JPH09265784A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH09265784A
JPH09265784A JP8068837A JP6883796A JPH09265784A JP H09265784 A JPH09265784 A JP H09265784A JP 8068837 A JP8068837 A JP 8068837A JP 6883796 A JP6883796 A JP 6883796A JP H09265784 A JPH09265784 A JP H09265784A
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栄和 高田
Tsuguhiko Tanaka
嗣彦 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各メモリセルMC単位で“1”と“0”のデ
ータのアクセスを区別してリフレッシュを行い、また
は、このリフレッシュを任意の大きさのブロック単位で
実行することにより、無駄なリフレッシュ動作をできる
だけ少なくしてアクセス効率の低下を確実に防止するこ
とができる不揮発性半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 各メモリセルMCごと、または、メモリ
セルアレイ1を行列方向に分割した各ブロックごとにカ
ウンタ10a,10bを設けると共に、必要に応じて
“1”と“0”のデータのアクセスを区別してこれらの
カウンタ10a,10bでアクセス回数をカウントし、
このカウント値が所定値を超えた場合に、リフレッシュ
制御回路10が発生させるアドレスに基づいて、そのメ
モリセルMCまたはブロック内の全てのメモリセルMC
をリフレッシュする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体を介在さ
せたキャパシタを記憶素子とする不揮発性半導体記憶装
置に関し、より詳しくは、強誘電体の自発分極の低下に
よるメモリセルの劣化を防止することができる不揮発性
半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】強誘電体膜を介在させたキャパシタを記
憶素子とするメモリセルを用いた不揮発性半導体記憶装
置としては、フェロエレクトリックRAM[Ferroelectr
ic Random Access Memory](以下「FRAM」という)
と称するものがある。FRAMの各メモリセルは、図1
7に示すように、強誘電体膜を介在させたキャパシタC
SとNチャンネルのMOSトランジスタQとからなり、
キャパシタCSの一方の電極がドライブ線DLに接続さ
れると共に、他方の電極がMOSトランジスタQを介し
てビット線BLに接続されている。また、MOSトラン
ジスタQのゲートは、ワード線WLに接続されている。
このキャパシタCSの強誘電体膜は、電極間に印加され
る電界を正負方向に繰り返し変化させた場合の分極状態
が図18に示すようなヒステリシス特性を示す。従っ
て、無電界のときに、B点の残留分極が残った場合を
“1”のデータの記憶状態とし、D点の残留分極が残っ
た場合を“0”のデータの記憶状態とすると、これらの
残留分極により2値の論理データを不揮発に記憶するこ
とができる。
【0003】上記FRAMのメモリセルからデータを読
み出す読み出しアクセスの場合には、ビット線BLとワ
ード線WLとドライブ線DLの電圧を初期状態で全てL
レベル(GNDレベル)として、ビット線BLをフロー
ティング状態とした後に、ワード線WLをHレベル(V
CCレベル)にしてMOSトランジスタQをONにすると
共に、ドライブ線DLもHレベルに切り換える。する
と、キャパシタCSの電極に電界が印加されるので、記
憶データがMOSトランジスタQを介してビット線BL
に読み出される。
【0004】即ち、キャパシタCSの強誘電体膜には図
18に示す負の電界が印加されるので、“1”のデータ
が記憶されていた場合には分極状態がB点からC点に移
動して反転するが、“0”のデータが記憶されていた場
合には分極状態がD点からC点に移動するだけで反転し
ない。従って、フローティング状態のビット線BLは、
“1”のデータを記憶し分極反転を生じる場合の方が多
くの負電荷をキャパシタCSに奪われるので、この分極
反転の有無に応じて電位がわずかに変化する。そして、
この電位の相違をセンスアンプでセンスすることによ
り、記憶データの読み出しを行うことができる。
【0005】この際、“0”のデータを読み出す場合に
は、ドライブ線DLをLレベルに戻すと分極状態がD点
に帰り(D点→C点→D点)、以前の状態を維持でき
る。しかし、“1”のデータを読み出す場合には、既に
分極状態が反転して記憶データが破壊されているので、
ドライブ線DLをLレベルに戻す際に、センスアンプに
よってHレベルとなったビット線BLの電位によって再
書き込みを行わせることにより、分極状態をD点からA
点に反転させて以前の状態に復帰させる(B点→C点→
D点→A点→B点)。
【0006】上記メモリセルに“1”のデータを書き込
む書き込みアクセスの場合には、ビット線BLをHレベ
ルにした状態で、ワード線WLをHレベルにし、ドライ
ブ線DLをHレベルに切り替えた後にLレベルに戻す。
すると、メモリセルが“1”を記憶していた場合には、
分極状態がB点からA点に移行するだけで反転せずにB
点に戻るが(B点→A点→B点)、“0”を記憶してい
た場合には、分極状態がD点からA点に反転してからB
点に移る(D点→A点→B点)。
【0007】また、メモリセルに“0”のデータを書き
込む書き込みアクセスの場合には、ビット線BLをLレ
ベルにした状態で、ワード線WLをHレベルにし、ドラ
イブ線DLをHレベルに切り替えた後にLレベルに戻
す。すると、メモリセルが“1”を記憶していた場合に
は、分極状態がB点からC点に反転してD点に移行する
が(B点→C点→D点)、“0”を記憶していた場合に
は、分極状態がD点からC点に移行するだけで反転せず
にD点に戻る(D点→C点→D点)。
【0008】ここで、“1”のデータの読み出しアクセ
スの場合には、上記のように強誘電体膜に正負双方の電
界が印加されて分極状態がヒステリシス特性を一巡す
る。しかし、他の読み出しアクセスや書き込みアクセス
は、分極状態の反転の有無にかかわりなく全て正負いず
れか一方の極性の電界のみが強誘電体膜に印加される。
【0009】そして、このように一方の電界のみが繰り
返し印加されると、強誘電体膜の自発分極が低下するイ
ンプリント効果が発生する。このインプリント効果は、
強誘電体を構成する結晶構造のイオン化効果または内部
ストレス(分極状態の変化)によって発生するものであ
り、これにより図19に示すように強誘電体のヒステリ
シスカーブが分極方向にずれて抗電界(自発分極が反転
する最低電界であり、図18中に示す。)が変化するた
めに自発分極が低下する。従って、“0”のデータの読
み出しアクセスだけが繰り返されたり、“1”または
“0”のいずれかの一方のデータのみの書き込みアクセ
スが繰り返されることにより、このような自発分極の低
下が生じると、メモリセルが劣化しFRAMの信頼性が
低下することになる。
【0010】ただし、メモリセルのキャパシタCSに対
して正負の電界を印加して、強誘電体膜の分極状態をヒ
ステリシス特性上で一巡させるリフレッシュを実行する
ことにより、この強誘電体膜にリラクゼーションを施せ
ば、自発分極の低下を回復させ得ることが知られてい
る。
【0011】そこで、従来は、FRAMへのアクセス回
数をカウントし、このカウント値が所定値を超えた場合
に、いずれかのメモリセルでキャパシタCSの強誘電体
膜が自発分極を低下させているものとして、全メモリセ
ルに対しリフレッシュを実行することにより信頼性の回
復を図るようにしていた。なお、ここでいうリフレッシ
ュは、DRAM[Dynamic RAM]で記憶データを保持する
ために行われるリフレッシュとは異なり、FRAMの信
頼性回復のために行うものである。
【0012】また、特開平7−73682号公報には、
FRAMの各ワード線または各ドライブ線(プレート
線)に対応して、これらのワード線またはドライブ線が
選択された回数をカウントするアクセスカウンタをそれ
ぞれ設け、いずれかのアクセスカウンタのカウント数が
所定値を超えると、そのワード線またはドライブ線を単
位としてこれに接続される全てのメモリセルに対しリフ
レッシュを実行する発明が開示されている。しかも、こ
の発明では、リフレッシュ時にデータを一時的に待避さ
せるための待避メモリをFRAMのメモリセルと同様の
不揮発性のものとして、強制リフレッシュ時に電源が遮
断された場合のデータの保全を図っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、FRAMへ
のアクセスは、全てのアドレスに均等に行われることは
希であり、通常は特定の領域のアドレスにアクセスが集
中することが多い。このため、上記のように全体のアク
セス回数だけをカウントして全てのメモリセルを一律に
リフレッシュする従来のFRAMでは、アクセス回数の
少ないアドレス領域の多くのメモリセルに対して無駄に
リフレッシュを実行することになる。
【0014】しかも、FRAMの全メモリセルに対して
リフレッシュを実行するためには相当の時間を要するの
で、このようなリフレッシュを所定アクセス回数ごとに
実行しなければならないとすると、本来のアクセスが待
機させられる可能性が高くなる。即ち、このような従来
のFRAMでは、無駄の多いリフレッシュ動作のため
に、不必要にアクセス効率が低下するという問題があっ
た。
【0015】これに対して、特開平7−73682号公
報で開示されたFRAMでは、アクセス回数の多いアド
レス領域のメモリセルのみをワード線またはドライブ線
単位でリフレッシュすることができるので、アクセス回
数の少ないメモリセルに対して無駄にリフレッシュを実
行することが少なくなる。しかも、同じワード線または
ドライブ線に接続されるメモリセルだけをリフレッシュ
するので、リフレッシュ時間を短縮してアクセス効率の
低下を防止することができる。
【0016】しかしながら、このFRAMの場合にも、
リフレッシュがワード線またはドライブ線ごとのブロッ
ク単位に限られるので、FRAMの大容量化に伴い1ブ
ロック内のメモリセル数が増大し、このブロック内にお
けるアクセス回数の少ないメモリセルの数も増加して、
これらのメモリセルに対するリフレッシュの実行による
無駄を無視することができなくなって来た。
【0017】また、前述の例では、“1”のデータの読
み出しアクセスがあった場合には強誘電体の分極状態が
一巡してリフレッシュと同様の効果が得られるが、この
FRAMの場合には、アクセスカウンタがアクセスの種
類にかかわりなく一律にカウントを行うので、このよう
にリフレッシュと同様のアクセスが行われたメモリセル
に対しても無駄に重ねてリフレッシュを実行することに
なる。従って、FRAMの大容量化に伴い1ブロック内
のメモリセル数が増大しリフレッシュ時間が長くなるに
もかかわらず、このようなアクセスが行われたメモリセ
ルへの無駄なリフレッシュを回避することができないの
で、必ずしもアクセス効率の低下を十分に防止すること
ができないという問題があった。
【0018】加えて、この特開平7−73682号公報
に開示されたFRAMでは、リフレッシュを実行するた
めにデータを一時的に待避させる待避メモリが別個に必
要になるという問題もあった。
【0019】本発明は、上記事情に鑑み、メモリセル単
位でアクセスの種類を考慮してリフレッシュを実行し、
または、このリフレッシュを任意の大きさのブロック単
位で実行することにより、無駄なリフレッシュ動作をで
きるだけ少なくしてアクセス効率の低下を確実に防止す
ることができる不揮発性半導体記憶装置を提供すること
を目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
記憶装置は、強誘電体を介在させたキャパシタを記憶素
子とするメモリセルを多数設けた不揮発性半導体記憶装
置において、各メモリセルに対応して、該メモリセルへ
の第1の論理データの書き込みアクセスおよび読み出し
アクセスの回数をカウントする第1カウンタと、該メモ
リセルへの第2の論理データの書き込みアクセスおよび
読み出しアクセスの回数をカウントする第2カウンタ
と、該第1カウンタまたは該第2カウンタのいずれかの
カウント値が所定値を超えた場合に、カウント値が所定
値を超えた該カウンタが対応する該メモリセルの該キャ
パシタに対して該強誘電体の分極状態をヒステリシス特
性上で少なくとも一巡させる電界を印加するリフレッシ
ュを実行するリフレッシュ制御手段とを備えており、そ
のことにより上記目的が達成される。
【0021】好ましくは、前記メモリセルから前記第1
の論理データを読み出すと前記強誘電体の分極状態が反
転する場合に、前記第1カウンタが、該第1の論理デー
タの読み出しアクセスがあったときにはカウントを行わ
ないようにする。
【0022】また、好ましくは、前記メモリセルから前
記第1の論理データを読み出すと前記強誘電体の分極状
態が反転する場合に、前記第1カウンタが、該第1の論
理データの読み出しアクセスがあったときにカウント値
をリセットする。
【0023】また、好ましくは、前記リフレッシュ制御
手段が、前記第1カウンタのカウント値が所定値を超え
た場合に、該第1カウンタが対応する前記メモリセルか
ら前記第1の論理データを読み出した後に、該第1の論
理データを再書き込みする処理を1回以上行うことによ
りリフレッシュを実行し、前記第2カウンタのカウント
値が所定値を超えた場合に、該第2カウンタが対応する
前記メモリセルから論理データを読み出し、該論理デー
タの反転データを書き込んだ後に、非反転データを書き
込む処理を1回以上行うことによりリフレッシュを実行
する。
【0024】また、本発明の不揮発性半導体記憶装置
は、強誘電体を介在させたキャパシタを記憶素子とする
メモリセルを2n1行×2n2列のマトリクス状に2
(n1+n2)個設け、n1ビットの行アドレスとn2ビットの
列アドレスによってメモリセルを選択しアクセスを行う
不揮発性半導体記憶装置において、n1ビットの行アド
レスのうちm1ビットをプリデコードする行プリデコー
ダと、該行プリデコーダの出力によって選択され、残り
(n1−m1)ビットをサブデコードしてメモリセルの行
選択を行う2m1個の行サブデコーダと、n2ビットの列
アドレスのうちm2ビットをプリデコードする列プリデ
コーダと、該列プリデコーダの出力によって選択され、
残り(n2−m2)ビットをサブデコードしてメモリセル
の列選択を行う2m2個の列サブデコーダと、該行プリデ
コーダと該列プリデコーダの出力の組み合わせによって
選択される各ブロックに対応して、該ブロック内のメモ
リセルへのアクセス回数をカウントする複数のカウンタ
と、いずれかのカウンタのカウント値が所定値を超えた
場合に、該カウント値が所定値を超えた該カウンタが対
応するブロック内の全てのメモリセルのキャパシタに対
して強誘電体の分極状態をヒステリシス特性上で少なく
とも一巡させる電界を印加するリフレッシュを実行する
リフレッシュ制御手段とを備えており、そのことにより
上記目的が達成される。
【0025】好ましくは、前記各カウンタが、前記ブロ
ック内のメモリセルへの第1の論理データの書き込みア
クセスおよび読み出しアクセスの回数をカウントする第
1カウンタと、該ブロック内のメモリセルへの第2の論
理データの書き込みアクセスおよび読み出しアクセスの
回数をカウントする第2カウンタからなり、前記リフレ
ッシュ制御手段が、該第1カウンタまたは該第2カウン
タのいずれかのカウント値が所定値を超えた場合に、カ
ウント値が所定値を超えた該カウンタが対応するブロッ
ク内の全てのメモリセルのリフレッシュを実行する。
【0026】また、好ましくは、前記リフレッシュ制御
手段が、所定の周期を有するパルス列を列リフレッシュ
カウンタによってカウントすることにより得た(n2
2)ビットの列アドレスをサブデコードして前記ブロ
ックの列選択を行うと共に、該パルス列を2(n2-m2)
周したパルス列を行リフレッシュカウンタによってカウ
ントすることにより得た(n1−m1)ビットの行アドレ
スをサブデコードして該ブロックの行選択を行うことに
より、該ブロック内の全てのメモリセルを順次選択しリ
フレッシュを実行する。
【0027】以下作用について説明する。
【0028】上記構成により、各メモリセルごとにアク
セス回数をカウントし強誘電体の自発分極の低下を判断
してリフレッシュを実行するので、各メモリセルの劣化
を確実に防止することができる。しかも、各メモリセル
ごとにリフレッシュの必要性の有無を判断し、真に必要
な場合にのみメモリセル単位でリフレッシュを実行する
ので、アクセス効率の低下を最小限に留めることができ
る。
【0029】また、上記構成により、メモリセルから第
1の論理データを読み出すと強誘電体の分極状態が反転
する場合には、読み出しアクセスによってこの第1の論
理データの読み出しとそれに続く再書き込みを行うこと
により強誘電体の分極状態が一巡しリフレッシュと同様
の効果が得られるので、このときには第1カウンタのカ
ウントを抑制してリフレッシュの無駄を少なくする。
【0030】さらに、上記構成により、リフレッシュと
同様の効果を得られるアクセスがあった場合に、第1カ
ウンタのカウントをリセットしてカウントを最初からや
り直すので、リフレッシュの無駄をより少なくすること
ができる。
【0031】さらに、上記構成により、第2カウンタの
カウント値が所定値を超えた場合には、メモリセルに対
して読み出しと反転データの書き込みと非反転データの
書き込み処理を行って強誘電体の分極状態を一巡させる
ことによりリフレッシュを実行する。従って、メモリセ
ルの記憶データを別の場所に待避させることなくリフレ
ッシュを実行することができる。また、第1カウンタの
カウント値が所定値を超えた場合には、このカウンタが
対応するメモリセルに対して読み出しアクセスを1回以
上行うことによりリフレッシュを実行する。
【0032】この場合、第1の論理データの読み出しア
クセスは第1カウンタでカウントされないかリセットさ
れるので、この第1カウンタは第1の論理データの書き
込みアクセスの回数のみをカウントする。そして、この
メモリセルから読み出しアクセスを行えば第1の論理デ
ータが読み出され、上記のようにリフレッシュと同様の
効果が得られる。
【0033】従って、この場合には、メモリセルの記憶
データを待避させる必要がなくなるだけでなく、第1の
論理データの書き込みアクセスを第2の論理データのア
クセスと区別することにより、この第1の論理データの
書き込みアクセスによりリフレッシュの必要性が生じた
場合に、リフレッシュ時間を短縮することができる。
【0034】さらに、上記構成により、全メモリセルを
(m1+m2)個のブロックに分割し、各ブロックごとにア
クセス回数をカウントしてリフレッシュを実行するの
で、各メモリセルごとにリフレッシュする場合に比べれ
ば、ブロック内で不要なメモリセルをリフレッシュする
無駄が生じる可能性はあるものの、カウンタがブロック
数分で足りるようになる。
【0035】また、全メモリセルをリフレッシュする場
合に比べれば、リフレッシュ時間が1ブロック内のメモ
リセルのリフレッシュに要する時間に短縮されるので、
アクセス効率の低下を減少させることができる。しか
も、各ブロックは、m1ビットの行アドレスとm2ビット
の列アドレスをプリデコードすることにより選択される
ので、ワード線やドライブ線単位でメモリセルをリフレ
ッシュする場合に比べて、ブロックをさらに細分化でき
るので、このブロック内で不要なメモリセルをリフレッ
シュする無駄が少なくなり、また、リフレッシュ時間も
短くすることができる。
【0036】さらに、上記構成により、ブロック内のメ
モリセルへのアクセスを第1の論理データと第2の論理
データに分けてカウントできる。
【0037】さらに、上記構成により、(n2−m2)ビ
ットの列リフレッシュカウンタと(n1−m1)ビットの
行リフレッシュカウンタによって、リフレッシュ時にブ
ロック内の全てのメモリセルのアドレスを自動的に順次
発生させることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。
【0039】(実施形態1)図1〜図8は本発明不揮発
性半導体記憶装置の実施形態1を示す。図1は不揮発性
半導体記憶装置の構成を示すブロック図、図2はビット
線と入出力回路の接続関係を示すブロック図、図3はビ
ット線と入出力回路の接続関係の他の例を示すブロック
図、図4は読み出しアクセス時の内部制御信号の変化を
示すタイムチャート、図5はリフレッシュ時の各信号の
変化を示すタイムチャート、図6はリフレッシュ制御回
路の構成を示すブロック図、図7はリフレッシュ制御回
路の他の構成を示すブロック図、図8はリフレッシュ制
御回路のさらに他の構成を示すブロック図である。
【0040】本実施形態1では、各メモリセルMCごと
にアクセス回数をカウントするカウンタを設けた不揮発
性半導体記憶装置について説明する。図1に示すよう
に、この不揮発性半導体記憶装置は、多数のメモリセル
MCを設けたメモリセルアレイ1を備えている。即ち、
メモリセルアレイ1には、ビット線BLおよび相補ビッ
ト線BLバーとワード線WLおよびドライブ線DLとが
縦横に多数本配置され、これらの各交差部にそれぞれメ
モリセルMCがマトリクス状に配置されている。
【0041】各メモリセルMCは、図17に示したもの
と同様に、強誘電体膜を介在させたキャパシタCSとN
チャンネルのMOSトランジスタQとからなり、キャパ
シタCSの一方の電極が隣接するドライブ線DLに接続
されると共に、他方の電極がMOSトランジスタQを介
して隣接するビット線BLに接続され、このMOSトラ
ンジスタQのゲートが隣接するワード線WLに接続され
ている。このメモリセルアレイ1のワード線WLの選択
は、行デコーダ2によって行われる。
【0042】また、各ビット線BLと相補ビット線BL
バーは、センスアンプ群3の各センスアンプに接続さ
れ、列デコーダ4によって選択されたビット線BLまた
はセンスアンプの出力が入出力回路5に接続されるよう
になっている。センスアンプ群3の各センスアンプは、
各ビット線BLと相補ビット線BLバーとの間の微小電
位差を検出し増幅する回路であり、入出力回路5は、こ
のセンスアンプが増幅したデータを読み出しデータDQ
として外部に出力すると共に、外部から入力された書き
込みデータDQをビット線BLと相補ビット線BLバー
に送るための回路である。
【0043】上記不揮発性半導体記憶装置の外部から送
られて来たアドレスAは、アドレスバッファ6を介して
行アドレスと列アドレスに分けられ、行アドレスは行選
択回路7を介して行デコーダ2に送られると共に、列ア
ドレスは列選択回路8を介して列デコーダ4に送られる
ようになっている。従って、これら行アドレスと列アド
レスによって上記メモリセルアレイ1中の1個のメモリ
セルMCが選択され、このメモリセルMCに対して読み
出しアクセスまたは書き込みアクセスが実行される。ま
た、この際には、外部から送られて来るローアドレスス
トローブ信号RASバー,カラムアドレスストローブ信
号CASバー,アウトプットイネーブル信号OEバーお
よびライトイネーブル信号WEバーに基づき、主制御回
路9が行デコーダ2,センスアンプ群3,列デコーダ4
および入出力回路5に内部制御信号φ1〜φ7を発して、
これらのアクセス動作を制御する。
【0044】上記主制御回路9が発する内部制御信号φ
1〜φ7によるアクセス動作の制御の詳細を図2に基づい
て説明する。ここで、各スイッチS1,S2,S4〜S7
は、いずれもMOSトランジスタによるスイッチ回路を
示し、それぞれゲートに入力される内部制御信号φがア
クティブになった場合にONとなるものである。内部制
御信号φ1は、スイッチS1のゲートに入力され、ワード
線WLの立ち上げのタイミングを制御する信号である。
内部制御信号φ2は、スイッチS2,S2のゲートに入力
され、ビット線BLと相補ビット線BLバーをセンスア
ンプ群3のセンスアンプSAに接続するタイミングを制
御する信号である。内部制御信号φ3は、このセンスア
ンプSAに入力され、センスアンプSAを駆動させるタ
イミングを制御する信号である。内部制御信号φ4は、
スイッチS4,S4のゲートに入力され、センスアンプS
Aの出力を入出力回路5のバッファアンプ5aに転送す
るタイミングを制御する信号である。内部制御信号φ5
は、スイッチS5,S5のゲートに入力され、バッファア
ンプ5aで反転出力されたデータをビット線BLと相補
ビット線BLバー側に転送するタイミングを制御する信
号である。内部制御信号φ6は、スイッチS6,S6のゲ
ートに入力され、バッファアンプ5aで反転出力された
データを非反転状態に入れ替えてビット線BLと相補ビ
ット線BLバー側に転送するタイミングを制御する信号
である。内部制御信号φ7は、スイッチS7,S7のゲー
トに入力され、外部から入出力回路5に入力されたデー
タをビット線BLと相補ビット線BLバー側に転送する
タイミングを制御する信号である。
【0045】なお、図2では、各ビット線BLと相補ビ
ット線BLバーがそれぞれ入出力回路5の各バッファア
ンプ5aに個々に接続されているように示したが、図3
に示すように、全てのビット線BLと相補ビット線BL
バーが列デコーダ4の選択によりONとなるスイッチY
Sを介して共通のデータ線DB,DBバーに接続され、
このデータ線DB,DBバーが入出力回路5の1個のバ
ッファアンプ5aに接続されるように構成することもで
きる。
【0046】上記内部制御信号φ1〜φ7に基づくメモリ
セルMCからのデータの読み出しアクセスの動作を図4
に基づいて説明する。まず内部制御信号φ1がアクティ
ブになると、行デコーダ2によって選択されたワード線
WLがHレベルに立ち上がるので、メモリセルMCに記
憶されたデータがビット線BLに読み出される。この
際、メモリセルMCに記憶されたデータに応じ、即ち強
誘電体膜の分極状態に応じて、ビット線BLが昇圧され
る電位にわずかな差が生じる。
【0047】次に、内部制御信号φ2が一旦アクティブ
になった後に非アクティブに戻ると、このビット線BL
の微小電位差がセンスアンプSAに送られる。そして、
内部制御信号φ3がアクティブになると、センスアンプ
SAが駆動しビット線BLの微小電位差を増幅して、メ
モリセルMCの記憶データに応じたHレベルまたはLレ
ベルのデータとする。また、この後に再び内部制御信号
φ2がアクティブになると、センスアンプSAで増幅さ
れたデータがビット線BLに送り返される。
【0048】すると、ワード線WLがHレベルのままな
ので、このビット線BLのデータがメモリセルMCに書
き込まれる。つまり、前述の例では、メモリセルMCか
ら“1”のデータを読み出す場合に、強誘電体膜の分極
状態が反転して記憶データが破壊されるので、このよう
な読み出しデータの再書き込みを行う必要がある。な
お、ここでは、ドライブ線DLの制御の説明を省略す
る。
【0049】上記のようにしてセンスアンプSAにより
データが増幅されると、内部制御信号φ4が一旦アクテ
ィブになった後に非アクティブに戻り、この間にデータ
が入出力回路5のバッファアンプ5aに転送される。す
ると、このバッファアンプ5aがデータを反転出力し、
図示しない読み出し回路に送って読み出しデータDQと
して外部に送り出すことができる。そして、最後に内部
制御信号φ1,φ3,φ2が順次非アクティブに戻ること
により読み出しアクセスの動作を終了する。
【0050】なお、上記内部制御信号φ2とスイッチS
2,S2を省略して、ビット線BLと相補ビット線BLバ
ーをセンスアンプSAに直接接続することも可能であ
り、以下の説明においても同様である。
【0051】書き込みアクセスの動作の場合には、上記
内部制御信号φ4に代えて内部制御信号φ7をアクティブ
にすることにより、外部から入出力回路5に入力された
データDQをビット線BLに転送し、メモリセルMCに
書き込むことになる。
【0052】上記不揮発性半導体記憶装置には、図1に
示したように、リフレッシュ制御回路10が設けられて
いる。リフレッシュ制御回路10は、主制御回路9から
送られて来るリフレッシュモード信号φtrがアクティブ
になると、リフレッシュ動作が必要であると判断した場
合に、主制御回路9に送るリフレッシュ起動信号φtaを
アクティブにすると共に、リフレッシュ用の行アドレス
と列アドレスをそれぞれ行選択回路7と列選択回路8を
介して行デコーダ2と列デコーダ4に送るようになって
いる。そして、主制御回路9は、リフレッシュ起動信号
φtaがアクティブになると、リフレッシュ動作用の内部
制御信号φ1〜φ7を発する。
【0053】従って、このリフレッシュ制御回路10
は、リフレッシュ用の行アドレスと列アドレスで選択し
たメモリセルアレイ1のメモリセルMCを個別にリフレ
ッシュすることができる。リフレッシュは、メモリセル
MCのキャパシタCSに対して、強誘電体の分極状態を
ヒステリシス特性上で少なくとも一巡させるような正負
の電界を印加する操作である。そして、これによりキャ
パシタCSに正負いずれかの電界のみが印加されること
により低下した強誘電体膜の自発分極を回復させること
ができる。
【0054】上記内部制御信号φ1〜φ7に基づくリフレ
ッシュ動作を図5に基づいて説明する。まず内部制御信
号φ1がアクティブになると、行デコーダ2によって選
択されたワード線WLがHレベルに立ち上がる。そし
て、内部制御信号φ2が一旦アクティブになった後に非
アクティブに戻ってから、内部制御信号φ3がアクティ
ブになり、再び内部制御信号φ2がアクティブとなっ
て、内部制御信号φ4が一旦アクティブになった後に非
アクティブに戻るまでの動作は、上記読み出しアクセス
の動作の場合と同じである。また、ドライブ線DLは、
内部制御信号φ2が最初にアクティブになった後にHレ
ベルに立ち上がり、この内部制御信号φ2が再びアクテ
ィブになった後にLレベルに戻る。
【0055】従って、メモリセルMCが“1”のデータ
を記憶していた場合には、最初Lレベルであったビット
線BLがワード線WLの立ち上がりに伴って少し高い電
位まで昇圧されると共に、内部制御信号φ2が再度アク
ティブになるのに伴ってセンスアンプSAで増幅された
Hレベルまで上昇する。そして、キャパシタCSの強誘
電体膜の分極状態も、図18に示す“1”のデータを示
すB点からドライブ線DLがHレベルに立ち上がるのに
伴ってC点に移行して反転され、ビット線BLのHレベ
ルへの上昇に伴ってD点に移行した後に、ドライブ線D
LがLレベルに立ち下がるのに伴ってA点に移行して再
び反転することにより再書き込みされる。
【0056】ところで、この記憶データが“1”の場合
には、その後に分極状態がB点に戻ることによりヒステ
リシス特性上を一巡したことになるので、この読み出し
アクセスの動作を実行するだけでリフレッシュ動作を完
了することもできる。即ち、本実施形態の場合には、前
述のように“1”のデータの読み出しアクセスを行え
ば、リフレッシュと同様の効果が得られる。
【0057】また、記憶データが“0”の場合には、最
初Lレベルであったビット線BLがワード線WLの立ち
上がりに伴って上記よりは低い電位まで昇圧されると共
に、内部制御信号φ2が再度アクティブになるのに伴っ
てセンスアンプSAで増幅されたLレベルに戻る。
【0058】そして、分極状態も、“0”のデータを示
すD点からドライブ線DLの立ち上がりに伴ってC点に
移行すると共に、これの立ち下がりに伴ってD点に戻
る。さらに、これらの場合にセンスアンプSAで増幅さ
れたHレベルとLレベルのデータは、内部制御信号φ4
がアクティブになった際に、入出力回路5のバッファア
ンプ5aに転送されて反転出力される。
【0059】上記の後に内部制御信号φ2が一旦非アク
ティブに戻り、内部制御信号φ5がアクティブになる
と、バッファアンプ5aから反転出力されたデータが戻
されるので、その後に内部制御信号φ2が再びアクティ
ブになった際に、ビット線BLの論理レベルが反転す
る。そして、この際にもドライブ線DLが一旦Hレベル
に立ち上がった後にLレベルに戻る。また、内部制御信
号φ5と内部制御信号φ2は、ビット線BLの反転後にそ
れぞれLレベルに戻る。
【0060】従って、記憶データが“1”の場合には、
ビット線BLがセンスアンプSAで増幅されたHレベル
からLレベルに反転する。そして、分極状態も、A点か
らビット線BLの反転に伴ってB点に移行し、ドライブ
線DLの立ち上がりに伴ってC点に移行して反転すると
共に、このドライブ線DLの立ち下がりに伴ってD点に
移行することにより反転データ(“0”)が書き込まれ
る。
【0061】また、記憶データが“0”の場合には、ビ
ット線BLがセンスアンプSAで増幅されたLレベルか
らHレベルに反転する。そして、分極状態も、D点から
ビット線BLの反転に伴ってA点に移行して反転し、ド
ライブ線DLの立ち上がりに伴ってB点に移行すると共
に、このドライブ線DLの立ち下がりに伴ってA点に移
行することにより反転データ(“1”)が書き込まれ
る。
【0062】さらに、内部制御信号φ6がアクティブに
なると、バッファアンプ5aから反転出力されたデータ
が非反転状態にして戻されるので、その後に内部制御信
号φ2が再びアクティブになった際に、ビット線BLの
論理レベルが再び反転して元に戻る。そして、この際に
もドライブ線DLが一旦Hレベルに立ち上がった後にL
レベルに戻る。
【0063】また、内部制御信号φ6は、ビット線BL
の反転の後にLレベルに戻る。従って、記憶データが
“1”の場合には、ビット線BLが反転してHレベルに
戻る。そして、分極状態も、D点からビット線BLの反
転に伴ってA点に移行して反転し、ドライブ線DLの立
ち上がりに伴ってB点に移行すると共に、このドライブ
線DLの立ち下がりに伴ってA点に移行することにより
元の非反転データ(“1”)が書き込まれる。
【0064】また、記憶データが“0”の場合には、ビ
ット線BLが反転してLレベルに戻る。そして、分極状
態も、A点からビット線BLの反転に伴ってB点に移行
し、ドライブ線DLの立ち上がりに伴ってC点に移行し
て反転すると共に、このドライブ線DLの立ち下がりに
伴ってD点に移行することにより元の非反転データ
(“0”)が書き込まれる。
【0065】リフレッシュ動作は、この後に内部制御信
号φ1,φ3,φ2が順次非アクティブに戻ることにより
終了し、記憶データが“1”の場合には、ビット線BL
がLレベルに戻ることにより分極状態がB点に戻る。こ
のリフレッシュ動作により、記憶データが“1”の場合
には強誘電体膜の分極状態がヒステリシス特性上を二巡
することになり、記憶データが“0”の場合には一巡す
ることになる。また、記憶データがいずれの場合にも元
のデータは保存され、リフレッシュ動作時に別の場所に
待避させておく必要はない。
【0066】なお、図2に示した回路では、各ビット線
BLがそれぞれバッファアンプ5aに接続されているの
で、複数のビット線BLに接続されるメモリセルMCに
対して同時にリフレッシュ動作を行うことも可能である
が、図3に示した回路では、列デコーダ4により各スイ
ッチYSを順次ONにしながら、各ビット線BLに接続
されるメモリセルMCを個別にリフレッシュすることに
なる。
【0067】上記リフレッシュ制御回路10には、図1
に示したように、アドレスバッファ6を介して行アドレ
スと列アドレスが入力されると共に、入出力回路5から
入出力されるデータDQが入力され、主制御回路9から
は、読み出しアクセスを行うことを通知する読み出しパ
ルスφrと書き込みアクセスを行うことを通知する書き
込みパルスφwが入力されるようになっている。
【0068】このリフレッシュ制御回路10には、図6
に示すように、メモリセルアレイ1の各メモリセルMC
に対応する第1カウンタ10a…と第2カウンタ10b
…がそれぞれ設けられている。
【0069】これらの第1カウンタ10a…と第2カウ
ンタ10b…は、カウント値を揮発性のフリップフロッ
プ回路にラッチする通常のカウンタでもよいし、メモリ
セルアレイ1内にメモリセルMCと同様にカウント値を
不揮発性記憶させたものでもよい。
【0070】また、行アドレスと列アドレスは、アドレ
スAINとしてアドレスデコーダ10cに入力される。さ
らに、このアドレスデコーダ10cには、読み出しパル
スφrと書き込みパルスφwも入力される。アドレスデコ
ーダ10cは、読み出しパルスφrまたは書き込みパル
スφwがアクティブとなった場合に、アドレスAINをデ
コードしていずれか1本のデコード出力をHレベルにす
る回路である。
【0071】このアドレスデコーダ10cの各デコード
出力は、それぞれAND回路10dを介して対応する第
1カウンタ10aのクロック入力CKに入力されると共
に、それぞれAND回路10eを介して対応する第2カ
ウンタ10bのクロック入力CKに入力される。また、
各AND回路10dの他方の入力には、データDQが送
り込まれ、各AND回路10eの他方の入力には、この
データDQをインバータ回路10fで反転した信号が送
り込まれる。
【0072】従って、読み出しアクセスか書き込みアク
セスがあった場合には、アドレスデコーダ10cのいず
れか1本のデコード出力がHレベルになり、データDQ
がHレベルの場合には、AND回路10dを介して対応
する第1カウンタ10aのクロック入力CKにパルスが
送られる。また、データDQがLレベルの場合には、A
ND回路10eを介して対応する第2カウンタ10bの
クロック入力CKにパルスが送られる。
【0073】上記第1カウンタ10a…と第2カウンタ
10b…は、それぞれクロック入力CKに入力されたパ
ルスによってカウントが行われ、このカウント値が所定
値に達するとキャリーフラグC/FをHレベルにセット
するようになっている。また、これら各第1カウンタ1
0aと第2カウンタ10bのキャリーフラグC/Fの値
は、一括してアドレス発生回路10gに送られると共
に、多入力OR回路10hで論理和をとってタイミング
発生回路10iに送られるようになっている。
【0074】アドレス発生回路10gは、キャリーフラ
グC/FがHレベルとなった第1カウンタ10aまたは
第2カウンタ10bが対応するメモリセルMCのアドレ
スAOUTを出力するエンコーダである。そして、このア
ドレスAOUTは、リフレッシュ用の行アドレスと列アド
レスに分けられて、図1に示した行選択回路7と列選択
回路8に送られる。タイミング発生回路10iは、いず
れかのキャリーフラグC/FがHレベルとなると、主制
御回路9に送る上記リフレッシュ起動信号φtaをアクテ
ィブにする回路である。そして、これらアドレス発生回
路10gとタイミング発生回路10iは、主制御回路9
から送られて来るリフレッシュモード信号φtrがアクテ
ィブになった場合にのみ、アドレスAOUTを出力すると
共にリフレッシュ起動信号φtaをアクティブにする。
【0075】リフレッシュ制御回路10は、上記構成に
より、不揮発性半導体記憶装置への読み出しアクセスか
または書き込みアクセスがあると、このアクセスにより
読み出されたデータDQまたは書き込まれたデータDQ
がHレベルの場合に、アクセス対象のメモリセルMCに
対応する第1カウンタ10aにカウントを行わせ、デー
タDQがLレベルの場合には、そのメモリセルMCに対
応する第2カウンタ10bにカウントを行わせる。
【0076】そして、外部からの制御によりまたは主制
御回路9の自動的な動作によりリフレッシュモード信号
φtrがアクティブになると、第1カウンタ10aまたは
第2カウンタ10bのいずれかのキャリーフラグC/F
がセットされている場合に、リフレッシュ起動信号φta
をアクティブにすると共に、キャリーフラグC/Fがセ
ットされた第1カウンタ10aまたは第2カウンタ10
bに対応するメモリセルMCのアドレスAOUTを出力す
る。
【0077】すると、主制御回路9は、リフレッシュ起
動信号φtaがアクティブになったことにより、リフレッ
シュ動作用の内部制御信号φ1〜φ7を発し、アドレスA
OUTによって選択されたメモリセルMCに対し上記リフ
レッシュ動作を実行する。従って、特定のメモリセルM
Cに対して“1”または“0”のいずれか一方のデータ
の読み出しアクセスまたは書き込みアクセスが繰り返さ
れたような場合に、このメモリセルMCのみをリフレッ
シュすることができるので、同時に不要なメモリセルM
Cをリフレッシュする無駄がなくなり、リフレッシュ時
間も短縮することができる。
【0078】また、この際、メモリセルMCの記憶デー
タが“1”の場合にデータDQがHレベルになるとする
と、第1カウンタ10aのキャリーフラグC/Fがセッ
トされるのは、対応するメモリセルMCに対して最後に
“1”のデータの読み出しアクセスまたは書き込みアク
セスが行われた場合となり、このときのメモリセルMC
の記憶データは“1”となる。
【0079】従って、この場合には、上記のように読み
出しアクセスの動作を実行するだけでリフレッシュと同
様の効果が得られるので、第1カウンタ10aと第2カ
ウンタ10bに応じてリフレッシュ動作の制御内容を区
別すれば、さらにリフレッシュ時間を短縮することがで
きる。
【0080】なお、上記第1カウンタ10aと第2カウ
ンタ10bは、対応するメモリセルMCのリフレッシュ
動作が実行された場合にキャリーフラグC/Fがリセッ
トされるものとする。
【0081】また、図6の回路では、リフレッシュモー
ド信号φtrがアクティブになったときに、複数の第1カ
ウンタ10aまたは第2カウンタ10bのキャリーフラ
グC/Fがセットされている場合を考慮していないが、
この場合には、各第1カウンタ10aまたは第2カウン
タ10bに対応するメモリセルMCのアドレスAOUTを
順に出力することにより、順次リフレッシュを実行する
ように調整を行う。
【0082】ところで、上記のようにメモリセルMCか
らの“1”のデータの読み出しアクセスが行われるとリ
フレッシュと同様の効果が得られるので、上記リフレッ
シュ制御回路10は、図7に示すように、“1”のデー
タの読み出しアクセスが行われた場合には、そのメモリ
セルMCに対応する第1カウンタ10aと第2カウンタ
10bのカウント値をクリアして初期値に戻すようにし
てもよい。即ち、ここでは、読み出しパルスφrがアク
ティブでありデータDQがHレベル(“1”のデータ)
であることをAND回路10jで検出し、この場合にA
ND回路10kとAND回路10mを介して対応する第
1カウンタ10aと第2カウンタ10bのクリア入力C
Lにパルスを送ることにより、これらのカウント値を初
期値に戻すようにする。
【0083】従って、“1”のデータの読み出しアクセ
スが行われた場合には、そのメモリセルMCへのリフレ
ッシュを省略することができるので、無駄なリフレッシ
ュ動作をさらに減少させることができる。なお、“1”
のデータの読み出しアクセスが行われた場合に、第1カ
ウンタ10aと第2カウンタ10bのカウント値をクリ
アするのではなく、単にそのアクセスによる第1カウン
タ10aのカウントを行わせないようにするだけの構成
としてもよい。
【0084】また、特定のメモリセルMCに対して
“1”のデータのアクセスと“0”のデータのアクセス
が交互に行われた場合にも、強誘電体膜に正負の電界が
印加されるのでリフレッシュと同様の効果が得られる。
従って、上記リフレッシュ制御回路10は、図8に示す
ように、特定のメモリセルMCに対して“1”または
“0”のいずれか一方のデータのアクセスが連続した場
合にのみ第1カウンタ10aまたは第2カウンタ10b
がカウントを行うようにしてもよい。
【0085】即ち、ここでは、いずれかの第1カウンタ
10aまたは第2カウンタ10bのクロック入力CKに
パルスが送り込まれてカウントが行われる際に、同じメ
モリセルMCに対応する他方の第2カウンタ10bまた
は第1カウンタ10aのクリア入力CLにもパルスを送
ることにより、このカウント値を初期値に戻すようにす
る。従って、“1”と“0”のデータのアクセスが交互
に行われた場合には、双方の第1カウンタ10aと第2
カウンタ10bがクリアされるので、そのメモリセルM
Cへのリフレッシュを省略し無駄なリフレッシュ動作を
さらに減少させることができる。
【0086】以上説明したように、本実施形態1の不揮
発性半導体記憶装置は、各メモリセルMCごとに“1”
と“0”のデータのアクセス回数をカウントすることに
より、各メモリセルMC単位で無駄なく必要最小限の処
理によりリフレッシュを実行することができるので、ア
クセス効率の低下を確実に減少させることができる。
【0087】(実施形態2)図9〜図16は本発明不揮
発性半導体記憶装置の実施形態2を示す。図9は不揮発
性半導体記憶装置の構成を示すブロック図、図10はプ
リデコーダとサブデコーダの接続関係を示すブロック
図、図11はリフレッシュ制御回路の構成を示すブロッ
ク図、図12はリフレッシュ制御回路の他の構成を示す
ブロック図、図13はリフレッシュ用のクロック信号を
示すタイムチャート、図14はリフレッシュ用の行アド
レスと列アドレスを示すタイムチャート、図15は行選
択回路の構成を示すブロック図、図16は列選択回路の
構成を示すブロック図である。なお、図1〜図8に示し
た実施形態1と同様の機能を有する構成部材には同じ符
号を付記して説明を省略する。
【0088】本実施形態2−では、メモリセルアレイ1
を行方向と列方向に分割した各ブロックごとにアクセス
回数をカウントするカウンタを設けた不揮発性半導体記
憶装置について説明する。図9に示すこの不揮発性半導
体記憶装置のメモリセルアレイ1とセンスアンプ群3と
入出力回路5とアドレスバッファ6と主制御回路9の構
成は、第1実施形態と同じでよい。
【0089】ここで、メモリセルアレイ1には、メモリ
セルMCが2n1行×2n2列のマトリクス状に2(n1+n2)
個設けられているものとする。また、アドレスバッファ
6は、外部から送られて来たアドレスAをn1ビットの
行アドレスとn2ビットの列アドレスに分割するものと
する。
【0090】上記n1ビットの行アドレスのうちのm1
ットは、行プリデコーダ11に送られ、残りの(n1
1)ビットは、2m1個の行サブデコーダ12…にそれ
ぞれ送られる。また、上記n2ビットの列アドレスのう
ちのm2ビットは、列プリデコーダ13に送られ、残り
の(n2−m2)ビットは、2m2個の列サブデコーダ14
…にそれぞれ送られる。これらのデコーダ11〜14
は、いずれも入力アドレスをデコードする回路である。
【0091】図10に示すように、行プリデコーダ11
と列プリデコーダ13は、OR回路15を介して入力さ
れる読み出しパルスφrまたは書き込みパルスφwがアク
ティブとなった場合にのみデコードを行う。また、各行
サブデコーダ12は、行プリデコーダ11の各デコード
出力ごとに設けられ、対応するデコード出力がアクティ
ブな場合にのみデコードを行う。さらに、各列サブデコ
ーダ14は、列プリデコーダ13の各デコード出力ごと
に設けられ、対応するデコード出力がアクティブな場合
にのみデコードを行う。
【0092】リフレッシュ制御回路10には、上記行プ
リデコーダ11と列プリデコーダ13でプリデコードさ
れたデコード出力が入力される。そして、図11に示す
ように、これら行プリデコーダ11のデコード出力と列
プリデコーダ13のデコード出力との1本ずつの各組み
合わせがAND回路10nを介してカウンタ10oのク
ロック入力CKにそれぞれ入力される。
【0093】従って、このカウンタ10oは、実施形態
1のように各メモリセルMCに対応した2(n1+n2)個で
はなく、これより十分に少ない2(m1+m2)個が設けら
れ、メモリセルアレイ1を行方向に2m1分割すると共に
列方向に2m2分割した各ブロックに対応して設けられる
ことになる。
【0094】また、これら全てのカウンタ10oのキャ
リーフラグC/Fの値は、多入力OR回路10hで論理
和がとられ、いずれかのキャリーフラグC/Fがセット
されている場合に、この多入力OR回路10hの出力が
Hレベルとなる。
【0095】なお、ここでは、アクセスされたデータD
Qを区別せずにカウンタ10oでカウントするようにし
ているが、図12に示すように、実施形態1と同様に、
データDQの論理レベルに応じてそれぞれカウントを行
う第1カウンタ10aと第2カウンタ10bを設けるよ
うにして、不要なリフレッシュをできるだけ少なくする
ようにもよい。
【0096】ただし、“1”のデータの読み出しアクセ
スが行われたり、“1”と“0”のデータのアクセスが
交互に行われたとしても、これによってリフレッシュが
不要となるのはブロック内の1個のメモリセルMCにす
ぎず、他のメモリセルMCは通常はリフレッシュが必要
となるので、第1実施形態の場合のように、これらのア
クセス時にカウントをクリアしたり中止するのは適当で
はない。
【0097】図11に示したように、上記多入力OR回
路10hの出力は、行リフレッシュカウンタ10pと列
リフレッシュカウンタ10qのクリア入力CLバーにそ
れぞれ入力されるようになっている。行リフレッシュカ
ウンタ10pは、多入力OR回路10hの出力がHレベ
ルになるとクロック信号φcbのカウントを開始して(n
1−m1)ビットの行アドレスを出力するカウンタであ
り、この行アドレスを行リフレッシュデコーダ10rで
デコードすることにより2(n1-m1)本のデコード出力を
出力する。
【0098】列リフレッシュカウンタ10qは、多入力
OR回路10hの出力がHレベルになるとクロック信号
φcaのカウントを開始して(n2−m2)ビットの列アド
レスを出力するカウンタであり、この列アドレスを列リ
フレッシュデコーダ10sでデコードすることにより2
(n2-m2)本のデコード出力を出力する。
【0099】ここで、クロック信号φcbは、図13に示
すように、クロック信号φcaのパルス列を2(n2-m2)
周したパルス列である。従って、多入力OR回路10h
の出力がHレベルになると、図14に示すように、クロ
ック信号φcaの各パルスごとに列アドレスが変化して2
(n2-m2)回で一巡し、行アドレスは、クロック信号φca
の2(n2-m2)個のパルスごとに変化して、2(n1-m1)回の
変化で一巡する。
【0100】行リフレッシュデコーダ10rからの行ア
ドレスのデコード出力は、図9に示すようにリフレッシ
ュ制御回路10から出力されて、上記行サブデコーダ1
2のデコード出力と共に、対応する行選択回路7を介し
行駆動回路16に送られる。
【0101】また、列リフレッシュデコーダ10sから
の列アドレスのデコード出力も、リフレッシュ制御回路
10から出力されて、上記列サブデコーダ14のデコー
ド出力と共に、対応する列選択回路8を介し列選択スイ
ッチ群17に送られる。行駆動回路16は、実施形態1
に示した行デコーダ2のデコード部以外の駆動回路から
なり、列選択スイッチ群17は、実施形態1に示した列
デコーダ4のデコード部以外のスイッチ回路からなる。
行選択回路7と列選択回路8は、実施形態1の場合と同
様に2方向の入力を1方向に変換する回路であるが、こ
こでは各行サブデコーダ12と列サブデコーダ14に対
応してそれぞれ設けられ、アドレスのデコード出力を扱
うことになる。
【0102】即ち、行選択回路7は、図15に示すよう
に、リフレッシュ制御回路10の行アドレスの各デコー
ド出力と行サブデコーダ12の各デコード出力を2
(n1-m1)個のOR回路7a…の双方の入力にそれぞれ入
力し、これらのOR回路7a…の出力を行駆動回路16
に送るようになっている。また、列選択回路8は、図1
6に示すように、リフレッシュ制御回路10の各デコー
ド出力と列サブデコーダ14の各デコード出力を2
(n2-m2)個のOR回路8a…にそれぞれ入力し、これら
のOR回路8a…の出力を列選択スイッチ群17に送る
ようになっている。リフレッシュ制御回路10がデコー
ド出力を送る行選択回路7と列選択回路8は、図示しな
い回路により、キャリーフラグC/Fがセットされたカ
ウンタ10oに対応する行プリデコーダ11と列プリデ
コーダ13のデコード出力の組み合わせに基づいて選択
される。
【0103】上記構成により、リフレッシュ制御回路1
0内のいずれかのカウンタ10oのキャリーフラグC/
Fがセットされ多入力OR回路10hの出力がHレベル
になると、このカウンタ10oが対応するブロックを選
択する行選択回路7と列選択回路8を介して、行リフレ
ッシュデコーダ10rと列リフレッシュデコーダ10s
から行アドレスと列アドレスのデコード出力がメモリセ
ルアレイ1に送られる。すると、キャリーフラグC/F
がセットされたカウンタ10oに対応するブロック内の
(n1-m1+n2-m2)個のメモリセルMCが順次リフレッシ
ュされる。
【0104】従って、実施形態1のように各メモリセル
MCごとにリフレッシュを行う場合に比べれば、ブロッ
ク内で不要なメモリセルMCをリフレッシュする無駄が
多少は生じるものの、ワード線WLやドライブ線DL単
位でメモリセルMCをリフレッシュする場合に比べれ
ば、ブロックをさらに行方向と列方向に細分化できるの
で、不揮発性半導体記憶装置が大容量となっても、この
ブロック内で不要なメモリセルMCをリフレッシュする
無駄を減らすことができ、リフレッシュ時間も短縮でき
るので、アクセス効率の低下を減少させることができ
る。
【0105】なお、図2に示した実施形態1のように、
メモリセルアレイ1の各ビット線BLがそれぞれ別個の
バッファアンプ5aに接続されている場合には、ブロッ
ク内の全スイッチYSをONにすることにより、全列の
(n2-m2)個のメモリセルMCを一度にリフレッシュす
ることができ、2(n1-m1)回のリフレッシュ動作でブロ
ック内の全メモリセルMCをリフレッシュすることがで
きる。
【0106】
【発明の効果】以上のように本発明の不揮発性半導体記
憶装置によれば、各メモリセルごとにアクセス回数をカ
ウントして無駄なくリフレッシュを実行するので、アク
セス効率の低下を少なくすることができる。また、アク
セスの種類に応じて真に必要な場合にのみ必要最小限の
処理によりリフレッシュを実行するので、アクセス効率
の低下をさらに少なくすることができる。
【0107】また、行アドレスのm1ビットと列アドレ
スのm2ビットによって選択されるブロック単位でリフ
レッシュを実行するので、ブロックを行列方向に任意の
大きさまで細分化でき、このブロック内で不要なメモリ
セルをリフレッシュする無駄を減少させると共に、リフ
レッシュ時間も十分に短縮してアクセス効率の低下を確
実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すものであって、不
揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施形態を示すものであって、プ
リデコーダとサブデコーダの接続関係を示すブロック
図。
【図3】本発明の第1実施形態を示すものであって、リ
フレッシュ制御回路の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第1実施形態を示すものであって、リ
フレッシュ制御回路の他の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第1実施形態を示すものであって、リ
フレッシュ用のクロック信号を示すタイムチャート。
【図6】本発明の実施形態1を示すものであって、リフ
レッシュ用の行アドレスと列アドレスを示すタイムチャ
ート。
【図7】本発明の実施形態1を示すものであって、行選
択回路の構成を示すブロック図。
【図8】本発明の実施形態1を示すものであって、列選
択回路の構成を示すブロック図。
【図9】本発明の実施形態2を示すものであって、不揮
発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図。
【図10】本発明の実施形態2を示すものであって、ビ
ット線と入出力回路の接続関係を示すブロック図。
【図11】本発明の実施形態2を示すものであって、ビ
ット線と入出力回路の接続関係の他の例を示すブロック
図。
【図12】本発明の実施形態2を示すものであって、読
み出しアクセス時の内部制御信号の変化を示すタイムチ
ャート。
【図13】本発明の実施形態2を示すものであって、リ
フレッシュ時の各信号の変化を示すタイムチャート。
【図14】本発明の実施形態2を示すものであって、リ
フレッシュ制御回路の構成を示すブロック図。
【図15】本発明の実施形態2を示すものであって、リ
フレッシュ制御回路の他の構成を示すブロック図。
【図16】本発明の実施形態2を示すものであって、リ
フレッシュ制御回路のさらに他の構成を示すブロック
図。
【図17】FRAMのメモリセルの構成を示す回路図。
【図18】メモリセルのキャパシタに介在される強誘電
体膜のヒステリシス特性を示す図。
【図19】メモリセルのキャパシタに介在される強誘電
体膜の自発分極の低下によるヒステリシス特性の変化を
示す図。
【符号の説明】
10 リフレッシュ制御回路 10a 第1カウンタ 10b 第2カウンタ 10g アドレス発生回路 10i タイミング発生回路 10o カウンタ 10p 行リフレッシュカウンタ 10q 列リフレッシュカウンタ 10r 行リフレッシュデコーダ 10s 列リフレッシュデコーダ 11 行プリデコーダ 12 行サブデコーダ 13 列プリデコーダ 14 列サブデコーダ CS キャパシタ MC メモリセル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体を介在させたキャパシタを記憶
    素子とするメモリセルを多数設けた不揮発性半導体記憶
    装置において、 各メモリセルに対応して、該メモリセルへの第1の論理
    データの書き込みアクセスおよび読み出しアクセスの回
    数をカウントする第1カウンタと、 該メモリセルへの第2の論理データの書き込みアクセス
    および読み出しアクセスの回数をカウントする第2カウ
    ンタと、 該第1カウンタまたは該第2カウンタのいずれかのカウ
    ント値が所定値を超えた場合に、カウント値が所定値を
    超えた該カウンタが対応する該メモリセルの該キャパシ
    タに対して該強誘電体の分極状態をヒステリシス特性上
    で少なくとも一巡させる電界を印加するリフレッシュを
    実行するリフレッシュ制御手段とを備えた不揮発性半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリセルから前記第1の論理デー
    タを読み出すと前記強誘電体の分極状態が反転する場合
    に、 前記第1カウンタが、該第1の論理データの読み出しア
    クセスがあったときにはカウントを行わないものである
    請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルから前記第1の論理デー
    タを読み出すと前記強誘電体の分極状態が反転する場合
    に、 前記第1カウンタが、該第1の論理データの読み出しア
    クセスがあったときにカウント値をリセットするもので
    ある請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記リフレッシュ制御手段が、前記第1
    カウンタのカウント値が所定値を超えた場合に、該第1
    カウンタが対応する前記メモリセルから前記第1の論理
    データを読み出した後に、該第1の論理データを再書き
    込みする処理を1回以上行うことによりリフレッシュを
    実行し、 前記第2カウンタのカウント値が所定値を超えた場合
    に、該第2カウンタが対応する前記メモリセルから論理
    データを読み出し、該論理データの反転データを書き込
    んだ後に、非反転データを書き込む処理を1回以上行う
    ことによりリフレッシュを実行するものである請求項2
    または3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 強誘電体を介在させたキャパシタを記憶
    素子とするメモリセルを2n1行×2n2列のマトリクス状
    に2(n1+n2)個設け、n1ビットの行アドレスとn2ビッ
    トの列アドレスによってメモリセルを選択しアクセスを
    行う不揮発性半導体記憶装置において、 n1ビットの行アドレスのうちm1ビットをプリデコード
    する行プリデコーダと、 該行プリデコーダの出力によって選択され、残り(n1
    −m1)ビットをサブデコードしてメモリセルの行選択
    を行う2m1個の行サブデコーダと、 n2ビットの列アドレスのうちm2ビットをプリデコード
    する列プリデコーダと、 該列プリデコーダの出力によって選択され、残り(n2
    −m2)ビットをサブデコードしてメモリセルの列選択
    を行う2m2個の列サブデコーダと、 該行プリデコーダと該列プリデコーダの出力の組み合わ
    せによって選択される各ブロックに対応して、該ブロッ
    ク内のメモリセルへのアクセス回数をカウントする複数
    のカウンタと、 いずれかのカウンタのカウント値が所定値を超えた場合
    に、該カウント値が所定値を超えた該カウンタが対応す
    るブロック内の全てのメモリセルのキャパシタに対して
    強誘電体の分極状態をヒステリシス特性上で少なくとも
    一巡させる電界を印加するリフレッシュを実行するリフ
    レッシュ制御手段とを備えた不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記各カウンタが、前記ブロック内のメ
    モリセルへの第1の論理データの書き込みアクセスおよ
    び読み出しアクセスの回数をカウントする第1カウンタ
    と、該ブロック内のメモリセルへの第2の論理データの
    書き込みアクセスおよび読み出しアクセスの回数をカウ
    ントする第2カウンタからなり、 前記リフレッシュ制御手段が、該第1カウンタまたは該
    第2カウンタのいずれかのカウント値が所定値を超えた
    場合に、カウント値が所定値を超えた該カウンタが対応
    するブロック内の全てのメモリセルのリフレッシュを実
    行するものである請求項5記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 前記リフレッシュ制御手段が、所定の周
    期を有するパルス列を列リフレッシュカウンタによって
    カウントすることにより得た(n2−m2)ビットの列ア
    ドレスをサブデコードして前記ブロックの列選択を行う
    と共に、該パルス列を2(n2-m2)分周したパルス列を行
    リフレッシュカウンタによってカウントすることにより
    得た(n1−m1)ビットの行アドレスをサブデコードし
    て該ブロックの行選択を行うことにより、該ブロック内
    の全てのメモリセルを順次選択しリフレッシュを実行す
    るものである請求項5または6記載の不揮発性半導体記
    憶装置。
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