JP4058197B2 - 描画装置及び描画方法、記憶媒体 - Google Patents

描画装置及び描画方法、記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は格納されているデータのうち、有効な描画データのみを描画対象データとして描画処理する描画装置及び描画方法、記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の描画装置においては、描画開始アドレスから、クリッピングするマスクデータがクリッピング領域であろうとなかろうと、対応するバックグランドデータと論理積を行い描画していた。この場合、クリッピング領域外のマスクデータは0であるので、結局、読み出したビットマップメモリのデータをそのまま書き戻していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したようにマスクデータが0であった場合、無駄なメモリアクセスが発生するという欠点があった。さらに、クリッピング領域がマスクデータのどこから始まるかが不明なため、全てのマスクデータとバックグランドデータに対してメモリサイクルを発生し、描画しなければならないという欠点があった。描画データが無くてもメモリアクセスは行われていたために、全体の描画処理は遅延し、高速化には限界があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は有効な描画データのみを描画データとし、その描画処理のためのメモリアクセスを減少させることにより高速に描画可能な装置を提供することにある。
【0005】
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するべく描画装置は以下の主なる構成からなることを特徴とする。
【0006】
すなわち、メモリ上に構成されたオブジェクトデータから基準点座標を基にマスク画像を生成するマスク画像発生手段と、バックグランド画像を生成するバックグランド画像発生手段を有し、前記マスク画像で前記バックグラウンド画像をクリッピングした画像をビットマップメモリ上に展開する描画装置は、
ライン単位に前記基準点座標からの前記マスク画像のデータの左エッジが存在するワードまでのワード数を示すマスク左端座標を発生するマスク左端座標発生手段と、
ライン単位に前記基準点座標からの前記マスク画像のデータの右エッジが存在するワードを示すラインエンド信号を発生するラインエンド信号発生手段と、
前記基準点座標に基き、生成したバックグランド画像のワード数をライン単位に数えるバックグランドデータ計数手段と、
前記マスク左端座標と前記バックグランドデータ計数手段の出力するワード数を比較する比較手段と、
前記比較手段の結果と前記ラインエンド信号から有効なマスク画像のデータ範囲を検出するマスクデータ範囲検出手段と、を備え、
前記有効なマスク画像のデータ範囲と一致するバックグランドデータを有効なバックグランドデータとして描画することを特徴とする。
【0007】
この描画装置によれば、クリッピングが実際に行われないマスクデータを発生させず、有効なマスクデータの領域が開始する座標、すなわち左エッジ座標を発生する手段を設け、いきなり有効な描画を開始することができる。
【0008】
また、メモリ上に構成されたオブジェクトデータから基準点座標を基にマスク画像及び、バックグランド画像を生成し、前記マスク画像で前記バックグラウンド画像をクリッピングした画像をビットマップメモリ上に展開する描画方法は、
ライン単位に前記基準点座標からの前記マスク画像のデータの左エッジが存在するワードまでのワード数を示すマスク左端座標を発生するマスク左端座標発生工程と、
ライン単位に前記基準点座標からの前記マスク画像のデータの右エッジが存在するワードを示すラインエンド信号を発生するラインエンド信号発生工程と、
前記基準点座標に基き、生成したバックグランド画像のワード数をライン単位に数えるバックグランドデータ計数工程と、
前記マスク左端座標と前記バックグランドデータ計数手段の出力するワード数を比較する比較工程と、
前記比較工程での結果と前記ラインエンド信号から有効なマスク画像のデータ範囲を検出するマスクデータ範囲検出工程と、を備え、
前記有効なマスク画像のデータ範囲と一致するバックグランドデータを有効なバックグランドデータとして描画することを特徴とする。
【0009】
あるいは、コンピュータ可読の記憶媒体は、上記の描画方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1から図6は本発明の実施形態を説明する図で、図1は描画装置の構成を説明するブロック図である
【0011】
図1において、101はオブジェクトメモリ、102はオブジェクトメモリDMAコントローラ、103はマスク発生器、104はバックグランド発生器、105はグレイ発生器、106はビットプロセッシングユニット(以下BPUと記す。)で、107は画像メモリDMAコントローラ、108は画像メモリである。109はプリントエンジンであり、CRTや液晶ディスプレイにも適用することができる。
【0012】
本実施形態では、3つの画像発生器、すなわち、マスク発生器103、バックグランド発生器104、グレイ発生器105は、それぞれオブジェクトメモリ101上に構成され、描画すべき画像のオブジェクトデータを102のオブジェクトメモリDMAコントローラを介して入力し、オブジェクトデータを元に画像を発生し、画像メモリDMAコントローラ107を介して、入力される画像メモリ109上の描画すべきアドレスのディスティネーション画像データを、BPU106で論理演算し、画像メモリDMAコントローラ107を介して、画像メモリ108上の同一アドレスに書き込むという動作を行う。
【0013】
特に、本発明の効果が最も発揮される場合は、円や多角形、あるいは任意の図形等のマスク画像で、オブジェクトデータから拡大や多値データからのディザによる2値化等の複雑な加工が行われたバックグランド画像をクリッピングし、パターンデータや繰り返しタイルデータ等のグレイ画像で濃度をつける様な画像処理である。このとき、マスク画像、バックグランド画像、グレイ画像、さらには画像メモリ上に既に存在する描画済画像の間で、様々な論理演算を行うことができるのは言うまでもない。
【0014】
図2はマスクデータの処理を説明する図で、図2(a)はマスク画像とデータフォーマットを表わす。図2(a)のマスク画像でクリッピングする場合、基準点Pを画像メモリ上の描画座標に合わせる様に画像が行われる
【0015】
例えば、マスク画像のnライン目の左境界、すなわち左エッジの基準点からのドットオフセットをXLn、右境界、すなわち右エッジの基準点からのドットオフセットをXRnとすると、マスク発生器の入力するオブジェクトデータは、図2(b)のように、1ライン目から順に、左エッジドットオフセット、右エッジドットオフセットの数値の連続データで構成される。この連続数値データは、ハフマンエンコードされていたり、前ラインとの差分によるランレングス圧縮されていたりする場合もあるが、その場合はマスク発生器内にデコード手段を内蔵することで、前記数値連続データを得ることができる。最終的にマスク発生器は処理ラインに対するXLn,XRnのデータセットをもとに、図2(a)の画像を発生する。
【0016】
実際に出力する画像は図2(c)の様に、左エッジが存在するワードから、右エッジの存在ワードまでのビットマップデータをワード毎に出力する。また右エッジの存在するワードがラインの最終データで、このときラインエンド信号を一緒に出力する。この信号の出力はラインエンド信号を論理"1"にアサートすることで実現される。
【0017】
図1のマスク発生器103は、あらかじめオブジェクトメモリ101に構成された図2(b)のようなオブジェクトデータをオブジェクトDMAコントローラ102を介して入力し、ラインごとに図2(c)のデータを1ワードずつ出力する。マスク発生器103は1ワードのマスクデータを生成すると、マスクデータEN信号をアサートする。この信号がアサートされているときに、マスクデータREQ信号がアサートされれば、106のBPUに1ワードのアスクデータが受取られたことを認識し、アスクEN信号をネゲートし、次のマスクデータワードの生成を行う。もちろん連続的に次のワードが生成できれば、ネゲートする必要はない。このように次々とマスクデータワードを出力し、ラインの最終データの場合はラインエンド信号をマスクEN信号と合わせてアサートする。この状態で、データREQ信号が入力されれば、アスク信号と同時にラインエンド信号もネゲートし、次ラインのXL,XRから再びマスクデータを生成する。
【0018】
図3はバックグランドデータの処理を説明する図で、図3(a)はバックグランド画像である。
【0019】
この例では、ビットマップイメージのオブジェクトデータを1.47977倍(1/2+1/8+1/32+1/64+1/256の逆数)に拡大し、イメージ画像の左上端からオフセット(0X,0Y)の座標を基準に合わせて描画するときの例である。図3(b)はオブジェクトデータの構成を示し、画像の白い部分が論理“0”、黒い部分が論理“1”で表わしたビットマップイメージである。
【0020】
図3(c)はバックグランド発生器104が出力するデータで、オブジェクトデータを1.4799倍に拡大したビットマップイメージデータをワード単位で出力する。
【0021】
図1のバックグランド発生器104はオブジェクトメモリ101上に構成されたイメージオブジェクトデータを、基準点であるOY、OXに基きオフセット0Yライン目からオブジェクトメモリDMAコントローラ102を介して、読み出す。この時、各ラインのデータはオフセット値0Xのデータから読み出される。読み出されたデータは水平方向に拡大され、拡大後のビットマップイメージデータをバックグランドデータとして出力する。出力データの基準ができたら、バックグランドデータEN信号をアサートし、この状態でバックグランドデータREQ信号がアサーとされていれば出力データが受取られたものとして、次のデータの出力の準備をするとともに、バックグランドデータEN信号をネゲートする。
【0022】
このとき、連続してデータ出力ができればネゲートしない。また、描画データラインエンド信号がアサートされていれば、ラインの最終データであることを認識して、改行、処理を行い、次ラインのデータを生成する。このとき、数ライン連続してオブジェクトデータの同一ラインを拡大して出力する。これは垂直方向にも拡大されるからである。
【0023】
図4はグレイデータの処理を説明する図で、図4(a)はグレイ画像の例を示し、このようなデータがオブジェクトメモリ101上に構成される。本実施形態では、50ドット×50ラインの周期的な濃度パターンで、このデータを繰り返し使用することによって大きな領域に一定の濃度をつけることができる。同じグレイパターンを使用した他の描画データとの画像の繋がりを保証するために、グレイデータも基準点に合わせるためのグレイ画像の座標が指定される。これを決定するパラメータが基準点座標(fX,fY)である。
【0024】
図4(b)はグレイオブジェクトデータの構成を示す図である。例えば図4(a)のnライン目のデータはビットマップイメージで実現された濃度パターンで、2ワードにまたがり、そのうち50ドットがグレイデータに対応するデータとして意味をもつ。この50ドットのデータを32ビットの構成を有するdata1と残りの18ビットを含むdata2とに分割する。
【0025】
このとき、図4(c)に示すようにグレイデータの出力形式は最初の32ビット分のdata1、続いて残りの18ビット分のdata2とし、data2の余白部分にはdata1の左側(LSB側)をつなげたデータを出力する。
【0026】
また、50ライン出力するごとに画像の先頭へ戻って繰り返し、データを出力する。
【0027】
図1のグレイ発生器105は、オブジェクトメモリ101上から最初に、オフセットfYライン目のデータから処理を始め、各ラインオフセットfXドット目が基準点のX座標と一致する様にデータ出力を行う。以後、data1,data2を交互に接続したデータを出力する。グレイ発生器105はデータ出力の基準が完了したらグレイデータEN信号をアサートし、このとき、グレイデータREQがアサートされていればデータが受取られたと認識し、グレイデータEN信号をネゲートし、次のデータの準備を行う。準備ができていればネゲートしない。
【0028】
また、グレイデータREQ信号とラインエンド信号がアサートされていれば、ラインの最終データと認識し、次のラインの出力へシフトする。
【0029】
図5は前記マスク画像とバックグランド画像と、グレイ画像から構成される描画データを説明する図である。図5(a)は描画される画像を示しており、図2(a)のマスク画像で図3(a)の拡大後のバックグランド画像をクリッピングし、図4(a)のグレイパターンで塗ったものである。これらの処理は、図1のBPU106のでこれらの処理が行われる。
【0030】
図5(b)は例として、nライン目の描画動作を説明したもので、マスクデータ、バックグランドデータ、グレイデータのそれぞれのブロック(四角い箱)は1ワードのビットマップ画像データを表示している。
【0031】
そして縦方向のデータ配列はそれぞれの位置に描画されるべきデータであることを示しており、データの左端は描画基準点である。本発明の特徴は実際に描画するマスク図形が存在するところ、すなわちマスクデータに“1”があるところだけ描画することである。
【0032】
従って、図5(b)のワード0からワード2まではマスクデータがオール0であるので、画像発生器103は画像を発生しない。実際に描画動作が行われるのは、マスクデータに"1"があるワード3からワード5である。
【0033】
バックグランドデータや、グレイデータの出力がマスクデータの出力と対応していないのは、拡大や2値化、あるいはワード整合していない繰り返しデータ等は画像の最初から順々に発生するのが現実的であるからである。すなわち、マスク画像の左エッジの軌跡をなぞりながら、加工後のバックグランド画像のはじまる位置を算出し、それを加工前のオブジェクトデータに写像して、描画の開始点を求めれば可能であるが、これはあまりにも煩雑で、膨大な処理が必要であるためである。
【0034】
本発明にかかる描画装置によると、バックグランドデータやグレイデータの画像は、それぞれの画像発生器に先頭画像から発生させ、必要でない部分は無効データとして読み飛ばせばよい。
【0035】
図1のマスク発生器103は、図5(b)のワード3に相当するマスク画像を、BPU106に出力したままバックグランド発生器104やグレイ発生器105がワード3のデータを出力するまでウエイトする。バックグランドデータ、グレイデータは出力されるたびにカウンタによりカウントアップされる。左端座標は3であるのでカウンタが3になった時点で描画動作が開始され、ワード3からワード5に対応する描画データが図1の画像メモリDMAコントローラ107のに出力され、画像メモリ108に描画される。また、実際の論理演算では、画像メモリ108上のディスティネーション画像も同時に論理演算されるが、ここでは説明を簡単にするため省略した。参考までに、図5の例の描画論理は、マスクデータをm、バックグランドデータをb、グレイデータをg、ディスティネーションデータをdとすると、
出力画像Z=m*d+(m*b*g)+(m*d)である。
【0036】
ここで、「m」はmの補数、「*」は論理積、「+」は論理和を示す。
【0037】
さらにワード5はラインの最終データであるので、ラインエンド信号を含み、マスク発生器103からBPU106に入力され、そのラインエンドが描画ラインエンド信号として各ブロックに出力され、すべてのブロックが改行動作に入り、次に同様にn+1ライン目の描画が行われる。
【0038】
図6はBPUの構成図で、601,602はオアゲート、603〜605はアンドゲート、610,611は比較器、612,613はフリップフロップ、614,615,616はアンドゲートである。
【0039】
図6をもとに、図5の描画動作を実現する具体的な方法について説明する。初期状態として606,607のカウンタは0、612,613のフリップフロップは0になっている。マスク発生器103はワード3のマスクデータとマスクデータEN信号と、マスク左端座標信号=3を出力する。
【0040】
612,613のフリップフロップの出力Qは0であるので、マスクデータREQ信号が出力されず、マスク発生器はこの状態で停止している。
【0041】
一方、612,613のFFのQ出力は1であるので、バックグランドREQ、グレイデータREQ信号は1となり、リクエスト状態となっている。バックグランド発生器はワード0のデータをバックグランドデータとして出力すると共に、バックグランドデータイネーブル信号を出力する。このとき、カウンタ606は1にカウントアップする。
【0042】
同時にバックグランドデータREQ信号は1なので、バックグランド発生器は次のデータを出力すると共に、バックグランドデータEN信号を出力する。そしてまた、カウンタ606がカウントアップする。このようにしてカウンタの値が3になり、マスク左端座標と一致したとき、比較器610は1を出力し、612のフリップフロップのQが1にセットされる。このときQは0に変化する。そして、このQ出力がオアゲート601に出力される。
【0043】
一方、グレイデータも同様に611のフリップフロップのQ出力によってグレイデータREQ信号が1になり、カウンタ607をカウントアップしながら、ワード0からワード2のグレイデータを空読みし、カウンタが3になれば比較器611が1を出力し、フリップフロップ613ののQ出力を1に、Q出力を0に変える。
【0044】
612,613のフリップフロップのQ出力が双方1になると、図5の描画を開始する。バックグランド発生器は、ワード3のデータをバックグランドデータとして出力し、バックグランドデータEN信号を出力する。グレイ発生器はワード3のグレイデータを出力し、同時にグレイデータEN信号を出力する。またこのとき、ディスティネーションデータが入力され、ディスティネーションEN信号が出力されていれば、616のアンドが1を出力することにより、描画データEN信号が出力される。
【0045】
このとき608の論理演算回路は、それぞれのデータから論理演算し、描画データを出力する。次段が描画データを受取れる状態であれば、描画データREQ信号が609に入力され、マスクデータREQ信号、バックグランドデータREQ信号、グレイデータREQ信号、ディスティネーションデータREQ信号が出力され、同時にシーケンスが進み、ワード4の発生動作に入る。データの準備が各ブロックでできると、前記と同様にそれぞれのREQ信号が出力され、ワード5のデータの処理が同様に行われる。このとき、マスク発生器はラインエンド信号を出力し、各REQ信号が出力されるタイミングで描画データラインエンド信号が各ブロックに出力され、次ラインの画像発生に移行する。
【0046】
このとき、カウンタ606,607およびフリップフロップ612,613は0にリセットされ、初期状態に戻る。そして、次のラインの描画が上記と同様に行われる。
【0047】
マスクデータの有効な部分を基準として、バックグランドデータ、グレイデータの出力を判断して、バックグランドのデータ等を必要とするワード数まで読み飛ばして、有効な部分のみを描画することができる。
【0048】
(第2の実施形態)
図7は本発明の第2の実施形態で、図7(a)は図6の610又は611の比較器に繰り返しモード信号を追加したものである。この例は16ワードで繰り返されるバックグランドデータの場合で、比較器のビット4以上を強制的に一致状態にしている。すなわち、マスクデータの無効データに対応する部分は比較器により強制的に「0」として処理し、次に有効マスクデータと比較するタイミングでバックグランドデータを出力する。バックグランドデータは繰り返しの1回目で有効マスクデータと一致するので、通常モードに比べて繰返しモードはより早く描画動作が開始できる。本実施形態では、バックグランド画像を対象にしているが、グレイ画像においても同様に適用することが可能である。
【0049】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0050】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0051】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0052】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体にはプログラムコードが格納されることになる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、有効なデータのみを描画することにより、メモリアクセスを必要最小限として描画処理の高速化が可能になる。
【0054】
また、バックグランドデータが繰り返しデータのときは、繰り返しのデータが変化する下位のビットのみを比較の対象とする抽出を行ない、出力するべき有功なデータか否かを比較す対象を絞り込むことにより更に高速な処理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる描画装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 マスクデータの処理を説明する図である。
【図3】 バックグランドデータの処理を説明する図である。
【図4】 グレイデータの処理を説明する図である。
【図5】 描画処理を説明する図である。
【図6】 ビットプロセッシングユニットの構成を説明する図である。
【図7】 第2の実施形態における比較器の処理を説明する図である。
【符号の説明】
101 オブジェクトメモリ
102 オブジェクトメモリDMAコントローラ
103 マスク発生器
104 バックグランド発生器
105 グレイ発生器
106 ビットプロセッシングユニット(BPU)
107 画像メモリDMAコントローラ
108 画像メモリ

Claims (14)

  1. メモリ上に構成されたオブジェクトデータから基準点座標を基にマスク画像を生成するマスク画像発生手段と、バックグランド画像を生成するバックグランド画像発生手段を有し、前記マスク画像で前記バックグラウンド画像をクリッピングした画像をビットマップメモリ上に展開する描画装置であって、
    ライン単位に前記基準点座標からの前記マスク画像のデータの左エッジが存在するワードまでのワード数を示すマスク左端座標を発生するマスク左端座標発生手段と、
    ライン単位に前記基準点座標からの前記マスク画像のデータの右エッジが存在するワードを示すラインエンド信号を発生するラインエンド信号発生手段と、
    前記基準点座標に基き、生成したバックグランド画像のワード数をライン単位に数えるバックグランドデータ計数手段と、
    前記マスク左端座標と前記バックグランドデータ計数手段の出力するワード数を比較する比較手段と、
    前記比較手段の結果と前記ラインエンド信号から有効なマスク画像のデータ範囲を検出するマスクデータ範囲検出手段と、を備え、
    前記有効なマスク画像のデータ範囲と一致するバックグランドデータを有効なバックグランドデータとして描画することを特徴とする描画装置。
  2. 前記生成されるバックグランド画像が複数ある場合は、それぞれのバックグランド画像と前記マスク画像のデータとを比較して、有効なデータか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  3. 前記比較の結果、前記有効なマスク画像のデータの範囲と一致しないバックグランドデータは無効なバックグランドデータとして描画しないことを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  4. バックグランドデータが周期的な繰り返しデータの場合は、前記マスク画像のデータの左端座標信号における下位のビットのみを前記繰り返しデータとの比較の対象とする抽出手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  5. 前記抽出手段により比較の対象とされなかったビットに対応
    するバックグランドデータは無効なバックグランドデータとして描画しないことを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
  6. メモリ上に構成されたオブジェクトデータから基準点座標を基にマスク画像及び、バックグランド画像を生成し、前記マスク画像で前記バックグラウンド画像をクリッピングした画像をビットマップメモリ上に展開する描画方法であって、
    ライン単位に前記基準点座標からの前記マスク画像のデータの左エッジが存在するワードまでのワード数を示すマスク左端座標を発生するマスク左端座標発生工程と、
    ライン単位に前記基準点座標からの前記マスク画像のデータの右エッジが存在するワードを示すラインエンド信号を発生するラインエンド信号発生工程と、
    前記基準点座標に基き、生成したバックグランド画像のワード数をライン単位に数えるバックグランドデータ計数工程と、
    前記マスク左端座標と前記バックグランドデータ計数手段の出力するワード数を比較する比較工程と、
    前記比較工程での結果と前記ラインエンド信号から有効なマスク画像のデータ範囲を検出するマスクデータ範囲検出工程と、を備え、
    前記有効なマスク画像のデータ範囲と一致するバックグランドデータを有効なバックグランドデータとして描画することを特徴とする描画方法。
  7. 前記生成されるバックグランド画像が複数ある場合は、それぞれのバックグランド画像と前記マスク画像のデータとを比較して、有効なデータか否かを判断することを特徴とする請求項6に記載の描画方法。
  8. 前記比較の結果、前記有効なマスク画像のデータの範囲と一致しないバックグランドデータは無効なバックグランドデータとして描画しないことを特徴とする請求項6に記載の描画方法。
  9. バックグランドデータが周期的な繰り返しデータの場合は、前記マスク画像のデータの左端座標信号における下位のビットのみを前記繰り返しデータとの比較の対象とする抽出工程を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の描画方法。
  10. 前記抽出工程により比較の対象とされなかったビットに対応するバックグランドデータは無効なバックグランドデータとして描画しないことを特徴とする請求項9に記載の描画方法。
  11. 請求項6乃至10のいずれか1項に記載の描画方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読の記憶媒体。
  12. 前記ビットマップメモリに形成された画像を出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  13. 前記出力手段はプリンタであることを特徴とする請求項12に記載の描画装置。
  14. 前記出力手段はディスプレイユニットであることを特徴とする請求項12に記載の描画装置。
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