JPS631468Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カーラジオ又はカーステレオ等に使
用するケースとエスカツシヨンとの装着構造の改
良に関するものである。

従来、カーラジオ又はカーステレオに使用する
ケースとエスカツシヨンとを固定、又は、嵌合す
る場合以下のような２つの方法があつた。

その１は、第１図ａ，ｂに示すように、ケース
１にタツプ２を設け、ケース１とエスカツシヨン
３とをねじ４により固定する方法である。

その２は、第２図ａ，ｂに示すように、ケース
１に爪部５を設け、これに対応してエスカツシヨ
ン３に開口部６を設け、爪部５を開口部６に嵌合
させる方法である。

しかし、上述の２つの方法には、それぞれ、そ
の１では、ねじを使用するためねじの取り付け工
数が増加する。その２は、ねじも不要であり、取
り付け作業も簡単になるが、ケースとエスカツシ
ヨンとのがたつきをなくすため、爪部と開口部と
の各々の寸法に許容公差をとれない。そのため、
ラジオ等の修理又は改造する場合等において、ケ
ースとエスカツシヨンとの取り外しがかなりむず
かしく、部品等の破損を招くこともあつた。

本考案は、上述の欠点を除去するため、ケース
に設けた爪部と、エスカツシヨンに設けた開口部
とを嵌合し、かつ、該エスカツシヨンの側端部に
切り欠きを設けて、両者の取り外しを容易にする
ように構成したことを特徴とする。

次に、本考案の一実施例を添付の図面を引用し
て説明する。

本考案は、第２図のような構成において、第３
図ａ，ｂに示すように、エスカツシヨンの両側端
部に切り欠き７を設ける。

このように構成すれば、ケース１とエスカツシ
ヨン３とを取り外したい時は、この切り欠き７を
介して、第４図に示すように、例えば、ドライバ
等の工具８を挿入して、押圧すれば、エスカツシ
ヨン３を多少拡大でき、したがつて、ケース１か
ら取り外すことが可能である。

また、第５図に示すように、切り欠き７は、そ
の高さをエスカツシヨン３の開口部６の高さと同
じ高さにすることにより、ケース１の爪部５を嵌
合する場合に、ガイドとしても使用できる。

なお、ケース１とエスカツシヨン３との取り付
け方法は、一方を爪部、他方をねじ止め、又は、
両者とも爪部にすることもできる。

以上説明したように、本考案によれば、ねじの
取り付け工数が削減できて、しかもケースとエス
カツシヨンとの取り外しが容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ，ｂ及び第２図ａ，ｂは、従来のラジ
オ等のエスカツシヨンを示す斜視図及び断面図、
第３図ａ，ｂ乃至第５図は、本考案の実施例によ
るラジオ等のエスカツシヨンを示す斜視図であ
る。 １……ケース、３……エスカツシヨン、５……
爪部、６……開口部、７……切り欠き。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ラジオ等のケースに設けられた爪部とエスカツ
   シヨンに設けられた開口部とを嵌合するように構
   成したラジオ等において、該エスカツシヨンの側
   端部に切り欠きを設けたことを特徴とするラジオ
   等のエスカツシヨン。