JP2003241917A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体

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JP2003241917A
JP2003241917A JP2002043324A JP2002043324A JP2003241917A JP 2003241917 A JP2003241917 A JP 2003241917A JP 2002043324 A JP2002043324 A JP 2002043324A JP 2002043324 A JP2002043324 A JP 2002043324A JP 2003241917 A JP2003241917 A JP 2003241917A
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Yoriyasu Ito
順康 伊藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】描画処理時間の短縮を図ることのできる画像処
理装置、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体を提供
すること。 【解決手段】 メインメモリから、描画ハードウエア
へ、DMA転送される中間データを、図3(a)のよう
な順番になるように生成し、中間データを、1ページを
分割して得た複数のバンド単位、かつ、描画オブジェク
ト単位で生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷データを解析
して描画データに展開処理する画像処理装置および画像
処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラ
ム、並びにそのプログラムを格納した記憶媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディスプレイリストは図7に示す
ように領域データ、模様データ、背景データ、色データ
の各々の印字位置座標とその属性が順番に生成されてい
た。すなわち、各描画オブジェクト本体が格納されてい
るアドレスを示すアドレスポインタ情報などは、属性の
後ろに付加されることになっていた。
【0003】これは描画ハードウエアが描画データを生
成する際に必要な各種パラメータを32bit単位に分け
て並べた結果である。
【0004】図8は図7で構成されたディスプレイリス
トをデコードするときの処理の流れを示したものであ
る。図8に示すように、ステップS801〜S804
で、List3, List5, List7, List9のパラメータを解
析した後に、ステップS805〜S808で、描画オブ
ジェクトデータ本体を格納しているアドレスを示すアド
レスポインタのDMA(Direct Memory Access)とその
アドレスポインタが指しているアドレスのDMAの計2
回のDMA要求が、領域データ、模様データ、背景デー
タ、色データ各々について発行される(図8の右側にあ
るフローチャートを指す)。
【0005】これにより、図9に示すようなタイミング
チャートで、DMA転送が行なわれる。つまり、各DM
A要求の際にDMAアービタにエントリーされているD
MA要求の数に応じて転送待ち状態が発生している。メ
モリアクセスにかかわる待ち状態が印字処理時間に直接
反映されてしまい、パフォーマンスが低下していること
がわかる。
【0006】図10に図7のリストに表される描画オブ
ジェクトの1例を示す。描画ハードウエアは、図7のLi
st3,4にて指定される領域データと、List5,6にて指
定される模様データと、List7,8にて指定される背景
データと、List9にて指定される色データとを、中間コ
ードデータをデコードすることにより図10に示すよう
に生成し、List2の描画論理パラメータで指定された演
算を施した後に描画メモリ(バンドメモリ)へ書き込みを
行う。図10においては、描画演算論理=(領域)×
(模様)×(色)+(背景)とした場合を示している。
ここで、×はandを、+はorの意である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
リスト構造で示されるようなディスプレイリストをデコ
ードする際には、リストを解析する度にDMA転送に伴
う待ち状態が発生し、描画処理全体からみて描画ハード
ウエアがアイドルである(実際に動作していない)時間
が占める割合が多くなっていた。すなわち、ディスプレ
イリストを全て解析した後でメインメモリから描画デー
タの読出しの起動をかけていたため、バス使用権獲得に
要する待ち時間が長くなっていた。
【0008】本発明は上記従来技術の課題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、描画処
理時間の短縮を図ることのできる画像処理装置、画像処
理方法、プログラム及び記憶媒体を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る装置は、所定のデータ単位で、印刷デ
ータから中間データとしてのディスプレイリストを生成
する生成手段と、前記生成手段で生成した前記ディスプ
レイリストを格納する記憶手段と、前記記憶手段から前
記ディスプレイリストを読出すためのDMA転送要求を
調停する調停手段と、前記記憶手段から前記調停手段を
用いて読出した前記ディスプレイリストを、画像データ
に描画展開処理をする画像処理手段と、を有する画像処
理装置であって、前記生成手段は、画像データのアドレ
スポインタを前記ディスプレイリストの先頭に近い位置
に配置することを特徴とする。
【0010】前記生成手段は、前記画像データに含まれ
る領域データ、模様データ、色データ、背景データのア
ドレスポインタをまとめて前記ディスプレイリストの先
頭に近い位置に配置することを特徴とする。
【0011】前記生成手段は、描画オブジェクトの領
域、模様、色、背景データの有無、領域、模様、色、背
景データのアドレスポインタ情報、描画オブジェクトの
高さと幅のパラメータ、描画基準点からの水平印字位置
オフセットとライン数のパラメータ、領域データの模様
と色、および背景データとの組み合わせをしめす描画論
理パラメータ、を順次リストにして前記ディスプレイリ
ストを生成することを特徴とする。
【0012】バースト長をDMA要求の場合に応じて変
更する変更手段を更に有することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、本発明に係る方
法は、所定のデータ単位で、印刷データから中間データ
としてのディスプレイリストを生成する生成工程と、前
記生成工程で生成した前記ディスプレイリストを格納す
る記憶工程と、前記記憶工程から前記ディスプレイリス
トを読出すためのDMA転送要求を調停する調停工程
と、前記記憶工程から前記調停工程を用いて読出した前
記ディスプレイリストを、画像データに描画展開処理を
する画像処理工程と、を有する画像処理方法であって、
前記生成工程は、画像データのアドレスポインタを前記
ディスプレイリストの先頭に近い位置に配置することを
特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、本発明に係るプ
ログラムは、コンピュータに読み込ませることにより、
所定のデータ単位で、印刷データから中間データとし
て、画像データのアドレスポインタを先頭に近い位置に
配置したディスプレイリストを生成する生成工程と、前
記生成工程で生成した前記ディスプレイリストを格納す
る記憶工程と、前記記憶工程から前記ディスプレイリス
トを読出すためのDMA転送要求を調停する調停工程
と、前記記憶工程から前記調停工程を用いて読出した前
記ディスプレイリストを、画像データに描画展開処理を
する画像処理工程と、を実行することを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、本発明に係る記
憶媒体は、上記プログラムを格納したことを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成要素の相対配
置、表示画面等は、特に特定的な記載がない限りは、こ
の発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではな
い。
【0017】(一実施形態)図1は、本発明の一実施形
態としての画像処理装置を適用可能なレーザビームプリ
ンタの制御部を示すブロック図である。
【0018】本制御部は、ディスプレイリストの解析中
に(他のマスターとなるデバイスがバスの占有権をあま
り要求していないときに)あらかじめ描画データの先頭
アドレスのポインタ、描画データ本体のリードを実行し
ておき、描画ハードウエアの起動がかかった後にすぐに
描画データのDMA要求を出して印字処理時間の短縮を
図るものである。
【0019】図において、201はCPUで、ROM2
03に記憶される制御プログラムに基づいて各部を総括
的に制御する。なお、ROM203には、CPU201
が実行する制御プログラムやホスト印刷情報,プリンタ
フォント情報等が格納されている。
【0020】202は拡張可能なDRAMで、ホストコ
ンピュータから受信した各種データを保存する。また、
CPUのワークエリアとしても利用される。205はN
VRAMであり、プリンタの諸設定情報を格納してい
る。208はハードウェア描画回路であり、プリンタエ
ンジン215に対する出力データの供給制御を行う。2
16はプリンタ本体に接続された操作パネルとそのI/
F回路である。
【0021】206はバスI/FロジックとDMAのア
ービタ回路であり、207は各モジュールから出力され
た割り込み信号を受け付けてCPU201へ通知する為
の割り込みコントローラ(Interrupt Controller)であ
る。208から212はアービタ回路206に対してD
MA転送要求を出す各種のモジュールである。
【0022】208はハードウェア描画モジュールとD
MAでリードしたデータを一時格納しておくためのFI
FO,209は、2値データを圧縮・伸張するJBIG
モジュール,210は、画像データ圧縮・伸張用のJP
EGモジュール,211は211はインタフェースで、
ホスト213との通信処理を担い、入力される記録信号
を所定のプロコトルで受信処理する。212は、IEE
E1284I/Fモジュール,214は、プリンタエン
ジンへビデオデータを出力するためのI/Fロジックで
ある。実際の描画処理においてはこれらのモジュールが
交互、あるいは同時に206のバスI/Fロジックに対
してDMAリクエストをアサートして描画メモリとバン
ドメモリ202、ROM203とのデータ転送を行うこ
とになる。
【0023】DMA転送の優先度はプログラマブルであ
り、ここでは例として、(ハードウェアラスタロジッ
ク)>(ビデオI/Fロジック)>(JBIG)>(J
PEG)>(ホストI/Fロジック211,212)の
順になっている。
【0024】中間データは描画オブジェクトの属性に応
じて、オブジェクトの1つ単位で生成される。これは、
描画ハードウエアが各属性のオブジェクト毎に専用に実
装されているためである。例として代表的な属性として
は、ビットマップフォント、スケーラブルフォント(圧
縮形式の文字データ)、矩形図形、直線(表罫線や図形
の輪郭線など)、2値の画像データ(JBIG形式の圧縮、P
ackBits形式の圧縮データを含む)、多値の画像データな
どがある。
【0025】各属性によって描画オブジェクトのデータ
形式も異なるため(圧縮データの形式が異なる)、描画
展開する専用のハードウエア(中間コードをデコードす
るハードウェア)が別々に用意されている。
【0026】なお、ハードウエアシステムは同じバス上
に描画データを圧縮するJBPEG,JBIGなどの専
用ASICや、LANなどのネットワークI/Fをつか
さどる専用ASIC、さらにはSDRAMなどのメモリ
リード/ライト制御を行なうDMAコントローラ(アー
ビタを含む)のASICなど、多数の回路ブロックを含
んでいる。これらの各ASICモジュールは、バスの占
有権(使用権)を獲得する為にバス調停回路(バスアー
ビタ)に要求を出す。しかし、優先順位の高い要求が他
から入っているときには、待ち行列のキューに入れられ
て自分の要求が受け付けられるまでしばらく待たされる
ことになる。高速印刷機の描画処理システムにおいて
は、このようなデータ転送待ち時間を削減してデータ転
送を高速に行ないパフォーマンスの向上を図ることが要
求されている。
【0027】そこで、図2に示すようにデータ転送毎に
ID番号を持たせて、DMAの先頭アドレス受付(AR
EQ/AACK)のフェーズとデータ転送(DREQ/
DTACK)のフェーズを分けている。このような方式
においては、各フェーズは独立で動作可能なためバスの
使用効率を最大になるようにデータ転送間隔を少なく
し、トータルとして単位時間あたりのデータ転送の数を
増やしパフォーマンスを上げている。
【0028】図3(a)は本実施形態で使用するディス
プレイリストの構造を示したものである。このディスプ
レイリストは描画オブジェクト1つについて1つづつ
(例えば、1文字について1つ)生成される。
【0029】先頭から順にLIST0,1,2,
3.....と続く並びになっている。LIST0におい
て描画オブジェクトの領域、模様、色、背景データの有
無を示す。次のLIST1〜4でLIST0で示した各
データが格納されているアドレスを示すアドレスポイン
タ情報が順番に格納されている。LIST5には描画オ
ブジェクトの高さと幅のパラメータ、LIST6には描
画基準点からの水平印字位置オフセットとライン数のパ
ラメータ、そしてLIST7には領域データの模様と
色、および背景データとの組み合わせをしめす描画論理
パラメータが続いて生成される。
【0030】このようにアドレスポインタがリストの前
半にあることで、図2のラスタライズロジック208内
の領域、模様、色、背景のデータ生成部の前段にあるF
IFOへデータを前もって格納することができる。つま
り、領域データ生成部が起動する際には、すでに前段の
FIFOにデータがメモリから転送されているので、D
MA転送による時間が短縮される。つまり描画オブジェ
クトデータの一回目のバースト転送時の待ち時間を短縮
することができる。
【0031】図3(b)は"電"という文字を印字用紙に
印刷するときの座標位置と中間コードのパラメータとの
関係を示す図である。用紙左上を描画基準点としてLB
P(レーザビームプリンタ)の主走査方向の印字開始座
標を水平印字位置オフセットで表し、副走査方向の印字
開始位置をレーザーのスキャンした本数である描画ライ
ン数で表している。また文字のサイズは描画幅と描画高
さで表している。
【0032】図3(c)は中間コードが格納されているメ
インメモリ上のイメージを示したものである。List
1, List2, List3, List4にはそれぞれ
領域、模様、色、背景データが格納されているアドレス
の先頭番地を示すアドレスポインタが格納されており、
実際の描画オブジェクトのデータはアドレスポインタが
示す番地に格納されている。
【0033】図4は、ディスプレイリストをデコードし
たときに発生するDMAリクエストと描画ハードウエア
の処理時間の相関を示すタイミングチャートである。同
図において時間T1からディスプレイリストを解析中し
各種描画オブジェクトデータの有無を識別して、必要が
あればLIST1:"領域データ"アドレスポインタの示
すアドレスに対するDMAデータリクエストを発行し、
その次に順次LIST2:"模様データ"、LIST
3:"色データ"、LIST4:"背景データ"のDMA転
送が実行されている。そして時間T2のLISTの解析
が終了した時点で、DMA転送に要するデータ転送待ち
時間無しに、直ちに描画オブジェクトデータの展開処理
が実行される。
【0034】T2サイクルから描画ハードウェアが起動
するが、起動してからDMA要求を出すのではなく、T
1サイクル中のList0〜7解析中にDMAの要求が
図2のアービタ206へセットされるので、T2サイク
ルよりも前に領域データが図2のアービタ208内の領
域生成部前段FIFOへ格納させることができる。
【0035】図4のタイミングチャートの処理を説明す
るフローチャートを図5に示す。
【0036】図5A,図5Bは図4のタイミングチャー
トで示されるデータ転送が行われるときの、プリンタ制
御部の処理の流れを示したものである。同図においてS
5〜S6が図4の"LIST0-7のDMA転送"の時間に対
応する。そしてS6にてList0のデコードが開始するタ
イミングは図4のT1が開始するタイミングと一致す
る。
【0037】さらに図6のS7〜S9は図4の中の"領
域データのアドレスポインタのDMA"の期間に対応
し、図6のS10〜S12は図4の中の"模様データの
アドレスポインタのDMA"の期間に対応し、図6のS
13〜S15は図4の中の"色データのアドレスポイン
タのDMA"の期間に対応し、図6のS16〜S18は
図4の中の"背景データのアドレスポインタのDMA"の
期間に対応する。
【0038】図6のS19ではDMA転送によってメモ
リから図1のラスタライズロジック208内にあるFI
FOに転送された描画オブジェクト本体データから"領
域データ生成部"、"模様データ生成部"、"色データ生成
部"、"背景データ生成部"の各モジュールが描画データ
を生成して、バンドメモリ202へ格納する。この処理
は図4のT2(描画オブジェクトデータ処理)が開始する
タイミングと一致する。つまり、S19のステートに入
る前に描画オブジェクトのデータがラスタライズロジッ
ク208のFIFO内に既に転送される。
【0039】従来は、領域データの生成が終わるまでは
模様データのDMA要求が発行されないために、"模様
データ生成部"が待ち状態となっていた。また、領域デ
ータの生成が終了してから模様データの描画オブジェク
トデータがメインメモリから転送されていないため、D
MA要求〜データ転送に至る間はメモリアクセスにとも
なう待ち時間が描画処理時間にそのまま反映されてしま
うことになっていた。模様データから色データ生成への
切り替え時と色データから背景データ生成への切り替え
時においても同様であった。本実施形態では、図5のよ
うな処理手順となるため、描画処理時間を短縮できた。
【0040】このようにしてバンド毎にリアルタイムに
描画データの展開処理を行う。展開された描画データは
メインメモリ202へDMA転送により格納され、1バ
ンド分のデータがたまるとビデオI/Fロジック212
に対してデータ出力が行なわれる。1ページ分のデータ
がプリンタエンジン213に出力されるまで以上のよう
な処理が繰り返されることになる。
【0041】このようにバンド毎の処理を行なうのは、
メモリ容量の制約からである。例えば、プリンタなどに
使用される描画用メモリでは、未だFull Page分の描画
メモリを備えた印字システムを構成しようとすると、ハ
ードウエアにおけるメモリの占めるコストが大きくな
り、システムの生産性が低くなってしまう。
【0042】例えばA4 600dpiの解像度のプリンタ
でカラー(Y,M,C,K 4plane)、階調4bit分のデータを蓄
えるためには、以下のような大容量のメモリが必要にな
る。16MB(A4 600dpi) x 4(bit) x 4(plane)=
256MBこのため、ハードウエアが使用するメモリを
削減してコストを低減させるために、1ページを複数の
バンドに分割してバンド単位で中間コードデータを生成
して専用ハードウエアによりリアルタイムで描画展開す
る。つまり、nバンド目の描画展開を行いながら、(n+
1)バンド目の中間コードを生成する。
【0043】バンド毎にディスプレイリストを生成する
部位は図1のCPU201であり、CPU201はRO
M203に格納されたプログラムに従って、ホストコン
ピュータから受信した印字データを解析して中間コード
を生成し、メインメモリ202へ格納する。
【0044】図10は1頁の印字処理を複数のバンド単
位に分けて描画を行うこと示したものです。同図におい
て1頁は8分割されて、副走査方向に対して8つのバン
ドに分割されている。右の矢印↓はバンド単位の描画を
行うときの前後の各バンドの処理内容を模式的に示した
ものである。まずホストコンピュータより印字データを
受信してプリンタ制御部が起動すると1バンド目の中間
コードの作成が始まる(一段目の)。1バンド目の中
間コードの作成が終了すると、つづいて2バンド目の中
間コードの作成が開始する(二段目の)と同時に、1
バンド目の中間コードをバンドラスタライズロジック2
08が解析して実際の描画データとしてバンドメモリ上
に展開する(一段目の)。そして、1バンド目のデー
タ展開が終了すると、バンドメモリより1バンド目の画
像データをプリンタエンジンへ出力し実際の印字が開始
する(一段目の)。これと同時に2バンド目の中間コ
ードを解析して描画データを生成(二段目の)、およ
び3バンド目の中間データの生成が開始する(三段目の
)。このように中間コードの生成と描画データへの展
開をリアルタイムで処理することをバンド処理と呼んで
いる。この方式は1頁分の描画メモリを用意しなくとも
省メモリで高速な印字処理が実現できるというメリット
がある。
【0045】なお、本実施形態ではバースト転送を行
う。この時、従来は固定であったバースト長(8word)
をDMA要求の場合に応じて変更し、冗長なデータ転送
を行わずに実質的なメモリバスの使用効率を上げること
を図っている。
【0046】つまり、従来には、ディスプレイリストの
DMA要求:バースト長さは "8"、アドレスポインタ
のDMA要求:バースト長さは "8"、オブジェクトデ
ータのDMA要求:バースト長さは "8"であったが、
本実施形態では、ディスプレイリストのDMA要求:バ
ースト長さは "8"、アドレスポインタのDMA要求:
バースト長さは "1"、オブジェクトデータのDMA要
求:バースト長さは "8"である。
【0047】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0048】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0049】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】本発明によればディスプレイリスト解析
時におけるDMA転送に伴う描画ハードウエアの待ち時
間(ギャップ時間)が少なくなり結果として描画処理時
間の短縮が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態としての画像処理装置を
適用可能なレーザビームプリンタの制御部を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るバス調停処理を説
明するためのタイムチャートである。
【図3】本発明の一実施形態に係るディスプレイリスト
について説明するための図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る画像処理装置におけ
るデータ処理手順を示すタイミングチャートである。
【図5A】本発明の一実施形態に係るディスプレイリス
トを解析する際の処理の流れを示す図である。
【図5B】本発明の一実施形態に係るディスプレイリス
トを解析する際の処理の流れを示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態で使用するバンド単位の
描画処理の概念を示す図である。
【図7】従来のディスプレイリストのデータ形式を示す
図である。
【図8】従来のディスプレイリストを解析する際の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図9】従来のディスプレイリストを解析する際の処理
の流れを示すタイミングチャートである。
【図10】描画データの論理演算の概念を示す図であ
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のデータ単位で、印刷データから中間
    データとしてのディスプレイリストを生成する生成手段
    と、 前記生成手段で生成した前記ディスプレイリストを格納
    する記憶手段と、 前記記憶手段から前記ディスプレイリストを読出すため
    のDMA転送要求を調停する調停手段と、 前記記憶手段から前記調停手段を用いて読出した前記デ
    ィスプレイリストを、画像データに描画展開処理をする
    画像処理手段と、 を有する画像処理装置であって、 前記生成手段は、画像データのアドレスポインタを前記
    ディスプレイリストの先頭に近い位置に配置することを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記生成手段は、前記画像データに含まれ
    る領域データ、模様データ、色データ、背景データのア
    ドレスポインタをまとめて前記ディスプレイリストの先
    頭に近い位置に配置することを特徴とする請求項1に記
    載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記生成手段は、描画オブジェクトの領
    域、模様、色、背景データの有無、領域、模様、色、背
    景データのアドレスポインタ情報、描画オブジェクトの
    高さと幅のパラメータ、描画基準点からの水平印字位置
    オフセットとライン数のパラメータ、領域データの模様
    と色、および背景データとの組み合わせをしめす描画論
    理パラメータ、を順次リストにして前記ディスプレイリ
    ストを生成することを特徴とする請求項1または2に記
    載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】バースト長をDMA要求の場合に応じて変
    更する変更手段を更に有することを特徴とする請求項
    1、2または3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】所定のデータ単位で、印刷データから中間
    データとしてのディスプレイリストを生成する生成工程
    と、 前記生成工程で生成した前記ディスプレイリストを格納
    する記憶工程と、 前記記憶工程から前記ディスプレイリストを読出すため
    のDMA転送要求を調停する調停工程と、 前記記憶工程から前記調停工程を用いて読出した前記デ
    ィスプレイリストを、画像データに描画展開処理をする
    画像処理工程と、 を有する画像処理方法であって、 前記生成工程は、画像データのアドレスポインタを前記
    ディスプレイリストの先頭に近い位置に配置することを
    特徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】コンピュータに読み込ませることにより、 所定のデータ単位で、印刷データから中間データとし
    て、画像データのアドレスポインタを先頭に近い位置に
    配置したディスプレイリストを生成する生成工程と、 前記生成工程で生成した前記ディスプレイリストを格納
    する記憶工程と、 前記記憶工程から前記ディスプレイリストを読出すため
    のDMA転送要求を調停する調停工程と、 前記記憶工程から前記調停工程を用いて読出した前記デ
    ィスプレイリストを、画像データに描画展開処理をする
    画像処理工程と、 を実行することを特徴とするプログラム。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のプログラムを格納したこ
    とを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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