JPH0145099Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は端子台に関し、特に端子台に取付け
る防塵カバーの取付装置に係る。

端子台の防塵カバーはパネル等に取付けられた
端子台を粉塵、油等の汚れから守るもので防塵カ
バーの取付手段として従来第１図に示すように、
端子台１は基台１ａに複数個の端子ねじ２および
端子金具３が配設され前記端子ねじ２の両側にバ
リア１ａが設けられるとともに両端側には側壁１
ｃ，１ｃが設けられて形成されており、前記側壁
１ｃ，１ｃの上面には段（図示せず）を有する貫
孔１ｄ，１ｄが設けられており、前記端子台１は
前記貫孔１ｄ，１ｄにねじ（図示せず）を挿入し
てパネル（図示せず）に取付けられており、前記
貫孔１ｄ，１ｄに嵌入する突起４ａ，４ａを有す
る防塵カバー４は前記突起４ａ，４ａを前記貫孔
１ｄ，１ｄに嵌入させて前記端子台１に取付けら
れるものであるが、この手段であると振動・衝撃
等により防塵カバー４が脱離するおそれがあり、
また、基台１ａに側壁１ｃ，１ｃを設ける必要が
あり製作上困難をともない、さらに端子台１の長
さが規制される欠点を有していた。

この考案は上述の欠点を改良するために提案さ
れたもので、振動・衝撃等よる防塵カバーの端子
台からの脱離を防止する端子台の防塵カバー取付
装置を提供するものである。

以下、この考案を第２図に基づいて説明する。
なお、第１図と同一の部分は同一の符号を記すこ
とにする。

端子台１は基台１ａに端子ねじ２を受入れる通
孔１ｅ及び端子金具３のリード部３ａを受入れる
挿入孔１ｆが複数個設けられており前記通孔１ｅ
の両側にバリア１ｂ，１ｂが設けられて形成され
ており、このため端子台１のバリア１ｂにより切
断できるので端子台１の長さは規制されないこと
になる。

端子金具３は孔３ｂを有する方形状の金具３ｃ
の一片の中央にリード部３ａが垂設されており、
前記基台１ａの通孔１ｅに孔３ｂを対応させてリ
ード部３ａを前記挿入孔１ｆに挿入して、そのの
ち端子ねじ２を前記端子金具３に螺合取付ける。

５，５は防塵カバー４を取付ける取付装置で、
基台５ａ，５ａに取付片５ｂ，５ｂが立設されて
おり基台５ａ，５ａには孔５ｃ，５ｃが設けられ
ており、取付片５ｂ，５ｂの先端には取付用の爪
部５ｄ，５ｄが設けられており前記端子台１の基
台１ａの両端側の通孔１ｅと孔５ｃにねじ６を挿
通して前記端子台１とともにパネル（図示せず）
に取付ける。

防塵カバー４は両端部に切欠部４ｂ，４ｂが形
成されており、前記取付装置５，５、の爪部５
ｄ，５ｄを防塵カバー４の切欠部４ｂ，４ｂに係
合係止させ、前記端子台１のバリア１ｂ上に防塵
カバー４を固定保持している。

以上、上述したように防塵カバーを端子台に取
付ける取付装置に取付用の爪部を設けただけで振
動・衝撃等による防塵カバーの脱離を防止するだ
けでなく、取付装置が端子台と別体であるため端
子台の長さに規制されることがない。また、端子
台が任意の長さにて形成することができるため、
在庫管理が簡単になるとともにコストダウンにな
るという実用的効果を有しているものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の分解斜視図、第２図はこの考
案にかかる一実施例の分解斜視図である。 １……端子台、１ａ……基台、１ｂ……バリ
ア、１ｅ……通孔、１ｆ……挿入孔、２……端子
ねじ、４……防塵カバー、４ｂ……切欠部、５…
…取付装置、５ｂ……取付片、５ｄ……爪部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 基台に取付部を複数個形成するとともに前記取
   付部両側にバリアを形成し前記取付部に端子ねじ
   を配設した端子金具を設けた端子台と、 両側に切欠部を有し前記端子台のバリア上に設
   けられる防塵カバーと、 先端に爪部を有する取付片を基台に形成し前記
   端子台両端側の取付部に設けられる取付装置とか
   らなり、 前記防塵カバーの切欠部と前記取付片の爪部を
   係合係止させて前記防塵カバーを前記端子台のバ
   リア上に固定保持するようにしたことを特徴とす
   る端子台の防塵カバーの取付装置。