JP2004212990A - フォームコア支持媒体上への表示を設ける方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 少なくとも1個のフランジ層で被覆された独立気泡フォームコア画像形成媒体上に表示を設ける、信頼性があり、低コストで且つ高品質な方法を提供する。
【解決手段】 発泡剤の使用によって膨張されたポリマーを含む独立気泡フォームコア層とそれに接着された少なくとも1個のフランジ層とを含んでなる支持体を用意し、そして前記支持体の上に表示を設けることを含んでなる支持体及び少なくとも1個の画像形成層を含んでなる画像形成要素の支持体上へ表示を設ける方法並びに発泡剤の使用によって膨張されたポリマーを含む独立気泡フォームコア層とそれに接着された少なくとも1個のフランジ層とを含んでなる支持体を用意し、そして前記独立気泡フォームコア層の上に表示を設けることを含んでなる画像形成要素用の支持体上へ表示を設ける方法。
【選択図】 なし
【解決手段】 発泡剤の使用によって膨張されたポリマーを含む独立気泡フォームコア層とそれに接着された少なくとも1個のフランジ層とを含んでなる支持体を用意し、そして前記支持体の上に表示を設けることを含んでなる支持体及び少なくとも1個の画像形成層を含んでなる画像形成要素の支持体上へ表示を設ける方法並びに発泡剤の使用によって膨張されたポリマーを含む独立気泡フォームコア層とそれに接着された少なくとも1個のフランジ層とを含んでなる支持体を用意し、そして前記独立気泡フォームコア層の上に表示を設けることを含んでなる画像形成要素用の支持体上へ表示を設ける方法。
【選択図】 なし
Description
本発明は、独立気泡フォームコア支持体上へ表示(indicia)を設ける方法に関する。
プリント画像形成支持体は、画像形成応用のための消費者によって広く受け入れられるためには、好ましいベース重量、厚さ、剛性、平滑性、光沢、白色度及び不透明度についての要件に適合しなくてはならない。「画像形成媒体(imaging media)」についての典型的な範囲から外れた特性を有する支持体は、消費者の好みが低いという難点がある。
これらの基本的な要件に加えて、画像形成支持体は、支持体上への画像形成の方式に依存する他の特別の要件の影響を受ける。例えば、印画紙の形成に於いて、印画紙は、液体処理薬品による浸透に対して抵抗性であることが望ましく、もしそうでない場合には、画像品質の激しい低下を伴って、プリント縁に汚染が現れる。「写真品質(photo-quality)」インクジェット用紙の形成に於いて、この用紙がインクに濡れやすいこと及び高濃度のインクを吸収し、そして迅速に乾燥する能力を示すことが望ましい。インクが迅速に吸収されない場合、要素は、重ねられたときに、次のプリントに一緒にくっつき(粘着し)、そして汚れ及び不均一なプリント濃度を示す。感熱媒体について、供与体からの色素の転写を最大にする(これは、より高い色飽和になる)ために、支持体に絶縁層が含まれることが望ましい。
それ故、画像形成媒体のために、幾つかの要件を同時に満足させることが望ましい。複数の要件を同時に満足させるために、当該技術分野で一般的に使用される一つの技術は、層のそれぞれが、個々に又は相剰的に、別個の機能を果たす複数の層からなるコンポジット構造物を使用することによるものである。例えば、従来の印画紙(photographic paper)は、それぞれの側に、それに適用されたポリオレフィン樹脂、典型的にポリエチレンの層(この層は、紙に防水性を与え、また、その上に感光性層が形成される平滑表面を与える機能をする)を有するセルロース紙基体又は支持体からなることが知られている。特許文献1に於いて、ハロゲン化銀画像形成層用の支持体を作るために、二軸延伸ポリオレフィンシートがセルロース紙に押出貼合せされている。特許文献1に記載された二軸延伸シートは、微孔形成層の上及び下に二酸化チタンのような白色顔料を含む共押出層と組合さった微孔形成層を有する。記載されているコンポジット画像形成支持体構造物は、セルロース紙の上に被覆された流延溶融押出ポリエチレン層を使用する先行技術の印画紙画像形成支持体よりも、一層耐久性で、鮮鋭で且つ明るいことが見出された。特許文献2に於いて、無機顔料及びアニオン性有機バインダーからなる多孔質皮膜が、セルロース紙にブレード被覆されて、「写真品質」のインクジェット紙が作られている。
上記の画像形成支持体の全てに於いて、個々の層を製造し、支持体に組立てるために、複数の操作が必要である。例えば、印画紙では、典型的に、製紙操作、それに続くポリエチレン押出被覆操作又は特許文献1に開示されているように、製紙操作、それに続く貼合せ操作が必要であり、貼合せ物は、更に他の押出流延操作で作られる。画像形成支持体の厳密な特徴及び品質要件をなお満たしながら、単一インライン製造工程で製造することができる画像形成支持体についての要求が存在する。
当該技術分野に於いて、伝統的な画像形成支持体が、非加工紙支持体からなることもよく知られている。例えば、現在製造されているような典型的な印画紙に於いて、印画紙の約75重量%は、非加工紙支持体からなる。非加工紙支持体は典型的に高いモジュラスの低コスト材料であるが、紙製造工程での顕著な環境問題が存在する。一層環境的に優しい、代替の非加工材料及び製造方法についてのニーズが存在する。環境的影響を最小にすることに加えて、可能な場合、顧客によって高く評価される画像形成支持体の特徴、即ち画像形成支持体の強度、剛性及び表面特性を犠牲にすることなく、非加工紙支持体含有量を減少させることが望ましい。
上記のことからの重要な結論は、印画紙をリサイクルする能力である。現在の印画紙は、それらがポリエチレンと非加工紙支持体とのコンポジット(複合体)であるのでリサイクルできず、それ自体はポリマー回収方法又は紙回収方法を使用してリサイクルできない。著しく高い含有量のポリマーからなる印画紙は、ポリマー回収方法を使用してリサイクルできるようになる。
現存するコンポジットカラー印画紙構造物は、典型的には、製造、仕上げ及び処理操作によりカールを受ける。このカールは、主として、製造及び乾燥操作の間に並びに貯蔵操作の間に(コアセット(core-set)カール)、コンポジット構造物の種々の層の中に形成される内部応力に起因する。更に、コンポジット構造物の異なった層は、異なった湿度に対する感受性を示すので、画像形成支持体のカールは、その直接の環境の湿度の関数として変化する。湿度の関数としてのカール感受性を最小にする又は理想的にはカール感受性を示さない画像形成支持体についての要求が存在する。
それで、画像形成媒体の厳格で変化する必要条件は、材料及び処理技術の一定の進展を要求する。当該技術分野で「ポリマーフォーム」として知られている一つのこのような技術は、以前に、食品及び飲料容器、包装物品、家具並びに家電に於いて顕著な応用を見出した。ポリマーフォームは、また、気泡ポリマー、発泡プラスチック又は膨張プラスチックと呼ばれている。ポリマーフォームは、連続している固体ポリマーマトリックスと気相とからなる多相系である。例えば特許文献3には、ポリスチレンフォーム支持体、ポリスチレンフォーム支持体の少なくとも1個の主表面に適用された配向ポリプロピレンフィルム及びポリスチレンフォーム支持体の主表面にポリプロピレンフィルムを固定するためのアクリル系接着コンポーネントを含んでなる、コンポジットフォーム/フィルム構造物が開示されている。上記のコンポジットフォーム/フィルム構造物は、熱成形のような一般的な方法によって造形して、穿孔、屈曲亀裂、グリース及び摩耗耐性、水分バリヤー特性並びにレジリエンスの優れたレベルを示す、カップ、ボウル及びプレート並びにカートン及び容器を含む多数の種類の有用な物品を提供することができる。
フォームは、また、画像形成媒体に於いて限定された応用を見出した。例えば特許文献4には、画像受容側の上の発泡ポリオレフィン層、非加工紙支持体及び裏側の上のポリエチレン樹脂皮膜からなる3層構造物が開示されている。この発泡樹脂層は、20重量%の低密度ポリエチレン中の二酸化チタンマスターバッチ、78重量%のポリプロピレン及び2重量%のダイブロー(Daiblow)PE−M20(AL)NK発泡剤の混合物を、Tダイを通して押出すことによって作られた。次いで、この発泡シートは、ホットメルト接着剤を使用して、紙支持体に積層された。特許文献5の開示は、紙支持体の裏側上の樹脂が発泡しており、一方、画像受容側樹脂層が発泡していない、特許文献4の構造物の変形を強調している。他の変形は、特許文献6で強調された4層構造物である。ここで、画像受容樹脂層は、2個の層、即ち乳剤と接触している非発泡樹脂層及び紙支持体に接着されている発泡樹脂層からなる。しかしながら、これに関して幾つかの問題点が存在する。上記の特許に記載されている構造物は、発泡樹脂層が紙支持体上の現存する樹脂被覆層に取って代わるために使用されるので、10μm〜45μmのように薄い発泡層を使用することを必要とする。非加工紙支持体は剛性を与えているので、印画紙支持体の構造原形を維持するために、厚さ制限が更に必要とされる。特に上記の厚さ範囲内で、密度に於ける実質的減少を有する薄い均一な発泡フィルムを製造することが非常に困難であることは、発泡の当業者によく知られている。
現在、裏側の表示(indicia)は、溶融ポリマーの押出被覆の前に、表示を支持体紙に直接適用することによって設けられている。それらの記憶を保持する良好な品質を保証するために、それらの画像形成プリントの源泉を同定することができることが、顧客にとって望ましい。画像形成媒体の裏側上にプリント及び他の情報を設けることも望ましい。このような情報は、画像形成媒体の製造の品質を同定する際に有用であるのみならず、製造工程の間に情報を与える際にも有用であろう。支持体上に表示を置くことによって、広いマスターロール内のトラッキングレーンのように、製造の間に支持体又は支持体の一部をトラッキングすることが実現可能である。このような手段は、全マスターロールを待つ代わりに、後の操作でトリミングすることができる直線形欠陥が存在する場合に有用である。
画像形成媒体の製造の間に、多数の操作は、製造廃棄物を最小にし、適切な顧客サイズ製品を提供する目的のために、連続ウエブの直線状測定を必要とする。現在の測定方法は、一般的に接触法である。この方法は、ウエブ輸送及びウエブ表面摩擦に於ける非均一性によって生じる不正確性を有する。ウエブ材料に対する物理的損傷が、接触測定デバイスを使用することによって起こるかもしれない。
ウエブ内の欠陥位置の指定は、直線状測定を使用して与えられる。これらの測定は、分離操作に於ける手動点検のための大体の位置を与える。印画紙の大きいロールは、時間消費の運転者設定を必要とする必要条件を使用して、顧客注文に従ってスリットされる。欠陥を含むとして同定された位置が、スリッティング操作の間に除かれる。
印画紙を使用する間に、ウエブ及びシート材料の両方の測定及び整列を必要とする幾つかの操作が存在する。ウエブ材料のプリントの際に、各露光の間及びまた顧客注文の間に、インデックスパンチホール(indexing punch hole)を作ることが、露光装置について一般的である。これらのパンチホールは、後で、写真処理が起こった後でチョッピング操作の際に除かれる。各露光のための適切な距離ほどウエブ材料を進めるために、種々の計測ローラ及びステッパーモーターが、パンチホールを検出するセンサーと結び付けて使用される。間違ったパンチホールのような、ウエブ材料の取り扱い及び指標付けの間に生じる困難さのために、これは一般的ではない。
現在の製造方法に於ける表示の適用は、乾燥能力及び表示の適用の間の支持体紙の再濡れに起因する寸法変化によって制限され、それで適用することができるインクの量を制限する。紙支持体への表示の従来の適用は、プリントを乾燥させることを必要とする。紙の一つの欠点は、表示が紙支持体に適用されたとき、紙支持体が水を吸収することである。更に、紙は、シートの縁に見苦しい汚染を残すかもしれない処理薬品を吸収する傾向がある。これは、プリントを観る楽しさを損なう。支持体紙の裏に印刷された表示を有するカラー印画紙の形成に於いて、繊維がプリントの間に膨潤するとき、プリントの領域内で一定である紙の厚さでの問題点が存在する。表示を有する独立気泡フォームコア層を使用することによって、プリントの間の膨潤により起こされる支持体紙の非一定性の問題点が除かれる。
独立気泡フォームコア画像形成材料、特にカラー写真画像形成媒体の裏に、情報及びイラストを印刷する、信頼性があり、低コストで且つ高品質方法についての要求が存在する。ウエブ材料、特に、カラー写真フランジ層被覆した独立気泡ポリマーフォームコア媒体の変位及び交差ウエブ位置を測定する、信頼性があり、低コストで且つ高品質方法についての要求が存在する。現在使用されているインデックスホールパンチング操作から得られる紙ダスト及び他の関連ごみの発生を減少させるための、画像形成装置、特に写真プリンタのためのよりクリーンな環境を与えるための更なる要求が存在する。本発明は、少なくとも1個のフランジ層で被覆された独立気泡フォームコア画像形成媒体上に表示を設置するための、信頼性があり、低コストで且つ高品質方法を提供する。
本発明に従えば、支持体及び少なくとも1個の画像形成層を含んでなる画像形成要素の支持体上へ表示を設ける方法であって、
発泡剤の使用によって膨張されたポリマーを含む独立気泡フォームコア層とそれに接着された少なくとも1個のフランジ層とを含んでなる支持体を用意し、そして
前記支持体の上に表示を設けることを含んでなる支持体上へ表示を設ける方法が提供される。
発泡剤の使用によって膨張されたポリマーを含む独立気泡フォームコア層とそれに接着された少なくとも1個のフランジ層とを含んでなる支持体を用意し、そして
前記支持体の上に表示を設けることを含んでなる支持体上へ表示を設ける方法が提供される。
本発明に従えば、また、画像形成要素用の支持体上へ表示を設ける方法であって、
発泡剤の使用によって膨張されたポリマーを含む独立気泡フォームコア層とにそれに接着された上フランジ層及び下フランジ層とを含んでなる支持体を用意し、そして
前記上フランジ層及び前記下フランジ層の少なくとも1個の上に表示を設けることを含んでなる支持体上へ表示を設ける方法が提供される。
発泡剤の使用によって膨張されたポリマーを含む独立気泡フォームコア層とにそれに接着された上フランジ層及び下フランジ層とを含んでなる支持体を用意し、そして
前記上フランジ層及び前記下フランジ層の少なくとも1個の上に表示を設けることを含んでなる支持体上へ表示を設ける方法が提供される。
本発明に従えば、更に、画像形成要素用の支持体上へ表示を設ける方法であって、
発泡剤の使用によって膨張されたポリマーを含む独立気泡フォームコア層とそれに接着された少なくとも1個のフランジ層とを含んでなる支持体を用意し、そして
前記独立気泡フォームコア層の上に表示を設けることを含んでなる支持体上へ表示を設ける方法が提供される。
発泡剤の使用によって膨張されたポリマーを含む独立気泡フォームコア層とそれに接着された少なくとも1個のフランジ層とを含んでなる支持体を用意し、そして
前記独立気泡フォームコア層の上に表示を設けることを含んでなる支持体上へ表示を設ける方法が提供される。
本発明は、好ましくは裏側に表示(indicia)を有する、独立気泡フォームコア画像形成要素を提供する。このような裏側の表示には、独立気泡フォームコア層の裏側に、可視ロゴ又は昼光照度下で人の目に見えない機械読み取り可能な表示が含まれてよい。これらの表示は、低コストで設けられ、高速度で適用して、一層正確な測定のための手段を与えることができる。このような表示は、製造工程の間情報を与えるために又はこれらのプリントが高品質製造によって作られることを同定するための消費者用の手段として使用することができる。独立気泡フォームコア層上の表示は、独特の外観を与え、これは、画像形成支持体に対して、僅かに弱められ、外観に於いて柔らかい。表示は裏側フランジ層(flange layer)の下で独立気泡フォームコア層上に印刷することができるか又はこれは裏側フランジ層の外側部分上に印刷することができるか若しくは裏側フランジ層の中にエンボスすることができる。フランジ層被覆独立気泡フォームコア層は、それらが軽量であるが非常に堅く作ることができるので望ましい。この支持体は、また、それに如何なる紙繊維も含有されていないのでリサイクル可能である。
本発明は、また、優れた画像形成支持体上の表示を提供する。特に、この印刷された表示画像形成要素は、高い剛性、優れた平滑性、高い不透明度及び優れた湿度カール耐性を有していた。この独立気泡ポリマーフォームコア画像形成要素は、それに如何なる紙繊維も含有されていないので、有効にリサイクル可能である。
本発明は、画像形成要素上への、特に、それに接着された少なくとも1個のフランジ層を有する独立気泡フォームコア層を含んでなる支持体上へ表示を設ける方法に関する。本発明の方法で有用である支持体は、発泡剤の使用によって膨張されたポリマーからなる独立気泡フォームコア層並びに少なくとも1個のフランジ層、最も好ましくは上フランジ層及び下フランジ層を有する支持体からなる。独立気泡フォームコア層は、2個の相、即ち固体ポリマーマトリックス及び気相からなるように、発泡剤の使用によって膨張された、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル若しくは他の典型的な熱可塑性ポリマーのようなホモポリマー;それらのコポリマー若しくはそれらのブレンド又はポリウレタン、ポリイソシアヌレートのような他のポリマー系を含む。他の固相が、有機(ポリマー、繊維)起源又は無機(ガラス、セラミック、金属)起源のものである充填材の形態でフォーム中に存在していてよい。充填材は、フォームの物理的、光学的(明度、白色度及び不透明度)、化学的又は処理特性増強のために使用することができる。
これらのポリマーの発泡は、幾つかの機械的、化学的又は物理的手段によって実施することができる。機械的方法には、ガスをポリマー溶融物、溶液又は懸濁液の中に泡立たせ、次いでこれを、触媒作用若しくは熱又は両方によって硬化させ、そうして気泡をマトリックスの中に捕捉させることが含まれる。化学的方法には、熱の適用により又は重合の間の反応の発熱により、窒素又は二酸化炭素のようなガスを発生する化学発泡剤の熱分解のような技術が含まれる。物理的方法には、系の圧力の低下の際のポリマー塊の中に溶解されているガスの膨張、炭化フッ素若しくは塩化メチレンのような低沸点液体の蒸発又はポリマーマトリックス中への中空微小球の含有のような技術が含まれる。発泡技術の選択は、所望のフォーム密度低下、所望の特性及び製造方法により指定される。
本発明で使用される好ましい態様に於いて、ポリエチレン及びポリプロピレンのようなポリオレフィン、それらのブレンド並びにそれらのコポリマーが、独立気泡フォームコア層中のマトリックスポリマーとして、重炭酸ナトリウム及びクエン酸とのその混合物、有機酸塩、アゾジカルボンアミド、アゾビスホルムアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)(OBSH)、N,N’−ジニトロソペンタメチルテトラミン(DNPA)、ホウ水素化ナトリウム及び当該技術分野で公知の他の発泡剤のような化学発泡剤と共に使用される。好ましい化学発泡剤は、重炭酸ナトリウム/クエン酸混合物、アゾジカルボンアミドであるが、他のものも使用することができる。必要な場合、これらの発泡剤は、補助発泡剤、核生成剤及び架橋剤と一緒に使用することができる。
独立気泡フォームコア層の密度低下に於ける範囲は、20%〜95%であってよい。密度低下に於ける好ましい範囲は、40%〜70%である。これは、非常に高い密度低下(70%より大きい)で均一な生成物を製造することが困難であるからである。密度低下は、固体ポリマーと特定のフォームサンプルとの間のパーセント差である。また、40%より小さい密度低下を有する生成物を製造することは、経済的ではない。
他の好ましい態様に於いて、画像形成用の支持体上へ表示を設ける方法は、独立気泡フォームコア層又はシート及びそれに接着された少なくとも1個のフランジ層からなる支持体(但し、独立気泡フォームコア層は、発泡剤の使用によって膨張されたポリマーからなる)を用意すること並びに独立気泡フォームコア層の上に表示を設置することからなる。この態様に於いて、独立気泡フォームコア層は、流延押出し、次いで少なくとも1個の方向に延伸することができ、次いで表示を独立気泡フォームコア層の裏側に印刷することができる。次いで、少なくとも1個のフランジ層を、表示が付けられた独立気泡フォームコア層に更に接着することができる。
本発明で有用なフランジ層は、曲げモジュラス、厚さ、表面粗さ並びに色度(colorimetry)及び不透明度のような光学特性の特別の要件を満足するように選択される。画像形成要素は、剛性及び厚さに於ける範囲に束縛される。一定の最小剛性より小さい剛性で、プリント積み重ね性及び写真仕上げ装置、特に高速度写真処理機を通過して移動する間のプリント輸送に於いてこの要素で問題があるかもしれない。60mNの最小交差方向剛性が、写真仕上げ装置を通過する有効な輸送のために望ましいと信じられる。一定の最大値よりも大きい剛性で、写真仕上げ装置を通過して輸送される間の、切断、パンチング、スリッティング及びチョッピングの際に、この要素で問題がある。写真仕上げ装置を通過する有効な輸送のために、300mNの最大縦方向剛性が存在すると信じられる。また、画像形成要素の厚さが75μm〜350μmに束縛されることが、写真仕上げ装置による同じ輸送理由のために望ましい。
画像形成要素は、典型的に、消費者性能及び現在の処理機制限によって、約50mN〜250mNの剛性範囲及び約100μm〜400μmの厚さ範囲に束縛される。本発明で使用される要素の設計に於いて、画像形成要素の剛性と独立気泡フォームコア層の厚さ及びモジュラス並びにフランジ層のモジュラスとの間に或る関係が存在する。即ち、与えられたコア厚さについて、要素の剛性は、フランジ層の厚さを変化させること及び/又はフランジ層のモジュラスを変化させること及び/又は独立気泡フォームコア層のモジュラスを変化させることによって変えることができる。
画像形成要素の目標総剛性が、与えられたコア厚さ及びコア材料について特定される場合、フランジ層の目標厚さ及びモジュラスは無条件で束縛される。逆に、フランジ層の与えられた厚さ及びモジュラスについて、画像形成要素の目標剛性及び厚さが与えられる場合、コア厚さ及びコアモジュラスは無条件で束縛される。
本発明で有用な態様は、100μm〜400μmの支持体厚さ範囲であり、独立気泡フォームコア層厚さ及びモジュラスの範囲並びにフランジ層厚さ及びモジュラスの範囲は下記の通りである。本発明で使用される独立気泡フォームコア層の好ましい厚さは、25μm〜350μmの範囲であり、本発明で使用されるポリマーフランジ層の厚さは、10μm〜150μmの範囲であり、本発明で使用される独立気泡フォームコア層のモジュラスは、30MPa〜1000MPaの範囲であり、本発明で使用されるフランジ層のモジュラスは、700MPa〜10500MPaの範囲である。それぞれの場合に、(a)消費者の好み、(b)生産性及び(c)材料選択のために、上記の範囲が好ましい。フランジ層及びコア材料、モジュラス並びに厚さの最終選択は、目標総要素剛性及び厚さの問題であろう。本発明の方法で有用な追加の態様に於いて、フランジ層は独立気泡フォームコア層に一体になっている。この形状は、製造工程を単純化すること及び独立気泡フォームコア層へのフランジ層の接着性を改良することを助けるために望ましい。
コア材料の選択、密度低下(発泡)及び例えばフォームを架橋するための全ての添加物/処理の使用によって、独立気泡フォームコア層モジュラスが決定される。フランジ層材料の選択及び処理(例えば、紙支持体のための補強剤の添加又はポリマーフランジ層材料のための充填材材料の使用)によって、フランジ層モジュラスが決定される。
例えば、目標剛性の下端(50mN)及び厚さの下端(100μm)で、厚さ50μm及びモジュラス137.9MPaの典型的なポリオレフィンフォームが与えられると、フランジ層厚さは、コアのそれぞれの側で25μmに束縛され、フランジ層モジュラスは10343MPaにすべきであり、その特性は高モジュラス紙支持体を使用して適合させることができる。また、例えば、目標剛性の上端(250mN)及び厚さの上端(400μm)で、厚さ300μm及びモジュラス137.9MPaの典型的なポリオレフィンフォームが与えられると、フランジ層厚さは、それぞれの側で50μmに束縛され、フランジ層モジュラスは1034MPaにすべきであり、その特性はポリオレフィンフランジ層を使用して適合させることができる。本発明で有用な他の態様に於いて、上及び下フランジ層は独立気泡フォームコア層のモジュラスよりも大きいモジュラスを有する。
本発明で有用な他の好ましい貼合せ態様に於いて、使用されるフランジ層は、延伸され、配向された、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン又はポリスチレン、それらのブレンド又はそれらのコポリマーのような高モジュラスポリマーからなる。これらには、ポリマーのモジュラスを増加させ、そして不透明度及び平滑性のような他の特性を増強するために、適当な充填材材料が充填されていてよい。一般的に使用される無機充填材材料の幾つかは、タルク、クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、雲母、水酸化アルミニウム(三水和物)、ウォラストナイト、ガラス繊維及び球、シリカ、種々のケイ酸塩及びカーボンブラックである。使用される有機充填材の幾つかは、木粉、ジュート繊維、サイザル繊維及びポリエステル繊維である。好ましい充填材は、それらが優れたモジュラス増強特性を与えるので、タルク、雲母及び炭酸カルシウムである。本発明のために有用なポリマーフランジ層は、10μm〜150μm、好ましくは35μm〜70μmの厚さのものである。
本発明で有用な別の態様に於いて、独立気泡フォームコア層を、フランジ層として、少なくとも1個の前形成した二軸延伸ポリマーのシートで貼り合わせることができる。この場合に、裏側の二軸延伸シートをプレプリントすることができる。この態様に於いて、多色の使用を、独立気泡フォームコア画像形成要素に導入することができる。
この二軸延伸シートは、接着剤の使用によって独立気泡フォームコア層に適用することができる。この接着剤は、処理条件及び写真の使用の条件下で独立気泡フォームコア層と二軸延伸シートとの間の原形を維持し、シート上の機械読み取り可能な又は人読み取り可能な印刷の原形を弱めない、全ての適当な材料であってよい。典型的な貼合せ接着剤は、ウレタンのような溶媒系接着剤、アクリル及びラテックスのような水性接着剤又はウレタンのような100%固体接着剤である。
二軸延伸シートを独立気泡フォームコア層に適用するために、押し出されたポリエチレンを使用することもできる。押出機を使用して、溶融し、溶融したポリオレフィンの均一な層を、二軸延伸シートと独立気泡フォームコア層との間に直接、連続的に適用することができる。溶融した樹脂が冷却ロール上の位置で固化したとき、結合を達成できる。押出貼合せのための適当なポリオレフィンには、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、ポリブチレン及びこれらの混合物が含まれる。プロピレンやエチレン、例えばヘキセン、ブテン及びオクテンとのコポリマーを含むポリオレフィンコポリマーも有用である。
本発明の方法で有用である他の態様に於いて、使用されるフランジ層は、一方の側に紙及び他方の側に高モジュラスポリマー材料からなる。他の態様に於いて、独立気泡フォームコア層の一方の側に一体スキンが存在し他方の側に他のスキンが貼り合わされてよい。紙の厚さ及び高モジュラスポリマー材料の厚さは、画像形成要素の全体剛性が好ましい範囲内にあり、中心軸の周りの曲げモーメントが、過剰のカールを防止するようにバランスされるように、それぞれの曲げモジュラスによって決定することができる。本発明で有用である他の態様は、紙の上フランジ層、紙の下フランジ層又は紙の上及び下フランジ層の両方からなる。紙は、それが高剛性応用のために望ましい非常に高いモジュラス特性を有するので望ましい。紙フランジ層は、25μm〜100μmの厚さを有していてよく、好ましくは30μm〜70μmの厚さを有する。
本発明で使用する紙からなる好ましい支持体に於いて、要素は、75重量%より少ない非加工紙を含む。好ましい態様に於いて、画像形成部材は50重量%より少ない非加工紙を含む。
画像形成要素用の支持体の上に表示を設置するための、本発明に於いて有用な他の方法は、支持体(但し、支持体は、独立気泡フォームコア層並びにそれに接着された上フランジ層及び下フランジ層からなり、独立気泡フォームコア層は、発泡剤の使用によって膨張されたポリマーからなる)を用意すること並びに上フランジ層及び下フランジ層の少なくとも1個の上に表示を設置することからなる。特に好ましい態様に於いて、表示は画像形成要素の最外表面、最も好ましくは画像形成要素の裏側の最外層、即ち画像形成層又は層群の反対側上に設置することができる。
本発明で使用する一つの有用な態様に於いて、フランジ層には顔料が含まれていてよい。フランジ層の不透明度及び剛性を増強する際に有用である一つの顔料はタルクである。フランジ層に添加することができる他の有用な顔料は二酸化チタンである。この顔料は非常に高い屈折率を有し、その隠蔽力のために望ましいであろう。これは、表示が画像形成要素上に印刷されたとき、透き通しを最小にするために特に有用であろう。二酸化チタンは、また、その高い白さ特性のために有用であろう。これは、プリントを画像形成し、より白い白を与えるために望ましいであろう。他の顔料も同様に使用することができる。
この要素は、好ましくは、独立気泡フォームコア及びそれぞれの側上のフランジ層の少なくとも3個の層を有するとして説明したが、要素の特性を変化させるように機能し得る追加の層を備えることができる。画像形成要素は改良された接着性又は外観を与える表面層と共に形成することができる。
これらの要素は、共押出及び延伸工程の後で又は流延と完全延伸の間で、印刷性を含むシートの特性を改良するために、蒸気バリヤーを与えるために、それをヒートシール性にするために又は支持体若しくは感光性層に対する接着性を改良するために使用することができる多数の皮膜で、被覆又は処理することができる。これの例は、印刷性のためのアクリル皮膜、ヒートシール特性のためのポリ塩化ビニリデン皮膜であろう。別の例には、印刷性又は接着性を改良するための、火炎、プラズマ又はコロナ放電処理が含まれる。
本発明で有用な態様に於いて、少なくとも1個のフランジ層を有する独立気泡フォームコアは、支持体のそれぞれの側上にポリエチレンの層を有する。ポリエチレンは、画像形成層に使用されるゼラチンに対する良好な湿潤及び乾燥接着性を有するので、写真応用のためにポリエチレンが望ましい。また一般的に、より広い種々のバインダーが、印刷された表示のためのポリエチレンに粘着する。
本発明で使用される要素は、幾つかの異なった製造方法を使用して製造することができる。フランジ層は、独立気泡フォームコア層をフランジ層スキンシートと共に製造することによって独立気泡フォームコア層と一体に形成することができ又はフランジ層を独立気泡フォームコア層材料に貼り合わせることができる。フランジ層とコアとの一体押出が、コスト低減のために好ましい。本発明で使用される他の態様に於いて、フランジ層が延伸された層であってよく、これを前形成されたシートとして独立気泡フォームコア層に接着剤で取り付けることができ又は好ましい態様に於いて、フランジ層は二軸延伸されたポリオレフィン層であってよい。
貼合せ技術によって、広範囲の特性及び材料をスキン材料のために使用することが可能になる。要素の共押出、急冷、延伸及びヒートセットは、フラットシート方法又はバブル若しくはチューブ方法によるような、延伸シートを製造するために当該技術分野で公知である任意の方法によって実施することができる。フラットシート方法には、ブレンドをスリットダイを通して押し出し、押し出されたウエブを冷却された流延ドラム上で急速に冷却して、要素の独立気泡フォームコア層成分及びポリマー一体フランジ層成分が、それらのガラス固化温度より下で急冷されるようにすることが含まれる。フランジ層成分は、発泡剤を含有しない外側フランジ層形成ポリマー流と共に、複数流ダイを通して押し出すことができる。また、発泡剤含有ポリマーの表面を冷却して、表面発泡を防止し、そしてフランジ層を形成することができる。次いで、急冷したシートを、相互に垂直の方向で、マトリックスポリマーのガラス転移温度よりも上で且つ溶融温度よりも下の温度で延伸することによって、二軸配向させることができる。このシートは、一つの方向で延伸し、次いで第二の方向で延伸することができ又は両方の方向で同時に延伸することができる。シートが延伸された後、延伸の両方向に於ける収縮に対して、或る程度までシートを束縛しながら、ポリマーを結晶化又はアニールするために十分な温度まで加熱することによって、シートをヒートセットすることができる。
要素は、また、押出貼合せ方法によって製造することができる。押出貼合せは、本発明で使用される紙又はポリマーフランジ層と独立気泡フォームコア層とを、それらの間に接着剤を適用して一緒にし、続いてそれらを2個のロールの間のようなニップ内でプレスすることによって実施することができる。接着剤は、それらをニップの中に持っていく前に、フランジ層又は独立気泡フォームコア層に適用することができる。好ましい形態に於いて、接着剤は、フランジ層及び独立気泡フォームコア層と同時にニップの中に適用することができる。この接着剤は、要素に有害な影響を有しない全ての適当な材料であってよい。好ましい材料は、それを独立気泡フォームコア層とフランジ層との間のニップの中に入れた時点で溶融するポリエチレンである。また、添加物を、接着層に添加することができる。システムの光学的性能を改良するために当該技術分野で使用される任意の公知の材料を、使用することができる。二酸化チタンの使用が好ましい。また、貼合せ工程の間に、得られる貼り合わせた受容体支持体のカールを最小にするために、フランジ層の張力の制御を維持することが望ましいであろう。
剛性及び厚さに加えて、画像形成要素は、表面平滑性並びに不透明度及び色度のような光学的特性に於ける束縛に適合することを必要とする。本発明で使用される一つの態様に於いて、支持体及び好ましくは上フランジ層は、0.1μm〜1.1μmの粗さを有するであろう。表面平滑性特徴は、製紙の間又は延伸されたポリスチレンのような延伸されたポリマーの製造の間のような、フランジ層−シート製造の間に適合させることができる。また、これは、梨地チルロールと接触しているフランジ層の上にポリエチレンのようなポリマーの追加の層(群)を押出被覆することにより又は当業者により知られている同様の技術により適合させることができる。
不透明度及び色度のような光学的特性は、二酸化チタン及び炭酸カルシウムのような充填材材料並びに着色剤、色素及び/若しくは光学増白剤又は当業者に知られている他の添加物の適切な使用によって適合させることができる。充填材は、フランジ層又はポリエチレンのようなオーバーコート層中に存在していてよい。一般的に、カラープリント画像形成材料用の支持体材料は、可能であれば、画像中の好ましい白様〜白を形成するために、僅かな青色が好ましいので、青色相を有する白である。例えば二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、二酸化ジルコニウム、鉛白、硫酸鉛、塩化鉛、アルミン酸鉛、フタル酸鉛、三酸化アンチモン、ホワイトビスマス、酸化チタン、ホワイトマンガン、ホワイトタングステン及びこれらの組合せのような任意の適当な白色顔料を、ポリオレフィン層の中に含有させることができる。顔料は、フランジ層又は樹脂被覆層内に便利に分散される任意の形態で使用することができる。好ましい顔料は二酸化チタンである。更に、リサーチディスクロージャー(Research Disclosure)、第308巻、1989年12月、刊行308119、パラグラフV、第998頁に記載されているものを含む適当な光学増白剤を、ポリオレフィン層内に使用することができる。
本発明で有用な態様に於いて、80〜99%の不透明度を有するフランジ層と共に独立気泡フォームコア層からなる支持体を有することが有用であろう。別の態様に於いて、少なくとも1個のフランジ層は、80〜99%の不透明度、90%より大きい好ましい不透明度を有する。フランジ層内の画像形成要素の不透明度のバルクを与えることができることが、独立気泡フォームコア層に顔料を含有させることを最小にすることを助けるために望ましいであろう。他の有用な態様に於いて、独立気泡フォームコア層及びフランジ層内に不透明度を与えることが有用であろう。他の有用な態様に於いて、頂部フランジ層及び独立気泡フォームコア層内に不透明度を有し、プリント表示が裏側フランジ層に隣接する独立気泡フォームコア層上に設置されたとき、それを容易に見ることを可能にするために透明な裏側フランジ層を有することが望ましいであろう。本発明に於いて有用な他の顔料には、CaCO3、BaSO4、クレイ、ZnO及びZnSが含まれてよい。
更に、酸化防止剤、スリップ剤又は滑剤及び光安定剤のような種々の添加剤をプラスチック要素内に、同様に殺生物剤を紙要素内に使用することが必要であろう。これらの添加剤は、とりわけ、充填材及び/又は着色剤の分散性、同様に処理の間の熱及び色安定性並びに仕上げ物品の生産性及び寿命を改良するために添加される。例えば、ポリオレフィン皮膜には、4,4’−ブチリデン−ビス(6−tert−ブチル−メタ−クレゾール)、ジ−ラウリル−3,3’−チオプロピオネート、N−ブチル化−p−アミノフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、2,2−ジ−tert−ブチル−4−メチル−フェノール、N,N−ジサリチリデン−1,2−ジアミノプロパン、テトラ(2,4−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ジフェニルジホスホナイト、オクタデシル 3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニルプロピオネート)、上記のものの組合せのような酸化防止剤;ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、パルミチン酸カルシウム、オクチル酸ジルコニウム、ラウリン酸ナトリウムのような高級脂肪族酸金属塩及び安息香酸ナトリウム、安息香酸カルシウム、安息香酸マグネシウム及び安息香酸亜鉛のような安息香酸の塩のような熱安定剤;ヒンダードアミン光安定剤(HALS)(その好ましい例は、ポリ{[6−[(1,1,3,3−テトラメチルブチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−4−ピペリジニル]−イミノ]−1,6−ヘキサンジイル[{2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)イミノ]}(チマソルブ(Chimassorb)944LD/FL)である]のような光安定剤が含有されていてよい。
本発明で有用な表示は、消費者にブランド認定を与えるための伝統的なロゴ又は独立気泡フォームコア層の裏若しくはフランジ層被覆独立気泡フォームコア層の裏の機械読み取り可能な表示(これは、接触することなくウエブ及びシート材料の平面度量衡について可能である)であってよい。本発明で使用される表示は、印刷されるか又はエンボスされていてよい。表示は、レーザー若しくは機械的彫刻又は化学的エッチング方法のような幾つかの手段によって、ローラ上に彫刻されていてよい。表示は、キャラクター又は少なくとも1種のキャラクターを有するロゴを形成することができる。他の有用な態様に於いて、キャラクターのような表示は、文字、絵、数字、記号及び語からなる群から選択された少なくとも1個の員からなっていてよい。本発明の追加の有用な態様は、見ることが容易であり、見るとき角度依存性の少ない表示を与えるために、エンボスしたロゴ表示領域又はバックグラウンド領域でロゴ表示で無いところに、インク又は着色材料を適用することである。このようなインク又は着色溶液は、水性又は溶媒系であってよい。
本明細書で使用する「平面度量衡(planar metrology)」は、予定された座標系の使用による、長さの点から点への測定値として定義される。好ましい場合に、直線度量衡のために直交座標が使用される。本明細書で使用する「直線度量衡(linear metrology)」は、2個の点の間の直線測定値であると定義される。ウエブ又はシート材料適用に於いて、縦方向測定値及び横方向測定値の両方が典型的に使用される。特に関心のあるものは、縦方向測定値である。昼光照度下で人の目に見えない表示の使用は、表面接触のない高速度ウエブの直線度量衡に適用することができる。表示は、ウエブ速度及び直線移動を評価し、制御するために、時間に対して解析することができる。表示は、更に、ウエブの潜在的欠陥領域の正確な地図化を与え、除去するためのこのような領域の正確で迅速な位置決めを可能にする。表示の異なった不均一に空間を設けたパターンの使用は、交差ウエブ又は縦方向での種々の測定値をエンコードするために使用することができる。表示の間隔は、適用し、表示を感知する装置の能力に適合させなくてはならない。均一な又は不均一な間隔のための間隔の正確な範囲は、1mm〜1mであってよい。本発明で使用するのに好ましい範囲は、1mm〜1cmである。本発明は、写真仕上げプリント操作の間の望ましいインデックス作成を与え、インデックス作成パンチホールのための必要性を除く。独立気泡フォームコア層の裏側への表示の適用は、また、紙支持体からなる従来の画像形成要素での場合のような、プリントを乾燥させる必要性を除く。表示を有する独立気泡フォームコア層の使用によって、プリントの間の膨潤によって起こされる支持体紙の非一貫性の問題が除かれる。
本発明で使用するための、適当な可視インク及び非可視、即ち昼光照度下で人の目に見えないインクには、溶媒系インク、水性インク及び放射線硬化インクが含まれる。印刷工業で使用されるインク配合物は、種々の機能を提供することを必要とする。特別の支持体上に印刷するための努力に於いて、インクは、良好な接着性、耐摩耗性を提供し、そして化学的相溶性を有することを必要とする。印刷インクは、また、配合され、それが適用される印刷方法のために最適化されることを必要とする。例えばグラビア印刷方法に於いて、インク配合物は、ローラーセルからの良好な放出のために調節されたその粘度を有することを必要とする。更に、インク配合物は、支持体を濡らすことができることを必要とする。これは、溶媒の添加、配合の固体を低下させること又は界面活性剤のような添加物を添加することによって達成できる。また、ウエブ支持体は、コロナ放電処理、火炎処理又はおそらく印刷すべきウエブ表面に下塗りすることのように前処理することができる。また、インクは、品質の意味を伝えるために見ることに感じがよくなくてはならない。しばしばプリントは、それが付いている製品の販売を助ける。
インクをポリプロピレン又は顔料入りポリプロピレンのようなポリマーベースの非多孔質支持体に適用するとき、バインダー選択によって良好な接着が容易になる。写真画像形成支持体のように、印刷すべき支持体が画像形成のために使用すべきであるとき、インク配合物への要求は一層大きくなる。プリント表示が外側ポリマー層上に設けられる場合、これは高い及び低いpH条件のような化学処理条件に曝露され、これは、高速処理装置内でインクバインダーを膨潤及び物理的磨耗させるであろう。しばしば、ウエブは高い比率で加速及び減速され、ウエブ輸送は、しばしば、ウエブを処理機のローラ及び他の部分を越えて進める。一般的に、インク配合物は、幾つかの非常に独特の条件を乗り越える必要がある。
インク配合物中の他の材料は顔料である。これは、印刷された表示に色を与える配合物の一部である。これは、良好なカラーマッチングを与えることを必要とし、また、或るレベルの光(UV及び可視)安定性を表示に与えることを必要とする。顔料は、それを運ぶ、水及び溶媒のような配合物の液体部分である、ビヒクル中に分散されている。一般的に、インク顔料は、アゾ、多環式、酸性染料ベースの塩基性染料塩及び無機物として分類することができる。アゾ材料には、モノアゾ、ジアゾ、トリアゾ及びポリアゾが含まれてよい。追加の詳細なことは、「印刷インクマニュアル(The Printing Ink Manual)」、第3版、ISBN7198 2528.8から得ることができる。
顔料は、適用媒体中に有効に不溶性であると考えられる着色剤であり、多くのこのような化合物は公知であり、広く商業的に使用されている。顔料の種々の種類は、1997年にthe Society of Dyers and Coloristsにより発行された、カラーインデックス・インターナショナルの顔料及び溶媒染料の項(the Pigments and Solvent Dyes section of the Color Index International)で分類されており、勿論このリストにはない多数の不溶性着色剤が存在する。顔料組成物を、ボールミル粉砕、媒体ミル粉砕のような公知の方法により又は米国特許第5,026,427号明細書及び米国特許第5,310,778号明細書に開示されている方法により製造することができる、微細に分割された分散液の形で提供することは、一般的な実施である。
本発明で有用な他の顔料には、二酸化チタン、亜鉛ベース顔料、鉛ベース顔料、酸化アンチモン、CaCO3、シリカ、ケイ酸アルミニウム、天然ケイ酸カルシウム、アルミノケイ酸ナトリウム、ケイ酸マグネシウム、雲母、ネフェリン、ケイ酸アルミニウムマグネシウムのようなケイ酸塩及びBaSO4のような硫酸塩ベース顔料が含まれてよい。他の有用な材料には、赤色、黄色、褐色、亜鉛及びマグネシウムフェライト、酸化クロム水和物及び酸化第二クロムのような酸化物が含まれてよい。これらは多くの画像形成応用で使用することができるが、これら及び他の材料が写真応用にあるとき、幾らかの注意及び添加後評価が必要であろう。幾つかの材料は、感光性乳剤との光反応性を起こすかもしれない。また、顔料には、クロムグリーン、モリブダートオレンジ、鉛クロム顔料及びカドミウムベース顔料のようなクロム酸塩が含まれてよい。また、光反応性問題及び環境問題を評価するために、幾つかの注意が必要であろう。追加の顔料には、フェリフェロシアニド(ferriferrocyanide)、ウルトラマリン顔料、ニッケルアンチモンチタナートイエロー、クロムアンチモンチタナート、アルミン酸コバルト、マンガンバイオレット、マンガンアンチモン、バナジン酸ビスマス、モリブダートイエロー、ニトロソ顔料、モノアゾベースカラー、ジスアゾベースカラー、ジスアゾ縮合顔料、アルカリを含有する塩基性染料ベース顔料、キナクリドン顔料、カルバゾールジオキサジン、アリザリンレーク、バット顔料、フタロシアニン、イソインドリンベース顔料、テトラクロロイソインドリノンベース顔料、ピラゾロキナゾロン、カーボンブラック、グラファイト、酸化鉄、銅及びクロムブラックのような黒色顔料、アルミニウムフレーク、金ブロンズフレーク、ステンレススチールフレークを含む金属顔料、発光有機顔料、蛍光及びリン光無機顔料が含まれてよい。本発明のための他の有用な顔料についての追加の詳細及び情報は、Peter Lewisによる顔料ハンドブック(Pigment Handbook) ISBN0−8155−0811−5から得ることができる。他の有用な材料には、ブタンアミド、ピグメントイエロー14、ピグメントイエロー74、アゾ金属錯体顔料、ヒドロカルビルポリプロピレンアミン、テトラプロピレンペンタミン、獣脂アルキルトリプロピレンテトラミン、獣脂アルキルジプロピレントリアミン、ココアルキルテトラプロピレンペンタミン、ココアルキルトリプロピレンテトラミン、ココアルキルジプロピレントリアミン、ステアリルテトラプロピレンペンタミン、ステアリルトリプロピレンテトラミン、ステアリルジプロピレントリアミン、オレイルテトラプロピレンペンタミン、オレイルトリプロピレンテトラミン、オレイルジプロピレントリアミン、ラウリルテトラプロピレンペンタミン、ラウリルトリプロピレンテトラミン、ラウリルジプロピレントリアミン、デシルテトラプロピレンペンタミン、デシルトリプロピレンテトラミン、デシルジプロピレントリアミン、ミリスチルテトラプロピレンペンタミン、ミリスチルトリプロピレンテトラミン、ミリスチルジプロピレントリアミン、パルミルテトラプロピレンペンタミン、パルミルトリプロピレンテトラミン、パルミルジプロピレントリアミン、イソデシルテトラプロピレンペンタミン、イソデシルトリプロピレンテトラミン及びイソデシルジプロピレントリアミンが含まれてよい。適当な有機顔料は、例えばベータ−ナフトール、ナフトールAS、ベンズイミダゾロン、イソインドリノン及びイソインドリンシリーズのもの、また例えば、フタロシアニン、キナクリドン、ペリレン、ペリノン、チオインジゴ、アントラキノン、ジオキサジン、キノフタロン及びジケトピロロピロールシリーズからの多環式顔料である。適当な顔料には、また、上記の顔料の固溶体、例えばカーボンブラック、被覆金属、雲母又はタルク顔料、例えば酸化鉄でCVD被覆した雲母のような有機及び/若しくは無機顔料と有機及び/若しくは無機顔料との混合物並びにまた上記の顔料の間の混合物が含まれる。他の適当な顔料には、スルホ−及び/又はカルボキシル含有染料のCa、Mg及びAlレーキのようなレーキ化染料が含まれる。顔料入りインクは、また、クロマ社(Kroma Corporation)、フリント・インク社(Flint Ink)、サン・ケミカル社(Sun Chemical)及びその他のような供給者から購入することもできる。どんな顔料が選択されようとも、それが、処理薬品中に浸出せず、色を変えず又は写真若しくはその他と相互作用しないことを保証するために、写真システム内での全体性能について評価する必要がある。
本発明の目的のために、用語「溶媒」は、広範囲の種々の固体、液体及び気体物質を指すが、本発明の目的のために、開示は主として液体ベースの物質を基にする。インクメーカーは、分子スケールで自発的に混ざらないで、溶液又は懸濁液中に留まっている物質を混合することによって、溶液及び分散液を製造する。工程残存性インクの目的のために、比較的低い粘度で高いフィルム形成特性を有するインクを有することが望ましく、一方、溶媒はフィルムから分離して、乾燥の間に蒸発しなくてはならない。溶媒は、固相材料を溶液中に溶解又は分散させるために使用され、そうしてこれらは一層容易に印刷され、乾燥されることができる。
印刷のためのインク溶媒は、多数の溶媒から選択することができる。インク製造配合物は溶媒と水との混合物であることが注目されるべきである。一般的に、配合物中に50%より多い水が存在する場合、これは水ベース又は水性と命名することができる。幾らかの人々は、また、水を溶媒として参照する。真の化学的定義に於いて、水は溶媒である。一般的に、高いヒドロキシル含有量を有する溶媒は、強く極性であり、高い誘電定数を有し、一方、炭化水素及び他の溶媒は非極性であり、低い誘電定数を有する。溶媒は個々に物質として使用することができ又はこれらは混合して共溶媒を形成することができる。有用な溶媒は、良好な溶解度パラメーター及びそれらが使用される工程のための適切な蒸発速度も有していなくてはならない。低い揮発度を有する弱溶媒が、印刷プレス安定性のために必要である。蒸発速度を制御するための能力が望ましい。ブレンドの蒸発速度は、成分、濃度及び温度に基づいて変化する。与えられた温度での揮発度は、蒸気圧及び蒸発熱によって大きく決定することができる。溶媒を含有するインク配合物にバランスを与えることも必要であろう。或る場合には、一定の沸騰温度を有するインク配合物(共沸混合物)を有することが望ましいであろう。有用な溶媒には、これらに限定されないが、脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素、ナフテン、一価アルコール、脂肪族及び脂環式、グリコール、グリコールエーテル、ケトン及びエステルが含まれてよい。典型的なアルコールには、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブタノール及びこれらの誘導体が含まれる。有用なグリコールには、エチレン、プロピレン、ヘキシレン、ジエチレン、ジプロピレン、トリエチレン及びグリセリンが含まれる。グリコールエーテルには、メチレングリコール、メチルセロソルブ、エチレングリコール、セロソルブ、ブチルグリコール、ブチルセロソルブ、ブチルジゴール(butyl digol)及びブチルカルビトール並びにこれらの誘導体が含まれる。ケトンベースの材料には、アセトン、ジメチルケトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン、ジアセトンアルコール及びこれらの混合物が含まれる。エステルには、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチルが含まれてよい。
更に、乾燥インク可撓性を与えるために、可塑剤を添加することが必要であろう。これらの材料は、バインダーポリマーが乾燥の間に表面スキンを形成すること及びプリント領域中の溶媒を捕捉することを最小にすることもできる。有用な可塑剤には、フタル酸ジブチル、クエン酸トリエチル又はフタル酸シクロヘキサノールが含まれてよい。追加の材料は、National Printing Ink research Instituteからの原材料データハンドブック(Raw Materials Data Handbook)、第2巻に記載されている。プリント領域中の耐磨耗性を改良するため、スリップを改良するため及び撥水性を与えるために、配合物にワックスを添加することが望ましい。有用なワックスには、ポリエチレンワックス、ポリテトラフルオロエチレン、脂肪アミド、ハロゲン化炭化水素ワックス、天然ワックス、石油ワックスが含まれてよい。
本発明で有用な他の態様に於いて、画像形成要素は、機械検出可能で、自然又は人工昼光照度下で人の目には見えない表示からなり、機械検出可能表示は、400ナノメートルより下又は700ナノメートルより上の化学放射線に応答するインクからなる。昼光照度下で人の目に見えないこのような表示は、独立気泡フォームコア層又はフランジ層に適用することができる。別の態様に於いて、表示は格子を形成してよい。昼光照度下で人の目に見えない表示が、独立気泡フォームコア層上に印刷されるとき、透明な裏側フランジ層を有することが望ましいであろう。この場合に、顔料を使用することは機械読み取り能力を妨害するかもしれない。
説明の目的のために、本明細書で使用する、「光」は、人の目に見える電磁放射線の唯一の種類である。「赤外線」のような他の種類の放射線は、それらが光とは異なった波長を有するので、人の目には見えない。「光」は、400nm〜700nmの波長を有し、それを人の目に見えるようにする。赤外線は、700nmより上、一般的に800nmで始まる波長範囲を有し、それを人の目に見えないようにする、即ち、昼光照度下で人の目に見えないようにする。同様に、紫外線は400nmより下の波長を有し、それを人の目に見えないようにする、即ち、昼光照度下で人の目に見えないようにする。適切な波長範囲の電磁放射線が印刷されたウエブに適用されたとき、昼光照度下で人の目に見えない表示が印刷された領域は、電磁放射線を発光させることによって応答するであろう。発光される放射線の波長範囲は、使用される色素の特定の特性に依存性である。例えば、コダック(Kodak)I.R.125は、795nmの放射線に露出されたとき、915nmの電磁放射線を発光するレーザ色素である。
昼光照度下で人の目に見えない特別のインクのために、吸収係数及び反射率の特定の波長範囲が存在する。照度の源泉は表示の吸収係数に適合させることができ、検出器はその反射率に適合させることができる。溶媒ベースインクの例には、ニトロセルロースマレイン、ニトロセルロースポリアミド、ニトロセルロースアクリル、ニトロセルロースウレタン、塩素化ゴム、ビニル、アクリル、アルコール可溶性アクリル、酢酸セルロースアクリルスチレン及び他の合成ポリマーが含まれる。水性インクの例には、アクリルエマルジョン、マレイン樹脂分散スチレン−無水マレイン酸樹脂及び他の合成ポリマーが含まれる。放射線硬化インクの例には、紫外線及び電子ビームインクが含まれる。表示を印刷するための好ましいインク系は、溶媒系インク系に付随する揮発性有機化合物を減少させる必要性のために、水性インク及び放射線硬化インクである。昼光照度下で人の目に見えないインクは、それらは透明であるので、ウエブ上の任意のデザインの物理的外観を変えることなく、裏側フィルムウエブに適用することができる。
また、本発明の利点を達成するために、実質的に透明の磁気記録層を使用することもできる。「実質的に透明」によって、磁性粒子が、十分に分散されており、実質的な透過率を許容する、例えば、可視光の63%より多くが磁気記録層を通過するサイズ及び分布のものであることが意味される。更に特に、本発明で使用される実質的に透明の磁気記録層は、裏側二軸延伸シートの光学密度を、400nm〜700nmのスペクトルの可視部分に亘って0.2光学密度より小さく増加させる。
実質的に透明の磁気記録層は、複数の色の人読み取り可能表示又は記号表示と結び付けて使用することができる。このような人読み取り可能表示は、当該技術分野で公知の方法によって裏側二軸延伸シートに適用することができる。磁気記録層の実質的に透明の特性は、人読み取り可能記号表示を見ることを可能にするであろう。本発明で使用される透明の磁気記録層を形成する際に、少なくとも30m2/gの表面積、好ましくは少なくとも40m2/gの表面積を有する磁性粒子が、1.5μmより小さい乾燥厚さを有する層内に適用される。磁性粒子は、実質的に透明のバインダー及びこのバインダー用の溶媒中に、均一に分散される。バインダーの好ましい種類は、セルロース有機酸エステルである。好ましいバインダーは酢酸セルロースである。適当な溶媒には、塩化メチレン、メチルアルコール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、シクロヘキサノン、ブチルアルコール、ジメチルホルムアミド及びこれらの混合物が含まれる。また、分散媒体には、可塑剤及び分散剤のような透明添加物が含有されていてよい。
表示を画像形成要素用の支持体上に設置するための好ましい方法は、支持体(但し、支持体は、独立気泡フォームコア層及びそれに接着された少なくとも1個のフランジ層からなり、独立気泡フォームコア層は、発泡剤の使用によって膨張されたポリマーからなる)を用意すること及び支持体の上に表示を設置することからなる。表示は、裏側フランジ層の下で独立気泡フォームコア層の裏側の上にあってよく又はこれは裏側フランジ層の最も外側の上にあってよい。
本発明で使用される独立気泡フォームコア層は、一般的に、画像形成要素の裏側上に印刷される。即ち、画像形成層の反対側又は画像形成層から最も離れた側。表示は、裏側フランジ層の下で独立気泡フォームコア層の上にあってよく又はこれは裏側フランジ層表面上にあってよい。表示を裏側フランジ層の下に設置するとき、これは、写真処理で使用される処理薬品から保護される。表示を独立気泡フォームコア層の上に設置することによって、表示に独特の外観が与えられる。この表示は、独立気泡フォームコア層を覆う裏側フランジ層内に配置された顔料によって与えられる、非常に滑らかで柔らかい外観を有する。更に、裏側フランジ層が本質的に顔料を含有しないとき、独立気泡フォームコア層は変化する光沢のスペックルパターンを有する。これは、表示の染料又は顔料がスペックルパターンの上に被さったとき、画像形成要素裏側に独特で刺激的な外観を与える。独立気泡フォームコア層の変化する光沢は、更に、裏側の表示が裏側透明フランジ層の中にエンボスされたとき、裏側の表示の外観を更に強調する。変化するスペックル光沢は、エンボスされた表示の際だった外観を作る。表示の印刷は、一般的に、フレキソグラフ印刷、輪転グラビア印刷又はデジタル印刷により実施することができる。フレキソ印刷は、印刷版がゴム又は光重合体から作られているオフセット凸版技術である。この印刷は、印刷版の隆起した表面から印刷される材料へのインクの転写によって達成することができる。印刷の輪転グラビア方法は、数千個の、印刷シリンダーの表面の下にある小さいセルを有する印刷シリンダーを使用する。
少なくとも1個のフランジ層を有する独立気泡フォームコア層の上に表示を設置するための、本発明で有用な他の手段は、表示を裏側フランジ層の中にエンボスすることである。表示をエンボスするために、ローラ、好ましくは、特別に製造された表面を有するチルシリンダーロールを、異なったパターン又は記号のような表示をポリオレフィン被覆支持体紙の裏側の上に適用するために使用することができる。チルシリンダーロールは、ポリオレフィン押出被覆及び1個の単独インライン運転工程での特性化を可能にする。チルシリンダーロールは、機械枠の上に、圧力ロールに対して平行に配置することができ、それによって圧力ロールとチルシリンダーロールとの間にニップを形成する。膨張され、潜在的に配向された独立気泡フォームコア層を、圧力ロールとチルシリンダーロールとの間のニップを通過させることができる。同時に、ポリマー被覆層上へのチルシリンダーロールの表面構造の複写を生じさせるために、ポリマー被覆層を、半液体溶融フィルムとして、独立気泡フォームコア層の表面上に、チルシリンダーロールと圧力ロールとの間のニップを通して送ることができる。チルシリンダーロール表面構造の差異は、チルシリンダーロール表面上の表示パターンに対応する領域とチルシリンダーロール表面の周囲の領域との間の、ポリマー被覆した独立気泡フォームコア画像形成部材の反射特性に於ける差異を生じる。独立気泡フォームコア層のポリマー皮膜の中にエンボスされた表示パターンと、パターン又は記号のような表示を取り囲む皮膜の領域との間の、この粗さ差異は、チルシリンダーロールのより高く配置された表面領域が、チルシリンダーロールのより低く配置された表面領域に対応するポリマー被覆した画像形成の第二領域に比較したとき、ポリマー被覆した独立気泡フォームコア画像形成部材の第一領域に於ける、より低い表面粗さレベルの発生になる構造を有するようなものであってよい。
ここで使用される、「画像形成部材(imaging element)」は、画像の画像形成要素上への転写を支配する複数の技術に適用可能であるような画像受容層と共に、前記したような画像形成支持体からなる。このような技術には、熱色素転写、電子写真印刷又はインクジェット印刷並びに写真ハロゲン化銀画像用の支持体が含まれる。ここで使用されるとき、「写真要素(photographic element)」は、画像の形成で感光性ハロゲン化銀を使用する材料である。
本発明で有用である受容要素の熱色素画像受容層は、例えばポリカーボネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ(スチレン−共−アクリロニトリル)、ポリ(カプロラクトン)又はこれらの混合物からなっていてよい。色素画像受容層は、意図する目的のために有効である全ての量で存在していてよい。一般的に、良好な結果は、1〜10g/m2の濃度で得られた。Harrison等の米国特許第4,775,657号明細書に記載されているように、オーバーコート層を、色素受容層の上に更に被覆することができる。
本発明で有用である色素受容要素と共に使用される色素供与体要素は、その上に色素含有層を有する支持体からなる。それが熱の作用によって色素受容層に転写可能である限り、どのような色素も本発明で使用される色素供与体中に使用することができる。昇華性色素で特に良好な結果が得られた。本発明で使用するために適用できる色素供与体は、例えば、米国特許第4,916,112号明細書、同第4,927,803号明細書及び同第5,023,228号明細書に記載されている。前記のように、色素供与体要素は色素転写画像を形成するために使用される。このような方法は前記のように色素供与体要素を画像様に加熱し、色素画像を色素受容要素に転写して色素転写画像を形成することからなる。印刷の熱色素転写方法の好ましい態様に於いて、シアン、マゼンタ及びイエロー色素の連続する繰り返し領域で塗布されたポリ(エチレンテレフタレート)支持体からなる色素供与体要素を使用することができ、色素転写工程は三色色素転写画像を得るために各色について逐次的に実施される。この方法を単一の色についてのみ実施するとき、単色の色素転写画像を得ることができる。
色素供与体要素から本発明で有用な受容要素に色素を転写するために使用することができるサーマルプリントヘッドは市販されている。例えば富士通サーマルヘッド(FTP−040 MCS001)、TDKサーマルヘッドF415 HH7−1089又はローム(Rohm)サーマルヘッドKE2008−F3を使用することができる。また、例えば、英国特許出願公開第2,083,726A号明細書に記載されているような、レーザのような熱色素転写のためのその他の公知のエネルギー源を使用することができる。
本発明で使用される熱色素転写集成体は、(a)色素供与体要素及び(b)前記のような色素受容要素からなり、供与体要素の色素層が受容要素の色素画像受容層と接触するように、色素受容要素が色素供与体要素と重ねられた関係になっている。
三色画像を得るとき、サーマルプリントヘッドにより熱をかける時間の間、上記の集成体を3回形成する。最初の色素を転写した後、要素を剥がす。次いで第二の色素供与体要素(又は異なった色素領域を有する供与体要素の他の領域)を色素受容要素と見当合わせし、この工程を繰り返す。同じ方法で第三の色が得られる。
電子記録及び電子写真方法並びにそれらの個々の工程は、先行技術に十分に記載されている。この方法には、静電画像を作る工程、この画像を帯電した着色粒子(トナー)で現像する工程、任意に、得られた現像された画像を第二支持体に転写する工程及びこの画像を支持体に定着させる工程の基本的工程が含まれる。これらの方法及び基本的工程に於いて多数の変形が存在する。ドライトナーの代わりに液体トナーを使用することは、これらの変形の単に一つであろう。
第一基本工程、即ち、静電画像を作ることは、種々の方法によって達成できる。コピーの静電写真方法では、均一に帯電した光伝導体の、アナログ又はデジタル露出による画像様光放電が使用される。光伝導体は1回使用システムであってよく又はこれはセレン若しくは有機光受容体をベースにするもののように、再帯電可能及び再画像形成可能であってよい。
別の電磁気録方法に於いて、静電画像はイオノグラフ的に(ionographically)作られる。潜像を誘電(電荷保持)媒体、即ち紙又はフィルム上に作ることができる。電圧を、媒体の幅に亘って間隔を空けた針の列から、選択された金属針又は書き込みペン先に適用して、選択された針と媒体との間の空気の誘電破壊を起こすことができる。媒体の上に潜像を形成するイオンが作られる。
しかしながら発生した静電画像は、反対に帯電したトナー粒子で現像される。液体トナーによる現像のために、液体現像剤を静電画像と直接接触させることができる。通常、十分なトナー粒子が現像のために利用されることを確実にするために、流動する液体が使用される。静電画像によって作られた電場は、非導電性液体中に懸濁された、帯電した粒子を、電気泳動によって移動させる。こうして、静電潜像の電荷は、反対に帯電した粒子によって中和される。液体トナーによる電気泳動現像の理論及び物理は、多くの書籍及び刊行物に十分に記載されている。
再画像形成可能光受容体又は電子記録マスターが使用される場合、トナー画像を紙(又は他の支持体)に転写させることができる。紙は、トナー粒子を紙の方に転写させるように選択された極性で静電的に帯電させることができる。最後に、トナーを付けた画像を紙に定着させることができる。自己定着トナーのために、残留する液体を、空気乾燥又は加熱によって紙から除去することができる。溶媒を蒸発させると、これらのトナーは紙に結合された膜を形成する。熱溶融トナーのために、粒子の一部として熱可塑性ポリマーが使用される。加熱によって、残留する液体が除去され、且つトナーが紙に定着される。
インクジェット画像形成媒体として使用されるとき、記録要素又は媒体は、典型的に、その少なくとも1個の表面上に、インク受容又は画像形成層を有する支持体又は支持体材料からなる。所望により、インク受容層の支持体への接着を改良するために、溶媒吸収層を支持体に適用する前に、支持体の表面をコロナ放電処理することができるか又はその代わりに、ハロゲン化フェノール若しくは部分的に加水分解された塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマーから形成された層のようなアンダーコーティングを、支持体の表面に適用することができる。インク受容層が、好ましくは、水又は水−アルコール溶液から、3〜75マイクロメートル、好ましくは8〜50マイクロメートルの範囲内の乾燥厚さで、支持体層の上に被覆される。
全ての公知のインクジェット受容体層を、本発明で有用な外部ポリエステルベースのバリヤー層と組み合わせて使用することができる。例えばインク受容層は、主として、シリカ、変性シリカ、クレイ、アルミナのような無機酸化物粒子、熱可塑性若しくは熱硬化性ポリマーからなるビーズのような溶融性ビーズ、非溶融性ビーズ又はゼラチン、アルブミン、グアル、キサンタン、アラビアゴム、キトサン、デンプン及びそれらの誘導体のような天然に生じる親水性コロイド及びゴムのような親水性ポリマー;官能化タンパク質、官能化ゴム及びデンプン並びにセルロースエーテル及びその誘導体のような天然ポリマーの誘導体並びにポリビニルオキサゾリン、ポリビニルメチルオキサゾリン、ポリオキシド、ポリエーテル、ポリ(エチレンイミン)、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸)、ポリアクリルアミド及びポリビニルピロリドンを含むn−ビニルアミド並びにポリ(ビニルアルコール)、その誘導体及びコポリマー並びにこれらの材料の組合せからなっていてよい。親水性ポリマー、無機酸化物粒子及び有機ビーズは、支持体上の1個又はそれ以上の層中に及び層内の種々の組合せ内に存在していてよい。
セラミック若しくは硬質ポリマー粒子の添加により、被覆の間の発泡若しくは吹込により又は非溶媒の導入による層内の相分離を導入することにより、多孔質構造物を、親水性ポリマーからなるインク受容層の中に導入することができる。一般的に、ベース層について、親水性であるが多孔質でないことが好ましい。これは、多孔性が光沢に於ける低下を起こさせ得る、写真品質プリントについて真実である。特に、インク受容層は、当該技術分野で公知である添加剤を含有するか又は含有しない、任意の親水性ポリマー又はポリマーの組合せからなっていてよい。
所望により、インク受容層を、例えば、セルロース誘導体若しくはカチオン的に変性したセルロース誘導体又はこれらの混合物からなる層のようなインク浸透性非粘着保護層でオーバーコートすることができる。特に好ましいオーバーコートは、ポリβ−1,4−アンヒドロ−グルコース−g−オキシエチレン−g−(2′−ヒドロキシプロピル)−N,N−ジメチル−N−ドデシルアンモニウムクロリドである。オーバーコート層は非多孔質であるがインク浸透性であり、水性インクで要素上に印刷された画像の光学濃度を改良するように機能する。オーバーコート層は、また、インク受容層を、磨耗、汚染及び水損傷から保護するであろう。一般的に、このオーバーコート層は、0.1〜5μm、好ましくは0.25〜3μmの乾燥厚さで存在してよい。
実際に、種々の添加剤を、インク受容層及びオーバーコート中に使用することができる。これらの添加剤には、被覆性を改良し、乾燥皮膜の表面張力を調節するための界面活性剤(群)のような表面活性剤、pHを制御するための酸又は塩基、耐電防止剤、懸濁剤、酸化防止剤、皮膜を架橋するための硬膜剤、酸化防止剤、UV安定剤、光安定剤が含まれる。更に、水堅牢度を改良するために、媒染剤を少量(ベース層の2〜10重量%)で添加することができる。有用な媒染剤は、米国特許第5,474,843号明細書に開示されている。
インク受容層及びオーバーコート層を含む上記の層は、一般的な被覆手段によって、当該技術分野で普通に使用されている透明又は不透明支持体材料の上に被覆することができる。被覆方法には、これらに限定されないが、ブレードコーティング、ワイヤー巻き付けロッドコーティング、スロットコーティング、スライドホッパーコーティング、グラビア、カーテンコーティングが含まれてよい。これらの方法の幾つかは、両方の層の同時被覆が可能であり、これは製造経済性観点から好ましい。
DRL(色素受容層)は、0.1〜10μm、好ましくは0.5〜5μmの範囲内の厚さで、タイ層又はTLの上に被覆することができる。色素受容層として有用である多数の公知の配合物が存在している。主な必要条件は、DRLがインクと相溶性であって、望ましい色範囲及び濃度を生じるようにインクが画像形成されることである。インク液滴がDRLを通過するとき、色素はDRL内に保持されるか又は媒染剤につけられ、一方、溶媒はDRLを自由に通過し、TLによって急速に吸収される。更に、DRL配合物は、好ましくは水から被覆され、TLに対して適切な接着力を示し、表面光沢の容易な制御を可能にする。
例えば、米国特許第4,879,166号明細書、同第5,264,275号明細書、同第5,104,730号明細書、同第4,879,166号明細書並びに日本特許第1,095,091号明細書、同第2,276,671号明細書、同第2,276,670号明細書、同第4,267,180号明細書、同第5,024,335号明細書及び同第5,016,517号明細書に於いて、Misuda等は、プスエドボヘマイト(psuedo-bohemite)及びある種の水溶性樹脂の混合物からなる、水性DRL配合物を開示している。米国特許第4,903,040号明細書、同第4,930,041号明細書、同第5,084,338号明細書、同第5,126,194号明細書、同第5,126,195号明細書及び同第5,147,717号明細書に於いて、Lightは、他のポリマー及び添加物と共に、ビニルピロリドンポリマーと或る種の水分散性及び/又は水溶性ポリエステルとの混合物からなる、水性DRL配合物を開示している。米国特許第4,857,386号明細書及び同第5,102,717号明細書に於いて、Butters等は、ビニルピロリドンポリマーとアクリル又はメタクリルポリマーとの混合物からなるインク吸収性樹脂層を開示している。米国特許第5,194,317号明細書に於いてSato等及び米国特許第5,059,983号明細書に於いてHiguma等は、ポリ(ビニルアルコール)をベースにする水性被覆可能DRL配合物を開示している。米国特許第5,208,092号明細書に於いてIqbalは、続いて架橋されるビニルコポリマーからなる水性DRL配合物を開示している。これらの例に加えて、前記のDRLの一次及び二次要件に適合する他の公知の又は予想されるDRL配合物が存在し、これらの全ては、本発明の精神及び範囲内に入る。
好ましいDRLは、0.1〜10マイクロメートル厚さであり、5部のアルモキサン(alumoxane)及び5部のポリ(ビニルピロリドン)の水性分散液として被覆される。DRLには、また、変化するレベル及びサイズの、光沢、摩擦及び/又は耐指紋性を制御する目的のためのマット剤、表面均一性を増強し、乾燥皮膜の表面張力を調節するための界面活性剤、媒染剤、酸化防止剤、UV吸収化合物、光安定剤が含有されていてよい。
上記のようなインク受容要素は、本発明の目的を達成するために成功裡に使用することができるけれども、画像形成された要素の耐久性を増強する目的のために、DRLをオーバーコートすることが望ましい。このようなオーバーコートは、要素に画像形成する前又は画像形成した後に、DRLに適用することができる。例えばDRLは、インクがそれを自由に通過するインク浸透性層でオーバーコートすることができる。この種類の層は、米国特許第4,686,118号明細書、同第5,027,131号明細書及び同第5,102,717号明細書に記載されている。また、要素に画像形成した後に、オーバーコートを加えることができる。公知の貼合せフィルム及び装置の全てを、この目的のために使用することができる。上記の画像形成方法で使用されるインクは公知であり、インク配合物は、しばしば、特別の方法、即ち、連続方法、圧電方法又は熱方法に密接に結び付けられている。それで、特別のインク方法に依存して、インクには、広く異なった量及び組合せの、溶媒、着色剤、保存剤、界面活性剤及び保湿剤が含有されていてよい。本発明で使用される画像記録要素と組合せて使用するために好ましいインクは、現在、ヒューレット・パッカード・デスクライター(Hewlett-Packard Desk Writer)560Cプリンタで使用するために販売されているものである。しかしながら、与えられたインク記録方法又は与えられた販売者のために特定されるインクで使用するために配合することができる、上記のような画像記録要素の別の態様が、本発明の範囲内に入ることが意図される。
平滑な不透明紙支持体が、ハロゲン化銀画像のコントラスト範囲が改良され、画像を見る間の環境光の透き通しが減少しているので、ハロゲン化銀画像と組合せて有用である。本発明で使用される好ましい写真要素は、電子プリント方法又は従来の光学的プリント方法によって露出されたとき、優れた性能発揮が可能であるハロゲン化銀写真要素に向けられている。電子プリント方法は、記録要素の放射線感光性ハロゲン化銀乳剤層を、少なくとも10-4エルグ/cm2の化学放射線に、100μ秒以下の期間、ピクセル・バイ・ピクセルモードで付すことからなる(但し、ハロゲン化銀乳剤層は、前記のようなハロゲン化銀粒子からなる)。従来の光学的プリント方法は、記録要素の放射線感光性ハロゲン化銀乳剤層を、少なくとも10-4エルグ/cm2の化学放射線に、10-3〜300秒間、画像様モードで付すことからなる(但し、ハロゲン化銀乳剤層は、前記のようなハロゲン化銀粒子からなる)。本発明は、特に好ましい態様に於いて、(a)銀基準で50モル%より多くの塩化物を含有し、(b){100}結晶面により与えられる表面積の50%より多くを有しそして(c)全銀の95〜99%を占める中心部分を有するハロゲン化銀粒子からなり、そして下記のクラス要件:(i)式:
(I) [ML6]n
(式中、nは、ゼロ、−1、−2、−3又は−4であり、Mは、イリジウム以外の充填されたフロンティア軌道多価金属イオンであり、そしてL6は、配位子の少なくとも4個がアニオン性配位子であり、そして配位子の少なくとも1個が、シアノ配位子又はシアノ配位子よりも電子陰性である配位子であるという条件で、独立に選択することができる橋架け配位子を表す)
を満足する6座配位金属錯体及び(ii)チアゾール又は置換チアゾール配位子を含有するイリジウム配位錯体のそれぞれを満足するように選択された2種のドーパントを含有する、放射線感光性乳剤を使用する。好ましい写真画像形成層構造は、欧州特許出願公開第1 048 977号明細書に記載されている。そこに記載されている感光性画像形成層は、本発明で使用される支持体上に特に望ましい画像を与える。
(I) [ML6]n
(式中、nは、ゼロ、−1、−2、−3又は−4であり、Mは、イリジウム以外の充填されたフロンティア軌道多価金属イオンであり、そしてL6は、配位子の少なくとも4個がアニオン性配位子であり、そして配位子の少なくとも1個が、シアノ配位子又はシアノ配位子よりも電子陰性である配位子であるという条件で、独立に選択することができる橋架け配位子を表す)
を満足する6座配位金属錯体及び(ii)チアゾール又は置換チアゾール配位子を含有するイリジウム配位錯体のそれぞれを満足するように選択された2種のドーパントを含有する、放射線感光性乳剤を使用する。好ましい写真画像形成層構造は、欧州特許出願公開第1 048 977号明細書に記載されている。そこに記載されている感光性画像形成層は、本発明で使用される支持体上に特に望ましい画像を与える。
下記の実施例は、本発明の実施を例示する。これらは、本発明の全ての可能な変化の網羅であることを意図しない。部及び%は、他に示さない限り重量基準である。
実施例1
この実施例に於いて、厚さ6.0ミル及び密度0.53g/cm3のポリプロピレンフォームを、ベリック・インダストリーズ社(Berwick Industries)、ペンシルベニア州ベリックから得た。次いで、これに、フラットシートダイを使用して、両側の上に、押出樹脂被覆した。フォームの前面又は画像側の上に上フランジ層を共押出被覆した。フォームに近い層を、36g/m2の被覆量、274℃の溶融温度で被覆し、これは、約10%のアナターゼ型二酸化チタン、20%のミストロン(Mistron)CBタルク(ルツェナック・アメリカ社(Luzenac America)から)、20%のPA609(エクソン・モービル社(Exxon Mobil)からの無定形有機ポリマー)及び50%のPF611(ポリプロピレン単独重合体−ベイセル社(Basell)からの押出被覆グレード)からなっていた。スキン層を、フォームから最も離れた側上の上フランジ層の上に、107g/m2の被覆量、300℃の溶融温度で被覆し、これは、(約)18%の二酸化チタン、4.5%のZnO及び78.5%のD4002P(イーストマン・ケミカル社(Eastman Chemical Company)からの低密度ポリエチレン)からなっていた。フォームのワイヤー側又は画像形成層とは反対側の上の下フランジ層を、300℃の溶融温度で単押出被覆した。下フランジ層皮膜は、485g/m2の被覆量であり、これは、(約)10%のアナターゼ型二酸化チタン、20%のミストロンCBタルク、20%のPA609及び50%のPF611からなっていた。溶融押出ポリプロピレンを、コートハンガーフラットシートダイから押し出した。ポリプロピレンフォームコア層が圧力ローラに当たっていた主ウエブ支持体であり、溶融ポリプロピレンフランジ層をチルローラ表面に当てて、ポリマーを、チルローラ及び圧力ローラによって形成されたニップの中に押し出した。裏側チルローラの表面は、予め、エンボスすべき所望の表示(情報)の逆画像で彫刻されていた。表示のエンボスされたパターンは、基本的に、一つの粗さの突き出た又は凹んだ領域及び異なった粗さを有する異なった高さのバックグラウンド領域からなっている。溶融ポリマーが、圧力ローラ及びポリプロピレンフォームコア及びチルローラによって形成されたニップに入るとき、ニップ内の圧力は、表面に順応するように流体ポリマーに力を掛ける。ポリマーが冷却し、固化したとき、それは、異なった高さ及び粗さプロフィールで表面を複製する。
この実施例に於いて、厚さ6.0ミル及び密度0.53g/cm3のポリプロピレンフォームを、ベリック・インダストリーズ社(Berwick Industries)、ペンシルベニア州ベリックから得た。次いで、これに、フラットシートダイを使用して、両側の上に、押出樹脂被覆した。フォームの前面又は画像側の上に上フランジ層を共押出被覆した。フォームに近い層を、36g/m2の被覆量、274℃の溶融温度で被覆し、これは、約10%のアナターゼ型二酸化チタン、20%のミストロン(Mistron)CBタルク(ルツェナック・アメリカ社(Luzenac America)から)、20%のPA609(エクソン・モービル社(Exxon Mobil)からの無定形有機ポリマー)及び50%のPF611(ポリプロピレン単独重合体−ベイセル社(Basell)からの押出被覆グレード)からなっていた。スキン層を、フォームから最も離れた側上の上フランジ層の上に、107g/m2の被覆量、300℃の溶融温度で被覆し、これは、(約)18%の二酸化チタン、4.5%のZnO及び78.5%のD4002P(イーストマン・ケミカル社(Eastman Chemical Company)からの低密度ポリエチレン)からなっていた。フォームのワイヤー側又は画像形成層とは反対側の上の下フランジ層を、300℃の溶融温度で単押出被覆した。下フランジ層皮膜は、485g/m2の被覆量であり、これは、(約)10%のアナターゼ型二酸化チタン、20%のミストロンCBタルク、20%のPA609及び50%のPF611からなっていた。溶融押出ポリプロピレンを、コートハンガーフラットシートダイから押し出した。ポリプロピレンフォームコア層が圧力ローラに当たっていた主ウエブ支持体であり、溶融ポリプロピレンフランジ層をチルローラ表面に当てて、ポリマーを、チルローラ及び圧力ローラによって形成されたニップの中に押し出した。裏側チルローラの表面は、予め、エンボスすべき所望の表示(情報)の逆画像で彫刻されていた。表示のエンボスされたパターンは、基本的に、一つの粗さの突き出た又は凹んだ領域及び異なった粗さを有する異なった高さのバックグラウンド領域からなっている。溶融ポリマーが、圧力ローラ及びポリプロピレンフォームコア及びチルローラによって形成されたニップに入るとき、ニップ内の圧力は、表面に順応するように流体ポリマーに力を掛ける。ポリマーが冷却し、固化したとき、それは、異なった高さ及び粗さプロフィールで表面を複製する。
実施例2
厚さ6.0ミル及び密度0.53g/cm3のポリプロピレンフォームを、ベリック(Berwick)・インダストリーズ社、ペンシルベニア州ベリックから得た。このポリプロピレンフォームに、その裏側上にインクロゴ表示を印刷し、これを乾燥機に通して、溶媒を除去した。次いで、この印刷されたフォームコアに、フラットシートダイを使用して、両側の上に、押出樹脂被覆した。フォームの前面又は画像側の上に上フランジ層を共押出被覆した。フォームに近い層を、36g/m2の被覆量、274℃の溶融温度で被覆し、これは、(約)10%のアナターゼ型二酸化チタン、20%のミストロンCBタルク(ルツェナック(Luzenac)・アメリカ社から)、20%のPA609(エクソン・モービル社からの無定形有機ポリマー)及び50%のPF611(ポリプロピレン単独重合体−ベイセル(Basell)社からの押出被覆グレード)からなっていた。スキン層を、107g/m2の被覆量、300℃の溶融温度で被覆し、これは、(約)18%の二酸化チタン、4.5%のZnO及び78.5%のD4002P(イーストマン・ケミカル社からの低密度ポリエチレン)からなっていた。フォームのワイヤー側又は画像形成層とは反対側の上の下フランジ層を、300℃の溶融温度で単押出被覆した。下フランジ層皮膜は、485g/m2の被覆量であり、これは、(約)10%のアナターゼ型二酸化チタン、20%のミストロンCBタルク、20%のPA609及び50%のPF611からなっていた。溶融押出物ポリプロピレンを、コートハンガーフラットシートダイから押し出した。ポリプロピレンフォームコア層が圧力ローラに当たっていた主ウエブ支持体であり、溶融ポリプロピレンフランジ層をチルローラ表面に当てて、ポリマーを、チルローラ及び圧力ローラによって形成されたニップの中に押し出した。
厚さ6.0ミル及び密度0.53g/cm3のポリプロピレンフォームを、ベリック(Berwick)・インダストリーズ社、ペンシルベニア州ベリックから得た。このポリプロピレンフォームに、その裏側上にインクロゴ表示を印刷し、これを乾燥機に通して、溶媒を除去した。次いで、この印刷されたフォームコアに、フラットシートダイを使用して、両側の上に、押出樹脂被覆した。フォームの前面又は画像側の上に上フランジ層を共押出被覆した。フォームに近い層を、36g/m2の被覆量、274℃の溶融温度で被覆し、これは、(約)10%のアナターゼ型二酸化チタン、20%のミストロンCBタルク(ルツェナック(Luzenac)・アメリカ社から)、20%のPA609(エクソン・モービル社からの無定形有機ポリマー)及び50%のPF611(ポリプロピレン単独重合体−ベイセル(Basell)社からの押出被覆グレード)からなっていた。スキン層を、107g/m2の被覆量、300℃の溶融温度で被覆し、これは、(約)18%の二酸化チタン、4.5%のZnO及び78.5%のD4002P(イーストマン・ケミカル社からの低密度ポリエチレン)からなっていた。フォームのワイヤー側又は画像形成層とは反対側の上の下フランジ層を、300℃の溶融温度で単押出被覆した。下フランジ層皮膜は、485g/m2の被覆量であり、これは、(約)10%のアナターゼ型二酸化チタン、20%のミストロンCBタルク、20%のPA609及び50%のPF611からなっていた。溶融押出物ポリプロピレンを、コートハンガーフラットシートダイから押し出した。ポリプロピレンフォームコア層が圧力ローラに当たっていた主ウエブ支持体であり、溶融ポリプロピレンフランジ層をチルローラ表面に当てて、ポリマーを、チルローラ及び圧力ローラによって形成されたニップの中に押し出した。
実施例3
この実施例は、上フランジ層が、84g/m2の被覆量で被覆された溶融押出可能メタロセンプラストマーの接着層で、独立気泡フォームコア層に接着された、ボイド形成二軸延伸ポリプロピレンのシートであった以外は、実施例2と同様にして製造した。ポリマーを315℃で溶融し、二軸延伸シートとポリエステルシートとの間で加圧ニップの中に押出被覆した。この実施例で使用したトップシートを共押出し、二軸延伸した。延伸は、横方向に約8倍であり、縦方向に約5倍であった。トップシートを、エクソン・ケミカル社(Exxon Chemical Corp.)によって製造されたメタロセン触媒を使用したエチレンプラストマー(SLP9088)を使用して、独立気泡フォームコア層に溶融押出貼合せした。メタロセン触媒を使用したエチレンプラストマーは、0.900g/ccの密度及び14.0のメルトインデックスを有していた。ボイド形成二軸延伸シートは1.5ミル厚さであった。
この実施例は、上フランジ層が、84g/m2の被覆量で被覆された溶融押出可能メタロセンプラストマーの接着層で、独立気泡フォームコア層に接着された、ボイド形成二軸延伸ポリプロピレンのシートであった以外は、実施例2と同様にして製造した。ポリマーを315℃で溶融し、二軸延伸シートとポリエステルシートとの間で加圧ニップの中に押出被覆した。この実施例で使用したトップシートを共押出し、二軸延伸した。延伸は、横方向に約8倍であり、縦方向に約5倍であった。トップシートを、エクソン・ケミカル社(Exxon Chemical Corp.)によって製造されたメタロセン触媒を使用したエチレンプラストマー(SLP9088)を使用して、独立気泡フォームコア層に溶融押出貼合せした。メタロセン触媒を使用したエチレンプラストマーは、0.900g/ccの密度及び14.0のメルトインデックスを有していた。ボイド形成二軸延伸シートは1.5ミル厚さであった。
トップシート(画像形成側)
L1、L2、L3、L4及びL5として同定される5層からなるコンポジットシートを、独立気泡フォームコアのトップ又は画像側の上に被覆した。L1は、包装の外側の上の薄い着色した層であり、これには感光性ハロゲン化銀層が結合していた。L2は、光学増白剤及び二酸化チタンが添加された層である。使用した光学増白剤は、チバ・ガイギー社(Ciba-Geigy)によって製造されたホスタルックス(Hostalux)KSであった。被覆押出グレードのアナターゼ二酸化チタンを、L2及びL4の両方に添加した。下記の表Iに、この実施例で使用したトップ二軸延伸シートの層の特性を列記する。
L1、L2、L3、L4及びL5として同定される5層からなるコンポジットシートを、独立気泡フォームコアのトップ又は画像側の上に被覆した。L1は、包装の外側の上の薄い着色した層であり、これには感光性ハロゲン化銀層が結合していた。L2は、光学増白剤及び二酸化チタンが添加された層である。使用した光学増白剤は、チバ・ガイギー社(Ciba-Geigy)によって製造されたホスタルックス(Hostalux)KSであった。被覆押出グレードのアナターゼ二酸化チタンを、L2及びL4の両方に添加した。下記の表Iに、この実施例で使用したトップ二軸延伸シートの層の特性を列記する。
裏側に、高密度(0.930g/cc)ポリエチレンの下フランジ層を、315℃で溶融押出した。この溶融ポリマーを、チルロールが彫刻されたロゴ表示を有していたニップの中に、一緒に入れた。
実施例4
この実施例は、表示を裏側フランジ層に印刷した以外は、実施例1と同様に製造した。裏側チルは、マット表面であった。
この実施例は、表示を裏側フランジ層に印刷した以外は、実施例1と同様に製造した。裏側チルは、マット表面であった。
対照例5
50%の漂白広葉樹材クラフト、25%の漂白広葉樹材サルファイト及び25%の漂白針葉樹材サルファイトのパルプ完成紙料を、ダブル・ディスク・リファイナー次いでジョルダン・コニカル・リファイナーにより、200ccのカナダ標準ろ水度までリファイニングすることによって、印画紙支持体を製造した。得られたパルプ完成紙料に、乾燥重量基準で、0.2%のアルキルケテンダイマー、1.0%のカチオン性コーンスターチ、0.5%のポリアミド−エピクロロヒドリン、0.26%のアニオン性ポリアクリルアミド及び5.0%の二酸化チタンを添加した。約46.5ポンド/1000平方フィート(ksf)の絶乾重量基準紙を、長網抄紙機で製造し、42%の固体まで湿式プレスし、160シェフィールド単位のシェフィールド有孔度及び0.70g/ccの見掛け密度を達成するように、スチーム加熱乾燥機を使用して10%の水分にまで乾燥させた。次いで、この紙支持体を、縦型サイズ・プレスを使用して、3.3重量%のスターチの含有量を達成するように、10%のヒドロキシエチル化コーンスターチ溶液で、表面サイジングを行った。表面サイジングを行った支持体を、1.04gm/ccの見掛け密度までカレンダー処理した。この紙支持体又は基体を、次いで、トップ側に、27g/m2の、ルチル二酸化チタン(デュポン(DuPont)R104)を含有する低密度ポリエチレン(イーストマン・ケミカル社からの0.917g/cc)で、裏側に、27g/m2の透明なポリエチレン(0.0924g/cc)で樹脂被覆した。
50%の漂白広葉樹材クラフト、25%の漂白広葉樹材サルファイト及び25%の漂白針葉樹材サルファイトのパルプ完成紙料を、ダブル・ディスク・リファイナー次いでジョルダン・コニカル・リファイナーにより、200ccのカナダ標準ろ水度までリファイニングすることによって、印画紙支持体を製造した。得られたパルプ完成紙料に、乾燥重量基準で、0.2%のアルキルケテンダイマー、1.0%のカチオン性コーンスターチ、0.5%のポリアミド−エピクロロヒドリン、0.26%のアニオン性ポリアクリルアミド及び5.0%の二酸化チタンを添加した。約46.5ポンド/1000平方フィート(ksf)の絶乾重量基準紙を、長網抄紙機で製造し、42%の固体まで湿式プレスし、160シェフィールド単位のシェフィールド有孔度及び0.70g/ccの見掛け密度を達成するように、スチーム加熱乾燥機を使用して10%の水分にまで乾燥させた。次いで、この紙支持体を、縦型サイズ・プレスを使用して、3.3重量%のスターチの含有量を達成するように、10%のヒドロキシエチル化コーンスターチ溶液で、表面サイジングを行った。表面サイジングを行った支持体を、1.04gm/ccの見掛け密度までカレンダー処理した。この紙支持体又は基体を、次いで、トップ側に、27g/m2の、ルチル二酸化チタン(デュポン(DuPont)R104)を含有する低密度ポリエチレン(イーストマン・ケミカル社からの0.917g/cc)で、裏側に、27g/m2の透明なポリエチレン(0.0924g/cc)で樹脂被覆した。
表IIは、表示を独立気泡フォームコア層の上に設置する印刷位置の要約を提供する。上記のように、表示を種々の位置にエンボスするか又は印刷し、これらの全ては、支持体の許容できる標識付けを与えた。
以下に本発明の態様を列挙する。
1.画像形成要素用の支持体上への表示の設置方法であって、支持体(但し、支持体は、独立気泡フォームコア層及びそれに接着された少なくとも1個のフランジ層からなり、独立気泡フォームコア層は、発泡剤の使用によって膨張されたポリマーからなる)を用意すること及び支持体の上に表示を設けることからなり、画像形成要素が、支持体及び少なくとも1個の画像形成層からなる本発明の方法には、他の構成が含まれる。
2.一つの他の構成に於いて、独立気泡フォームコア層はポリオレフィンポリマーからなる。
3.他の構成に於いて、独立気泡フォームコア層のポリオレフィンポリマーはポリプロピレンからなる。
4.他の構成に於いて、独立気泡フォームコア層は25〜350μmの厚さを有する。 5.他の構成に於いて、独立気泡フォームコア層のモジュラスは、30MPa〜1000MPaからなる。
6.他の構成に於いて、支持体上への表示の設置は、表示を少なくとも1個のフランジ層の上に設けることからなる。
7.他の構成に於いて、支持体上への表示の設置は、表示を独立気泡フォームコア層の上に設けることからなる。
8.他の構成に於いて、フランジ層のモジュラスは、700MPa〜10500MPaからなる。
9.他の構成に於いて、フランジ層は、独立気泡フォームコア層と一体である。
10.他の構成に於いて、フランジ層は、80〜99%の不透明度を有する。
11.他の構成に於いて、フランジ層は、90%より大きい不透明度を有する。
12.他の構成に於いて、フランジ層は、更に、顔料からなり、タルクからなり又は二酸化チタン顔料からなる。
13.他の構成に於いて、上フランジ層は紙からなる。
14.他の構成に於いて、紙フランジ層は、25μm〜100μmの厚さからなる。
15.他の構成に於いて、紙フランジ層は、30μm〜70μmの厚さからなる。
16.更に他の構成に於いて、上フランジ層は紙からなり、下フランジ層は紙からなる。
17.他の構成に於いて、下フランジ層は紙からなる。
18.他の構成に於いて、紙フランジ層は、25μm〜100μmの厚さからなる。
19.他の構成に於いて、紙フランジ層は、30μm〜70μmの厚さからなる。
20.他の構成に於いて、画像形成層の反対の支持体側上のフランジ層。
21.他の構成に於いて、画像形成層の反対の支持体の側上のフランジ層は、透明フランジ層からなる。
22.他の構成に於いて、裏側上の、即ち、画像形成要素の反対の支持体の側上のフランジ層は、透明である。
23.他の構成に於いて、フランジ層はポリマー層からなる。
24.追加の構成に於いて、フランジ層は延伸層からなる。
25.他の構成に於いて、ポリマーフランジ層は二軸延伸ポリオレフィン層からなる。
26.更に他の構成に於いて、ポリマーフランジ層は、10μm〜150μmの厚さからなる。
27.他の構成に於いて、ポリマーフランジ層は、35μm〜70μmの厚さからなる。
28.他の構成に於いて、支持体は80%〜99%の不透明度を有するか又は支持体は100〜400μmの厚さを有するか又は前記支持体の上表面は0.1μm〜1.1μmの平均粗さを有する。
29.本発明の他の構成に於いて、画像形成部材の重量は非加工紙の75重量%未満からなる。
30.他の構成に於いて、画像形成部材の重量は非加工紙の50重量%未満からなる。
31.他の構成に於いて、画像形成層は感光性ハロゲン化銀からなるか又はインクジェット受容層からなるか又は熱色素受容層からなるか又は電子写真層からなる。
32.本発明の他の構成に於いて、方法は、更に支持体の各側上のポリエチレン樹脂皮膜からなる。
33.本発明の他の構成に於いて、支持体上への表示の設置は、インク印刷からなる。
34.他の構成に於いて、インク印刷は水性インクからなるか又は溶媒系インクからなる。
35.他の構成に於いて、支持体上への表示の設置は、エンボスすることからなる。
36.他の構成に於いて、表示は機械検出可能な表示からなり、機械検出可能な表示は、昼光照度下で人の目に見えない。
37.他の構成に於いて、機械検出可能な表示は、400ナノメートルより下又は700ナノメートルより上の化学放射線に応答するインクからなる。
38.本発明の他の構成に於いて、表示は格子パターンからなる。
1.画像形成要素用の支持体上への表示の設置方法であって、支持体(但し、支持体は、独立気泡フォームコア層及びそれに接着された少なくとも1個のフランジ層からなり、独立気泡フォームコア層は、発泡剤の使用によって膨張されたポリマーからなる)を用意すること及び支持体の上に表示を設けることからなり、画像形成要素が、支持体及び少なくとも1個の画像形成層からなる本発明の方法には、他の構成が含まれる。
2.一つの他の構成に於いて、独立気泡フォームコア層はポリオレフィンポリマーからなる。
3.他の構成に於いて、独立気泡フォームコア層のポリオレフィンポリマーはポリプロピレンからなる。
4.他の構成に於いて、独立気泡フォームコア層は25〜350μmの厚さを有する。 5.他の構成に於いて、独立気泡フォームコア層のモジュラスは、30MPa〜1000MPaからなる。
6.他の構成に於いて、支持体上への表示の設置は、表示を少なくとも1個のフランジ層の上に設けることからなる。
7.他の構成に於いて、支持体上への表示の設置は、表示を独立気泡フォームコア層の上に設けることからなる。
8.他の構成に於いて、フランジ層のモジュラスは、700MPa〜10500MPaからなる。
9.他の構成に於いて、フランジ層は、独立気泡フォームコア層と一体である。
10.他の構成に於いて、フランジ層は、80〜99%の不透明度を有する。
11.他の構成に於いて、フランジ層は、90%より大きい不透明度を有する。
12.他の構成に於いて、フランジ層は、更に、顔料からなり、タルクからなり又は二酸化チタン顔料からなる。
13.他の構成に於いて、上フランジ層は紙からなる。
14.他の構成に於いて、紙フランジ層は、25μm〜100μmの厚さからなる。
15.他の構成に於いて、紙フランジ層は、30μm〜70μmの厚さからなる。
16.更に他の構成に於いて、上フランジ層は紙からなり、下フランジ層は紙からなる。
17.他の構成に於いて、下フランジ層は紙からなる。
18.他の構成に於いて、紙フランジ層は、25μm〜100μmの厚さからなる。
19.他の構成に於いて、紙フランジ層は、30μm〜70μmの厚さからなる。
20.他の構成に於いて、画像形成層の反対の支持体側上のフランジ層。
21.他の構成に於いて、画像形成層の反対の支持体の側上のフランジ層は、透明フランジ層からなる。
22.他の構成に於いて、裏側上の、即ち、画像形成要素の反対の支持体の側上のフランジ層は、透明である。
23.他の構成に於いて、フランジ層はポリマー層からなる。
24.追加の構成に於いて、フランジ層は延伸層からなる。
25.他の構成に於いて、ポリマーフランジ層は二軸延伸ポリオレフィン層からなる。
26.更に他の構成に於いて、ポリマーフランジ層は、10μm〜150μmの厚さからなる。
27.他の構成に於いて、ポリマーフランジ層は、35μm〜70μmの厚さからなる。
28.他の構成に於いて、支持体は80%〜99%の不透明度を有するか又は支持体は100〜400μmの厚さを有するか又は前記支持体の上表面は0.1μm〜1.1μmの平均粗さを有する。
29.本発明の他の構成に於いて、画像形成部材の重量は非加工紙の75重量%未満からなる。
30.他の構成に於いて、画像形成部材の重量は非加工紙の50重量%未満からなる。
31.他の構成に於いて、画像形成層は感光性ハロゲン化銀からなるか又はインクジェット受容層からなるか又は熱色素受容層からなるか又は電子写真層からなる。
32.本発明の他の構成に於いて、方法は、更に支持体の各側上のポリエチレン樹脂皮膜からなる。
33.本発明の他の構成に於いて、支持体上への表示の設置は、インク印刷からなる。
34.他の構成に於いて、インク印刷は水性インクからなるか又は溶媒系インクからなる。
35.他の構成に於いて、支持体上への表示の設置は、エンボスすることからなる。
36.他の構成に於いて、表示は機械検出可能な表示からなり、機械検出可能な表示は、昼光照度下で人の目に見えない。
37.他の構成に於いて、機械検出可能な表示は、400ナノメートルより下又は700ナノメートルより上の化学放射線に応答するインクからなる。
38.本発明の他の構成に於いて、表示は格子パターンからなる。
本発明は、また、画像形成要素用の支持体上へ表示を設ける方法であって、支持体(但し、支持体は、独立気泡フォームコア層並びにそれに接着された上フランジ層及び下フランジ層からなり、独立気泡フォームコア層は、発泡剤の使用によって膨張されたポリマーからなる)を用意すること並びに上フランジ層及び下フランジ層の少なくとも1個の上に表示を設けることからなる方法に関し、この方法にはまた、追加の構成が含まれてよい。一つの構成に於いて、上フランジ層及び下フランジ層は、独立気泡フォームコア層のモジュラスよりも大きいモジュラスを有する。
本発明には、また、画像形成要素用の支持体上へ表示を設ける方法であって、支持体(但し、支持体は、独立気泡フォームコア層及びそれに接着された少なくとも1個のフランジ層からなり、独立気泡フォームコア層は、発泡剤の使用によって膨張されたポリマーからなる)を用意すること及び独立気泡フォームコア層の上に表示を設けることからなる方法が含まれ、この方法には追加の構成が含まれてよい。一つの追加の構成に於いて、この方法は、更に、少なくとも1個のフランジ層を、前記指示された独立気泡フォームコア層に接着させる工程が含まれる。
Claims (3)
- 支持体及び少なくとも1個の画像形成層を含んでなる画像形成要素の支持体上へ表示を設ける方法であって、
発泡剤の使用によって膨張されたポリマーを含む独立気泡フォームコア層とそれに接着された少なくとも1個のフランジ層とを含んでなる支持体を用意し、そして
前記支持体の上に表示を設けることを含んでなる支持体上へ表示を設ける方法。 - 画像形成要素用の支持体上へ表示を設ける方法であって、
発泡剤の使用によって膨張されたポリマーを含む独立気泡フォームコア層とにそれに接着された上フランジ層及び下フランジ層とを含んでなる支持体を用意し、そして
前記上フランジ層及び前記下フランジ層の少なくとも1個の上に表示を設けることを含んでなる支持体上へ表示を設ける方法。 - 画像形成要素用の支持体上へ表示を設ける方法であって、
発泡剤の使用によって膨張されたポリマーを含む独立気泡フォームコア層とそれに接着された少なくとも1個のフランジ層とを含んでなる支持体を用意し、そして
前記独立気泡フォームコア層の上に表示を設けることを含んでなる支持体上へ表示を設ける方法。
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