JPH09282040A - 半導体定電流供給回路 - Google Patents

半導体定電流供給回路

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JPH09282040A
JPH09282040A JP8086370A JP8637096A JPH09282040A JP H09282040 A JPH09282040 A JP H09282040A JP 8086370 A JP8086370 A JP 8086370A JP 8637096 A JP8637096 A JP 8637096A JP H09282040 A JPH09282040 A JP H09282040A
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JP
Japan
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semiconductor
constant current
transistor
supply circuit
temperature
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JP8086370A
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English (en)
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Akihiro Hanamura
昭宏 花村
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でありながら高温時のみS/N比
を向上させ高精度で高温動作させることができる半導体
定電流供給回路を提供すること。 【解決手段】 半導体基板上の接合分離型素子により構
成される差動対を有する半導体回路に電流を供給するも
のであり、前記半導体基板上に設けられた半導体定電流
供給回路において、前記半導体基板上に設けられ、前記
半導体基板の温度が所定の温度を越えると、前記差動対
を有する半導体回路への供給電流を増加するMOSトラ
ンジスタM1を有する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、自動車のエン
ジンルーム内などの高温環境に搭載するのに好適な接合
分離型半導体装置の定電流供給回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 従来の半導体基板上に形成された接合
分離型半導体装置としては、基板に形成された素子領域
と基板との接合部に対し、逆方向の電圧をかけることに
より接合部の電気的分離を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
した接合分離型半導体装置の場合、基板と素子領域の接
合部分には、僅かではあるが素子領域から基板に流れる
漏れ電流が存在しており、その大きさは温度の対数と接
合面積との積に比例している。このため、室温では無視
できるほど小さい漏れ電流も、高温になるに従って大き
くなり、S/N比の悪化となり無視できなくなる。例え
ばラテラルPNPトランジスタのHfe温度特性をみて
みると、図7の様になる。これはトランジスタのベース
に流れる信号電流以外にベース領域から基板に漏れ電流
が流れ、これらをあわせて信号増幅することになる。こ
のとき、漏れ電流が信号電流に比べ十分小さければ、ト
ランジスタの出力は信号電流により制御できるが、高温
になって漏れ電流が増加し、信号電流よりも大きくなっ
てしまうとトランジスタの出力は信号電流により制御不
可能となる。このため、接合分離型のデバイスを高温度
で動作させるためには、この漏れ電流を排除するか、信
号電流を漏れ電流より十分大きく設定する必要がある。
ただし、漏れ電流を排除するためには絶縁層分離のSO
I技術を用いなければならず、高価なものとなってしま
う。また、信号電流を漏れ電流より十分大きく設定した
場合、温度の低い時でも大きな信号電流を流さなければ
ならず、回路全体としては、大きな消費電流を浪費する
ことになってしまう。
【0004】この発明は、上記のような従来の問題点に
着目してなされたもので、その構成を半導体基板上の接
合分離型素子により構成される差動対を有する半導体回
路に電流を供給するものであり、前記半導体基板上に設
けられた半導体定電流供給回路において、前記半導体基
板上に設けられ、前記半導体基板の温度が所定の温度を
越えると、前記差動対を有する半導体回路への供給電流
を増加する手段を有することとすることにより、上記問
題点を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成する
ため、請求項1記載の発明では、半導体基板上の接合分
離型素子により構成される差動対を有する半導体回路に
電流を供給するものであり、前記半導体基板上に設けら
れた半導体定電流供給回路において、前記半導体基板上
に設けられ、前記半導体基板の温度が所定の温度を越え
ると、前記差動対を有する半導体回路への供給電流を増
加する手段を有する構成とした。また、請求項2記載の
発明では、前記半導体定電流供給回路は、エミッタ面積
が1:n(nはlより大きい自然数)のバイポーラトラ
ンジスタのカレントミラーを並列接続としたものであ
り、前記差動対を有する半導体回路と定電流源の間に挿
入された構成とした。また、請求項3記載の発明では、
前記半導体基板の温度が所定の温度を越えたことを検出
してオン、オフするトランジスタを、前記エミッタ面積
がnのトランジスタのエミッタまたはコレクタまたはベ
ース端子に直列に接続する構成とした。また、請求項4
記載の発明では、前記半導体定電流供給回路は、バイポ
ーラトランジスタのダーリントン接続とし、前記半導体
基板の温度が所定の温度を越えたことによりオン、オフ
するMOSトランジスタを、前記バイポーラトランジス
タのエミッタ、ベース端子間に挿入した構成とした。ま
た、請求項5記載の発明では、前記差動対を有する半導
体回路と前記定電流源との間にカレントミラーを挿入し
た前記半導体定電流供給回路において、前記カレントミ
ラーと並列となるように、PNPトランジスタを前記差
動対を有する半導体回路に接続し、前記PNPトランジ
スタのベース端子には、前記PNPトランジスタのベー
ス面積より大きな接合面積を有して、且つ、ベース形成
工程と同時に形成されたダイオードを接続した構成とし
た。
【0006】
【発明の実施の形態】 以下、本発明を適用した半導体
定電流供給回路の実施の形態を図面により説明する。図
1、図2は本発明の実施の形態1を説明する図であり、
図1は実施の形態1の回路構成を示すものであり、図2
は実施の形態1の回路バイアス電流の温度特性である。
本実施の形態1以降、コンパレータ回路を差動対を有す
る半導体回路の例として述べる。図1において、(A)
はコンパレータ回路であり、Q1−a、Q1−b、Q1
−cはコンパレータ回路(A)のカレントミラートラン
ジスタである。トランジスタQ1−bのコレクタ端子に
は差動増幅回路が接続されている。トランジスタQ1−
aはベース、コレクタ端子共通であり、その先はコレク
タ共通のトランジスタQ2、Q3が接続されている。ト
ランジスタQ2、Q3はエミッタ面積が1:nの比(n
は1より人きい自然数)になっており、またそれぞれの
ベース端子は共通で、その先にはトランジスタQ4のベ
ース端子に接続され、更にトランジスタQ4のコレクタ
端子にも接続されたカレントミラーを構成している。ト
ランジスタQ4のコレクタ端子の先には定電流源(1)
が接続されており、エミッタ端子はトランジスタQ2の
エミッタ端子と共通にグランド電位に接続している。ト
ランジスタQ3のエミッタ端子の先にはMOSトランジ
スタM1のドレイン端子が接続され、ソース端子はグラ
ンド電位に接続している。R1、R2は温度係数の異な
る抵抗であり、2つの抵抗を接続した点にはMOSトラ
ンジスタM1のゲート端子が接続されている。抵抗R1
の他端には温度依存性のない基準電圧源(2)が接続さ
れており、抵抗R2の他端はグランド電位に接続してい
る。このとき、MOSトランジスタM1をnMOSとす
れば、抵抗R3の温度係数は抵抗R4に比べて小さいも
のとする。
【0007】次に、実施の形態1の作用について説明す
る。図2において、通常の温度領域(I)においてはM
OSトランジスタM1がOFF状態となるものとする。
このときは定電流源(1)の電流がトランジスタQ4に
流れ、カレントミラートランジスタQ2にもエミッタ面
積に比例した定電流が流れる。簡単のため、カレントミ
ラートランジスタQ2、Q4のエミッタ面積は等しいも
のとする。また、この定電流がトランジスタQ1−aに
流れるため、コンパレータ回路(A)にも定電流源
(1)と等しい電流が供給される。抵抗R1、R2は分
圧抵抗であり、基準電圧源(2)の基準電圧Vaを分圧
してバイアス電圧Vbを得る。バイアス電圧Vbは正の
温度特性を持つため、MOSトランジスタM1のしきい
値に対して、抵抗R1、R2をある抵抗比に設定するこ
とにより、所定温度に上昇したときMOSトランジスタ
M1がON状態となる(過渡状態は温度領域(II))。
トランジスタQ2、Q3はエミッタ面積が1:nの比に
なっているため、MOSトランジスタM1がON状態と
なることにより、トランジスタQ1−aには定電流源
(1)のn+1倍の電流が流れる。これにより図2の様
に、所定温度に上昇したときコンパレータ回路(A)に
は定電流源(1)のn+1倍の電流が供給される。(温
度領域 (III))(実際にはMOSトランジスタM1の
ON抵抗があるため、n+1より小さな値となるが、漏
れ電流の影響が無視できる程度にnの値を大きく設定し
ておけば、MOSトランジスタM1による電流減少分は
本特許の主旨から無視できるため、n+lと記述す
る。)コンパレータ回路(A)はQ1−a、Q1−b、
Q1−がカレントミラーであるため、電流値が変化して
も、電流比は変化しない。このため、電流値が変化して
もオフセット電圧が変化することはない。以上説明して
きたように、この実施の形態1によれば、その構成を、
半導体基板上の接合分離型素子により構成される差動対
を有する半導体回路に電流を供給するものであり、前記
半導体基板上に設けられた半導体定電流供給回路におい
て、前記半導体基板上に設けられ、前記半導体基板の温
度が所定の温度を越えると、前記差動対を有する半導体
回路への供給電流を増加する手段を有することとするこ
とにより、通常温度領域ではコンパレータ回路(A)の
バイアス電流を小さくおさえながら、コンパレータ回路
(A)の消費電流を小さくできる。温度が上昇し、基板
への漏れ電流が大きくなった場合、コンパレータ回路
(A)のバイアス電流を増加させることにより、S/N
比を向上させ、高精度で高温動作させることができる。
定電流源と温度依存性のない基準電圧とによって電流を
決定しているので、電圧変動による影響が小さいという
効果が得られる。なお、MOSトランジスタM1がpM
OSのときは、抵抗R3の温度係数が抵抗R4に比べて
大きいものとするとにより、同様の効果が得られること
は当然である。
【0008】図3は本発明の実施の形態2の回路構成を
示すものである。本実施の形態2は、実施の形態1にお
いて、トランジスタQ3のエミッタ端子の先のMOSト
ランジスタM1をトランジスタQ5とし、抵抗R1、R
2を温度係数の等しい抵抗R3、R4とし、2つの抵抗
を接続した点にトランジスタQ5のベース端子を接続し
たものである。
【0009】次に実施の形態2の作用について説明す
る。実施の形態1の作用と通常の温度領域においては同
様である。抵抗R3、R4は分圧抵抗であり、基準電圧
源(2)の基準電圧Vaを分圧して、バイアス電圧Vb
を得る。トランジスタQ5のベース、エミッタ間電圧V
beは、−2mV/℃の温度特性を有しているので、エ
ミッタ間電圧Vbをある電位に設定することにより、所
定温度に上昇したときトランジスタQ5がON状態とな
る。以降も実施の形態1の作用と同様である。
【0010】以上説明してきたように、この実施の形態
2によれば、実施の形態1の効果に加え、バイポーラト
ランジスタのみであり、基準電圧を作る分割抵抗が1種
類の抵抗でよいため、製造工程が簡単であるという効果
が得られる。基準電圧を作る分割抵抗が1種類の抵抗を
用いるため、抵抗値の相対ばらつきを小さくでき、精度
がよい。更に、抵抗として、ポリシリコンを用いること
により、基板への漏れ電流の影響を排除できるという効
果が得られる。なお、トランジスタQ5はNPN、PN
Pのどちらでも同様の効果が得られることは当然であ
る。
【0011】図4は本発明の実施の形態3の回路構成を
示すものである。本実施の形態3は、実施の形態1にお
いて、トランジスタQ3のエミッタ端子とグランド間の
MOSトランジスタMlを排除し、代わりとしてMOS
トランジスタM2をトランジスタQ3のベース端子に直
列接続したものである。
【0012】実施の形態3の作用は実施の形態1の作用
と同様である。以上説明してきたように、この実施の形
態3によれば、実施の形態1の効果に加え、MOSトラ
ンジスタM2は信号電流を制御するので、面積を小さく
できるという効果が得られる。
【0013】図5は本発明の実施の形態4の回路構成を
示すものである。本実施の形態4は、実施の形態1にお
いて、トランジスタQ1−aのコレクタ端子の先の電流
切り換え回路において、コレクタ共通のトランジスタQ
6、Q7が接続されており、トランジスタQ6のエミッ
タ端子はトランジスタQ7のベース端子に接続ざれたダ
ーリントン接続を構成している。トランジスタQ6のベ
ース端子はトランジスタQ4のベース端子と共通のカレ
ントミラーを構成し、トランジスタQ7のエミッタ端子
はグランド電位に接続している。M2はMOSトランジ
スタであり、ドレイン端子をトランジスタQ6のベース
端子に、ソース端子をトランジスタQ6のエミッタ端子
に、ゲート端子を温度検出回路(3)の出力に接続して
いる。
【0014】次に、実施の形態4の作用について説明す
る。図5において、トランジスタQ6、Q7のエミッタ
面積を等しいものとし、通常の温度領域(I)において
はMOSトラジスタM2がON状態となるものとする。
このときはトランジスタQ4とトランジスタQ2がカレ
ントミラー構成となるため、定電流源(1)の電流と等
しい電流がトランジスタQ4、トランジスタQ2に流
れ、また、この定電流がトランジスタQ1−aに流れる
ため、コンパレータ回路(A)にも定電流源(1)と等
しい電流が供給される。今、基板温度がある所定温度に
上昇したとき、温度検出回路(3)から得られる出力が
反転して、MOSトランジスタM2がOFF状態となる
とする。これによりトランジスタQ6がON状態となる
ため、ダーリントン接続となり、トランジスタQ7には
定電流源(1)のHfeの電流が供給される。このため
トランジスタQl−aにも定電流源(1)のHfe倍の
電流が流れる。これにより図2の様に、所定温度に上昇
したときコンパレータ回路(A)には定電流源(1)の
Hfe倍の電流が供給される。(III)以上説明してきた
ように、この実施の形態4によれば、実施の形態1の効
果に加え、その構成を、MOSトランジスタM2がエミ
ッタ端子とベース端子に接続したダーリントン接続と
し、温度検出回路(3)の出力によりこのMOSトラン
ジスタM2がON/OFFするとしたため、実施の形態
1では、高温時にn倍の電流を供給するために、カレン
トミラートランジスタの面積をn倍のものを用いるのに
対し、面積を大きくせずにHfe倍の電流を供給するこ
とができるという効果が得られる。なお、MOSトラン
ジスタM2は11MOS、pMOSどちらでも同様の効
果が得られることは当然である。
【0015】図6は本発明の実施の形態5の回路構成を
示すものである。本実施の形態5は、実施の形態1にお
いて、トランジスタQ3をPNPトランジスタQ8と
し、ベース端子とグランドの間に接合ダイオードD1を
接続している。この接合ダイオードD1はトランジスタ
のベース形成工程と同時に基板に形成され、接合面積は
トランジスタQ8のベース面積よりは大きいものとす
る。
【0016】次に、実施の形態5の作用について説明す
る。図2の通常の温度領域(I)においては、定電流源
(1)とカレントミラートランジスタによって、トラン
ジスタQ1−aに定電流が流れる。一方、素子の接合分
離部分には漏れ電流が存在し、ダイオードD1の接合部
及び、PNPトランジスタQ8のベース部にも漏れ電流
があるが、接合面積が大きいダイオードD1の漏れ電流
のほうが大きい。このため、ダイオードD1とベース部
の漏れ電流の合計がPNPトランジスタQ8のベース電
流となり、PNPトランジスタQ8にはそのHfe倍の
電流が流れるが、ダイオードD1の漏れ電流のほうが優
勢となる。基板の温度が上昇すると、この漏れ電流によ
る電流が次第に増加し、図2の(II)領域となる。この
領域の場合、トランジスタのIcは温度の変化によら
ず、必ずHfeの動作可能領域にあるため、コンパレー
タ回路(A)は安定動作することができる。更に温度が
上昇してIcがHfeの右の肩まで来ると、Icが飽和
状態となって電流の増幅作用がなくなるため、コンパレ
ータ回路(A)供給電流は頭打ちとなり、図2の (III)
領域となる。
【0017】以上説明してきたように、この実施の形態
5によれば、その構成を、ダイオードD1の漏れ電流を
ベース電流とするPNPトランジスタQ8とカレントミ
ラーの定電流源(1)との並列接続とすることにより、
実施の形態1の効果に加えIcがHfeの範囲内である
温度範囲において、バイアス電流を供給できるため、広
い温度範囲における動作が可能である。また、この時、
必要以上に大きなIcを流さなくてよいため、消費電流
を抑制することができる。構成が非常に簡単で、厳密な
調整を必要としないため、安価である。また、構成が簡
単なため、小型であるという効果が得られる。
【0018】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更等があっても、本発明に含まれる。
【0019】
【発明の効果】 以上説明してきたようにこの発明によ
れば、その構成を、半導体基板上の接合分離型素子によ
り構成される差動対を有する半導体回路に電流を供給す
るものであり、前記半導体基板上に設けられた半導体定
電流供給回路において、前記半導体基板上に設けられ、
前記半導体基板の温度が所定の温度を越えると、前記差
動対を有する半導体回路への供給電流を増加する手段を
有することとしたことにより、通常温度領域ではコンパ
レータ回路のバイアス電流を小さくおさえながら、回路
の消費電流を小さくでき、一方、温度が上昇し、基板へ
の漏れ電流が大きくなった場合には、回路のバイアス電
流を増加させることにより、S/N比を向上させ、高精
度で高温動作させることができるもので、すなわち、構
成が非常に簡単な手段により、高温時におけるS/N比
の悪化を防止できるという効果が得られる。また、定電
流源と温度依存性のない基準電圧とによって電流を決定
しているので、電圧変動による影響が小さいという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の回路図である。
【図2】本発明の実施の形態1の動作を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2の回路図である。
【図4】本発明の実施の形態3の回路図である。
【図5】本発明の実施の形態4の回路図である。
【図6】本発明の実施の形態5の回路図である。
【図7】バイポーラトランジスタのHfe温度特性の図
である。
【符号の説明】
(1) 定電流源 (2) 低電圧源 (3) 温度検出回路 A コンパレータ回路 Q1〜Q8 バイポーラトランジスタ M1〜M3 MOSトランジスタ R1,R2 抵抗(温度係数が異なる) R3,R4 抵抗(温度係数が同一) D1 接合ダイオード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の接合分離型素子により構
    成される差動対を有する半導体回路に電流を供給するも
    のであり、前記半導体基板上に設けられた半導体定電流
    供給回路において、前記半導体基板上に設けられ、前記
    半導体基板の温度が所定の温度を越えると、前記差動対
    を有する半導体回路への供給電流を増加する手段を有す
    ることを特徴とする半導体定電流供給回路。
  2. 【請求項2】 前記半導体定電流供給回路は、エミッタ
    面積が1:n(nは1より大きい自然数)のバイポーラ
    トランジスタのカレントミラーを並列接続としたもので
    あり、前記差動対を有する半導体回路と定電流源の間に
    挿入された構成としたことを特徴とする請求項1記載の
    半導体定電流供給回路。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板の温度が所定の温度を越
    えたことを検出してオン、オフするトランジスタを、前
    記エミッタ面積がnのトランジスタのエミッタまたはコ
    レクタまたはベース端子に直列に接続する構成としたこ
    とを特徴とする請求項2記載の半導体定電流供給回路。
  4. 【請求項4】 前記半導体定電流供給回路は、バイポー
    ラトランジスタのダーリントン接続とし、前記半導体基
    板の温度が所定の温度を越えたことによりオン、オフす
    るMOSトランジスタを、前記バイポーラトランジスタ
    のエミッタ、ベース端子間に挿入した構成としたことを
    特徴とする請求項1記載の半導体定電流供給回路。
  5. 【請求項5】 前記差動対を有する半導体回路と前記定
    電流源との間にカレントミラーを挿入した前記半導体定
    電流供給回路において、前記カレントミラーと並列とな
    るように、PNPトランジスタを前記差動対を有する半
    導体回路に接続し、前記PNPトランジスタのベース端
    子には、前記PNPトランジスタのベース面積より大き
    な接合面積を有して、且つ、ベース形成工程と同時に形
    成されたダイオードを接続したことを特徴とする請求項
    1記載の半導体定電流供給回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017117392A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 Simplex Quantum株式会社 電流源回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017117392A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 Simplex Quantum株式会社 電流源回路
WO2017110555A1 (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 Simplex Quantum株式会社 電流源回路

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