JPH09274628A - コンピュータネットワークを用いた会計システム - Google Patents

コンピュータネットワークを用いた会計システム

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JPH09274628A
JPH09274628A JP8351096A JP8351096A JPH09274628A JP H09274628 A JPH09274628 A JP H09274628A JP 8351096 A JP8351096 A JP 8351096A JP 8351096 A JP8351096 A JP 8351096A JP H09274628 A JPH09274628 A JP H09274628A
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accounting
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Yoshiyuki Suzuki
義行 鈴木
Toshiyuki Komai
俊之 駒井
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NEOLEX KK
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NEOLEX KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取引の仕訳、勘定科目の決定など、従来の煩
雑な記帳事務を行うことなく、会計処理データを簡便に
入力でき、あわせて各種帳票作成などのサービスが受け
られるコンピュータネットワークを用いた会計システム
を提供する。 【解決手段】 加入者端末装置30は、CPU32、通
信インターフェイス34、入力キー36、バーコードリ
ーダ37、及び表示器38を備えて構成されている。加
入者端末装置30は、例えばアナログ公衆電話回線など
の通信回線網Lを介してサーバコンピュータ10に接続
することができ、入力キー36やバーコードリーダ37
から入力された会計処理データは、サーバコンピュータ
10に送られてデータベースに蓄積される。蓄積された
データは、サーバコンピュータ10に接続された端末装
置20を通じて専門スタッフによって処理され、決算書
等の各種帳票作成や経営分析などに利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークを用いた会計システムに係わり、特に会計処理
に不慣れな事業者が簡便に利用できる会計システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】事業者にとって、金銭や資産の出入り増
減を伝票に基づいて確実に管理し、決算書等の帳票類を
遅滞なくしかも誤りなく作成することは、非常に重要な
問題である。例えば、個人事業者は、毎年1回、3月1
5日までに前年度の所得を計算し確定申告をする必要が
あるが、自分で記帳し必要な帳票を間違いなく作成して
申告するには、煩雑な記帳事務が発生し、多大な労力を
要するとともに、会計及び簿記についての知識を要する
ので、事実上不可能である。一方、帳簿の整理及び確定
申告書の作成を専門家に委嘱すれば手間は掛からない
が、当然のことながら、相当の費用が発生することにな
る。すなわち、会計処理に伴う事業者の労力や金銭的支
出は、経営上の大きな問題であった。
【0003】ところで、近年特にパーソナルコンピュー
タ(以下、パソコンという)などの、いわゆるOA機器
の急速な進歩、性能の向上及び低価格化によって、小規
模事業者等、従来は事務の機械化が困難であった層で
も、比較的容易にそれらのOA機器を導入して、事務の
省力化や自動化を試みることが可能となっている。それ
に伴って、前記のような事業者の負担を軽減することを
目的として、各種のパソコン用経理ソフトウェアが開発
され、利用されるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな経理ソフトウェアを導入して実際に会計処理の機械
化を図ろうとしても、次のような問題点があった。
【0005】一つは、会計処理そのものが有する高度の
専門性である。
【0006】会計処理の主な流れは、 (a)取引に使用された伝票の取引先や摘要に基づい
て、それぞれの取引に適切な勘定科目を適用して複式仕
訳する。
【0007】(b)すべての取引仕訳を勘定科目ごとに
集計して勘定科目の残高を計算し、残高試算表を作成す
る。
【0008】(c)さらに決算整理仕訳をし、最終残高
試算表、決算書を作成する。
【0009】となっている。
【0010】たとえ経理ソフトウェアであっても、伝票
の記載事項をそのまま入力すれば、自動的に仕訳をして
くれるわけではない。業種や業態によってさまざまな取
引に、適切な勘定科目を振り当てて取引を仕訳するの
は、あくまでもユーザーの知識や経験によるのである。
つまり、経理ソフトウェアに伝票に表示されている素デ
ータを入力する時点で、仕訳についての知識が要求され
るのが普通であり、不慣れなものが簡単に扱えるツール
であるとはいえない。
【0011】また、仮にユーザーが自身の知識を基に取
引を仕訳してパソコン等に入力したとしても、仕訳が適
切になされているか、あるいは出力として得られた各種
帳票類に誤りがないかなどは、会計士、税理士などの専
門家の判断を仰がなければならない。この場合、帳票を
打ち出す前に、入力済みのデータを専門家が利用するこ
とも考えられるが、事業者ごとにパソコンのプラットフ
ォームが異なることも多く、またデータの互換性につい
ての問題もあって、なかなか実現していないのが現状で
ある。すなわち、会計士、税理士等の専門家は、いわゆ
るバッチ処理の域を脱しておらず、ユーザーとのデータ
の共有に基づく機械化が進展しにくい原因となってい
た。
【0012】次に、前記のようなOA機器の導入に関す
る問題がある。一般的に、パソコンなどの入力装置とし
てはキーボードが採用されているから、その操作に習熟
し、ある程度自在にキー入力が行えないと、かえって入
力作業に手間がかかって効率が低下したり、より顕著に
は、キーボードの操作を学習する段階で挫折したりする
場合もある。すなわち、現在のパソコン等のOA機器
は、不慣れな人が扱うにはマンマシンインターフェイス
の点から必ずしも使いやすいものになっていない問題点
がある。さらに、パソコン等の導入時の、いわゆる環境
設定や新規ソフトウェアのインストールには、ある程度
の機器に関する知識が必要とされ、初心者にとっては負
担が大きいという問題もある。
【0013】本発明はこのような問題点に基づいてなさ
れたものであり、その目的は、個人事業者等の利用者
が、特別な経理上の知識を必要とせずに、簡便に経理入
力を行うことができ、その入力データを会計士、税理士
等の専門家と共有して有効利用することができるコンピ
ュータネットワークを用いた会計システムを提供するこ
とである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、会計処理データを蓄積するデータベー
スと、そのデータベースに蓄積されている会計処理デー
タについて、呼出し、書込み、並べ替え、抽出などの操
作を実行するためのデータベース管理手段とを備えたサ
ーバコンピュータと、前記サーバコンピュータと通信回
線網を介して接続され、前記データベース管理手段との
会計処理データの入出力を行う会計処理端末と、前記サ
ーバコンピュータと通信回線網を介して接続されてお
り、処理日付、摘要、金額などの素データを入力するた
めの入力手段とその入力手段による処理メニュー及び前
記素データが会計処理されて得られた会計処理データを
表示する表示手段とを備えた加入者端末とが設けられて
いるコンピュータネットワークを用いた会計システムで
あって、さらに下記のステップを備えていることを特徴
とする。
【0015】(1)会計処理の対象となる前記処理日
付、摘要、金額などの素データが前記入力手段を用いて
加入者端末に入力される。
【0016】(2)前記加入者端末に入力された会計処
理データとしての素データは、前記通信回線網を通じて
前記サーバコンピュータに送信され、前記データベース
に前記処理日付の時系列に格納される。
【0017】(3)前記データベースに格納された会計
処理データは、前記通信回線網を通じて接続された会計
処理端末から前記データベース管理手段を介して操作す
ることができ、前記データベース管理手段を用いて、摘
要データに基づいて勘定科目ごとに仕訳けられる。
【0018】(4)前記ステップ(3)の処理がなされ
た会計処理データは、会計士、税理士等の専門家によっ
て、勘定科目の調整、仕訳の見直し、勘定科目ごとの集
計などが行われ、オンラインで共有されたこの会計処理
データを基に決算書、総勘定元帳等の帳票類が作成され
る。
【0019】なお、前記加入者端末の入力手段はバーコ
ードリーダを備えていることが好ましい。
【0020】このような構成を有する本発明の会計シス
テムによれば、システム加入者は勘定科目の決定など、
通常の記帳事務に付随する煩雑さなしに加入者端末へ入
力手段により会計処理データとしての素データを入力で
きる。このとき、入力手段としてバーコードリーダを採
用すれば、入力作業はより簡単で効率的なものとなる。
加入者端末に入力された会計処理データは、通信回線網
を介してサーバコンピュータに送信され、データベース
に入力された時刻の順に時系列に格納される。サーバコ
ンピュータには、通信回線網を通じて会計処理端末が接
続されており、会計士や税理士などの専門スタッフは、
その会計処理端末によってそれら格納された会計処理デ
ータに容易にアクセスすることができる。専門スタッフ
は、前記会計処理端末及びデータベース管理手段を介し
て格納されたデータを操作して、勘定科目の調整、仕訳
の見直し、勘定科目ごとの集計などを行い、オンライン
で共有された会計処理データを基に、決算書、総勘定元
帳等の帳票類を作成する。また、専門スタッフは、得ら
れたデータに基づいて、経営分析などのコンサルティン
グを行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につ
き、添付の図面を参照して説明する。図1は、本実施形
態の会計システムの構成図である。サーバコンピュータ
10は、一般的なワークステーションあるいはパソコン
であって、種々のオペレーティングシステム、例えば
「ウインドウズ」(マイクロソフト社)などで運用され
るものが考えられる。この実施形態にあっては、サーバ
コンピュータ10は、実質的に会計処理データを格納す
るための追記型データベースである。
【0022】サーバコンピュータ10には、インターフ
ェイス手段である会計処理端末装置20が接続されてい
る。会計処理端末装置20は、サーバコンピュータ10
の会計処理データベースに蓄積されたデータを操作する
ために用いられるものであって、会計処理データベース
のメンテナンス作業のために、サーバコンピュータ10
が設置される本会計システムのセンターに設備されるだ
けでなく、本会計システムの専門スタッフとして登録さ
れている会計士、税理士の事務所にも設置され、通信回
線網Lを介してサーバコンピュータ10と接続される。
したがって、システム加入者は、ネットワークを通じて
地理的な条件を考慮することなく各地の専門家とデータ
を共有し、そのサービスを受けることができる。通信回
線網Lとして最も一般的なのは、アナログ公衆電話回線
である。あるいは、近年普及しつつあるディジタル回線
(日本電信電話会社のINSネットなど)を用いてもよ
い。
【0023】会計処理端末装置20は、通常のマンマシ
ンインターフェイス装置、すなわち、CRT等のディス
プレイ、キーボード等の入力機器、フロッピーディスク
ドライブ等の周辺機器で構成される。なお、会計処理端
末装置20では、個々の事業者の営業情報を操作するこ
とができるので、許可されたユーザーしかアクセスでき
ないようにするセキュリティ機能(暗証番号の利用等)
を導入したり、データベースの内部を機密の程度に応じ
て階層化し、前記セキュリティ機能によってアクセスで
きる階層を制限するなどの対策をとることが好ましい。
【0024】サーバコンピュータ10にはまた、通信回
線網Lを介して加入者端末装置30が接続されている。
加入者端末装置30は、本実施形態の会計システムに加
入している事業者の事業所に設置される。加入者端末装
置30には、前記通信回線網Lとの通信インターフェイ
ス34が内蔵されている。この通信インターフェイス3
4は、アナログ公衆電話回線の場合には変復調装置(い
わゆるモデム)、ディジタル回線の場合にはターミナル
アダプタ等である。加入者端末装置30の主要な演算制
御を実行するCPU32は、通信インターフェイス34
に接続されている。一般にパソコン等のCPUは、その
パソコンに接続されたハードディスクなどの記憶媒体か
ら所望の機能を有するソフトウェアをメモリにロードし
て動作させる。一方、本実施形態のCPU32は、機能
に応じて必要なソフトウェアをネットワーク上からメモ
リにロードするので、従来のパソコンのような大容量の
記憶媒体やそのためのインターフェイス回路などを省略
することができ、小型化、低価格化が実現できる。つま
り、本実施形態の会計システムを利用する場合、サーバ
コンピュータ10とのデータ交換を管理するソフトウェ
アは、サーバ側から供給される。
【0025】また、入力手段として、入力キー36とバ
ーコードリーダ37とが前記CPU32に接続されてい
る。入力キー36としては、操作に必要な最低限のもの
のみを設けて簡便性を損なわないようにすることが必要
で、本実施形態の加入者端末装置30にあっては、0〜
9の数字キー、記号キー(#,−,*)、機能キー(機
能、確定、取消、終了、前画面、次画面)、十字矢印キ
ーを設けてある。
【0026】図2は、バーコードリーダ37を用いたデ
ータ入力操作に用いられるバーコードシートの一例を示
す図である。図2のバーコードシートは、業務開始、ホ
スト送信などの操作コマンドに相当する欄、現金支払入
力、現金入金入力、現金出納帳閲覧などのメニュー選択
に関する欄、日付欄、数字欄、システム加入時に想定さ
れる摘要等のコード欄などを備えて構成されている。こ
のバーコードシートはシステム加入時にシステム管理者
が発行し、加入者にあらかじめ送付しておくので、シス
テム加入者は、加入後速やかに、また容易に本発明の会
計システムを利用し始めることができる。また、バーコ
ードリーダを用いているので、キーボードの操作に習熟
する必要がなく、ワンタッチでデータ入力を行ったり処
理命令を与えることができる。
【0027】加入者端末装置30はまた、出力手段とし
ての表示器38を備えており、本実施形態の場合、全角
20字×10行のモノクロ液晶ディスプレイを採用して
いる。さらに、通常のモデム装置などと同様に、電話機
40を接続して同一回線で使うことができる。
【0028】図3は、本実施形態の会計システムの機能
ブロックと情報の流れを示す説明図である。前記のよう
に、サーバコンピュータ10には、通信回線網Lを介し
て、加入者端末装置30と会計処理端末装置20とが接
続されている。サーバコンピュータ10に設けられてい
る主要な機能ブロックは、会計処理部12、データ格納
部14、データ変換用対照テーブル16、及び入出力イ
ンターフェイス部18である。
【0029】データベース管理手段を構成する会計処理
部12は、会計処理データの入出力を管理するととも
に、データ格納部14へのデータ書込み等の処理を行
う。データ格納部14は、加入者端末装置30から逐次
入力される会計処理データが格納され蓄積される追記型
データベースである。データ変換用対照テーブル16
は、加入者端末装置30から入力されたデータを必要に
応じて変換するための読替え用テーブルであり、本会計
システムにあっては、加入者端末装置30からの入力時
に与えられた摘要コードを、対応する摘要名称に付け替
えるのに用いられる。また、データ変換用対照テーブル
16には、会計処理部12を用いた予備的なデータ仕訳
作業(これについては後述する)に用いられる「摘要コ
ード→勘定科目」読替えテーブルも含まれている。
【0030】ここで、図3のデータフローの概略につい
て述べると、加入者端末装置30から入力された素デー
タはサーバコンピュータ10に送信され、入出力インタ
ーフェイス部18を通じて会計処理部12に取り込まれ
た後、データ格納部14に書き込まれる。そして、デー
タ変換用対照テーブル16を用いて変換処理され、摘要
名称が付された処理済みデータとして、一旦加入者端末
装置30に返信され、表示される。システム加入者は、
その表示内容を確認して必要があればデータの修正を行
い、サーバコンピュータ10へ送信する。
【0031】このような一連のデータ入力シーケンスが
終わると、専門スタッフは会計処理端末装置20、通信
回線網L、入出力インターフェイス部18を介して会計
処理部12を操作し、特定の事業者のデータレコードの
抽出、並び替え、勘定科目の調整、入力された素データ
の仕訳など、所定の会計処理業務を行う。この段階で作
成された現金出納帳などの帳票類は、加入者端末装置3
0からの要求に応じて送信され、装置30の表示器38
に表示される。
【0032】次に、このような構成を有する本実施形態
の会計システムの作用について説明する。図4及び図5
は、それぞれ加入者端末装置30及びサーバコンピュー
タ10の動作を示すフローチャートである。
【0033】まず、加入者端末装置30の処理フローに
ついて説明する。S400で処理ルーチンが開始される
と、加入者端末装置30の表示器38には、あらかじめ
初期設定されている利用サービス選択メニュー画面が表
示される。ここでシステム加入者は、画面表示にしたが
って、例えばこの実施形態では「会計システム」を選択
し、さらに希望する処理を選択する(S405)。この
ときの表示器38のメニュー表示の一例を、図6(a)
〜(c)に示す。
【0034】例えば、図6(c)で「現金入金入力処
理」を選択すると、表示器38の画面は、図7(a)に
示す状態となる。ここで、日付、摘要コード、金額をバ
ーコードリーダ37あるいは入力キー36から入力する
(S410,S415,S420)。入力されたデータ
は、図7(b)に示されるように表示器38に表示され
るので、入力ミスがないかどうかを確かめながら作業を
行うことができる。この操作をすべてのデータの入力が
終わるまで繰り返し、データ入力が終了したら(S42
5)、あらかじめ割り当てられているキー操作あるいは
バーコード入力により、データ送信を指示する(S43
0)。
【0035】CPU32は、システム加入者からのデー
タ送信指示に基づいて、通信インターフェイス34にあ
らかじめ登録されているサーバコンピュータ10のアク
セスポイントに電話をかけるよう指令を送る。通信イン
ターフェイス34は、サーバコンピュータ10へのダイ
ヤリング、通信条件のネゴシエーション、通信プロトコ
ルの確立などを自動的に行い、加入者端末装置30をサ
ーバコンピュータ10に接続させる(S435)。次
に、CPU32はあらかじめ登録されているログイン用
のパスワードなどの端末情報をサーバコンピュータ10
に送出し、サーバコンピュータ10とのネットワークを
形成する(S440)。
【0036】続いてS445でサーバコンピュータ10
の待機信号を受信すると、加入者端末装置30からサー
バコンピュータ10へデータを送信することができる状
態となっている。ここで、加入者端末装置30内のメモ
リに保持されていた入力データが、サーバコンピュータ
10へ送信される(S450)。サーバコンピュータ1
0では、受信した摘要コードを前記対照テーブル16を
用いて摘要名称に変換し、その結果を加入者端末装置3
0に返信する。サーバコンピュータ10の処理結果を受
信した加入者端末装置30は、図7(c)に例示されて
いるように、そのデータを表示器38で表示する(S4
55,S460)。表示されたデータを修正する必要が
あれば(S465)、修正データを入力し(S47
0)、再びそのデータをサーバコンピュータ10に送信
して再度処理結果を表示する。
【0037】上記のルーチンを繰り返して、保持されて
いたすべてのデータが誤りなくサーバコンピュータ10
に転送されると、加入者端末装置30はサーバコンピュ
ータ10に終了情報を送出する(S475)。サーバコ
ンピュータ10の待機信号が加入者端末装置30で確認
されると(S480)、加入者端末装置30は電話回線
を切断する準備が完了したと判定して、電話回線を切断
する(S485)。加入者端末装置30の処理ルーチン
は、S490で完了する。
【0038】次に、図5を参照して、前記加入者端末装
置30に対応するサーバコンピュータ10の処理ルーチ
ンを説明する。
【0039】サーバコンピュータ10の処理ルーチン
は、S500でスタートする。加入者端末装置30から
のアクセスを受けて電話回線が接続され(S505)、
続いて端末情報が受信される(S510)。サーバコン
ピュータ10は加入者端末装置30の端末情報に基づい
てアクセスを許可する認証処理を行った後、データベー
スの該当する端末レコードをオープンして書込み処理が
可能な状態にし(S515)、待機信号を送出する(S
520)。
【0040】引き続き、加入者端末装置30から送信さ
れてくる日付データ、摘要コード、金額データを受信処
理する(S525)。受信された入力データは、オープ
ンされている該当端末レコードに書き込まれる(S53
0)。次いで、前記会計処理部12は、変換用テーブル
16を参照して、受信されたそれぞれのデータに摘要コ
ードに対応する摘要名称を付加する(S535)。変換
処理が行われたデータは、確認のために加入者端末装置
30に返信される(S540)。加入者端末装置30で
は、図4に示すように、このデータに基づいて、入力デ
ータの確認及び誤入力データの修正が行われる。そし
て、加入者端末装置30からデータ送信終了を示す終了
情報を受信すると(S545)、待機信号を送出する
(S550)。前記のとおりサーバコンピュータ10か
ら待機信号を受信した加入者端末装置30は電話回線を
切断し(S555)、S560でリターンされる。この
ステップまでは、加入者端末装置30とサーバコンピュ
ータ10とがネットワークを介して接続された状態で行
われる処理である。
【0041】データ格納部14に格納された会計処理デ
ータは、通信回線網Lを介してサーバコンピュータ10
に接続された会計処理端末装置20を操作することによ
り、データ変換用対照テーブル16の「摘要コード→勘
定科目」読替えテーブルにしたがって、それぞれのデー
タが示す取引ごとに仕訳けられる。さらに、仕訳結果は
印字出力されて、当該加入者に送付される。
【0042】このようにしてシステム加入者の加入者端
末装置30から入力された素データは、加入者端末装置
30ごと、すなわちシステム加入者ごとに入力時刻の時
系列に蓄積されたレコードからなる追記型のデータファ
イルを形成する。前記したように、サーバコンピュータ
10には会計処理端末装置20が接続されており、単純
に時系列に順次入力された、日付、摘要、金額などの素
データは、システム加入者ごとに予備的に仕訳けられ、
さらに、会計士、税理士等の専門スタッフによって、勘
定科目の調整、仕訳の見直し、勘定科目ごとの集計など
が行われる。そして、このようにオンラインで共有され
た会計処理データを基に、決算書、総勘定元帳等の帳票
類が作成される。この段階で不明な点や疑問が生じた場
合には、加入者と担当専門スタッフとが適宜電話等で連
絡を取り、相談しながら作業を進めればよい。
【0043】以上詳細に述べたように、本発明の会計シ
ステムでは、事業者と会計士、税理士等の専門家が、サ
ーバコンピュータ10を仲介としてオンラインで接続さ
れているので、伝票の仕訳から決算書等の帳票の作成に
至るまでの会計処理の全工程が、システム加入者によっ
て入力された素データに基づいて、専門家によるネット
ワーク上の会計処理によって実現されることとなり、事
業者の会計業務は飛躍的に軽減される。また、加入者
は、加入者端末装置30を介してサーバコンピュータ1
0にアクセスし、現金出納帳などのデータをオンライン
で表示器38に呼び出して確認することができる。図6
(d)に、現金出納帳の画面例を示す。
【0044】なお、バーコードシートに記載されていな
い新たな摘要などを含む取引が発生した場合には、シス
テム加入者はそれらの項目を一時的なコード(例えば
「上記に当てはまらない費用」)を付して入力しておく
ことができる。そのような取引については、後日専門ス
タッフがシステム加入者との電話インタビューなどを通
じてアドバイスを受けながら整理することができるの
で、記帳事務が遅滞することはない。またそのようにし
て新しく加入された摘要コード等は、システム管理者に
よってそのシステム加入者に発行される次の入力用バー
コードシートなどに反映されるので、システム加入者の
入力簡便性は良好に保たれる。
【0045】そしてさらに、システム加入者は、確定申
告用の各種帳票類の作成、入出金記録に基づく経理分析
や経営コンサルティングなど、種々のサービスを前記専
門スタッフから享受することができる。
【0046】
【発明の効果】以上、本発明の一実施形態によって詳細
に説明したように、本発明のコンピュータネットワーク
を用いた会計システムによれば、次の効果を奏するもの
である。
【0047】(1)システム加入者は、取引の仕訳、勘
定科目の決定など、複雑な会計処理上の知識やキーボー
ド等の機器操作の習熟を必要とされることなく、簡易に
会計処理に必要なデータを入力できる。
【0048】(2)システム加入者によって一旦入力さ
れた会計処理データは、通信回線網を介してサーバコン
ピュータのデータベースに入力時刻の時系列に格納さ
れ、ネットワーク上で共有される。そして、その格納さ
れたデータは、会計士、税理士等の専門スタッフによっ
て取引ごとに勘定科目等がチェックされ、仕分けられる
ので、決算書などの各種帳票の作成、閲覧やそれらのデ
ータに基づく経営コンサルティングなどのサービスがシ
ステム加入者に提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る会計システムの構成
図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる入力用バーコード
シートの一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる会計システムの機
能ブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる加入者端末装置の
処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態にかかるサーバコンピュー
タの処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態にかかる加入者端末装置の
操作メニュー画面例その1である。
【図7】本発明の一実施形態にかかる加入者端末装置の
操作メニュー画面例その2である。
【符号の説明】
10 サーバコンピュータ 20 会計処理端末装置 30 加入者端末装置 32 CPU 34 通信インターフェイス 36 入力キー 37 バーコードリーダ 38 表示器 L 通信回線網

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 会計処理データを蓄積するデータベース
    と、そのデータベースに蓄積されている会計処理データ
    について、呼出し、書込み、並べ替え、抽出などの操作
    を実行するためのデータベース管理手段とを備えたサー
    バコンピュータと、 前記サーバコンピュータと通信回線網を介して接続さ
    れ、前記データベース管理手段との会計処理データの入
    出力を行う会計処理端末と、 前記サーバコンピュータと通信回線網を介して接続さ
    れ、処理日付、摘要、金額などの素データを入力するた
    めの入力手段とその入力手段による処理メニュー及び前
    記素データが会計処理されて得られた会計処理データを
    表示する表示手段とを備えた加入者端末とが設けられて
    いるコンピュータネットワークを用いた会計システムで
    あって、さらに下記のステップを備えていることを特徴
    とするコンピュータネットワークを用いた会計システ
    ム。 (1)会計処理の対象となる前記処理日付、摘要、金額
    などの素データが前記入力手段を用いて加入者端末に入
    力される。 (2)前記加入者端末に入力された会計処理データとし
    ての素データは、前記通信回線網を通じて前記サーバコ
    ンピュータに送信され、前記データベースに前記処理日
    付の時系列に格納される。 (3)前記データベースに格納された会計処理データ
    は、前記通信回線網を通じて接続された会計処理端末か
    ら前記データベース管理手段を介して操作することがで
    き、前記データベース管理手段を用いて、摘要データに
    基づいて勘定科目ごとに仕訳けられる。 (4)前記ステップ(3)の処理がなされた会計処理デ
    ータは、会計士、税理士等の専門家によって、勘定科目
    の調整、仕訳の見直し、勘定科目ごとの集計などが行わ
    れ、オンラインで共有されたこの会計処理データを基に
    決算書、総勘定元帳等の帳票類が作成される。
  2. 【請求項2】 前記加入者端末の入力手段はバーコード
    リーダを備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    会計システム。
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