JPH09274981A - 相対回転部材間継電装置 - Google Patents

相対回転部材間継電装置

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JPH09274981A
JPH09274981A JP8152338A JP15233896A JPH09274981A JP H09274981 A JPH09274981 A JP H09274981A JP 8152338 A JP8152338 A JP 8152338A JP 15233896 A JP15233896 A JP 15233896A JP H09274981 A JPH09274981 A JP H09274981A
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JP
Japan
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moving body
cylindrical portion
inner cylindrical
flexible flat
cable
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JP8152338A
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English (en)
Inventor
Kazuya Arai
和哉 荒居
Masakazu Umemura
昌和 梅村
Hiroyuki Okamoto
博行 岡本
Takeshi Sakakibara
武 榊原
Satoshi Ishikawa
聡 石川
Hiraki Tanaka
開 田中
Kazuhito Sakai
和仁 酒井
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/027Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
    • H01R35/025Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 摺動ノイズを低減するとともに、フレキシブ
ルフラットケーブルの座屈を防止できる相対回転部材間
継電装置を提供する。 【解決手段】 内側円筒部11aを有する第1の回転体
(回転体)11と、内側円筒部11aを所定の間隔をお
いて囲み、同内側円筒部11aに対して相対的に回転す
る外側円筒部12aを有する第2の回転体(固定体)1
2と、内側円筒部11aと外側円筒部12aとの間の環
状の空間K内に沿って、渦巻き状に巻かれるようにして
収納され、内周端部13aが前記内側円筒部11aに保
持され、外周端部13bが外側円筒部12aに保持され
たフレキシブルフラットケーブル13と、空間Kに沿っ
て移動自在に設けられ、開口部21cでフレキシブルフ
ラットケーブル13を反転させるC字状の移動体21と
を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、相対的に回転す
る部材間の電気的な接続を、ケーブルを介して行う相対
回転部材間継電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の相対回転部材間継電装置として
は、例えば図23〜図24に示すものがある。すなわ
ち、内側円筒部11aを有する第1の回転体11と、内
側円筒部11aを所定の間隔をおいて囲む外側円筒部1
2aを有する第2の回転体12と、内側円筒部11aと
外側円筒部12aとの間の環状の空間Kに、渦巻き状に
巻かれた状態で収納されたフレキシブルフラットケーブ
ル(以下、ケーブルという)13と、空間Kに沿って移
動自在に設けられ、その開口部21cで前記ケーブル1
3を反転させるC字状の移動体21とを備えている。
【0003】ケーブル13は、その内周端部13aが内
側円筒部11aに保持され、その外周端部13bが外側
円筒部12aに保持されている。また、移動体21は、
空間Kの下端面を覆う下カバー12b上に、摺動自在に
設けられている。そして、第2の回転体12は、外側円
筒部12a及び下カバー12bによって一体に形成され
ているとともに、第1の回転体11を回転自在に支持す
るようになっている。
【0004】上記のように構成された相対回転部材間継
電装置においては、例えば内側円筒部11aが外側円筒
部12aに対して時計方向に回転すると、ケーブル13
が内側円筒部11aに巻き付くように移動する。このた
め、移動体21の外側にあるケーブル13は、移動体2
1の外周面に当接し、さらに一方の開口端21aに当接
しながら反転して、同移動体21の内側に入り、内側円
筒部11aに巻き付くようになる。この際、移動体21
は、その一方の開口端21aがケーブル13に押され
て、時計方向に回転する。すなわち、移動体21は下カ
バー12b上を摺動することになる。
【0005】また、内側円筒部11aが外側円筒部12
aに対して反時計方向に回転すると、内側円筒部11a
に巻き付いていたケーブル13が巻き戻されて、周囲に
移動するようになる。このため、内側円筒部11aに巻
き付いていたケーブル13は、移動体21の内周面に当
接し、さらに他方の開口端21bに当接しながら反転し
て、移動体21の外側に移動し、さらに外側円筒部12
aの内面に当接するようになる。この際、移動体21
は、その他方の開口端21bがケーブル13に押され
て、反時計方向に回転する。すなわち、移動体21は、
下カバー12b上を摺動することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記相対回
転部材間継電装置においては、内側円筒部11aの回転
に伴って、移動体21が下カバー12b上を摺動するの
で、摺動ノイズが発生するという問題がある。また、内
側円筒部11aの回転によて、ケーブル13が巻き戻さ
れると、同ケーブル13が移動体21の他方の開口端2
1bに当接して、同移動体21を回転させることにな
る。しかし、移動体21には摺動抵抗が生じるから、そ
の反作用として、ケーブル13には圧縮応力が発生する
ことになる。このため、ケーブル13が座屈しやすいと
いう問題があった。
【0007】この発明は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、移動体の摺動ノイズを低
減することができるとともに、フレキシブルフラットケ
ーブルの座屈を防止することのできる相対回転部材間継
電装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、内側円筒部を有する第1の
回転体と、前記内側円筒部を所定の間隔をおいて囲み、
同内側円筒部に対して相対的に回転する外側円筒部を有
する第2の回転体と、前記内側円筒部と外側円筒部との
間の環状の空間内に沿うように収納され、内周端部が前
記内側円筒部に保持され、外周端部が前記外側円筒部に
保持されたフレキシブルフラットケーブルと、前記空間
に沿って移動自在に設けられ、開口部で前記フレキシブ
ルフラットケーブルを反転させるC字状の移動体とを備
えてなり、前記第1の回転体及び第2の回転体のうち、
回転駆動される一方の回転体方の円筒部にフランジを設
け、このフランジ上に前記移動体を載置したことを特徴
としている。
【0009】また、請求項2に係る発明は、上記移動体
が樹脂材料で一体に形成されており、この移動体の開口
部における一方の開口端と他方の開口端と間隔が変化す
ることにより、同移動体の径方向の寸法が弾性的に変化
可能なように構成されていることを特徴としている。
【0010】さらに、請求項3に係る発明は、内側円筒
部を有する第1の回転体と、前記内側円筒部を所定の間
隔をおいて囲み、同内側円筒部に対して相対的に回転す
る外側円筒部を有する第2の回転体と、前記内側円筒部
と外側円筒部との間の環状の空間内に沿うように収納さ
れ、内周端部が前記内側円筒部に保持され、外周端部が
前記外側円筒部に保持されたフレキシブルフラットケー
ブルと、前記空間に沿って移動自在に設けられ、開口部
で前記フレキシブルフラットケーブルを反転させるC字
状の移動体とを備えてなり、前記移動体は、樹脂材料で
一体に形成されており、前記開口部における一方の開口
端と他方の開口端との間隔が変化することにより、径方
向の寸法が弾性的に変化可能なように構成されているこ
とを特徴としている。
【0011】またさらに、請求項4に係る発明は、移動
体の開口部における一方の開口端と他方の開口端とを連
結する橋渡し部を設けてなり、この橋渡し部は、一方の
開口端と他方の開口端との間隔の変化によって、自由に
折れ曲がるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0012】次ぎに、請求項5に係る発明は、移動体の
内径は、内側円筒部に巻かれ、弾性的な力で外側に膨ら
んだフレキシブルフラットケーブルが接するような径に
設定されていることを特徴としている。
【0013】また、請求項6に係る発明は、移動体の内
径は、内側円筒部の外周に最も多く、かつ密に巻き付け
たフレキシブルフラットケーブルの外径よりやや大きな
径に設定されていることを特徴としている。
【0014】さらに、請求項7に係る発明は、移動体の
内径は、内側円筒部の外径に、フレキシブルフラットケ
ーブルの厚さの6倍の寸法を加えた径に設定されている
ことを特徴としている。
【0015】またさらに、請求項8に係る発明は、移動
体は、経時変化によって内径が小さくなるように構成さ
れているとともに、開口部に設けたストッパ手段によっ
て、小さくなる内径の限度が設定されており、この移動
体の最小内径は、内側円筒部の外径に一枚のフレキシブ
ルフラットケーブルの厚さを加えた径に設定されている
ことを特徴としている。
【0016】さらに、請求項9に係る発明は、上記移動
体が滑性材料で形成されていることを特徴している。
【0017】そして、上記のように構成された請求項1
に係る発明においては、例えば第1の回転体が回転駆動
されると仮定して、この内側円筒部にフランジを設けこ
のフランジの上に移動体を載置したものとする。この場
合、内側円筒部の回転によって、フレキシブルフラット
ケーブルが内側円筒部から巻き戻されると、同フレキシ
ブルフラットケーブルが周囲に広がるように移動して、
移動体の内面に接触し、さらに開口部で反転して、移動
体の外側に移動する。この際、フレキシブルフラットケ
ーブルは、内周端部が内側円筒部に保持されているか
ら、内側円筒部とほぼ同じ量だけ回転移動する。さら
に、移動体は、フランジ上に載置されているから、内側
円筒部とともに同一の方向に同一量だけ移動しようとす
る。したがって、内側円筒部、移動体の内側のフレキシ
ブルフラットケーブル及び移動体は、同一の方向にほぼ
同一の量だけ移動することになる。
【0018】しかし、フレキシブルフラットケーブルの
反転部では移動体等の移動量より少なくなるから、結局
フレキシブルフラットケーブルの反転部によって、移動
体の移動量が内側円筒部の移動量より小さく抑えられる
ことになる。このため、移動体がフランジ上を摺動する
ことになる。ただし、回転駆動していない第2の回転体
の例えば下カバー上に移動体を載置した場合に比して、
移動体の摺動量が少なくて済む。したがって、移動体の
摺動ノイズを低減することができる。
【0019】なお、フレキシブルフラットケーブルが巻
き戻されると、同フレキシブルフラットケーブルが外側
に広がって、移動体の内面を摺動することになる。この
ため、フレキシブルフラットケーブルには圧縮応力が発
生し、同フレキシブルフラットケーブルが座屈しやすく
なる。
【0020】しかし、請求項2に係る発明においては、
移動体が径方向に弾性変形可能に構成されているから、
外側に広がろうとするフレキシブルフラットケーブルの
力を、吸収することができる。したがって、フレキシブ
ルフラットケーブルに生じる圧縮応力を低減することが
でき、同フレキシブルフラットケーブルの座屈を防止す
ることができる。
【0021】同様にして、請求項3に係る発明において
も、フレキシブルフラットケーブルの座屈を防止するこ
とができる。
【0022】さらに、請求項4においては、一方の開口
端と他方の開口端との間隔の変化によって、橋渡し部が
自由に折れ曲がるので、この橋渡し部によって、移動体
の径方向の弾性変形が妨げられることがない。したがっ
て、移動体の径方向の弾性変形により、フレキシブルフ
ラットケーブルの座屈を防止することができる。しか
も、橋渡し部がない場合には、成形後の樹脂材料の収縮
により、一方の開口端と他方の開口端との間隔が狭くな
ったり、一方の開口端と他方の開口端とが軸方向にずれ
たりすることがある。しかし、橋渡し部を設けることに
よって、金型内に樹脂材料をバランスよく充填すること
ができるから、成形後の収縮により一方の開口端と他方
の開口端との間隔が狭くなるなどの不具合を防止するこ
とができる。さらに、橋渡し部によって、一方の開口端
と他方の開口端との軸方向のずれを防止することができ
る。
【0023】すなわち、橋渡し部を設けることによっ
て、移動体の成形精度を向上させることができる。した
がって、移動体によって、フレキシブルフラットケーブ
ルを安定的に案内することができる。
【0024】次ぎに、請求項5に係る発明においては、
フレキシブルフラットケーブルが弾性的に真っ直ぐにな
ろとする力によって内側円筒部の外側に膨らんだ状態に
なるが、この弾性的に膨らんだフレキシブルフラットケ
ーブルに移動体の内面が接するようになっているから、
移動体の半径方向及び軸方向の移動がフレキシブルフラ
ットケーブルによって制限される。このため、移動体が
例えば外側円筒部に当たって騒音を発したり、また例え
ば移動体の上下に設けたカバーに、移動体が当たって騒
音を発したりするのを防止することができる。
【0025】また、請求項6に係る発明においては、移
動体の内径が、内側円筒部の外周に最も多く、かつ密に
巻き付けたフレキシブルフラットケーブルの外径よりや
や大きな径に設定されているから、例えば第1の回転体
の回転によって、フレキシブルフラットケーブルを移動
体の内側に十分に巻き入れることができる。
【0026】そして、フレキシブルフラットケーブルの
厚さは極めて薄く構成されたものであって、その厚さに
比べて、フレキシブルフラットケーブルが内側円筒部か
ら弾性的に膨らむ量が相当に大きいから、例え一枚のフ
レキシブルフラットケーブルが内側円筒部に巻かれた状
態であっても、同フレキシブルフラットケーブルが移動
体の内面に弾性的に接した状態になる。したがって、請
求項5に係る発明と同様に、移動体の移動によって生じ
る騒音を防止することができる。
【0027】さらに、請求項7に係る発明においては、
移動体の内径が内側円筒部の外径にフレキシブルフラッ
トケーブルの厚さの6倍の寸法を加えた径に設定されて
いるから、内側円筒部に3枚重ねて巻いた量のフレキシ
ブルフラットケーブルを移動体の内側に巻き入れること
ができる。しかも、請求項5に係る発明と同様に移動体
の移動によって生じる騒音を防止することができる。
【0028】さらにまた、請求項8に係る発明において
は、径方向の寸法が弾性的に変化可能な移動体であっ
て、この移動体の内径が経時変化によって小さくなるよ
うに構成されているから、時間の経過とともに、移動体
の径が拡大することがなく、将来においても、内側円筒
部に巻かれたフレキシブルフラットケーブルが移動体に
接した状態を維持することができる。したがって、請求
項5に係る発明と同様に、移動体の移動によって生じる
騒音を防止することができるとともに、この防音効果を
将来においても保持し続けることができる。
【0029】しかも、開口部に設けたストッパ手段によ
って、小さくなる内径の限度が設定されているから、移
動体の内径が小さくなり過ぎて、移動体の内側にフレキ
シブルフラットケーブルを巻き込んだり巻き戻したりす
る抵抗が大きくなるのを防止することができる。そし
て、この移動体の最小内径は、内側円筒部の外径に一枚
のフレキシブルフラットケーブルの厚さを加えた径に設
定されているから、少なくとも一枚目のフレキシブルフ
ラットケーブルをスムーズに移動体の内側に巻き込むこ
とができ、この一枚目のフレキシブルフラットケーブル
を巻き込むことによって、フレキシブルフラットケーブ
ルの他の部分も続けてスムーズに巻き込むことができ
る。すなわち、一枚目以降のフレキシブルフラットケー
ブルを巻き込むことによって、移動体が徐々に拡径され
た状態になるが、フレキシブルフラットケーブルが連続
的に長く形成されているから、移動体の拡径によって生
じる抵抗はほとんど増加することがない。
【0030】また、請求項9に係る発明においては、移
動体が滑性材料で形成されているから、移動体に対する
フレキシブルフラットケーブルの摺動抵抗を低減するこ
とができる。したがって、フレキシブルフラットケーブ
ルに生じる圧縮応力をさらに低減することができ、同フ
レキシブルフラットケーブルの座屈を防止することがで
きる。
【0031】次ぎに、請求項1に係る発明において、フ
レキシブルフラットケーブルを巻き取る方向に内側円筒
部を回転する場合を想定する。そうすると、フレキシブ
ルフラットケーブルが移動体の外側から、開口部に入
り、この開口部で反転して、内側円筒部に巻き付くよう
になる。この場合も、移動体がフランジ上に載置されて
いるから、内側円筒部、移動体の内側のフレキシブルフ
ラットケーブル及び移動体は、同一の方向にほぼ同一の
量だけ移動することになる。
【0032】しかし、フレキシブルフラットケーブルの
反転部では移動体等の移動量より少なくなるから、結局
フレキシブルフラットケーブルの反転部によって、移動
体の移動量が内側円筒部の移動量より小さく抑えられ
る。このため、移動体がフランジ上を摺動することにな
る。ただし、回転駆動していない第2の回転体の例えば
下カバー上に移動体を載置した場合に比して、移動体の
摺動量が少なくて済む。したがって、移動体の摺動ノイ
ズの低減を図ることができる。また、この場合には、内
側円筒部によってフレキシブルフラットケーブルを引っ
張ることになるので、同フレキシブルフラットケーブル
が座屈する恐れがない。
【0033】請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5、請求項6、請求項7、請求項8又は請求項9に係る
発明においても、フレキシブルフラットケーブルを巻き
取るように内側円筒部を回転した場合にも、内側円筒部
によってフレキシブルフラットケーブルを引っ張ること
になるので、同フレキシブルフラットケーブルが座屈す
る恐れがない。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図22を参照して説明する。なお、図1〜図4は第
1の実施の形態を示し、図5は第1の実施の形態におけ
る移動体の第1の他の例を示し、図6は同移動体の第2
の他の例を示し、図7は同移動体の第3の他の例を示
し、図8〜図10は第2の実施の形態を示し、図11は
第2の実施の形態における橋渡し部の第1の他の例を示
し、図12は同橋渡し部の第2の他の例を示し、図13
は同橋渡し部の第3の他の例を示し、図14は同橋渡し
部の第4の他の例を示し、図15は同橋渡し部の第5の
他の例を示し、図16は第3の実施の形態を示し、図1
7〜図18は第4の実施の形態を示し、図19は第4の
実施の形態におけるストッパ手段の第1の他の例を示
し、図20は同ストッパ手段の第2の他の例を示し、図
21は同ストッパ手段の第3の他の例を示し、図22は
同ストッパ手段の第4の他の例を示している。
【0035】まず、図1〜図4を参照して第1の実施の
形態を説明する。この実施の形態における相対回転部材
間継電装置10は、図4に示すように、内側円筒部11
aを有し、この内側円筒部11aから環状に突出するフ
ランジ11bを有する回転体(第1の回転体)11と、
内側円筒部11aを所定の間隔をおいて囲む外側円筒部
12aを有する固定体(第2の回転体)12と、内側円
筒部11aと外側円筒部12aとの間の環状の空間K内
に、同空間Kに沿うように収納され、内周端部13aが
内側円筒部11aに保持され、外周端部13bが外側円
筒部12bに保持されるケーブル(フレキシブルフラッ
トケーブル)13と、上記空間Kに沿って移動自在に設
けられ、開口部211cでケーブル13を反転させるC
字状の移動体21とを備えている。上記内側円筒部11
aの上側には、空間Kの上側の開口部を覆う環状の上カ
バー14が設けられている。
【0036】また、外側円筒部12aには、図1〜図3
に示すように、空間Kの下側の開口部を覆う下カバー1
2bが外側円筒部12aと一体に形成されている。そし
て、下カバー12bには、内側円筒部11aの下側の部
分を回転自在に保持する貫通孔12cが形成されている
とともに、フランジ11bを回転自在に保持する環状の
凹部12dが形成されている。
【0037】移動体21は、図3に示すように、C字状
に形成された薄肉の円筒部211によって構成されてお
り、その開口部211cにおける一方の開口端211a
あるいは他方の開口端211bを介して、ケーブル13
を反転するようになっている。そして、一方の開口端2
11aは、U字状に反転するケーブル13に沿うよう
に、円弧状に張り出した板によって形成されている。ま
た、他方の開口端211bは、U字状に反転するケーブ
ル13の頂部の形状に合うように、円弧状に引っ込んだ
板によって形成されている。そして、これらの開口端2
11a、211bとほぼ同一形状の案内曲板212が、
円筒部211の外周面に一定の間隔で設けられている。
【0038】また、移動体21は、テフロン、フッ素ポ
リマー等の樹脂材料からなる滑性材料によって、一体に
形成されたものであり、開口部211cにおける一方の
開口端211aと他方の開口端211bとの間隔が変化
することにより、径方向の寸法が弾性的に変化するよう
になっている。この移動体21は、円筒部211に設け
られた脚部211dのみがフランジ11b上に当接する
ようになっている。すなわち、円筒部211には、フラ
ンジ11bに当接して摺動する矩形状の脚部211dが
一定の間隔をおいて設けられている。
【0039】そして、上記回転体11は、例えば自動車
のハンドル部におけるステアリングホイール側に連結さ
れ、固定体12はステアリングコラム側に固定されるよ
うになっている。
【0040】上記のように構成された相対回転部材間継
電装置10においては、図3において、内側円筒部11
aが時計方向に回転すると、ケーブル13が内側円筒部
11aから巻き戻されて移動体21の内面に当接しなが
ら、周囲に広がるように移動する。そして、ケーブル1
3は、移動体21の開口部211cを通ってU字状に反
転しながら、移動体21の外側に移動し、さらに外側円
筒部12aの内面に接するようになる。この際、ケーブ
ル13は、内周端部13aが内側円筒部11aに保持さ
れているから、内側円筒部11aと同じ量だけ時計方向
に移動する。また、移動体21は、フランジ11b上に
載置されているから、内側円筒部11aとともに時計方
向に同一量だけ移動しようとする。したがって、内側円
筒部11a、移動体21の内側のケーブル13及び移動
体21は、同一の方向にほぼ同一の量だけ移動すること
になる。
【0041】しかし、ケーブル13の反転部では移動体
21等の移動量より少なくなるから、同ケーブル13の
反転部が一方の開口端211aに当接することになっ
て、移動体21の移動量が内側円筒部11aの移動量よ
り小さく抑えられることになる。このため、移動体21
がフランジ11b上を摺動することになる。ただし、回
転駆動されることのない固定体12の下カバー12b上
に移動体21を載置した場合に比して、移動体21の摺
動量が少なくて済む。したがって、移動体21の摺動ノ
イズを低減することができる。
【0042】なお、ケーブル13が巻き戻されると、同
ケーブル13が外側に広がって、移動体21の内面に当
接しながら移動することになる。このため、ケーブル1
3には圧縮応力が発生し、同ケーブル13が座屈しやす
くなる。
【0043】しかし、移動体21が径方向に弾性変形可
能に構成されているから、外側に広がろうとするケーブ
ル13の力を、同移動体21で吸収することができる。
したがって、ケーブル13に生じる圧縮応力を低減する
ことができ、同ケーブル13の座屈を防止することがで
きる。
【0044】しかも、移動体21が滑性材料で形成され
ているから、移動体21に対するケーブル13の摺動抵
抗を低減することができる。したがって、ケーブル13
に生じる圧縮応力をさらに低減することができ、同ケー
ブル13の座屈を防止することができる。
【0045】次ぎに、内側円筒部11aが外側円筒部1
2aに対して反時計方向に回転すると、ケーブル13が
内側円筒部11aに巻き付くように移動する。このた
め、移動体21の外側にあるケーブル13は、案内曲板
212に接しながら、移動体21の開口部211cを通
ってU字状に反転し、同移動体21の内側に入って、内
側円筒部11aに巻き付くようになる。この場合も、内
側円筒部11a、移動体21の内側のケーブル13及び
移動体21は、同一の方向にほぼ同一の量だけ移動する
ことになる。
【0046】しかし、ケーブル13の反転部では移動体
21等の移動量より少なくなるから、同ケーブル13の
反転部が他方の開口端211bに当接することになっ
て、移動体21の移動量が内側円筒部11aの移動量よ
り小さく抑えられることになる。このため、移動体21
がフランジ11b上を摺動することになる。ただし、回
転駆動されることのない固定体12の下カバー12b上
に移動体21を載置した場合に比して、移動体21の摺
動量が少なくて済む。したがって、移動体21の摺動ノ
イズを低減することができる。また、この場合には、内
側円筒部11aによってケーブル13を引っ張っること
になるので、同ケーブル13が座屈する恐れがない。
【0047】なお、上記移動体21としては、図5〜図
7の各図に示すように構成したものであってもよい。す
なわち、図5に示す移動体21は、案内曲板212がな
く、円筒部211や開口端211a、211bに補強用
のリブ211eを設けた構成になっている。また、図6
に示す移動体21は、案内曲板212を複数設けるとと
もに、案内曲板212、円筒部211及び開口端211
a、211bを補強するリブ211eを設けた構成にな
っている。さらに、図7に示す移動体21は、円筒部2
11の内面に、円弧状に突出する複数の滑性部211f
を設けた構成になっている。この移動体21において
は、ケーブル13が滑性部211fの各頂部に接するこ
とになるから、ケーブル13と移動体21との接触面積
を小さくすることができる。したがって、ケーブル13
の移動体21に対する摺動抵抗を低減することができる
から、摺動ノイズの低減やケーブル13の座屈を防止す
る上で効果がある。しかも、滑性部211fは、円筒部
211を補強する効果もある。
【0048】次ぎに、この発明の第2実施の形態を図8
〜図10を参照して説明する。ただし、図1〜図4に示
す第1の実施の形態と共通する構成要素には同一の符号
を付し、その説明を簡略化する。この第2の実施の形態
が第1の実施の形態と異なる点は、移動体21の開口部
211cに橋渡し部213を設けている点である。
【0049】すなわち、移動体21には、図8〜図10
に示すように、移動体21の一方の開口端211aと他
方の開口端211bとを連結する橋渡し部213が設け
られており、この橋渡し部213は、一方の開口端21
1aと他方の開口端211bとの間隔の変化によって、
自由に折れ曲がるように構成されている。
【0050】さらに、橋渡し部213は、テフロン、フ
ッ素ポリマー等の樹脂材料によって、移動体21と一体
に形成されたものであり、2つの付根ヒンジ213a、
213b及び中央ヒンジ部213cによって「く」の字
状に折れ曲がるように構成されている。付根ヒンジ21
3a、213b及び中央ヒンジ213cは、一方の開口
端211aと他方の開口端211bとが離接する方向に
変化したときにのみ、屈曲するように、薄肉状に形成さ
れている。このため、一方の開口端211aと他方の開
口端211bとが軸方向にずれるような場合には、この
軸方向のずれを橋渡し部213によって阻止するように
なっている。
【0051】またさらに、橋渡し部213は、図9に示
すように、中央ヒンジ213cが移動体21の内側に入
るように折れ曲がるように構成されている。しかも、橋
渡し部213は、図10に示すように、一方及び他方の
開口端211a、211bの上に載置されるように設け
られており、ケーブル13の移動の妨げにならないよう
になっている。
【0052】上記のように構成された相対回転部材間継
電装置10においては、一方の開口端211aと他方の
開口端211bとの間隔の変化によって、橋渡し部21
3が自由に折れ曲がるので、この橋渡し部213によっ
て、移動体21の径方向の弾性変形が妨げられることが
ない。したがって、移動体21の径方向の弾性変形によ
り、ケーブル13の座屈を防止することができる。しか
も、橋渡し部213がない場合には、成形後の樹脂材料
の収縮により、一方の開口端211aと他方の開口端2
11bとの間隔が狭くなったり、一方の開口端211a
と他方の開口端211bとが軸方向にずれたりすること
がある。しかし、橋渡し部213を設けることによっ
て、移動体21を成形する金型内に樹脂材料をバランス
よく充填することができるから、成形後の収縮により一
方の開口端211aと他方の開口端211bとの間隔が
狭くなるなどの不具合を防止することができる。さら
に、橋渡し部213によって、一方の開口端211aと
他方の開口端211bとの軸方向のずれを防止すること
ができる。
【0053】すなわち、橋渡し部213を設けることに
よって、移動体21の成形精度を向上させることができ
る。したがって、移動体21によって、ケーブル13を
安定的に案内することができる。
【0054】なお、上記第2の実施の形態においては、
橋渡し部213を、一方及び他方の開口端211a、2
11bの上に載置するように設けたが、この橋渡し部2
13は、図11に示すように、一方及び他方の開口端2
11a、211bの互いに対向する部分の上部を連結す
るように設けたものであってもよい。さらに、橋渡し部
213は、図12に示すように、ケーブル13の動きを
妨げないように、フランジ11bより下側に突出させて
設けてもよい。
【0055】しかも、このように下側に突出させた橋渡
し部213は、図13に示すように、図10で示した橋
渡し部213とともに設けるように構成したり、図14
に示すように、図11で示した橋渡し部213とともに
設けるように構成したりてもよい。また、橋渡し部21
3は、図15に示すように、中央ヒンジ213cが移動
体21の外側に出るように折れ曲がるように構成しても
よい。さらに、図9〜図15に示す各橋渡し部213
を、図5〜図7に示す各移動体21に設けるように構成
してもよい。
【0056】次ぎに、この発明の第3の実施の形態を図
16を参照して説明する。ただし、図1〜図4に示す第
1の実施の形態と共通する構成要素には同一の符号を付
し、その説明を簡略化する。この第3の実施の形態が第
1の実施の形態と異なる点は、移動体21の内面がケー
ブル13に接するように構成されている点である。
【0057】すなわち、移動体21の内径Aは、図16
に示すように、内側円筒部11aに巻かれ、弾性的な力
で外側に膨らんだケーブル13が接するような径に設定
されている。ただし、図16においては、ケーブル13
を内側円筒部11aに密に巻いた状態を示しているた
め、ケーブル13が移動体21の内面に接した状態にな
っていないが、このケーブル13は弾性的に真っ直ぐに
なろうとする力によって外側に膨らみ移動体21の内面
に接するようになっている。
【0058】そして、移動体21の内径Aは、内側円筒
部11aの外周に最も多く、かつ密に巻き付けたケーブ
ル13の外径よりやや大きな径に設定することが好まし
い。すなわち、内側円筒部11aの外径をBとし、ケー
ブル13の厚さをCとし、直径方向のぞれぞれに密に重
なっているケーブル13の数をXとした場合に、A>
(B+C・X)であって、Aと(B+C・X)とがほぼ
等しくなるよう構成することが好ましい。
【0059】上記のように構成された相対回転部材間継
電装置10においては、弾性的に膨らんだケーブル13
に移動体21の内面が接するようになっているから、移
動体21の半径方向及び軸方向の移動がケーブル13に
よって制限されることになる。このため、移動体21が
外側円筒部12aに当たって騒音を発したり、また移動
体21が上カバー14(図4参照)や下カバー12b
(図4参照)に当たって騒音を発したりするのを防止す
ることができる。
【0060】また、移動体21の内径Aを、内側円筒部
11aの外周に最も多く、かつ密に巻き付けたケーブル
13の外径よりやや大きく設定した場合には、例えば回
転体11の回転によって、ケーブル13を移動体21の
内側に十分な余裕をもって巻き入れることができる。そ
して、ケーブル13の厚さCは極めて薄く構成されたも
のであって、その厚さCに比べて、ケーブル13が内側
円筒部11aから弾性的に膨らむ量の方が相当に大きい
から、例え一枚のケーブル13が内側円筒部11aに巻
かれた状態であっても、同ケーブル13が弾性的に膨ら
んで移動体21の内面に接した状態になる。したがっ
て、移動体21の移動によって生じる騒音を防止するこ
とができる。
【0061】なお、上記第3の実施の形態においては、
移動体21を弾性的に径の変化可能のもので構成した
が、径が弾性的に変化しない移動体21であっても、ケ
ーブル13が移動体21の内外へ移動するのを妨げるこ
とがない。
【0062】また、上述したケーブル13の数Xは、6
にすることが好ましい。すなわちケーブル13を内側円
筒部11aに3回巻いた状態の数にすることが好まし
い。これは、ケーブル13を3回を超えて内側円筒部1
1aに巻くようになると、ケーブル13が長くなり過ぎ
て、ケーブル13の移動が不安定になってしまうからで
ある。
【0063】次ぎに、この発明の第4の実施の形態を図
17〜図18を参照して説明する。ただし、図16に示
す第3の実施の形態と共通する構成要素には同一の符号
を付し、その説明を簡略化する。この第4の実施の形態
が第3の実施の形態と異なる主な点は、移動体21の径
が経時的に小さくなる点、開口部211cにストッパ手
段214を設けている点である。
【0064】すなわち、移動体21は、図17〜図18
に示すように、経時変化によって内径Aが小さくなるよ
うに構成されているとともに、開口部211cに設けた
ストッパ手段214によって、小さくなる内径Aの限度
が設定されており、この移動体21の最小内径は、内側
円筒部11aの外径Bに一枚のケーブル13の厚さCを
加えた径に設定されている。
【0065】移動体21は、内周側を肉厚にすることに
よって、経時的に内径Aが小さくなるようになってい
る。
【0066】ストッパ手段214は、移動体21の上側
に一体的に形成されたものであって、一方の開口端21
1aに設けられたストッパ棒214aと、他方の開口端
211bに設けられたストッパ突部214bとを備えて
おり、ストッパ棒214aがストッパ突部214bに当
たることによって、移動体21の縮径を停止させるよう
になっている。
【0067】上記のように構成された相対回転部材間継
電装置10においては、径方向の寸法が弾性的に変化可
能な移動体21であって、この移動体21の内径Aが経
時変化によって小さくなるように構成されているから、
時間の経過とともに、移動体21の内径Aが拡大するこ
とがなく、将来においても、内側円筒部11aに巻かれ
たケーブル13が移動体21に接した状態を維持するこ
とができる。したがって、移動体21の移動によって生
じる騒音を防止することができるとともに、この防音効
果を将来においても保持し続けることができる。
【0068】しかも、開口部211cに設けたストッパ
手段214によって、小さくなる内径Aの限度が設定さ
れているから、移動体21の内径Aが小さくなり過ぎ
て、移動体21の内側にケーブル13を巻き込んだり巻
き戻したりする抵抗が大きくなるのを防止することがで
きる。そして、この移動体21の最小内径は、内側円筒
部11aの外径に一枚のケーブル13の厚さを加えた径
に設定されているから、少なくとも一枚目のケーブル1
3をスムーズに移動体21の内側に巻き込むことがで
き、この一枚目のケーブル13を巻き込むことによっ
て、ケーブル13の他の部分も続けてスムーズに巻き込
むことができる。すなわち、一枚目以降のケーブル13
を巻き込むことによって、移動体21が徐々に拡径され
た状態になるが、ケーブル13が連続的に長く形成され
ているから、移動体21の拡径によって生じる抵抗はほ
とんど増加することがない。
【0069】なお、上記ストッパ手段214は、図19
に示すように、一方の開口端21aから他方の開口端2
1bに延び、同他方の開口端21bに当接することによ
って、移動体21の縮径を停止させるストッパ棒214
aのみで構成したものであってもよい。
【0070】また、ストッパ手段214は、図20に示
すように、ケーブル13の動きを妨げないように、フラ
ンジ11bより下側に突出するように設けてもよい。た
だし、このストッパ手段214は、下側に突出させる関
係上、ストッパ棒214aとストッパ突部214bとを
備えたもので構成する必要がある。
【0071】さらに、下側に突出させたストッパ手段2
14は、図21に示すように、図18で示したストッパ
手段214とともに設けるように構成したり、図22に
示すように、図19で示したストッパ手段214ととも
に設けるように構成したりしてもよい。また、ストッパ
手段214を移動体21の上側に、橋渡し部213を移
動体21の下側に設けたり、その上下逆にストッパ手段
214と橋渡し部213を設けるように構成してもよ
い。さらに、図17〜図22に示す各ストッパ手段21
4を、図5〜図7に示す各移動体21に設けるように構
成してもよい。
【0072】また、上記第1、第2、第3及び第4の実
施の形態においては、第1の回転体を回転体11として
回転駆動するように構成し、第2の回転体を固定体12
として固定するように構成したが、第1の回転体を固定
し、第2の回転体を回転駆動するように構成してもよ
い。ただし、この場合には、第2の回転体に設けたフラ
ンジ(下カバー12b)に移動体21を載置することに
なる。
【0073】さらに、上記第1、第2、第3及び第4の
実施の形態においては、移動体21を載置するフランジ
11bを設けなくても、移動体21の径方向の弾性変形
により、ケーブル13の座屈を防止することが可能であ
る。
【0074】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、例えば
第1の回転体が回転駆動されると仮定して、この内側円
筒部にフランジを設けこのフランジの上に移動体を載置
したものとする。この場合、内側円筒部の回転によっ
て、フレキシブルフラットケーブルが内側円筒部から巻
き戻されると、同フレキシブルフラットケーブルが周囲
に広がるように移動して、移動体の内面に接触し、さら
に開口部で反転して、移動体の外側に移動する。この
際、フレキシブルフラットケーブルは、内周端部が内側
円筒部に保持されているから、内側円筒部とほぼ同じ量
だけ回転移動する。さらに、移動体は、フランジ上に載
置されているから、内側円筒部とともに同一の方向に同
一量だけ移動しようとする。したがって、内側円筒部、
移動体の内側のフレキシブルフラットケーブル及び移動
体は、同一の方向にほぼ同一の量だけ移動することにな
る。
【0075】しかし、フレキシブルフラットケーブルの
反転部では移動体等の移動量より少なくなるから、結局
フレキシブルフラットケーブルの反転部によって、移動
体の移動量が内側円筒部の移動量より小さく抑えられる
ことになる。このため、移動体がフランジ上を摺動する
ことになる。ただし、回転駆動していない第2の回転体
の例えば下カバー上に移動体を載置した場合に比して、
移動体の摺動量が少なくて済む。したがって、移動体の
摺動ノイズを低減することができる。
【0076】なお、フレキシブルフラットケーブルが巻
き戻されると、同フレキシブルフラットケーブルが外側
に広がって、移動体の内面を摺動することになる。この
ため、フレキシブルフラットケーブルには圧縮応力が発
生し、同フレキシブルフラットケーブルが座屈しやすく
なる。
【0077】しかし、請求項2に係る発明においては、
移動体が径方向に弾性変形可能に構成されているから、
外側に広がろうとするフレキシブルフラットケーブルの
力を、吸収することができる。したがって、フレキシブ
ルフラットケーブルに生じる圧縮応力を低減することが
でき、同フレキシブルフラットケーブルの座屈を防止す
ることができる。
【0078】同様にして、請求項3に係る発明において
も、フレキシブルフラットケーブルの座屈を防止するこ
とができる。
【0079】さらに、請求項4においては、一方の開口
端と他方の開口端との間隔の変化によって、橋渡し部が
自由に折れ曲がるので、この橋渡し部によって、移動体
の径方向の弾性変形が妨げられることがない。したがっ
て、移動体の径方向の弾性変形により、フレキシブルフ
ラットケーブルの座屈を防止することができる。しか
も、橋渡し部がない場合には、成形後の樹脂材料の収縮
により、一方の開口端と他方の開口端との間隔が狭くな
ったり、一方の開口端と他方の開口端とが軸方向にずれ
たりすることがある。しかし、橋渡し部を設けることに
よって、金型内に樹脂材料をバランスよく充填すること
ができるから、成形後の収縮により一方の開口端と他方
の開口端との間隔が狭くなるなどの不具合を防止するこ
とができる。さらに、橋渡し部によって、一方の開口端
と他方の開口端との軸方向のずれを防止することができ
る。
【0080】すなわち、橋渡し部を設けることによっ
て、移動体の成形精度を向上させることができる。した
がって、移動体によって、フレキシブルフラットケーブ
ルを安定的に案内することができる。
【0081】次ぎに、請求項5に係る発明においては、
フレキシブルフラットケーブルが弾性的に真っ直ぐにな
ろとする力によって内側円筒部の外側に膨らんだ状態に
なるが、この弾性的に膨らんだフレキシブルフラットケ
ーブルに移動体の内面が接するようになっているから、
移動体の半径方向及び軸方向の移動がフレキシブルフラ
ットケーブルによって制限される。このため、移動体が
例えば外側円筒部に当たって騒音を発したり、また例え
ば移動体の上下に設けたカバーに、移動体が当たって騒
音を発したりするのを防止することができる。
【0082】また、請求項6に係る発明においては、移
動体の内径が、内側円筒部の外周に最も多く、かつ密に
巻き付けたフレキシブルフラットケーブルの外径よりや
や大きな径に設定されているから、例えば第1の回転体
の回転によって、フレキシブルフラットケーブルを移動
体の内側に十分に巻き入れることができる。
【0083】そして、フレキシブルフラットケーブルの
厚さは極めて薄く構成されたものであって、その厚さに
比べて、フレキシブルフラットケーブルが内側円筒部か
ら弾性的に膨らむ量が相当に大きいから、例え一枚のフ
レキシブルフラットケーブルが内側円筒部に巻かれた状
態であっても、同フレキシブルフラットケーブルが移動
体の内面に弾性的に接した状態になる。したがって、請
求項5に係る発明と同様に、移動体の移動によって生じ
る騒音を防止することができる。
【0084】さらに、請求項7に係る発明においては、
移動体の内径が内側円筒部の外径にフレキシブルフラッ
トケーブルの厚さの6倍の寸法を加えた径に設定されて
いるから、内側円筒部に3枚重ねて巻いた量のフレキシ
ブルフラットケーブルを移動体の内側に巻き入れること
ができる。しかも、請求項5に係る発明と同様に移動体
の移動によって生じる騒音を防止することができる。
【0085】さらにまた、請求項8に係る発明において
は、径方向の寸法が弾性的に変化可能な移動体であっ
て、この移動体の内径が経時変化によって小さくなるよ
うに構成されているから、時間の経過とともに、移動体
の径が拡大することがなく、将来においても、内側円筒
部に巻かれたフレキシブルフラットケーブルが移動体に
接した状態を維持することができる。したがって、請求
項5に係る発明と同様に、移動体の移動によって生じる
騒音を防止することができるとともに、この防音効果を
将来においても保持し続けることができる。
【0086】しかも、開口部に設けたストッパ手段によ
って、小さくなる内径の限度が設定されているから、移
動体の内径が小さくなり過ぎて、移動体の内側にフレキ
シブルフラットケーブルを巻き込んだり巻き戻したりす
る抵抗が大きくなるのを防止することができる。そし
て、この移動体の最小内径は、内側円筒部の外径に一枚
のフレキシブルフラットケーブルの厚さを加えた径に設
定されているから、少なくとも一枚目のフレキシブルフ
ラットケーブルをスムーズに移動体の内側に巻き込むこ
とができ、この一枚目のフレキシブルフラットケーブル
を巻き込むことによって、フレキシブルフラットケーブ
ルの他の部分も続けてスムーズに巻き込むことができ
る。すなわち、一枚目以降のフレキシブルフラットケー
ブルを巻き込むことによって、移動体が徐々に拡径され
た状態になるが、フレキシブルフラットケーブルが連続
的に長く形成されているから、移動体の拡径によって生
じる抵抗はほとんど増加することがない。
【0087】また、請求項9に係る発明においては、移
動体が滑性材料で形成されているから、移動体に対する
フレキシブルフラットケーブルの摺動抵抗を低減するこ
とができる。したがって、フレキシブルフラットケーブ
ルに生じる圧縮応力をさらに低減することができ、同フ
レキシブルフラットケーブルの座屈を防止することがで
きる。
【0088】次ぎに、請求項1に係る発明において、フ
レキシブルフラットケーブルを巻き取る方向に内側円筒
部を回転する場合を想定する。そうすると、フレキシブ
ルフラットケーブルが移動体の外側から、開口部に入
り、この開口部で反転して、内側円筒部に巻き付くよう
になる。この場合も、移動体がフランジ上に載置されて
いるから、内側円筒部、移動体の内側のフレキシブルフ
ラットケーブル及び移動体は、同一の方向にほぼ同一の
量だけ移動することになる。
【0089】しかし、フレキシブルフラットケーブルの
反転部では移動体等の移動量より少なくなるから、結局
フレキシブルフラットケーブルの反転部によって、移動
体の移動量が内側円筒部の移動量より小さく抑えられ
る。このため、移動体がフランジ上を摺動することにな
る。ただし、回転駆動していない第2の回転体の例えば
下カバー上に移動体を載置した場合に比して、移動体の
摺動量が少なくて済む。したがって、移動体の摺動ノイ
ズの低減を図ることができる。また、この場合には、内
側円筒部によってフレキシブルフラットケーブルを引っ
張ることになるので、同フレキシブルフラットケーブル
が座屈する恐れがない。
【0090】請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5、請求項6、請求項7、請求項8又は請求項9に係る
発明においても、フレキシブルフラットケーブルを巻き
取るように内側円筒部を回転した場合にも、内側円筒部
によってフレキシブルフラットケーブルを引っ張ること
になるので、同フレキシブルフラットケーブルが座屈す
る恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態として示した相対
回転部材間継電装置の要部断面図。
【図2】同相対回転部材間継電装置を示す要部分解斜視
図。
【図3】同相対回転部材間継電装置を示す要部平面図。
【図4】同相対回転部材間継電装置を示す分解斜視図。
【図5】同相対回転部材間継電装置における移動体の第
1の他の例を示す平面図。
【図6】同相対回転部材間継電装置における移動体の第
2の他の例を示す平面図。
【図7】同相対回転部材間継電装置における移動体の第
3の他の例を示す平面図。
【図8】この発明の第2の実施の形態として示した相対
回転部材間継電装置の要部平面図。
【図9】同相対回転部材間継電装置における移動体の橋
渡し部を示す要部平面図。
【図10】同相対回転部材間継電装置における移動体の
橋渡し部を示す図であって、図9のX矢視図。
【図11】同相対回転部材間継電装置における移動体の
橋渡し部の第1の他の例を示す図であって、図9のX矢
視図に対応する図。
【図12】同相対回転部材間継電装置における移動体の
橋渡し部の第2の他の例を示す図であって、図9のX矢
視図に対応する図。
【図13】同相対回転部材間継電装置における移動体の
橋渡し部の第3の他の例を示す図であって、図9のX矢
視図に対応する図。
【図14】同相対回転部材間継電装置における移動体の
橋渡し部の第4の他の例を示す図であって、図9のX矢
視図に対応する図。
【図15】同相対回転部材間継電装置における移動体の
橋渡し部の第5の他の例を示す要部平面図。
【図16】この発明の第3の実施の形態として示した相
対回転部材間継電装置の要部平面図。
【図17】この発明の第4の実施の形態として示した相
対回転部材間継電装置の要部平面図。
【図18】同相対回転部材間継電装置における移動体の
ストッパ手段を示す図であって、図17のY矢視図。
【図19】同相対回転部材間継電装置における移動体の
ストッパ手段の第1の他の例を示す図であって、図17
のY矢視図に対応する図。
【図20】同相対回転部材間継電装置における移動体の
ストッパ手段の第2の他の例を示す図であって、図17
のY矢視図に対応する図。
【図21】同相対回転部材間継電装置における移動体の
ストッパ手段の第3の他の例を示す図であって、図17
のY矢視図に対応する図。
【図22】同相対回転部材間継電装置における移動体の
ストッパ手段の第4の他の例を示す図であって、図17
のY矢視図に対応する図。
【図23】従来例として示した相対回転部材間継電装置
の要部平面図。
【図24】同相対回転部材間継電装置を示す側断面図。
【符号の説明】
10 相対回転部材間継電装置 11 第1の回転体(回転体) 11a 内側円筒部 11b フランジ 12 第2の回転体(固定体) 12a 外側円筒部 12b 下カバー 13 フレキシブルフラットケーブル(ケーブル) 13a 内周端部 13b 外周端部 21 移動体 211a 一方の開口端 211b 他方の開口端 211c 開口部 213 橋渡し部 214 ストッパ手段 K 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊原 武 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 石川 聡 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 田中 開 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 酒井 和仁 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側円筒部を有する第1の回転体と、 前記内側円筒部を所定の間隔をおいて囲み、同内側円筒
    部に対して相対的に回転する外側円筒部を有する第2の
    回転体と、 前記内側円筒部と外側円筒部との間の環状の空間内に沿
    うように収納され、内周端部が前記内側円筒部に保持さ
    れ、外周端部が前記外側円筒部に保持されたフレキシブ
    ルフラットケーブルと、 前記空間に沿って移動自在に設けられ、開口部で前記フ
    レキシブルフラットケーブルを反転させるC字状の移動
    体とを備えてなり、 前記第1の回転体及び第2の回転体のうち、回転駆動さ
    れる一方の回転体の円筒部にフランジを設け、このフラ
    ンジ上に前記移動体を載置したことを特徴とする相対回
    転部材間継電装置。
  2. 【請求項2】 移動体は、樹脂材料で一体に形成されて
    おり、開口部における一方の開口端と他方の開口端との
    間隔が変化することにより、径方向の寸法が弾性的に変
    化可能なように構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の相対回転部材間継電装置。
  3. 【請求項3】 内側円筒部を有する第1の回転体と、 前記内側円筒部を所定の間隔をおいて囲み、同内側円筒
    部に対して相対的に回転する外側円筒部を有する第2の
    回転体と、 前記内側円筒部と外側円筒部との間の環状の空間内に沿
    うように収納され、内周端部が前記内側円筒部に保持さ
    れ、外周端部が前記外側円筒部に保持されたフレキシブ
    ルフラットケーブルと、 前記空間に沿って移動自在に設けられ、開口部で前記フ
    レキシブルフラットケーブルを反転させるC字状の移動
    体とを備えてなり、 前記移動体は、樹脂材料で一体に形成されており、前記
    開口部における一方の開口端と他方の開口端との間隔が
    変化することにより、径方向の寸法が弾性的に変化可能
    なように構成されていることを特徴とする相対回転部材
    間継電装置。
  4. 【請求項4】 移動体には、開口部における一方の開口
    端と他方の開口端とを連結する橋渡し部を設けてなり、 この橋渡し部は、一方の開口端と他方の開口端との間隔
    の変化によって、自由に折れ曲がるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の相対回
    転部材間継電装置。
  5. 【請求項5】 移動体の内径は、内側円筒部に巻かれ、
    弾性的な力で外側に膨らんだフレキシブルフラットケー
    ブルが接するような径に設定されていることを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の相
    対回転部材間継電装置。
  6. 【請求項6】 移動体の内径は、内側円筒部の外周に最
    も多く、かつ密に巻き付けたフレキシブルフラットケー
    ブルの外径よりやや大きな径に設定されていることを特
    徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記
    載の相対回転部材間継電装置。
  7. 【請求項7】 移動体の内径は、内側円筒部の外径に、
    フレキシブルフラットケーブルの厚さの6倍の寸法を加
    えた径に設定されていることを特徴とする請求項1、請
    求項2、請求項3又は請求項4記載の相対回転部材間継
    電装置。
  8. 【請求項8】 移動体は、経時変化によって内径が小さ
    くなるように構成されているとともに、開口部に設けた
    ストッパ手段によって、小さくなる内径の限度が設定さ
    れており、この移動体の最小内径は、内側円筒部の外径
    に一枚のフレキシブルフラットケーブルの厚さを加えた
    径に設定されていることを特徴とする請求項2、請求項
    3又は請求項4記載の相対回転部材間継電装置。
  9. 【請求項9】 移動体は、滑性材料で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7又は請求項8記載の
    相対回転部材間継電装置。
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EP0788199A1 (en) 1997-08-06
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