JPH09256457A - 建造物の組立方法 - Google Patents

建造物の組立方法

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JPH09256457A
JPH09256457A JP6122096A JP6122096A JPH09256457A JP H09256457 A JPH09256457 A JP H09256457A JP 6122096 A JP6122096 A JP 6122096A JP 6122096 A JP6122096 A JP 6122096A JP H09256457 A JPH09256457 A JP H09256457A
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JP
Japan
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floor
building
story
precast
assembling
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Pending
Application number
JP6122096A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Sakuta
幸弘 作田
Yoji Hosokawa
洋治 細川
Masatoshi Fujiyoshi
雅利 藤吉
Keiju Kobayashi
桂樹 小林
Yuzo Ichijo
祐三 一條
Shinji Kato
慎司 加藤
Yuji Hirota
祐史 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Publication date
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業性の向上及び工期短縮が可能で、しかも水
平部材の取り付け時に支保工が不要で作業工数を低減す
ることが可能な建造物の組立方法を提供する。 【解決手段】多層階の建造物である集合住宅1を組み立
てる際に、前記多層階を貫通する共通の鉄骨11を立
て、前記鉄骨11に前記多層階の梁12A、12Bを取
り付け、前記梁12A、12Bに前記多層階の床14及
び壁15を取り付ける。前記梁12A、12B、床14
又は壁15は、ハーフプレキャスト化又はプレキャスト
化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建造物の組立方法に
関し、更に詳細には集合住宅のような多層階の建造物に
好適な建造物の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集合住宅のような多層階の建造物
100は、図6に示すように下の階から上の階に順次建
設して行く(積層方式)のが普通であった。すなわち、
各階毎に床101を形成し、床101上の所定の位置に
柱102を立て、この柱102に壁103及び梁104
を取り付ける。壁103及び梁104は一体にしてプレ
キャスト化することができる。
【0003】このようにプレキャスト化した壁103及
び梁104を取り付ける場合には、クレーン105で吊
り上げて所定の位置に配置し、壁103を支保工106
で支えた状態でその鉄筋107を隣接する柱102又は
壁103の鉄筋107に連結する。そして、鉄筋107
の周囲などにコンクリートを打設する。このようにし
て、壁103及び梁104を取り付けた後、梁104の
上に天井108を取り付けてその階の組立が終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の多層階
の建造物100では、下の階の組立が完了してから上の
階の組立を行わなければならないので、作業性が低下す
るという問題があった。また、壁103や梁104など
の水平部材は倒れやすいので、現場打ちコンクリートが
所定の強度になるまで支保工106で支えなければなら
ず、更にその間は待機期間となり次の作業をすることが
できないので、作業工数が増加すると共に工期が延びる
という問題があった。
【0005】本発明の目的は、このような問題点を解決
することにあり、作業性の向上及び工期短縮が可能で、
しかも水平部材の取り付け時に支保工が不要で作業工数
を低減することが可能な建造物の組立方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は建造物の組立方
法であり、前述の技術的課題を解決するために以下のよ
うに構成されている。すなわち、本発明の建造物の組立
方法は、多層階の建造物を組み立てる際に、前記多層階
を貫通する共通の鉄骨を立て、前記鉄骨に前記多層階の
梁を取り付け、前記梁に前記多層階の床及び壁を取り付
けることを特徴とする。以下、各構成要素について説明
する。 (鉄骨)本発明が対象とする建造物の鉄骨は、柱の中心
部となるものであり、多層階を貫通する長尺な鋼管など
を使用することができる。そして、この鉄骨に梁を連結
するためジョイントが取り付けられ、現場で鉄骨の周囲
にコンクリートを打設することによって柱を形成するこ
とができる。 (梁、床、壁)本発明が対象とする建造物の梁、床、壁
は、コンクリート及び鉄筋などでハーフプレキャスト化
又はプレキャスト化したものを用いることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る建造物の組立
方法を図示の実施の形態について詳細に説明する。
【0008】図1は本発明の一実施形態に係る多層階の
集合住宅としての建造物の組立方法を説明する図であ
る。この実施形態に係る建造物の組立方法は、多層階の
集合住宅1を組み立てる場合に用いられるもので、まず
多層階を貫通する複数の鉄骨11が所定の位置に立てら
れる。次に、これらの鉄骨11に各階のハーフプレキャ
スト化された横梁12A及び縦梁12Bが取り付けられ
る。
【0009】次に、各階の鉄骨11の周囲にコンクリー
トが打設されて柱13が形成されると共に、各階の下側
の横梁12A及び縦梁12B上に複数のハーフプレキャ
スト化された床材14が乗せられて取り付けられる。そ
して、各階の上下の横梁12A及び縦梁12Bの間に、
プレキャスト化された壁材15が取り付けられて集合住
宅1の組み立てが完了する。
【0010】次に、集合住宅1の各部の構成を説明す
る。図2に示すように、柱13の中心部の鉄骨11とし
ては例えば鋼管が用いられ、この鉄骨11内にコンクリ
ート20が充填されている。また、鉄骨11には各階の
横梁12A及び縦梁12Bを接続するためジョイント2
1が取り付けられている。ジョイント21と横梁12A
及び縦梁12Bとは、ボルトや溶接などによって連結す
ることができる。
【0011】図3に示すように、横梁12Aはハーフプ
レキャスト化されており、上下に鉄板31、32が配置
され、その両端部がリブ33で連結されている。鉄板3
1、32の間にはメッシュ筋34が張られると共に、縦
スチフナー35が適宜な間隔で設けられている。
【0012】そして、メッシュ筋34及び縦スチフナー
35を埋め込むようにコンクリート36が打設されてい
る。なお、上側の鉄板31には、コンクリート打設口3
7、バイブレータ挿入口38及び空気抜き孔39が設け
られている。この横梁12Aは、上下の鉄板31、32
の端部及びリブ33を柱13のジョイント21に連結す
ることによって取り付けられる。
【0013】図4に示すように、縦梁12Bもハーフプ
レキャスト化されており、上側が開口されたコンクリー
ト枠41に鉄筋42の下側が埋め込まれ、この鉄筋42
の上側がコンクリート枠41の側壁43の上方に突出し
ている。両側の側壁43から突出した鉄筋42の上端部
には、鉄筋44が張られている。
【0014】上側の鉄筋44の両端部とコンクリート枠
41の両側の端部には取り付け用の鉄板45、46が設
けられ、コンクリート枠41の両側面にも取り付け用の
縦板47が埋め込まれている。そして、鉄板45、46
及び縦板47を柱13のジョイント21に連結すること
により、縦梁12Bが取り付けられる。
【0015】図5に示すように、床材14はハーフプレ
キャスト化されたU字溝51が隙間なく敷き詰められ、
その開口部52に蓋53が嵌め込まれている。また、U
字溝51には鉄筋54が埋められ、その上部側が側壁5
5上に突出している。そして、U字溝51の上側に現場
でコンクリートが打設されて平板56が形成され、これ
によってフラットな床面が形成されている。なお、横梁
12A、縦梁12B及び床材14はハーフプレキャスト
化されているので、その取付が終了してから現場で仕上
げのコンクリートが打設される。
【0016】この建造物の組立方法においては、まず集
合住宅1の多層階に貫通する鉄骨11が立てられ、この
鉄骨11に多層階の水平部材である横梁12A、縦梁1
2B、床材14及び壁材15を殆ど同時に取り付けるこ
とができるので、作業性が大幅に向上する。
【0017】また、これらの水平部材がハーフプレキャ
スト化又はプレキャスト化されているので取り付け時に
支保工が不要になり、作業工数及び製造コストを低減す
ることができる。更に、現場で打設するコンクリートの
量を低減できるので、コンクリートの乾燥期間などの待
機時間を短くして工期を短縮することが可能になる。
【0018】なお、上述の実施形態では横梁12A、縦
梁12B及び床材14をハーフプレキャスト化し、壁材
15をプレキャスト化したが、これらの部材は必要に応
じて適宜ハーフプレキャスト化又はプレキャスト化する
ことができる。また、上述の実施形態では、本発明を多
層階の集合住宅に適用した場合について説明したが、本
発明はこれに限らずあらゆる多層階の建造物に適用する
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る建造
物の組立方法によれば、多層階を貫通する共通の鉄骨を
立て、この鉄骨に多層階の梁を取り付け、この梁に床及
び壁を取り付けるようにしたので、多層階の施工を殆ど
同時に行うことができ、作業能率が向上する。
【0020】また、本発明に係る建造物の組立方法によ
れば、水平部材である梁、床又は壁をハーフプレキャス
ト化又はプレキャスト化したので、取り付け時に支保工
が不要になり、作業工数及び製造コストを低減すること
ができる。また、現場打ちのコンクリートを低減するこ
とができるので、コンクリートの乾燥期間などの待機時
間を短くして工期短縮が可能になる。
【0021】更に、本発明に係る建造物の組立方法によ
れば、多層階の集合住宅に適用することができるので、
多数の住宅を安価にしかも短い工期で建築することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建造物の組立方法を説明する斜視
図である。
【図2】本発明に係る建造物の柱を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る建造物の横梁を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る建造物の縦梁を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明に係る建造物の床材を示す平面図であ
る。
【図6】従来例に係る建造物の組立方法を説明する斜視
図である。
【符号の説明】
1 集合住宅 11 鉄骨 12A 横梁 12B 縦梁 13 柱 14 床材 15 壁材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 桂樹 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 一條 祐三 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 加藤 慎司 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 廣田 祐史 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層階の建造物を組み立てる際に、前記
    多層階を貫通する共通の鉄骨を立て、前記鉄骨に前記多
    層階の梁を取り付け、前記梁に前記多層階の床及び壁を
    取り付けることを特徴とする建造物の組立方法。
  2. 【請求項2】 前記梁、床又は壁がハーフプレキャスト
    化又はプレキャスト化されていることを特徴とする請求
    項1に記載の建造物の組立方法。
  3. 【請求項3】 前記多層階の建造物は集合住宅であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の建造物の組立方法。
JP6122096A 1996-03-18 1996-03-18 建造物の組立方法 Pending JPH09256457A (ja)

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JP6122096A JPH09256457A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 建造物の組立方法

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JPH09256457A true JPH09256457A (ja) 1997-09-30

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000077314A1 (fr) * 1999-06-14 2000-12-21 Zhi Fan Structure de construction constituee d'un ciment expanse et d'une structure en acier leger et systeme de structure de construction ainsi que procede de formation de ce systeme
CN107663951A (zh) * 2017-11-24 2018-02-06 浙江新邦远大绿色建筑产业有限公司 叠合板与墙板一体浇筑的支撑体系及施工工艺

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WO2000077314A1 (fr) * 1999-06-14 2000-12-21 Zhi Fan Structure de construction constituee d'un ciment expanse et d'une structure en acier leger et systeme de structure de construction ainsi que procede de formation de ce systeme
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