JPH06307091A - 建物ユニットにおける吊り部の構造 - Google Patents

建物ユニットにおける吊り部の構造

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JPH06307091A
JPH06307091A JP9777793A JP9777793A JPH06307091A JP H06307091 A JPH06307091 A JP H06307091A JP 9777793 A JP9777793 A JP 9777793A JP 9777793 A JP9777793 A JP 9777793A JP H06307091 A JPH06307091 A JP H06307091A
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JP
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hanging
bolt
building unit
hole
pillar
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JP9777793A
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Keimei Ito
啓明 伊東
Hideo Hoshiba
秀雄 干場
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁部に対する納まりを良くし、住空間の有効
利用を図る、強固な吊り部の構造を提供する。 【構成】 建物ユニットに組込まれた中柱7の上部に、
吊り受け金物8として長さ方向中間部に雌ねじ孔812
を有するボルト81を水平に貫通固定する。上記雌ねじ
孔812に連通するように上記中柱7の上端面から下方
に向けてアイボルト100の雄ねじ部101の挿通孔7
2を穿設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物ユニットを吊り
上げる際に吊り金具(アイボルト)を螺合係止する吊り
部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の工業生産化率を高める一方式とし
て知られるユニット建物の方式は、運搬可能な所定の大
きさの立体的なものとして建物ユニットを工場で組み立
て、その複数を建築現場で接合して1棟の建物を完成さ
せるものであるから、建築工事においてこれらの建物ユ
ニットを吊り上げることが必要となる。建物ユニット
が、四隅の柱と梁とがラーメン構造に接合された鉄骨骨
組を有するものである場合には、この骨組に吊り金物を
取り付け、これに吊り上げ治具を係止して吊り上げるこ
とが一般に行われている。しかしながら、建物ユニット
が、耐力壁とされるパネルで組み立てられていて、上述
のような堅牢な骨組を有しないものである場合には、上
述の吊り上げ方法を適用することはできない。
【0003】そこで、後者、すなわち壁式工法により組
み立てられた建物ユニットを吊り上げる手段として、特
開昭57−19440号公報に記載されているに、建物
ユニットの四隅の壁パネル上部に、雌ねじ部を有する吊
り受け金物を取り付け、この吊り受け金物にアイボルト
等の吊り金具を螺着することによって、簡単かつ安全に
建物ユニットを吊り上げることを可能とした吊り部の構
造が提供されている。この吊り部の構造においては、壁
パネルの近接して相隣る一対の縦枠間の上部に、雌ねじ
部を上部に持つ枠形の吊り受け金物(枠金具)を収め
て、該吊り受け金物を上記両縦枠に挿通したピンで保持
せしめると共に、上記雌ねじ部の軸心に合わせてボルト
挿通孔を壁パネルの上枠に穿設している。
【0004】ところで、近年、建物ユニットも大型化す
る傾向にあり、例えば、図6に示すように、床パネル1
の長辺側(桁側)の一側縁部に壁パネル2,2を2枚並
べて構成される、桁方向に長い建物ユニットが存在す
る。この種の建物ユニットに対しては、4点吊り上げ方
式では、床パネル1や壁パネル2,2が変形したり破損
したりする畏れがあるので、6点吊り上げ方式が採用さ
れ、四隅のほか、床パネル1の長辺側の両側縁部中間点
A,Bにも吊り部が設けられる。この場合、床パネル1
の上記中間点Aには、壁パネルが立設されていないの
で、床パネルに直接吊り部が設けられ、中間点Bには上
記公報記載の吊り部が設けられることとなる。上記構成
の建物ユニットは、建築現場において、吊り冶具を用い
て6点で吊り上げられ、基礎等の上に吊り下ろされる。
この後、アイボルト等の吊り金具が除去されてから、そ
の上部に上階となる建物ユニット又は屋根ユニットが載
置されて、ユニット建物が組み立てられて行く。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の吊り部の構造は、壁パネルを構成する2本の縦
枠が近接して相隣る場合に、これら縦枠間に適用できる
ものの、上記中間点Bの位置において、並べて立設され
る2枚の壁パネル2,2間の間隙が開きすぎる場合(す
なわち隣接する縦枠間が開きすぎる場合)には、構造強
度上、その適用が困難であった。そこで、上記壁パネル
2,2間に、これら壁パネル2,2がなす壁面に対して
直交する方向に、両壁パネルのものとは別個の縦枠を2
本近接配設して上記公報記載の吊り部を設けるようにし
ているが、こうした場合は、同図に示すように、吊り部
Cが部屋側に突出してしまい住空間を圧迫してしまうと
いう問題が生じていた。突出を避けたい場合は、壁パネ
ル2,2がなす壁面に対して平行な方向に、2本の縦枠
を近接して設けるようにすれば良いが、吊り部と両壁パ
ネルの開口部との間で干渉が生じ、納まりが悪いという
ケースが多々生じていた。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、壁部に対する納まりを良くし、住空間の有効利
用を図ることができる、強固なユニット建物における吊
り部の構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の吊り部の構造は、建物ユニットに組
込まれた柱の上部に、吊り受け金物として長さ方向中間
部に雌ねじ孔を有するボルトを水平に貫通固定すると共
に、上記雌ねじ孔に連通するように上記柱の上端面から
下方に向けて吊り金具の雄ねじ部の挿通孔を穿設したこ
とを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の吊り部の構造は、同
一面内に隣接して2枚の壁パネルが立設され、これら両
壁パネルの隣接する最外縁の縦枠間に中柱が配設された
建物ユニットにおいて、上記中柱の上端面を上記壁パネ
ルの上枠の上端面よりも低い位置に設定すると共に、上
記中柱と上記縦枠との間に縦に延びるスリットを設け、
これら各スリット内に、互いに平行な両側板と天板とか
らなるコ字状の枠金物の上記両側板をそれぞれ挿入し
て、これら両側板を柱の上部に水平に貫通させたボルト
で固定する一方、上記枠金物の天板を上記両壁パネルの
上枠の上端面と同一高さに位置させて、それにより天板
と中柱の上端面との間に空間を確保し、この空間内にナ
ットを収容して、該ナットを天板の下面側に固着し、さ
らに天板に該ナットのネジ孔に連通する開口を設けたこ
とを特徴としている。
【0009】さらにまた、請求項2記載の吊り部の構造
は、床パネルの側縁に壁パネルが立設されてなる建物ユ
ニットにおいて、上記壁パネルを構成する縦枠を2本近
接配置してスリット状の凹部を形成し、これら縦枠の上
部間に、吊り受け金物として長さ方向中間部に雌ねじ孔
を有するボルトを水平に貫通させると共に、吊り金具の
雄ねじ部が上記スリットの上方から挿通され上記雌ねじ
孔に螺合できる状態で上記ボルトを配置固定したことを
特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の構造では、吊り金具の雄ねじ部
を柱の上端に設けた挿通孔から挿入し、同雄ねじ部をボ
ルトの中間部に設けた雌ねじ部に螺合することにより、
柱を直接吊り上げることができる。
【0011】請求項2記載の構造では、吊り金具の雄ね
じ部を中柱の上端に設けた吊り受け金物の開口を通して
ナットに螺合することにより、柱を直接吊り上げること
ができる。
【0012】請求項3記載の構造では、請求項1記載の
柱を省略することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。 ◇第1実施例 図1はこの発明の第1実施例である吊り部の構造を示す
側面図、図2は同吊り受け金物の構成を示す側面図、ま
た、図3は同吊り部の構造が適用されている建物ユニッ
トを一部破断して示す斜視図である。
【0014】まず、図3を用いて、この例に供される建
物ユニット3の全体構成について説明する。この建物ユ
ニット3は、桁方向に長い方形の床パネル4と、該床パ
ネル4の長辺側(桁側)の一側縁にかつ同一面内に並べ
て立設された2枚の壁パネル(以下、桁壁パネルともい
う)5a,5aと、床パネル4の相対向する一対の短辺
側(妻側)の側縁に立設された壁パネル(以下、妻壁パ
ネルともいう)5b,5bとからコの字壁状に概略構成
され、上記2枚の桁壁パネル5a,5a間には中柱7が
介挿されている。上記床パネル4は、床根太41,4
1,…と最外縁の側根太42,42に直交してこれらの
木口と突き付けの状態で端根太43,43が釘打ちされ
て方形の枠組とされ、さらに床根太41,41,…及び
側根太42,42の相互間に受け材44,44,…も取
り付けられて床枠組が構成され、この床枠組の上面に構
造用合板やパーティクルボード等の面材45が取り付け
られて床構面として構成されている。
【0015】また、各壁パネル5a,5bは、縦枠5
1,51,…の上端と下端とのそれぞれにおいてこれら
の木口と突き付けの状態で上枠52と下枠53がそれぞ
れ釘打ちされて壁枠組とされ、この内面及び外面の両側
に石膏ボードや木片セメント板等の面材54,54が取
り付けられて耐力壁とされ、外側の面材は床パネル4及
び中柱7まで延びている。また、各壁パネル5a,5b
の内部には断熱材が装填され、さらに、桁壁パネル5
a,5aには出入口や窓等の開口部K,Kが形成されて
いる。開口部Kは、左右一対の縦枠51,51と、中枠
55と下枠53とにより画成され、開口部Kの上方に
は、垂れ縦枠56,56,…等からなる垂れ壁が形成さ
れている。壁パネル5a,5bは床パネル4へ下枠が釘
打ちされることにより立設され、また、直交して隣合う
壁パネル5a,5bは、それぞれの壁枠組の最外側の縦
枠を互いに突き合わせて釘打ちされている。さらに、同
一面内にて並べて配置される2枚の桁壁パネル5a,5
aは、釘やボルト等で中柱7と連結されている。
【0016】この例に適用される吊り金物8は、図2に
示すように、両端に雄ねじ部811,811を有するボ
ルト81と、対応する2個のナット82とから構成さ
れ、ボルト81には、長さ方向中間部に直径方向に貫通
する雌ねじ孔812が設けられている。この雌ねじ孔8
12は、アイボルト100の雄ねじ部101を螺合させ
るためのものである。
【0017】次に、図1を用いて、中柱7を要素とする
この例の吊り部の構造について説明する。中柱7の両側
には、2枚の桁壁パネル5a,5aのそれぞれの最外縁
の縦枠51,51が当接して配置されている。縦枠5
1,51と中柱7との上部には、ボルト81を水平方向
から挿通させるためのボルト挿通孔511,511,7
1が穿設されている。また、ボルト挿通孔71に交差す
るように、中柱7の上端面から垂直下方に、アイボルト
100の雄ねじ部101を挿通させるための挿通孔72
が穿孔されている。そして、ボルト81は、ボルト挿通
孔71に通された状態で、その両端の雄ねじ部811,
811に縦枠51,51の外側でナット82が螺合され
て締結されている。この場合、中間部の雌ねじ孔812
がちょうど挿通孔72と連通するようにして締結されて
いる。締結の仕方としては、予め、ボルト挿通孔71に
ボルト81を通し、雌ねじ孔812を挿通孔72に位置
決めする。その状態でアイボルト100の雄ねじ部10
1を挿通孔72から挿入して、同雄ねじ部101をボル
ト81の雌ねじ孔812にねじ込み、その状態でボルト
81の両端にナット82を螺合して緊結する。このよう
にして、雌ねじ孔812と挿通孔72とが連通した位置
に位置合わせされることになる。この後、アイボルト1
00を抜いても良く、勿論、アイボルト100を螺合し
たまま現地に輸送しても良い。なお、ボルト8の高さ
は、桁壁パネル5a,5aの開口部K,Kと干渉しない
ように、開口部K,Kの上方の垂れ壁の範囲内に設定さ
れている。なお、上述の建物ユニット3にあっては、四
隅には上記従来の構造の吊り部が設けられており、ま
た、床パネル4の長辺側の(壁パネルが立設されていな
い)一側縁中間点Aには、公知の吊り部が設けられてい
る。
【0018】次に、建築現場において、上記構成の建物
ユニット3を基礎の上に据え付けるには、トラック上の
建物ユニット3を、図4に示すように、吊り治具Tを用
いて、6点で吊り上げる。4点は建物ユニット3の四隅
であり、残りの2点は、上記中柱7と床パネル4の他方
の側縁の中間点Aである。中柱7を吊るには、予めアイ
ボルト100が付いていない場合は、アイボルト100
の雄ねじ部101を中柱7の上端面に設けた挿通孔72
に挿入し、ボルト81の中間部に形成した雌ねじ孔81
2に螺合する。そして、アイボルト100の穴に吊りフ
ックを引っ掛けることで、吊り上げることができる。吊
り上げ作業が終了したら、アイボルト100を取り外
す。これにより、後続の作業、すなわち、上階となる建
物ユニット又は屋根ユニットの据付作業に対して、アイ
ボルト100が邪魔にならなくなる。この例の構造は、
ボルト81に雌ねじ孔812を設けると共に、中柱7に
挿通孔72を設けるだけの構成であるから、構造が簡単
で実現容易である。
【0019】このように、この例によれば、壁パネル5
a,5a間に中柱7を立設し、この中柱7に吊り部を設
けるようにしたので、吊り部が屋内側に突出することを
防止することができ、ユニット空間を有効に利用でき
る。また、中柱7を直接吊り上げることができるので、
中柱7の近傍に別の吊り上げ点を設ける必要がない上、
建物ユニット3全体の吊り強度が向上する。また、この
例では、中柱7と縦枠51,51を貫通するボルト9a
で吊り金物8を保持しているので、吊り金物8は中柱7
ばかりでなく、桁壁パネル5a,5aとも一体化され
る。このため、吊り強度が極めて高くなる。さらに、中
柱7に直接吊り金物8を取り付けているので、壁パネル
に開口部がある場合でも、開口部に影響なく吊り金物8
を配設することができる。特にこの例では、ボルト9a
の位置を垂れ壁の範囲内に設定したので、開口部k側に
ボルトやナットが突出するようなこともない。
【0020】◇第2実施例 次に、図5を参照して、この発明の第2実施例について
説明する。なお、第2実施例が適用される建物ユニット
は、中柱7に設けられる吊り部を除けば、第1実施例が
適用される建物ユニット(図3)と同様であるので、対
応する各部には同一符号を付してその説明を省略する。
この例に適用される吊り受け金物9は、互いに平行な両
側板911,911と天板912とからなるコ字状の枠
体91と、この枠体91を固定するためのボルト92及
びナット93と、後述する裏ナット94から概略構成さ
れている。この例では、中柱7の上端面が桁壁パネル5
a,5aの上枠52,52の上端面よりも低い位置に設
定され、また、中柱7と縦枠51,51との間に、縦に
延びるスリット73,73が形成されている。これら各
スリット73内には、上記枠体91の一対の両側板91
1,911がそれぞれ挿入されている。これら両側板9
11、911は、中柱7とそれを挟んで隣接する縦枠5
1,51との各上部に通した上記ボルト92とナット9
3とにより締結固定されている。枠体91の天板912
は、上枠52,52の上端面と同一高さに位置させられ
ており、天板912と中柱7の上端面との間には空間S
が確保されている。この空間S内には裏ナット94が収
容され、この裏ナット94は天板912の下面側に溶接
されている。さらに、天板912には裏ナット94の雌
ネジ孔に連通する開口(図示略)が設けられ、上からア
イボルト100の雄ねじ部101を裏ナット94に螺合
させることができるようになっている。
【0021】この例の構造によれば、アイボルト100
の雄ねじ部101を裏ナット94に螺合して、アイボル
ト100の穴に吊りフックを引っ掛けることにより、建
物ユニットを持ち上げることができる。そして作業終了
後は、アイボルト100を外すことで、邪魔にならない
ようにすることができる。この場合、裏ナット94が天
板912の下側に隠れているので、裏ナット94が後の
作業の邪魔になることもない。また枠体91を設けると
共に、スリット73,73を形成しただけの構成である
から、構造が簡単で実現容易である。さらに、ユニット
空間の有効利用を図ることができる等、第1実施例で述
べたと同様の効果を得ることができる。
【0022】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。
【0023】例えば、上述の実施例においては、建物ユ
ニットの四隅には従来の構造の吊り部を設けるようにし
た場合について述べたが、四隅にも、この発明の吊り部
の構造を適用するようにしても良い。このようにすれ
ば、吊り上げ作業後のアイボルト等の吊り金具の除去作
業が不要となるので、ユニット建物の現場組立施工を一
段と簡易かつ迅速に行うことが期待できる。また、上述
の第1実施例においては、中柱7等の柱を用いる場合に
ついて述べたが、同一面内に並べて立設される2枚の壁
パネル間の間隙を狭くすれば、構造強度上の支障が生じ
ないので、柱を省略することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のユニッ
ト建物における吊り部の構造は、例えば、壁パネル間に
中柱等の柱を立設し、この中柱等の柱に吊り部を設ける
ものであるので、壁部に対する納まりが良くなり、住空
間を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である吊り部の構造を示
す側面図である。
【図2】同吊り受け金物の構成を示す側面図である。
【図3】同吊り部の構造が適用されている建物ユニット
の構成を示す一部破断斜視図である。
【図4】同例を適用した建物ユニットの吊り上げ作業時
の様子を示す斜視図である。
【図5】この発明の第2実施例である吊り部の構造を示
す側面図である。
【図6】従来の建物ユニットの一例を概略的に示す斜視
図である。
【符号の説明】
3 建物ユニット 4 床パネル 5a 桁壁パネル(壁パネル) 51 縦枠 52 上枠 7 中柱(柱) 72 挿通孔 73 スリット 8 吊り受け金物 81 ボルト 812 雌ねじ孔 9 吊り受け金物 93 枠体(枠金物) 94 裏ナット(ナット) 911 側板 912 天板 S 空間 100 アイボルト(吊り金具) 101 雄ねじ部(吊り金具の雄ねじ部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物ユニットに組込まれた柱の上部に、
    吊り受け金物として長さ方向中間部に雌ねじ孔を有する
    ボルトを水平に貫通固定すると共に、前記雌ねじ孔に連
    通するように前記柱の上端面から下方に向けて吊り金具
    の雄ねじ部の挿通孔を穿設したことを特徴とする建物ユ
    ニットにおける吊り部の構造。
  2. 【請求項2】 同一面内に隣接して2枚の壁パネルが立
    設され、これら両壁パネルの隣接する最外縁の縦枠間に
    中柱が配設された建物ユニットにおいて、前記中柱の上
    端面を前記壁パネルの上枠の上端面よりも低い位置に設
    定すると共に、前記中柱と前記縦枠との間に縦に延びる
    スリットを設け、これら各スリット内に、互いに平行な
    両側板と天板とからなるコ字状の枠金物の前記両側板を
    それぞれ挿入して、これら両側板を柱の上部に水平に貫
    通させたボルトで固定する一方、前記枠金物の天板を前
    記両壁パネルの上枠の上端面と同一高さに位置させて、
    それにより天板と中柱の上端面との間に空間を確保し、
    この空間内にナットを収容して、該ナットを天板の下面
    側に固着し、さらに天板に該ナットのネジ孔に連通する
    開口を設けたことを特徴とする建物ユニットにおける吊
    り部の構造。
  3. 【請求項3】 床パネルの側縁に壁パネルが立設されて
    なる建物ユニットにおいて、前記壁パネルを構成する縦
    枠を2本近接配置してスリット状の凹部を形成し、これ
    ら縦枠の上部間に、吊り受け金物として長さ方向中間部
    に雌ねじ孔を有するボルトを水平に貫通させると共に、
    吊り金具の雄ねじ部が前記スリットの上方から挿通され
    前記雌ねじ孔に螺合できる状態で前記ボルトを配置固定
    したことを特徴とする建物ユニットにおける吊り部の構
    造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010277788A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Furukawa Battery Co Ltd:The 蓄電池盤の吊り構造
CN106948536A (zh) * 2017-04-26 2017-07-14 黑龙江施耐达建筑技术有限公司 装配式开口型建筑底板檩条替代安装支座及安装组件

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