JP2003120129A - サッシの施工方法 - Google Patents

サッシの施工方法

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JP2003120129A
JP2003120129A JP2001316373A JP2001316373A JP2003120129A JP 2003120129 A JP2003120129 A JP 2003120129A JP 2001316373 A JP2001316373 A JP 2001316373A JP 2001316373 A JP2001316373 A JP 2001316373A JP 2003120129 A JP2003120129 A JP 2003120129A
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sash
opening
height adjusting
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JP2001316373A
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Takashi Mabuchi
隆 馬淵
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Showa Front Co Ltd
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Showa Front Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場で溶接やモルタル施工作業などを一切行
わなくてボルト締めだけの乾式施工によってサッシを固
定するようにした。 【解決手段】 下横枠材3に複数の高さ調節機構5を設
け、上横枠材2に固定部21を設けたサッシ1を建築物
の開口部8に取り付ける施工方法であって、前記開口部
8の下側躯体6に前記高さ調節機構5の止着孔部61を
設ける第1工程と、前記開口部8の上側躯体7にサッシ
1を仮建て込みするとともに前記止着孔部61に高さ調
節機構5を収納する第2工程と、前記高さ調節機構5に
よってサッシ1の上下高さ位置を調整設定する第3工程
と、前記上横枠材2を上側躯体7に固定する第4工程
と、前記高さ調節機構5によってサッシ1を強固に締着
する第5工程と、下横枠材3と下側躯体6との間を水処
理する第6工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、溶接したりアンカ
ーを使用しないで建築物の開口部にサッシを高精度に、
きわめて簡単に施工するようにしたことを特徴とする乾
式のサッシの施工方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】最近の建築物においては、鉄筋コンクリ
ートよりも短期間で完成できる工法として、軽量鉄骨を
使用した軽量鉄骨工法が普及している。この軽量鉄骨工
法は、軽量鉄骨を軸にして組み立てる方法で、建築物の
開口部に設置するサッシも、この軽量鉄骨に合致する構
造が開発され、普及している。サッシを開口部の軽量鉄
骨に取り付ける方法としては、サッシ側のアンカーを軽
量鉄骨に溶接で固定するのが一般的である。しかし、溶
接を使用してアンカーを軽量鉄骨に固定するには、資格
を有する作業者が高度な技術と熟練とによって行うの
で、資格を持たない作業者では作業できない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そこで、資格を持たな
い作業者でも建築物の開口部にサッシを固定する方法と
して、例えば特開平8−260825号公報に記載され
ている発明が知られている。前記従来の工法は、鉄骨コ
ンクリート構造からなる構造物の躯体開口部の開口端を
欠き込みの無い平坦面に形成し、上記開口端の平坦面と
アンカーの上面とが同一平面となる状態で前記アンカー
を所定間隔をおいて開口端に埋め込み、前記アンカーの
埋設位置に合わせて取付用部材を平坦面上に配置して、
前記アンカー上に螺子止めなどの取付ファスナーで取付
用部材を直接固定した構成である。このため、取り付け
用の部材を予め埋め込んでおく作業上の手間と時間とを
要することになる。したがって、本発明は、モルタルな
どを全く使用しない乾式で、特別な熟練を要することな
くボルトやナットを締め付けるだけで確実に強固に固定
することができ、しかもボルトやナットを外すことでリ
サイクル可能なサッシの施工方法を提供することを目的
とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記目的の達成のため
に、本発明は、下横枠材に複数の高さ調節機構を設け、
上横枠材に固定部を設けたサッシを建築物の開口部に取
り付ける施工方法であって、前記開口部の下側躯体に前
記高さ調節機構の止着孔部を設ける第1工程と、前記開
口部の上側躯体にサッシを仮建て込みするとともに前記
止着孔部に高さ調節機構を収納する第2工程と、前記高
さ調節機構によってサッシの上下高さ位置を調整設定す
る第3工程と、前記上横枠材を上側躯体に固定する第4
工程と、前記高さ調節機構によってサッシを強固に締着
する第5工程と、下横枠材と下側躯体との間を水処理す
る第6工程とからなることを特徴とする。 【0005】 【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施の
態様に基づいて説明する。図1は本発明の施工途中を示
す概略正面図、図2は下側躯体とサッシの下横枠材との
関係の斜視図、図3は下側躯体とサッシとの関係の側面
図、図4はサッシの仮建て込み状態の側面図、図5最終
工程の側面図、図6はサッシの施工完成状態の縦断側面
図である。 【0006】本発明の施工方法に使用するサッシ1は、
上横枠材2、下横枠材3及び左右の縦枠材4を組み付け
てなるもので、前記上横枠材2の上面には、長さ方向に
沿って板状の固定部21を設けてある。 【0007】そして、前記下横枠材3には、見込み方向
の一部が下側に開放する溝部31を形成し、前記溝部3
1に左右2個の高さ調節機構5を設ける。 【0008】前記高さ調節機構5は、前記下横枠材3の
溝部31の内部に収納されて下横枠材3の長さ方向に沿
い移動可能なスライダー51と、前記スライダー51の
上面に固定されてボルト杆52の上方部分が螺合してい
る支持用ナット53と、前記ボルト杆52に螺合して自
由に回転することができる複数の固定用ナット54とか
らなる。 【0009】前記した構成のサッシ1は、建築物の下側
躯体6と上側躯体7との間の開口部8に設置するもの
で、開口部8が建築物の1階であれば、下側躯体6はコ
ンクリートの基礎であり、上側躯体7は軒げたである。
しかし、開口部8が2階以上であれば、下側躯体6や上
側躯体7は、梁や胴縁である。 【0010】そして本発明では、建築物はコンクリート
で、1階の店舗の開口部8にサッシ1を設置することを
想定している。したがって、下側躯体6はコンクリート
基礎であり、上側躯体7は鉄骨の軒桁材である。 【0011】前記サッシ1を開口部8に設置するには、
第1工程として、開口部8に設置するサッシ1の位置を
概略で設定し、下側躯体6の表面に墨打ちなどをして高
さ調節機構5に対応する位置に止着孔部61を縦方向に
形成する(図2)。そして、必要であれば、前記止着孔
部61に補強用のスリーブを装着したり、シール材を注
入する。 【0012】前記第1工程が終了すると、第2工程とし
て、サッシ1の上横枠材2の左右にワイヤー、鎖材など
強度の高い吊り下げ材aを掛けると同時に前記吊り下げ
材aを上側躯体7に掛け渡して結束し、サッシ1を開口
部8内において垂下状にして仮建て込みをする。そし
て、前記止着孔部61の上面にワッシャー62を載せて
下側躯体6の止着孔部61に高さ調節機構5のボルト杆
52の下部を上から挿着し(図3)、最下段の固定ナッ
ト54をワッシャー62に載置する。この場合、高さ調
節機構5は、下横枠材3の長さ方向に移動できるので、
高さ調節機構5と止着孔部61との位置が多少ずれてい
ても、高さ調節機構5の移動によって簡単に修正するこ
とができる。 【0013】前記した第2工程が終了したら、第3工程
として、左右の各高さ調整機構5のボルト杆52を回転
させて下横枠材3のレベル出しをし、サッシ1の上下位
置を設定する(図4)。この場合、支持用ナット53は
スライダー51に固定されているし、最下段の固定ナッ
ト54がワッシャー62に載置されているので、ボルト
杆52の回転によりサッシ1が上下に移動して、サッシ
1の上下位置を調整しながら適正に設定することができ
る。 【0014】前記第3工程によってサッシ1の位置を開
口部8内で適正に設定したら、第4工程として、ビスな
どを使用して固定部21を上横躯体2に固定し、サッシ
1の上横枠材2を強固に固定する(図4の上部)。 【0015】前記第4工程の終了後、第5工程として高
さ調節機構5を操作し、サッシ1の下部を固定する。即
ち、ボルト杆52の最上段の固定ナット54を上昇させ
て強固に締め付け、支持用ナット53と前記固定ナット
54とによりスライダー51を固定する。また、ボルト
杆52の最下段の固定ナット54をワッシャー62に押
圧させる。したがって、前記した高さ調節機構5の操作
により、サッシ1の下横枠材3が強固に固定されるの
で、前記第4工程とともにサッシ1の全体が開口部8内
において固定される。 【0016】前記第1工程から第5工程までにおいて、
サッシ1が開口部8に固定されるので、第6工程におい
ては下横枠材3と下側躯体6との間隔を水処理する。水
処理の具体的方法は、図5で示すように水切り板9の一
側端縁を下横枠材3に沿ってビスなどで止着して室外側
に下り傾斜するように延在させ、高さ調節機構5のボル
ト杆52と水切り板9との間に連結片10を架設し、前
記連結片10の基端を上下の固定ナット54で締め付け
て水切り板9を固定する(図6)。したがって、下横枠
材3と下側躯体6との間隔は水切り板9で覆われて雨仕
舞いされる。 【0017】なお、サッシ1にガラスを嵌め付けたり、
或いは開口部を建築物として完成させるための軒先や外
壁工事、及び床や天井工事は、その後適宜の手段で施工
すればよいが、特に本発明では店舗の1階の開口部を想
定しているので、店舗として相応しいサッシを使用すれ
ばよい。 【0018】以上本発明を図面の実施例に基づいて説明
したが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどの
ようにでも実施することができる。例えば、高さ調節機
構は前記実施例に限定しないでどのような構成のもので
も使用することができる。また、サッシ1の左右の縦枠
材4は、第4工程または第5工程において位置決めした
り固定すればよいし、複数のサッシ1を開口部8内にお
いて連設することもできる。また、前記実施例では建築
物の1階の開口部に設けるのであるから、下側躯体6を
コンクリートの基礎にしたが、2階以上の開口部であれ
ば下側躯体が鉄骨材であって、上側躯体も鉄骨材の梁や
胴縁となり、下側躯体に形成する止着孔部は鉄骨材上面
の孔である。 【0019】 【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、下横枠
材に複数の高さ調節機構を設け、上横枠材に固定部を設
けたサッシを建築物の開口部に取り付ける施工方法であ
って、前記開口部の下側躯体に前記高さ調節機構の止着
孔部を設ける第1工程と、前記開口部の上側躯体にサッ
シの上横枠材を仮建て込みするとともに前記止着孔部に
高さ調節機構を収納する第2工程と、前記高さ調節機構
によってサッシの上下高さ位置を調整設定する第3工程
と、前記上横枠材を上側躯体に固定する第4工程と、前
記高さ調節機構によってサッシを強固に締着する第5工
程と、下横枠材と下側躯体との間を水処理する第6工程
とからなることを特徴とする。 【0020】したがって、現場で溶接やモルタル施工作
業などを一切行わなくてボルト締めだけの乾式施工方法
であるから、作業上の危険を伴わないし熟練が必要では
なく、また施工期間や作業が著しく容易になり、コスト
ダウンを図ることができる。しかも、高さ調節機構によ
ってサッシの位置決めが正確で高精度になり、体裁の良
い建築物の開口部を施工することができる。さらに、長
期間の使用によって改修する場合、ボルトやビスなどを
外すだけであって、溶接部分を切断したりモルタルを破
壊する必要がないので、リサイクルが可能になり、実用
的価値の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の施工方法の途中を示す概略正面図であ
る。 【図2】下側躯体とサッシの下横枠材との関係を示す斜
視図である。 【図3】下側躯体とサッシとの関係を示す側面図であ
る。 【図4】サッシの仮建て込み状態を示す側面図である。 【図5】最終工程の側面図である。 【図6】サッシの施工完成状態の縦断側面図である。 【符号の説明】 1 サッシ 2 上横枠材 3 下横枠材 4 縦枠材 5 高さ調節機構 6 下側躯体 7 上側躯体 8 開口部 9 水切り板 10 連結片 21 固定部 31 溝部 51 スライダー 52 ボルト杆 53 支持用ナット 54 固定用ナット 61 止着孔部 62 ワッシャー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 下横枠材に複数の高さ調節機構を設け、
    上横枠材に固定部を設けたサッシを建築物の開口部に取
    り付ける施工方法であって、 前記開口部の下側躯体に前記高さ調節機構の止着孔部を
    設ける第1工程と、前記開口部の上側躯体にサッシを仮
    建て込みするとともに前記止着孔部に高さ調節機構を収
    納する第2工程と、前記高さ調節機構によってサッシの
    上下高さ位置を調整設定する第3工程と、前記上横枠材
    を上側躯体に固定する第4工程と、前記高さ調節機構に
    よってサッシを強固に締着する第5工程と、下横枠材と
    下側躯体との間を水処理する第6工程とからなることを
    特徴とするサッシの施工方法。
JP2001316373A 2001-10-15 2001-10-15 サッシの施工方法 Pending JP2003120129A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008150821A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 壁及び窓枠取付構造
JP2012067538A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Haseko Corp サッシ

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