JPH09254524A - インクジェット用記録シート - Google Patents

インクジェット用記録シート

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JPH09254524A
JPH09254524A JP8062706A JP6270696A JPH09254524A JP H09254524 A JPH09254524 A JP H09254524A JP 8062706 A JP8062706 A JP 8062706A JP 6270696 A JP6270696 A JP 6270696A JP H09254524 A JPH09254524 A JP H09254524A
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JP
Japan
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fine particles
receiving layer
recording sheet
gelatin
ink
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Pending
Application number
JP8062706A
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English (en)
Inventor
Koji Takemura
幸治 竹村
Masao Ishikawa
政雄 石川
Ichiro Tsuchiya
一郎 土屋
Yutaka Ueda
豊 上田
Hiroyuki Kamimura
裕之 上村
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゼラチンを用いたインク受容層の特徴である
未印字部、印字部の光沢を維持しつつ、あらゆる環境条
件化における取り扱い性、搬送性を向上させた高画質イ
ンクジェット用記録シートを提供する。 【解決手段】 支持体の少なくとも1方にインク受容層
を設けたインクジェット用記録シートにおいて、該イン
ク受容層中にゼラチン及び微粒子を含有し、かつJIS
−B0601による中心線平均粗さが0.25以上3.
0以下であることを特徴とするインクジェット用記録シ
ート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット用記
録シートに関し、詳しくは様々な環境下でも優れた画像
を出力でき、且つ搬送性に優れたインクジェット用記録
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及に
伴い、インクジェット記録方式のプリンターが急速に普
及している。特に高画質が要求される印刷分野やデザイ
ン部門においてその利用が注目されている。
【0003】インクジェット記録方式に使用される記録
シートとしては、従来、通常の紙やインクジェット用記
録紙と称される支持体上にインク受容層(以下、インク
吸収層とも言う)を設けた記録シートが使用されてき
た。しかしながら、これらの記録シートを用いた場合、
インクのにじみが多い、光沢性が低いなど、高解像度、
高光沢が求められる前記分野では使用できうるものでは
なかった。
【0004】更に、OHP(オーバーヘッドプロジェク
ター)用の原稿として透明支持体を用いても多孔質イン
ク吸収層が光透過性を悪化させるという問題があった。
【0005】これらの問題点を解決するため、光透過性
が高く、水性インク受容性に優れたインク吸収層として
ゼラチンを用いる事が提案されている。例えば特開昭5
9−255131号公報において高インク吸収層として
ゼラチンを使用する事が開示され、特開昭62−263
084号公報では特定pHのゼラチンから形成された受
容層が開示されている。又特開平1−146784号公
報には酸処理ゼラチンとフッ素系界面活性剤との併用使
用が開示され、同6−64306号公報では塗布したゼ
ラチンを一旦ゲル状態にした後、コールドドライ法によ
り乾燥させて得られる記録シートが提案されている。
【0006】確かにこれらゼラチンを用いた受容層はイ
ンクの吸収性に優れ、光透過性も高いが、ゼラチンを用
いた受容層は湿度、温度による依存が非常に大きく、環
境によっては物理特性が大きく変化し、搬送性等に影響
を及ぼす。例えば紙の搬送性が悪いと一枚づつ印字する
シートフィード機構ではブロッキングと呼ばれるシート
同士の接着現象が発生しやすい。ブロッキングが発生す
ると自動給紙時に複数のシートが重なって搬送され、紙
詰まり等の問題を生じる。また、特にピックアップロー
ラーを使用するプリンターにおいては、全く搬送されな
いといった問題を生じる事が判明した。
【0007】これらの問題を解決するために、特開平6
−162587号にインク受容面とピックアップローラ
の静摩擦係数とバックコート面の静摩擦係数をコントロ
ールすることにより解決する方法が記載され、また、特
開平62−162587号や同7−25133号には、
インク受容層中に微粒子を用いて解決する方法が記載さ
れているが、この方法だけでは不十分であることが判っ
た。
【0008】一方で、光沢紙(或いはフィルム)はあら
ゆる環境下において、印字部/未印字部の光沢性(或い
は透明性)を維持することが重要である。この時、ゼラ
チンを用いた記録紙は印字環境によっては、連続印字し
たプリントが重ねられると、裏面にインクがくっついた
り、ひどいときには受容層全体が剥離してしまうことが
ある。また一度インクが乾燥しても数枚重ねて置いてお
くと、剥がした後に印字面の光沢が低下してしまうこと
が判明した。未印字用紙についても同様に、数枚重ねて
放置しておくと空気中の水分を吸って膨潤し、裏面とく
っついてしまう。これは特に解放状態で使用される大判
用のロールプリンターにおいて大きな問題となってく
る。これらのことは、ユーザーが取り扱う上で非常に致
命的な問題になりかねない。
【0009】さらに、印字後しばらく放置しておくと、
ある特定の環境下で最高濃度部における光沢度の低下も
生じることが判った。この様にゼラチンを用いた記録シ
ートは、あらゆる環境下での適応性を付与することは至
難の技である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は高画質の維持しつつ、あらゆる環境下で、未印字部の
光沢性、印字部の光沢性、未印字部のくっつき性、印字
部くっつき性、搬送性にすぐれたインクジェット用記録
シートを提出することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らが鋭
意検討重ねた結果、ゼラチンを用いたインク受容層の特
徴である未印字部、印字部の光沢を維持しつつ、あらゆ
る環境条件化における取り扱い性(くっつき性等)、搬
送性を向上させた高画質インクジェット用記録シートを
見いだすに至った。
【0012】すなわち、本発明の上記目的は、下記の構
成により達成される。
【0013】(1) 支持体の少なくとも1方にインク
受容層を設けたインクジェット用記録シートにおいて、
該インク受容層中にゼラチン及び微粒子を含有し、かつ
JIS−B0601による中心線平均粗さが0.25以
上3.0以下であることを特徴とするインクジェット用
記録シート。
【0014】(2) 該支持体がポリオレフィン被覆基
紙またはポリエステルフィルムであることを特徴とする
(1)記載のインクジェット用記録シート。
【0015】(3) 該微粒子の重量平均粒径が3〜2
0μmかつインク受容層中の総重量が、10〜100m
g/m2であることを特徴とする(1)又は(2)記載
のインクジェット用記録シート。
【0016】(4) 該微粒子が有機微粒子であること
を特徴とする(1)〜(3)いずれか一項記載のインク
ジェット用記録シート。
【0017】(5) 該インク受容層が複数の層から構
成されていることを特徴とする(1)〜(4)いずれか
一項記載のインクジェット用記録シート。
【0018】(6) 該インク受容層が複数層から構成
されており、かつ該微粒子の平均粒径が最上層の厚みよ
り大きいことを特徴とする(1)〜(5)いずれか一項
記載のインクジェット用記録シート。
【0019】(7) 該インク受容層が複数層から構成
されており、かつその複数層が3層以上であることを特
徴とする(1)〜(6)いずれか一項記載のインクジェ
ット用記録シート。
【0020】(8) 該インク受容層中に柔軟剤を含有
することを特徴とする(1)〜(7)の何れか一項記載
のインクジェット用記録シート。
【0021】以下、本発明について詳細に説明する。
【0022】本発明に用いられるゼラチンとしては、動
物のコラーゲンを原料としたゼラチンであれば何れでも
使用できるが、豚皮、牛革、牛骨を原料としたコラーゲ
ンを原料としたゼラチンが好ましい。更にゼラチンの種
類としては特に制限はないが、石灰処理ゼラチン、酸処
理ゼラチン、誘導体ゼラチン(例えば特公昭38−48
54号、同39−5514号、同40−12237号、
同42−26345号、米国特許2,525,753
号、同2,594,293号、同2,614,928
号、同2,763,639号、同3,118,766
号、同3,132,945号、同3,186,846
号、同3,312,553号、英国特許861,414
号、同103,189号等に記載の誘導体ゼラチン)を
単独またはそれらを組み合わせて用いることができる。
誘導体ゼラチンを用いると、インクの初期乾燥性の点で
非常に有利である。
【0023】本発明に係るゼラチンのゼリー強度(PA
GI法、ブルーム式ゼリー強度計による)としては、1
50g以上、特に200〜300gであることが好まし
い。
【0024】本発明で好ましく用いられる誘導体ゼラチ
ンとは、ゼラチンの有するアミノ基、イミノ基又はカル
ボキシル基を置換したゼラチンを意味するが、本発明で
は特にアミノ基又はイミノ基を置換したゼラチンが好ま
しい。更に好ましくはアミノ基を置換したゼラチンであ
り、その例としてフェニルカルバモイル化ゼラチンやフ
タル化ゼラチン等が挙げられる。
【0025】本発明において、アミノ基を置換して誘導
体ゼラチンを得るための有用な置換基としては、(a)
アルキルアシル、アリールアシル、例えばアセチル及び
置換、無置換のベンゾイル等のアシル基、(b)アルキ
ルスルホニル、アリールスルホニル等のスルホニル基、
(c)アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル等
のカルバモイル基、(d)アルキルチオカルバモイル、
アリールチオカルバモイル等のチオカルバモイル基、
(e)炭素数1〜18個の直鎖、分岐のアルキル基、
(f)置換、無置換のフェニル、ナフチル及びピリジ
ル、フリル等の芳香族複素環等のアリール基、が挙げら
れる。
【0026】本発明における誘導体ゼラチンは、これら
の中でもアシル基(−COR1)又はカルバモイル基
(−CONR12)によりアミノ基が置換されたものが
好ましい。
【0027】前記アシル基又はカルバモイル基のR1
各々置換、無置換の脂肪族基(例えば炭素数1〜18個
のアルキル基、アリル基等)、アリール基又はアラルキ
ル基(例えばフェネチル基等)であり、R2は水素原
子、脂肪族基、アリール基又はアラルキル基である。
【0028】本発明において特に好ましいものは、R1
がアリール基、R2が水素原子の場合である。以下、本
発明において用いられる誘導体ゼラチンのアミノ基置換
基の例を示すが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0029】−誘導体ゼラチンのアミノ基置換基の例−
【0030】
【化1】
【0031】本発明における誘導体ゼラチンは、アミノ
基及びイミノ基から選らばれる少なくとも一方の総量の
60%以上が該アミノ基又はイミノ基と反応し得る置換
基により予め置換されたものを用いるのが好ましいが、
特に好ましくはアミノ基の総量の80%以上が置換され
た誘導体ゼラチンである。
【0032】誘導体ゼラチンのアミノ基の置換率の算出
方法は、置換前のゼラチンのアミノ基及び置換後の誘導
体ゼラチンの未置換アミノ基を定量し、その差を置換前
のアミノ基の量で割ることにより、置換率を求めること
ができる。アミノ基の定量方法としては種々の分析法を
用いることができるが、例えば分析化学便覧(日本分析
化学会編)改訂二版第294頁記載のホルモール法によ
り定量することができる。
【0033】本発明においては、インク受容層に含まれ
るゼラチンの塗工量としては、固形分として3〜20g
/m2が好ましく、さらに好ましくは5〜15g/m2
ある。インク受容層が3g/m2未満ではインクの受容
性が劣り、印字後インクが受容層から溢れてしまう。更
に、20g/m2を越えて多い場合には、インクの受容
性は向上するがバンディング及び搬送不良が発生する。
【0034】本発明に使用してもよい水溶性ポリマーと
しては例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ポリアルキレンオキサイド類、ポリビニルピリ
ジニウムハライド、各種変性ポリビニルアルコール等の
ビニルホルマールおよびその誘導体(特開昭60−14
5879号、同60−220750号、同61−143
177号、同61−235182号、同61−2351
83号、同61−237681号、同61−26108
9号参照)、ポリアクリルアミド、ポリジメチルアクリ
ルアミド、ポリジメチルアミノアクリレート、ポリアク
リル酸ソーダ、アクリル酸メタクリル酸共重合体塩、ポ
リメタクリル酸ソーダ、アクリル酸ビニルアルコール共
重合体塩等のアクリル基を含むポリマー(特開昭60−
168651号、同62−9988号等に記載)、澱
粉、酸化澱粉、カルボキシル澱粉、ジアルデヒド澱粉、
カチオン化澱粉、デキストリン、アルギン酸ソーダ、ア
ラビアゴム、カゼイン、プルラン、デキストラン、メチ
ルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の天然高分
子材料またはその誘導体(特開昭59−174382
号、同60−262685号、同61−143177
号、同61−181679号、同61−193879
号、同61−287782号等に記載)、ポリビニルエ
ーテル、ポリグリセリン、マレイン酸アルキルビニルエ
ーテル共重合体、マレイン酸−N−ビニルピロール共重
合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエチレ
ンイミン等の合成ポリマー(特開昭61−32787
号、同61−237680号、同61−277483号
等に記載)等を挙げることができる。これらのポリマー
のうち好ましくはポリビニルピロリドン類、ポリアルキ
レンオキサイド類、ポリビニルアルコール類、及び、メ
タクリル酸/アクリル酸系共重合体およびその塩であ
る。
【0035】本発明に使用出来るポリアルキレンオキサ
イド類としては、例えばポリエチレンオキサイド類、ポ
リエチレングリコール類、ポリプロピレングリコール類
又は下記一般式〔P〕で示される化合物等が挙げられ
る。
【0036】一般式〔P〕 R1O−(A1−O)j1−(A2−O)j2−(A3−O)j3
−R2 式中、A1,A2,A3はそれぞれ置換、無置換の直鎖ま
たは分岐のアルキレン基を表すが、すべてが同一となる
ことはない。R1,R2はそれぞれ同一であっても異なっ
ても良く、水素原子、それぞれ置換、無置換のアルキル
基、アリール基、アシル基を表す。
【0037】それぞれの置換基としては、ヒドロキシ
基、カルボキシ基、スルホニル基、アルコキシ基、カル
バモイル基、スルファモイル基があげられる。好ましく
用いられるものとしては、R1、R2が水素原子であり、
1,A2,A3がそれぞれ無置換のものである。また最
も好ましいものとしては、A1,A2,A3が−CH2CH
2−又は−CH(CH3)−CH2−である。
【0038】j1,j2,j3は、それぞれ0〜500
の整数を表す。ただし、j1+j2+j3≧5である。
【0039】これらのうちで、好ましく用いられるのは
j1,j2,j3のうち少なくとも1つが15以上のも
のであり、さらに好ましく用いられるのは20以上のも
のである。
【0040】また、本発明における一般式〔P〕で示さ
れる化合物が例えば2種類のモノマーA,Bを混ぜて共
重合させた共重合体となる場合は、以下に示される配列
のものも包含される。
【0041】−A−B−A−B−A−B−A−B−A−
B− −A−A−B−A−B−B−A−A−A−B−A−A−
B−B−A− −A−A−A−A−A−A−B−B−B−B−B−B−
A−A−A−A−A− これらの共重合体となるもののうち特に好ましい化合物
としては、下記一般式〔P′〕で示される、エチレング
リコールとプロピレングリコールのブロックポリマー
(プルロニック型非イオン)である。
【0042】一般式〔P′〕 HO−(CH2CH2−O)j4−〔CH(CH3)CH2
O〕j5−(CH2CH2−O)j6−H 式中、j4,j5,j6は前記一般式〔P〕中のj1,
j2,j3と同義である。
【0043】本発明におけるポリアルキレンオキサイド
類で好ましいものとしてはポリエチレンオキサイド類で
あり、平均分子量が10,000〜500,000の範
囲にあるものが好ましく、特に好ましくはポリエチレン
グリコール(PEGと称することもある)で、平均分子
量が50,000〜300,000の範囲のものであ
る。
【0044】ここで本発明におけるポリアルキレンオキ
サイド類の平均分子量とは水酸基価により算出した分子
量である。
【0045】本発明において、併用してもよい水溶性ポ
リマーのゼラチンに対する添加比率(wt%)は、併用
する水溶性ポリマーの種類によって異なるが、インク定
着性、インク吸収性をより向上させるには、前記インク
受容層内での該水溶性ポリマーの該ゼラチンに対する重
量比率を、0.1〜3.0にコントロールすることが好
ましく、さらには0.2〜1.5の範囲にコントロール
することがより好ましい。
【0046】本発明においては、前記インク受容層に少
なくとも1種以上の高分子ラテックスを含有させること
により、あらゆる環境下における濃度の反転を防止する
上で効果がある。
【0047】本発明における高分子ラテックスとは、例
えばビニルポリマー系ラテックスとして、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の
単独重合体やアクリル、酢酸ビニル、塩化ビニル等との
共重合体を指す。また、合成ゴム系ラテックスとして、
ポリイソブチレン、クロロプレンゴム、ポリブタジエン
ゴム等の単独重合体やスチレン・ブタジエン、アクリロ
ニトリル・ブタジエン、メチルメタクリレート・ブタジ
エン、アクリル酸エステル等の共重合体を指す。さらに
これら各種重合体をカルボキシル基等の官能基で修飾し
て変性したものも含まれる。
【0048】特に好ましい高分子ラテックスの具体例を
以下に示す。
【0049】
【化2】
【0050】
【化3】
【0051】本発明においては、ポリウレタンをインク
受容層中に含有するとより好ましい。
【0052】ポリウレタンとは、ポリイソシアネート化
合物と2個以上のヒドロキシ基を有するポリオールとの
付加重合物であり、好ましくはノニオン型若しくは側鎖
または末端にアニオン性基を有するウレタンポリマーで
ある。
【0053】本発明に用いるポリウレタンは環境問題の
観点から有機溶剤を塗布時に使用せずに済む水性分散体
であることが好ましい。ポリウレタン水性分散体には外
部界面活性剤の使用により乳化する「強制乳化型」とウ
レタンポリマー骨格中に親水性を導入後乳化する「自己
乳化型」の両タイプがある。本発明ではいずれのタイプ
を用いることもできるが、インクジェット用記録シート
の光沢性と透明性の点で「自己乳化型」であることが好
ましい。
【0054】ポリウレタンの形成に有用なポリイソシア
ネートとしては、イソシアネート基を2個有するものと
して、1,2−ジイソシアネートエタン、1,3−ジイ
ソシアネートプロパン、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、ノナメチレンジイソシアネート、デ
カメチレンジイソシアネート、ω,ω′−ジプロピルエ
ーテルジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジ
イソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4′−
ジイソシアネート、ヘキサヒドロジフェニル−4,4′
−ジイソシアネート、ヘキサヒドロジフェニルエーテル
−4,4′−ジイソシアネート、フェニレン−1,4−
ジイソシアネート、トルイレン−2,6−ジイソシアネ
ート、トルイレン−2,4−ジイソシアネート、1−メ
トキシベンゼン−2,4−ジイソシアネート、1−クロ
ロフェニレンジイソシアネート、テトラクロロフェニレ
ンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネー
ト、パラキシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
ン−4,4′−ジイソシアネート、ジフェニルスルフィ
ド−4,4′−ジイソシアネート、ジフェニルスルホン
−4,4′−ジイソシアネート、ジフェニルエーテル−
4,4′−ジイソシアネート、ジフェニルエーテル−
3,4′−ジイソシアネート、ジフェニルケトン−4,
4′−ジイソシアネート、ナフタレン−1,4−ジイソ
シアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、
2,4′−ビフェニルジイソシアネート、4,4′−ビ
フェニルジイソシアネート、3,3′−ジメトキシ−
4,4′−ビフェニルジイソシアネート、アントラキノ
ン−2,6−ジイソシアネート、トリフェニルメタン−
4,4′−ジイソシアネート、アゾベンゼン−4,4′
−ジイソシアネート等が挙げられる。
【0055】またイソシアネート基を3個含むものとし
ては、例えば下記の(I)〜(IV)の構造式によって示
される化合物を用いることができる。
【0056】
【化4】
【0057】また、2個以上の水酸基を有する、ポリオ
ールの適切なものとしては、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール等のジオール、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ヘキサントリオール、グリセリ
ン等のトリオール、ソルビトール等のヘキサオール、ポ
リエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリ
エステルポリエーテルポリオールが挙げられ、ポリエス
テルポリオールは、多塩基酸とポリヒドロキシ化合物と
から製造される化合物のことであり、末端ヒドロキシポ
リエステルが好適である。多塩基酸として、シュウ酸、
コハク酸、アジピン酸、ピメリン酸等の飽和脂肪酸、マ
レイン酸、フマール酸等の不飽和脂肪酸、フタール酸、
イソフタル酸等の芳香族酸あるいはその無水物を単独ま
たは混合し、ポリヒドロキシ化合物として、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール等のジオール、トリメチロ
ールプロパン、トリメチロールエタン、ヘキサントリオ
ール、グリセリン等のトリオール、ソルビトール等のヘ
キサオール等の1種又は2種以上を混合して使用でき
る。
【0058】ポリエーテルポリオールとは1分子中に水
酸基を2個以上含み、且つエーテル結合を有する化合物
のことであり、エチレンオキサイド(EO)、プロピレ
ンオキサイド(PO)の単独重合物又は共重合物、およ
びグリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリ
オール等のトリオール、ソルビトール等のヘキサオール
等の多価アルコールまたはエチレンジアミン、ベンゼン
スルファマイド、2−アミノエタノールアミン、N−メ
チルジエタノールアミン、ジエチレントリアミン、芳香
基を有するアミン等のアミンに、EOまたはPOを任意
に付加して形成されたポリオール、またはこれらの誘導
体が挙げられ、これらの1種又は2種以上を混合して使
用出来る。ポリエステルポリエーテルポリオールとして
は、上記の如き多塩基酸とポリエーテルポリオールを末
端水酸基となるように縮合して得られるものである。
【0059】その他のポリオールとしては、例えばヒマ
シ油、トール油あるいはそれらの誘導体、アクリルポリ
オール、ウレタンポリオール等がある。更に以上の如き
各種のポリオールは単独でも混合物としても使用でき
る。
【0060】以上の如き成分からなるポリウレタンの調
製はいずれも公知の方法により行うことができる。
【0061】本発明に使用できるポリウレタンとしては
ポリウレタン骨格中に親水性基を導入後乳化する「自己
乳化型」が好ましい。
【0062】上記親水性基として代表的なものは、カル
ボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エ
ステル基等アニオン性基、第1級アミノ基、第2級アミ
ノ基、第4級アンモニウム基等のカチオン性基またはカ
チオン性前駆体、水酸基、エーテル、アミド基等のノニ
オン性基などである。
【0063】これらの自己乳化型アニオン性ポリウレタ
ンの調整方法としては、特公昭43−9076号、同4
2−24194号、特開昭51−24658号、同51
−22756号、同50−112490号、同51−6
0294号、同49−128997号、同50−515
97号、同51−86593号、同51−77695
号、同49−99154号、特公昭49−28653
号、同46−15517号、同46−18501号、同
45−26312号、同43−6480号、同42−1
9278号、同42−24192号、同42−2419
4号、特開昭51−36294号等に記載の方法を用い
ることができる。
【0064】また、ポリウレタンのインク受容層の全重
量(乾燥重量)に対する含有率は1〜70重量%が好ま
しく、よい好ましくは3〜50重量%、更に好ましくは
5〜30重量%である。
【0065】本発明において、更に、インク受容層には
界面活性剤、バインダ、硬膜剤の他、無機顔料、着色染
料、着色顔料、インク染料の定着剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、顔料の分散剤、消泡剤、レベリング剤、防腐
剤、蛍光増白剤、粘度安定剤、pH調節剤などの公知の
各種添加剤を添加することもできる。
【0066】本発明において、インク受容層にはバイン
ダーに加えて画質を向上させる目的で、インク吸収性を
損なわない範囲で界面活性剤を添加することが好まし
い。用いられる界面活性剤はアニオン系、カチオン系、
ノニオン系、ベタイン系の何れのタイプでもよく、また
低分子のものでも高分子のものでも、異なる種類のもの
を併用してもよい。さらに好ましくはフッ素系の界面活
性剤である。
【0067】従来の界面活性剤の使用方法としては、ア
ニオン性界面活性剤とカチオン性界面活性剤を併用する
と塗布前の溶液状態での凝集が起こり、好ましくないと
考えられて来たが、フッ素系界面活性剤においては、溶
液状態での凝集のなく、またインクジェット用記録シー
トに用いた場合、優れたインク受容性を示し、インク滴
が時間とともに拡散する現象が少なく、より大きな液滴
を利用することができ、より濃度の濃い、ムラの少ない
画像が得られることが分かった。
【0068】本発明においてアニオン性フッ素系界面活
性剤あるいはカチオン性フッ素系界面活性剤は、例えば
米国特許2,559,751号、同2,567,011
号、同2,732,398号、同2,764,602
号、同2,806,866号、同2,809,998
号、同2,915,376号、同2,915,528
号、同2,918,501号、同2,934,450
号、同2,937,098号、同2,957,031
号、同3,472,894号、同3,555,089
号、英国特許1,143,927号、同1,130,8
22号、特公昭45−37304号、特開昭47−96
13号、同49−134614号、同50−11770
5号、同50−117727号、同50−121243
号、同52−41182号、同51−12392号の、
英国化学会誌(J.Chem.Soc.)1950年2
789頁、同1957年2574頁及び2640頁、米
国化学会誌(J.Amer.Chem.Soc.)79
巻2549頁(1957年)、油化学(J.Japan
Oil Chemists Soc.)12巻653
頁、有機化学会誌(J.Org.Chem.)30巻3
524頁(1965年)等に記載された方法によって合
成することができる。
【0069】これらのフッ素系界面活性剤のうち、ある
種のものは大日本インキ化学工業社からメガファック
(Megafac)Fなる商品名で、ミネソタ・マイニ
ング・アンド・マニファクチュアリング・カンパニー社
からフルオラッド(Fluorad)FCなる商品名
で、インペリアル・ケミカル・インダストリー社からモ
ンフロール(Monflor)なる商品名で、イー・ア
イ・デュポン・ネメラス・アンド・カンパニー社からゾ
ニルス(Zonyls)なる商品名で、又、ファルベベ
ルケ・ヘキスト社からリコベット(Licowet)V
PFなる商品名で、それぞれ市販されている。
【0070】これらカチオン性フッ素系界面活性剤とア
ニオン性フッ素系界面活性剤の合計使用量は1m2当た
り0.1〜1000mgがよく、好ましくは0.5〜3
00mg、更に好ましくは1.0〜150mgがよい。
併用する時に、それぞれを2種以上ずつ併用しても構わ
ない。その他にノニオン性フッ素系界面活性剤、ベタイ
ン型フッ素系界面活性剤、炭化水素系活性剤を併用して
もよい。
【0071】本発明のアニオン性フッ素系界面活性剤と
カチオン性フッ素系界面活性剤活性剤の添加割合は、モ
ル比で1:10〜10:1が好ましく、更には3:7〜
7:3が好ましい。
【0072】本発明のインク受容層の塗工量としては3
〜100g/m2、より好ましくは5〜50g/m2であ
る。
【0073】本発明のインクジェット用記録シートにお
いては、必要に応じてバックコート層を設けることがで
きる。バックコート層とは、インク受容層を有する面と
反対面(裏面)に形成される層のことであり、実質的に
インク受容層の機能を有していても良い。
【0074】バックコート層に用いられる素材として
は、インク受容層に用いたものと同様の素材であること
が好ましい。
【0075】本発明においては、インク受容層にゼラチ
ンのような膨潤収縮が大きい素材を用いるときは、バッ
クコート層にもゼラチンを用いることができ、記録紙の
物理特性を安定化させることができる。
【0076】また、バックコート層には市販の硬膜剤や
マット剤等の物性改良剤を添加することが好ましい。
【0077】その他にも添加剤としてpH調整剤、金属
封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、湿潤
剤、防錆剤等を適用することができる。
【0078】本発明において用いられる支持体として
は、透明な支持体でも不透明な支持体でも使用目的に応
じて用いることができる。
【0079】透明な支持体としては、従来公知のものが
いずれも使用でき、例えば、ポリエステル樹脂、セルロ
ースアセテート樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリ塩化ビニール樹脂、ポリイミド樹脂、セロフ
ァン、セルロイドなどのフィルムがある。これらの中で
支持体の剛性、透明性の観点からポリエステル樹脂、特
にポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。
【0080】このような透明支持体はその厚さが約10
〜200μm程度のものが好ましく、更に好ましくは5
0〜150μm程度のものである。
【0081】不透明支持体としては樹脂被覆紙、顔料入
り不透明フィルム、発泡フィルム等の従来公知のものが
いずれも使用できるが、光沢性、平滑性の観点から樹脂
被覆紙、各種フィルムが好ましく、手触り感、高級感か
ら樹脂被覆紙、ポリオレフィン樹脂被覆紙、ポリエステ
ル系のフィルムがより好ましい。
【0082】好ましく用いられる樹脂被覆紙を構成する
原紙は、特に制限はなく、一般に用いられている紙が使
用できるが、より好ましくは例えば写真用支持体に用い
られているような平滑な原紙が好ましい。原紙を構成す
るパルプとしては天然パルプ、再生パルプ、合成パルプ
等を1種もしくは2種以上混合して用いられる。この原
紙には一般に製紙で用いられているサイズ剤、紙力増強
剤、填料、帯電防止剤、蛍光増白剤、染料等のの添加剤
が配合される。
【0083】さらに、表面サイズ剤、表面紙力剤、蛍光
増白剤、帯電防止剤、染料、アンカー剤等が表面に塗布
されていてもよい。
【0084】また、厚紙の厚みに関しては特に制限はな
いが、紙を抄造中または抄造後カレンダー等にて圧力を
印加して圧縮するなどした表面平滑性の良いものが好ま
しく、その秤量は30〜250g/m2が好ましい。
【0085】樹脂被覆紙の樹脂としては、ポリオレフィ
ン樹脂や電子線で硬化する樹脂を用いることができる。
ポリオレフィン樹脂としては、低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ
ペンテンなどのオレフィンのホモポリマーまたはエチレ
ン−プロピレン共重合体などのオレフィンの2つ以上か
らなる共重合体およびこれらの混合物であり、各種の密
度、溶融粘度指数(メルトインデックス)のものを単独
にあるいはそれらを混合して使用できる。
【0086】また、樹脂被覆紙の樹脂中には、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、タルク、炭酸カルシウムなどの白色顔
料、ステアリン酸アミド、アラキジン酸アミドなどの脂
肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシ
ウムなどの脂肪酸金属塩、イルガノックス1010、イ
ルガノックス1076などの酸化防止剤、コバルトブル
ー、群青、セシリアンブルー、フタロシアニンブルーな
どのブルーの顔料や染料、コバルトバイオレット、ファ
ストバイオレット、マンガン紫などのマゼンタの顔料や
染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤などの各種の添加剤を
適宜組み合わせて加えるのが好ましい。
【0087】本発明において好ましく用いられる支持体
である樹脂被覆紙は、走行する原紙上にポリオレフィン
樹脂の場合は、加熱溶融した樹脂を流延する、いわゆる
押出しコーティング法により製造され、その両面が樹脂
により被覆される。また、電子線により硬化する樹脂の
場合は、グラビアコーター、ブレードコーターなど一般
に用いられるコーターにより樹脂を塗布した後、電子線
を照射し、樹脂を硬化させて被覆する。また、樹脂を原
紙に被覆する前に、原紙にコロナ放電処理、火炎処理な
どの活性化処理を施すことが好ましい。支持体のインク
受容層が塗布される面(表面)は、その用途に応じて光
沢面、マット面などを有し、特に光沢面が優位に用いら
れる。裏面に樹脂を被覆する必要はないが、カール防止
の点から樹脂被覆したほうが好ましい。裏面は通常無光
沢面であり、表面あるいは必要に応じて表裏両面にもコ
ロナ放電処理、火炎処理などの活性処理を施すことがで
きる。また、被覆樹脂層の厚みとしては特に制限はない
が、一般に5〜50μmの厚みに表面または表裏両面に
コーティングされる。
【0088】本発明では水性インクが好ましく用いら
れ、下記の着色剤、液媒体、その他の添加剤からなる記
録液体が用いられる。着色剤としては、直接染料、酸性
染料、塩基性染料、反応性染料或いは食品用色素等の水
溶性染料が挙げられる。
【0089】水性インクの溶媒としては、水及び水溶性
の各種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t
ert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等の
炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセト
ン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトンアルコ
ール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオー
ル、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチ
レングリコール等のアルキレン基が2〜6個のアルキレ
ングリコール類;グリセリン、エチレングリコールメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチ
ル)エーテル、トリエチレングリコール、モノメチルエ
ーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類、
2H−ピロリジノン等のピロリジノン類、1−メチル−
2−ピロリドン、2−ピロリドン等のピロリドン類等が
挙げられる。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、
ジエチレングリコール等の多価アルコール、トリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノエチルエーテル等の多価アルコールの低級アル
キルエーテル、ピロリドン類が好ましい。
【0090】本発明においてインクの溶媒はインクヘッ
ドノズルの目詰り防止の観点から水と前記有機溶媒の混
合溶媒を用いることが好ましいが、この時、水と有機溶
媒の混合比率は重量比で1/9〜9/1が好ましく、よ
り好ましくは4/6〜9/1である。
【0091】その他の添加剤としては、例えば、PH調
節剤、金属封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張力調
整剤、湿潤剤、界面活性剤及び防錆剤等が挙げられる。
【0092】本発明においてゼラチンと共に使用できる
化合物としては、フェノール系化合物、チアゾリン系化
合物、トリアジン系化合物、モルホリン系化合物、イミ
ダゾール系化合物、グアニジン系化合物及びベンツトリ
アゾール系化合物が挙げられる。
【0093】具体的な化合物としてはオルトフェニルフ
ェノールおよびその塩(カリウム、ナトリウム)、2−
オクチル−4−イソチアゾリン、ベンツイソチアゾリン
−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オン、2−チオメチル−4−エチルアミノ−6−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジ
ン、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキ
シエチル)−s−トリアジン、4−(2−ニトロブチ
ル)モルホリン4−(3−ニトロブチル)モルホリン、
2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾール、ドデシル
グアニジン塩酸塩、ベンツトリアゾールが挙げられるが
これらに限定されるものではない。
【0094】本発明において、ゼラチン含有層は、耐水
性を向上させる目的で適当な硬膜剤で硬膜することがで
きる。硬膜剤の具体的な例としては、ホルムアルデヒ
ド、グルタルアルデヒドの如きアルデヒド系化合物、ジ
アセチル、クロルペンタンジオンの如きケトン化合物、
ビス(2−クロロエチル尿素)、2−ヒドロキシ−4,
6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン、米国特許3,
288,775号記載の如き反応性のハロゲンを有する
化合物、ジビニルスルホン、米国特許3,635,71
8号記載の如き反応性のオレフィンをもつ化合物、米国
特許2,732,316号記載のN−メチロール化合
物、米国特許3,103,437号記載の如きイソシア
ナート類、米国特許3,017,280号、同2,98
3,611号記載の如きアジリジン化合物類、米国特許
3,100,704号記載の如きカルボジイミド系化合
物類、米国特許3,091,537号記載の如きエポキ
シ化合物、ムコクロル酸の如きハロゲンカルボキシアル
デヒド類、ジヒドロキシジオキサンの如きジオキサン誘
導体、クロム明ばん、カリ明ばん、硫酸ジルコニウムの
如き無機硬膜剤等があり、これらを1種または2種以上
組み合わせて用いることができる。硬膜剤の添加量は構
成するゼラチン100gに対して0.01g〜10gが
好ましく、より好ましくは0.1〜5gである。
【0095】本発明のインク受容層を形成する方法とし
ては、サイズプレス法、ロールコーター法、ブレードコ
ーター法、エアナイフコーター法、ゲートロールコータ
ー法、ロッドバーコーター法、カーテン法、エクストル
ージョン法、スライドホッパー法等、通常用いられてい
る塗工方法が用いられる。
【0096】塗工後の乾燥方法に特に制限はないが、特
開平6−64306号の4頁に記載されているコールド
ドライ法は品質感の高い記録シートを得るために好まし
い乾燥方法である。
【0097】本発明において、インク受容層は単層構成
でも多層構成よいが、インク吸収性やインク定着性など
機能分離するために複数の層で構成されていることが好
ましく、さらに好ましくは3層以上で構成されているこ
とである。また、本発明でいう中心線平均粗さをより効
果的にコントロールするためには、最上層に微粒子を存
在させることが好ましい。
【0098】本発明において、インク受容層表面のJI
S−B0601による中心線平均粗さが0.25以上
3.0以下にすることで、搬送性、光沢性、くっつき性
を両立することが可能となる。其の手段としては、特に
制限は無いが、搬送性の点から微粒子で調整することが
好ましい。
【0099】本発明の微粒子とは写真技術分野に於いて
よく知られており、親水性有機コロイドバインダー中に
分散可能な無機又は有機材料の不連続固体粒子であると
定義できる。無機の微粒子の例としては酸化物(例えば
二酸化珪素、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化アル
ミニウム等)、アルカリ土類金属塩(例えば硫酸塩や炭
酸塩であって、具体的には硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム等)、画像を形
成しないハロゲン化銀粒子(塩化銀や臭化銀等で更にハ
ロゲン成分として沃素原子が僅かながら加わってもよ
い)やガラス等である。
【0100】この他に西独特許2,529,321号、
英国特許第760,775号、同1,260,772
号、米国特許第1,201,905号、同2,192,
241号、同3,053,662号、同3,062,6
49号、同3,257,206号、同3,322,55
5号、同3,353,958号、同3,370,951
号、同3,411,907号、同3,437,484
号、同3,523,022号、同3,615,554
号、同3,635,714号、同3,769,020
号、同4,021,245号、同4,029,504号
等に記載されている無機微粒子剤を用いることもでき
る。
【0101】また、有機の微粒子の例には澱粉、セルロ
ースエステル(例えば、セルロースアセテートプロピオ
ネート等)、セルロースエーテル(例えばエチルセルロ
ース等)、合成樹脂等である。合成樹脂の例としては、
水不溶又は難溶性合成ポリマーであり、例えばアルキル
(メタ)アクリレート、アルコキシアルキル(メタ)ア
クリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、(メ
タ)アクリルアミド、ビニルエステル(例えば酢酸ビニ
ル)、アクリロニトリル、オレフィン(例えばエチレン
等)、スチレン、ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド
縮合物などの単独若しくは組み合わせ、又はこれらとア
クリル酸、メタクリル酸、α,β−不飽和ジカルボン
酸、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、スルホ
アルキル(メタ)アクリレート、スチレンスルホン酸等
の組み合わせをを単量体成分とするポリマーを用いるこ
とができる。
【0102】その他エポキシ樹脂、ナイロン、ポリカー
ボネート、フェノール樹脂、ポリビニルカルバゾール、
ポリ塩化ビニリデン等の微粒子も用いることができる。
【0103】この他に英国特許第1,055,713
号、米国特許第1,939,213号、同2,221,
873号、同2,268,662号、同2,322,0
37号、同2,376,005号、同2,391,18
1号、同2,701,245号、同2,992,101
号、同3,079,257号、同3,262,782
号、同3,443,946号、同3,516,832
号、同3,539,344号、同3,591,379
号、同3,754,924号、同3,767,448
号、特開昭49−106821号、同57−14835
号等に記載されている有機微粒子を用いることができ
る。
【0104】なかでもポリメチルメタクリレート、或い
はその共重合体ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮
合ポリマー(ベンゾグアナミン樹脂、具体的には下記式
で示されるもの、例えば商品名エポスター:日本触媒化
学工業(株)製:既存化学物質7−31など)、ポリオ
レフィン(例えば商品名フロービーズLE−1080、
CL−2080、HE−5023:製鉄化学製或いは商
品明ケミパールV−100:三井石油化学製)、ポリス
チレンビーズ(モリテックス社製)、ナイロンビーズ
(モリテックス社製)、AS樹脂ビーズ(モリテックス
社製)、エポキシ樹脂ビーズ(モリテックス社製)、ポ
リカーボネート樹脂(モリテックス社製)等が好まし
い。
【0105】
【化5】
【0106】これら微粒子は公的の合成法に基づき合成
することができる。
【0107】これらは、微粒子の好ましい含有量として
は、光沢性、取り扱い性搬送性の観点から重量平均粒径
が3〜20μmで、かつインク受容層中の総重量(付き
量ともいう)は10〜100mg/m2であることが好
ましい。
【0108】塗工液安定性の点から3μm未満の粒子
や、20μmを越える粒子を分級により、予め排除して
おくことが好ましい。
【0109】又、これらの微粒子は2種以上併用しても
よい。
【0110】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。尚、文中
「部」とは、「重量部」を表す。
【0111】実施例1 (1)支持体の作製 原紙の表面に低密度ポリエチレン70部と高密度ポリエ
チレン20部からなる樹脂組成物を20g/m2塗工
し、裏面に低密度ポリエチレン50部と高密度ポリエチ
レン50部からなる樹脂組成物を20g/m2塗工し、
支持体RC−1(100μm)を作製した。
【0112】(2)バックコート層の作製 ゼラチン(コニカゼラチン(株)社製 KV−302
9)70重量部と高分子ラッテクス(例示化合物LA−
1)30重量部の塗工液を調整し(固形分濃度7.5重
量%)、上記操作により作製した支持体の裏面に乾燥後
の塗工層の重量が7g/m2となるようにバーコート法
により塗工した。
【0113】(3)インク受容層の作製 以下の操作に従ってインク受容層を作製した。
【0114】上記(2)で作製した支持体の反対面に下
記塗工液3をバーコート法により塗工し、乾燥後、塗工
液2、1の順番で繰り返し塗工した。
【0115】塗工液1;ゼラチン(コニカゼラチン
(株)社製 KV−3029)50重量部とポリビニル
ピロリドン(BASF(株)社製K−90)20重量
部、重量平均分子量15万のポリエチレングリコール
(明成化学社製 R−150)30重量部の塗工液を作
製し(固形分濃度8重量%)、重量平均粒径1〜30μ
mのポリメチルメタクリレート/エチレングリコールジ
メタアクリレートの共重合体の微粒子(綜研化学(株)
社製 MR13G)を表1記載の添加量となるように調
整した。この時、固形分に対し0.15重量%の界面活
性剤FA,FK,0.07重量%の界面活性剤FTを添
加し、微粒子の分散には市販のサンドミルを用い、分散
時間を変化させることで中心線平均粗さを調整した。
【0116】
【化6】
【0117】塗工液2;ゼラチン(コニカゼラチン
(株)社製 KV−3029)50重量部とポリビニル
ピロリドン(BASF(株)社製K−90)50重量部
の塗工液を作製した(固形分濃度7重量%)。
【0118】塗工液3;ゼラチン(コニカゼラチン
(株)社製 KV−3029)80重量部とポリビニル
ピロリドン(BASF(株)社製K−90)20重量部
の塗工液を作製した(固形分濃度7重量%)。
【0119】(4)プリント試料の作製 上記(1)〜(3)により作製された試料をインクジェ
ットプリンター(セイコーエプソン(株)社製;MJ5
000C)及び専用インクを用いて表1記載の条件下に
調温調湿された部屋でイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色を用いて単色及び自然画像をプリントし以
下に示す評価方法により評価した。その結果を表1に示
す。
【0120】(未印字部光沢性)プリント前にJIS−
P8142の規定された方法に従い測定し、以下の評価
基準により評価した。
【0121】 ◎:光沢度100〜85%で非常に光沢に優れ、写真の
ように見える ○:光沢度85〜70%で写真ほどではないが、光沢が
維持されている △:光沢度70〜50%で普通紙よりは光沢がある程度 ×:光沢度50%以下で普通紙と変わらない (印字部の光沢性)プリント後(3時間後)の自然画像
を目視により観察し、以下の評価基準により評価した。
【0122】 ◎:印字部の画像に全てに光沢が維持されている ○:中濃度部においてわずかに光沢度低下が認められる
が、実技上気にならないレベル △:中濃度部から高濃度部にかけて光沢度低下が認めら
れ実技上問題になるレベル ×:全体的に光沢度低下が認められ、商品にならないレ
ベル (印字部くっつき)プリント後5分の画像に、同じ試料
を上から重ね、11g/cm2の荷重を5秒間かけた
後、剥がして裏面に転写したインクを目視にて観察し
た。
【0123】 ◎:裏面に全く転写していない ○:ブラックインクの転写がわずかに認められるが、実
技上問題のないレベルである △:ブラックとマゼンタインクが転写しており、実技上
問題あるレベル ×:各色のインクが転写しており、剥がすと受容層が剥
離すし、商品にならないレべル (未印字部くっつき性)プリント前の試料を2枚重ね、
その上から20g/cm2の荷重をかけ2週間放置した
後、はがしてその様子を以下の評価基準により観察し
た。
【0124】 ◎:全くくっつかず優れている ○:わずかにくっつくが膜はがれ等は全くなく実技上問
題のないレベルである △:わずかな膜はがれが生じ、実技上問題のあるレベル
である ×:膜全面がくっつき商品にならないレベルである。
【0125】(搬送性)未印字試料を50枚連続フィー
ドさせ、ミスフィードの様子と枚数をカウントした。
【0126】 ◎:50枚問題なく通過した ○:1〜2枚のわずかな斜行が認められたが50枚通過
した △:1〜5枚ピックアップされなかったが、手で押して
やると通過した ×:1〜5枚のジャミングが生じた
【0127】
【表1】
【0128】表1の結果からも判るように、本発明のイ
ンクジェット用記録シートは高温条件下、低温多湿条件
下においても印字部、未印字部の光沢を維持しながら、
優れた搬送性、くっつき性を示すことが判る。特に重量
平均分子量を本発明の好ましい範囲内に調整するとさら
に効果が向上することが判る。
【0129】実施例2 実施例1の試料No.1−4において、ポリメチルメタ
クリレート/エチレングリコールジメタクリレートの共
重合体を表2記載の化合物に代えた他は実施例1と同様
の操作により試料を作製し評価した。その結果を表2に
示す。
【0130】
【表2】
【0131】表2の結果から判るように、本発明の微粒
子には有機微粒子を用いることが印字部くっつき性の観
点から好ましいことが判るが、中でもポリメチルアクリ
レート/エチレングリコールメタクリレートの共重合体
を用いると最も効果を発現する事が判る。
【0132】実施例3 実施例1の塗工液1〜3を用いて、表3に示す塗工量に
なるように塗工した後は同様の方法により試料を作製し
た(微粒子の塗工量が同一になるように調整した)。
【0133】この時、支持体をRC−1からPET(ポ
リエチレンテレフタレート)のクリヤーフィルムとホワ
イトPET、普通紙に代えたものも同時に評価し、以下
に示す評価法を追加した。その結果を表3に示す。
【0134】(長期転写性)印字15分後に画像全体に
普通紙を重ね、その上から50g/cm2の荷重を加え
た後、1週間後に剥がしてその様子を目視にて観察し
た。
【0135】 ◎:全く転写なしに剥がれた ○:わずかに高濃度部の光沢が低下しているが、くっつ
き、インクの転写等はなく実技上問題なし △:高濃度部においてインクの転写が認められ、実技上
問題あるレベル ×:全面にインクの転写が認められ商品にならないレベ
【0136】
【表3】
【0137】表3から判るように、インク受容層を複数
構成にすることで優れた搬送性、印字部くっつき性を示
すと共に、長期の転写性を向上させるという効果も発現
した。
【0138】実施例4 実施例1の1−4において表4記載の高分子ラテックス
を固形分に対し30%添加して、試料を作製し、以下の
評価を追加して評価を行った。
【0139】(濃度の反転性)ブラックの中濃度部〜高
濃度部に於ける濃度反転の様子を目視にて観察した。
【0140】 ◎:反転は全くなく非常に優れている ○:わずかに反転が認められるが実技上全く問題ない △:高濃度部において反転現象が認められ、実技上問題
のあるレベルである ×:中濃度部〜高濃度部において反転現象が顕著に認め
られ商品にならないレべルである
【0141】
【表4】
【0142】表4からも判るように、本発明の記録シー
トの受容層中に高分子ラテックスを含有させると濃度の
反転も改善できるという効果を発現した。
【0143】
【発明の効果】本発明により、ゼラチンを用いたインク
受容層の特徴である未印字部、印字部の光沢を維持しつ
つ、あらゆる環境条件化における取り扱い性、搬送性を
向上させた高画質インクジェット用記録シートを提供す
ることが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 豊 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 上村 裕之 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の少なくとも1方にインク受容層
    を設けたインクジェット用記録シートにおいて、該イン
    ク受容層中にゼラチン及び微粒子を含有し、かつJIS
    −B0601による中心線平均粗さが0.25以上3.
    0μm以下であることを特徴とするインクジェット用記
    録シート。
  2. 【請求項2】 該支持体がポリオレフィン被覆基紙また
    はフィルムであることを特徴とする請求項1記載のイン
    クジェット用記録シート。
  3. 【請求項3】 該微粒子の重量平均粒径が3以上20μ
    m以下かつインク受容層中の総重量が、10以上100
    以下mg/m2であることを特徴とする請求項1又は2
    記載のインクジェット用記録シート。
  4. 【請求項4】 該微粒子が有機微粒子であることを特徴
    とする請求項1〜3いずれか一項記載のインクジェット
    用記録シート。
  5. 【請求項5】 該インク受容層が複数の層から構成され
    ていることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項記載
    のインクジェット用記録シート。
  6. 【請求項6】 該インク受容層が複数層から構成されて
    おり、かつ該微粒子の重量平均粒径が最上層の厚みより
    大きいことを特徴とする請求項1〜5いずれか一項記載
    のインクジェット用記録シート。
  7. 【請求項7】 該インク受容層が複数層から構成されて
    おり、かつその複数層が3層以上であることを特徴とす
    る請求項1〜6いずれか一項記載のインクジェット用記
    録シート。
  8. 【請求項8】 該インク受容層中に高分子ラテックスを
    含有することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項記
    載のインクジェット用記録シート。
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