JPH09279219A - はつり装置 - Google Patents

はつり装置

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JPH09279219A
JPH09279219A JP11965296A JP11965296A JPH09279219A JP H09279219 A JPH09279219 A JP H09279219A JP 11965296 A JP11965296 A JP 11965296A JP 11965296 A JP11965296 A JP 11965296A JP H09279219 A JPH09279219 A JP H09279219A
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JP
Japan
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arm
breaker
link
cylinder
tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP11965296A
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English (en)
Inventor
Shigenobu Suzuki
重信 鈴木
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CAP TOP ENG KK
Original Assignee
CAP TOP ENG KK
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Publication date
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  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 危険、劣悪な環境におけるはつり作業をなく
す。 【解決手段】 下部走行体12には、旋回装置14を介
して上部旋回体16が設けてあり、この上部旋回体16
にアーム18が枢着してある。アーム18は、アームシ
リンダ20によって矢印22のように起伏する。アーム
18の先端には、ブラケット23を介してブレーカ24
が取り付けてある。また、アーム18とブラケット23
とは、リンク40と円弧リンク42とを介して接続して
あり、リンク機構38を構成している。そして、ブレー
カ24は、アーム18に取り付けたブレーカシリンダ4
4によってリンク機構38を介して矢印26のように、
上下方向に揺動するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、はつり装置に係
り、特に銅滓運搬車の銅滓槽内壁に設けた耐火煉瓦を除
去するのに好適なはつり装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製銅メーカでは、溶けた銅より析出する
銅滓(通称「ノロ」)を捨場に運搬するのに専用の銅滓
運搬車を使用している。この銅滓運搬車は、円筒形の鋼
製容器の内面に耐火煉瓦を固着した構造となっており、
初期は耐火煉瓦を傷めないように冷えた銅滓のみを除去
する「はつり作業」を行い、次いで耐火煉瓦が劣化する
とこれを除去して新たな耐火煉瓦を貼り付けるようにし
ている。そして、銅滓や耐火煉瓦を除去するはつり作業
は、現在、作業員が円筒形容器内に入ってブレーカを使
用して行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、耐火煉瓦の
はつり作業は、小さな出入口を介して狭い空間である円
筒形の容器内で行うため、大きな振動、騒音と多量の粉
塵とを伴う危険、劣悪な作業環境の中での作業となって
いる。このため、作業員を劣悪な作業環境から解放でき
るはつり装置の開発が望まれている。
【0004】本発明は、上記要請に鑑みてなされてもの
で、危険、劣悪な環境におけるはつり作業をなくすこと
ができるはつり装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るはつり装置は、走行体上に設けられ
て水平面内で回転可能は旋回体と、この旋回体に起伏可
能に取り付けたアームと、このアームの先端に枢着した
ブレーカと、このブレーカと前記アームとを連結してリ
ンク機構を構成する一対のリンクと、前記旋回体に設け
られ、前記アームを起伏させるアームシリンダと、前記
アームに設けられ、前記一対のリンクを介して前記ブレ
ーカを上下方向に揺動させるブレーカシリンダと、前記
旋回体、前記アームシリンダ、前記ブレーカシリンダを
介して、前記ブレーカの先端を所望位置に移動可能な遠
隔操縦手段とを有する構成にしてある。一対のリンク
は、基端部をアームに枢着した直線状のリンクと、一端
が前記ブレーカに接続され、他端が直線状リンクの先端
に接続されるとともに、移動軌跡に沿って湾曲して形成
された円弧状リンクとから構成できる。
【0006】
【作用】上記のごとく構成した本発明は、遠隔操縦によ
ってはつり作業を行うことができるため、作業員が大き
な振動、騒音や多量の粉塵の発生する円筒容器内に直接
入る必要がなく、作業員を危険、劣悪な作業環境から解
放することができる。また、本発明においては、リンク
機構を介してブレーカを上下方向に揺動させるようにし
ているため、ブレーカシリンダの小さなストロークによ
ってブレーカを大きく揺動させることができ、ブレーカ
自身も伸縮機構をもっているので、装置の小型化が図れ
て銅滓運搬車の円筒容器のような狭い作業空間において
も容易にはつり作業を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係るはつり装置の好まし
い実施の形態を、添付図面にしたがって詳細に説明す
る。
【0008】図1は、本発明の実施の形態に係るはつり
装置の側面図である。図において、はつり装置10は、
クローラを備えた下部走行体12の上部中央に、旋回装
置14を介して上部旋回体16が設けてあって、通常の
油圧ショベルの車両と同様に構成してある。そして、上
部旋回体16の先端付近上部には、アーム18が枢着し
てある。また、上部旋回体16のアーム18より先端側
下方には、アームシリンダ20のヘッド部が枢着してあ
って、このアームシリンダ20のロッドがブラケットを
介してアーム18の先端付近下部に枢着してあり、アー
ムシリンダ20のロッドを伸縮することにより、アーム
18を矢印22のように起伏することができるようにな
っている。すなわち、アームシリンダ20のロッドを引
き込むことにより、アーム18を図2の実線に示した状
態から、同図の2点鎖線に示したように倒すことができ
るようになっているとともに、ロッドを伸長することに
より、図3に示したようにアーム18を立てることがで
きるようになっている。
【0009】アーム18は、狭い作業空間に適合できる
ように通常の油圧ショベルより短く形成してあって、先
端にブレーカ24を固定したブラケット23の下端部が
枢着してあって、ブレーカ24を矢印26のように上下
方向に揺動できるようなっている。このブレーカ24
は、圧縮空気によって作動するようになっていて、銅滓
運搬車の円筒状銅滓槽28の内面に取り付けた耐火煉瓦
30に貼り付いた銅滓をはつりするもので、ブレーカ本
体32の先端に設けたチゼル34を所望位置に移動させ
てはつり作業を行うことができるようになっている。ま
た、ブレーカ本体32を取り付けた台座36にはスライ
ド機構が設けてあって、ブレーカ作業の進行とともにブ
レーカ本体32が台座36上を前方に移動し、チゼル3
4を深く差し込むことができるようになっている。そし
て、ブレーカ24を取り付けたブラケット23とアーム
18とは、リンク機構38の構成要素となっている。
【0010】すなわち、リンク機構38は、直線状に形
成したリンク40と円弧状に形成した円弧リンク42と
を有し、リンク40の基端部がアーム18の上端部に枢
着してあり、リンク40の先端に円弧リンク42の一端
が枢着してあるとともに、円弧リンク42の他端がブラ
ケット23の上部に枢着してあって4節リンク機構とな
っている。そして、円弧リンク42は、円弧がブレーカ
24を上下方向に揺動させた際の円弧リンク42の軌跡
に沿うように形成してあって、上方が凸となるように配
置してある(図2参照)。さらに、リンク40の中間部
には、ヘッド側をアーム18の基端側上部にブラケット
を介して枢着したブレーカシリンダ44のロッドが枢着
してあって、このブレーカシリンダを作動させることに
より、リンク機構38を介してブレーカ24を矢印26
のように揺動させることができるようになっている。す
なわち、ブレーカシリンダ44のロッドを引き込むこと
により、ブレーカ24を図2の実線に示した状態から、
同図の2点鎖線に示したように時計方向に揺動させてチ
ゼル34を上方に向けることができるとともに、ブレー
カシリンダ44のロッドを伸長することにより、図3に
示したように、アーム18を立てた状態でチゼル34を
下方に向けることができるようにしてある。
【0011】一方、上部旋回体16の適宜の箇所には、
はつり装置10の前方を照射できるライト46が設けて
あるとともに、はつり装置10の前方を撮像するテレビ
カメラ47が設けてある。また、上部旋回体16には、
下部走行体12の走行制御、ブレーカ24の制御等を行
う制御装置52が内部に設けてあるとともに、操作室5
0との間で情報の送受信を行い、操作室50側から送ら
れてきた各種指令を図示しない送受信機を介して制御装
置52に与える送受信用アンテナ48が設置してある。
そして、操作室50には、テレビカメラ47によって撮
像した画像を映し出すモニタテレビ54が設置してある
とともに、図示しないオペレータがはつり装置10を操
作するための遠隔操縦装置56が設けてある。これらの
操縦装置56とモニタテレビ54とは、アンテナ58と
ともに送受信機60に接続してある。
【0012】このように構成した実施の形態の作用は、
次のとおりである。はつり装置10に設けたライト46
を点灯して前方を照射するとともに、テレビカメラ47
によって前方を撮像する。テレビカメラ47の撮像した
画像は、制御装置52、アンテナ48を介して操作室5
0に送信され、アンテナ58、送受信機60を介してモ
ニタテレビ54に映し出される。そして、オペレータ
は、モニタテレビ54の画像を見ながら操縦装置56を
操作し、はつり装置10を横向きにした銅滓槽28の出
入口から銅滓槽28内に進入させる。
【0013】すなわち、操縦装置56から発せられた各
種の指令は、送受信機60を介してアンテナ58からは
つり装置10に発信され、アンテナ48を介して制御装
置52に与えられる。制御装置52は、与えられた指令
に基づいて下部走行体12を駆動してはつり装置10を
銅滓槽28内に進入させる。その後、オペレータは、操
縦装置56を操作してブレーカ24を起動するととも
に、旋回装置14、アームシリンダ20、旋回シリンダ
44を作動させ、ブレーカ24のチゼル34を図3に示
したように所望位置に移動させて耐火煉瓦30のはつり
作業を行う。
【0014】このように、実施の形態においては、自走
するはつり装置10を遠隔操作して銅滓槽28に進入さ
せ、ブレーカ24によって耐火煉瓦30のはつりを行う
ことができるため、作業員が直接銅滓槽28内に入る必
要がなく、はつり作業の安全性を向上することができる
とともに、劣悪な環境化における作業をなくすことがで
きる。しかも、実施形態においては、リンク40と円弧
リンク42とを有するリンク機構38を介してブレーカ
24を上下方向に揺動させるようにしているため、ブレ
ーカシリンダ44の小さなストロークによってブレーカ
24を大きく揺動させることが可能で、はつり装置10
をコンパクトにすることができる。
【0015】なお、前記の実施形態においては、テレビ
カメラ47を上部旋回体16に設けた場合について説明
したが、ブレーカ24に取り付けてもよい。そして、テ
レビカメラ47をブレーカ24に取り付けると、チゼル
34の位置をより容易に確認することができ、はつり作
業を容易に行える。また、前記実施の形態においては、
アーム18、ブラケット23とともにリンク機構を構成
している一対のリンク40、42の一方を円弧状のリン
ク42とした場合について説明したが、円弧リンク42
を直線状リンクにしてもよい。さらに、テレビカメラ4
7の映像を常に鮮明にするために、ブレーカ24に供給
している圧縮空気をテレビカメラ47の前面に噴射し、
粉塵によるカメラレンズの汚れを防止するようにしても
よい。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、遠隔操縦によってはつり作業を行うことができるた
め、作業員が大きな振動、騒音や多量の粉塵の発生する
円筒容器内に直接入る必要がなく、作業員を危険、劣悪
な作業環境から解放することができる。また、本発明に
おいては、リンク機構を介してブレーカを上下方向に揺
動させるようにしているため、ブレーカシリンダの小さ
なストロークによってブレーカを大きく揺動させること
ができ、装置の小型化が図れて銅滓運搬車の円筒容器の
ような狭い作業空間においても容易にはつり作業を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るはつり装置の側面図
である。
【図2】実施の形態に係るはつり装置の動作の説明図で
ある。
【図3】実施の形態に係るはつり装置による耐火煉瓦の
はつり作業の状態を示す側面図である。
【符号の説明】 10 はつり装置 12 下部走行体 16 上部旋回体 18 アーム 20 アームシリンダ 24 ブレーカ 28 銅滓槽 30 耐火煉瓦 38 リンク機構 40 リンク 42 円弧リンク 44 ブレーカシリンダ 46 ライト 47 テレビカメラ 56 遠隔操縦手段(遠隔操縦装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体上に設けられて水平面内で回転可
    能は旋回体と、この旋回体に起伏可能に取り付けたアー
    ムと、このアームの先端に枢着したブレーカと、このブ
    レーカと前記アームとを連結してリンク機構を構成する
    一対のリンクと、前記旋回体に設けられ、前記アームを
    起伏させるアームシリンダと、前記アームに設けられ、
    前記一対のリンクを介して前記ブレーカを上下方向に揺
    動させるブレーカシリンダと、前記旋回体、前記アーム
    シリンダ、前記ブレーカシリンダを介して、前記ブレー
    カの先端を所望位置に移動可能な遠隔操縦手段とを有す
    ることを特徴とするはつり装置。
  2. 【請求項2】 前記一対のリンクは、基端部を前記アー
    ムに枢着した直線状のリンクと、一端が前記ブレーカに
    接続し、他端が前記直線状リンクの先端に接続されると
    ともに、移動軌跡に沿って湾曲して形成された円弧状リ
    ンクとからなることを特徴とする請求項1に記載のはつ
    り装置。
JP11965296A 1996-04-17 1996-04-17 はつり装置 Pending JPH09279219A (ja)

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JP11965296A JPH09279219A (ja) 1996-04-17 1996-04-17 はつり装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003500029A (ja) * 1999-05-25 2003-01-07 レリー ホールディング アクテェンゲゼルシャフト 畜舎または牧草地で使用される無人車両
KR101668239B1 (ko) * 2015-07-27 2016-10-28 주식회사 쵸이스테크 죠 크러셔 안전장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003500029A (ja) * 1999-05-25 2003-01-07 レリー ホールディング アクテェンゲゼルシャフト 畜舎または牧草地で使用される無人車両
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