bの出力におけるクロック周波数で正規化した離調周波数に対するΔΣ変調動作に起因する雑音電力を示す。第1および第2のΔΣ変調回路7a、7bはそれぞれ2次のΔΣ変調回路である。図3より、雑音電力は離調周波数の高いほうへ移動しており、すなわち図1の回路構成はΔΣ変調動作していることが分かる。また雑音電力の傾きは40dB/decである。2次のΔΣ変調回路単体での雑音電力の傾きは20dB/dec(非特許文献2の式(15)参照)であることから、図1の回路構成は、2次のΔ変調回路単体よりも雑音抑圧の効果が高いことが分かる。本回路構成により、低い次数の変調回路を用いて高次の雑音抑圧特性を得ることができるので、変調回路の回路構成が簡素化し、低消費電力動作が容易となる。
なお、実施の形態1で示した回路構成では、ΔΣ変調回路および可変分周器からなる組の数は2つであったが、3つ以上でも同様の効果を奏する。また、可変分周器には分周数(実際には分周比を大きくできない)に制限があるため、ΔΣ変調回路および可変分周器からなる組の数が2つ以上であれば、その他、例えば図1の波線で示すように、少なくとも1つの固定分周器60をF−PLLシンセサイザの帰還路に直列に設けてもよく、これにより分周比をより大きいものにすることができる。
一般的に次数mが2次以上ではΔΣ変調回路が不安定となる可能性がある(例えば湯川 彰 著、”オーバーサンプリングA−D変換技術”、pp.47、日経BP社、1990、参照)。よって全てのΔΣ変調器の次数mを2次以下とすることにより、ΔΣ変調器の回路構成によらずシンセサイザの安定動作を得ることができる。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2によるF−PLLシンセサイザを示す構成図である。図において、上記実施の形態と同一符号で示す部分については同一または相当部分を示し説明を省略する。
図4はこの発明の実施の形態2によるF−PLLシンセサイザを示す構成図である。図において、上記実施の形態と同一符号で示す部分については同一または相当部分を示し説明を省略する。
全体の動作は上記実施の形態と基本的に同一であり、この実施の形態では第1のΔΣ変調回路7aは外部から第1の設定データK1を入力し、第2の可変分周器6bの出力信号に同期してK1に対応した第1の制御信号を第1の可変分周器6aに出力する。第1のΔΣ変調回路7aの動作周波数を第2の可変分周器6bの出力周波数とすることで、第1のΔΣ変調回路7aの消費電力を下げることができる。
なお、実施の形態2で示した回路構成では、ΔΣ変調回路および可変分周器からなる組の数は2つであったが、3つ以上でも同様の効果を奏する。また、上記実施の形態と同様、ΔΣ変調回路および可変分周器からなる組の数が2つ以上であれば、その他、例えば図1の波線で示したように、少なくとも1つの固定分周器60をF−PLLシンセサイザの帰還路に直列に設けてもよく、これにより分周比をより大きいものにすることができる。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3によるF−PLLシンセサイザを示す構成図である。図において、上記実施の形態と同一符号で示す部分については同一または相当部分を示し説明を省略する。ここでは一方の変調回路としてパルススワロー形フラクショナル変調回路(Frac)21を設けた。
図5はこの発明の実施の形態3によるF−PLLシンセサイザを示す構成図である。図において、上記実施の形態と同一符号で示す部分については同一または相当部分を示し説明を省略する。ここでは一方の変調回路としてパルススワロー形フラクショナル変調回路(Frac)21を設けた。
全体の動作は上記実施の形態と基本的に同一であり、パルススワロー形フラクショナル変調回路21は外部から設定データK1を入力し、第1の可変分周器6aの出力信号に同期してK1に対応した第1の制御信号を第1の可変分周器6aに出力する。
上記非特許文献1の554頁の表1(TABLE1)で示されるように、パルススワロー形フラクショナル変調回路の出力信号には周期性が存在するため、高レベルのスプリアスが存在する。また、ΔΣ変調回路の出力信号には周期性がないため、高レベルのスプリアスが存在しない。従って、図5に示すようにパルススワロー形フラクショナル変調回路21とΔΣ変調回路7を組み合わせることでF−PLLシンセサイザ出力におけるスプリアスのレベルを抑圧することができる。
なお、実施の形態3で示した回路構成では、パルススワロー形フラクショナル変調回路および可変分周器からなる組の数は1つであったが、2つ以上でも同様の効果を奏する。またΔΣ変調回路および可変分周器からなる組およびパルススワロー形フラクショナル変調回路および可変分周器からなる組の数がそれぞれ1つ以上であれば、上記実施の形態と同様に、その他に、図1に示したように少なくとも1つの固定分周器60をF−PLLシンセサイザの帰還路に直列に設けてもよく、これにより分周比をより大きいものにすることができる。
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4によるF−PLLシンセサイザを示す構成図である。図において、上記実施の形態と同一符号で示す部分については同一または相当部分を示し説明を省略する。ここでは帰還回路102に、局部発振源31と周波数変換器32をさらに設けた。
図6はこの発明の実施の形態4によるF−PLLシンセサイザを示す構成図である。図において、上記実施の形態と同一符号で示す部分については同一または相当部分を示し説明を省略する。ここでは帰還回路102に、局部発振源31と周波数変換器32をさらに設けた。
次に動作を説明する。上記実施の形態1と同一または相当する動作については説明を省略する。周波数変換器32では、電圧制御発振器5の出力信号と局部発振源31の出力信号とを周波数混合し、差周波数となる出力信号を第1の可変分周器6aに出力する。
局部発振源31と周波数変換器32を用いて、第1の可変分周器6aの入力周波数を下げることで、第1および第2のΔΣ変調回路7a、7bの動作周波数を下げることができ、低消費電力化が図れる。また第1の可変分周器6aの入力周波数を下げることで、第1および第2の可変分周器6a、6bの分周数を下げることができ、位相雑音特性が改善できる。
なお、図7に示すように、周波数変換器32は2つの可変分周器6a、6bの間に設けても同様の効果を奏する。
なお、実施の形態4で示した回路構成では、ΔΣ変調回路および可変分周器からなる組の数は2つであったが、3つ以上でも同様の効果を奏する。また、ΔΣ変調回路および可変分周器からなる組の数が2つ以上であれば、上記実施の形態と同様にその他、例えば図1の波線で示したように、少なくとも1つの固定分周器60をF−PLLシンセサイザの帰還路に直列に設けてもよく、これにより分周比をより大きいものにすることができる。
この発明は各分野の無線通信装置のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザに適用でき、それぞれに高速かつ安定な動作を提供できる。
1 水晶発振器(XO)
2,6a,6b 可変分周器(FD)
3 位相比較器(PD)
4 ループフィルタ(LF)
5 電圧制御発振器(VCO)
7a,7b ΔΣ変調回路
8 F-PLLシンセサイザの出力端子
11a〜11f 加減算回路
12a〜12c 遅延回路
13a〜13d 乗算回路
14 量子化回路
15 ΔΣ変調回路の出力端子
21 パルススワロー形フラクショナル変調回路(Frac)
31 局部発振源
32 周波数変換器
60 固定分周器
101 基準発振源
102 帰還回路
2,6a,6b 可変分周器(FD)
3 位相比較器(PD)
4 ループフィルタ(LF)
5 電圧制御発振器(VCO)
7a,7b ΔΣ変調回路
8 F-PLLシンセサイザの出力端子
11a〜11f 加減算回路
12a〜12c 遅延回路
13a〜13d 乗算回路
14 量子化回路
15 ΔΣ変調回路の出力端子
21 パルススワロー形フラクショナル変調回路(Frac)
31 局部発振源
32 周波数変換器
60 固定分周器
101 基準発振源
102 帰還回路
Claims (7)
- 基準信号を生成する基準発振源と、高周波信号を発生する電圧制御発振器と、前記高周波信号より同期信号を生成する帰還回路と、前記基準信号と前記同期信号を入力とする位相比較器と、前記位相比較器の出力を入力とし、前記電圧制御発振器の制御信号を出力するループフィルタとからなるフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザにおいて、
前記帰還回路が、前記高周波信号を分周し前記同期信号を出力する2つ以上直列接続した可変分周器と、これらの可変分周器に対してそれぞれに設けられ、クロック信号に従って外部からの設定データに応じてそれぞれの前記可変分周器の制御信号を出力する変調回路とを備えたことを特徴とするフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。 - 前記変調回路に起因する雑音電力の伝達関数が2次以下であることを特徴とする請求項1に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
- 前記変調回路が前記制御信号の出力先の前記可変分周器の出力信号をクロック信号とし、外部からの設定データに応じて前記可変分周器の制御信号を出力するΔΣ変調回路からなることを特徴とする請求項1または2に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
- 前記変調回路が前記同期信号をクロック信号とし、外部からの設定データに応じて前記可変分周器の制御信号を出力するΔΣ変調回路からなることを特徴とする請求項1または2に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
- 前記変調回路が前記制御信号の出力先の前記可変分周器の出力信号をクロック信号とし、外部からの設定データに応じて前記可変分周器の制御信号を出力する少なくとも1つのΔΣ変調回路と少なくとも1つの位相アキュムレータを用いたパルススワロー形フラクショナル変調回路とからなることを特徴とする請求項1または2に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
- 前記帰還回路において、2つ以上直列接続された前記可変分周器に1つ以上の固定分周器を直列に接続したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
- 前記帰還回路において、局部発振源と、2つ以上直列接続された前記可変分周器に直列に接続され前記電圧制御発振器の出力信号と前記局部発振源の出力信号とを周波数混合し、差周波数となる出力信号を前記可変分周器に出力する周波数変換器を備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のフラクショナル−N方式の位相同期ループ形周波数シンセサイザ。
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