JP2532627Y2 - 杭頭上に立設する鉄骨柱脚用スペーサー - Google Patents

杭頭上に立設する鉄骨柱脚用スペーサー

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JP2532627Y2
JP2532627Y2 JP4001691U JP4001691U JP2532627Y2 JP 2532627 Y2 JP2532627 Y2 JP 2532627Y2 JP 4001691 U JP4001691 U JP 4001691U JP 4001691 U JP4001691 U JP 4001691U JP 2532627 Y2 JP2532627 Y2 JP 2532627Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンクリート製杭頭上
に立設する鉄骨柱脚と、前記コンクリート製杭頭との間
隙部に設置する鉄筋柱脚用スペーサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築現場において、構造物の荷重
を支える土台となるべき鉄筋コンクリート製のアースド
リル杭等を形成し、その頭部を削り鉄骨柱を立設する場
合は、この鉄骨柱下端部のベースプレートと、前記コン
クリート製の杭頭との間隙部内に、前記杭頭から突出し
た鉄筋が折曲げられて収納されることになる。
【0003】したがってこの間隙は、通常150〜20
0mm程度が必要となり、鉄骨柱脚の下端のベースプレ
ートと、前記コンクリート製杭頭との間隙部に、前記間
隙を維持できる適当なスペーサーを介在させる必要があ
った。
【0004】この場合、上述のように縦横に鉄筋が張り
出し、垂直方向にのみ相当に大きな間隔がある空間部分
では、充填物を設置するスペースが狭く、鉄板等を充填
物として使用することは不適当である。
【0005】そこでこの充填物はモルタル等を用いて現
場において適当な高さ、形状に造成されていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
ような方法では150〜200mmの比較的大きな空間
を埋める充填物をその都度、それぞれの充填個所におい
て正確な高さに造成することは相当の手間を要し、効率
的でない。
【0007】また雨天の場合には施工ができず、工期が
定まらない問題があった。本考案はこのような事情に鑑
みてされたものであり、鉄骨柱脚の端部とコンクリート
製杭頭との間隙部内に設置可能な大きさであり、また微
小な高さの調節が可能な杭頭上に立設する鉄骨柱脚用ス
ペーサーを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の課題を達
成するために以下のような構成としている。すなわち、
コンクリート製杭頭12上に立設する鉄骨柱脚14の端
部と、前記コンクリート製杭頭12の頭面との間隙部1
7に設置され、前記コンクリート製杭頭12から突出し
た鉄筋間に収納可能な大きさであり、かつ所定の高さを
有する外周枠内にモルタル4を充填して形成した基台1
と、この基台1上に設けられ、スクリューネジ部が回転
して軸方向に伸縮することにより高さの調節が可能なア
ジャスター2とからなるものである。
【0009】
【作用】本考案は、予め所定の高さを有する外周枠内に
モルタル4を充填した基台1を、コンクリート製杭頭1
2から突出した鉄筋間に収納可能な大きさに形成したの
で、現場においてコンクリート製杭頭12上に速やかに
設置される。
【0010】またスクリューネジ部を回転させて高さを
調節し、コンクリート製杭頭12と鉄骨柱14脚の端部
との間隙部17が正確に維持されるように設置する。
【0011】
【実施例】次に、本考案の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は本考案の鉄骨柱脚用スペーサーの全
体斜視図、図3はこれを設置した状態を示す図である。
本考案の鉄骨柱脚用スペーサーは、円筒形の基台1と、
その上面に載置されたアジャスター2とからなる。
【0013】基台1は、外周枠をなす円筒体3を有し、
この円筒体3内には無収縮モルタル4を充填している。
またアジャスター2は、前記基台1の上面に接地してい
る円形の基部5を備え、その基部5の中心部には、内部
周壁に雌ネジを形成したネジ穴6が形成されている。こ
のネジ穴6内には雄ネジ7が螺合しており、この雄ネジ
7の上面には円盤状頭部8が固着されているものであ
る。
【0014】前記基台1は次のようにして製造する。図
2に示すように、一定幅の曲成可能なシート18を筒状
に成形して、この両端部19、20を接着テープ10を
貼付して互いに接合して円筒体3を得る。その後、硬化
していない無収縮モルタル4を前記円筒体3内に充填し
て硬化させて基台とする。この作業は現場において、簡
単に行える。
【0015】本考案のスペーサーを設置するには以下の
ようにする。構造物の土台となる、杭筋13が入れられ
たアースドリル杭11の杭頭12の上端を削り、突出し
た杭筋13を折曲げる。この杭筋13は一定の間隔をも
って互いにクロスするように設けられている。
【0016】次に鉄骨柱14を立設すべき面上に、基台
1を、前記杭筋13間に収納され、その底面が前記コン
クリート製杭頭12に接触するように設置し、またアジ
ャスター2のネジ7を回転させて、これを軸方向に伸縮
させ、円盤状頭部8が所望の高さに位置するように調節
する。
【0017】その後、鉄骨柱14であるH鋼のベースプ
レート15が、前記円盤状頭部8に当接して、このスペ
ーサーにより鉄骨柱14を支持する。そして、前記コン
クリート製杭頭12と、ベースプレート15との間の所
定の間隙部17が維持されるようにして設置が完了す
る。
【0018】さらに鉄骨柱14を、ベースプレート15
に設けた孔を介して、アンカー16により前記杭頭12
に固定する。
【0019】このように本考案では、スペーサーは所定
の空間内に設置されるので、鉄骨柱14を固定するため
アンカー16を使用する場合でも、スペーサーがドリル
等により傷つけられることがない。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、基台1は
コンクリート製杭頭12から突出した鉄筋間に収納可能
な大きさであり、かつ所定の高さを有する外周枠内にモ
ルタル4を充填して形成したから、左官工事を現場で行
うことなくきわめて迅速な施工が可能となり、また雨天
時においても実行できる利点がある。
【0021】他方、アジャスター2は、スクリューネジ
部が回転して軸方向に伸縮することにより高さの調節が
可能であるから、レベル設定が容易かつ迅速に行える効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の鉄骨柱脚用スペーサーの全体斜視図
【図2】その製造方法を示す図
【図3】その設置状態を示す図
【符号の説明】
1 基台 2 アジャスター 3 筒状体 4 モルタル 6 ネジ穴 7 雄ネジ 12 杭頭

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製杭頭(12)上に立設す
    る鉄骨柱脚(14)の端部と、前記コンクリート製杭頭
    (12)上との間隙部(17)に設置され、前記コンク
    リート製杭頭(12)から突出した鉄筋間に収納可能な
    大きさであり、かつ所定の高さを有する外周枠内にモル
    タル(4)を充填して形成した基台(1)と、この基台
    (1)上に設けられ、スクリューネジ部が回転して軸方
    向に伸縮することにより高さの調節が可能なアジャスタ
    ー(2)とからなることを特徴とする杭頭上に立設する
    鉄骨柱脚用スペーサー。
JP4001691U 1991-05-30 1991-05-30 杭頭上に立設する鉄骨柱脚用スペーサー Expired - Fee Related JP2532627Y2 (ja)

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