JPH09268565A - 布基礎に対するl型鋼の取り付け方法 - Google Patents

布基礎に対するl型鋼の取り付け方法

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JPH09268565A
JPH09268565A JP10371696A JP10371696A JPH09268565A JP H09268565 A JPH09268565 A JP H09268565A JP 10371696 A JP10371696 A JP 10371696A JP 10371696 A JP10371696 A JP 10371696A JP H09268565 A JPH09268565 A JP H09268565A
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JP
Japan
Prior art keywords
circular table
shaped steel
cloth foundation
shaped
anchor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10371696A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobukazu Asakawa
修運 浅川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Clion Co Ltd
Original Assignee
Onoda ALC Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】壁パネル取り付け用のL型鋼を布基礎に固定さ
せる際に、L型鋼の設定高さを適正に調整して容易に溶
接できるレベル調整金具の施工方法を提供する。 【解決手段】円形テーブル部の直径が50〜90mmの
ターンテーブル状金具の脚部とアンカー鉄筋とを螺合し
たものを布基礎に埋設し、円形テーブル部を布基礎上表
面と同一面になるように整える。そして円形テーブル部
を回転させて高さを調整した後、壁パネル取り付け用の
L型鋼を溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は布基礎上に壁パネル
を建て込むために固定されるL型鋼(6)を水平に取付
けることができる布基礎に対するL型鋼の取付け方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】布基礎上に壁パネルを建て込む際、その
壁パネルの高さを調整するため布基礎にアンカー鉄筋を
埋設し、そのアンカー鉄筋にL型鋼を溶接固定する構造
として、図4に示す特開平1−151635号公報の構
造が知られている。その構造はL型鋼15を溶接固定し
たプレート14と、それに取り付けられた雄ネジ14a
と、それに螺合された長ナット13と、その長ナット1
3に螺合したアンカー鉄筋12とから構成されている。
【0003】そして、それらを構成する際は、先ずコン
クリート打設時に長ナット13とアンカー鉄筋12を螺
合したものを布基礎内に起立させ、その長ナット開口部
13aが布基礎上表面16と近接するように植設する。
布基礎10が乾燥後、プレート14を備えた雄ネジ14
aを長ナット13に螺合し、このプレート14を回転さ
せることにより適切な高さに調整してL型鋼15をプレ
ート14に溶接する。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、このような
従来の取付け方法においては、アンカー鉄筋12は一般
に長くて細いため長ナット13とアンカー鉄筋12を螺
合したものを布基礎内に鉛直に植設することが難しく、
アンカー鉄筋12が傾斜して植設されることが多い。そ
のため、後にプレート14付き雄ネジ14aを長ナット
13に螺合した時、プレート部14上面が布基礎上表面
16に対し傾くことが多い。その結果、プレート部14
の正確な高さ調整やプレート部14にL型鋼15を水平
に溶接することが困難であった。
【0005】さらに長ナット13と螺合したアンカー鉄
筋12の植設時、長ナット開口部13aにコンクリート
が入り易く、そのためプレート14の雄ネジ14aの螺
合が困難になるという問題点もある。そのため、その開
口部13aにコンクリートが入らないように工夫を施す
必要があった。
【0006】そこで本発明の目的は、壁パネルを布基礎
に取り付けるためのL型鋼を布基礎上表面と平行に固定
でき、またプレート部の高さを正確に調整でき、しかも
アンカー鉄筋の雌ねじ部にコンクリートが混入しないよ
うに工夫する必要のない布基礎に対するL型鋼の取り付
け方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
する本発明は、布基礎上に壁パネルを建て込むためのL
型鋼を取り付ける布基礎に対するL型鋼の取付け方法に
おいて、直径が50〜90mmである円形テーブル部と
ボルト状脚部とから成るターンテーブル状金具の脚部と
アンカー鉄筋とを予め螺合して一体に構成したL型鋼取
付け金具を布基礎に埋設し、しかる後に前記円形テーブ
ル部の高さを調整してそれにL型鋼を溶接固定する布基
礎に対するL型鋼の取り付け方法である。
【0008】次に本発明の作用を述べる。円形テーブル
部の直径が50〜90mmであるターンテーブル状金具
の脚部とアンカー鉄筋とを予め螺合して一体に構成した
ものを、布基礎上表面と円形テーブル部上面とが同一面
になるように布基礎へ埋設する。したがって、従来方法
と違ってアンカー鉄筋の植設時の鉛直性とは関係がなく
なり、アンカー鉄筋がいかに長いものであっても円形テ
ーブル部上面が水平になっているかどうかのみを確認す
ればよい。しかもその際、円形テーブル部の直径が50
mm以上と面積が大きいため円形テーブル部上面と布基
礎上表面との傾きを容易に発見することができる。
【0009】その結果、これら2つの上面が同一面にな
るようにL型鋼取付け金具を容易に設定し、埋設するこ
とが可能となり、円形テーブル部の高さ調整やL型鋼の
取付けが正確かつ容易になる。さらに布基礎へのコンク
リート打設時にはすでにアンカー鉄筋とターンテーブル
状金具とは螺合しているため、アンカー雌ネジ部へコン
クリートが入らないようにする工夫は不要となる。
【0010】また請求項2のように、アンカー鉄筋とし
て表面に凹凸を備えかつ下端をL字型に屈曲したものを
使用すると、後にアンカー鉄筋が布基礎から抜けるのを
防止できる。
【0011】
【発明の実施の態様】次に図1〜図3に基づいて本発明
の実施の態様を詳述する。図1に示すように、先ず地上
に型枠をセットしその中にコンクリートを打設して布基
礎1を形成する。そしてこのコンクリートが硬化する前
に、次に述べるターンテーブル状金具3と異形鉄筋のア
ンカー鉄筋4とを予め螺合したL型鋼取付け金具2を布
基礎1へ埋設する。
【0012】ターンテーブル状金具3は、図3(イ)に
示すように円形テーブル部3aとボルト状の脚部3bと
から構成されており、実施態様の円形テーブル部3aの
直径は80mmのものを採用しているが、本発明におい
ては、その直径は50〜90mmである必要があり、よ
り好ましくは55〜85mmである。50mmより小さ
いと布基礎上表面との傾きを発見しにくくなり、90m
mより大きいと重すぎて取扱いにくくなるとともにコス
トも高くなる。また、円形テーブル部3aには対抗する
円周上の二カ所にそれを回転させる時に使用する切り欠
き部3cを備えている。この切り欠き部3cの形状は特
に限定されず、四角形、円形、三角形などが適用され
る。また、切り欠きは二カ所以上であってもよい。
【0013】異形鉄筋のアンカー鉄筋4は、図3(ロ)
に示すように布基礎から容易に抜けないように表面全体
に多数個の凹凸が設けられ、かつその下端はL字型に屈
曲されており、上部には雌ネジ部4aが設けられてい
る。また、アンカー鉄筋4の鉛直方向の長さは抜け防止
の点で70〜150mmで、さらにL字型に屈曲された
部分の長さは20〜50mmが好ましい。
【0014】このアンカー鉄筋4とターンテーブル状金
具3とを予め螺合したL型鋼取付け金具2を布基礎1に
埋設する際には、円形テーブル部3a上面と布基礎上表
面8とが同一面となるように円形テーブル部3aの傾き
を整える。円形テーブル部3a上面はそれを回転させる
ことにより布基礎上表面8と正確に平行な昇降をするよ
うになる。
【0015】次に、ある程度布基礎1が硬化した後、図
1に示すようにカギ状治具5の爪をターンテーブル状金
具3の円形テーブル部3aの切り欠き部3cに掛けて円
形テーブル部3aを回転させてその高さを調整する。な
お、本発明においては、カギ状治具5を使用しないで指
で円形テーブル部3aを回転させても構わない。また、
布基礎1に対する円形テーブル部3aの埋設程度は壁パ
ネル7の位置にも因るが、L型鋼6を溶接するために布
基礎1表面から若干吐出した状態に埋設しても良い。最
後に図2に示すように、この円形テーブル部3aの上に
L型鋼6を溶接固定する。そしてそのL型鋼6に壁パネ
ル7を載せて公知の要領により取り付けることにより、
壁パネル7は布基礎1に対して正確な高さに取り付けら
れる。この実施例では、ターンテーブル状金具に雄ネジ
を、またアンカー鉄筋には雌ネジを備えているが、この
逆にターンテーブル状金具に雌ネジを、またアンカー鉄
筋には雄ネジを設けても良い。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したごとく、布基礎にアンカー
鉄筋とターンテーブル状金具とを予め螺合して一体にし
たものを埋設しておき、かつ円形テーブル部を50mm
以上の面積が広いものを使用することにより、アンカー
鉄筋の植設時の鉛直性に関係なく、円形テーブル部上面
と布基礎上表面とを同一面にすることが容易になり、円
形テーブル部の高さ調整や水平化が正確にできる。その
結果、L型鋼の高さ調整や水平化が可能となり、布基礎
に対する壁パネルの高さ調整が容易になる。また、アン
カー雌ネジ部へコンクリートが入らないように工夫する
必要もない。さらに、アンカー鉄筋として異形鉄筋をL
字型に屈曲させたものを使用することにより、アンカー
鉄筋が抜けるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるL型鋼取付け金具を布基礎に埋
設する実施例を示す説明図。
【図2】本発明方法によって構成されるL型鋼の取付け
構造の実施例を示す説明図。
【図3】(イ)(ロ)本発明に適用されるターンテーブ
ル金具及びアンカー鉄筋の1例の平面図と側面図。
【図4】従来方法によるL型鋼の取付け構造の縦断面
図。
【符号の説明】
1 布基礎 2 L型鋼取付け金具 3 ターンテーブル状金具 3a 円形テーブル部 3b 脚部 3c 切り欠き部 4 アンカー鉄筋 4a アンカー鉄筋の雌ネジ部 5 カギ状治具 6 L型鋼 7 壁パネル 8 布基礎上表面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】布基礎(1)上に壁パネル(7)を建て付
    けるためのL型鋼(6)を取り付ける布基礎に対するL
    型鋼の取付け方法において、 円形テーブル部(3a)の直径が50〜90mmのター
    ンテーブル状金具(3)の脚部(3b)とアンカー鉄筋
    (4)とを予め螺合して一体に構成したL型鋼取付け金
    具(2)を布基礎(1)に埋設し、しかる後に前記円形
    テーブル部(3a)の高さを調整してそれにL型鋼
    (6)を溶接固定することを特徴とする布基礎に対する
    L型鋼の取り付け方法。
  2. 【請求項2】前記アンカー鉄筋(4)として表面に凹凸
    のある異形鉄筋を使用した請求項1記載の布基礎(1)
    に対するL型鋼(6)の取り付け方法。
  3. 【請求項3】前記ターンテーブル状金具(3)の円形テ
    ーブル部(3a)に切り欠き部(3c)を備えた請求項
    1または2記載の布基礎(1)に対するL型鋼(6)の
    取り付け方法。
JP10371696A 1996-03-28 1996-03-28 布基礎に対するl型鋼の取り付け方法 Pending JPH09268565A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111236475A (zh) * 2020-02-28 2020-06-05 苏州安省建筑设计有限公司 一种便于安装的抗震装配式剪力墙结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111236475A (zh) * 2020-02-28 2020-06-05 苏州安省建筑设计有限公司 一种便于安装的抗震装配式剪力墙结构

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