JPS6033959A - 壁式工法による部屋ユニツトの補強構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、様式工法による部屋ユニットの補強構造に関
する。

一般に、床、壁の各枠組に構造用の面材を打ちつけて床
パネル、壁パネルとし、これらの床パネルおよび壁パネ
ルを箱形構造に組み上げる種穴１法が知られている。こ
の様式工法によれば、柱と梁とからなる軸組工法による
場合に比して、外力を床全体、壁全体で均等に支持する
こととなり、高い構造強度を得ることが可能となる。

また、建物の工業生理化率を高める一方式として、ユニ
ット建物の方式が知られている。

前記種穴１法をユニット建物に適用する場合には％　１
戸の建物を、床パネルに壁パネルを立設してなる複数の
部屋ユニットと、各部屋ユニットの上部に接合される屋
根ユニットに分割し、各ユニットを工場で生産した後、
それらのユニットを建築現場に輸送し、予め準備した基
礎の上に据付けることとなる。

ところで、従来の様式工法による部屋ユニットとして、
床パネルの少なくとも相対向する側縁に相対向する壁パ
ネルを立設し、床パネルの少なくとも１つの側縁と上記
相対向する両壁パネルの側縁とが開放部を形成してなる
ものがある。

すなわち、上記従来の部屋ユニットは、床パネルの全側
縁に壁パネルを備えていないことから、輸送時の外力、
建築現場での吊り上げ時の外力等の作用によって各壁パ
ネルが変形、破損することのないように、基礎上への据
付は完了に至るまでの間、仮の補強を加えておく必要が
ある。

しかしながら、建築現場における各部屋ユニットは１次
々と吊り上げられ、基礎上の互いに近接する据付は位置
に順次直接的に据付けられていくものであり、上記補強
のための部材が部屋ユニットの外方に突出している場合
には、それらの補強部材が他の部屋ユニットと干渉を生
ずることとなり、据付は作業を円滑に行なうことが困難
となる。

本発明は、据付は作業の円滑化を阻害することのない様
式工法による部屋ユニットの補強構造を提供することを
目的とする。

上記目的を達成するために、本発明に係る様式工法によ
る部屋ユニットの補強構造は、開放部近傍に位置する床
パネルの根太のユニット内部空間を臨む部位と、開放部
の近傍に位置する壁パネルの縦枠のユニット内部空間を
臨む部位とに、支持部材の両端を取着したものである。

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は、本発明の一実施例が適用される部屋ユニット
１０を示す斜視図である。このコの字壁状の部屋ユニッ
ト１０は、工場で生産されるものであり、床パネル１１
の３つの側縁に、壁パネル１２が立設され、床パネル１
１の１つの側縁には壁パネルが立設されないために、床
パネル１１の１つの側縁と相対向する両壁パネル１２の
側縁とが開放部１３を形成している。ここで、部屋ユニ
ット１０の床パネル１１は、側根太１１Ａ、端根太１１
Ｂおよび根太１１Ｃによって方形に組立られた床枠組の
上面に構造用合板やパーティクルボード等の面１’１１
Ｄを取付けることによって床構面として構成されている
。また、壁パネル１２は、縦枠１２八、上枠１２Ｂおよ
び下枠１２Ｃによって組立てられた壁枠組の内外両側に
石膏ボードや木片セメント板等の面材１２Ｄを取付ける
ことによって構成された耐力壁とされている。なお、壁
パネル１２には必要に応じ出入口、窓等の開口部が形成
されている。

第２図は本発明の一実施例を示す斜視図である。

すなわち、床パネル１１の開放部１３の近傍に位置する
根太ずなわち側根太１１Ａのユニット内部空間を臨む部
位すなわちその内面１４と、相対向する基壁パネル１２
の開放部１３の近傍に位置する縦枠すなわち最も夕１側
の縦枠１２Ａのユニット内部空間を臨む部位す７Ｓわち
その内面１５の上部には、各支持部材１６の両端が第３
図に示すように釘１７によって取着されている。なお、
床パネル１１．壁パネル１２の開放部１３を画成する部
分は、隣接配置される他の部屋ユニットの床パネル、壁
パネルとの接合のために、それらの面材１１Ｄ、１２Ｄ
を取付けられていない。

次に、上記実施例の作用について説明する。

上記部屋ユニット１０は、その開放部１３を画成する床
パネル１１と壁パネル１２とに支持部材１６の両端がＨ
Ｈｙ着され、補強を図られていることから、基礎上への
据伺は完了に至るまでの間、輸送時の外力、建染現場で
の吊り上げ時の外力等の作用によっても、各壁パネル１
２が変形、破損することがない。支持部材１６は、部屋
ユニット１０の据付は完了後に除去される。

また、上記部屋ユニット１０は、支持部材１６がその外
方に突出することなく、したがって建築現場において次
々に据付けられる場合にも、上記支持部材１６と他の部
屋ユニットとの干渉を生ずることがなく、据付は作業を
円滑に行なうことが可能である。

なお、上記部屋ユニット１０は、第２図に示すように、
相対向する壁パネル１２の一方の上枠１２Ｂの両側に固
定したアイポル）１８．１９に吊りワイヤ２０の両端を
連結するとともに、相対向する壁パネル１２の他方の上
枠１２Ｂの両側に固定したアイボルト１８．１９にも吊
りワイヤ２０の両端を連結し、それら一対の吊りワイヤ
２０の各中間部を吊りビーム２１に設けたアイボルト２
２．２３に挿通することにより、安全に吊り上げ可能と
されている。

ここで、上記実施例における支持部材１６は、実質的に
ユニット内部空間を臨む部位であれば、側根太１１Ａの
内面１４．縦枠１２Ａの内面１５でなく、側根太１１Ａ
の上面１４Ａ、縦枠１２Ａの上面１５Ａに散着されるも
のであってもよい。

才だ、上記支持部材１６は、実質的に開放部１３の近傍
に位置する根太、縦枠であれば、側根太１１Ａ、最も外
側の縦枠１２Ａでなく、根太１１ｃ。

他の縦枠１２Ａに取着されるものであってもよい。

第４図Ｉハ本発明を他の部屋ユニッ）３０に適用した実
施例を示す斜視図である。この二の字壁状の部屋ユニツ
１−３０は、床パネル３１の相対向する２つの側縁に壁
パネル３２か立設され、床パネル３１の相対向する側縁
と上記相対向する壁パネル３２の側縁によって開放部３
３．３４を形成している。ここで、部屋ユニッ１−３０
の床パネル３１は、前記部屋ユニット１ｏにおけると同
様な側根太３１　Ａ　、　ＤＴＡ根太３１Ｂ、根太３１
Ｃ，面材３１Ｄからなっている。また、壁パネル３２は
、前記部屋ユニッ）１０におけると同様な荘Ｃ枠３２Ａ
。

上枠３２Ｂ、下枠３２ｃ２面材３２Ｄがらなっている。

しかして、この部屋ユニット３０は、開放部３３．３４
の両側において、支持部材３５の両端を側根太３１Ａの
内面と最も外側の縦枠３２Ａの内面上部とに取着してい
る。したがって、この二の字壁状の部屋ユニット３０に
おいても、本発明に係る支持部材の取付構造を適用する
ことにより、支持部材３５がその外方に突出することな
く、据付作業の円滑化を阻害することなく、据付は完了
に至るまでの確実な補強を図ることが可能となる。

以上のように、本発明に係る様式工法による部屋ユニッ
トの補強構造は、開放部の近傍に位置する床パネルの根
太のユニット内部空間を臨む部位と、開放部の近傍に位
置する壁パネルの縦枠のユニット内部空間を臨む部位と
に、支持部材の両端を取着したものである。したがって
、支持部材がユニットの外方に突出することなく、据付
は作業の円滑化を阻害することなく、据付は完了に至る
までの確実な補強を図ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例が適用される部屋ユニットの
一部を破断して示す斜視図、第２図は本発明の一実施例
を示す斜視図、第３図は第２図の１１線に沿う断面図、
第４図は本発明の他の実施例を示す斜視図である。 １０．３０・・・部屋ユニッ）、１１．３１・・床パネ
ル、１２．３２・・壁パネル、１３　、３３　、３４・
・・開放部、１１Ａ、３１八・・・側根太、１１ｃ。 ３１Ｃ・・根太、１２Ａ、３２Ａ・・・縦枠、１４゜１
５・内面、１６．３５・・・支持部材。 特許出願人　積水化学工業株式会社 代表者　藤　沼　基　利

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）床パネルの少なくとも相対向する側線に相対向す
   る壁パネルを立設し、床パネルの少なくとも１つの側縁
   と上記相対向する両壁パネルの側縁とが開放部を形成し
   たものであって、床パネルの上記開放部の近傍に位置す
   る根太のユニット内部空間を臨む部位と、各壁パネルの
   上記開放部の近傍に位置する縦枠のユニット内部空間を
   臨む部位とに、支持部材の両端を取着したことを特徴と
   する様式工法による部屋ユニットの補強構造。