JPH09277621A

JPH09277621A - 画像出力装置及びその方法及びコンピュータ可読メモリ

Info

Publication number: JPH09277621A
Application number: JP8095619A
Authority: JP
Inventors: Joji Oki; 丈ニ大木
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1996-04-17
Filing date: 1996-04-17
Publication date: 1997-10-28

Abstract

(57)【要約】【課題】１ページを複数のバンドに分割して処理するプ
リンタにおいて、印刷オーバランを効率的に防止する。【解決手段】印刷データを受信（Ｓ２０２）すると、印
刷データに含まれるコマンドを解析し、該コマンドが排
紙命令であるか否かを判断し（Ｓ２０３）、排紙命令で
あれば描画・印刷処理（Ｓ２０８）を行ない、排紙命令
以外であれば、ディスプレイリストを生成（Ｓ２０４）
し、そのディスプレイリストに基づいてバンドメモリに
画像を描画するのに要する時間を算出（Ｓ２０５）し、
それに基づいて該当するバンドの描画に要する時間（バ
ンド描画時間）を算出（Ｓ２０６）し、バンド描画時間
がバンドメモリから全画像データを読出すために要する
時間（バンド出力時間）を越えるか否か、すなわち印刷
オーバランが発生する可能性があるか否かを判断し（Ｓ
２０７）、印刷オーバランの可能性がある場合には描画
時間を短縮するようにディスプレイリストを変換する
（Ｓ２０９）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像出力装置及び
その方法及びコンピュータ可読メモリに係り、特に、１
ページを複数のバンドに分割し、描画メモリにバンド単
位に順次画像を描画し、描画した画像に基づいて順次出
力媒体上に画像を出力する画像出力装置及びその方法及
びその制御に供するコンピュータ可読メモリに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、描画メモリの容量を削減するた
め、１ページを複数のバンドに分割した各バンドに相当
する容量を有する２つのバンドメモリ（描画メモリ）を
備え、一方のバンドメモリより画像データをプリンタエ
ンジンに供給する際に、他方のバンドメモリに次のバン
ドの画像を描画するような制御を繰り返して１ページの
画像を形成するプリンタがあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のプリンタにおいては、描画の内容が複雑な場合
に、一方のバンドメモリよりプリンタエンジンに画像デ
ータを供給中に、他方のバンドメモリに対する描画が完
了しない場合が起こり得る。このような状態を印刷オー
バーランといい、所望の画像が出力されないことは言う
までもない。

【０００４】印刷オーバランを解決する方法としては、
印刷オーバランが発生しそうな場合には、バンドメモリ
に描画した画像を補助記憶装置等に順次保持し、１ペー
ジ分の画像データを予め生成した上で、その画像データ
をプリンタエンジンに供給する方法が考えられる。

【０００５】しかし、この場合、１ページ分の画像デー
タ（ラスタデータ）を保持する必要があり、結局、必要
とするメモリ資源の容量を増大させることになる。ま
た、１ページ分の画像データを生成した後に、それをプ
リンタエンジンに供給するため、印刷処理が遅延する。

【０００６】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、印刷オーバランを効率的に防止する
ことを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の画像出力装置
は、１ページを複数のバンドに分割し、描画メモリにバ
ンド単位に順次画像を描画し、描画した画像に基づいて
順次出力媒体上に画像を出力する画像出力装置であっ
て、各バンドの画像の描画に供する描画用データを取得
する取得手段と、各バンドの前記描画用データに基づい
て前記描画メモリに画像を描画するために要するバンド
描画時間を算出する算出手段と、前記バンド描画時間が
所定時間を越える場合に、前記バンド描画時間が短縮さ
れるように前記描画用データを変換する変換手段と、１
ページ分の前記描画用データを一時的に保持するための
保持手段と、前記保持手段に保持された１ページ分の前
記描画用データに基づいて順次各バンドの画像を前記描
画メモリに描画する描画手段と、前記描画メモリに描画
された画像に基づいて順次出力媒体上に画像を形成し、
１ページ分の画像を合成する画像形成手段とを備える。

【０００８】本発明の画像出力装置において、前記変換
手段は、前記描画メモリに描画された１バンド分の画像
を前記画像形成手段に供給するのに要するバンド供給時
間を越える前記バンド描画時間を要するバンドに関する
前記描画用データを描画時間を短縮できる形態に変換す
ることが好ましい。

【０００９】本発明の画像出力装置において、前記描画
メモリは、１バンドに相当する画像を描画可能な容量を
有する２つのバンドメモリを含み、前記描画手段により
一方のバンドメモリに対して画像を描画中は、他方のバ
ンドメモリより前記画像形成手段に画像を供給する動作
を繰り返し、１ページ分の画像を合成することが好まし
い。

【００１０】本発明の画像出力装置において、前記描画
用データは描画オブジェクトを含むことが好ましい。

【００１１】本発明の画像出力装置において、前記変換
手段は、前記バンド描画時間を短縮すべきバンドに関す
る前記描画用データに含まれる描画オブジェクトが圧縮
されている場合に、その描画オブジェクトを伸張するこ
とが好ましい。

【００１２】本発明の画像出力装置において、前記変換
手段は、前記バンド描画時間を短縮すべきバンドに関す
る前記描画用データに含まれる描画オブジェクトが描画
に際して加工を要する描画オブジェクトである場合に、
当該描画オブジェクトを加工することが好ましい。

【００１３】本発明の画像出力装置において、前記描画
用データに含まれる描画オブジェクトは、文字パターン
であることが好ましい。

【００１４】本発明の画像出力装置において、前記変換
手段は、前記バンド描画時間を短縮すべきバンドに関す
る前記描画用データの全部または一部が圧縮されている
場合に、その圧縮されたデータを伸張することが好まし
い。

【００１５】本発明の画像出力装置は、１ページを複数
のバンドに分割し、描画メモリにバンド単位に順次画像
を描画し、描画した画像に基づいて順次出力媒体上に画
像を出力する画像出力方法であって、各バンドの画像の
描画に供する描画用データを取得する取得工程と、各バ
ンドの前記描画用データに基づいて前記描画メモリに画
像を描画するために要するバンド描画時間を算出する算
出工程と、前記バンド描画時間が所定時間を越える場合
に、前記バンド描画時間が短縮されるように前記描画用
データを変換する変換工程と、１ページ分の前記描画用
データを一時的に保持するための保持工程と、前記保持
工程において保持された１ページ分の前記描画用データ
に基づいて順次各バンドの画像を前記描画メモリに描画
する描画工程と、前記描画メモリに描画された画像に基
づいて順次出力媒体上に画像を形成し、１ページ分の画
像を合成する画像形成工程とを備える。

【００１６】本発明のコンピュータ可読メモリは、１ペ
ージを複数のバンドに分割し、描画メモリにバンド単位
に順次画像を描画し、描画した画像に基づいて順次出力
媒体上に画像を出力する画像出力装置の制御プログラム
コードを収めたコンピュータ可読メモリであって、各バ
ンドの画像の描画に供する描画用データを取得する取得
工程のコードと、各バンドの前記描画用データに基づい
て前記描画メモリに画像を描画するために要するバンド
描画時間を算出する算出工程のコードと、前記バンド描
画時間が所定時間を越える場合に、前記バンド描画時間
が短縮されるように前記描画用データを変換する変換工
程のコードと、１ページ分の前記描画用データを一時的
に保持するための保持工程のコードと、前記保持工程に
おいて保持された１ページ分の前記描画用データに基づ
いて順次各バンドの画像を前記描画メモリに描画する描
画工程のコードと、前記描画メモリに描画された画像に
基づいて順次出力媒体上に画像を形成し、１ページ分の
画像を合成する画像形成工程のコードとを備える。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好適な実施の形態を説明する。

【００１８】図１は、本実施の形態のプリンタシステム
の構成例を示すブロック図である。ホストコンピュータ
１９０は、印刷データや制御コマンドを生成し、供給す
る情報処理装置の一例である。ホストコンピュータ１９
０より供給される印刷データは、通信部１１０において
受信され、受信バッファ１１１に一時的に保持され、制
御部１７０により順次読み出される。

【００１９】制御部１７０は、制御プログラム１２１に
基づいて印刷処理を制御する。印刷処理の詳細は後述す
る。なお、制御プログラム１２１は、例えば、フロッピ
ーディスク等の外部メモリ１３０に収めて供給されても
良い。

【００２０】フォントＲＯＭ１５０は、フォントデータ
を保持したＲＯＭであり、制御部１７０は、文字パター
ンの生成に際して、フォントＲＯＭ１５０を参照する。
ＲＡＭ１６０は、ディスプレイリストを格納するディス
プレイリスト格納部１６１、各々１つのバンドに相当す
る容量を有する２つのバンドメモリ１６２及び１６３、
その他制御部１７０のワークメモリとして使用する領域
を有する。２つのバンドメモリ１６２及び１６３は、一
方のバンドメモリに対して描画を実行中は、他方のバン
ドメモリの画像データをプリンタエンジン１４０に対し
て出力する動作を繰り返しながら使用され、これによ
り、１ページ分の画像を連続した描画・出力することを
可能としている。

【００２１】図２は、制御プログラム１２１に基づいて
制御部１７０により実行される印刷処理の流れを示すフ
ローチャートである。

【００２２】ステップＳ２０１では、ディスプレイリス
ト格納部１６１、バンドメモリ１６１及び１６２を初期
化する。ステップＳ２０２では、通信部１１０を制御し
て、ホストコンピュータ１９０より印刷データを受信
し、受信バッファ１１１に格納する。

【００２３】ステップＳ２０３では、受信バッファ１１
１に格納された印刷データに含まれるコマンドを読み込
んで解析し、該コマンドが排紙命令であるか否かを判断
し、排紙命令であればステップＳ２０８に進み、排紙命
令以外であればステップＳ２０４に進む。ステップＳ２
０４では、読み込んだコマンドに基づいてディスプレイ
リストを生成（描画の最小単位を生成）し、ディスプレ
イリスト格納部１６１に格納する。

【００２４】ステップＳ２０５では、生成した最小単位
のディスプレイリストに基づいてバンドメモリに画像を
描画するのに要する描画時間をテーブルを参照する方法
等により算出する。ステップＳ２０６では、ステップＳ
２０５で算出した描画時間に基づいて該当するバンドに
属するディスプレイリストに関する全描画時間（以下、
バンド描画時間）を算出する。この算出は、本実施の形
態においては、バンド毎に描画時間の合計を示す情報を
保持する変数（以下、バンド描画時間変数）を確保して
おき、ステップＳ２０５で算出した描画時間を対応する
バンド描画時間変数に逐次加算することにより行う。

【００２５】ステップＳ２０７では、各バンド描画時間
変数に格納されたバンド描画時間を参照し、該バンド描
画時間がバンドメモリから全画像データを読出すために
要する時間（以下、バンド出力時間）を超えているか否
か、すなわち、印刷オーバランが発生する可能性がある
か否かを判断する。その結果、印刷オーバランが発生す
る可能性がない場合には、ステップＳ２０２に進み、続
く印刷データに関して上記同様の処理を繰り返する。一
方、印刷オーバランが発生する可能性がある場合には、
ステップＳ２０９に進む。

【００２６】ステップＳ２０９では、印刷オーバランが
発生する可能性があるバンド（すなわち、バンド描画時
間がバンド出力時間を越えているバンド）のディスプレ
イリストの形態を変換することにより、バンド描画時間
を短縮する。本実施の形態においては、フォントＲＯＭ
に格納されている各文字パターンは、圧縮されているも
のとする。文字パターンが圧縮されている場合には、文
字の描画に要する全体的な時間は、対応する文字パター
ンの伸張と、バンドメモリへの描画時間との和になる。
そこで、本実施の形態においては、描画に要する文字パ
ターンを予め伸張してＲＡＭ１６０（例えば、ディスプ
レイリスト格納部１６１の一部）に保存しておくことに
より、バンド描画時間を短縮する。

【００２７】以上のようにして１ページ分の印刷データ
をディスプレイリストに変換し、必要に応じて文字パタ
ーンを伸張してＲＡＭ１６０に保持した後、ステップＳ
２０３において、排紙命令を判読すると、処理はステッ
プＳ２０８に進む。

【００２８】ステップＳ２０８では、ディスプレイリス
ト格納部１６１に格納されているディスプレイリストに
基づいて、一方のバンドバッファに描画を行ないなが
ら、他方のバンドバッファより画像データをプリンタエ
ンジン１４０に供給する動作を繰り返しながら、１ペー
ジ分の画像を記録紙等の出力媒体上に出力する。

【００２９】以上のように、印刷オーバランが発生する
可能性があるバンドについて予めバンド描画時間を短縮
するような処理を施すことにより、１ページ分の描画メ
モリを備えないプリンタにおける印刷オーバランの発生
を防止することができる。

【００３０】図３は、ディスプレイリストのフォーマッ
トの一例を概略的に示す図である。３０１は、１ページ
を複数のバンド（図示の例においては、バンド０〜６）
に分割し、バンド毎に描画オブジェクトを管理するため
のバンド管理テーブルである。３０２は、各バンドに属
する描画オブジェクトの描画位置を管理するための描画
位置管理テーブルである。３０４は、描画オブジェクト
（例えば、文字パターン）である。３０３は、描画オブ
ジェクトを管理するオブジェクト管理テーブルである。
本実施の形態においては、３０１〜３０４を総称してデ
ィスプレイリストという。

【００３１】バンド管理テーブル３０１は、各バンドに
属する描画オブジェクトに関する描画位置管理テーブル
３０２に対するリンク（ａｄｄｒｅｓｓ）を有する。描
画位置管理テーブル３０２は、次の描画位置管理テーブ
ル３０２へのポインタ（Ｎｅｘｔ）と、バンド内の描画
位置（ｘ，ｙ）と、描画オブジェクトのオブジェクト番
号（ｏｂｊＩＤ）と、バンドの先頭から描画オブジェク
トの描画開始位置へのスキャンライン・オフセット（ｏ
ｆｆｓｅｔ）とを有する。オブジェクト管理テーブル３
０３は、オブジェクト番号（ｏｂｊＩＤ）に対応する描
画オブジェクトへのポインタ（ａｄｄｒｅｓｓ）を有す
る。描画オブジェクト３０４は、図示の例においては、
文字パターンと、文字パターンの幅（ｗｉｄｔｈ）及び
高さ（ｈｅｉｇｈｔ）を有し、フォントＲＯＭ１５０に
格納されている。

【００３２】図４は、ディスプレイリストに基づいて形
成される画像の一例を示す図である。同図において、４
０１〜４０６は、各々バンドメモリに描画されるバンド
の画像を示している。各画像は、プリンタエンジン１４
０に順次供給されて１ページの画像が構成される。

【００３３】上記の説明は、文字パターンが圧縮された
状態でフォントＲＯＭ１０６に保持されている場合に、
バンド描画時間を短縮する一例に関するものであるが、
バンド描画時間の短縮は、他の方法によっても良い。

【００３４】その一例を挙げると、描画オブジェクトを
加工（例えば、回転、変倍等）して描画することを指示
するディスプレイリストが存在する場合には、その描画
オブジェクトに関する描画に要する時間は、加工に要す
る時間と描画に要する時間との和になり、描画オブジェ
クトをそのまま描画する場合よりも長くなる。そこで、
加工を要する描画オブジェクトに関しては、ステップＳ
２０９において予め加工を施し、ＲＡＭ１６０（例え
ば、ディスプレイリスト加工部１６１の一部）に保持し
ておくことにより、バンド描画時間を短縮することが好
ましい。

【００３５】さらに例を挙げると、フォントＲＯＭ１５
０は、一般に大容量のメモリで構成する必要があるた
め、これを高速メモリで構成するとコスト等の面で問題
がある。そこで、ディスプレイリストに含まれる描画オ
ブジェクトをフォントＲＯＭ１５０より読出して保持し
ておく高速メモリを備え、ステップＳ２０９において、
バンド描画時間が大きいバンド（または全バンド）に関
する描画オブジェクトを該高速メモリに転送しておき、
ステップＳ２０８では、該高速メモリを参照して描画を
実行することが好ましい。

【００３６】また、上記の説明は、描画オブジェクトが
文字パターンである場合の一例であるが、本発明は、文
字以外の描画オブジェクトに関しても適用可能である。

【００３７】また、上記の説明は、２個のバンドメモリ
を備えたプリンタの一例であるが、バンドメモリの個数
は、２個に限定されるものではない。

【００３８】また、本発明は、プリンタエンジンの形式
を限定するものではなく、例えば、電子写真方式やイン
ク吐出方式等の様々な形式を採用することができる。

【００３９】なお、本発明は、複数の機器（例えば、ホ
ストコンピュータ，インタフェイス機器，リーダ，プリ
ンタなど）から構成されるシステムに適用しても、一つ
の機器からなる装置（例えば、複写機，ファクシミリ装
置など）に適用してもよい。

【００４０】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵ
やＭＰＵ）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。

【００４１】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。

【００４２】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク，ハードディス
ク，光ディスク，光磁気ディスク，ＣＤ−ＲＯＭ，ＣＤ
−Ｒ，磁気テープ，不揮発性のメモリカード，ＲＯＭな
どを用いることができる。

【００４３】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているＯＳ（オペレ
ーティングシステム）などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。

【００４４】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るＣＰＵなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。

【００４５】上記の実施の形態のプリンタの機能を上記
記憶媒体によって実現する場合、その記憶媒体には、図
２に示すフローチャートに相当する制御を実行し得るプ
ログラムコードを格納することになる。図５は、上記の
実施の形態のプリンタの機能を実現する記憶媒体の構造
を模式的に示す図である。描画用データの取得工程のコ
ード５０１は、例えばステップＳ２０４に対応する。バ
ンド描画時間の算出工程のコード５０２は、例えばステ
ップＳ２０５及びＳ２０６に対応する。描画用データの
変換工程のコード５０３は、例えばステップＳ２０９に
対応する。描画用データの保持工程のコード５０４は、
例えばステップＳ２０４またはステップＳ２０９におけ
るディスプレイリストを格納する処理に対応する。描画
工程のコード５０５は、例えばステップＳ２０８におけ
る描画処理に対応する。画像形成工程のコード５０６
は、例えばステップＳ２０８における印刷処理に対応す
る。

【００４６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印刷オーバランを効率的に防止することができるという
効果がある。

【００４７】

【図面の簡単な説明】

【図１】実施の形態のプリンタシステムの構成例を示す
ブロック図である。

【図２】制御プログラムに基づいて制御部により実行さ
れる印刷処理の流れを示すフローチャートである。

【図３】ディスプレイリストのフォーマットの一例を概
略的に示す図である。

【図４】ディスプレイリストに基づいて形成される画像
の一例を示す図である。

【図５】実施の形態のプリンタの機能を実現する記憶媒
体の構造を模式的に示す図である。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】１ページを複数のバンドに分割し、描画
メモリにバンド単位に順次画像を描画し、描画した画像
に基づいて順次出力媒体上に画像を出力する画像出力装
置であって、各バンドの画像の描画に供する描画用データを取得する
取得手段と、各バンドの前記描画用データに基づいて前記描画メモリ
に画像を描画するために要するバンド描画時間を算出す
る算出手段と、前記バンド描画時間が所定時間を越える場合に、前記バ
ンド描画時間が短縮されるように前記描画用データを変
換する変換手段と、１ページ分の前記描画用データを一時的に保持するため
の保持手段と、前記保持手段に保持された１ページ分の前記描画用デー
タに基づいて順次各バンドの画像を前記描画メモリに描
画する描画手段と、前記描画メモリに描画された画像に基づいて順次出力媒
体上に画像を形成し、１ページ分の画像を合成する画像
形成手段と、を備えることを特徴とする画像出力装置。
【請求項２】前記変換手段は、前記描画メモリに描画
された１バンド分の画像を前記画像形成手段に供給する
のに要するバンド供給時間を越える前記バンド描画時間
を要するバンドに関する前記描画用データを描画時間を
短縮できる形態に変換することを特徴とする請求項１に
記載の画像出力装置。
【請求項３】前記描画メモリは、１バンドに相当する
画像を描画可能な容量を有する２つのバンドメモリを含
み、前記描画手段により一方のバンドメモリに対して画
像を描画中は、他方のバンドメモリより前記画像形成手
段に画像を供給する動作を繰り返し、１ページ分の画像
を合成することを特徴とする請求項２に記載の画像出力
装置。
【請求項４】前記描画用データは描画オブジェクトを
含むことを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれか
１項に記載の画像出力装置。
【請求項５】前記変換手段は、前記バンド描画時間を
短縮すべきバンドに関する前記描画用データに含まれる
描画オブジェクトが圧縮されている場合に、その描画オ
ブジェクトを伸張することを特徴とする請求項４に記載
の画像出力装置。
【請求項６】前記変換手段は、前記バンド描画時間を
短縮すべきバンドに関する前記描画用データに含まれる
描画オブジェクトが描画に際して加工を要する描画オブ
ジェクトである場合に、当該描画オブジェクトを加工す
ることを特徴とする請求項４に記載の画像出力装置。
【請求項７】前記描画用データに含まれる描画オブジ
ェクトは、文字パターンであることを特徴とする請求項
４乃至請求項６のいずれか１項に記載の画像出力装置。
【請求項８】前記変換手段は、前記バンド描画時間を
短縮すべきバンドに関する前記描画用データの全部また
は一部が圧縮されている場合に、その圧縮されたデータ
を伸張することを特徴とする請求項１乃至請求項３のい
ずれか１項に記載の画像出力装置。
【請求項９】１ページを複数のバンドに分割し、描画
メモリにバンド単位に順次画像を描画し、描画した画像
に基づいて順次出力媒体上に画像を出力する画像出力方
法であって、各バンドの画像の描画に供する描画用データを取得する
取得工程と、各バンドの前記描画用データに基づいて前記描画メモリ
に画像を描画するために要するバンド描画時間を算出す
る算出工程と、前記バンド描画時間が所定時間を越える場合に、前記バ
ンド描画時間が短縮されるように前記描画用データを変
換する変換工程と、１ページ分の前記描画用データを一時的に保持するため
の保持工程と、前記保持工程において保持された１ページ分の前記描画
用データに基づいて順次各バンドの画像を前記描画メモ
リに描画する描画工程と、前記描画メモリに描画された画像に基づいて順次出力媒
体上に画像を形成し、１ページ分の画像を合成する画像
形成工程と、を備えることを特徴とする画像出力方法。
【請求項１０】前記変換工程は、前記描画メモリに描
画された１バンド分の画像を前記画像形成工程に供給す
るのに要するバンド供給時間を越える前記バンド描画時
間を要するバンドに関する前記描画用データを描画時間
を短縮できる形態に変換することを特徴とする請求項９
に記載の画像出力方法。
【請求項１１】前記描画メモリは、１バンドに相当す
る画像を描画可能な容量を有する２つのバンドメモリを
含み、前記描画工程により一方のバンドメモリに対して
画像を描画中は、他方のバンドメモリより前記画像形成
工程に画像を供給する動作を繰り返し、１ページ分の画
像を合成することを特徴とする請求項１０に記載の画像
出力方法。
【請求項１２】前記描画用データは描画オブジェクト
を含むことを特徴とする請求項９乃至請求項１１のいず
れか１項に記載の画像出力方法。
【請求項１３】前記変換手段は、前記バンド描画時間
を短縮すべきバンドに関する前記描画用データに含まれ
る描画オブジェクトが圧縮されている場合に、その描画
オブジェクトを伸張することを特徴とする請求項１２に
記載の画像出力方法。
【請求項１４】前記変換工程は、前記バンド描画時間
を短縮すべきバンドに関する前記描画用データに含まれ
る描画オブジェクトが描画に際して加工を要する描画オ
ブジェクトである場合に、当該描画オブジェクトを加工
することを特徴とする請求項１２に記載の画像出力方
法。
【請求項１５】前記描画用データに含まれる描画オブ
ジェクトは、文字パターンであることを特徴とする請求
項１２乃至請求項１４のいずれか１項に記載の画像出力
方法。
【請求項１６】前記変換工程は、前記バンド描画時間
を短縮すべきバンドに関する前記描画用データの全部ま
たは一部が圧縮されている場合に、その圧縮されたデー
タを伸張することを特徴とする請求項９乃至請求項１１
のいずれか１項に記載の画像出力方法。
【請求項１７】１ページを複数のバンドに分割し、描
画メモリにバンド単位に順次画像を描画し、描画した画
像に基づいて順次出力媒体上に画像を出力する画像出力
装置の制御プログラムコードを収めたコンピュータ可読
メモリであって、各バンドの画像の描画に供する描画用データを取得する
取得工程のコードと、各バンドの前記描画用データに基づいて前記描画メモリ
に画像を描画するために要するバンド描画時間を算出す
る算出工程のコードと、前記バンド描画時間が所定時間を越える場合に、前記バ
ンド描画時間が短縮されるように前記描画用データを変
換する変換工程のコードと、１ページ分の前記描画用データを一時的に保持するため
の保持工程のコードと、前記保持工程において保持された１ページ分の前記描画
用データに基づいて順次各バンドの画像を前記描画メモ
リに描画する描画工程のコードと、前記描画メモリに描画された画像に基づいて順次出力媒
体上に画像を形成し、１ページ分の画像を合成する画像
形成工程のコードと、を備えることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。