JPH0926646A - マスクバーコードを有する写真フィルム - Google Patents

マスクバーコードを有する写真フィルム

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JPH0926646A
JPH0926646A JP8053067A JP5306796A JPH0926646A JP H0926646 A JPH0926646 A JP H0926646A JP 8053067 A JP8053067 A JP 8053067A JP 5306796 A JP5306796 A JP 5306796A JP H0926646 A JPH0926646 A JP H0926646A
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photographic
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
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    • G03B27/521Arrangements for applying a supplementary information onto the sensitive material, e.g. coding

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、写真的に露光したマスクバーコー
ドを含む写真フィルムストリップおよびグラフィックを
有する写真プリントの製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、非画像フレーム領域に写真的
に記録した潜像マスクバーコードを有する、整列した画
像フレームの連続の記録が可能な写真フィルムストリッ
プに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真的に露光した
マスクバーコードを含む写真フィルムストリップおよび
グラフィックを有する写真プリントを提供する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】写真家はたいてい旅行、団体旅行または
休日にカメラを携帯し、記念の写真を撮る。しかしなが
ら、カメラは精密機械であり、比較的嵩ばりかつ重いた
め、時には持ち歩くには不便である。カメラを持ち運ぶ
ことの不便に加えて、写真家はしばしば持って帰るのを
忘れる。写真家がカメラを持って行かずに旅行等で写真
を撮ろうとする場合、カメラは比較的高価であり、長期
使用するものであるので、新しい、高品質カメラを購入
することは可能でない。
【0003】レンズ付き写真フィルムパッケージは市場
で入手可能であり、カメラが入手不可能な時にも写真を
撮る機会を与える。通常、これらのフィルムパッケージ
には、レンズ付きフィルムケース、そのフィルムケース
に導入された付随する要素を有するフィルム巻取り機構
およびシャッター機構を含む露光機構、予めフィルムケ
ース内に包んだフィルムカートリッジを含む。これらの
フィルムカートリッジは、フィルムの全フレームの露光
後、フィルムを取り出さずに写真仕上げ業者に送られ
る。そこで、フィルムパッケージを開け、露光フィルム
を現像してプリントを作製し、フィルムのないフィルム
パッケージを廃棄してもよい。プリントを、現像フィル
ムと共に写真家に返却する。フィルム装填または取り出
しの必要がないため、そのようなフィルムパッケージに
より容易に写真を撮り得る。
【0004】通常、このタイプのレンズ付き写真フィル
ムパッケージは、135-サイズのフィルムカートリッジを
有して提供される。フィルムカートリッジ(例えば、19
79年版ISO規格コード1007により定義される写真フィル
ムカートリッジ)内に含まれる135-サイズのフィルムス
トリップをそのようなフィルムパッケージ内に導入する
ことにより、現存のフィルム処理システムをレンズ付き
フィルムパッケージ用に使用し得る。
【0005】カートリッジ内に135-サイズのフィルムを
有するフィルムパッケージの問題点は、露光時にフィル
ムをカートリッジから露光毎に1フレームずつ引き出
し、フィルムの全フレームの露光後に全フィルムをカー
トリッジから完全に引き出し、巻戻しはしないので、露
光フィルムをフィルムパッケージから暗室中で取り外さ
なければならないことである。そのような暗室でのフィ
ルムの取扱いは、自動写真仕上所のように、多数のフィ
ルムを一度に処理すべき場合に非常に面倒である。フィ
ルムパッケージが完全に露光したフィルムを巻き戻すよ
うに適合され、十分に引き出したフィルムがカートリッ
ジに巻き戻された場合、フィルムを日光下でフィルムパ
ッケージから取り外し得る。しかしながら、露光フィル
ムをカートリッジに巻き戻すには、製造コストを増加さ
せるフィルム巻戻し機構およびフィルムパッケージから
フィルムを取り外す前のフィルムの巻き取り操作の両方
が必要である。従って、135-サイズの写真フィルムを有
するフィルムパッケージでは、日光下での取扱いが可能
となるけれども、全体として取扱効率が低下する。
【0006】最近、レンズ付き135-サイズフィルムパッ
ケージ(写真フィルム一体化カメラまたは使い捨てカメ
ラとしても公知)が、日光下で露光フィルム容易に取り
外し得ると紹介されている。上記フィルムパッケージ
は、巻いた135-サイズのフィルムストリップおよび空の
フィルムカートリッジ(例えば、従来の135-サイズのフ
ィルムカートリッジ)をフィルムパッケージの遮光性ケ
ースに導入し、巻いたフィルムはカートリッジ中に露光
毎に1フレームずつ巻き取られる。空のカートリッジの
フィルムパッケージの遮光性フィルムケースへ提供する
ことにより、フィルムの全フレームの露光が完了時に
は、フィルムは完全にカートリッジ内にある。従って、
そのカートリッジは、フィルムを巻戻すことなしに、非
常に容易に取り出され得る。その露光フィルムはカート
リッジから取り外され、現像および処理に関して、従来
の135-サイズのフィルムと同様にして取り扱われ、一
方、フィルムケースは廃棄される。経済性のため、フィ
ルムロール、カートリッジおよび必要な成分を導入する
フィルムケースはプラスチック材料から作製され、でき
るだけ簡素に構成されている。市販のレンズ付き写真フ
ィルムパッケージは、印刷された装飾用のパターンを有
する薄いボール紙またはプラスチック製の外部ケースに
囲まれている。レンズ付き135-サイズの写真フィルムパ
ッケージの例が、米国特許第4,758,649号、同4,812,866
号、同4,833,495号、同4,855,774号、同4,884,087号、同
4,972,649号、同4,827,298号、同4,882,600号および同
4,901,097号、欧州特許第527,430号に開示されている。
【0007】加えて、米国特許第5,268,713号にはレンズ
付き写真フィルムユニットが開示されており、それは未
露光写真フィルムを前装填されている。露光部はそのフ
ィルムを露光するのに適している。フィルム供給室は、
第1のフィルム末端をロール内部に巻いたロールに巻い
た未露光フィルムを入れるために、露光部の隣に配置さ
れる。巻取り室は、露光室に対して、フィルム供給室の
反対側に配置される。スプールが巻き方向に回転する場
合、スプールを回転可能に巻取り室に入れ、その入口を
通過して、露光フィルムをフィルム巻取り室内に巻き取
る。全フィルムをフィルム巻取り室内に巻き取り後、フ
ィルムが巻き方向と逆である巻戻し方向に回転する場
合、第1フィルム末端がフィルムユニットの外側に存在
するために、外側スロットをフィルム巻取り室と連絡す
るように形成する。従って、写真カートリッジを有する
ことなしに、露光後に外部操作により、露光フィルムを
フィルムユニットの外側に存在させることが可能とな
る。
【0008】低価格でレンズ付き使い捨てフィルムパッ
ケージの市場が広く入手可能であるので、製造者は意図
した用途により区別されるレンズ付き使い捨てフィルム
パッケージの提供を提案する。例えば、市場で、特別な
行事(例えば、誕生日、結婚式、記念日、コンテスト、
集会等)および/または特別な場所(都市、動物園、レ
クリエーショングランド、博物館等)用に特別生産され
ているレンズ付き使い捨てパッケージを買い入れること
が可能である。製造者は、前述のボール紙またはプラス
チックケースを単に変更するだけで特別生産のレンズ付
きフィルムパッケージを提供し得る。
【0009】写真家は、行事および/または場所を思い
出させる画像を縁取フレームに含む彼らの写真のプリン
トを受け取ることを喜ぶ。その用途のために、写真仕上
げ業者は、写真プリント工程中に現像画像フレームを好
適なプリフォームマスクと接触することにより露光し、
縁取フレームを有するプリントを得る。そのような操作
は、多数の現像画像フレームを一度にプリントすべき場
合には非常に面倒であり、手動および自動写真仕上げ装
置における余分な工程に相当し、全体のプリント効率を
低下させる。
【0010】ストリップ中の写真フィルムは写真仕上げ
業者に対し、彼らが、低減した経費でフィルムを処理す
ることを可能とする自動的に経費を節減することができ
るような情報を提供できる。手動写真仕上げ装置では、
ストリップフィルムの上部エッジには、オペレーターが
フィルムを適切にプリントし得る肉眼で解読し得る情報
を含む。例えば、フィルムの上部エッジの肉眼で解読し
得る情報には、製造者名、フィルムの種類、フィルム感
度、フィルムの種類を表示するフィルム製造者により指
定された番号を含む。自動写真仕上げ装置では、所謂
「DX」バーコードが、各ハーフフィルム番号の間の底
部エッジに沿って提供される。DXバーコードは、これ
らの番号のそれぞれの間にあり、ナショナル・アソシエ
ーション・オブ・フォトグラフィック・マニュファクチュ
アーズ(National Association of Photographic Manufa
ctures)(NAPM)番号を特定し、それはフィルムの種類を
表示する。自動写真仕上げ装置は、フィルムをプリント
する前に、フィルムストリップの底部エッジが光学的バ
ーコード読み取り機を通過するように誘導し、フィルム
の種類を決定するのに必要な情報を引き出す。加えて、
フレーム番号バーコードが、全フレームでのフレームス
トリップの上部または底部エッジに沿って含まれてもよ
く、それはプリントを追加注文するのに用いられる。
【0011】米国特許第5,343,265号には、異なるフィ
ルムパッケージ、例えば標準タイプ、望遠写真タイプお
よびパノラマタイプのフィルムパッケージ作製用のいく
つかの標準化パッケージ本体が開示されている。写真フ
ィルムが装填されているフィルムパッケージの写真の種
類に従って、写真フィルムをプリントするために、写真
フィルムおよび/またはその写真フィルムの入ったフィ
ルムカセットは、付随するフィルムパッケージの写真の
種類に関する表示を有して提供される。機械的に検出可
能なデータ、例えば機械的に解読可能なパンチコード、
または光学的に解読可能なドットパターンが、必要なサ
イズを有するプリントを得るフィルム上の表示として開
示されている。
【0012】写真フィルムの意図された用途に関する情
報を有する写真フィルムストリップを提供することは、
本発明の態様である。写真フィルムから作製される写真
プリント内にグラフィックを形成する方法を提供するこ
とは本発明の別の目的である。
【0013】
【発明を解決するための手段】本発明には、写真的に記
録した潜像マスクバーコードを有する写真フィルムスト
リップが開示されている。マスクバーコードは写真フィ
ルムの意図された用途を表示する。写真仕上げ装置は、
フィルムをプリントする前に、フィルムが光学的バーコ
ード読み取り機を通過するように誘導し、写真フィルム
の意図された用途に従って、フィルムをプリントする間
に必要なプリントの回りの縁取フレームを決定するのに
必要な情報を引き出す。本発明は、特定行事および/ま
たは特定場所に用いるために受注生産されるレンズ付き
写真フィルムパッケージに用いられるのに特に有用であ
り、前述の不都合なしにグラフィックを有する写真プリ
ントを提供する。写真的に記録した潜像マスクバーコー
ドは、画像がフィルムの使用中に露光されるフィルム上
のフレームに対応しないフィルムの領域内に存在する。
そのような画像が露光されるフレームは、初期には潜像
を有さず、それはそのような画像的露光まで現像され得
ない。
【0014】1つの態様では、本発明には、写真的に記
録した潜像マスクバーコードを有する写真フィルムスト
リップが開示されている。マスクバーコードは、好まし
くは写真フレームストリップの片方の末端、より好まし
くは最後の画像フレームおよび写真フィルムストリップ
の末端の間に存在する。本明細書中で用いられる「マス
クバーコード」の語により、写真フィルムの意図された
用途に関する情報またはバーコードにより表された肉眼
で解読可能な英数字文字のどちらかを表す。
【0015】当業者に公知のように、様々なバーコード
システムを用いて製品識別または他の目的の項目に分類
する。一般に、バーコードシンボルは、要素またはバー
として表される明暗領域の序列から成る。これら要素は
通常長方形であり、しばしば様々な幅を有する。要素の
配列は、文字を表し、通常「コード」として表される1
連の規則性および定義に従って決定される。公知のバー
コードシステムの内、例えば、「インターリーブド(Int
erleaved)2 of 5」、「インダストリアル(Industria
l)2 of 5」および「コード(Code)3 of 9」は二段式
バーコードシステムを用い、「UPC(Universal Product
Code)」等は多段式バーコードシステムを用いる。これ
らのバーコードシステムの1種を本発明に用いてもよ
い。本明細書中に開示の態様では、「インターリーブド
2 of 5」をマスクバーコードに用いられる。「インタ
ーリーブド2 of 5」は、交互に配列される広いおよび
狭いバーおよびブランク(空白)から成り;より広いバー
または空白が2進法数字の1を表し、より狭いバンドま
たは空白が2進法数字の0を表す。
【0016】本発明の1つの態様では、マスクバーコー
ドは135-サイズ27コマの多層ハロゲン化銀カラー写真フ
ィルム上で露光され、それは従来の135-サイズのフィル
ムカートリッジ内のスプールに巻かれる。フィルム末端
上のバーコードを露光するために、フィルムを、そのフ
ィルムの物理的末端に到達するまで、フィルムがカート
リッジスプールから分離しないように、カートリッジか
ら引き出す。マスクバーコードを、カートリッジからは
み出したフィルム末端および画像フレーム番号27に対応
するフィルム位置の間のフィルム上で露光する。マスク
バーコードを用いて、「インターリーブド2 of 5」フ
ォーマットにより番号000000000000010を表す。フィル
ム上でのマスクバーコードの露光後、フィルムをカート
リッジに巻き戻す。続いて、フィルムを従来の写真使い
捨てカメラに装填し、それは巻いた135-サイズのフィル
ムストリップおよび空のフィルムカートリッジを導入
し、巻いたフィルムを露光毎に1フレームずつカートリ
ッジ内に巻き取る。その装填したカメラの作動の間に、
フィルムは、フレーム番号27がカメラのフィルム平面に
あるように配置される。フィルムの全フレームの露光が
完結する時、そのフィルムは完全にカートリッジ内にあ
る。その後、フィルムの巻戻しなしに、カートリッジを
カメラから容易に取り出す。露光フィルムをカートリッ
ジから取り外し、従来の写真フィルム現像方法に従って
処理する。処理フィルムはフレーム27Aにマスクバーコ
ードを有し、フィルムの初めおよびフレーム27の間にが
そうフレームを有する。この態様では、2本の長方形の
線がフィルム上で露光され、マスクバーコードと平行で
ある。写真仕上げ操作では、これらの2本の線は、自動
フィルムノッチング装置により走査されたマスクバーコ
ードが、写真使い捨てカメラの露出となることとして確
実に解釈されることを補助する。しかしながら、マスク
バーコードのフィルムノッチは、自動プリント装置に用
いられて、マスクバーコードを配置する位置および続い
て走査されるべき場所を示す。
【0017】この態様では、マスクバーコードは、フィ
ルムをカートリッジ内のスプールに巻いた後、写真フィ
ルムストリップ上に写真的に記録される。本発明の別法
として、フィルムをカートリッジへ挿入する前に、スプ
ールに巻いている間にマスクバーコードをフィルム上に
記録し得る。
【0018】本発明のマスクバーコードに加えて、写真
フィルムストリップには、向かい合った縦方向のエッジ
に沿って、写真的に記録される情報、例えば各フレーム
番号、製造者、製造者のフィルムコード番号、フィルム
の種類、フィルム感度、フィルム製造者の世代(generat
ion)を表す肉眼で解読可能なシンボルを含んでもよく、
それは自動写真仕上げ装置用のバーコード画像、例えば
フィルム種類、フィルム感度等を示すDX2進法バーコ
ードと同様に、人間オペレーターによるフィルムの手動
プリントを可能とする。
【0019】本発明のバーコードシステムは、当業者に
公知であるか、または現在開発中のフィルムシステムに
よる写真フィルムに有用である。例えば、本発明のバー
コード法は使い捨てカメラ(当業者にフィルム露光パッ
ケージとしても公知)に有用であり、最近発表されたア
ドバンスド・フォト・システム(Advanced Photo System)
(薄カートリッジ内の薄ポリエチレンナフタレート基材
上のアマチュアフィルム用の新しいフォーマット)の明
確な潜在用途を有する。
【0020】本発明の写真フィルムに用いるのに特に好
適な写真仕上げ装置は、デジタルプリントシステムを用
い、それはほとんどの種類の電子画像操作および写真プ
リントを可能にする。この装置では、処理写真フィルム
上に存在する露光マスクバーコードを走査および使用し
て、フィルムの意図した用途に従ってプリント上に発現
すべきマスクの種類を決定する。また、処理写真フィル
ム上に存在する画像フレームを走査して電子画像を形成
する。有用なスキャナーには、例えばコダック(Kodak)R
FS 2035、ポラロイド・スプリント・スキャン(Polaroid S
print Scan)またはニコン(Nikon)LS3510AFスキャナーが
ある。メモリー(例えば、RAMまたは他のメモリー、
例えばディスク、テープ、CD等)中に各マスクバーコ
ードに対応した予備決定されたマスクを含むPCワーク
ステーションは、選択されたマスクおよび画像フレーム
の両方の電子画像を取得し、組合せ、操作する。各マス
クバーコードに対応した予備決定されたマスクは更にP
Cワークステーションで作用する演算子により処理され
得る。例えば、そのマスクには、画像フレーム周囲に配
置されるべき縁取りフレーム、その画像フレーム領域内
のグラフィック付加(additions)、またはそれらの組合
せを含んでもよい。本発明に用いられるように、「グラ
フィックス」の語により、そのような予備決定された縁
取りフレームおよび/またはその画像フレームへの処理
コンピューター発生付加を表す。電子画像信号は、カメ
ラ中で写真家により露光される画像および対応するマス
クから成り、続いてプリント装置に移送される。
【0021】本発明では、電子画像信号からの連続色調
フルカラー画像を提供し得る各電子プリントシステム
(光学的または熱的のどちらか)が使用され得る。電子
光学的プリントシステムの例として、電子画像信号を、
陰極線管で光信号に再変換し、まとめてネガを形成し;
従来の方法により、この新たに形成したネガを、非常に
高い印画紙への光透過能力を有するレンズを通して投影
し、それは従来のように処理されて縁取りフレームを有
する写真プリントを得る。更に、電子画像信号を用い
て、光学的レーザースキャナーを通して、印画紙上の画
像を調節し、それを前述のように処理する。光学的電子
プリント装置、例えばサンマルコ(SanMarco)DOCSY51プ
リンター(Printer)およびアグファ(Agfa)DPSカソード・
レイ・チューブ・プリンター(Cathode Ray Tube Printer)
が市販されており、それらは様々なデジタル画像入力、
例えばフォト(Photo)CD、フロッピーディスク、ビデオ
カメラ、走査プリント/ネガ/透明画等からのプリントを
提供する。これらのプリント装置は光学的プリント-電
子プリントの組合せも提供し、2種の異なる画像入力
(即ち、走査マスクバーコードに対応するマスクにより
表されるデジタル入力、および写真フィルムストリップ
上の写真画像フィルムにより表される写真入力)を第1
デジタル露光および次いで印画紙への光学的露光によ
り、組合せてプリントする。本発明のグラフィックを有
するフルカラー画像を得るのに使用され得る写真プリン
ト用媒質として、その他の従来の媒質を従来の湿式処理
印画紙、即ち乾式処理によりカラー画像を得るための媒
質の代わりに用いられてもよい。熱電子プリントシステ
ムの例として、電子画像信号は、熱染料転写供与材料
(「染料ドナー」)を熱染料転写受容材料(「染料受容
体」)と接触させ、マスクおよび画像を限定する電子信
号に応じて選択的にサーマルプリントヘッドまたはレー
ザーを用いて加熱される染料拡散熱転写システムを用い
るサーマルヘッドまたはレーザーを用いて提供されるサ
ーマルプリンターによりプリントされ得る。染料ドナー
の選択的に加熱された領域からの染料は染料受容体に転
写され、画像を形成する。電子サーマルプリンター、例
えばキョーセラ(Kyocera)KTM 128サーマルプリンター(T
hermal Printer)が市販されている。
【0022】従って、その他の態様では、本発明はグラ
フィックを有する写真プリントを得る方法に関し、写真
フィルムストリップが画像的に露光され、処理されてマ
スクバーコードおよび整列した画像フレームの連続物を
得て、そのマスクバーコードおよび画像フレームはスキ
ャナーにより走査し、検出アナログ信号を処理しアナロ
グ/デジタル変換手段により2進法化して、画像フレー
ムの連続物に対応するデジタル画像の連続物を得て、得
られたデジタル情報をホストコンピュータに移送してバ
ーコードに対応するマスクを選択し、マスクを各デジタ
ル画像と組合せ、選択されたマスクおよびデジタル画像
を電子プリンターに伝達して、選択されたマスクに対応
するグラフィックを有する各デジタル画像の画像プリン
トを得る。
【0023】本発明のマスクバーコードを有する写真フ
ィルムは、特定の行事および/または場所用の市場に供
給される写真カートリッジに装填された写真フィルムと
して有用である。写真カートリッジの例には、110-サイ
ズのフィルムカートリッジ、135-サイズのフィルムカー
トリッジ、および例えば、米国特許第5,296,886号、同
5,296,887号、同5,317,355号および同5,347,334号に開
示のフィルムカートリッジを含む。
【0024】本発明のマスクバーコードを有する写真フ
ィルムは、所謂レンズ付き写真フィルムパッケージに特
に有用である。従って、更に別の態様では、本発明は、
装填した画像フレームの整列した連続の記録が可能な未
露光写真フィルムストリップを有するレンズ付き写真フ
ィルムパッケージに関し、該パッケージには、該フィル
ムが写真的に露光される露光室を有する遮光性フィルム
ケース、露光前にはロールの形に巻かれ、フィルム末端
が該ロール内部に巻き取られるフィルムストリップを含
む該露光室の隣に配置されるフィルム供給室、該露光室
の隣に配置され、該フィルム供給室の反対側にあるフィ
ルム巻取り室、およびロールフィルムをフィルム巻取り
室に巻き取る外部から操作可能なフィルム巻き取り部材
を含み、該写真フィルムストリップが非画像フレーム領
域に写真的に記録した潜像マスクバーコードを有する。
【0025】本発明に特に有用であるレンズ付き写真フ
ィルムパッケージには、露光開口部を有するプラスチッ
ク製の遮光性フィルムケース、遮光性フィルムケースの
露光開口部を有する1つの面に配置した巻いた写真フィ
ルムストリップ、遮光性フィルムケースの露光開口部の
面以外の面に配置したフィルム巻き取りスプールを有す
る脱着可能な遮光性カートリッジ、および巻いたフィル
ムを遮光性カートリッジのフィルム巻き取りスプールに
巻き取る外部から操作可能なフィルム巻き取り部材を含
む。レンズ付き写真フィルムパッケージは、フィルムを
カートリッジから引き出す工程、マスクバーコードをフ
ィルム上に写真的に記録する工程、巻いたフィルムおよ
び遮光性フィルムカートリッジをレンズ付き写真フィル
ムパッケージ内のそれぞれ異なる受容室に装填する工
程、により組み立てられ得る。
【0026】レンズ付き写真フィルムパッケージのその
他の例は、マスクバーコードを有する未露光写真フィル
ムを前装填されてもよく、フィルムを露光するのに適し
た露光室、第1のフィルム末端をロール内部に巻いたロ
ールに巻いた未露光フィルムを入れるために、露光部の
隣に配置されるフィルム供給室、および露光室に対して
フィルム供給室の反対側の隣に配置されるフィルム巻取
り室、を含む。スプールが巻き方向に回転する場合、ス
プールを回転可能に巻取り室に入れ、その入口を通過し
て、露光フィルムをフィルム巻取り室内に巻き取る。全
フィルムをフィルム巻取り室内に巻き取り後、フィルム
が巻き方向と逆である巻戻し方向に回転する場合、第1
フィルム末端がフィルムユニットに存在するために、外
側スロットをフィルム巻取り室と連絡するように形成す
る。従って、写真カートリッジを有することなしに、露
光後に外部操作により、露光フィルムをフィルムユニッ
トの外側に存在させることが可能となる。
【0027】本発明に使用の写真フィルムは、感光性物
質としてのハロゲン化銀を含有する如何なる写真成分で
あってよい。
【0028】写真成分に用いられるハロゲン化銀は、親
水性バインダー中の塩化銀、臭化銀、塩化臭化銀、ヨウ
化臭化銀および塩化ヨウ化臭化銀粒子の微細分散体であ
ってよい。好ましいハロゲン化銀は、ヨウ化銀1〜20モ
ル%を含有するヨウ化臭化銀またはヨウ化臭化塩化銀で
ある。ヨウ化臭化銀エマルジョンまたはヨウ化臭化塩化
銀エマルジョンでは、そのヨウ化物はエマルジョン粒子
内に均一に分散されてもよく、ヨウ化物含量はその粒子
内で変化してもよい。そのハロゲン化銀は均一粒径また
は広い粒度分布を有してもよい。そのハロゲン化銀粒子
は、等軸結晶構造、例えば立方晶、八面体晶および十四
面体晶、または球晶または不整結晶構造を有する等軸粒
子、または結晶欠陥、例えば双晶面を有するもの、また
は平板状形を有するもの、またはそれらの組合せであっ
てもよい。
【0029】平均粒径0.2〜3μm、より好ましくは0.4
〜1.5μmを有するハロゲン化銀粒子を用いて、特に良好
な結果が得られた。立方晶ヨウ化臭化銀粒子を含むハロ
ゲン化銀エマルジョンの調製が、例えばリサーチ・ディ
スクロージャー(Research Disclosure)第184巻、18431
項;第176巻、17644項;および第308巻、308119項;に
開示されている。
【0030】感光性ハロゲン化銀エマルジョンが、バイ
ンダー、好ましくはバインダーとして用いられるゼラチ
ンを含む水性分散媒のハロゲン化銀粒子を沈殿すること
により形成され得ることは公知である。
【0031】ハロゲン化銀粒子を様々な常套の方法によ
り沈殿させてもよい。ハロゲン化銀エマルジョンは、放
射線透過写真成分の調製方法として既知の様々な方法に
より調製し得る。ハロゲン化銀エマルジョンを、シング
ル・ジェット(single jet)法、ダブル・ジェット(double
jet)法、またはこれらの方法の組合せを用いて調製して
もよく、また、例えばアンモニア法、中性法または酸性
法を用いて生長させてもよく、また、加速または定速沈
殿、断続(interrupted)沈殿、沈殿中の遠心分離等を行
ってもよい。それらは、トリベリ(Trivelli)およびスミ
ス(Smith)のザ・フォトグラフィック・ジャーナル(The Ph
otographic Journal)、第LXXIX巻、1939年5月、330〜33
8頁;T.H.ジェイムス(James)のザ・セオリー・オブ・ザ・フ
ォトグラフィック・プロセス(The Theory of the Photog
raphic Process)、第4版、第3章;米国特許第2,222,2
64号、同3,650,757号、同3,917,485号、同3,790,387
号、同3,716,276号、同3,979,213号;リサーチ・ディス
クロージャー(Research Disclosure)、1989年12月、308
119項「フォトグラフィック・シルバー・ハライド・エマル
ジョンズ、プレパレーションズ・アデンダ・プロセッシン
グ・アンド・システムズ(Photographic Silver Halide Em
ulsions、Preparations、Addenda、Processing and Sys
tems)」、およびリサーチ・ディスクロージャー(Researc
h Disclosure)、1976年9月、14987項;に開示されてい
る。
【0032】1つの一般的技術は、銀塩水溶液およびハ
ロゲン化物塩水溶液を共に分散媒の入った反応容器中に
加えるダブル・ジェット(double jet)法として通常表さ
れるバッチ法である。
【0033】アルカリ性ハロゲン化物溶液および硝酸銀
溶液を共にゼラチン溶液に加えるダブル・ジェット法で
は、生成されたハロゲン化銀粒子の形状およびサイズを
ゼラチン溶液中に存在する溶媒の種類および濃度によ
り、および添加速度により制御し得る。ダブル・ジェッ
ト沈殿法が、例えば英国特許第1,027,146号、同1,302,4
05号、米国特許第3,801,326号、同4,046,376号、同3,79
0,386号、同3,897,935号、同4,147,551号および同4,17
1,224号に開示されている。
【0034】硝酸銀溶液をハロゲン化物およびゼラチン
溶液に加えるシングル・ジェット(single jet)法は、長
く写真エマルジョンの製造に用いられている。この方法
では、ハロゲン化銀粒子が形成される溶液中のハロゲン
化物の濃度変化を決定するため、生成されたハロゲン化
銀粒子は異種の形状およびサイズの混合物である。
【0035】ハロゲン化銀粒子の沈殿は通常2つの別の
段階で起こる。第1段階では、成核、微細ハロゲン化銀
粒子の形成が起こる。これに続いて第2段階、生長段階
が起こり、反応生成物として生成される付加的ハロゲン
化銀が初期に形成されるハロゲン化銀粒子上に沈殿し、
これらのハロゲン化銀粒子が生長する。バッチ・ダブル・
ジェット沈殿法は通常、反応体の高速撹拌条件下で行わ
れ、ハロゲン化銀沈殿および可溶性塩がハロゲン化銀粒
子に加えて生成される間に、反応容器内の容積が絶えず
増加する。
【0036】写真材料のエマルジョン層中の可溶性塩
が、被覆およびその他の写真または機械的不都合(粘着
性、脆性等)後に晶出するのを回避するため、沈殿中に
生成される可溶性塩を除去しなければならない。
【0037】ハロゲン化銀エマルジョンの調製では、様
々なハロゲン化銀用親水性分散剤を使用し得る。親水性
分散剤として、写真に常套に用いられる如何なる親水性
ポリマーも都合よく使用し得、ゼラチン、ゼラチン誘導
体、例えばアクリル化ゼラチン、グラフトゼラチン等;
アルブミン;アラビアゴム;寒天;セルロース誘導体、
例えばヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース等;合成樹脂、例えばポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等を含
む。有用であることが当業者に公知のその他の親水性材
料が、例えばリサーチ・ディスクロージャー(Research D
isclosure)308巻、308119項、第IX1節に開示されてい
る。
【0038】ハロゲン化銀粒子エマルジョンは写真業者
に公知の増感剤を用いて化学増感されてもよい。硫黄含
有化合物、金および貴金属化合物、およびポリオキシア
ルキレン化合物が特に好適である。特に、ハロゲン化銀
エマルジョンは硫黄増感剤、例えばチオ硫酸ナトリウ
ム、アリルチオシアネート、アリルチオ尿素、チオスル
フィン酸およびそのナトリウム塩、スルホン酸およびそ
のナトリウム塩、アリル-チオカルバミド、チオ尿素、
シスチン等;活性または不活性セレン増感剤;還元増感
剤、例えば錫塩、ポリアミン等;貴金属増感剤、例えば
金増感剤、特に、チオシアン酸第二金(aurithiocyanat
e)カリウム、クロロ金酸カリウム等;または例えばルテ
ニウム、ロジウム、イリジウム等の水溶性塩、特にアン
モニウムクロロパラデート、カリウムクロロプラチネー
ト、ナトリウムクロロパラダイト等;を用いて化学増感
されてもよく、それぞれ単独または適当に組合せて用い
る。化学増感剤のその他の有用な例が、例えばリサーチ
・ディスクロージャー(Research Disclosure)17643項、
第III節、1978年およびリサーチ・ディスクロージャー(R
esearch Disclosure)308119項、第III節、1989年に開示
されている。
【0039】ハロゲン化銀エマルジョンを、様々な種類
からの染料を用いて分光増感してもよく、その染料には
ポリメチン染料種を含み、それらにはシアニン類、メロ
シアニン類、複合シアニン類およびメロシアニン類、オ
キソノール類、ヘミオキソノール類、スチリル類および
ストレプトシアニンを含む。
【0040】メチン結合により結合されるシアニン分光
増感染料には、2種の塩基性複素環式核、例えばキノリ
ン、ピリミジン、イソキノリン、インドール、ベンズイ
ンドール、オキサゾール、チアゾール、セレナゾール、
イミダゾール、ベンズオキサゾール、ベンゾチアゾー
ル、ベンゾセレナゾール、ベンゾイミダゾール、ナフト
オキサゾール、ナフトチアゾール、ナフトセレナゾー
ル、テルラゾール、オキサテルラゾールから誘導される
ものを含む。
【0041】メチン結合により結合されるメロシアニン
分光増感染料には、シアニン染料タイプの塩基性複素環
式核および酸性核を含み、それらはバルビツル酸、2-チ
オバルビツル酸、ローダニン、ヒダントイン、2-チオヒ
ダントイン、2-ピラゾリン-5-オン、2-イソオキサゾリ
ン-5-オン、インダン-1,3-ジオン、シクロヘキサン-1,3
-ジオン、1,3-ジオキサン-4,6-ジオン、ピラゾリン-3,5
-ジオン、ペンタン-2,4-ジオン、アルキルスルホニルア
セトニトリル、マロノニトリル、イソキノリン-4-オ
ン、クロマン-2,4-ジオン等から誘導され得る。
【0042】1種以上の分光増感染料を用いてもよい。
可視および赤外スペクトルの全体の波長で増感最大を有
し、非常に様々な分光感度曲線形状を有する染料が公知
である。染料の選択および相対比率は、所望の感度であ
り、所望の分光感度の形状であるスペクトル領域に依存
する。
【0043】増感染料の例は、ベンカタラマン(Venkata
raman)のザ・ケミストリー・オブ・シンセティック・ダイズ
(The of Synthetic Dyes)、アカデミック・プレス(Acade
micPress)、ニューヨーク(New York)、1971年、第V章;
ジェイムス(James)のザ・セオリー・オブ・ザ・フォトグラ
フィック・プロセス(The Theory of the Photographic P
rocess)、第4版、マックミラン(Macmillan)社、1977
年、第8章;F.M.ハーマー(Hamer)のシアニン・ダイズ・
アンド・リレイティド・コンパウンズ(Cyanune Dyes and
Related Compounds)、ジョン・ウィリー・アンド・サンズ
(John Wiley andSons)社、1964年;およびリサーチ・デ
ィスクロージャー(Research Disclosure)308119項、第I
II節、1989年;に開示されている。
【0044】ハロゲン化銀エマルジョンには、光学増白
剤、かぶり防止剤および安定剤、フィルターおよびハロ
ー防止染料、硬膜剤、被覆助剤、可塑剤および滑剤およ
び他の補助物質を含有してもよく、例えばそれらはリサ
ーチ・ディスクロージャー(Research Disclosure)17643
項、V、VI、VIII、X、XIおよびXII節、1978年;および
リサーチ・ディスクロージャー(Research Disclosure)30
8119項、第V、VI、VIII、X、XIおよびXII節、1989年に
開示されている。
【0045】ハロゲン化銀エマルジョンを、多層感光性
ハロゲン化銀カラー写真成分、例えばカラーネガ写真成
分、カラー反転写真成分、カラーポジ写真成分等の製造
用に用いられ、好ましいのはカラーネガ写真成分であ
る。
【0046】支持体上に被覆されるハロゲン化銀多層カ
ラー写真成分には通常、シアン染料形成カラーカプラー
と結合する赤感性ハロゲン化銀エマルジョン層、マゼン
タ染料形成カラーカプラーと結合する緑感性ハロゲン化
銀エマルジョン層およびイエロー染料形成カラーカプラ
ーと結合する青感性ハロゲン化銀エマルジョン層から成
る。各層は、可視スペクトルの所定領域に感光性を有す
る単一エマルジョン層または多層エマルジョン下層から
成る。多層材料に、多数の青色、緑色または赤色の下層
を含む場合、どんな場合にも比較的速いまたは比較的遅
い下層が存在し得る。これらの成分はさらに他の非感光
性層、例えば中間層、フィルター層、ハレーション防止
層および保護層を含み、従って多層構造を形成する。こ
れらのカラー写真成分は、化学線への画像的露光後、発
色剤(chromogenic developer)により処理されて可視カ
ラー画像を得る。その層単位は如何なる常套の順序に被
覆されてもよいが、好ましい層配置では赤感性層を支持
体の最も近くに被覆して、緑感性層、イエローフィルタ
ー層および青感性層によりオーバーコートする。
【0047】好ましくは好適なカラーカプラーを、拡散
防止基、例えば非分離(non-splitting-off)位置にカプ
ラー分子を導入する約8〜32個の炭素原子を有する疎水
性有機残基を有する基を有するカプラーから選択する。
そのような残基を「バラスト(ballast)基」と呼ぶ。そ
のバラスト基をカプラー核と直接、またはイミノ、エー
テル、カーボンアミド、スルホンアミド、ウレイド、エ
ステル、イミド、カルバモイル、スルファモイル結合等
を介して結合する。好適なバラスト基の例が、米国特許
第3,892,572号に開示されている。
【0048】上記非拡散性カプラーを、感光性ハロゲン
化銀エマルジョン層またはそれらに隣接する非感光性層
に導入する。露光およびカラー現像により、上記カプラ
ーは、そのハロゲン化銀エマルジョン層が感光性を有す
る光色の補色である色を提供する。結果として、少なく
とも1つの非拡散性シアン画像形成カラーカプラー、一
般にフェノールまたはα-ナフトール化合物を、赤感性
ハロゲン化銀エマルジョン層と結合し;少なくとも1つ
の非拡散性マゼンタ画像形成カラーカプラー、一般に5-
ピラゾロンまたはピラゾロトリアゾール化合物を、緑感
性ハロゲン化銀エマルジョン層と結合し;少なくとも1
つの非拡散性イエロー画像形成カラーカプラー、一般に
アシルアセトアニリド化合物を、青感性ハロゲン化銀エ
マルジョン層と結合する。
【0049】上記カラーカプラーは4価および/または
2価のカプラーであってもよく、後者によりカラー現像
に対してより少量のハロゲン化銀を必要とする。公知の
ように、2価のカプラーは4価のカプラーから誘導す
る。なぜなら、その結合位置では、それらは結合反応中
に放出される置換基を有する。ハロゲン化銀カラー写真
成分に使用され得る2価のカプラーには、実質的に無色
のものおよび着色したもの(「マスキングカプラー」)
の両方を含む。また、2価のカプラーにはカラー現像剤
酸化生成物との反応により染料を形成しない白色カプラ
ーを含む。また、その2価のカプラーには、カラー現像
剤酸化生成物との反応により拡散現像抑制化合物を放出
し得るDIRカプラーを含む。
【0050】最も有用なシアン形成カプラーは、常套の
フェノール化合物およびα-ナフトール化合物である。
シアンカプラーの例を、米国特許第2,369,929号、同2,4
74,293号、同3,591,383号、同2,895,826号、同3,458,31
5号、同3,311,476号、同3,419,390号、同3,476,563号お
よび同3,253,924号、および英国特許第1,201,110号およ
びリサーチ・ディスクロージャー(Research Disclosure)
308119項、第VII節、1989年;に開示のものから選択し
得る。
【0051】最も有用なマゼンタ形成カプラーは常套の
ピラゾロンタイプの化合物、インダゾロンタイプの化合
物、シアノアセチル化合物、ピラゾロトリアジンタイプ
の化合物等であり、特に好ましいカプラーはピラゾロン
タイプの化合物である。マゼンタ形成カプラーが、例え
ば米国特許第2,600,788号、同2,983,608号、同3,062,65
3号、同3,127,269号、同3,311,476号、同3,419,391号、
同3,519,429号、同3,558,319号、同3,582,322号、同3,6
15,506号、同3,834,908号および同3,891,445号、独国特
許第1,810,464号、独国特許出願第2,408,665号、同2,41
7,945号、同2,418,959号および同2,424,467号;特願昭5
1-20,826号、同昭52-58,922号、同昭49-129,538号、同
昭49-74,027号、同昭50-159,336号、同昭52-42,121号、
同昭49-74,028号、同昭50-60,233号、同昭51-26,541号
および同昭53-55,122号;およびリサーチ・ディスクロー
ジャー(Research Disclosure)308119項、第VII節、1989
年;に開示されている。
【0052】最も有用なイエロー形成カプラーは常套の
開鎖ケトメチレンタイプのカプラーである。そのような
カプラーの特定例はベンゾイルアセトアニリンタイプお
よびピバロイルアセトアニリンタイプの化合物である。
使用され得るイエロー形成カプラーは特に、米国特許第
2,875,057号、同3,235,924号、3,265,506号、同3,278,6
58号、同3,369,859号、同3,408,194号、同3,415,652
号、同3,528,322号、同3,551,151号、同3,682,322号、
同3,725,072号および同3,891,445号、独国特許出願第2,
219,917号、同2,261,361号および同2,414,006号、英国
特許第1,425,020号;特願昭47-26,133号、同昭48-73,14
7号、同昭51-102,636号、同昭50-6,341号、同昭50-123,
342号、同昭50-130,442号、同昭51-1,827号、同昭50-8
7,650号、同昭52-82,424号および同昭52-115,219号;お
よびリサーチ・ディスクロージャー(Research Disclosur
e)308119項、第VII節、1989年;に開示されている。
【0053】米国特許第3,476,560号、同2,521,908号お
よび同3,034,892号、日本国特許公開昭44-2,016号、同
昭38-22,335号、同昭42-11,304号および同昭44-32,461
号、日本国特許出願昭51-26,034号および昭52-42,121
号、および独国特許出願第2,418,959号に開示されてい
る着色カプラーが使用され得る。感光性ハロゲン化銀カ
ラー写真成分には、高分子量カラーカプラーを含有して
もよく、それらは例えば、米国特許第4,080,211号、欧
州特許出願第27,284号、独国特許出願第1,297,417号、
同2,407,569号、同3,148,125号、同3,217,200号、同3,3
20,079号、同3,324,932号、同3,331,743号および同3,34
0,376号、リサーチ・ディスクロージャー(Research Disc
losure)308119項、第VII節、1989年に開示されている。
【0054】着色シアンカプラーは米国特許第3,934,80
2号、同3,386,301号および同2,434,272号に開示のもの
から選択されてもよく、着色マゼンタカプラーは米国特
許第2,434,272号、同3,476,564号および同3,476,560
号、および英国特許第1,464,361号に開示されている着
色マゼンタカプラーから選択してもよい。無色カプラー
は英国特許第861,138号、同914,145号および同1,109,96
3号、および米国特許第3,580,722号、およびリサーチ・
ディスクロージャー(Research Disclosure)308119項、
第VII節、1989年に開示のものから選択されてもよい。
【0055】また、拡散性有色染料を提供するカプラー
が前述のカプラーと共に粒状性を改善するのに使用され
てもよく、これらのカプラーの特定例は米国特許第4,36
6,237号および英国特許第2,125,570号欧州特許第号に開
示されているマゼンタカプラー、および欧州特許第96,8
73号、独国特許出願第3,324,533号およびリサーチ・ディ
スクロージャー(Research Disclosure)308119項、第VII
節、1989年に開示のイエロー、マゼンタおよびシアンカ
プラーである。
【0056】また、カラー現像反応により放出されてあ
る一定の写真活性、例えばカラー現像抑制剤または促進
剤または漂白促進剤を、直接または最初に放出された基
から更に1種以上の基を除去した後のどちらかで提供す
る基を結合位置に運搬するそれらのカプラーは、2価の
カプラー中にある。そのような2価カプラーの例には、
公知のDIRカプラー、そしてDAR、FARおよびBARカプラー
を含む。上記カプラーの典型的な例が、独国特許出願第
2,703,145号、同2,855,697号、同3,105,026号、同3,31
9,428号、同1,800,420号、同2,015,867号、同2,414,006
号、同2,842,063号、同3,427,235号、同3,209,110号お
よび同1,547,640号、英国特許第953,454号および同1,59
1,641号、欧州特許出願第89,843号、同117,511号、同11
8,087号、同193,389号および同301,477号、およびリサ
ーチ・ディスクロージャー(Research Disclosure)308119
項、第VII節、1989年に開示されている。
【0057】ハロゲン化銀カラー成分に使用され得る非
色形成DIR結合化合物の例には、米国特許第3,938,996
号、同3,632,345号、同3,639,417号、同3,297,445号お
よび同3,928,041号;独国特許出願第2,405,442号、同2,
523,705号、同2,460,202号、同2,529,350号および同2,4
48,063号;日本国特許出願昭50-143,538号および同昭50
-147,716号;および、英国特許第1,423,588号および同
1,542,705号および同301,477号、およびリサーチ・ディ
スクロージャー(Research Disclosure)308119項、第VII
節、1989年に開示のものを含む。
【0058】そのカプラーをハロゲン化銀エマルジョン
層に導入するために、当業者に公知のいくつかの従来の
方法が使用され得る。米国特許第2,322,027号、同2,80
1,170号、同2,801,171号および同2,991,177号に従っ
て、分散技術によりカプラーをハロゲン化銀エマルジョ
ン層に導入し得、それはカプラーを水-非混和性高沸点
有機溶剤中に溶解する工程、続いてそのような溶液を親
水性コロイドバインダー中に微小液体粒子の形で分散す
る工程から成る。いくつかの他の種類のバインダーが使
用され得るが、好ましいコロイドバインダーはゼラチン
である。
【0059】ハロゲン化銀エマルジョン層中へのカプラ
ーの別のタイプの導入は、所謂「充填ラテックス技術」
から成る。そのような技術の詳細が、ベルギー特許第85
3,512号および同869,816号、米国特許第4,214,047号お
よび同4,199,363号、欧州特許第14,921号に開示されて
いる。それは、そのカプラーの水混和性有機溶剤溶液
を、連続相としての水および分散相としての平均粒径0.
02〜0.2μmを有するポリマー粒子から成るポリマーラテ
ックスと混合することから成る。
【0060】その他の有用な方法はフィッシャー(Fishe
r)法である。そのような方法に従って、水溶性基、例え
ばカルボキシル基、ヒドロキシ基、スルホン基またはス
ルホンアミド基を有するカプラーを写真層に、例えばそ
れらをアルカリ性水溶液に溶解することにより、加えて
もよい。
【0061】カプラーをハロゲン化銀エマルジョンへ導
入する有用な方法が、リサーチ・ディスクロージャー(Re
search Disclosure)308119項、第VII節、1989年に開示
されている。
【0062】写真成分層を様々な支持体、例えば、リサ
ーチ・ディスクロージャー(ResearchDisclosure)308119
項、第VII節、1989年に開示されているような、セルロ
ースエステル支持体(例えば、セルロース三酢酸エステ
ル支持体)、紙支持体、ポリエステルフィルム支持体
(例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム支持体
またはポリエチレンナフタレートフィルム支持体)等に
被覆してもよい。
【0063】写真成分を、露光後に処理して、現像剤の
存在下にハロゲン化銀のアルカリ性水性媒質との会合に
より可視画像を形成する。写真用カラー現像組成物に用
いられる芳香族1級アミンカラー現像剤は、様々なカラ
ー写真処理に広く用いられるp-フェニレンジアミン誘導
体の種類の如何なる公知の化合物であってもよい。特に
有用なカラー現像剤はp-フェニレンジアミン誘導体、特
にアルキル基または芳香族核が置換され得る、または置
換され得ないN,N-ジアルキル-p-フェニレンジアミン
誘導体である。
【0064】p-フェニレンジアミン現像剤の例には、
N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミン、2-アミノ-5-ジ
エチルアミノ-トルエン、4-アミノ-N-エチル-N-(α-
メタンスルホンアミドエチル)-m-トルイジン、4-アミノ
-3-メチル-N-エチル-N-(α-ヒドロキシ-エチル)-アニ
リン、4-アミノ-3-(α-メチルスルホンアミドエチル)-
N,N-ジエチルアニリン、4-アミノ-N,N-ジエチル-3-
(N'-メチル-α-メチルスルホンアミド)-アニリン、N-
エチル-N-メトキシ-エチル-3-メチル-p-フェニレンジ
アミン等;の塩を含み、例えば米国特許第2,552,241
号、同2,556,271号、同3,656,950号および同3,658,525
号に開示されている。
【0065】通常用いられるp-フェニレンジアミン塩タ
イプの現像主薬の例には、2-アミノ-5-ジエチルアミノ
トルエン塩酸塩(一般にCD2として公知であり、カラー
ポジ写真材料用の現像液に用いられる)、4-アミノ-N-
エチル-N-(β-ヒドロキシ-エチル)-アニリンスルフェ
ート(一般にCD3として公知であり、印画紙およびカラ
ー反転材料用の現像液に用いられる)および4-アミノ-3
-メチル-N-エチル-N-(β-ヒドロキシ-エチル)-アニリ
ンスルフェート(一般にCD4として公知であり、カラー
ネガ写真材料用の現像液に用いられる)がある。
【0066】上記カラー現像主薬は一般に、写真用カラ
ー現像組成物1リットル当たり、量約0.001〜約0.1モル
/リットル、好ましくは約0.0045〜約0.04モル/リット
ルで用いられる。
【0067】カラー写真材料の場合、その処理には、少
なくとも1種のカラー現像槽および、要すれば、前硬化
槽、中和槽、第1(白黒)現像槽等を有する。これらの槽
は当業者に公知であり、例えばリサーチ・ディスクロー
ジャー(Research Disclosure)17643項、1978年、および
リサーチ・ディスクロージャー(Research Disclosure)30
8119項、第XIX節および第XX節、1989年に開示されてい
る。
【0068】カラー現像後、画像的に現像した金属銀お
よび残存銀塩は一般にその写真成分から除去されなけれ
ばならない。これは、別々の漂白槽および定着槽で、ま
たは画像を単一工程で漂白および定着するブリックス(b
lix)と呼ばれる単一槽で行われる。漂白槽はpH5.60を
有し、かつ酸化剤、通常、アルカリ金属またはアンモニ
ウムおよび有機酸を有する3価の鉄の錯塩、例えばED
TA.Fe.NH4(ここで、EDTAはエチレンジアミノ四酢
酸である)またはPDTA.Fe.NH4(ここで、PDTAは
プロピレンジアミノ四酢酸である)を含有する水溶液で
ある。処理の間、この槽には連続的に空気を送り2価の
鉄を酸化し、それは銀画像を漂白し再生する間に生成し
て、当業者に公知のように、漂白有効性を維持する。こ
れらの操作の不適当な作業により、染料のシアン濃度の
ロスという不利益を生じる。
【0069】更に前述の酸化剤に関して、ブリックス浴
には公知の定着剤、例えばアンモニウムまたはアルカリ
金属チオスルフェート類を含有してもよい。漂白および
定着槽両方にはその他の添加剤、例えば英国特許第933,
008号に開示のように槽の有効性を向上するためにポリ
アルキレンオキシド化合物を含有してもよく、または漂
白促進剤として公知のチオエーテル化合物を含有しても
よい。
【0070】本発明をそれらの好ましい態様の特定の記
載により詳細に説明されるが、本発明の意図および範囲
を逸脱することなく変形および変更を行ってもよいと解
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 1/765 G03C 1/765

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非画像フレーム領域に写真的に記録した
    潜像マスクバーコードを有する、整列した画像フレーム
    の連続の記録が可能な写真フィルムストリップ。
  2. 【請求項2】 該マスクバーコードが、最後の画像フレ
    ームが露光され得る領域に隣接するフィルムストリップ
    末端およびそのフィルムの最後の画像フレームの間に存
    在する請求項1記載の写真フィルムストリップ。
  3. 【請求項3】 該写真フィルムが、支持体上に、1種以
    上のシアンカプラー含有赤感性ハロゲン化銀エマルジョ
    ン層、1種以上のマゼンタカプラー含有緑感性ハロゲン
    化銀エマルジョン層および1種以上のイエローカプラー
    含有青感性ハロゲン化銀エマルジョン層を有するハロゲ
    ン化銀カラー写真成分である請求項1記載の写真フィル
    ムストリップ。
  4. 【請求項4】 (a)フィルムが写真的に露光される露光
    室を有する遮光性フィルムケース、 (b)露光前にはロールの形に巻かれ、フィルム末端が該
    ロールの内部に巻かれているフィルムストリップを含む
    該露光室の隣に配置されるフィルム供給室、 (c)該露光室の隣に配置され、該フィルム供給室の反対
    側にあるフィルム巻取り室、および (d)ロールフィルムをフィルム巻取り室に巻き取る外部
    から操作可能なフィルム巻き取り部材、を含む、画像フ
    レームの整列した連続の記録が可能な未露光写真フィル
    ムストリップを装填したレンズ付き写真フィルムパッケ
    ージであって、該写真フィルムストリップが非画像フレ
    ーム領域に写真的に記録した潜像マスクバーコードを有
    するレンズ付き写真フィルムパッケージ。
  5. 【請求項5】 該フィルム巻取り室が第2のフィルム末
    端保持用の巻き取りスプールを有する脱着可能な遮光性
    カートリッジを含み、該フィルムを露光した後、該フィ
    ルムが露光カートリッジ内の該スプールに巻き上げられ
    る請求項4記載のレンズ付き写真フィルムパッケージ。
  6. 【請求項6】 a)画像的に露光し、写真的に記録した潜
    像マスクバーコードを処理して、マスクバーコードおよ
    び整列した画像フレームの連続物を得る工程、 b)マスクバーコードおよび画像フレームをスキャナーに
    より走査する工程、 c)検出したアナログ信号を、アナログ/デジタル変換手
    段により処理および2進法化して、画像フレームのシー
    ケンスに対応するデジタル画像のシーケンスを得る工
    程、 d)得られたデジタル情報をホストコンピュータに移送し
    て、バーコードに対応するマスクを選択する工程、 e)そのマスクを各デジタル画像と組合せる工程、および f)選択されたマスクおよびデジタル画像を電子プリンタ
    ーに伝達して、選択されたマスクに対応するグラフィッ
    クを有する各デジタル画像の画像プリントを得る工程、
    から成るハロゲン化銀写真フィルムストリップ上にグラ
    フィックを有する写真プリントを得る方法。
  7. 【請求項7】 写真フィルムストリップが画像的に露光
    されて、該写真フィルムストリップ内のハロゲン化銀エ
    マルジョン層中に潜像マスクバーコードを形成し、該潜
    像マスクバーコードが写真的に現像されて、画像フレー
    ム内または画像フレームの間に配列された情報のシーケ
    ンスを形成し、マスクバーコードおよび画像フレームを
    スキャナーにより走査し、検出したアナログ信号を、ア
    ナログ/デジタル変換手段により処理および2進法化し
    て、画像フレームのシーケンスに対応するデジタル画像
    のシーケンスを得て、得られたデジタル情報をホストコ
    ンピュータに移送してバーコードに対応するマスクを選
    択し、かつそのマスクを各デジタル画像と組合せ、選択
    されたマスクおよびデジタル画像を電子プリンターに伝
    達して、選択されたマスクに対応するグラフィックを有
    する各デジタル画像の画像プリントを得る、グラフィッ
    クを有する写真プリントを得る方法。
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