JPH09283624A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH09283624A
JPH09283624A JP9689396A JP9689396A JPH09283624A JP H09283624 A JPH09283624 A JP H09283624A JP 9689396 A JP9689396 A JP 9689396A JP 9689396 A JP9689396 A JP 9689396A JP H09283624 A JPH09283624 A JP H09283624A
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layer
adhesion layer
based adhesion
refractory metal
hole
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JP9689396A
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Hajime Yamagishi
肇 山岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細な開口径の接続孔9内底部に、TiN等
の密着層をステップカバレッジよく形成する。 【解決手段】 層間絶縁膜7上にTi系密着層8を形成
しておき、この積層構造に接続孔9を開口する。この
後、Ti系密着層8を逆スパッタリングして接続孔9底
部に再堆積Ti系密着層11を形成する。層間絶縁膜7
上のTi系密着層8は、後工程で除去する。 【効果】 単なるスパッタリングによる密着層形成と異
なり、原理的に再堆積Ti系密着層11は接続孔9底
部、特に底部の隅に堆積するので、バリア性に優れる。
またTi系密着層11側面はテーパ状に形状修正される
ので、ブランケットCVDタングステン等によるコンタ
クトプラグのステップカバレッジにも優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、さらに詳しくは、微細なデザインルールに基
づき設計される半導体装置の層間接続におけるコンタク
トプラグを、ステップカバレッジよく形成する際に好適
に適用できる半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI等の半導体装置のデザインルール
がハーフミクロンからクォータミクロンあるいはそれ以
下のレベルへと微細化し、かつ多層配線構造が多用され
るに伴い、配線層間を接続するための接続孔のアスペク
ト比も増大する傾向にある。例えば、0.18μmルー
ルの半導体装置においては、接続孔の開口径0.2μm
に対し、層間絶縁膜の厚さを0.8μm程度とすると、
アスペクト比は5に達する。かかる微細で高アスペクト
比の接続孔により、信頼性の高い多層配線構造を達成す
るには、接続孔内にTi、TiNあるいはTiW等のT
i系密着層を薄くコンフォーマルに形成した後、Al系
金属の高温スパッタリングや、WのCVDにより、上層
配線やコンタクトプラグを形成する方法が採用されつつ
ある。
【0003】通常、Ti層やTiN層を形成するために
は、バルクのTi金属をターゲット材料としたスパッタ
リングや、反応性スパッタリングが採用される。中で
も、例えば特開平6−140359号公報に開示されて
いる、スパッタリング粒子の垂直入射成分を高めたコリ
メーティッドスパッタリングや、ターゲット/基板間距
離をとった遠距離スパッタリングが注目されている。こ
れらのスパッタリング法によれば、従来のスパッタリン
グ法と比較してコンタクト抵抗の低減やバリア性の向上
等のメリットが確認されている。しかしこれらのスパッ
タリング方法は、スパッタリングされた粒子の被処理基
板への垂直入射成分を高めた手法であるため、アスペク
ト比の大きい微細な接続孔の肩部や、接続孔の底部周縁
に、膜厚が極端に薄い部分が不可避的に形成される。こ
の場合に、次工程でWのブランケットCVD等を施す
と、原料ガスであるWF6 が膜厚の薄い部分から浸入
し、下地材料層の浸食、Wの異常成長、あるいはTi系
密着層の剥離等の不都合が生じる場合がある。
【0004】コリメーション法等をも含めたこれらスパ
ッタリング方法では解決されないバリア層のステップカ
バレッジの問題を解決するため、被処理基板表面での化
学反応を利用したCVD法によるコンフォーマルなTi
系密着層の形成方法が期待されている。しかしながら、
原料ガスに塩化チタン等を用いるため、Ti系密着層内
の残留塩素による腐食の問題が指摘されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みて提案するものであり、微細な開口
径の接続孔底部におけるTi系密着層やコンタクトプラ
グのステップカバレッジを向上し、多層配線の信頼性を
高めた半導体装置の製造方法を提供することをその課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために提案するものであり、その第1の発明は、
下地導電材料層上に層間絶縁膜およびTi系密着層を形
成する工程、このTi系密着層および層間絶縁膜に、下
地導電材料層に臨む接続孔を開口する工程、このTi系
密着層の一部を逆スパッタリングして、接続孔の少なく
とも底部にこのTi系密着層を堆積するとともに、この
Ti系密着層の開口側面を順テーパ状に修正する工程、
全面に高融点金属層を形成する工程、この高融点金属層
およびTi系密着層をエッチバックして層間絶縁膜上か
ら除去するとともに、接続孔内部に高融点金属層を埋め
込む工程、を具備することを特徴とする。
【0007】また第2の発明になる半導体装置の製造方
法は、下地導電材料層上に層間絶縁膜およびTi系密着
層を形成する工程、このTi系密着層および層間絶縁膜
に、下地導電材料層に臨む接続孔およびパッドホールを
同時に開口する工程、このTi系密着層の一部を逆スパ
ッタリングして、接続孔およびパッドホールの少なくと
も底部にこのTi系密着層を堆積するとともに、このT
i系密着層の開口側面を順テーパ状に修正する工程、全
面に高融点金属層を形成する工程、この高融点金属層お
よびTi系密着層をエッチバックして層間絶縁膜上から
除去するとともに、接続孔内部に高融点金属層を埋め込
み、かつパッドホールの少なくとも側面に高融点金属層
を残す工程、を具備することを特徴とするものである。
【0008】つぎに作用の説明に移る。第1の発明にお
いては、層間絶縁膜上のTi系密着層を逆スパッタリン
グすることにより、接続孔底部や底部の側面近傍にこの
Ti系密着層が優先的に付着し、この後形成するコンタ
クトプラグや上層配線の密着性やバリア性を確保する。
またTi系密着層の開口側面はこの逆スパッタリングに
よりテーパ状に修正されるので、この後形成するコンタ
クトプラグや上層配線のステップカバレッジが向上す
る。第2の発明においては、第1の発明に加えてパッド
ホールをも同時に開口する。この際パッドホールは接続
孔に比較して開口面積が大きいので、高融点金属層はエ
ッチバックによりパッドホールの側面にのみに残留す
る。パッドホール側面の高融点金属層は、パッドホール
からの水分浸入を防止し、下地導電材料層の腐食を防止
する。なお本発明における下地導電材料層は、半導体装
置の不純物拡散層あるいは多結晶シリコンやAl系金属
等の下層配線のいずれであってもよい。したがって、本
発明における接続孔とは、コンタクトホールとヴァイア
ホールのいすれであってもよい。また本発明において逆
スパッタリングという用語は、ターゲット材料をスパッ
タリングして被処理基板上にターゲット材料を堆積する
のではなく、被処理基板そのものをArイオン(A
+ )等のイオン入射に曝すことにより、被処理基板表
面の構成材料層をスパッタリングし被処理基板表面を移
動して再堆積させる、あるいは被処理基板表面から一部
除去する工程、の意味で用いるものとする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例につき添付図面
を参照しながら説明する。
【0010】実施例1 本実施例は、下層配線にのぞむヴァイアホールとパッド
ホールを同時に開口し、このヴァイアホールにヴァイア
プラグを形成した例であり、これを図1および図2を参
照して説明する。本実施例で採用した被処理基板は、図
1(a)に示すようにシリコンからなる半導体基板1上
に例えばSiO2 からなる絶縁膜2と、下地導電材料層
となる下層配線3を形成してものである。なお図の左側
は配線領域、右側はパッド領域を示している。この下層
配線3は、一例として100nmの厚さのTiNからな
る下地メタル層4、500nmの厚さの主導電層である
Al−0.5%CuからなるAl系金属層5およびTi
Nからなる100nmの厚さのキャップメタル層6から
なる。これら各層は例えば下記マグネトロンスパッタリ
ング条件により成膜した。 下地メタル層およびキャップメタル層形成条件 ターゲット Ti Ar 33 sccm N2 66 sccm ガス圧力 0.35 Pa RFパワー 8.0 kW(13.56MHz) 被処理基板温度 200 ℃ Al系金属層形成条件 ターゲット Al−0.5%Cu Ar 33 sccm N2 66 sccm ガス圧力 0.35 Pa RFパワー 8.0 kW(13.56MHz) 被処理基板温度 200 ℃ この後、各層を塩素系ガスを用いた異方性エッチングに
より連続的にパターニングして下層配線3をパターニン
グした。なおキャップメタル層6は後工程で形成するブ
ランケットCVDによるWプラグとの低抵抗コンタクト
を得るためと、良好な密着性を得るため等の機能を有す
る。
【0011】つぎに常法により、プラズマCVDによる
SiO2 、SOGによる塗布絶縁膜等の積層構造の層間
絶縁膜7を形成する。この層間絶縁膜7は、レジスト塗
布膜との等速エッチバックや、化学的機械研磨等により
その表面を平坦化することが望ましい。層間絶縁膜7の
厚さは、下層配線3上で例えば0.8μmとした。続け
てTiNからなるTi系密着層8を200nmの厚さに
形成する。成膜条件は下地メタル層およびキャップメタ
ル層の形成条件と同じでよい。Ti系密着層8形成後の
被処理基板の状態を図1(b)に示す。
【0012】この後、Ti系密着層8上にレジストマス
ク(図示せず)を形成し、下層配線3に臨む接続孔9お
よびパッドホール10を開口する。Ti系密着層8およ
び層間絶縁膜7は、一例として下記RIE条件により連
続的にパターニングした。 Ti系密着層および層間絶縁膜パターニング条件 CHF3 35 sccm CHF3 50 sccm Ar 400 sccm N2 20 sccm ガス圧力 93.3 Pa RFパワー 1.3 kW(13.56MHz) 被処理基板温度 室温 パターニングを終了し、レジストマスクアッシング後の
被処理基板の状態を図1(c)に示す。接続孔9の開口
径は0.4μm、パッドホール10の開口径は100μ
m□とした。
【0013】この後、下記条件により、パターニングさ
れたTi系密着層8を逆スパッタリングする。 Ti系密着層逆スパッタリング条件 Ar 20 sccm ガス圧力 0.35 Pa RFパワー 0.6 kW(13.56MHz) 被処理基板温度 300 ℃ この逆スパッタリング工程においては、Ar+ の被処理
基板への入射により、まず接続孔9およびパッドホール
10底部のキャップメタル層6表面の自然酸化膜(図示
せず)が除去される。またTi系密着層8が逆スパッタ
リングされて、スパッタアウトされたTiN粒子は再堆
積Ti系密着層11となって接続孔9およびパッドホー
ル10の開口底部および開口側面の下部に堆積する。さ
らに、Ti系密着層8の側面はこの逆スパッタリングに
より順テーパ状に形状が修正される。Ti系密着層8の
逆スパッタリング過程を図1(d)に、逆スパッタリン
グ終了後の状態を図2(e)に示す。このTi系密着層
8の逆スパッタリングにより、パッドホール10はもと
より、特に接続孔9部分の側面の形状は緩やかな斜面の
テーパ形状に修正される。
【0014】つぎに、コンタクトプラグ材料として、一
例として下記ブランケットCVD条件により全面にWか
らなる高融点金属層12を600nmの厚さに形成す
る。 高融点金属層ブランケットCVD条件 WF6 40 sccm H2 400 sccm Ar 2250 sccm ガス圧力 10.7 kPa 被処理基板温度 450 ℃ 高融点金属層12形成後の被処理基板の状態は図2
(f)に示すように、接続孔9部分はステップカバレッ
ジよく埋め込まれて平坦な表面となるが、パッドホール
10部分は100μm□と開口面積が広いので、その形
状をなぞるように凹部が形成される。
【0015】つぎに高融点金属層12を一例として下記
RIE条件でエッチバックし、接続孔9内にその表面が
層間絶縁膜7表面と略同一平面、あるいは層間絶縁膜7
表面よりわずかに突出するように残すとともに、パッド
ホール10内には高融点金属層12を一部残す。この状
態を図2(g)に示す。 高融点金属層エッチバック条件 SF6 110 sccm Ar 90 sccm He 5 sccm ガス圧力 45.5 Pa RFパワー 275 W(13.56MHz) 被処理基板温度 室温
【0016】この後、露出したTi系密着層8を一例と
して下記RIE条件でエッチバックし、層間絶縁膜7表
面を露出する。 Ti系密着層エッチバック条件 Ar 75 sccm Cl2 5 sccm ガス圧力 6.5 Pa RFパワー 255 W(13.56MHz) 被処理基板温度 室温 続けて、コンタクトプラグ13およびパッドホール内に
残された高融点金属層12を下記RIE条件でオーバー
エッチングする。 高融点金属層オーバーエッチング条件 SF6 20 sccm Ar 10 sccm He 10 sccm ガス圧力 32.5 Pa RFパワー 70 W(13.56MHz) 被処理基板温度 室温 オーバーエッチング終了後の被処理基板の状態を図2
(h)に示す。パッドホール10の少なくとも側面に
は、高融点金属のサイドウォール14が残置形成されて
いる。
【0017】本実施例によれば、接続孔9内にコンタク
トプラグ13をステップカバレッジよく、平坦に埋め込
むことができる。また接続孔9底部には再堆積Ti系密
着層11が形成されているので、コンタクトプラグ13
は密着性に優れ、またコンタクト抵抗も小さい。一方パ
ッドホール10の底部にも再堆積Ti系密着層11が形
成されており、側面には高融点金属のサイドウォール1
4が残されているので、良好なボンディングが可能であ
り、耐湿性にも優れたボンディングパッド構造を提供す
ることができる。
【0018】実施例2 本実施例は、Ti系密着層をTi金属で形成したもので
あり、これを図1、図3および図2の一部を参照して説
明する。なお本実施例の被処理基板をはじめとする基本
構成は前実施例1に準じたものであるので、重複する説
明は省略し相違点のみを説明する。まず図1(a)に示
す被処理基板上に層間絶縁膜7を形成後、Ti系密着層
8として、下記スパッタリング条件によりTiを200
nmの厚さに形成する。 Ti系密着層形成条件 ターゲット Ti Ar 82 sccm ガス圧力 0.40 Pa RFパワー 3.0 kW(13.56MHz) 被処理基板温度 200 ℃ Ti系密着層8形成後の被処理基板の状態は図1(b)
である。この後の接続孔開口9およびパッドホール10
開口工程、およびTi系密着層8の逆スパッタリング工
程迄は前実施例と同様である。Ti系密着層8の逆スパ
ッタリング工程終了後の被処理基板の状態が図2(e)
である。
【0019】つぎに本実施例においては、再堆積Ti系
密着層11の表面酸化を防止するため、図2(e)の状
態の被処理基板を大気に露出することなく、直ちにTi
Nからなるキャッピング密着層15を下記マグネトロン
スパッタリング条件により例えば20nmの厚さに全面
に形成する。 キャッピング密着層形成条件 ターゲット Ti Ar 33 sccm N2 66 sccm ガス圧力 0.35 Pa RFパワー 8.0 kW(13.56MHz) 被処理基板温度 200 ℃ キャッピング密着層15が形成された被処理基板の状態
を、図3(a)に示す。キャッピング密着層15のステ
ップカバレッジは接続孔9内においてやや劣るが、本実
施例においては再堆積Ti系密着層11が存在するので
バリア性に問題が生じる虞れはない。
【0020】この後の工程、すなわち高融点金属層12
の形成工程、高融点金属層12およびTi系密着層8の
エッチバック工程は前実施例1と同様である。Ti系密
着層8上のキャッピング密着層15は、Ti系密着層8
のエッチバック工程時に同時に除去することができる。
高融点金属層12のオーバーエッチング終了後の状態を
図3(b)に示す。接続孔9およびパッドホール10内
部にはキャッピング密着層15が薄くコンフォーマルに
形成されている。本実施例によれば、実施例1の効果に
加え、Ti系密着層8をTi金属により形成したため、
コンタクトプラグ13の密着性はさらに良好となり、パ
ッドホール10でのボンディング性も良好である。また
キャッピング密着層15の存在のため接続孔におけるバ
リア性にも全く問題はない。
【0021】実施例3 前実施例1および2においては、下地導電材料層として
Al系金属配線を例示したが、半導体基板の不純物拡散
層としてもよい。これを図4を参照して説明する。
【0022】すなわち、シリコン等の半導体基板1に素
子間分離領域(図示せず)や不純物拡散層16を形成
後、例えばBPSGからなる絶縁膜2を常圧CVDによ
り例えば1.0μmの厚さに形成し、N2 雰囲気中で9
00℃で10minの熱処理を施す。この後Ti系密着
層8の形成、不純物拡散層16に臨む接続孔9の開口工
程、Ti系密着層8の逆スパッタリング工程、キャッピ
ング密着層15の形成工程は前実施例2と同様の工程に
より実施することができる。キャッピング密着層15形
成後の被処理基板の状態を図4に示す。
【0023】この後の工程、すなわち、高融点金属層1
2の形成から高融点金属層12のオーバーエッチング工
程までは、これも前実施例2に準拠して実施することが
できる。本実施例においてはパッドホールは存在しない
が、不純物拡散層16との密着性、バリア性にすぐれた
コンタクトプラグ13を平坦に埋め込み形成することが
できる。
【0024】以上、本発明の半導体装置の製造方法につ
き3例の実施例により説明を加えたが、本発明はこれら
実施例に限定されることなく各種の実施態様が可能であ
る。例えばTi系密着層としてTiNおよびTiを例示
したが、この他にもTiW等の合金やTiON等を採用
してもよい。高融点金属層としてWの他にMo、Ta等
を例示することができる。また接続孔9内にコンタクト
プラグ13を埋め込み形成する構造を例示したが、コン
タクトプラグと上層配線を一体化した配線構造であって
もよい。その他被処理基板の構造やスパッタリング条
件、逆スパッタリング条件、エッチバック条件等のプロ
セス条件は適宜変更が可能である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の半導体装置の製造方法によれば、Ti系密着層を逆ス
パッタリングして再堆積Ti系密着層を形成する新規な
構成により、微細な開口径の接続孔底部におけるTi系
密着層のステップカバレッジが向上する。したがって、
この後の工程で形成するコンタクトプラグをボイド等を
発生することなく埋め込み形成することができる。また
パッドホールを同時に形成すれば、このパッド部分にお
ける耐湿性を向上することもできる。このため、微細な
デザインルールに基づく半導体装置を信頼性高く製造す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1および実施例2の半導体装置の製造方
法の前半を、その製造工程順に説明する概略断面図であ
る。
【図2】実施例1の半導体装置の製造方法の後半を、そ
の製造工程順に説明する概略断面図である。
【図3】実施例2の半導体装置の製造方法の後半の工程
を、その製造工程順に説明する概略断面図である。
【図4】実施例3の工程の一部を説明する概略断面図で
ある。
【符号の説明】
1…半導体基板、2…絶縁膜、3…下層配線、4…下地
メタル層、5…Al系金属層、6…キャップメタル層、
7…層間絶縁膜、8…Ti系密着層、9…接続孔、10
…パッドホール、11…再堆積Ti系密着層、12…高
融点金属層、13…コンタクトプラグ、14…高融点金
属のサイドウォール、15…キャッピング密着層、16
…不純物拡散層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地導電材料層上に層間絶縁膜およびT
    i系密着層を形成する工程、 前記Ti系密着層および層間絶縁膜に、前記下地導電材
    料層に臨む接続孔を開口する工程、 前記Ti系密着層の一部を逆スパッタリングして、前記
    接続孔の少なくとも底部に前記Ti系密着層を堆積する
    とともに、前記Ti系密着層の開口面を順テーパ状に修
    正する工程、 全面に高融点金属層を形成する工程、 前記高融点金属層および前記Ti系密着層をエッチバッ
    クして前記層間絶縁膜上から除去するとともに、前記接
    続孔内部に前記高融点金属層を埋め込む工程、を具備す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 下地導電材料層上に層間絶縁膜およびT
    i系密着層を形成する工程、 前記Ti系密着層および層間絶縁膜に、前記下地導電材
    料層に臨む接続孔およびパッドホールを同時に開口する
    工程、 前記Ti系密着層の一部を逆スパッタリングして、前記
    接続孔および前記パッドホールの少なくとも底部に前記
    Ti系密着層を堆積するとともに、前記Ti系密着層の
    開口側面を順テーパ状に修正する工程、 全面に高融点金属層を形成する工程、 前記高融点金属層および前記Ti系密着層をエッチバッ
    クして前記層間絶縁膜上から除去するとともに、前記接
    続孔内部に前記高融点金属層を埋め込み、かつ前記パッ
    ドホールの少なくとも側面に前記高融点金属層を残す工
    程、を具備することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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