JPH09277235A - 窯業製品のプレス成形用金型 - Google Patents

窯業製品のプレス成形用金型

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JPH09277235A
JPH09277235A JP12092196A JP12092196A JPH09277235A JP H09277235 A JPH09277235 A JP H09277235A JP 12092196 A JP12092196 A JP 12092196A JP 12092196 A JP12092196 A JP 12092196A JP H09277235 A JPH09277235 A JP H09277235A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根瓦10等の窯業製品の周縁の角を面取
り成形するため本体21,41の端面に面取り板25〜
37,47,48を固定したプレス成形用金型の加工コ
ストを低減すること。 【解決手段】 金型本体21,41の端面に短寸のピン
11を複数本突設し、面取り板25〜37,47,48
に該ピン11が嵌合する嵌合孔13を形成し、嵌合孔1
3にピン11を嵌合することにより面取り板25〜3
7,47,48を金型本体21,41に位置決め固定す
るので、専ら皿ネジ16を用いて面取り板25〜37,
47,48を固定していた従来の金型に比べネジ穴12
の数を少なくできる。このため、ネジ切り作業に時間を
要していた従来の金型に比べ金型の加工時間を短縮でき
るので、加工コストの大幅な低減が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は瓦やタイル等の窯業
製品のプレス成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根瓦のプレス成形用金型の一形式とし
て、屋根瓦の周縁の角を面取り成形するため金型本体の
端面に面取り板を固定した金型が使用されている。この
種の金型では、予め金型本体の端面に多数のネジ穴を設
けておき、鉄板を金型本体の端縁の形状に概略合わせて
切断するとともに金型本体のネジ穴の配列に合わせて皿
穴を形成し、切断した鉄板を金型本体に皿ネジで仮止め
し、仮止めした鉄板に金型本体の端縁に沿ってけがき線
を入れ、次に仮止めした鉄板を金型本体から外し、けが
き線に合わせて面取り加工することで面取り板を作製し
たうえで改めて金型本体に皿ネジで固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の金型は多数のネ
ジ穴のネジ切り作業を必要とするだけでなく、面取り板
にけがき線を入れるに際し、ネジで仮止めしたり、取り
外す作業を必要とするので、加工に時間がかかりコスト
が高くなる。また、瓦のプレス成形時の衝撃荷重によっ
て皿ネジの頭部と面取り板に設けた皿穴との嵌合部でズ
レが生じ易く、プレス成形を繰り返すうちに面取り板の
取付位置が狂ったり、面取り板と金型本体の間に隙間が
生じ、その結果プレス成形した瓦が不良品になるおそれ
がある。本発明はかかる問題点に鑑み、加工コストが低
く、且つ不良品の発生も少ない窯業製品のプレス成形用
金型を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る考案は、
窯業製品の周縁の角を面取り成形するため金型本体の端
面に面取り板を固定した窯業製品のプレス成形用金型で
あって、前記金型本体の端面に短寸のピンを複数本突設
し、前記面取り板に該ピンが嵌合する嵌合孔を形成し、
該嵌合孔に前記ピンを嵌合することにより前記面取り板
を前記金型本体に位置決め固定することを特徴とする。
請求項2に係る考案は請求項1に記載の窯業製品のプレ
ス成形用金型において、前記ピンの横断面形状を正6角
形に形成したことを特徴とする。
【0005】
【発明の作用・効果】請求項1に記載の窯業製品のプレ
ス成形用金型によれば、面取り板の位置決め固定手段と
してピンを金型本体に突設したので、専ら皿ネジを用い
て面取り板を固定していた従来の金型に比べ、ネジ穴の
数を少なくできる。このため、ネジ切り作業に時間を要
していた従来の金型に比べ金型の加工時間を短縮でき
る。また、鉄板にけがき線を入れるための仮止めや取り
外し作業も短時間で行えるので、加工コストの大幅な低
減が可能となる。また、ピンを嵌合孔に嵌合させること
で面取り板を位置決めして固定するので、プレス成形時
の衝撃荷重に対しても面取り板の取付位置の狂いが生じ
難く、従って不良成形品の発生を抑制できる。請求項2
に記載のプレス成形用金型によれば、断面形状が正6角
形のピンを採用したので、ピンと嵌合孔がより緊密に嵌
合する。このため、面取り板の取付位置の精度が向上す
ると共に強固に固定できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に基づき説明
するに、図1には本発明の一実施形態として屋根瓦10
のプレス成形用金型が示されている。当該プレス成形用
金型は下型20と上型40を備えている。下型本体21
の左右の端面には側枠22,23が6角ボルト24で固
定されている。下型本体21の前端面及び前端面と右側
端面との角部に形成した切欠部にはその上縁に沿って面
取り板25〜27が取付けられ、後端面及び後端面と左
側端面との角部に形成した切欠部にはその上縁に沿って
面取り板28〜32が取付けられている。各側枠22,
23の前端面と後端面にはそれぞれ面取り板33〜36
が取付けられている。また、下型本体21と側枠22,
23との間にも面取り板37が取付られている。
【0007】図2〜図4に拡大して示すように、下型本
体21の前端面には断面形状が正6角形のピン11が等
間隔で突設され、ピン11とピン11の中間にネジ穴1
2が形成されている。一方、面取り板25には正6角形
の嵌合孔13が等間隔で形成され、嵌合孔13と嵌合孔
13の中間に皿穴14が形成されている。面取り板25
はピン11に嵌合孔13を嵌合することにより、面取り
板25上端のテーパ面15の内側端縁が下型本体21の
前端面の上縁に連接するように下型本体21の前端面に
対して位置決め固定され、かつピン11から外れないよ
うに皿ネジ16でネジ止めしている。ピン11及び皿ネ
ジ16は面取り板25を下型本体21に取付けた状態で
面取り板25の表面から突出しないように寸法が定めら
れている。同様にして、下型本体21の周面と側枠2
2,23には面取り板26及び面取り板29〜37がピ
ン11と皿ネジ16で取付けられている。
【0008】一方、下型本体21の前側切欠部に取付け
る面取り板27には皿穴14が2箇所に形成されると共
に、皿穴14の中間に長穴17が形成されている。この
長穴17は下型本体21に突設したピン11を嵌合した
とき、面取り板27が左右方向へは摺動するものの、上
下方向へは摺動しないようにその形状、寸法が設定され
ている。面取り板27を取付けるに際しては、先に面取
り板26をピン11と皿ネジ16で位置決め固定し、つ
いでピン11を面取り板27の長穴17に嵌合し、左方
に摺動させて、面取り板26の後端面に面取り板27の
左端面を合致させ、皿ネジ16でネジ止めする。下型本
体21の後側切欠部の面取り板28も面取り板27と同
様、長穴17にピン11を嵌合し、皿ネジ16でネジ止
めして取付られている。
【0009】上型本体41の前後の端面には側枠42,
43と断面形状がL字形のブラケット44,45が6角
ボルト46で固定され、左右の端面に面取り板47,4
8が取付けられている。L字形ブラケット44,45は
それぞれ屋根瓦10のプレス成形時に下型本体21の切
欠部に固定した面取り板26,27及び面取り板28,
29に摺接するように所要の形状、寸法を有している。
また、上型本体41の側枠42,43はプレス成形時、
それぞれ下型本体21の前後の端面に固定した面取り板
25及び面取り板30,31,32に摺接し、下型本体
21の側枠22,23は上型本体41の左右の端面に固
定した面取り板47,48に摺接するように所要の寸法
及び形状を有する。上型本体41の面取り板47,48
は下型本体21の面取り板25等と同様、本体41に突
設した正6角形のピン11で位置決め固定され、皿ネジ
16でネジ止めされている。
【0010】本実施形態に係る屋根瓦のプレス成形用金
型の構造は以上の通りであって、面取り板25〜37,
47,48の位置決め固定手段として正6角形のピン1
1を下型本体21と上型本体41の両本体に突設したの
で、専ら皿ネジ16を用いて面取り板を位置決め固定し
ていた従来の金型に比べネジ穴の数を少なくできる。こ
のためネジ切り作業の時間を短縮できるので、加工コス
トの大幅な低減が可能となる。また、鉄板にけがき線を
入れるための仮止めや取り外し作業も短時間で行えるの
で、加工コストの大幅な低減が可能となる。さらに、正
6角形のピン11を面取り板25〜37,47,48の
嵌合孔13に嵌合させることで面取り板25〜37,4
7,48を位置決め固定するので、位置決め精度と固定
強度が向上するだけでなく、プレス成形時の衝撃荷重に
対しても面取り板25〜37,47,48の取付位置の
狂いが生じ難く、従って不良成形品の発生を抑制でき
る。
【0011】なお、上記実施形態では正6角形のピン1
1を突設したが、断面形状が円形のピンを採用すればピ
ンの切削作業や面取り板の嵌合孔の穴あけ作業が容易に
なるので、一層金型の加工コストを低減できる。さら
に、本実施形態においてはピン11とネジ穴12を交互
に配列したが、面取り板25〜37,47,48の両端
2箇所だけ、あるいは数カ所だけを皿ネジ16でネジ止
めしても良く、そのような構造を採用すればネジ穴12
のネジ切り作業が簡単になり、より一層加工コストを低
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る屋根瓦のプレス成
形用金型の下型と上型を示す斜視図である。
【図2】 同プレス成形用金型の下型の主要部を示す部
分斜視図である。
【図3】 図1の3−3線から切断した部分拡大断面図
である。
【図4】 図1の4−4線から切断した部分拡大断面図
である。
【符号の説明】
10…屋根瓦、11…ピン、12…ネジ穴、13…嵌合
孔、14…皿穴、15…テーパ面、16…皿ネジ、17
…長穴20…屋根瓦のプレス成形用金型の下型、21…
下型本体、22,23,42,43…側枠、24,46
…6角ボルト、25〜37,47,48…面取り板、4
4,45…ブラケット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窯業製品の周縁の角を面取り成形するた
    め金型本体の端面に面取り板を固定した窯業製品のプレ
    ス成形用金型であって、前記金型本体の端面に短寸のピ
    ンを複数本突設し、前記面取り板に該ピンが嵌合する嵌
    合孔を形成し、該嵌合孔に前記ピンを嵌合することによ
    り前記面取り板を前記金型本体に位置決め固定すること
    を特徴とする窯業製品のプレス成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記ピンの横断面形状を正6角形に形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の窯業製品のプレ
    ス成形用金型。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004202769A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Miyazono Seisakusho:Kk 瓦用の成形型
JP2014036857A (ja) * 2012-08-13 2014-02-27 Dyson Technology Ltd 掃除機ヘッド
JP2015524726A (ja) * 2012-08-13 2015-08-27 ダイソン テクノロジー リミテッド 掃除機ヘッド

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