JP2007122188A - 画像形成装置及び画像処理方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ページ水平方向の走査による該辺情報データ量を減少させ、上記のような、画像を水平方向に走査線単位で辺情報を抽出しながら処理を行う処理をさらに高効率にする。
【解決手段】ページ記述言語やそれから生成される中間言語による画像に対して、水平方向に走査線単位でオブジェクトの辺情報を抽出しながら陰線処理を行う処理方法であって、上記処理は、ハッチングオブジェクトが存在した場合にハッチングラインが水平方向になるように画像を回転して処理する工程と、画像の回転を元に戻して出力する工程とを有することを特徴とする画像処理方法等を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ページ記述言語(PDL)で記述された印刷データを解釈し、画像データを生成する画像形成装置及び画像処理方法、並びにプログラムに関する。
画像形成装置に対し、PostScriptやPDF等のPDLで記述された描画データが入力されると、その描画データが解釈されて各ページの画像データが形成される。入力される描画データは、複数種類のオブジェクト(描画オブジェクト)の集合として構成され、そのオブジェクトとしては図形、テキスト、その他の画像がある。出力される画像データは、1ページのラスタ画像、または圧縮形式の画像等である。画像形成装置が出力する画像は、必要に応じて一旦記憶装置に蓄積されたり、ページ合成や回転等の画像処理を行った後、多くの場合プリンタエンジンに送出され、印刷される。
画像形成にかかる時間を削減する手法として、必要な画像形成過程を並列化する方法が考えられており、特開平9−167242号公報(特許文献1)では、線または短冊状に分割した描画領域に対して並列処理を行う装置が開示され、特開平4−170686号公報(特許文献2)では、描画対象となる二次元領域を複数のブロックに分割する画像処理装置が開示されている。
また、本発明者と出願人らは、PDLで記述された印刷データを効率よく複数ブロックに分割する手法として、PDLオブジェクトの概形情報(概略の簡単な形状)からブロックに関連付ける方法を提案している(PDLで記述された印刷データを効率よく複数ブロックに分割する手法)。更に、本発明者と出願人らは、PDLの処理において画像を水平方向に走査線単位でオブジェクトの辺情報を抽出しながらハードウェアパイプライン構成で処理を行い、高速かつ少ないバッファメモリ消費量を実現する方法を提案しており、ここで本発明者らは、この処理をUFR(Ultra Fast Rendering)と呼んでいる。
特開平9−167242号公報 特開平4−170686号公報
しかしながら上記の方法(UFR)では、水平方向(x座標方向)への走査線単位で描画オブジェクトの辺情報を抽出する事で、エッジ処理部によって辺情報の生成を行うが、画像の種類によっては水平方向で走査する辺情報の数が多くなり、その結果データ処理量が増大するという問題があった。そこで、画像の種類に従ってデータ処理量を減らす効率的な方法が求められていた。特に、設計製図などに用いられるハッチングと呼ばれる斜線の塗りつぶしなどに関しては、上記の方法に適したより効率の良い描画方法を検討する余地が残されている。
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、ページ水平方向の走査による該辺情報データ量を減少させ、上記のような、画像を水平方向に走査線単位で辺情報を抽出しながら処理を行ってゆくUFR(Ultra Fast Rendering)処理をさらに高効率にする画像形成装置及び兵法、並びにプログラムを提供することである。
本発明の画像形成装置は、ページ記述言語やそれから生成される中間言語による画像に対して、水平方向に走査線単位でオブジェクトの辺情報を抽出しながら陰線処理を行う処理部を有する装置であり、前記処理部は、ハッチングオブジェクトが存在した場合にハッチングラインが水平方向になるように画像を回転して処理した後に画像の回転を元に戻して出力する。
本発明の画像形成方法は、ページ記述言語やそれから生成される中間言語による画像に対して、水平方向に走査線単位でオブジェクトの辺情報を抽出しながら陰線処理を行う処理方法であって、前記処理は、ハッチングオブジェクトが存在した場合にハッチングラインが水平方向になるように画像を回転して処理する工程と、画像の回転を元に戻して出力する工程とを有する。
本発明によれば、画像を水平方向に走査線単位で辺情報を抽出しながら処理を行っていくUFR手法において、ブロックごとに処理を行う場合に、走査線と交わるオブジェクトの交点が減るので、データ処理量が減り、更なる高速化が実現する。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例を述べる。
図1に、本手法に係る画像形成装置の構成を示す。この画像形成装置は、例えばPostScriptやPDF等のPDLを入力とし、該PDLに基づいて画像データを形成する。
図1の画像形成装置は、入力処理部としてのブロック分割部1と、ひとつ以上の画像処理部2と、描画オブジェクト情報やページ画像データ等が書き込まれるメモリ3によって構成される。
ブロック分割部1は、PDLを受け取り、そのデータをPDLの規約に沿って解釈する機能と、非描画命令を実行する機能と、描画オブジェクト毎に描画命令(コマンド群)を切り出す機能と、描画オブジェクトそのものの情報と、描画オブジェクトとブロックの対応情報をメモリ8に格納する機能を有する。ここでブロックとは、1ページ内を格子状に分割する各領域であり、システム内であらかじめ定義されている値とする。
特に、描画オブジェクトとブロックの対応情報に関して、ブロック分割部1は、円や曲線等、交点座標とブロック境界の交点演算が複雑になるものに対して、ページ記述言語の印刷データから抽出した座標情報から描画オブジェクトの存在する可能性のある領域(以下、概形)を求め、各ブロックが描画オブジェクトの概形を含むか含まないかによってブロックに関連づける描画オブジェクトを選択する。
このようにして生成されたブロックのデータを、CPU4で画像処理部2の要求する中間言語形式に変換することにより、従来のPDLと同様の装置で画像形成を行う。
画像処理部2ではPDLの処理において画像を水平方向に走査線単位で辺情報を抽出しながらハードウェアパイプライン構成で処理を行い、高速かつ少ないバッファメモリ消費量を実現する処理を行う。
画像処理部2は、システムバスにアクセスして該ジョブを読み込み、後述図7の符号703〜符号706からなる後段のパイプラインモジュールに対する描画コマンドを発行する描画コマンド生成部702と、描画コマンド生成部702によって発行された描画コマンドに従って該ジョブに含まれる辺レコードを読み取り、走査線単位で描画オブジェクトの辺情報を抽出し、該辺情報を走査線方向(x座標)の昇順にソートした後、後続のレベル優先度判定部704に該辺情報をメッセージとして転送するエッジ処理部703と、描画コマンド生成部702によって発行された命令に従い、該ジョブに含まれるレベルテーブルと、エッジ処理部703によって生成された該辺情報とを読み取り、続いて走査線毎に各レベルの優先度と活性化された(描画に影響する)画素範囲を決定し、各走査線の該活性化された画素範囲の情報を優先度順にソートして他のレベルの画素との関係情報とともに画素範囲情報とし、後続の色生成部705に該画素範囲情報を転送するレベル優先度判定部704と、描画コマンド生成部702によって発行された描画コマンドに従い、該ジョブに含まれるフィルテーブルと、レベル優先度決定部704によって生成された該画素範囲情報とを読み取り、続いてレベル毎に活性化された画素の色を決定し、後続の色合成部706に該活性化された画素の色情報をレベル優先度判定部704から転送されてきた画素範囲情報とともに転送する色生成部705と、描画コマンド生成部702によって発行された描画コマンドに従い、レベル優先度決定部704によって生成された各レベルの画素範囲情報と、色生成部705によって決定された画素の色情報をもとに画素単位に色を決定する演算を実行して画素の最終的な色を生成する色合成部706と、色合成部706によって生成された最終画素のうち、ランレングス形式で表現された画素情報をピクセルに展開し、接続された外部機器に送出するピクセル展開部707によって構成される。
描画コマンド生成部702では、渡されたブロック情報を用いて画像処理部2が処理する描画コマンド(中間言語)を生成する。描画コマンドは、描画オブジェクトの形状、描画オブジェクトの色情報や描画形式、またはそれらに対するポインタ等を持つ。
画像処理部2は、ブロック分割部1から出力される描画コマンドを受信し、その描画コマンドに従ってページ画像を形成する。画像処理部2で形成された画像データはシステムメモリ18に格納される。この他、画像データをそのまま後段の画像処理装置や出力装置、表示装置等に転送する場合もある。
このように、画像を水平方向に走査線単位で辺情報を抽出しながら処理を行っていくことで、高速なハードウェアパイプライン構成を採用する事が可能であり、かつ少ないバッファメモリで処理が可能となる。この走査処理を図8に示す。図8にて、x0、 x1、 x2、 x3、…の順に図形を走査していく。ここで本発明者らは、この処理をUFR(Ultra Fast Rendering)と呼んでいる。
図2に、図1に示したブロック分割部1に入力されるPostScirpt言語で記述された印刷データの一例を示す。また、この印刷データによって描画されるデータを図3に示す。符号201、符号202、符号203は各描画オブジェクトの描画命令に相当し、それぞれ円オブジェクト302、三角形オブジェクト304、曲線オブジェクト306を描画する。
図4、図5、図6にブロック分割部1が生成する描画オブジェクト情報の一例を示す。図4は、円オブジェクト302、三角形オブジェクト304、曲線オブジェクト306の概形、図5は各描画オブジェクトの情報を格納する描画オブジェクトテーブル、図6は、ブロックと各描画オブジェクトの対応関係を示す対応テーブルである。
ブロック分割部1は、描画オブジェクトテーブルと対応テーブルを作成し、CPU4に作成終了を通知する。CPU4は、ふたつのテーブルを参照し、各ブロックに含まれる描画オブジェクト情報を中間言語形式に変換して画像処理部2に分配する。
以下、図2の例を用いて、ブロック分割部1の動作を説明する。
図2の符号204は、これから描画しようとしている図形の形状を定義している記述部分である。ここでは、中心の座標が(160、340)で半径70 の円オブジェクト302が定義されている。ブロック分割部1は、新しい描画オブジェクトの定義が開始されると、新しい描画オブジェクトを描画オブジェクトテーブルに記録する。符号201では、描画オブジェクトテーブルのエントリ501に、円オブジェクト302の描画命令列(符号201)へのポインタが渡される。 描画オブジェクトテーブルの描画オブジェクト情報は、このようにPDLへのポインタを渡す他、オブジェクトの描画情報を実際にコピーしてもよいし、PDLを適当な形式に変更したもので作成してもよい。
符号204の解釈終了後、ブロック分割部1は、描画オブジェクトの中心座標(160、340)と半径70から、符号204が示す描画オブジェクトが取りうるXおよびY座標の範囲を計算する。これは、図3の矩形301の領域に相当する。この円のXの最小値は、(X、Y)=(160-70、340-70)=(90、270)、同様に最大値は(X、Y)=(160+70、340+70)=(230、410)となるので、概形はエントリ400に示されるようになる。また、描画オブジェクト情報を描画オブジェクトテーブルのエントリ501に記録したので、エントリ400はポインタ403を持つ。
矩形領域301が求まると、簡単な座標計算によって、矩形301を含む描画領域300内のブロック(ブロック307、308、309、310、311、312、313、314、315)が求められる。これらのブロックは、オブジェクト302を含む可能性があると判定される。
図6の対応テーブルは、描画領域300内の各ブロック内に存在する可能性があるオブジェクトを保持している。この対応テーブルのブロック番号は、図3の左上からX方向にブロック番号を0、1、2、3…としている。
先で求めた領域301を含む可能性があるエントリとして、ブロック番号0(符号601)、1(符号602)、2(符号603)、4(符号605)、5(符号606)、6(符号606)、8(符号609)、9(符号610)、10(符号611)に、描画オブジェクト情報へのポインタ0(符号403)をコピーする。
符号205の部分は、描画の際に用いる色の指定であり、ここでは緑が指定されている。
符号206で示す部分は、図形内部の塗り潰し命令であり、ここでは、その前に定義されている円の内部を緑色で塗り潰す処理が指示されている。
符号207では、三角形オブジェクト304の形状が定義されている。最初に、moveto命令によってペン座標を(X、Y)=(180、280)に移動させる。ここから、順にlineto命令によって座標(120、 70)、(315、170)、(180、280)に直線を引き、三角形を描く。
符号201と同様に、新しい描画オブジェクトを描画オブジェクトテーブルに記録する。新しい描画オブジェクトは、描画オブジェクトテーブルのエントリ502に記録される。このエントリには、符号202へのポインタが渡される。
符号207は直線から構成される図形であるので、ブロック分割部1は、符号207の解釈終了まで、描画オブジェクトの各頂点の最大値、および最小値を単純に更新しつづけることでオブジェクトを包含する領域を特定することが可能である。このようにして求まる概形が、図3の矩形303で示されている。ここでは、3つの頂点の座標から、XおよびYの最小値は(X、Y)=(120、70)、最大値は(X、Y)=(315。280)であることがわかる。ブロック分割部1は、エントリ401にこれらの値を記録する。また、描画オブジェクト情報を描画オブジェクトテーブルのエントリ502に記録したので、エントリ401はポインタ404を持つ。
符号207の概形が求まると、対応テーブルが更新される。図3の303は、それぞれブロック9(符号610)、10(符号611)、11(符号612)、13(符号614)、14(符号615)、15(符号616)、17(符号618)、18(符号619)、19(符号620)に含まれるため、領域テーブルのこれらのエントリに描画オブジェクトテーブルへのポインタ404がコピーされる。
符号208は符号207で定義した三角形の色を定義する。ここでは、赤が指定されている。
符号209では、三角形を符号208で定義した赤色に塗り潰す処理が指示されている。
符号210は、曲線306のベジエ曲線の描画を指示している。ここでは最初に、ペンの座標を(30、20)に移動させ、現在のペン座標と(85、120)、(160、60)、(140、20)の4点で囲まれるベジエ曲線を描く。
最初に、新しい描画オブジェクトを描画オブジェクトテーブルに記録する。新しい描画オブジェクトは、描画オブジェクトテーブルのエントリ503に記録される。このエントリには、符号203へのポインタが渡される。
符号210は、ベジエ曲線であるので、符号207と同様に各制御点のXおよびYの最小値、および最大値から描画オブジェクトを包含する矩形領域を判定可能である。これは、図3の矩形305に示される領域に相当する。このベジエ曲線を含む領域は、(X、Y)=(30、20)、(20、160)の矩形内であるので、領域テーブルのエントリ402にこの情報が記録される。
符号211の部分は、以上で定義した処理を1ページとして出力することを指示する命令である。この命令によって、描画ブロック分割部1は1ページの描画終了を検知する。描画が終了すると、ブロック分割部1はブロック情報から中間言語形式のジョブを作成するCPU4にページ終了を通知する。また、作成した描画オブジェクトテーブル、および対応テーブルをCPU4に渡す。
以上のようにPostScript言語による図形記述においては、書き込むべき図形についての定義、色の指定などの描画処理におけるオプションの指示、および描画の種類の指定と描画処理の実行指示からなっている。この実行指示をブロック分割部1が解釈し、対応テーブルと描画オブジェクトテーブルを作成した時点で、各ブロック間の依存関係は解消できる。この時点では、各ブロックは、例えばブロック307のように実際には描画されない描画オブジェクト情報(ブロック307では、円オブジェクト302)の情報をもつ場合がある。このような余分な描画オブジェクトの情報は、画像処理部2のエッジ検出処理3において、描画オブジェクトとスキャンライン、ブロック境界の正確な交点を求める時点で除外される。また、各ブロックは描画オブジェクトがブロック内に存在する場合、必ず描画オブジェクトの情報をもつため、ブロック全体に描画オブジェクトが覆い被さっているような場合でも正しく描画を行うことが出来る。
以上が、本発明における先に提案したPDLで記述された印刷データを効率よく複数ブロックに分割する手法として、PDLオブジェクトの概形情報(概略の簡単な形状)からブロックに関連付ける方法の実施形態であるが、本発明は、このしくみに対して、以下の処理を設ける点が特徴である。
図9に本発明の中心となる制御手段の原理説明図を示す。
図9に示すように、ハッチングオブジェクトがある場合に、そのオブジェクト情報に基づいて、画像を回転させる。回転角は、ハッチングの線が水平になるように回転させる。
図9(a)は回転前の状態、図9(b)は回転後の状態を示す。このようにして、ハッチングが利用されているオブジェクトがある場合に、ハッチング線と水平方向に走査線単位で辺情報を抽出するUFRの走査線が交わる回数、すなわちデータ処理量を減らして高速化を達成する。
この処理の制御手段とフローチャートを図10に示す。以下に、図10に従って手順の説明を行なう。
図10(a)は図9制御手段の原理説明図を実現するフローチャートである。
まず、画像オブジェクトを取得し、オブジェクトの描画情報から、ハッチングが行なわれているかを判定し更にハッチングの角度を判定する(ステップS1101)。ここで、ハッチングが45度で行なわれている場合は、ステップS1102の処理に進む。ここでは、対象となる図形を図10(b)に示す。図10(b)に示すとおり、ハッチングオブジェクト1001が有り、かつハッチングが図の通り45度で行なわれているので、処理はS1102へ進む。ステップS1102では、画像の座標軸を45度回転する。この状態を図10(c)に示す。ここでは、まだ画素ごとのレンダリングが行なう前の各オブジェクト記述の座標値を以下の式、
Xnew = 1/√2*( X +Y)
Ynew = 1/√2*(−X+ Y)
で変換する。
この変換は、ソフトウエア処理にて実行することも可能であるが、一つの定数1/√2の乗算と加減算で単純に行なうことができるので、専用ハードウェア構成にして高速に処理を行なう事がより好ましい。
次にS1103に進み、新しい座標軸上で、ページ画像枠1000を回転し、もとのページ画像枠(幅W、高さH)を、
(x1、 y1) = (0、 -1/√2*W)
(x2、 y2) = (1/√2*(W+H)、 1/√2*H)
の点で囲まれる仮想矩形領域上に割当てる。この状態を図10(c)に示す。
この範囲で水平に画素走査してレンダリングする。ここから先のレンダリングは、前述の図1で示した画像処理部2あるいは、図7の画像処理部701で行う。
ここで、レンダリングは図10(c)で示す仮想矩形領域1010の中で整列された先頭から、水平方向の走査線で行なうことができるため、回転する前と同じ構成で処理できる。
次にステップS1104に進む。S1104では、画像の座標軸を−45度回転して元に戻す。すなわち、S1103で行なった、図1の画像処理部2あるいは図7の画像処理部701から出力される画素データの座標(メモリ上の書き込みアドレスに対応する)を以下のように変換する。
レンダリングされた画素データに対して座標を
Xout = 1/√2*( X - Y)
Yout = 1/√2*( X + Y)
で変換しながら出力する。
この時の状態を図10(d)に示す。
ここで、上式が、ステップS1102で回転を行なった式と符号が異なるだけであることに着目して、同じハードウェア演算回路にてする構成にして共通化する事で、高速かつ低コストに構成することもできる。このようにして、水平走査にて処理する交点の数を減らしデータ処理量を減らし高速化を図る。尚ここで、ハッチングの向きに合わせて逆の回転方向に回転しても同様の効果が得られるが、明らかであるので説明は省略する。
(本発明を適用した他の実施形態)
上述した実施形態による画像形成方法の各ステップ(図10のステップS1101〜S1104等)は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記録媒体に記録し、或いは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワークシステムにおける通信媒体を用いることができる。ここで、コンピュータネットワークとは、LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等であり、通信媒体とは、光ファイバ等の有線回線や無線回線等である。
また、本発明に含まれるプログラムとしては、供給されたプログラムをコンピュータが実行することにより上述の実施形態の機能が実現されるようなもののみではない。例えば、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にも、かかるプログラムは本発明に含まれる。また、供給されたプログラムの処理の全て或いは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形態の機能が実現される場合にも、かかるプログラムは本発明に含まれる。
例えば、図11は、パーソナルユーザ端末装置の内部構成を示す模式図である。この図11において、1200はCPU1201を備えたパーソナルコンピュータ(PC)である。PC1200は、ROM1202またはハードディスク(HD)1211に記憶された、又はフレキシブルディスクドライブ(FD)1212より供給されるデバイス制御ソフトウェアを実行する。このPC1200は、システムバス1204に接続される各デバイスを総括的に制御する。
PC1200のCPU1201、ROM1202またはハードディスク(HD)1211に記憶されたプログラムにより、実施形態の図10におけるステップS1101〜S1104等の手順等が実現される。
1203はRAMで、CPU1201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。1205はキーボードコントローラ(KBC)であり、キーボード(KB)1209や不図示のデバイス等からの指示入力を制御する。
1206はCRTコントローラ(CRTC)であり、CRTディスプレイ(CRT)1210の表示を制御する。1207はディスクコントローラ(DKC)である。DKC1207は、ブートプログラム、複数のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイルそしてネットワーク管理プログラム等を記憶するハードディスク(HD)1211、及びフレキシブルディスク(FD)1212とのアクセスを制御する。ここで、ブートプログラムとは、起動プログラム:パソコンのハードやソフトの実行(動作)を開始するプログラムである。
1208はネットワーク・インターフェースカード(NIC)で、LAN1220を介して、ネットワークプリンタ、他のネットワーク機器、あるいは他のPCと双方向のデータのやり取りを行う。
画像形成装置の構成例を示す図である。 PDL(PostScript)の描画コマンド例を示す図である。 図2のPDLで描かれる画像を示す図である。 概形の例を示す図である。 描画オブジェクトテーブルの例を示す図である。 対応テーブルの例を示す図である。 パイプライン型画像形成装置の例を示す図である。 描画オブジェクト例を示す図である。 本発明の原理説明図である。 本発明の制御手段のフローチャートである。 パーソナルユーザ端末装置の内部構成を示す図である。
符号の説明
1 ブロック分割部
2 画像処理部
3 メモリ
4 CPU
201〜211 PostScriptの描画コマンド
300 描画領域
301、303、305 矩形領域
302 円オブジェクト
304 三角形オブジェクト
306 曲線オブジェクト
307〜315 ブロック
400〜402 概形データのエントリ
403〜405 (描画オブジェクトテーブルのエントリへの)ポインタ
501〜503 描画オブジェクトテーブルのエントリ
601〜620 対応テーブルのエントリ
701 描画装置
702 描画コマンド生成部
703 エッジ処理部
704 レベル優先度判定部
705 色生成部
706 色合成部
707 ピクセル展開部
708 互換性保証部
709 バスアクセス調停部
801 三角形オブジェクト
802 楕円オブジェクト

Claims (7)

  1. ページ記述言語やそれから生成される中間言語による画像に対して、水平方向に走査線単位でオブジェクトの辺情報を抽出しながら陰線処理を行う処理部を有する装置であり、
    前記処理部は、ハッチングオブジェクトが存在した場合にハッチングラインが水平方向になるように画像を回転して処理した後に画像の回転を元に戻して出力することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ハッチングラインの角度は、45度または135度であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. ページ記述言語の処理においてページを格子状に分割した各領域(以下、ブロック)単位で扱い、
    ページ内の描画オブジェクト毎に描画命令を抽出しブロックに対して前記描画オブジェクトを関連づけるブロック分割部と、
    前記ブロックが分配されるひとつ以上の画像処理部と
    を備え、
    前記ブロック分割部は、
    個別描画オブジェクトごとに、オブジェクトが包含する領域データを生成する手段と、
    前記領域データと前記ブロックの位置関係の重複により描画オブジェクトと前記ブロックを関連づける手段と
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記領域データは、多角形の領域であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記領域データは、描画オブジェクトのX座標及びY座標の最大値及び最小値から得られる矩形であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. ページ記述言語やそれから生成される中間言語による画像に対して、水平方向に走査線単位でオブジェクトの辺情報を抽出しながら陰線処理を行う処理方法であって、
    前記処理は、ハッチングオブジェクトが存在した場合にハッチングラインが水平方向になるように画像を回転して処理する工程と、
    画像の回転を元に戻して出力する工程と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項6に記載の画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラム。
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