JPH09266284A - 高速バイポーラ/BiCMOS回路のESD保護のためのホールド電圧を保持する調整可能なバイポーラSCR - Google Patents

高速バイポーラ/BiCMOS回路のESD保護のためのホールド電圧を保持する調整可能なバイポーラSCR

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JPH09266284A
JPH09266284A JP8293085A JP29308596A JPH09266284A JP H09266284 A JPH09266284 A JP H09266284A JP 8293085 A JP8293085 A JP 8293085A JP 29308596 A JP29308596 A JP 29308596A JP H09266284 A JPH09266284 A JP H09266284A
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bipolar
voltage
region
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scr
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ジリアング チェン ジュリアン
Ajith Amerasekera
アメラセケラ アジス
Thomas A Vrotsos
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    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
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    • H01L27/0248Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection

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  • Bipolar Transistors (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイポーラ/BiCMOS回路に対する静電
気放電(ESD)保護回路のためのホールド電圧を保持
するバイポーラ構造体を提供する。 【解決手段】 本発明のバイポーラ構造体は、入力ピン
および出力ピンに関し小さな分路静電容量値と小さな直
列抵抗値とを有することを特徴とし、それにより小さな
シリコン領域を有しかつ信号路に付加されるインピーダ
ンスがほとんどないまたは全くないESD保護回路を構
成することができる。本発明の1つの好ましい特徴で
は、先行技術におけるようにP形基板に対してではな
く、バイポーラ/BiCMOS装置のN形ウエルの中
に、SCRが組み立てられる。本発明の1つの好ましい
特徴は、NPNトランジスタによってBSCR動作を制
御するために、抵抗器と組み合わせてツェナ・ダイオー
ドを用いることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全体的にいえば、
電子回路に関する。さらに詳細にいえば、本発明はバイ
ポーラ/BiCMOS回路のための静電気放電(ele
ctrostatic discharge、ESD)
保護回路に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】入力回路および出力回
路を静電気放電(ESD)から保護するために、静電気
放電(ESD)保護回路を用いることはよく知られてい
る。すなわち、このような保護回路は、先行技術の米国
特許第5,268,588号、米国特許第4,896,
243号、米国特許第5,077,591号、米国特許
第5,060,037号、米国特許第5,012,31
7号、米国特許第5,225,702号、米国特許第
5,290,724号に開示されている。これらの特許
はすべて、本発明の譲渡人であるテキサス・インスツル
メンツ・インコーポレーテッド(Texas Inst
ruments Incorporated)に譲渡さ
れている。バイポーラ/BiCMOS技術のためのES
D保護回路は、NPN出力トランジスタのコレクタ・ベ
ース接合およびエミッタ結合論理(emitterco
upled logic、ECL)装置のエミッタ・ベ
ース接合と共に、CMOS出力バッファの中のプルダウ
ンNMOSトランジスタを保護できることが必要であ
る。この保護回路が動作することにより、それらの付随
する装置のトリガ電圧およびホールド電圧よりも低い電
圧でオンにすることができる。ESD保護回路はまた、
それが効果的であるために、寄与する静電容量値はでき
るだけ小さくなければならなく、そして必要な表面領域
はできるだけ小さくなければならない。
【0003】ESD保護回路の多くは、図1の先行技術
に示されているように、回路入力に関して2段階保護方
式を用いている。典型的な場合、ESDの大きな電流パ
ルスは1次クランプ装置を通る。この1次クランプ装置
は、パッド電圧をクランプする。けれども、このクラン
プされた電圧はなお回路が受け取るにはあまりにも高い
電圧であり、したがって、2次クランプ装置が電圧を安
全な値にクランプする。2次クランプ装置が過大な電圧
を受け取らないように、電流制限装置が電流を制限す
る。
【0004】現在の技術のBiCMOS工程は、ESD
保護回路のために、NPN装置またはSCR(sili
con controlled rectifier)
シリコン制御整流器)装置を利用する。バイポーラ回路
のために設計されたSCR装置は、典型的には、NPN
トランジスタよりも高いトリガ電圧、および同程度また
は低くさえあるホールド電圧を示す。相補形酸化物半導
体(complimentary oxide sem
iconductor、CMOS)工程がさらに短いチ
ヤンネル長およびゲート酸化物を有するトランジスタに
発展する時、入力回路と出力回路との両方を静電気放電
による損傷から保護することはますます困難になる。
【0005】高速でサブミクロンのバイポーラ/BiC
MOS回路に対する応用では、ESD保護回路に関して
厳しい制約が要請される。最も重要な要請は、入力ピン
および出力ピンについて小さな分路静電容量値および小
さな直列抵抗値を有することである。このことは、ES
D保護回路では必要なシリコン領域はできるだけ小さく
なければならないことと、そして信号路に対するインピ
ーダンスの寄与は実質的にないこととを意味する。トリ
ガ電圧(V)およびクランプ電圧(Vクランプ)はま
た、保護される回路の「オンになる」電圧(すなわち、
作動電圧)以下でなければならない。NPNトランジス
タのESD保護方式は、このような装置に対していくつ
かの制限を有する。図2は、0.6μm工程および0.
8μm工程での100pm幅のNPNトランジスタのパ
ルス電流・電圧特性曲線のグラフである。ここで、V
クランプは0.6μm工程に対し1.3アンペアで10
ボルトであり、そして0.8μm工程に対し1.3アン
ペアで13ボルトである。進歩したサブミクロン技術に
おいて、エミッタ結合論理(emitter coup
led logic、ECL)装置、およびバイポーラ
/MOSの入力バッファおよび出力バッファを保護する
ために、これらのレベルは高過ぎる。NPN構造体のこ
の高いクランプ電圧は、その高いホールド電圧(V
とオン抵抗値によるものである。サブミクロンのバイポ
ーラ/BiCMOS工程において、保護NPN構造体
は、大きなESD電流を流すために、通常、アバランシ
ェ・モードで動作することができる。与えられた工程に
対し、BVceoの設定(コレクタ・エミッタ接合がブ
レークダウン、ベースは「開放(open)」)は、し
たがって、クランプ電圧Vクランプの下限を設定する。
クランプ電圧は、オン抵抗値が小さくなることにより、
低下させることができる。大型のNPN構造体と高い静
電容量負荷とを用いることにより、オン抵抗値の低下を
達成することができる。けれども、このような方式は、
高速でサブミクロンのバイポーラ/BiCMOS工程に
は応用することはできない。それは、高周波信号の入力
および出力に対し、大きな分路静電容量値が電気的な
「短絡」路を生ずるからである。
【0006】前記欠点を考えれば、高速回路への応用で
は、小さなトリガ電圧およびホールド電圧という前記要
請に適合する高性能のESD特性を有するBSCR保護
回路が可能な、回路構造体を得ることが要望される。特
に利点であることは、回路製造のために付加的なマスク
を用いないで、サブミクロンのBiCMOSの中に製造
することができる、バイポーラSCR保護回路を得るこ
とができることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により、バイポー
ラ/BiCMOS回路に対し、高速(例えば、900M
Hzないし2GHz以上)でサブミクロンのESD保護
回路に用いられ、低いトリガ電圧とホールド電圧とを有
するという利点を備えた、シリコン制御整流器(SC
R)のようなバイポーラ構造体が得られる。このバイポ
ーラ構造体により、入力ピンおよび出力ピンに関し小さ
な分路静電容量値と小さな直列抵抗値とを有することを
特徴とし、それにより小さなシリコン領域を有しかつ信
号路に付加されるインピーダンスがほとんどないまたは
全くないESD保護回路を構成することができる。本発
明の1つの好ましい特徴に従い、先行技術におけるよう
にP形基板に対してではなく、バイポーラ/BiCMO
S装置のN形ウエルの中に、SCRが組み立てられる。
【0008】本発明の1つの好ましい特徴は、PNPト
ランジスタによってBSCR動作を制御するために、抵
抗器と組み合わせてツェナ・ダイオードを用いることで
ある。このツェナ・ダイオードがオンになる電圧は、N
PN構造体のエミッタ・ベース・ブレークダウン電圧と
同程度であるように選定される。この電圧は、通常の回
路動作の下でESD保護回路がトリガされないように、
電源電圧よりもわずかだけ高い。ESDが起きている期
間中、パッド電圧がツェナ・ブレークダウン電圧を越え
る時、ツェナ・ダイオードがブレークダウンし、そして
付随する(ポリシリコン)抵抗器を通って電流が流れ、
それによりバイポーラSCRのPNP構造体をトリガす
る。このようにしてBSCRが作動し、関係した保護さ
れる回路から大きなESD電流が流れる。BSCR抵抗
値とツェナ・ダイオードのブレークダウンの電圧値は、
RSD保護回路のホールド電圧とトリガ電圧の大きさを
電源電圧と最も適合可能にするように選定される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のさらに別の特徴および利
点は、添付図面を参照しての下記説明により明らかにな
るであろう。添付図面において、図面は異なっても同等
の参照番号は対応する部品を表す。添付図面の中の構造
体の寸法は、その構造を明確に示すために誇張されて示
されている場合がある。
【0010】下記で説明される工程段階および構造体
は、集積回路を製造するための完全な工程を構成してい
るものではないことを断っておく。本発明は、現在用い
られている集積回路製造技術と一緒に実施することがで
きる。通常用いられている多くの工程が、本発明を理解
するために必要な工程であるとして本発明の中に含まれ
ている。本明細書の図および製造中の集積回路の一部分
の横断面図は必ずしも正確な尺度で描かれているわけで
はなく、本発明の特徴を理解するために誇張されて示さ
れている場合がある。
【0011】本発明のESD回路により、回路の入力お
よび出力のパッドに、比較的小さな分路静電容量値(典
型的には0.5pF以下)とゼロに近い抵抗値とが得ら
れる。このことは、現在および将来におけるサブミクロ
ンのバイポーラ/BiCMOS回路の保護方式にとって
好ましいことである。本発明により得られるESD保護
回路が動作することにより、CMOS出力バッファの中
のプルダウンNMOSトランジスタと、NPN出力トラ
ンジスタの中のコレクタ・ベース接合と、ECL出力の
中のエミッタ・ベース接合と、を保護することができ
る。このようなESD保護回路が動作することにより、
これらのそれぞれの素子のトリガ電圧よりも典型的には
低い電圧でオンになることができ、そしてこれらの装置
のオン電圧、すなわち作動電圧、よりホールド電圧が低
いことが特徴である。下記で説明されるように、オン電
圧およびホールド電圧の減少は、トリガ素子の動作によ
り得られる。このトリガ素子は、保護回路を作成するた
めに、BSCRと一緒にオプションで集積することがで
きる。
【0012】図3Aおよび図3Bは、0.8μmBiC
MOS工程で製造された100μm幅のバイポーラSC
R(「BSCR」)の実施例の横断面図である。この1
00μm幅のBSCRは、参照番号50で全体的に示さ
れている。回路50はP形基板52を有する。P形基板
52は埋込みN形層54の下にある。N形層54に
より、下記で詳細に説明されるように、この構造体の上
に組み立てられる垂直形NPNトランジスタに対し、小
さなコレクタ抵抗値が得られる。埋込みN形層54の
端部は、それぞれ、P形層56Aおよび56Bにより囲
まれる。P形層56Aおよび56Bはまた、P形基板5
2の縁でもある。P形層56Aおよび56Bは表面にま
で延長されていて分離領域を定め、そしてこれらの分離
領域の間にN形ウエル領域58が作成される。下記で説
明されるように、このN形ウエルは、NPNトランジス
タのコレクタ領域としての役割を果たす。P形層56A
および56Bの上に、それぞれ、酸化物層60Aおよび
60Bが従来の方式で作成される。浅いP形ベース注入
領域66の中に作成されるベースP形注入領域64の
作成工程の期間中に、P形陽極拡散層62が作成され
る。P形ベース領域66の中に、浅いN形領域68が
作成される。浅いN形領域68は、ポリシリコンの層
70で被覆される。P形ベース領域66とP形陽極領
域62との間に、酸化物層72が作成される。P形陽
極領域62とN形領域76との間に、同じように酸化
物層が作成される。N形領域76は構造体50の表面
からN形ウエル領域58の中にまで延長されており、そ
れによりN形領域76はNPNベース接触体の役割を
果たす。
【0013】P形ベース注入領域64の作成工程の期
間中に、P形陽極領域62の拡散が行われる。P
陽極領域62はNPNトランジスタN形ウエル58の中
に作成され、それによりPNPN SCR構造体が形成
される。このP形陽極注入領域は利点を有している。
それは、この工程に付随してマスクを行う付加工程を必
要としないことである。このPNPN構造体は、P
陽極領域62と、N形ウエル領域58と、P形ベース領
域66と、N形領域68とで定められる。このバイポ
ーラPNPN構造体は、NPNトランジスタ80とPN
Pトランジスタ82とのトランジスタ対として取り扱う
ことができる。図4は、その概要図を示す。PNPトラ
ンジスタ82は、P形陽極領域62と、N形ウエル領
域58と、P形ベース領域66とにより表される。NP
Nトランジスタ80は、N形ウエル領域58と、P形ベ
ース領域66と、N形ポリ・エミッタ領域68とによ
り表される。ポリシリコン層70はエミッタ層であり、
それにより浅いN形領域68を拡散により作成するこ
とができる。N形領域76は、NPNトランジスタの
コレクタ接触体としての役割を果たす。P形領域62
は、SCRの陽極としての役割を果たす。
【0014】図3と図4とを見比べるならば、浅いP
形ベース領域64は、NPNトランジスタ80のベース
とPNPトランジスタ82のコレクタとの両方の役割を
果たしていることが分かる。ポリシリコン領域70とそ
の下のN形領域68とは、NPNトランジスタ80の
エミッタを構成する。P形陽極領域62は、PNPト
ランジスタ82のエミッタの役割を果たす。N形領域
76は、NPNトランジスタ80のコレクタ接触体の役
割を果たす。図4の回路概要図において、RN形ゥェル
はN形ウエル58に対する抵抗器であり、R埋込み
は埋込みN形層抵抗器88であり、RbpはPNPト
ランジスタのベース抵抗器90であり、そしてRbn
NPNトランジスタ80のベース抵抗器92である。従
来のSCR構成において典型的であるように、コレクタ
(CNPN)がエミッタEPNPに短絡される場合、図
5に示されているように、トリガ電圧Vは約24ボル
トである。従来のSCR回路の場合に典型的であるよう
に、このように高いトリガ電圧は、2次ESD保護装置
と直列抵抗器との両方を提示する保護回路の使用が必要
である。けれども、信号路の中に直列抵抗器を付加する
という要求は、高速でサブミクロンのバイポーラ/Bi
CMOS回路への応用において、このようなSCR回路
の使用を妨げる。図5はまた、コレクタCNPNがエミ
ッタEPNPに短絡される時、図5に示されているよう
に、NPNトランジスタのオン抵抗値と対になった低い
オン抵抗値を有することを例外として、従来のNPNト
ランジスタと同じ7ボルトBVceoホールド電圧がバ
イポーラSCRに供給される。したがって、トリガ電圧
(V)およびホールド電圧(V)に関して、例示さ
れたバイポーラSCR構造体は従来のNPNトランジス
タをあまり改善していないことが分かる。
【0015】NPNトランジスタ80とPNPトランジ
スタ82との両方が「オンになって」低いオン抵抗値を
提供するけれども、高いBVceoホールド電圧は、再
生的SCR作用が存在しないことを示す。再生的SCR
がオンになることは、PNPトランジスタ82がNPN
トランジスタ80のコレクタ電流によりバイアスされ
る、およびその逆であることが必要である。NPNコレ
クタ(CNPN)がPNPエミッタ(EPNP)に短絡
される場合、PNPトランジスタ82の低いベース・エ
ミッタ抵抗値は、深いN形拡散抵抗値R深いN+が小
さいことによる。このことは、PNPトランジスタを
「オン」状態に保持するために、アバランシェ動作をす
るNPNコレクタ・ベース接合から付加電流を必要とす
る。同じ与えられた電流の場合、NPNトランジスタ8
0またはPNPトランジスタ82のいずれかのエミッタ
・ベース抵抗値の増大は、ベース・エミッタ電圧Vbe
を増大させ、そしてその結果、バイポーラ・トランジス
タの中に大きなコレクタ電流が流れるであろう。バイポ
ーラ・トランジスタの中のこの大きなコレクタ電流によ
り、アバランシェ動作の発生によって付加的電流源の必
要性をなくし、そして再生的SCR作用の発生を可能に
する。したがって、ホールド電圧をBVceoから小さ
な値に低下させることができる。電流が与えられた場
合、高い抵抗値は、NPNトランジスタ80またはPN
Pトランジスタ82のいずれかをさらに勢いよく「オン
にする」ことを可能にし、その結果、低いホールド電圧
が得られる。NPNコレクタとPNPエミッタとの
間の外部PNPベース・エミッタ抵抗器90(図4)に
よるこの抵抗器増強効果が、図5に示されている。さら
に、ホールド電圧(V)は、抵抗値(R)の増大と共
に減少する。
【0016】前記で説明したように、好ましいバイポー
ラSCR保護回路を達成するために、2つの基本的な要
請が存在する。その1つの要請は低いトリガ電圧
(V)であり、そして他の1つの要請は再生的SCR
作用から生ずる低いホールド電圧(V)である。それ
ぞれ図3および図4に示されたバイポーラSCR設計の
構造体と回路により、NPNトランジスタ80のベース
を外部からバイアスすることができる。このような外部
バイアスによって、NPNトランジスタ80の動作によ
り、BSCRを制御する付加的装置が得られる。前記で
説明したように、バイポーラSCRを用いることの主要
な関心は、トリガ電圧(V)およびホールド電圧(V
)に関して、NPNトランジスタを用いた場合を越え
る大きな利点が、BSCRにより得られないことであ
る。BSCRとNPNトランジスタとの間でホールド電
圧が実質的に同じである主要な理由は、PNPトランジ
スタ82を「オン」状態に保持するために、コレクタ・
ベース・アバランシェ・ブレークダウンが要求されるこ
とである。NPNトランジスタとPNPトランジスタと
の両方が「オンになり」、それにより回路の中に低いオ
ン抵抗値が得られるけれども、アバランシェ作用を行う
コレクタ・ベース接合からの付加電流がない場合、再生
的SCR作用は起きない。ホールド電圧を低くするため
に、NPNトランジスタが「さらに確実に」オンになる
ことが要求され、それによりN形ウエル抵抗器(R
エル)にさらに大きな電流が流れてPNPトランジスタ
82のベース・エミッタ電圧を増大させ、そしてそれに
よりPNPトランジスタを「さらに確実に」オンにする
ことが得られる。このことは、ベース・エミッタ抵抗値
(Rbe)を増大させることにより達成することができ
る。この場合、ベース・エミッタ抵抗器を強制的に流れ
る電流はNPNトランジスタ80を順方向にバイアス
し、そしてコレクタ・ベース・アバランシェ作用が起き
ない場合にトランジスタ80を「オン」にすることがで
きる。NPNトランジスタがこのように作動することに
により、トリガ電圧Vは小さくなる。本発明のまた別
の特徴により、図6に示された回路図に関して下記で説
明されるように、ツェナ・ダイオードが電流バイアス作
用を促進することが得られる。
【0017】図6は、本発明に従うBiCMOS技術に
より0.8μmで製造されたバイポーラSCR ESD
保護回路の図である。図6に示された回路は、NPNツ
ェナ・ダイオード100と1KΩポリシリコン抵抗器1
02とが回路の中に組み込まれている以外は、図4に示
された回路と類似している。ツェナ・ダイオード100
は、NPNトランジスタ80のベース・エミッタ接合に
より形成される。ツェナ・ダイオード100のオンにな
る電圧は、NPNトランジスタのベース・エミッタのブ
レークダウン電圧である。このブレークダウン電圧は、
通常の回路動作の期間中にESD保護回路がトリガされ
ないように、与えられた工程に対し電源電圧よりもわず
かに高いことが要求される。回路のトリガ電圧を増大す
るために、特に電源電圧よりも低いツェナ・ブレークダ
ウン電圧に対し、ツェナ・ダイオード100と直列に接
続された順方向ダイオード列(図示されていない)をオ
プションで備えることが好ましい。ESDが起こってい
る期間中、パッド電圧がツェナ・ブレークダウン電圧を
越える時、ツェナ・ダイオード100がブレークダウン
を起こし、そして電流が1KΩポリシリコン抵抗器10
2を流れてバイポーラSCR NPNトランジスタをト
リガし、それによりBSCRを「オン」にし、大きなE
SD電流が流れる。
【0018】図7は、図6に示された保護回路の電流・
電圧特性のグラフである。この場合、深いN形コレク
タ拡散領域(図3AのN形領域76)は、深い埋込み
形層54に達するまでN形ウエル層58を貫通した
拡散領域であるよりはむしろ、N形ウエル層58の中に
だけ延長された浅いN形拡散領域(図3B)により置
き換えられる。この浅い拡散領域は、PNPトランジス
タ82のベース・エミッタの抵抗値の増大により、SC
R作用を増強する。
【0019】図7は、トリガ電圧(V)を7ボルトに
まで低くすることができ、そしてホールド電圧(V
を約1.7ボルトにまで低くすることができることを明
確に示している。この回路はまた、2アンペアまでのE
SD電流を処理することができ、一方クランプ電圧を約
7ボルトに維持することができる。ESD試験の結果、
100μm幅のBSCRを備えた前記回路は、6.7キ
ロボルトのESD閾値電圧と、3.2ボルト/μm
ESD効率(保護回路の単位面積当たりESDボルトで
示される)を示した。これに対して、実質的に同様な工
程で製造されたNPNトランジスタは2.3ボルト/μ
の効率を示すだけであった。したがって、本発明の
構造体により、ESD効率がほぼ40%増大することが
達成される。換言すれば、本発明のバイポーラSCRに
より、与えられたESD閾値電圧に対し、40%の静電
容量負荷の減少が可能である。さらに、図7の電流/電
圧特性のグラフに示されているように、この回路は、損
傷をなんら与えることなく、約2アンペアまでのESD
電流を取り扱うことができる。2アンペアの電流では、
クランプ電圧は約7ボルトである。これに対して、同様
な工程で製造されたNPNトランジスタのホールド電圧
とトリガ電圧の両方はいずれも相当に高く、それぞれ、
約8ボルトおよび18ボルトである。したがって、前記
で説明した電圧の減少の程度は、従来得られていたより
も大幅に大きなレベルの回路保護を提供することが分か
る。
【0020】SCR ESD保護回路を用いることの欠
点は、全体的にいえば、その低いホールド電圧である。
このホールド電圧は、典型的な場合、多くの付随する回
路の電源電圧よりも低い。けれども、この低いホールド
電圧は、ESD保護回路にとっては有益である。BSC
Rが電源電圧よりも低いホールド電圧を有する場合、こ
のような低いホールド電圧のSCR保護回路に対し「ラ
ッチ・アップ」現象が存在する。通常の動作の場合、入
力ピン/出力ピンの一方または両方に、または電源ピン
に、もし大きな雑音信号が加えられるならば、SCR
ESD保護回路はトリガされることがある。その時、S
CRは、低い「オン」抵抗値と低いホールド電圧に従っ
て「オン」状態になり、そして電流が電源からSCRを
通ってアースに流れ、最終的に、そのジュール熱によっ
て回路が破壊される原因となる。セルラ電話およびノー
トブック・コンピュータのような多くの携帯形電子装置
の電源電圧が現在の標準電圧である約3.3ボルト以下
に減少することが期待される時、効果的なESD保護回
路の必要性は非常に重要になる。
【0021】このような困難を考えれば、有効なESD
保護のために低い値を有しかつ「ラッチ・アップ」の問
題点をなくするために、電源電圧よりもなお高いホール
ド電圧をユーザが選択することができるように、調整可
能なホールド電圧と調整可能なトリガ電圧を有するSC
Rを得ることが要望される。したがって、電源電圧より
も高い外部雑音パルスによりSCRがトリガされる時、
ホールド電圧は、パルスが通過した後、SCRが持続的
な「オン」状態を保持することを防止するであろう。
【0022】前記の要望と困難とを考慮して、また別の
バイポーラSCR ESD保護回路の概要図が図8に示
されている。図8に示された回路は、前記で説明された
(図4および図6に示された)改良されたバイポーラS
CRと組み合わせて、図9に示されているように、約7
ボルトから約1.7ボルトまでホールド電圧を調整する
ことができる選択的に同調可能な回路を備えることによ
り、これらの問題点を処理することができる。ホールド
電圧を前記のレベルにまで小さくすることにより、付随
する回路の電源電圧よりもわずかに最適に高いホールド
電圧が装置の中に結果として得られる。
【0023】図8に示された実施例では、バイポーラS
CRはPNPトランジスタ82がオンになることにより
トリガされる。PNP装置82は、ツェナ・ダイオード
100′と、CとEとの間に配置された抵抗器10
6とにより構成され、シャドウ・ボックス104により
全体的に示された、トリガ回路により作動される。ホー
ルド電圧は抵抗器の抵抗値の関数でありかつトリガ電圧
はツェナ・ブレークダウン電圧の関数であるので、保護
されるべき特定の回路に対する最適のホールド特性およ
び最適のトリガ特性を有する保護回路になるように、こ
れらのそれぞれの部品の抵抗値とブレークダウン電圧を
選定することができる。
【0024】パッド電圧がブレークダウン電圧を越える
時、抵抗器106を流れる電流はPNPトランジスタ8
2を「オン」にし、したがってバイポーラSCRをトリ
ガする。図9に示された電流・電圧特性曲線は、抵抗値
が無限大に近づく時、ホールド電圧が3ボルトのように
低いことを示している。このように抵抗器106に対し
特定の抵抗値を選定することにより、保護されるべき付
随回路の特定の動作特性に対し、保護回路を設計するこ
とが可能であり、そして特にそのホールド電圧を設計す
ることが可能である。例示された実施例について本発明
が説明されたが、前記説明は、本発明の範囲が前記実施
例に限定されることを意味するものではない。前記説明
を参照すれば、本発明の他の種々の実施例の可能である
ことは、当業者にはすぐに分かるであろう。したがっ
て、このような変更実施例はすべて、本発明の範囲内に
包含されるものと理解しなければならない。
【0025】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)(イ) 第1導電形の半導体部材で作成された第
1半導体層52と、(ロ) 前記第1半導体層52の少
なくとも一部分の上に配置され、かつ前記第1半導体層
と反対の導電形の部材で作成された、第2半導体層54
と、(ハ) 前記第2半導体層54の少なくとも一部分
の上に配置され、かつ前記第2半導体層54と同じ導電
形の部材で作成された、第3半導体層58と、(ニ)
前記第3半導体層58に隣接して配置され、かつ共通の
導電形を有する、少なくとも2個の横方向に間隔を有し
て配置された第1注入領域62および64と、(ホ)
前記少なくとも2個の第1注入領域62と64との間に
配置された第2注入領域66と、(ヘ) 前記第2注入
領域66の少なくとも一部分と接触し、かつ前記第2注
入領域と反対の導電形を有する、第3注入領域68と、
(ト) 前記第3注入領域68から横方向に間隔を有し
て配置され、かつ前記第2注入領域と共通の導電形を有
し、かつ第1注入領域62と第2注入領域66と第3注
入領域68とおよび前記前記第3半導体層58とが一緒
になって電流バイアス装置100および抵抗器106を
有するトリガ回路により作動可能であるバイポーラ・シ
リコン制御整流器を定める、第4注入領域76と、を有
する、静電気放電から回路を保護する構造体。
【0026】(2) 第1項記載の構造体において、前
記第1注入領域62および前記第2注入領域66がP導
電形領域であり、かつ前記第3注入領域68および前記
第3半導体層58がN導電形領域であり、かつそれによ
りNPNトランジスタ80およびPNPトランジスタ8
2を有するバイポーラ・シリコン制御整流器が定められ
る、前記構造体。 (3) 第2項記載の構造体において、前記トリガ回路
が前記NPNトランジスタ80のコレクタと前記PNP
トランジスタ82のエミッタとの間に配置される、前記
構造体。 (4) 第3項記載の構造体において、前記NPNトラ
ンジスタ80のコレクタと前記PNPトランジスタ82
のエミッタとが抵抗器を通して相互に接続される、前記
構造体。 (5) 第3項記載の構造体において、前記第4注入領
域76が前記NPNトランジスタ80のコレクタに対す
る深いN形拡散接触体である、前記構造体。 (6) 第1項記載の構造体において、前記第2注入領
域66が前記第1注入領域62、54の中の1つの領域
から酸化物層により分離される、前記構造体。 (7) 第1項記載の構造体において、前記第1注入領
域62、64および前記第4注入領域76が酸化物層に
より分離される、前記構造体。 (8) 第1項記載の構造体において、前記酸化物層が
前記積層体領域56aおよび56bの少なくとも1つの
領域と重なり合う関係で配置される、前記構造体。 (9) 第1項記載の構造体において、前記第4注入領
域76が前記第3半導体層58と少なくとも物理的に接
触する、前記構造体。 (10) 第9項記載の構造体において、前記第4注入
領域76が前記第3半導体層58を貫通して前記第2半
導体層54に接触する、前記構造体。 (11) 第1項記載の構造体において、前記第2注入
領域66の少なくとも一部分の上に半導体膜70をさら
に有する、前記構造体。 (12) 第10項記載の構造体において、前記半導体
膜の少なくとも一部分が前記第2注入領域66から電気
的に絶縁される、前記構造体。 (13) 第1項記載の構造体において、前記第1注入
領域64の1つがNPNトランジスタのベースとPNP
トランジスタのコレクタの両方の役割を果たす、前記構
造体。
【0027】(14) 本発明により、バイポーラ/B
iCMOS回路に対し高速(例えば、900MHzない
し2GHz以上)でサブミクロンのESD保護回路に用
いられ、低いトリガ電圧とホールド電圧とを有するとい
う利点を持った、シリコン制御整流器(SCR)のよう
なバイポーラ構造体が得られる。このバイポーラ構造体
は、入力ピンおよび出力ピンに関し小さな分路静電容量
値と小さな直列抵抗値とを特徴とし、それにより小さな
シリコン領域を有しおよび信号路に付加されるインピー
ダンスがほとんどないまたは全くないESD保護回路を
構成することができる。本発明の1つの好ましい特徴で
は、先行技術におけるようにP形基板に対してとは異な
って、バイポーラ/BiCMOS装置のN形ウエルの中
にSCRが組み立てられる。本発明の1つの好ましい特
徴は、PNPトランジスタによりBSCR動作を制御す
るために、抵抗器と組み合わせてツェナ・ダイオードを
用いることである。このツェナ・ダイオードがオンにな
る電圧は、NPN構造体のエミッタ・ベース・ブレーク
ダウン電圧と同程度であるように選定される。この電圧
は、通常の回路動作の下でESD保護回路がトリガされ
ないように、電源電圧よりもわずかだけ高い。特に電源
電圧がツェナ・ブレークダウン電圧を越えている場合、
回路のトリガ電圧を増大するために、ツェナ・ダイオー
ドと直列に順方向ダイオードの列をオプションで付加す
ることができる。ESDが起きている期間中、パッド電
圧がツェナ・ブレークダウン電圧を越える時、ツェナ・
ダイオードがブレークダウンし、そしてバイポーラSC
RのPNP構造体をトリガするために、付随する(ポリ
シリコン)抵抗器を通って電流が流れる。それによりB
SCRを作動して、付随する保護された回路から大きな
ESD電流を流すことができる。BSCR抵抗値とツェ
ナ・ダイオードのブレークダウンの電圧値は、RSD保
護回路のホールド電圧とトリガ電圧の大きさを電源電圧
と最も適合可能にするように選定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のESD保護回路のブロック線図。
【図2】0.6μmおよび0.8μmのBiCMOS工
程における100μm幅のNPN構造体の電流・電圧特
性のグラフ。
【図3】本発明によるまた別のESD保護回路構造体の
横断面図であって、Aは1つの実施例の図、Bは別の実
施例の図。
【図4】図3Aに示されたESD保護回路の概要図。
【図5】図3Aに示されたバイポーラSCR装置の電流
・電圧特性曲線の抵抗器依存性を示すグラフ。
【図6】NPNツェナ・ダイオードと抵抗器とを用いた
また別のバイポーラSCR保護回路の概要図。
【図7】図6に示されたバイポーラSCR ESD保護
回路の大電流・電圧特性のグラフ。
【図8】回路PNPの作動によりトリガされるまた別の
バイポーラSCR保護回路の概要図。
【図9】図8に示された回路の電流・電圧特性のグラ
フ。
【符号の説明】
52 第1半導体層 54 第2半導体層 58 第3半導体層 62、64 第1注入領域 66 第2注入領域 68 第3注入領域 76 第4注入領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トマス エイ.ブロトソス アメリカ合衆国テキサス州リチャードソ ン,アッシュランド ドライブ 1201

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ) 第1導電形の半導体部材で作成さ
    れた第1半導体層52と、(ロ) 前記第1半導体層5
    2の少なくとも一部分の上に配置され、かつ前記第1半
    導体層と反対の導電形の部材で作成された、第2半導体
    層54と、(ハ) 前記第2半導体層54の少なくとも
    一部分の上に配置され、かつ前記第2半導体層54と同
    じ導電形の部材で作成された、第3半導体層58と、
    (ニ) 前記第3半導体層58に隣接して配置され、か
    つ共通の導電形を有する、少なくとも2個の横方向に間
    隔を有して配置された第1注入領域62および64と、
    (ホ) 前記少なくとも2個の第1注入領域62と64
    との間に配置された第2注入領域66と、(ヘ) 前記
    第2注入領域66の少なくとも一部分と接触し、かつ前
    記第2注入領域と反対の導電形を有する、第3注入領域
    68と、(ト) 前記第3注入領域68から横方向に間
    隔を有して配置され、かつ前記第2注入領域と共通の導
    電形を有し、かつ第1注入領域62と第2注入領域66
    と第3注入領域68とおよび前記前記第3半導体層58
    とが一緒になって電流バイアス装置100および抵抗器
    106を有するトリガ回路により作動可能であるバイポ
    ーラ・シリコン制御整流器を定める、第4注入領域76
    と、を有する、静電気放電から回路を保護する構造体。
JP8293085A 1995-09-29 1996-09-30 高速バイポーラ/BiCMOS回路のESD保護のためのホールド電圧を保持する調整可能なバイポーラSCR Pending JPH09266284A (ja)

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