JPH09251796A - 半導体記憶装置及び半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体記憶装置及び半導体集積回路装置

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JPH09251796A
JPH09251796A JP8059667A JP5966796A JPH09251796A JP H09251796 A JPH09251796 A JP H09251796A JP 8059667 A JP8059667 A JP 8059667A JP 5966796 A JP5966796 A JP 5966796A JP H09251796 A JPH09251796 A JP H09251796A
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memory cell
memory
data
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JP8059667A
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Takaharu Shimizu
隆治 清水
Masahito Suzuki
雅仁 鈴木
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体記憶装置に関し、不良を生じたメモリ
セルを動作前に検出し、ヒューズによらずに電気的にビ
ット線を切り換える。 【解決手段】 複数のメモリセル11Aと、半導体メモリ
11に生じた不良を救済する冗長回路12と、当該装置
に電源が供給されると半導体メモリ11に不良が生じた
否かを検出する自己検出回路13と、自己検出回路13
によって半導体メモリ11の不良が検出されると該メモ
リ11の不良検出情報を電源受給期間中保持する記憶回
路14と、記憶回路14の不良検出情報に従って不良を
生じたメモリセルを電源受給期間中出力から切り離し、
冗長メモリセル12を出力に接続するビット線切り換え
回路15,16とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置及
び半導体集積回路装置に関するものであり、更に詳しく
言えば、半導体メモリセルの不良を救済する冗長回路を
備えた装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高密度化及び情
報処理システムの多機能化により、大容量の半導体メモ
リが要求されている。半導体メモリは1ビットの不良が
生じた場合にも製品として出荷できないので廃棄しなけ
ればならない。そこで、生産歩留りの向上及び信頼性の
向上を図るために、不良を生じたメモリセルを救済する
冗長回路を備えた半導体メモリが製造されている。
【0003】このような半導体メモリは、特開平6−1
32492号の半導体記憶装置に見られ、そこには、予
め用意された冗長セルと、不良を生じたメモリセルを置
き換えることが記載されている。この装置では、セルの
置き換えのとき、アドレスを割当てる必要がある。特開
平7−93988号の半導体メモリ回路では、電源を投
入を検出して不良を生じたメモリセルを救済することが
記載されている。この回路では、ビット線の選択が複雑
になる。特開平6−45451号の半導体記憶装置で
は、メモリセルに不良を生じたか否かを検出する自己診
断回路を設け、不良箇所を知らせることが記載されてい
る。この装置では、不良を生じたメモリセルの救済がヒ
ューズ切断によるものである。特開平5−20900号
の半導体記憶装置では、自己診断回路を設け、ヒューズ
を用いずに不良を生じたメモリセルを予備のセルに切り
換えることが記載されている。この装置では、予備のセ
ルへ切り換えが困難である。
【0004】図5は、従来例に係る冗長回路を備えた半
導体メモリを説明する回路図である。この回路図は、ヒ
ューズ切断方式の半導体メモリのビット線切り換え回路
を示している。図5において、1はn×m個のメモリセ
ルである。2は冗長回路であり、m個の冗長メモリセル
3を有している。B1〜Bnはn本のビット線であり、
各ビット線はm個のメモリセル1を接続している。Bn
+1は、冗長ビット線である。W1〜Wmはm本のワー
ド線であり、各ワード線はn個のメモリセル1を接続し
ている。
【0005】C1〜Cnは制御信号Sに基づいて隣合う
2つのビット線のいずれか一方を選択して出力に接続す
るセレクタ(ビット線切り換え回路)である。セレクタ
C1は制御信号が「L」(ロー)レベルのときにビット
線B1を選択し、「H」(ハイ)レベルのときにビット
線B2を選択する。セレクタC2は、制御信号が「L」
(ロー)レベルのときにビット線B2を選択し、「H」
(ハイ)レベルのときにビット線B3を選択する。そし
て、セレクタCnは制御信号が「L」(ロー)レベルの
ときにビット線Bnを選択し、「H」(ハイ)レベルの
ときに冗長ビット線Bn+1を選択するように動作す
る。4は、セレクタC1〜Cnに切り換え制御信号Sを
出力する論理回路であり、Rは電源線VDDに接続された
抵抗である。
【0006】F1〜Fnは抵抗Rに接続したヒューズで
ある。ヒューズが切断されると、抵抗Rを介して電源線
VDDの電位である「H」(ハイ)レベルの信号が論理回
路4に出力され、ヒューズが切断されないと、接地線G
NDの電位である「L」(ロー)レベルの信号が論理回路
4に出力される。次に、冗長回路を備えた半導体メモリ
に不良が生じた場合の救済方法について説明する。ま
ず、半導体メモリに不良が生じているか否かを試験し、
冗長回路による救済ができるか否かを判断する。そし
て、冗長回路による救済が可能であると判断された場合
には、不良を生じたメモリセルがどのビット線に接続さ
れているか検出する。次に、不良を生じたメモリセルが
接続されているビット線が検出されると、そのビット線
に対応するヒューズを切断する。
【0007】例えば、図5において、不良を生じたメモ
リセル1Aがビット線B3に接続されていることが検出
されると、冗長回路2のメモリセル3により救済するた
めに、ヒューズF3を切断する。切断はレーザ装置等に
より行う。ヒューズF3が切断されると、論理回路4か
らセレクタC3への制御信号は「H」レベルになる。他
の論理回路4からセレクタC1及びC2への制御信号は
「L」レベルであるが、セレクタC4〜Cnへの制御信
号は全て「H」レベルとなる。これにより、セレクタC
1はビット線B1を選択し、セレクタC2はビット線B
2を選択し、セレクタC3はビット線B4を選択する。
そして、順次、ビット線をシフトするように各セレクタ
C4〜Cn−1は選択し、セレクタCnは冗長ビット線
Bn+1を選択するように動作する。
【0008】この結果、不良を生じたメモリセル1Aを
接続したビット線B3が出力から切り離され、このビッ
ト線B3の換えて冗長回路2の冗長ビット線Bn+1が
出力に接続されるので、不良を生じたメモリセル1Aが
冗長回路2によって救済できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のヒューズ切断方法による救済方法では次のような問
題がある。 (1)ビット線選択のためのヒューズを備えなくてはな
らない。ヒューズが半導体チップを占有し、半導体回路
の集積化を妨げることになる。
【0010】(2)不良箇所の検出及び救済後の動作確
認のために、ヒューズ切断前後の試験が必要である。製
造者の試験負担が増加したり、試験時間が多くなって、
コストアップにつながる。 (3)ヒューズを切断する専用装置が必要となる。ヒュ
ーズ切断ミスによる歩留りが低下する恐れがある。
【0011】本発明はかかる従来例の課題に鑑み創作さ
れたものであり、不良を生じたメモリセルを動作前に検
出し、ヒューズによらずに電気的にビット線を切り換え
ることが可能となる半導体記憶装置及び半導体集積回路
装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、その実施の形態を図1に示すように、複数のメモリ
セルと、前記メモリセルに生じた不良を救済する冗長メ
モリセルと、当該装置に電源が供給されると前記メモリ
セルに不良が生じた否かを検出する自己検出回路と、前
記自己検出回路によってメモリセルの不良が検出される
と該メモリセルの不良検出情報を電源受給期間中保持す
る記憶回路と、前記記憶回路の不良検出情報に従って電
源受給期間中、前記不良を生じたメモリセルを切り離
し、前記冗長メモリセルを選択するように動作する切り
換え回路とを備えていることを特徴とする。
【0013】本発明の半導体集積回路装置は、複数のメ
モリセルと、前記メモリセルに生じた不良を救済する冗
長メモリセルと、当該装置に電源が供給されると前記メ
モリセルに不良が生じたか否かを検出する自己検出回路
と、前記自己検出回路によってメモリセルの不良が検出
されると該メモリセルの不良検出情報を電源受給期間中
保持する記憶回路と、前記記憶回路の不良検出情報に従
って電源受給期間中、前記不良を生じたメモリセルを切
り離し、前記冗長メモリセルを選択するように動作する
切り換え回路とを同一のプリント板上で構成することを
特徴とし、上記目的を達成する。
【0014】次に、本発明の半導体記憶装置の動作を説
明する。まず、当該装置に電源が供給されると、自己検
出回路はメモリセルに不良が生じたか否かを検出する。
自己検出回路によってメモリセルに不良が生じているこ
とが検出されると、ここで検出された不良検出情報は、
記憶回路によって電源受給期間中保持される。そして、
切り換え回路は、記憶回路の不良検出情報に従って電源
受給期間中、不良を生じたメモリセルを出力から切り離
し、冗長メモリセルを出力に接続する。したがって、メ
モリセルに生じた不良を電源受給期間中、冗長メモリセ
ルによって、例えば、ビット線単位に救済することがで
きる。また、出荷後に生じたメモリセルの不良に対して
も、冗長メモリセルによる自動救済が可能となる。
【0015】更に、不良セルを冗長メモリセルに切り換
えるには、電源受給期間中記憶回路に格納された不良検
出情報に基づいて電気的に行われるので、従来技術のよ
うなヒューズが不要となる。ヒューズが無い分、半導体
チップを有効に使用できるし、ヒューズの切断作業が省
略できる。メモリセルに不良が生じたか否かは、電源が
供給される度に自己検出回路によって自動的に行われる
ので、メモリの試験時間を減らすことができる。
【0016】なお、本発明の半導体集積回路装置では、
同一のプリント板上に、複数のメモリセルと、冗長メモ
リセルと、自己検出回路と、記憶回路と、切り換え回路
とを構成することによっても、本発明の半導体記憶装置
と同様に、メモリセルに生じた不良を電源受給期間中、
冗長メモリセルによって、ビット線単位に救済すること
ができる。
【0017】
【実施の形態】次に、図を参照しながら本発明の実施の
形態について説明をする。図1〜図4は、本発明の実施
の形態に係る半導体記憶装置及び半導体集積回路装置の
説明図を示している。本実施の形態では、メモリセル、
冗長回路、自己検出回路、記憶回路及びビット線切り換
え回路を同一の半導体チップに備えた半導体記憶装置の
場合について説明する。
【0018】図1は、半導体記憶装置の構成図を示して
いる。図2及び図3はその補足説明図である。図1にお
いて、11は半導体メモリである。半導体メモリ11は
図2に示すようにn×m個のメモリセル11Aを有してい
る。B1〜Bnはn本のビット線であり、各ビット線は
m個のメモリセル11Aを接続している。W1〜Wmはm
本のワード線であり、各ワード線はn個のメモリセル11
Aを接続している。
【0019】12は、半導体メモリ11に生じた1ビッ
トの不良セルを救済する冗長回路である。冗長回路12
はm個の冗長メモリセル12Aを有している。冗長メモリ
セル12Aは、ビット線Bnの右隣りの冗長ビット線Bn
+1に接続している。図1において、13は、当該装置
がパワーオンされるとメモリセル11Aに不良が生じた否
かを検出する自己検出回路(BIST回路)である。
【0020】自己検出回路13はデータ発生器31、制
御器32、比較回路33、データ入力回路34、データ
出力回路35及び論理回路36を有している。データ発
生器31はクロック信号CK及びBIST信号(BIS
Tモード/終了信号)に基づいて当該装置の電源投入と
同時に試験データを発生するように動作する。BIST
信号は「メモリセル11Aに不良が生じた否かを検出せ
よ」という内容(以下BIST試験という)である。
【0021】制御器32は、当該装置の電源投入を検出
して試験データをメモリセル11Aに書き込み、その後、
メモリセル11Aから試験結果データを読出すように動作
する。制御器32は、当該装置の電源投入を検出してB
IST信号をデータ発生器31、半導体メモリ11、冗
長回路12、比較回路33及び論理回路36に出力す
る。制御器32は、データ切り換え信号SSをデータ入
力回路34及びデータ出力回路35に出力する。この信
号SSは、BIST試験時に「試験データをメモリセル
11Aに入力し、試験結果データを比較回路33に出力し
なさい」という内容である。通常動作時は、「入力デー
タをメモリセル11Aに入力し、出力データを外部に出力
しなさい」という内容に変わる。
【0022】比較回路33は、クロック信号及びBIS
T信号に基づいて制御器32が読み出した試験結果デー
タとデータ発生器31からの期待値データとを比較する
ように動作する。比較回路33は、各ビット線毎にデー
タを比較するn個の比較器33Aと、その比較結果をビッ
ト線毎に保持するn個のフリップ・フロップ回路D1〜
Dnから成る(図4参照)。比較器33Aは、例えばメモ
リセル11Aに不良が生じた場合は、「1」のフラグを立
て、メモリセル11Aに不良が生じていない場合は、
「0」のフラグを立てる。このフラグが不良検出情報で
ある。
【0023】データ入力回路34はデータ切り換え信号
に基づいて外部からの入力データ又はデータ発生器31
からの試験データのいずれかを選択したり、データの書
込みを行うように動作する。データ出力回路35はデー
タ切り換え信号に基づいてメモリセル11Aからの出力デ
ータを外部に出力し、又は、メモリセル11Aからの試験
結果データを比較回路33に出力するように切り換えた
り、データの読出しを行うように動作する。これによ
り、自己検出回路13は、比較回路33の結果から、冗
長回路12による救済が必要であるか否かを判断するこ
とができる。
【0024】なお、本実施の形態では、自己検出回路1
3は、メモリセル11Aの不良が複数のビット線に生じて
いる場合は、冗長回路12による救済ができないとする
情報を出力する機能を有している。この情報はシリアル
データに外部出力される。論理回路36はクロック信号
及びBIST信号に基づいてメモリクロック信号Scを
出力するように動作する。信号Scは「当該装置がパワ
ーオン中比較回路33の出力を保持しなさい」という内
容である。
【0025】14は、自己検出回路13が検出したメモ
リセル11Aの不良検出情報を当該装置のパワーオン中保
持する記憶回路である。記憶回路14は、図3に示すよ
うに、n個の論理回路OR1〜ORnと、n個のフリッ
プ・フロップ回路FF1〜FFnから成る。各論理回路
は左隣のビット線の比較結果データに基づいて当該ビッ
ト線の比較結果データの書込み論理を決めるように動作
する。回路FF1〜FFnは各論理回路OR1〜ORn
が決めた論理値の比較結果データを保持してビット線切
り換え信号S1〜Snを出力するように動作する。比較
回路33から各回路FF1〜FFnへの書込みはメモリ
クロック信号及びリセット信号により行われる。リセッ
ト信号はパワーオンと共に回路FF1〜FFnの内容を
「0」にクリアする。メモリクロック信号は、BIST
試験の終了時に制御器32から出力されるパルス信号=
「H」レベルを受けて一瞬「H」レベルになる単発クロ
ック信号であり、パワーオン中は、「L」レベルとなる
ものである。
【0026】15は、記憶回路14の不良検出情報に従
ってパワーオン中不良を生じたメモリセル11Aをデータ
入力回路34から切り離し、冗長回路12を入力に接続
するビット線切り換え回路である。16は記憶回路14
の不良検出情報に従ってパワーオン中不良を生じたメモ
リセル11Aをデータ出力回路35から切り離し、冗長回
路12を出力に接続するビット線切り換え回路である。
【0027】ビット線切り換え回路16は図2に示すよ
うに、n個のセレクタC1〜Cnを有している。セレク
タC1はビット線切り換え信号S1が「L」(ロー)レ
ベルのときにビット線B1を選択し、「H」(ハイ)レ
ベルのときにビット線B2を選択する。セレクタC2
は、信号S2が「L」(ロー)レベルのときにビット線
B2を選択し、「H」(ハイ)レベルのときにビット線
B3を選択する。そして、セレクタCnは信号Snが
「L」(ロー)レベルのときにビット線Bnを選択し、
「H」(ハイ)レベルのときに冗長ビット線Bn+1を
選択するように動作する。
【0028】17は当該装置の電源投入を検出する電源
検出部である。電源検出部17は当該装置がパワーオン
されると、「パワーオンされました」という情報を制御
器32に出力するように動作する。次に、図4を参照し
ながら、本発明の実施の形態に係る半導体記憶装置の動
作を説明する。まず、当該装置をパワーオンすると、
「パワーオンされました」という情報が電源検出部17
から自己検出回路13の制御器32へ出力される。制御
器32は、これを検出すると、BIST信号をデータ発
生器31、半導体メモリ11、冗長回路12、比較回路
33及び論理回路36に出力する。自己検出回路13は
BIST試験を実行する。
【0029】BIST試験は以下の通りである。まず、
自己検出回路13のデータ入力回路34はデータ切り換
え信号に基づいて外部からの入力データを選ばずに、デ
ータ発生器31からの試験データを選択するように動作
する。データ出力回路35は、外部にデータを出力せず
に、データ切り換え信号に基づいて半導体メモリ11か
らの試験結果データを比較回路33に出力するように動
作する。また、データ発生器31はクロック信号CK及
びBIST信号に基づいて試験データを発生するように
動作する。
【0030】制御器32は、試験データをメモリセル11
Aに書き込み、その後、メモリセル11Aから試験結果デ
ータを読出すように動作する。そして、比較回路33
は、クロック信号及びBIST信号に基づいて制御器3
2が読み出した試験結果データとデータ発生器31から
の期待値データとを比較するように動作する。比較回路
33は、メモリセル11Aに不良が生じた場合は、「1」
のフラグを立て、メモリセル11Aに不良が生じていない
場合は、「0」のフラグを立てる。
【0031】これにより、自己検出回路13は、比較回
路33の結果から、冗長回路12による救済が必要であ
るか否かを判断することができる。冗長回路12による
救済の要又は不要は、期待値データと読出しデータとが
一致する場合は「半導体メモリ11は正常である」と判
断し、期待値データと読出しデータとが一致しない場合
は、「半導体メモリ11に不良セルが含まれる」と判断
する。なお、不良セルが複数存在する場合は、「冗長回
路12よる救済が不可能である旨」の情報が記憶回路1
4から外部に出力されるようになる。
【0032】次に、BIST試験が終了すると、BIS
T信号を受けた記憶回路14は次のような動作をする。
図4は、ビット線B3に不良セル11Bが存在していた場
合を示している。このような場合、パワーオン期間中、
「このビット線B3をデータ入力回路35やデータ出力
回路36から切り離し、冗長回路12のビット線Bn+
1を入力や出力に接続しなさい。」というビット線切り
換え信号(制御情報)S1〜Snが記憶回路14からビ
ット線切り換え回路15、16へ出力される。
【0033】図4において、ビット線B3に不良セル11
Bが存在すると、比較回路33のフリップ・フロップ回
路D3は、一瞬「H」レベルとなるメモリクロック信号
Scに基づいて「1」を保持し、他のフリップ・フロッ
プ回路D1,D2及びD4〜Dnは、「0」を保持す
る。そして、記憶回路14は比較回路33の比較結果を
入力して回路FF1及びFF2に「0」を保持し、回路
FF3〜FFnが全て「1」を保持するように動作す
る。なお、メモリクロック信号Scは、パワーオン中、
「L」レベルになっている。
【0034】この結果、回路FF1及びFF2は「L」
レベルの信号S1、S2をセレクタC1及びC2に出力
し、回路FF3〜FFnは「H」レベルの信号S2〜S
nをセレクタC1〜びC2ビット線切り換え回路16等
に出力する。すると、セレクタC1は信号S1=「L」
レベルに基づいてメモリセル11Aのビット線B1を選択
し、セレクタC2は信号S2=「L」レベルに基づいて
メモリセル11Aのビット線B2を選択する。しかし、セ
レクタC3は、不良セル11Bが接続されたビット線B3
を選択せずに、信号S3=「H」レベルに基づいてこの
ビット線B3の右隣りのビット線B4を選択する。これ
以降、セレクタC4は、右隣りのビット線B5を選択
し、セレクタCn−1はメモリセル11Aのビット線Bn
を選択し、セレクタCnは冗長回路12のビット線Bn
−1を選択するように動作する。
【0035】これにより、不良セル11Bを接続したビッ
ト線B3を境にしてセレクタC1及びC2は左隣りのビ
ット線B1、B2を選択し、セレクタC3〜Cnは、右
側に1ビットづつシフトするように右隣りのビット線B
4、Bn+1を選択するようになる。このようなビット
線の選択によって、冗長回路12への切り換え動作が完
了する。パワーオン中この信号S1〜Snが記憶回路1
4からビット線切り換え回路16等に出力し続けられ
る。
【0036】このようにして本発明の実施の形態に係る
半導体記憶装置では、不良セル11Bのビット線B3の情
報が検出されると、記憶回路14の回路FF1からセレ
クタC1へ、パワーオン中、「L」レベルの信号S1が
出力され、回路FF2からセレクタC2へ「L」レベル
の信号S2が出力され、回路FF3からセレクタC3へ
「H」レベルの信号S3が出力され、そして、回路FF
nからセレクタCnへ「H」レベルの信号Snが出力し
続けられる。
【0037】したがって、パワーオン中、不良セル11B
を接続したビット線B3をデータ出力回路36から切り
離し続け、信号S1=「L」レベルに基づいてセレクタ
C1は、メモリセル11Aのビット線B1を選択し、信号
S2=「L」レベルに基づいてセレクタC2はメモリセ
ル11Aのビット線B2を選択し、信号S3=「H」レベ
ルに基づいてセレクタC3は、右側にビット線をシフト
するように、右隣りのビット線B4を選択するようにな
る。これ以降、各セレクタC4〜Cnは右隣りのビット
線を選択し、そして、セレクタCnは冗長回路12のビ
ット線Bn−1を選択し続けるようになる。
【0038】このため、半導体メモリ11に生じた不良
セルを従来技術のようなヒューズを用いずに、また、ワ
ード線の変更を伴うことなく、単にビット線を右隣へシ
フトするだけで、冗長回路12によってビット線単位に
救済することができる。更に、再度、BIST試験を行
っても、パワーオン中、回路FF1〜回路FFnの状態
は保持され、冗長回路12によって不良セル11Bが救済
されているため、比較回路33の出力は常に「0」とな
る。
【0039】また、電源投入と共に自己検出回路13が
動作するので、出荷後に生じた半導体メモリ11の不良
に対しても、冗長回路12による自動救済が可能とな
る。更に、ヒューズが不要な分、半導体チップを有効に
使用できるし、ヒューズの切断作業が省略できる。メモ
リセルに不良が生じた否かは、自己検出回路によって自
動的に行われるので、メモリの試験時間を減らすことが
できる。
【0040】なお、本実施の形態では、同一の半導体チ
ップにメモリセル11A、冗長回路12、自己検出回路1
3、記憶回路14及びビット線切り換え回路15,16
を備えた半導体記憶装置の場合について説明したが、メ
モリセル11A、冗長回路12、自己検出回路13、記憶
回路14及びビット線切り換え回路15,16を同一の
プリント板に形成しても同様な効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体記
憶装置では、メモリセルの不良が検出されると、電源受
給期間中、このメモリセルの不良検出情報を保持する記
憶回路が設けられている。このため、この不良検出情報
を受けた切り換え回路によって不良セルを接続したビッ
ト線が、電源受給期間中、出力や入力から切り離され、
代わりに冗長メモリセルのビット線が入力や出力に接続
されるようになる。したがって、ヒューズを用いずにビ
ット線単位に不良セルを救済することができる。また、
出荷後に生じた不良セルに対しても、冗長回路により自
動救済が可能となる。
【0042】本発明の装置では、ヒューズが無い分、半
導体チップを有効に使用できるし、ヒューズの切断作業
が省略できる。また、自己検出回路によって自動試験が
行われるので、メモリの試験時間を減らすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体記憶装置の構
成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るビット線切り換え回
路の周辺の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る記憶回路の構成図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態に係る半導体記憶装置の動
作説明図である。
【図5】従来例に係る半導体メモリの構成図である。
【符号の説明】
11…半導体メモリ、1,11A…メモリセル、1A,12
A…不良セル、12…冗長回路、3,12A…冗長メモリ
セル、13…自己検出回路、14…記憶回路、15,1
6…ビット線切り換え回路、17…電源検出部、31…
データ発生器、32…制御器、33…比較回路、34…
データ入力回路、35…データ出力回路、4,36,O
R1〜ORn…論理回路、C1〜Cn…セレクタ、FF
1〜FFn,D1〜Dn…フリップ・フロップ回路、R
…抵抗、F1〜Fn…ヒューズ、B1〜Bn…ビット
線、W1〜Wn…ワード線、Bn+1…冗長ビット線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルと、前記メモリセルに
    生じた不良を救済する冗長メモリセルと、当該装置に電
    源が供給されると前記メモリセルに不良が生じたか否か
    を検出する自己検出回路と、前記自己検出回路によって
    メモリセルの不良が検出されると該メモリセルの不良検
    出情報を電源受給期間中保持する記憶回路と、前記記憶
    回路の不良検出情報に従って電源受給期間中、前記不良
    を生じたメモリセルを切り離し、前記冗長メモリセルを
    選択するように動作する切り換え回路とを備えているこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記自己検出回路は、データ発生器と、
    当該装置の電源投入を検出して前記データ発生器が発生
    したデータを前記メモリセルに書き込み、その後、前記
    メモリセルからデータを読出す制御器と、前記制御器に
    よって読み出されたメモリセルのデータと前記データ発
    生器からのデータとを比較する比較器とを有することを
    特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記切り換え回路は、前記記憶回路の出
    力に応じて動作する複数のセレクタを有し、前記各セレ
    クタは、隣り合う2つのビット線のいずれか一方を選択
    することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルの不良が複数のビット線
    に生じている場合は、前記冗長メモリセルによる救済が
    できないとする情報を出力する自己検出回路を設けてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 複数のメモリセルと、前記メモリセルに
    生じた不良を救済する冗長メモリセルと、当該装置に電
    源が供給されると前記メモリセルに不良が生じたか否か
    を検出する自己検出回路と、前記自己検出回路によって
    メモリセルの不良が検出されると該メモリセルの不良検
    出情報を電源受給期間中保持する記憶回路と、前記記憶
    回路の不良検出情報に従って電源受給期間中、前記不良
    を生じたメモリセルを切り離し、前記冗長メモリセルを
    選択するように動作する切り換え回路とを同一のプリン
    ト板上で構成することを特徴とする半導体集積回路装
    置。
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