JPH09263624A - 発色剤含有マイクロカプセル及びそれを用いた記録材料 - Google Patents

発色剤含有マイクロカプセル及びそれを用いた記録材料

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JPH09263624A
JPH09263624A JP8097662A JP9766296A JPH09263624A JP H09263624 A JPH09263624 A JP H09263624A JP 8097662 A JP8097662 A JP 8097662A JP 9766296 A JP9766296 A JP 9766296A JP H09263624 A JPH09263624 A JP H09263624A
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JP8097662A
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Tsunashige Itou
伊藤  維成
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子受容性顕色剤との接触により発色する電
子供与性発色剤を溶解するための溶媒として、悪臭がな
く、生分解性を有する植物油を使用し、しかも記録材料
に用いた時発色時の汚れの発生が無くかつ高温高湿下で
もかぶりが発生しない電子供与性発色剤を含有するマイ
クロカプセル及びそれを用いた記録材料を提供する。 【解決手段】 溶媒中に溶解された電子供与性発色剤を
内包するマイクロカプセルであって、溶媒が10〜60
重量%のオレイン酸含有量の脂肪酸組成を有する植物油
からなり、且つマイクロカプセルのカプセル壁が、リジ
ンジイソシアネート又はリジントリイソシアネートを含
む多価イソシアネートと分子中に2個以上の活性水素を
有する化合物との重合により得られるポリウレア又はポ
リウレタンポリウレアからなることを特徴とする発色剤
含有マイクロカプセル、及びそれを用いた記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、悪臭がなく、生分
解性を有し、高い発色濃度で発色し得る記録材料に好適
に使用することができるマイクロカプセルおよびそれを
用いた記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】溶媒に溶解された電子供与性発色剤(以
下、「発色剤」と言うことがある)を含有するマイクロ
カプセルと電子受容性顕色剤(以下、「顕色剤」と言う
ことがある)とを含み、発色剤と顕色剤との反応により
発色像が形成することを利用した記録材料は古くから知
られており、広く利用されている。
【0003】このような記録材料は、感圧記録材料と感
熱記録材料とに大別される。感圧記録材料は、これに圧
力を加えて発色剤を含有するマイクロカプセルを破壊し
て、発色剤と顕色剤とを反応させることにより発色像を
形成させることを利用したもので、発色剤を含有するマ
イクロカプセルからなる発色剤層(以下、「発色剤層」
と言うことがある)と、顕色剤を含む顕色剤層(以下、
「顕色剤層」と言うことがある)とを別々の支持体の表
面又は同一支持体の別の表面に形成し、発色剤層と顕色
剤層とを接触させて使用するノーカーボン紙型記録材料
と、支持体の同一表面上に発色剤を含有するマイクロカ
プセルと顕色剤とを含む自己発色層を設けた、所謂、自
己発色型感圧記録材料(又は、プレスタイプ紙、セルフ
コンテインド紙)と呼ばれるものとがある。
【0004】ノーカーボン紙型記録材料は、発色剤層を
支持体(一般に紙である)の片面に形成して上用紙と
し、支持体の片面に発色剤層を形成しその反対側の面に
顕色剤層を形成して中用紙とし、顕色剤層を支持体の片
面に形成して下用紙とし、発色剤層と顕色剤層とを接触
させて使用される。
【0005】また、自己発色型感圧記録材料は、自己発
色層が設けられた面に圧力を加えると、マイクロカプセ
ルが破壊されて発色剤と顕色剤とが反応して自己発色層
に発色像が形成されるので、自己発色型感圧記録材料の
自己発色層の上に普通紙を載せて普通紙の上から筆記
具、タイプ等で文字等の画像を記録し、感圧記録材料の
自己発色層に発色像を形成する場合、自己発色型感圧記
録材料の自己発色層にインキリボンを使用しないで直接
タイプ、プリンタ等により印字して発色像を形成する場
合、OCR用の印字をする場合等に用いられている。更
に、複数枚のコピーを作る場合、支持体の一方の面に自
己発色層を設け、その反対側の面に発色剤層を形成した
自己発色型感圧記録材料を、支持体の片面に発色剤層を
設けその反対側の面に顕色剤層を設けた中用紙又は支持
体の片面に顕色剤層を設けた下用紙と組み合わせて使用
されることもある。自己発色型感圧記録材料の自己発色
層としては、発色剤を含有するマイクロカプセルを含む
発色剤層と顕色剤を含む顕色剤層とが重層されている二
層タイプと、同一層内に発色剤を含有するマイクロカプ
セルと顕色剤とを含む一層タイプとがある。
【0006】一方、このようなマイクロカプセルを含む
感熱記録材料としては、例えば、特開昭63−2656
82号及び特開平1−105782号公報に記載されて
いるような、発色剤を含有するマイクロカプセルと顕色
剤とを含む感熱層を支持体上に形成した感熱記録材料が
ある。このマイクロカプセルを含む感熱記録材料は、O
HP用に設計できるとか多色の感熱記録材料に設計でき
る等の利点を有するものである。
【0007】上記のような記録材料に含まれるマイクロ
カプセルには、発色剤が溶媒に溶解されて含有されてい
る。この溶媒としては、使用される発色剤を溶解し得る
物質が使用され、一般に灯油、パラフィン、ナフテン
油、アルキル化ビフェニル、アルキル化ターフェニル、
塩素化パラフィン、アルキル化ナフタレン、ジアリール
アルカン、フタル酸エステル等が用いられている。しか
しながらこのような溶媒は一般に悪臭乃至不快臭を有す
るものが多く、環境汚染あるいは製造時、使用時に人体
への悪影響が懸念されるような、エコロジー的に好まし
くないものも含まれている。
【0008】特開昭50−90409号公報には、発色
剤溶液を含有するマイクロカプセル層を支持体上に設け
ることにより感圧記録紙を製造する際に、発色剤を10
5〜260℃に加熱された動物又は植物油に溶解するこ
とを特徴とする感圧記録紙の製造方法が開示されてい
る。
【0009】上記の方法において使用される動物油及び
植物油は天然物であり食用にも使用できるもので、悪臭
乃至不快臭がなく、エコロジー的に安全な物質であり、
しかも比較的安価であるので、上記マイクロカプセル中
の発色剤溶液の溶媒として好ましい溶媒である。しかし
ながら、動物油及び植物油は一般に使用される発色剤に
対する溶解力が小さく、発色剤溶液中の発色剤の濃度を
高くすることが困難であり、記録材料の発色濃度が低い
という問題がある。上記の方法に於ては、105〜26
0℃のような高温で発色剤を動物油又は植物油に溶解し
ているが、動物油又は植物油は高温に加熱されると酸化
されて変質し易く、不快臭乃至悪臭を発するようになる
恐れもあるとの問題点もある。更に、発色剤によっては
発色性が阻害される(減感される)場合もある。
【0010】上記植物油を用いて発色性の向上した記録
材料として、上記植物油等のグリセライドと植物油に溶
解する特定のフルオラン化合物あるいは特定のインドリ
ルフタリドもしくはインドリルアザフタリドを内包した
マイクロカプセルからなる記録材料が知られている(特
開平6−340169号公報及び特開平7−81217
号公報)。
【0011】しかしながら、本発明者の検討によれば、
上記のように植物油に溶解した電子供与性発色剤を含有
するマイクロカプセルを用いた記録材料は、加圧発色時
に印字部分の周囲に汚れが発生する場合があることが明
らかとなった。さらに検討を重ねた結果、従来から耐熱
カブリ性に優れていることから使用されているポリウレ
タンポリウレアカプセル壁を形成する場合、このポリウ
レタンポリウレアを形成するための材料である多価イソ
シアネート(例えば、上記特開平1−105782号公
報に記載の水添XDIのトリメチロールプロパン付加体
等)が、植物油にはほとんど溶解しないため、カプセル
壁の形成に与からない多価イソシアネートの反応物(残
渣)が発生することが明らかとなった。また、その残渣
の中にカプセル化されなかった発色剤も含まれるため、
上記印字部分周囲の汚れを発生させることも明らかとな
った。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電子
受容性顕色剤との接触により発色する電子供与性発色剤
を溶解するための溶媒として、悪臭がなく、生分解性を
有する植物油を使用し、しかも記録材料に用いた時発色
時の汚れの発生が無くかつ高温高湿下でもカブリが発生
しない電子供与性発色剤を含有するマイクロカプセル及
びそれを用いた記録材料を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶媒中に溶解
された電子供与性発色剤を内包するマイクロカプセルで
あって、溶媒が、10〜60重量%のオレイン酸含有量
の脂肪酸組成を有する植物油からなり、且つマイクロカ
プセルのカプセル壁が、下記の一般式(I):
【0014】
【化5】
【0015】(但し、R11は炭素原子数1〜12のアル
キル基を表わす)で表わされるリジンジイソシアネート
または下記の一般式(II):
【0016】
【化6】
【0017】(但し、R21は炭素原子数2〜8のアルキ
レン基を表わす)で表わされるリジントリイソシアネー
トを含む多価イソシアネートと、分子中に2個以上の活
性水素を有する化合物との重合により得られるポリウレ
ア又はポリウレタンポリウレアからなることを特徴とす
る発色剤含有マイクロカプセルにある。
【0018】本発明の好適な態様は下記の通りである。 1)上記多価イソシアネートが、更に芳香族多価イソシ
アネートを含む上記のマイクロカプセル。 2)上記リジンジイソシアネートまたはリジントリイソ
シアネートと芳香族多価イソシアネートの比が、重量で
8:2〜2:8の範囲にある上記1)のマイクロカプセ
ル。 3)上記多価イソシアネートが、更に水添キシリレンジ
イソシアネート(水添XDI)のイソシアヌレート体ま
たはイソホロンジイソシアネート(水添IPDI)のイ
ソシアヌレート体を含む上記のマイクロカプセル。 4)上記リジンジイソシアネートまたはリジントリイソ
シアネートと、水添XDIのイソシアヌレート体または
水添IPDIのイソシアヌレート体との比が、重量で
8:2〜2:8の範囲にある上記3)のマイクロカプセ
ル。 5)分子中に2個以上(一般に2〜4個)の活性水素を
有する化合物が、水、多価ヒドロキシ化合物及び多価ア
ミンからなる群より選ばれる少なくとも一種である上記
のマイクロカプセル(好ましくは水と、多価ヒドロキシ
化合物及び多価アミンからなる群より選ばれる少なくと
も一種である)。 6)電子供与性発色剤が上記溶媒中に3〜12重量%溶
解されている上記のマイクロカプセル。 7)上記の電子供与性発色剤が、クリスタルバイオレッ
トラクトン、ベンゾイルロイコメチレンブルー、フルオ
ラン化合物、インドリルフタリド化合物およびインドリ
ルアザフタリド化合物からなる群より選ばれる少なくと
も一種である上記のマイクロカプセル。 8)R11が炭素原子数1〜4のアルキル基(特にメチ
ル)である上記のマイクロカプセル。 9)R21が炭素原子数1〜4のアルキレン基(特にエチ
レン)である上記のマイクロカプセル。
【0019】また、本発明は、溶媒中に溶解された電子
供与性発色剤を内包するマイクロカプセルと、電子受容
性顕色剤とを含む記録材料であって、溶媒が10〜60
重量%のオレイン酸含有量の脂肪酸組成を有する植物油
からなり、且つマイクロカプセルのカプセル壁が、上記
一般式(I)のリジンジイソシアネートまたは上記一般
式(II)のリジントリイソシアネートを含む多価イソシ
アネートと分子中に2個以上の活性水素を有する化合物
との重合により得られるポリウレア又はポリウレタンポ
リウレアからなることを特徴とする記録材料にある。上
記記録材料は、特に感圧記録材料に好適に使用すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の態様】本発明のマイクロカプセルは、植
物油に溶解された電子供与性発色剤を上記の特定の多価
イソシアネートと分子中に2個以上の活性水素を有する
化合物との重合により得られるポリマーのカプセル壁に
内包した構成を有する。また本発明の記録材料は、上記
マイクロカプセルを含むものである限り、その形態は特
に限定されない。即ち、本発明の記録材料は、前記のよ
うな発色剤層と顕色剤層とが別々の支持体の表面又は支
持体の別の表面に形成されたノーカーボン紙型感圧記録
材料、支持体の同一表面上に発色剤を含有するマイクロ
カプセルと顕色剤とを含む自己発色層が設けられた自己
発色型感圧記録材料、及び発色剤を含有するマイクロカ
プセルと顕色剤とを含む感熱層が支持体上に形成された
感熱記録材料の何れの形態のものであってもよい。前記
のように本発明の記録材料は、マイクロカプセルに含ま
れる発色剤を溶解している溶媒と、発色剤を内包するマ
イクロカプセルのカプセル壁とが特定の物質に限定され
ていることに特に特徴を有するものである。以下、主と
してノーカーボン紙型感圧記録材料について詳細に説明
するが、他の形態の記録材料に於いても同様の効果が奏
されることは当業者に容易に理解されるであろう。
【0021】本発明に於て、発色剤を溶解するため使用
される溶媒は、10〜60重量%のオレイン酸含有量の
脂肪酸組成を有する植物油である。このような植物油と
しては、例えば、大豆油(脂肪酸組成中のオレイン酸含
有量(OA)=20〜35重量%)、トウモロコシ油
(OA=25〜45重量%)、ナタネ油(OA=10〜
35重量%)、綿実油(OA=15〜30重量%)、ゴ
マ油(OA=35〜46重量%)、落花生油(OA=3
5〜60重量%)、ヒマワリ油(OA=15〜35重量
%)等を挙げることができる。中でも特に、大豆油、ト
ウモロコシ油、ナタネ油、綿実油等が、使用される発色
剤の溶解性が高い、顕色剤と反応させたときの発色性が
高い、工業的に容易に入手できる等の点で好ましい。こ
れらの植物油は単独で使用しても混合して使用してもよ
い。上記脂肪酸組成は、植物油を鹸化して得られた脂肪
酸をガスクロマトグラフィーにより分析して得られる値
である。
【0022】オリーブ油(OA=70〜85重量%)等
のように、脂肪酸組成中のオレイン酸含有量が60重量
%より大きい植物油は、発色剤を溶解する力(溶解力)
が低く好ましくない。
【0023】本発明に於て、溶媒として前記のような植
物油と共に従来使用されている植物油以外の溶媒を、記
録媒体に不快臭を与えないような量(一般に、植物油の
30重量%以下の量)で使用してもよい。
【0024】本発明に於て使用される発色剤は、上記植
物油を主成分とする溶媒に溶解する限り公知の発色剤を
使用することができる。本発明の発色剤としては、上記
植物油に溶解し易い下記の一般式(III) で表されるイン
ドリルフタリド化合物又はインドリルアザフタリド化合
【0025】
【化7】
【0026】(但し、R1 及びR2 はそれぞれ独立に、
炭素数1〜6のアルキル基又はシクロアルキル基を表
し、R3 は炭素数1〜6のアルキル基を表し、R4 は置
換基として炭素数1〜4のアルコキシ基を有していても
よい炭素数1〜12のアルキル基を表し、R1 、R2
3 及びR4 で表される基の合計炭素数が10以上であ
り、環Aは無置換のベンゼン環又はピリジン環を表す)
及び下記一般式(IV)で表わされるフルオラン化合物
【0027】
【化8】
【0028】(但し、R1 は炭素数1〜4のアルキル基
を表し、R2 は炭素数4〜12の分枝鎖アルキル基又は
テトラヒドロフルフリル基を表し、R1 とR2 とは同一
であることはなく、R3 及びR4 はそれぞれ独立に、水
素原子、ハロゲン原子又はメチル基を表す)が好まし
い。
【0029】前記一般式(III) で表されるインドリルフ
タリド化合物又はインドリルアザフタリド化合物は、前
記のような植物油に対する溶解性が大きく、顕色剤と反
応して生成する発色像の濃度が大きく、そして容易に且
つ安価に合成することができる化合物である。
【0030】前記一般式(III) で表されるインドリルフ
タリド化合物の特に好ましい具体例としては、3−(4
−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1
−n−オクチル−2−メチルインドール−3−イル)フ
タリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェ
ニル)−3−(1−n−ヘキシル−2−メチルインドー
ル−3−イル)フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−
2−エトキシフェニル)−3−(1−n−ペンチル−2
−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−(4−
ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−
n−デシル−2−メチルインドール−3−イル)フタリ
ド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニ
ル)−3−[1−(2−エチルヘキシル)−2−メチル
インドール−3−イル]フタリド、3−(4−ジエチル
アミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−イソペン
チル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3
−(4−ジプロピルアミノ−2−プロポキシフェニル)
−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)フタリド、3−(4−ジブチルアミノ−2−ブトキ
シフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドー
ル−3−イル)フタリド、3−(4−ジブチルアミノ−
2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチ
ルインドール−3−イル)フタリド、3−(4−ジヘキ
シルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−メチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−
(4−ジブチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−
(1−β−エトキシエチル−2−メチルインドール−3
−イル)フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−ブ
トキシフェニル)−3−(1−n−ブチル−2−メチル
インドール−3−イル)フタリド、3−(4−N−エチ
ル−N−イソブチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
フタリド等を挙げることができる。
【0031】前記一般式(III) で表されるインドリルア
ザフタリド化合物の特に好ましい具体例としては、3−
(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−
(1−n−オクチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−4−又は−7−アザフタリド、3−(4−ジエチ
ルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−n−ヘ
キシル−2−メチルインドール−3−イル)−4−又は
−7−アザフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−
エトキシフェニル)−3−(1−n−デシル−2−メチ
ルインドール−3−イル)−4−又は−7−アザフタリ
ド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニ
ル)−3−[1−(2−エチルヘキシル)−2−メチル
インドール−3−イル]−4−又は−7−アザフタリ
ド、3−(4−ジブチルアミノ−2−ブトキシフェニ
ル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−
イル)−4−又は−7−アザフタリド、3−(4−ジブ
チルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−β−
エトキシエチル−2−メチルインドール−3−イル)−
4−又は−7−アザフタリド、3−(4−ジエチルアミ
ノ−2−ブトキシフェニル)−3−(1−n−ブチル−
2−メチルインドール−3−イル)−4−又は−7−ア
ザフタリド、3−(4−N−エチル−N−イソブチルア
ミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2
−メチルインドール−3−イル)−4−又は−7−アザ
フタリド等を挙げることができる。
【0032】前記一般式(IV)で表されるフルオラン化合
物の特に好ましい具体例としては、2−アニリノ−3−
メチル−6−N−エチル−N−イソブチルアミノフルオ
ラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N
−イソペンチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−
メチル−6−N−メチル−N−イソブチルアミノフルオ
ラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−メチル−N
−イソペンチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−
メチル−6−N−エチル−N−イソヘキシルアミノフル
オラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−
N−(2−エチルヘキシル)アミノフルオラン、2−ト
ルイジノ−3−メチル−6−N−エチル−N−イソブチ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
N−エチル−N−(2−エチルデシル)アミノフルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−プロピル−N
−イソブチルアミノフルオラン、2−(o−クロロアニ
リノ)−6−N−エチル−N−イソブチルアミノフルオ
ラン、2−アニリノ−3−クロロ−6−N−エチル−N
−(sec−ブチル)アミノフルオラン、2−アニリノ
−3−メチル−6−N−エチル−N−テトラヒドロフル
フリルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−
6−N−メチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノフ
ルオラン等を挙げることができる。
【0033】本発明に於て、色相調整の目的で、一般式
(III) で表されるインドリルフタリド化合物又はインド
リルアザフタリド化合物及び/又は一般式(IV)で表され
るフルオラン化合物と共に、よく知られているトリフェ
ニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化合物、フ
ェノチアジン系化合物、インドリルフタリド系化合物、
ロイコオーラミン系化合物、ローダミンラクタム系化合
物、トリフェニルメタン系化合物、トリアゼン系化合
物、スピロピラン系化合物等の各種の発色剤を併用する
ことができる。その際、一般式(III) で表されるインド
リルフタリド化合物又はインドリルアザフタリド化合物
及び/又は一般式(IV)で表されるフルオラン化合物の含
有量が発色剤合計量の50重量%以上になるようにする
ことが好ましい。即ち、このような発色剤組成とするこ
とにより、植物油に容易に溶解させることができる。
【0034】発色剤を含有するマイクロカプセルを製造
するに際し、前記のような植物油に発色剤を溶解して発
色剤溶液を調製するが、植物油に上記発色剤を溶解する
際の温度は80〜130℃であることが好ましい。上記
範囲よりも低い温度では発色剤が植物油に溶解し難く、
上記範囲よりも高い温度では植物油が変質する恐れがあ
る。また、上記発色剤溶液中の発色剤の濃度は植物油に
対して、3〜12重量%、特に3〜8重量%であること
が好ましい。
【0035】本発明の植物油中に溶解した発色剤を含有
するマイクロカプセルは、それ自体公知の任意の方法で
ある界面重合法により製造することができる。
【0036】本発明のマイクロカプセルの壁材は、熱カ
ブリに対する耐性が大きいポリウレア又はポリウレタン
ポリウレアであって、かつ特定の多価イソシアネートと
分子中に2個以上の活性水素を有する化合物との重合に
より得られるものである。本発明では、多価イソシアネ
ートとして、下記の一般式(I)で表わされるリジンジ
イソシアネートまたは下記の一般式(II)で表わされる
リジントリイソシアネートを含んでいる。
【0037】
【化9】
【0038】一般式(I)において、R11は炭素原子数
1〜12のアルキル基であり、一般に炭素原子数1〜8
のアルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、ネオペンチル、イソ
ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチル
ヘキシル)であり、炭素原子数1〜4のアルキル基
(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−
ブチル)が好ましく、特にメチルが好ましい。上記アル
キル基は、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のアルコキ
シ基、炭素原子数1〜4のアシル基、フェニル基等で置
換されていても良い。
【0039】
【化10】
【0040】一般式(II)において、R21は炭素原子数
2〜8のアルキレン基(例、エチレン、トリメチレン、
テトラメチレン、プロピレン、ペンタメチレン、ヘキサ
メチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレン)であり、
炭素原子数2〜4のアルキレン基(例、エチレン、トリ
メチレン、テトラメチレン、プロピレン)が好ましく、
特にエチレンが好ましい。上記アルキレン基は、ハロゲ
ン原子、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、炭素原子数
1〜4のアシル基、フェニル基等で置換されていても良
い。
【0041】発色剤を含有するポリウレア又はポリウレ
タンポリウレア壁材のマイクロカプセルの分散液を調製
する方法としては、例えば、上記のようにして調製した
発色剤を溶解した植物油溶液に、多価イソシアネート及
び多価ヒドロキシ化合物(所望により紫外線吸収剤)を
溶解した溶液を親水性液体中に乳化分散させ、得られた
乳化分散液中に多価アミンを添加し、乳化分散液中の植
物油溶液の液滴をポリウレア又はポリウレタンポリウレ
アで被覆してマイクロカプセル化する方法がある。多価
ヒドロキシ化合物と多価アミンとは両方を用いてもよ
く、何れか一方を用いてもよい。多価アミンを使用しな
い場合、一般に多価イソシアネートの水との反応する割
合が増大する。本発明の多価イソシアネートは、植物油
に対する溶解性が優れており、従って上記乳化分散後、
植物油に溶解した発色剤の油滴を内包するように、分散
媒中の水、あるいは多価ヒドロキシ化合物、多価アミン
と重合して、油滴の周囲に選択的にポリウレア又はポリ
ウレタンポリウレアのカプセル壁を形成することができ
る(ポリウレタンポリウレアが好ましい)。従って、こ
うして得られたマイクロカプセルを記録材料に用いるこ
とにより、発色時の汚れの発生が無くかつ高温高湿下で
もカブリが発生しない記録材料を得ることができる。ポ
リウレアは、分子内にウレタン結合を持たない多価イソ
シアネート化合物と水及び/又は多価アミンとの重合の
場合に形成され、一方ポリウレタンポリウレアは、それ
以外の場合、即ち分子内にウレタン結合を持つ多価イソ
シアネート化合物を使用した場合、活性水素を有する化
合物として多価アルコールを用いた場合等に形成され
る。
【0042】本発明の多価イソシアネートは、他の多価
イソシアネート化合物と併用することが、ガラス転移温
度を高める(すなわち、カプセル壁の高強度化)ために
好ましい。このような多価イソシアネート化合物の具体
例としては、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロー
ルプロパンとの付加体、ヘキサメチレンジイソシアネー
トのビウレット体、ヘキサメチレンジイソシアネートの
イソシアヌレート体、ポリメチレンポリフェニルイソシ
アネート、カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソ
シアネート、トリレンジイソシアネートとトリメチロー
ルプロパンとの付加体、キシリレンジイソシアネートと
トリメチロールプロパンとの付加体、トリレンジイソシ
アネートのイソシアヌレート体、水添キシリレンジイソ
シアネートとトリメチロールプロパンとの付加体、イソ
ホロンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの
付加体、キシリレンジイソシアネートのビウレット体及
びトリス−(p−イソシアネートフェニル)チオホスフ
ァイト等を挙げることができる。これらの多価イソシア
ネート化合物は単独でも、二種類以上を組み合わせても
本発明の多価イソシアネートと併用することができる。
本発明の多価イソシアネートは、上記の中で芳香族多価
イソシアネート化合物と併用することが、ガラス転移温
度を高める(即ち、カプセル壁の高強度化)ために好ま
しい。本発明の多価イソシアネートと芳香族多価イソシ
アネートの混合比は、重量で8:2〜2:8の範囲(本
発明:芳香族)が好ましく、特に7:3〜3:7の範囲
が好ましい。ただし、芳香族多価イソシアネートを使用
する場合は、芳香族多価イソシアネートが植物油にほと
んど溶解しないことから、有機溶剤を溶解できる最低量
使用することが好ましい。その際、得られる記録材料に
溶剤が残留しないように低沸点の有機溶剤(例、酢酸エ
チル、メチルエチルケトン、酢酸ブチル、トルエン及び
キシレン)を使用することが好ましい。
【0043】また本発明の多価イソシアネートは、植物
油に対する溶解性に優れた水添キシリレンジイソシアネ
ート(一般に水添XDIと呼ばれる)のイソシアヌレー
ト体(すなわち3量体)またはイソホロンジイソシアネ
ート(一般に水添IPDIと呼ばれる)のイソシアヌレ
ート体と併用することもできる。これらの化合物は、植
物油への溶解性が優れているので、比較的大量に使用す
ることができる。本発明の多価イソシアネートと上記水
添XDI又は水添IPDIのイソシアヌレート体との混
合比は、重量で8:2〜2:8の範囲が好ましく、特に
7:3〜3:7の範囲が好ましい。これらに、さらに芳
香族多価イソシアネートを併用しても良い。
【0044】本発明の多価イソシアネートと重合する分
子中に2個以上(一般に2〜6個、好ましくは2〜4
個)の活性水素を有する化合物は、水、多価ヒドロキシ
化合物及び/又は多価アミンである。上記の多価ヒドロ
キシ化合物の具体例としては、脂肪族又は芳香族の多価
アルコール、ヒドロキシポリエステル、ヒドロキシポリ
アルキレンエーテル、多価アミンのアルキレンオキサイ
ド付加物等を挙げることができる。
【0045】また上記の多価アミン化合物は、分子中に
二個以上の−NH−基又は−NH2基を有し、親水性液
体に可溶性である化合物である。この多価アミン化合物
の具体例としては、エチレンジアミン、ジエチレントリ
アミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペン
タミン、1,3−プロピレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、フェニレンジアミン、ジアミノナフタレン、
キシリレンジアミン等が挙げられる。
【0046】上記のようにして調製されたマイクロカプ
セルの分散液はそのまま発色剤層形成用塗布液とする
か、又はこのマイクロカプセル分散液に更にバインダ
ー、カプセル保護剤等を添加して発色剤層形成用塗布液
を調製し、それ自体公知の方法によって支持体上に塗布
し、乾燥することによりノーカーボン紙型感圧記録材料
の発色剤層を形成する。バインダーとしては水溶性バイ
ンダー、ラテックス系バインダー等を使用することがで
き、カプセル保護剤としては、セルロース粉末、デンプ
ン粒子、タルク等を使用することができる。
【0047】支持体としては、従来感圧記録材料、感熱
記録材料の支持体として使用されているどのような支持
体でも使用することができる。例えば木材パルプからの
紙、この紙を表面処理した紙、プラスチックス材料から
の合成紙、プラスチックスフィルム等を使用することが
できる。
【0048】支持体に塗布する発色剤の最終塗布量は、
0.05〜0.30g/m2 、好ましくは0.08〜
0.20g/m2 が適当である。
【0049】本発明のノーカーボン紙型感圧記録材料の
顕色層に含有される顕色剤としては、酸性白土、活性白
土、アタパルジャイト、ゼオライト、ベントナイト、カ
オリンのような粘土物質、芳香族カルボン酸(例えば、
サリチル酸の誘導体)の金属塩、フェノールホルムアル
デヒド樹脂等を挙げることができる。エコロジーの面か
らは顕色剤は粘土物質であることが好ましい。
【0050】上記顕色剤層を形成するための塗布液は、
それ自体公知の方法により調製することができ、例え
ば、この塗布液には更に、バインダーとして、スチレン
−ブタジエン共重合体ラテックス、酢酸ビニル系ラテッ
クス、アクリル酸エステル系ラテックス、ポリビニルア
ルコール、ポリアクリル酸、無水マレイン酸−スチレン
−共重合体、デンプン、カゼイン、アラビアゴム、ゼラ
チン、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース
等の合成又は天然高分子物質が含有されていてもよい。
前記のような支持体上への顕色剤層の形成もそれ自体公
知の方法により行うことができる。
【0051】支持体に塗布する顕色剤の最終塗布量は、
0.1g/m2 〜4.0g/m2 、好ましくは0.2g
/m2 〜3.0g/m2 が適当である。
【0052】本発明のノーカーボン紙型感圧記録材料
は、カプセル形成時にカプセル壁材料の多価イソシアネ
ートとして前記のリジンジイソシアネート又はリジント
リイソシアネートを使用し、発色剤を溶解するための溶
媒として前記特定の植物油を使用するほかは、従来公知
のノーカーボン紙型感圧記録材料と同様に構成されてお
り、同様にして製造することができる。
【0053】以上ノーカーボン紙型感圧記録材料につい
て本発明の記録材料を説明したが、前記のような自己発
色型感圧記録材料及び感熱記録材料についても、上記の
ように特定のマイクロカプセル使用する他は、それぞれ
について従来公知の記録材料と同様に構成し、同様にし
て製造することができる。
【0054】上記ノーカーボン紙型感圧記録材料を用い
たビジネスフォームの複写帳票には一般に所定の様式で
プレ印刷が施されている。このプレ印刷はオフセット印
刷等の通常の印刷方法、あるいは最近では信頼性のある
高容量の丁合いシステムを有し、且つコンピュータから
のデータを高速で印刷することができる電子写真方式を
利用した複写機及びプリンタ(レーザプリンタ)を用い
て行なわれる。このように感圧記録材料にプレ印刷を施
し、積層及び糊付けを行って複写帳票積層体に加工され
る。
【0055】本発明の感圧記録材料にオフセット印刷等
により上記プレ印刷を施す際、オフセット印刷用のイン
クも溶媒に植物油を使用した植物油インキを用いて印刷
を行なうことが、エコロジーの観点から好ましい。大豆
油(植物油)インキとしては、大豆油100%の枚葉プ
ロセスインキ「ECOPure k」(大日本印刷(株)製)を
挙げることができる。「ECOPure k」には、枚葉オフセ
ット用、オフ輪(ノンヒート、ヒートセット)及びBF
インキがある。
【0056】またレーザプリンタ等で利用される電子写
真方式のプレ印刷に於いては、感圧記録用シート(通常
上用紙)に画像様にトナーを付着させた後、トナーを熱
定着する工程が含まれる。即ち、発色剤層が形成されて
いない面上に静電的に付着されたトナー像を有する上用
紙は、熱定着ロールとバックアップロールとの間に挟持
され、ロールの回転により移動して、トナーが定着され
る。その際、熱定着ロールは例えば、180℃程度の温
度に加熱されており、バックアップロールは例えば、1
20℃程度の温度に加熱されている。従って、上用紙は
プレ印刷に於けるトナー熱定着工程に於いてかなりの高
温に曝されることになる。上記電子写真方式で使用され
る感圧記録用シートとしても、本発明の記録用シートが
好ましい。即ち、発色剤層に含まれるマイクロカプセル
のカプセル壁がトナー熱定着工程の温度に十分に耐える
耐熱性を有し、マイクロカプセルに内包される溶媒を外
に出さないことが要求されるが、本発明のマイクロカプ
セルは溶媒として蒸発し難い植物油を使用し、ポリウレ
ア又はポリウレタンポリウレアのカプセル壁を有するこ
とからこの要求に応えることができる。
【0057】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
詳細に説明する。
【0058】[実施例1] [発色剤層形成用塗布液の調製]発色剤として、クリス
タルバイオレットラクトン2.4g、3−(4−ジエチ
ルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−n−オ
クチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド
6.0g及びベンゾイルロイコメチレンブルー1.0g
を、トウモロコシ油120gに130℃で1時間加熱し
て溶解した。得られた油性液に多価イソシアネートとし
てリジントリイソシアネート(一般式(II)のR21がエチ
レンの化合物;協和醗酵(株)製、商品名「LTI」、
固形分99重量%)5.7g及びカルボジイミド変性ジ
フェニルメタンジイソシアネート(三井東圧(株)製、
商品名「MDI−LK」、固形分100%)の30重量
%酢酸エチル溶液6g並びにアミンのアルキレンオキサ
イド付加物としてエチレンジアミンのブチレンオキサイ
ド付加物(エチレンジアミンに対するブチレンオキサイ
ドの付加モル数16.8モル、分子量1267)3.0
gを溶解し、一次溶液を調製した。
【0059】次に、水140gにポリビニルアルコール
(株式会社クラレ製、商品名「PVA−205」)15
gを溶解して二次溶液を調製した。二次溶液を激しく攪
拌しながら、これに上記一次溶液を注いで水中油滴型エ
マルジョンを形成させた。オイルドロップレットのサイ
ズが5.0μmになったところで攪拌を弱め、次いでこ
の乳化物中に5重量%のテトラエチレンペンタミン水溶
液10gと20℃の水100gを添加した後、系の温度
を徐々に70℃にまで上昇させ、この温度で90分間維
持した。
【0060】このようにして得られたカプセル液にポリ
ビニルアルコール(株式会社クラレ製、商品名「PVA
−217E」)の15%水溶液80g、カルボキシ変性
SBRラテックスを固形分として20g及びデンプン粒
子(平均粒径20μm)60gを添加した。次いで水を
添加して固形分濃度を20重量%に調節し、発色剤を含
有するマイクロカプセルを含む発色剤層形成用塗布液を
調製した。
【0061】[発色剤シートの作製]50g/m2 の原
紙の片面に、上記発色剤層形成用塗布液を3.6g/m
2 の固形分が塗布されるようにエアーナイフコーターを
使用して塗布し、乾燥して、発色剤シートを作製した。
この発色剤シートは、臭気が非常に少ないものであっ
た。
【0062】[顕色剤層形成用塗布液Aの調製]水10
0gに20重量%水酸化ナトリウム水溶液5gと10重
量%ヘキサメタリン酸ソーダ1gを添加した。得られた
溶液に、酸化マグネシウム2gと顕色剤として活性白土
(水澤化学工業(株)製、商品名「シルトンF−24
2」)60gを添加して、ホモジナイザー(AM−7、
日本精機(株)製)を用いて10000rpmにて5分
間分散し、顕色剤分散液を得た。小麦粉5gに1重量%
水酸化ナトリウム水溶液100gに溶解して澱粉水溶液
を調製した。上記顕色剤分散液100gに澱粉水溶液3
5g及びSBRラテックス15g(固形分)を添加し、
さらに水を加えて固形分濃度が20重量%になるように
調整して顕色剤層形成用塗布液Aを調製した。
【0063】[顕色剤シートAの作製]50g/m2
原紙の片面に、上記顕色剤層形成用塗布液Aを5.0g
/m2の固形分が塗布されるようにバーコーターを使用
して塗布し、乾燥して、顕色剤シートAを作製した。
【0064】[実施例2] [発色剤シートの作製]実施例1における発色剤層形成
用塗布液の調製の際に、多価イソシアネートとして使用
したリジントリイソシアネート(協和醗酵(株)製、商
品名「LTI」、固形分99重量%)5.7gの代わり
にリジンジイソシアネート(一般式(I)のR11がメチ
ルの化合物、固形分99重量%)を同量使用した以外
は、実施例1と同様にして調製した発色剤層形成用塗布
液を使用して、実施例1と同様にして発色剤シートを作
製した。この発色剤シートは臭気が非常に少ないもので
あった。
【0065】[実施例3] [発色剤シートの作製]実施例1における発色剤層形成
用塗布液の調製の際に使用したトウモロコシ油の代わり
に、同量の菜種油を使用した以外は実施例1と同様にし
て調製した発色剤層形成用塗布液を使用して、実施例1
と同様にして発色剤シートを作製した。この発色剤シー
トは臭気が非常に少ないものであった。
【0066】[実施例4] [発色剤シートの作製]実施例1における発色剤層形成
用塗布液の調製の際に使用したトウモロコシ油の代わり
に、同量の大豆油を使用した以外は実施例1と同様にし
て調製した発色剤層形成用塗布液を使用して、実施例1
と同様にして発色剤シートを作製した。この発色剤シー
トは臭気が非常に少ないものであった。
【0067】[比較例1] [発色剤シートの作製]実施例1における発色剤層形成
用塗布液の調製の際に、多価イソシアネートとして使用
したリジントリイソシアネート5.7gの代わりにヘキ
サメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体(武
田薬品(株)製、商品名「タケネートD−170N」、
固形分100%)5.6gを使用した以外は、実施例1
と同様にして調製した発色剤層形成用塗布液を使用し
て、実施例1と同様にして発色剤シートを作製した。イ
ソシアネートは発色剤を含む油性液に溶解せず、油性液
は濁っていたが、そのままカプセル化以下の工程を行な
った。この発色剤シートは臭気が非常に少ないものであ
った。
【0068】[比較例2] [発色剤シートの作製]実施例1における発色剤層形成
用塗布液の調製の際に、多価イソシアネートとして使用
したリジントリイソシアネート5.7gの代わりに水添
XDIのトリメチロールプロパン付加体(武田薬品
(株)製、商品名「タケネートD−120N」、75重
量%酢酸エチル溶液)7.5gを使用した以外は、実施
例1と同様にして調製した発色剤層形成用塗布液を使用
して、実施例1と同様にして発色剤シートを作製した。
イソシアネートは発色剤を含む油性液に溶解せず、油性
液は濁っていたが、そのままカプセル化以下の工程を行
なった。この発色剤シートは臭気が非常に少ないもので
あった。
【0069】[参考例1] [発色剤シートの作製]実施例1における発色剤層形成
用塗布液の調製の際に使用したトウモロコシ油の代わり
に、同量の1−フェニル−1−キシリルエタンを使用し
た以外は実施例1と同様にして調製した発色剤層形成用
塗布液を使用して、実施例1と同様にして発色剤シート
を作製した。この発色剤シートは刺激臭があった。
【0070】[実施例5] [発色剤層形成用塗布液の調製]発色剤として、クリス
タルバイオレットラクトン1.6g、3−ジブチルアミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン4.0g、
(2−アニリノ−6−(N−エチル−N−イソペンチル
アミノ)−3−メチル)キサンテン−9−スピロ−1’
−(3’−イソベンゾフラノン)4.0g及びベンゾイ
ルロイコメチレンブルー1.0gを、綿実油100gに
90℃で1時間加熱して溶解した。得られた油性液に、
多価イソシアネートとしてリジントリイソシアネート
(一般式(II)のR21がエチレンの化合物;協和醗酵
(株)製、商品名「LTI」、固形分99重量%)7.
1gを溶解し、一次溶液を調製した。
【0071】次に、水140gにポリビニルアルコール
(株式会社クラレ製、商品名「PVA−205」)15
gを溶解して二次溶液を調製した。二次溶液を激しく攪
拌しながら、これに上記一次溶液を注いで水中油滴型エ
マルジョンを形成させた。オイルドロップレットのサイ
ズが8.0μmになったところで攪拌を弱め、次いでこ
の乳化物中に5重量%のジエチレントリアミン水溶液2
0gと20℃の水100gを添加した後、系の温度を徐
々に80℃にまで上昇させ、この温度で90分間維持し
た。
【0072】このようにして得られたカプセル液にポリ
ビニルアルコール(株式会社クラレ製、商品名「PVA
−217E」)の15%水溶液80g、カルボキシ変性
SBRラテックスを固形分として20g及びデンプン粒
子(平均粒径15μm)60gを添加した。次いで水を
添加して固形分濃度を20重量%に調節し、発色剤を含
有するマイクロカプセルを含む発色剤層形成用塗布液を
調製した。
【0073】[発色剤シートの作製]50g/m2 の原
紙の片面に、上記発色剤層形成用塗布液を4.0g/m
2 の固形分が塗布されるようにエアーナイフコーターを
使用して塗布し、乾燥して、発色剤シートを作製した。
この発色剤シートは、臭気が非常に少ないものであっ
た。
【0074】[顕色剤層形成用塗布液Aの調製及び顕色
剤シートA]実施例1と同様にして上記の調製及び作製
を行なった。
【0075】[実施例6] [発色剤シートの作製]実施例5における発色剤層形成
用塗布液の調製の際に、多価イソシアネートとして使用
したリジントリイソシアネート(一般式(II)のR21がエ
チレンの化合物;協和醗酵(株)製、商品名「LT
I」、固形分99重量%)7.1gの代わりにリジンジ
イソシアネート(一般式(I)のR11がメチルの化合
物、固形分99重量%)を同量使用した以外は、実施例
5と同様にして調製した発色剤層形成用塗布液を使用し
て、実施例1と同様にして発色剤シートを作製した。こ
の発色剤シートは臭気が非常に少ないものであった。
【0076】[比較例3] [発色剤シートの作製]実施例1における発色剤層形成
用塗布液の調製の際に、多価イソシアネートとして使用
したリジントリイソシアネート7.1gの代わりに水添
XDIのトリメチロールプロパン付加体(武田薬品
(株)製、商品名「タケネートD−120N」、75重
量%酢酸エチル溶液)10gを使用した以外は、実施例
5と同様にして調製した発色剤層形成用塗布液を使用し
て、実施例1と同様にして発色剤シートを作製した。イ
ソシアネートは発色剤を含む油性液に溶解せず、油性液
は濁っていたが、そのままカプセル化以下の工程を行な
った。この発色剤シートは臭気が非常に少ないものであ
った。
【0077】[比較例4] [発色剤シートの作製]実施例5における発色剤層形成
用塗布液の調製の際に、多価イソシアネートとして使用
したジントリイソシアネート7.5gの代わりにヘキサ
メチレンジイソシアネートのビウレット体(住友バイエ
ルンウレタン(株)製、商品名「スミジュールN−32
00」、100%固形分)7.4gを使用した以外は、
実施例5と同様にして調製した発色剤層形成用塗布液を
使用して、実施例1と同様にして発色剤シートを作製し
た。イソシアネートは発色剤を含む油性液に溶解せず、
油性液は濁っていたが、そのままカプセル化以下の工程
を行なった。この発色剤シートは臭気が非常に少ないも
のであった。
【0078】[評価試験] (1)カプセル液残渣 マイクロカプセルのカプセル化反応終了後、得られたカ
プセル液をビーカーに移し、24時間静置したのち、カ
プセル液の残渣の有無を目視で観察した。 (2)発色汚れ 得られた発色剤シートと顕色剤シートAとを、発色剤層
と顕色剤層とを接触させて重ね、これに50kg/cm
2 の荷重圧をかけ、室温下で1週間放置したのち、顕色
剤層面のスポット状の発色汚れの有無を目視で観察し
た。 (3)マイクロカプセルの耐湿熱性 得られた発色剤シートと顕色剤シートAとを、発色剤層
と顕色剤層とが接触するように重ね、これに50kg/
cm2 の荷重圧をかけ、50℃、80%RHにて3日間
放置した後、顕色剤層のカブリの濃度(V.D.)をマ
クベス反射濃度計を使用して測定した。上記結果を表1
に示す。
【0079】
【表1】 表1 ────────────────────────── カプセル残渣 発色汚れ 耐湿熱性 (V.D.) ────────────────────────── 実施例1 無し 無し 0.10 実施例2 無し 無し 0.10 実施例3 無し 無し 0.09 実施例4 無し 無し 0.09 ────────────────────────── 比較例1 有り 有り 0.22 比較例2 有り 有り 0.27 参考例1 無し 無し 0.08 ────────────────────────── 実施例5 無し 無し 0.08 実施例6 無し 無し 0.08 ────────────────────────── 比較例3 有り 有り 0.35 比較例4 有り 有り 0.32 ──────────────────────────
【0080】実施例で作製された記録材料は、何れも臭
気の非常に少ないものであり、顕色剤シートと組み合わ
せて使用したとき、発色汚れがなく、耐湿熱性の試験後
のかぶりの発生も極めて少なかった。これはマイクロカ
プセルのカプセル壁が緻密な膜が形成され、且つカプセ
ル壁形成に与からないで残渣となったポリマー(その中
に発色剤が含まれている)もなかったためと考えられ
る。一方、本発明の多価イソシアネート以外の従来の多
価イソシアネートを用いて形成されたマイクロカプセル
は発色汚れがあり、また耐湿熱性の試験後のカブリの発
生も多かった。また、上記溶媒として植物油を使用せず
に従来の溶媒を用いた場合(参考例1)は、特性上は問
題はないが、刺激臭の有る記録シートとなる。
【0081】
【発明の効果】本発明の記録材料は、不快臭乃至悪臭が
なく、生分解性を有するものであり、しかも発色汚れが
なく高温高湿下でのカブリの発生のほとんどないもので
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶媒中に溶解された電子供与性発色剤を
    内包するマイクロカプセルであって、溶媒が10〜60
    重量%のオレイン酸含有量の脂肪酸組成を有する植物油
    からなり、且つマイクロカプセルのカプセル壁が、下記
    の一般式(I): 【化1】 (但し、R11は炭素原子数1〜12のアルキル基を表わ
    す)で表わされるリジンジイソシアネートまたは下記の
    一般式(II): 【化2】 (但し、R21は炭素原子数2〜8のアルキレン基を表わ
    す)で表わされるリジントリイソシアネートを含む多価
    イソシアネートと、分子中に2個以上の活性水素を有す
    る化合物との重合により得られるポリウレア又はポリウ
    レタンポリウレアからなることを特徴とする発色剤含有
    マイクロカプセル。
  2. 【請求項2】 多価イソシアネートが、さらに芳香族多
    価イソシアネートを含む請求項1に記載の発色剤含有マ
    イクロカプセル。
  3. 【請求項3】 溶媒中に溶解された電子供与性発色剤を
    内包するマイクロカプセルと、電子受容性顕色剤とを含
    む記録材料であって、溶媒が10〜60重量%のオレイ
    ン酸含有量の脂肪酸組成を有する植物油からなり、且つ
    マイクロカプセルのカプセル壁が、下記の一般式
    (I): 【化3】 (但し、R11は炭素原子数1〜12のアルキル基を表わ
    す)で表わされるリジンジイソシアネートまたは下記の
    一般式(II): 【化4】 (但し、R21は炭素原子数2〜8のアルキレン基を表わ
    す)で表わされるリジントリイソシアネートを含む多価
    イソシアネートと、分子中に2個以上の活性水素を有す
    る化合物との重合により得られるポリウレア又はポリウ
    レタンポリウレアからなることを特徴とする記録材料。
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