JPH09253663A - ミネラル水生成方法およびミネラル水生成装置 - Google Patents

ミネラル水生成方法およびミネラル水生成装置

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JPH09253663A
JPH09253663A JP8070226A JP7022696A JPH09253663A JP H09253663 A JPH09253663 A JP H09253663A JP 8070226 A JP8070226 A JP 8070226A JP 7022696 A JP7022696 A JP 7022696A JP H09253663 A JPH09253663 A JP H09253663A
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JP
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water
mineral
mineral water
alkaline
acidic
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JP8070226A
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English (en)
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健三 ▲高▼橋
Kenzo Takahashi
Toshio Kikuchi
俊男 菊池
Yoshiya Fukushima
由也 福島
Hideo Matsuki
秀雄 松木
Yasuyuki Komiya
靖之 小宮
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/68Treatment of water, waste water, or sewage by addition of specified substances, e.g. trace elements, for ameliorating potable water
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D39/00Filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D39/14Other self-supporting filtering material ; Other filtering material
    • B01D39/20Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of inorganic material, e.g. asbestos paper, metallic filtering material of non-woven wires
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104Devices therefor; Their operating or servicing
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンゴ石などに含まれるカルシウムの溶解性
を促進し、カルシウムを多く含むミネラル水を得、ほぼ
中性で美味しいミネラル水を生成する方法、またはそれ
を可能にするミネラル水生成装置を得ることを目的とす
る。 【解決手段】 水を収容する貯留容器4内に、炭酸カル
シウムを含む濾材から構成されるミネラル水生成フィル
ター5を備え、循環ポンプ7により貯留容器4内の水を
電解槽6へ送出し電気分解により酸性水とアルカリ水と
に分岐生成する。酸性水は上記ミネラル水生成フィルタ
ー5へと送出し、アルカリ水は貯留容器4内へ直接循環
させる。よって、貯留容器4内のミネラル水生成フィル
ター5を通過して生成された酸性のミネラル水とアルカ
リ水が貯留容器4内で混合され、中性でミネラル分の多
い美味しいミネラル水が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、飲料等に供する
ミネラル水の生成方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特開昭56ー95392号
公報に示された従来のミネラル水生成装置を示す構成断
面図である。図において、1は上部に開閉可能な開口部
2を有する水槽であり、全体が円柱状または四角柱状に
構成され、その中央に筒状容器3が取付けられ筒状容器
3と水槽外壁4との空間部5に水道水を貯水する。筒状
容器3は水中ポンプ収納部6と水活性化濾過装置収納部
7とを備え、水槽1底部にねじにより固定されている。
筒状容器3の底部と水槽1の底部とは通水孔8、9によ
り連通しており、水中ポンプ10により水槽1底部の水
道水は筒状容器3内へ吸入され、水中ポンプ10により
筒内上方へ放出される。水中ポンプ10により送出され
た水は水活性化濾過装置収納部7の底部に穿設された通
水孔11を通って水活性化濾過装置収納部7内に送ら
れ、まずカセット式容器12に内蔵された活性炭層13
を通過し、次いでコーラルサンドやサンゴ石(石灰石)
などの多孔性天然石14を収納した水活性化濾過装置1
5に送られる。
【0003】水活性化濾過装置15を通過した原料水は
粒状の多孔性天然石14と接触してミネラル水になり、
水活性化濾過装置15の上部に穿設された通水孔16を
通り、更に筒状容器3の押え板17の通水孔18次いで
19を通って再び水槽1へ戻る。以後、タイマーによっ
て水中ポンプ10のスイッチが切られるまでこの循環を
くり返し、徐々にミネラル分の溶出量が増加し、原料水
は完全なミネラル水になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のミ
ネラル水生成装置では、カルシウム溶出源としてコーラ
ルサンドやサンゴ石(石灰石)などの多孔性天然石に含
まれる炭酸カルシウムや合成された炭酸カルシウムなど
が使用されているが、炭酸カルシウムは難溶性であり水
道水などでは十分な溶出ができないという問題点があっ
た。
【0005】また、水活性化濾過装置に水道水を一回通
過させるだけでは充分なミネラル分を溶出させることが
できず、水活性化濾過装置内の循環を数回繰り返すこと
でミネラル分の濃度を調節しなければならないという問
題点があった。
【0006】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたもので、サンゴ石などに含まれるカルシウム
の溶解性を促進し、カルシウムを多く含むミネラル水を
得、ミネラル分の濃度を好みにより容易に調節でき、ほ
ぼ中性で美味しいミネラル水を生成する方法、またはそ
れを可能にするミネラル水生成装置を得ることを目的と
したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるミネラ
ル水生成方法および装置においては、水道水を電解槽に
より酸性水とアルカリ水とに分岐分解し、カルシウムを
含む濾材から構成されるミネラル水生成フィルターに酸
性水を通過させた後に上記アルカリ水と混合し中和させ
てミネラル水を生成するものである。
【0008】また、本体ケースと、上記本体ケース内に
収容された水を貯留する貯留容器と、上記貯留容器の底
部に少なくとも2つの循環口を設け、一方の循環口の上
部にはカルシウムを含む濾材から構成されるミネラル水
生成フィルターを取り付け、他方の循環口から上記貯留
容器内の水を吸入し上記ミネラル水生成フィルターへと
送出する循環ポンプとを備えたミネラル水生成装置にお
いて、上記ミネラル水生成フィルターが接続する循環口
と上記循環ポンプとの間に、水を電気分解し酸性水とア
ルカリ水とに分岐生成する電解槽を設けるとともに、上
記電解槽からのアルカリ水のみを貯留容器内に直接循環
させるアルカリ水水路管と、上記電解槽からの酸性水の
みをミネラル水生成フィルター内へ循環させる酸性水水
路管とを上記電解槽に設けたものである。
【0009】また、本体ケースと、この本体ケース内に
収容されたカルシウムを含む濾材で構成されるミネラル
水生成フィルターを備えたミネラル水生成装置におい
て、水を電気分解し酸性水とアルカリ水とに分岐生成す
る電解槽を設けるとともに、水道水を外部から上記電解
槽に給水する給水部と、上記電解槽からの酸性水のみを
ミネラル水生成フィルター内へ送る酸性水水路管と、上
記電解槽で分岐生成されたアルカリ水のみを通過させる
アルカリ水水路管とを上記電解槽に設け、上記ミネラル
水生成フィルター通過後の酸性水と上記アルカリ水水路
管からのアルカリ水を外部給水管内で混合するようにし
たものである。
【0010】また、上記電解槽に設けた酸性水水路管と
アルカリ水水路管とにそれぞれ切替弁と外部給水管を設
け、その切替弁の切替操作により、上記電解槽によって
分岐生成された酸性水とアルカリ水とをそれぞれ単独に
本体ケース外へ給水するものである。
【0011】また、上記電解槽へ印加する電流値または
上記循環ポンプの回転を可変するものである。
【0012】また、上記電解槽への電流を断続的に印加
するものである。
【0013】また、上記アルカリ水水路管の送出口を、
上記ミネラル水生成フィルター内を通過したミネラル水
が吐出する吐出口の近傍に位置させ、上記吐出口から吐
出される酸性水に上記送出口からのアルカリ水が送水混
合されるものである。
【0014】また、上記電解槽と上記ミネラル水生成フ
ィルターとを接続する上記酸性水水路管上に循環補助ポ
ンプを設けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1及び図2は、この発明の実施の形態
1を示すミネラル水生成方法を説明するためのミネラル
水生成装置の構成断面図及び外観斜視図である。図にお
いて、1は本体で、本体ケース2と本体ケース2のヒン
ジ3aを介して開閉可能に取り付けられた上蓋3と操作
基盤15aを内蔵した操作パネル15から構成されてい
る。4は本体ケース2に収容された貯留容器で、内部に
はサンゴ石13と活性炭14からなるミネラル水生成フ
ィルター5が設置されている。貯留容器4の底部には開
口部A19と開口部B20とを有する。6は数アンペア
の直流電流を印加することにより通過する水をph値8〜
9のアルカリ水とph値4〜6の酸性水とに電気分解する
電解槽、7は貯留容器4内の水を開口部A19から電解
槽6に送水する循環ポンプ、8は電解槽6で分岐生成さ
れた酸性水を開口部C21からミネラル水生成フィルタ
ー5に送水を行う補助ポンプ、9は循環ポンプ7の運転
を停止した時にミネラル水生成フィルター5内部に滞留
した水を逆流しないようにする逆流防止弁、10は生成
されたミネラル水を開口部B20から給水管12に送水
する給水ポンプ、11はミネラル水を給水する給水口、
16は電解槽6の電気分解により分岐生成された酸性水
を通水する酸性水水路管、17は電解槽6の電気分解に
より分岐生成されたアルカリ水を通水するアルカリ水水
路管、18はミネラル水生成フィルター5の天面部に設
けられた生成されるミネラル水が吐出する吐出部であ
る。
【0016】次に、動作について説明する。貯留容器4
内の原水は、スイッチ(図示せず)を入れると、循環ポ
ンプ7により開口部B19から電解槽6へと送水され
る。この時、電解槽6に数アンペアの直流電流を印加す
ることによって、循環ポンプ7から送水された原水をpH
値8〜9のアルカリ水とpH値4〜6の酸性水とに電気分
解が行われる。
【0017】上記のような電気分解により、電解槽6を
通過して分岐された酸性水は、酸性水水路管16を通水
し、補助ポンプ8により貯留容器4に設けられたミネラ
ル水生成フィルター5の底部の開口部C21から逆流防
止弁9を経てサンゴ石13と活性炭14からなるミネラ
ル水生成フィルター5内を通過し、ミネラル水生成フィ
ルター5の天面部に設けられた吐出部18より貯留容器
4内へと循環される。なお、上記逆流防止弁9は、循環
ポンプ7の運転を停止した時に上記ミネラル水生成フィ
ルター5の内部に滞留した酸性水を上記補助ポンプ8な
どに逆流させないために設けたものである。
【0018】ここで、酸性水がミネラル水生成フィルタ
ー5内を通過する時、サンゴ石13の主原料である難水
性の炭酸カルシウムは、電気分解により生成された酸性
水によって容易に溶解することができ、炭酸カルシウム
が十分溶出されたミネラル水を生成する。そして、ミネ
ラル水生成フィルター5内の活性炭14により原水中に
含まれる残留塩素やカビ臭などを除去する。
【0019】一方、電気分解により電解槽6から分岐し
たアルカリ水は、アルカリ水水路管17を経て貯留容器
4の上方より貯留容器4内へ循環される。この循環され
たアルカリ水は、貯留容器4の吐出部18より貯留容器
4内へ循環されたカルシウム成分が溶出されている酸性
水のミネラル水と混じり合い、 pH値7〜8程度の中性
または弱アルカリ性のミネラル水が生成される。
【0020】上記のような循環動作を10〜20分間繰
り返し、電解槽6に加える電流を印加終了後も続けて循
環させる。これは生成した中性のミネラル水を再度酸性
とアルカリ性とに電解槽6で電気分解し、酸性水による
カルシウムの溶出と、水中の残留塩素やカビ臭などの除
去をくり返し行い、さらにカルシウム濃度の高い酸性の
ミネラル水を得てこれにアルカリ水が混じり合い中性ま
たは弱アルカリ性でさらにカルシウム濃度の高いミネラ
ル水が生成する。そして、操作パネル15にある給水ス
イッチ(図示せず)を操作すると、給水ポンプ10によ
り生成されたミネラル水が開口部B20から給水管12
へ送水され、給水口11よりカルシウム濃度の高いミネ
ラル水を給水する。
【0021】なお、上記循環動作の循環時間を10〜2
0分間としたが、この時間内で循環時間を変化させれ
ば、酸性水がミネラル水生成フィルター5内の炭酸カル
シウムからなるサンゴ石13を通過する接触時間(回
数)を変化させることになり、よってミネラル溶出量を
変化させることが可能になる。例えば、操作パネル15
にミネラル溶出量を調節できるダイヤル等(図示せず)
を設けて循環時間の調節を行える構成にすれば、好みの
カルシウム濃度のミネラル水を得ることもできる。
【0022】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示すミネラル水生成装置の構成断面図である。図
において、1は本体で、本体ケース2と本体ケース2に
ヒンジ3aを介して開閉可能に取り付けられた上蓋3と
操作基盤15aを内蔵した操作パネル15から構成され
ている。4は本体ケース2に収容された貯留容器で、内
部にはサンゴ石13と活性炭14からなるミネラル水生
成フィルター5が設置されている。貯留容器4の底部に
は開口部A19と開口部B20とを有する。6は数アン
ペアの直流電流を印加することにより通過する水をph値
8〜9のアルカリ水とph値4〜6の酸性水とに電気分解
する電解槽、7は貯留容器4内の水を開口部A19から
電解槽7に送水する循環ポンプ、8は電解槽6で分岐生
成された酸性水を開口部C21からミネラル水生成フィ
ルター5に送水を行う補助ポンプ、9は循環ポンプ7の
運転を停止した時にミネラル水生成フィルター5内部に
滞留した水を逆流しないようにする逆流防止弁、10は
生成されたミネラル水を開口部B20から給水管12に
送水する給水ポンプ、11はミネラル水を給水する給水
口、16は電解槽6の電気分解により分岐生成された酸
性水を通水する酸性水水路管、17は電解槽6の電気分
解により分岐生成されたアルカリ水を通水するアルカリ
水水路管、18はミネラル水生成フィルター5の天面部
に設けられた生成されるミネラル水が吐出する吐出部、
22は酸性水水路管16に設けた三方切替弁、23はア
ルカリ水水路管17に設けた三方切替弁であり、三方切
替弁22と23は連動している。24,25は三方切替
弁22,23にそれぞれ設けた酸性水給水口,アルカリ水
給水口である。
【0023】次に、動作について説明する。貯留容器4
内の原水は、スイッチ(図示せず)を入れると、循環ポ
ンプ7により開口部B19から電解槽6へと送水され
る。この時、電解槽6に数アンペアの直流電流を印加す
ることによって、循環ポンプ7から送水された原水をpH
値8〜9のアルカリ水とpH値4〜6の酸性水とに電気分
解が行われる。
【0024】上記のような電気分解により、電解槽6を
通過して分岐された酸性水は、酸性水水路管16に通水
される。同じく電気分解により電解槽6から分岐したア
ルカリ水は、アルカリ水水路管17に通水される。この
ときに、酸性水水路管16とアルカリ水水路管17のそ
れぞれに設けられた三方切替弁22と23を操作パネル
15に設けられた切替スイッチ(図示せず)により貯留
容器4内へ送水するか本体1外へ給水するかを切り替え
る。
【0025】ここで三方切替弁22と23が貯留容器4
内への切替えが行われると、酸性水水路管16の酸性水
はミネラル水生成フィルター5の底部の開口部C21か
らサンゴ石13と活性炭14からなるミネラル水生成フ
ィルター5内を通過し、ミネラル水生成フィルター5の
天面部に設けられた吐出部18より貯留容器4内へと循
環される。
【0026】ここで、酸性水がミネラル水生成フィルタ
ー5内を通過する時、サンゴ石13の主原料である難水
性の炭酸カルシウムは、電気分解により生成された酸性
水によって容易に溶解することができ、炭酸カルシウム
が十分溶出されたミネラル水を生成する。そして、ミネ
ラル水生成フィルター5内の活性炭14により原水中に
含まれる残留塩素やカビ臭などを除去する。
【0027】同時に、三方切替弁23も貯留容器4への
切替えが行われているのでアルカリ水水路管17のアル
カリ水は貯留容器4の上方より貯留容器4内へ循環され
る。この循環されたアルカリ水は、貯留容器4の吐出部
18より貯留容器4内へ循環されたカルシウム成分が溶
出されている酸性水と混じり合い、 pH値7〜8程度の
中性または弱アルカリ性のミネラル水が生成される。
【0028】上記のような循環動作を10〜20分間繰
り返し、電解槽6に加える電流を印加終了後も循環させ
て、酸性水によるカルシウムの溶出と、原水中の残留塩
素やカビ臭などの除去を行い、酸性水とアルカリ水がよ
く混じり合い美味しいミネラル水を生成する。そして、
操作パネル15にある給水スイッチ(図示せず)を操作
すると、給水ポンプ10により生成されたミネラル水が
開口部B20から給水管12へ送水され、給水口11よ
りミネラル水を給水する。
【0029】なお、上記循環動作の循環時間を10〜2
0分間としたが、この時間内で循環時間を変化させれ
ば、酸性水がミネラル水生成フィルター5内の炭酸カル
シウムからなるサンゴ石13を通過する接触時間(回
数)を変化させることになり、よってミネラル溶出量を
変化させることが可能になる。例えば、操作パネル15
にミネラル溶出量を調節できるダイヤル等(図示せず)
を設けて循環時間の調節を行えるようにすれば、好みの
カルシウム濃度のミネラル水が得られるようにすること
もできる。
【0030】一方、三方切替弁22と23が本体1外へ
の切替えが行われた場合は、電解槽6で分岐された酸性
水とアルカリ水とはそれぞれ単独で、酸性水給水口24
とアルカリ水給水口25から給水することが可能とな
り、酸性水給水口24からの酸性水は食器洗い等に使用
し、アルカリ水給水口25からのアルカリ水は飲料水と
して使用したり、単独のイオン水として使用する。
【0031】実施の形態3.さらに、実施の形態1およ
び実施の形態2において、循環する酸性水とアルカリ水
が中和して中性のおいしいミネラル水が生成されるので
あるが、確実に酸性水とアルカリ水を混ぜ合わせて中和
させるために、電解槽6に加える電流の印加のON、O
FFを交互に行うようにする。これは、電解槽6への電
流の印加のON状態では酸性水がミネラル生成フィルタ
ー5から貯留容器4内へ、アルカリ水がアルカリ水水路
管17から直接貯留容器4内へ送水され上記したような
ミネラル水の生成が行われ、電解槽6への電流の印加の
OFF状態では中性の水またはミネラル水がミネラル水
生成フィルター5とアルカリ水水路管17から貯留容器
4内へ送水される。このON状態とOFF状態のくり返
しによって、貯留容器4内には酸性水とアルカリ水と中
性のミネラル水が存在することになり、酸性水とアルカ
リ水がよく混ざり合い、確実に中性または弱アルカリ性
のミネラル水が生成する。
【0032】実施の形態4.なお、実施の形態1および
実施の形態2においては、貯留容器4内に水を貯めてミ
ネラル水を生成する貯留型ミネラル水生成装置であった
が、図4に示すように水道の蛇口から直接電解槽6に水
道水を供給すれば上記実施の形態1および実施の形態2
と同様の動作で、ミネラル水生成フィルター5を酸性水
が通過し、その通過したミネラル生成水と上記電解槽6
で生成されたアルカリ水がそれぞれの水路管の途中で混
合して中性のミネラル水が生成される。また、上記実施
の形態2と同様に三方切替弁22,23により酸性水と
アルカリ水とをそれぞれ単独で生成給水することもでき
る。
【0033】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に記載されるような効果を奏す
る。
【0034】ミネラル水生成フィルターは炭酸カルシウ
ムを主成分とするサンゴ石などの濾材により形成されて
いるので、水道水を酸性水とアルカリ水とに分解し、酸
性水をミネラル水生成フィルターに通過させることで、
濾材のサンゴ石から炭酸カルシウムを容易に溶解するこ
とができ、この多量のカルシウムを含んだ酸性のミネラ
ル水に分岐分解したアルカリ水を混ぜることで、中性ま
たは弱アルカリ性の美味しいミネラル水を生成すること
ができる。
【0035】水道水を陽極と陰極とに直流電流を印加し
イオン水を生成する電解槽により酸性水とアルカリ水と
に分解し、酸性水をミネラル水生成フィルター内の炭酸
カルシウムを主成分とするサンゴ石などの濾材を通過さ
せることで、サンゴ石などに含まれるカルシウムの溶解
性が酸性水により促進し、カルシウム成分がたくさん含
まれた酸性水を生成し、そしてカルシウムを多量に含ん
だ酸性水が貯留される貯留容器内に分解槽により分岐分
解されたアルカリ水を送水循環させることで、貯留容器
内で酸性水とアルカリ水が中和され、カルシウムをたく
さん含み中性の美味しいミネラル水を生成することがで
きる。
【0036】カルシウムを含む濾材から成るミネラル水
生成フィルターを備え、水道水は直接電解槽へ給水して
陽極と陰極とに直流電流を印加させ酸性水とアルカリ水
とに分解し、酸性水はミネラル水生成フィルター内の炭
酸カルシウムを主成分とするサンゴ石などの濾材を通過
させたので、カルシウムが容易に溶出され、アルカリ水
はカルシウムが溶出された上記酸性水と給水管内で混合
するようにしたので、中性または弱アルカリ性の美味し
いミネラル水を生成することができる。
【0037】また、電解槽の後方の水路内に切替弁を設
けたので、切替弁の選択によりアルカリ水と酸性水を単
独に取り出すことができる。
【0038】また、電解槽に加える電流値を可変にする
ことにより、酸性水の濃度を可変でき、ミネラル水生成
フィルター内のサンゴ石からのカルシウムの溶出を可変
できるので好みの濃度のミネラル水が生成される。ま
た、循環時間を変化させ濾材のサンゴ石を通過する接触
時間を調節可能にすることにより、生成されるミネラル
水のカルシウム濃度を調節できる。
【0039】さらに、電解槽に加える電流を入れたり切
ったりすることで、貯留容器内には電流がON状態の時
の酸性のミネラル水とアルカリ水と、OFF状態の時の
中性のミネラル水とが存在することになり、確実に混じ
り合い中和するので、中性でかつミネラル濃度の高い美
味しいミネラル水を生成できる。
【0040】また、貯留容器内を循環する酸性水が吐出
するミネラル水生成フィルターの吐出口の近傍にアルカ
リ水水路管の送水口を設けて送水させたので、酸性水と
アルカリ水がよく混じり合い確実に中和されるので、美
味しいミネラル水を生成することができる。
【0041】また、酸性水通過路に補助ポンプを設ける
ことにより、分解槽で分岐分解された酸性水はミネラル
水生成フィルター内の通過を円滑に行え、濾材を通過す
る酸性水の接触量を多くすることでミネラル溶出量が多
くなり、ミネラル濃度の高い美味しいミネラル水を生成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すミネラル水生
成装置の構成断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示すミネラル水生
成装置の外観斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態2を示すミネラル水生
成装置の構成断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4を示すミネラル水生
成装置の構成断面図である。
【図5】 従来のミネラル水生成装置を示す構成断面図
である。
【符号の説明】
1本体、2 本体ケース、3 上蓋、4 貯留容器、5
ミネラル水生成フィルター、6 電解槽、7 循環ポ
ンプ、8 補助ポンプ、9 逆流防止弁、10給水ポン
プ、11 給水口、12 給水管、13 サンゴ石、1
4 活性炭、15 操作パネル、16 酸性水水路管、
17 アルカリ水水路管、18 吐出部、19 開口部
A、20 開口部B、21 開口部C
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/68 540 C02F 1/68 540A 540E 1/28 1/28 G 1/46 1/46 A (72)発明者 福島 由也 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 松木 秀雄 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 小宮 靖之 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道水を電解槽により酸性水とアルカリ
    水とに分岐分解し、カルシウムを含む濾材から構成され
    るミネラル水生成フィルターに酸性水を通過させた後に
    上記アルカリ水と混合し中和させることを特徴とするミ
    ネラル水生成方法。
  2. 【請求項2】 本体ケースと、上記本体ケース内に収容
    された水を貯留する貯留容器と、上記貯留容器の底部に
    少なくとも2つの循環口を設け、一方の循環口の上部に
    はカルシウムを含む濾材から構成されるミネラル水生成
    フィルターを取り付け、他方の循環口から上記貯留容器
    内の水を吸入し上記ミネラル水生成フィルターへと送出
    する循環ポンプとを備えたミネラル水生成装置におい
    て、上記ミネラル水生成フィルターが接続する循環口と
    上記循環ポンプとの間に、水を電気分解し酸性水とアル
    カリ水とに分岐生成する電解槽を設けるとともに、上記
    電解槽からのアルカリ水のみを貯留容器内に直接循環さ
    せるアルカリ水水路管と、上記電解槽からの酸性水のみ
    をミネラル水生成フィルター内へ循環させる酸性水水路
    管とを上記電解槽に設けたことを特徴とするミネラル水
    生成装置。
  3. 【請求項3】 本体ケースと、この本体ケース内に収容
    されたカルシウムを含む濾材で構成されるミネラル水生
    成フィルターを備えたミネラル水生成装置において、水
    を電気分解し酸性水とアルカリ水とに分岐生成する電解
    槽を設けるとともに、水道水を外部から上記電解槽に給
    水する給水部と、上記電解槽からの酸性水のみをミネラ
    ル水生成フィルター内へ送る酸性水水路管と、上記電解
    槽で分岐生成されたアルカリ水のみを通過させるアルカ
    リ水水路管とを上記電解槽に設け、上記ミネラル水生成
    フィルター通過後の酸性水と上記アルカリ水水路管から
    のアルカリ水を外部給水管内で混合するようにしたこと
    を特徴としたミネラル水生成装置。
  4. 【請求項4】 上記電解槽に設けた酸性水水路管とアル
    カリ水水路管とにそれぞれ切替弁と外部給水管を設け、
    その切替弁の切替操作により、上記電解槽によって分岐
    生成された酸性水とアルカリ水とをそれぞれ単独に本体
    ケース外へ給水するようにしたことを特徴とする請求項
    2または3記載のミネラル水生成装置。
  5. 【請求項5】 上記電解槽へ印加する電流値または上記
    循環ポンプの回転を可変にしたことを特徴とする請求項
    2または3記載のミネラル水生成装置。
  6. 【請求項6】 上記電解槽への電流を断続的に印加する
    ようにしたことを特徴とする請求項2または3記載のミ
    ネラル水生成装置。
  7. 【請求項7】 上記アルカリ水水路管の送出口を、上記
    ミネラル水生成フィルター内を通過したミネラル水が吐
    出する吐出口の近傍に位置させ、上記吐出口から吐出さ
    れる酸性水に上記送出口からのアルカリ水が送水混合さ
    れるようにしたことを特徴とする請求項2〜4いずれか
    記載のミネラル水生成装置。
  8. 【請求項8】 上記電解槽と上記ミネラル水生成フィル
    ターとを接続する上記酸性水水路管上に循環補助ポンプ
    を設けたことを特徴とする請求項2記載のミネラル水生
    成装置。
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