JP2761455B2 - 持ち出し床におけるａｌｃ外壁パネルの取付方法 - Google Patents
持ち出し床におけるａｌｃ外壁パネルの取付方法Info
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- JP2761455B2 JP2761455B2 JP33147393A JP33147393A JP2761455B2 JP 2761455 B2 JP2761455 B2 JP 2761455B2 JP 33147393 A JP33147393 A JP 33147393A JP 33147393 A JP33147393 A JP 33147393A JP 2761455 B2 JP2761455 B2 JP 2761455B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は持ち出し床におけるＡＬ
Ｃ外壁パネルの取付方法に関するものである。
Ｃ外壁パネルの取付方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、プレキャストコンクリート製の
持ち出し床におけるＡＬＣ外壁パネルの取り付けは、図
６に示すような方法で行なわれていた。
持ち出し床におけるＡＬＣ外壁パネルの取り付けは、図
６に示すような方法で行なわれていた。
【０００３】図６の（１）に示す方法はバルコニー２０
の上面に直接設置した受けアングル３０にＡＬＣ外壁パ
ネル４０を設置し、その下端部とバルコニー２０上面と
の接続部にシール材５０を充填していた。
の上面に直接設置した受けアングル３０にＡＬＣ外壁パ
ネル４０を設置し、その下端部とバルコニー２０上面と
の接続部にシール材５０を充填していた。
【０００４】また同図の（２）に示す方法は、バルコニ
ー２０の上面に起立部６０を設け、この起立部６０にＡ
ＬＣ外壁パネル４０を設置していた。
ー２０の上面に起立部６０を設け、この起立部６０にＡ
ＬＣ外壁パネル４０を設置していた。
【０００５】しかし、上記の（１）の方法は、シール材
５０が劣化するとその接続部から雨水が室内に浸入して
しまうという問題があり、また（２）の方法は前記起立
部６０を現場打コンクリートで構築するため、その構築
に手間がかかるという問題があった。
５０が劣化するとその接続部から雨水が室内に浸入して
しまうという問題があり、また（２）の方法は前記起立
部６０を現場打コンクリートで構築するため、その構築
に手間がかかるという問題があった。
【０００６】そこで、上記のような問題を解決するため
に、図７に示すような新たな方法が実施されている。こ
れは、プレキャストコンクリート板７０のトラス筋７０
ａに受け鉄筋８０を溶接し、この受け鉄筋８０にプレキ
ャストコンクリート製の起立部材９０を設置し、この起
立部材９０にＡＬＣ外壁パネル４０を取り付けるもので
ある。
に、図７に示すような新たな方法が実施されている。こ
れは、プレキャストコンクリート板７０のトラス筋７０
ａに受け鉄筋８０を溶接し、この受け鉄筋８０にプレキ
ャストコンクリート製の起立部材９０を設置し、この起
立部材９０にＡＬＣ外壁パネル４０を取り付けるもので
ある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の取付方
法は受け鉄筋をトラス筋に溶接して取り付けているため
レベル精度が悪く、かつ天候に左右されるためＡＬＣ外
壁パネルの取り付けを精度良く、かつ計画的にできない
という問題があった。本発明はこのような問題に鑑みて
なされたものであり、その目的は、ＡＬＣ外壁パネルの
取り付けを精度良く、かつ計画的に行なうことである。
法は受け鉄筋をトラス筋に溶接して取り付けているため
レベル精度が悪く、かつ天候に左右されるためＡＬＣ外
壁パネルの取り付けを精度良く、かつ計画的にできない
という問題があった。本発明はこのような問題に鑑みて
なされたものであり、その目的は、ＡＬＣ外壁パネルの
取り付けを精度良く、かつ計画的に行なうことである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの本発明の持ち出し床におけるＡＬＣ外壁パネルの取
付方法は、持ち出し床用のプレキャストコンクリート板
上のインサートに、上端に上下動自在な受けプレートを
備えた支持金物を取り付け、前記受けプレート上にプレ
キャストコンクリート製の起立部材を設置し、該起立部
材上面のインサートに螺合したレベル調整治具上に受け
アングルを取り付け、この受けアングルにＡＬＣ外壁パ
ネルを取り付けたことを特徴とする構成にすることであ
る。
めの本発明の持ち出し床におけるＡＬＣ外壁パネルの取
付方法は、持ち出し床用のプレキャストコンクリート板
上のインサートに、上端に上下動自在な受けプレートを
備えた支持金物を取り付け、前記受けプレート上にプレ
キャストコンクリート製の起立部材を設置し、該起立部
材上面のインサートに螺合したレベル調整治具上に受け
アングルを取り付け、この受けアングルにＡＬＣ外壁パ
ネルを取り付けたことを特徴とする構成にすることであ
る。
【０００９】
【作用】本発明の取付方法によれば、支持金物上端に上
下動自在に設けた受けプレートで起立部材のレベル調整
を行なってその精度の向上を図ることにより、天候に左
右されず計画的にＡＬＣ外壁パネルの設置ができる。ま
た起立部材上面のレベル調整治具によりＡＬＣ外壁パネ
ルを微調整しながら容易に設置できる。
下動自在に設けた受けプレートで起立部材のレベル調整
を行なってその精度の向上を図ることにより、天候に左
右されず計画的にＡＬＣ外壁パネルの設置ができる。ま
た起立部材上面のレベル調整治具によりＡＬＣ外壁パネ
ルを微調整しながら容易に設置できる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の持ち出し床におけるＡＬＣ外
壁パネルの取付方法の一実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図１は支持金物を取り付けた持ち出し床用の
プレキャストコンクリート板の断面図、図２は同平面図
である。
壁パネルの取付方法の一実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図１は支持金物を取り付けた持ち出し床用の
プレキャストコンクリート板の断面図、図２は同平面図
である。
【００１１】まず始めに、上面からトラス筋１ａの上部
が突出した持ち出し床用のプレキャストコンクリート板
１の長手方向に適宜間隔をもって支持金物２を複数取り
付ける。この取り付けは支持ボルト３をプレキャストコ
ンクリート板１の内ネジインサート１ｂに螺合した後、
支持ボルト３に螺合された固定具４を回転させてその支
持脚４ａをプレキャストコンクリート板１上面に当接さ
せて行なう。
が突出した持ち出し床用のプレキャストコンクリート板
１の長手方向に適宜間隔をもって支持金物２を複数取り
付ける。この取り付けは支持ボルト３をプレキャストコ
ンクリート板１の内ネジインサート１ｂに螺合した後、
支持ボルト３に螺合された固定具４を回転させてその支
持脚４ａをプレキャストコンクリート板１上面に当接さ
せて行なう。
【００１２】次に、上記の各支持ボルト３の上端部に受
けプレート５を螺合し、それを回転させて高さを微調整
した後に袋ナット５ａを支持ボルト３にスポット溶接し
て固定する。そしてこの受けプレート５の上面にプレキ
ャストコンクリート製の起立部材６の据え付け位置の墨
入れを行なう。
けプレート５を螺合し、それを回転させて高さを微調整
した後に袋ナット５ａを支持ボルト３にスポット溶接し
て固定する。そしてこの受けプレート５の上面にプレキ
ャストコンクリート製の起立部材６の据え付け位置の墨
入れを行なう。
【００１３】次に、図３に示すように、下部ヤードにお
いて３〜４ピースのプレキャストコンクリート製の起立
部材６をアングル材７に取り付けてタワークレーンで吊
り上げて受けプレート５上面に吊り込んで墨入れ位置に
設置する。そして起立部材６の下面に打ち込んだ固定ア
ングル６ａを受けプレート５に溶接して起立部材６を固
定する。
いて３〜４ピースのプレキャストコンクリート製の起立
部材６をアングル材７に取り付けてタワークレーンで吊
り上げて受けプレート５上面に吊り込んで墨入れ位置に
設置する。そして起立部材６の下面に打ち込んだ固定ア
ングル６ａを受けプレート５に溶接して起立部材６を固
定する。
【００１４】次に、図４に示すように、プレキャストコ
ンクリート板１の上面に現場打コンクリート８を打設し
て床９と起立部材６とを一体的に成形した後、前記アン
グル材７を起立部材６から取り外して撤去する。
ンクリート板１の上面に現場打コンクリート８を打設し
て床９と起立部材６とを一体的に成形した後、前記アン
グル材７を起立部材６から取り外して撤去する。
【００１５】次に、この起立部材６の上面の内ネジイン
サート６ｂにレベル調整治具１０を取り付けて高さを微
調整し、所定の高さに設定後に溶接して固定する。そし
て、起立部材６の上面に受けアングル１１の設置位置を
墨入れし、これに合わせて受けアングル１１をレベル調
整治具１０にセットして溶接する。
サート６ｂにレベル調整治具１０を取り付けて高さを微
調整し、所定の高さに設定後に溶接して固定する。そし
て、起立部材６の上面に受けアングル１１の設置位置を
墨入れし、これに合わせて受けアングル１１をレベル調
整治具１０にセットして溶接する。
【００１６】次に、図５に示すように、ＡＬＣ外壁パネ
ル１２を前記受けアングル１１に設置した後固定プレー
ト１３に溶接し、起立部材６とＡＬＣ外壁パネル１２の
接合部にシール材１４を充填する。
ル１２を前記受けアングル１１に設置した後固定プレー
ト１３に溶接し、起立部材６とＡＬＣ外壁パネル１２の
接合部にシール材１４を充填する。
【００１７】
【発明の効果】持ち出し床用のプレキャストコンクリー
ト板上のインサートに、上端に上下動自在な受けプレー
トを備えた支持金物を取り付け、前記受けプレート上に
プレキャストコンクリート製の起立部材を設置し、該起
立部材上面のインサートに螺合したレベル調整治具上に
受けアングルを取り付け、この受けアングルにＡＬＣ外
壁パネルを取り付けたことにより、支持金物上端に上下
動自在に設けた受けプレートで起立部材のレベル調整を
行なってその精度の向上を図ることができるので、天候
に左右されず計画的にＡＬＣ外壁パネルの設置ができ
る。
ト板上のインサートに、上端に上下動自在な受けプレー
トを備えた支持金物を取り付け、前記受けプレート上に
プレキャストコンクリート製の起立部材を設置し、該起
立部材上面のインサートに螺合したレベル調整治具上に
受けアングルを取り付け、この受けアングルにＡＬＣ外
壁パネルを取り付けたことにより、支持金物上端に上下
動自在に設けた受けプレートで起立部材のレベル調整を
行なってその精度の向上を図ることができるので、天候
に左右されず計画的にＡＬＣ外壁パネルの設置ができ
る。
【００１８】起立部材上面に設けたレベル調整治具を調
整することによりＡＬＣ外壁パネルを微調整しながら容
易に設置できる。
整することによりＡＬＣ外壁パネルを微調整しながら容
易に設置できる。
【図１】支持金物を取り付けた持ち出し床用プレキャス
トコンクリート板の断面図である。
トコンクリート板の断面図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】支持金物に起立部材を取り付けた持ち出し床用
プレキャストコンクリート板の断面図である。
プレキャストコンクリート板の断面図である。
【図４】コンクリートを打設した持ち出し床用プレキャ
ストコンクリート板の断面図である。
ストコンクリート板の断面図である。
【図５】起立部材に取り付けたＡＬＣ外壁パネルの断面
図である。
図である。
【図６】（１）及び（２）は従来のＡＬＣ外壁パネルの
取付方法を示す断面図である。
取付方法を示す断面図である。
【図７】従来のＡＬＣ外壁パネルの取付方法を示す断面
図である。
図である。
１ プレキャストコンクリート板 ２ 支持金物 ３ 支持ボルト ４ 固定具 ５ 受けプレート ６ 起立部材 ７ アングル材 ８ 現場打コンクリート ９ 床 １０ レベル調整治具 １１ 受けアングル １２ ＡＬＣ外壁パネル
Claims (1)
- 【請求項１】 持ち出し床用のプレキャストコンクリー
ト板上のインサートに、上端に上下動自在な受けプレー
トを備えた支持金物を取り付け、前記受けプレート上に
プレキャストコンクリート製の起立部材を設置し、該起
立部材上面のインサートに螺合したレベル調整治具上に
受けアングルを取り付け、この受けアングルにＡＬＣ外
壁パネルを取り付けたことを特徴とする持ち出し床にお
けるＡＬＣ外壁パネルの取付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33147393A JP2761455B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 持ち出し床におけるａｌｃ外壁パネルの取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33147393A JP2761455B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 持ち出し床におけるａｌｃ外壁パネルの取付方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07189335A JPH07189335A (ja) | 1995-07-28 |
| JP2761455B2 true JP2761455B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=18244044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33147393A Expired - Fee Related JP2761455B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 持ち出し床におけるａｌｃ外壁パネルの取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2761455B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33147393A patent/JP2761455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07189335A (ja) | 1995-07-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
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