JPH09249053A - 車両用制御装置 - Google Patents
車両用制御装置Info
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- JPH09249053A JPH09249053A JP8083083A JP8308396A JPH09249053A JP H09249053 A JPH09249053 A JP H09249053A JP 8083083 A JP8083083 A JP 8083083A JP 8308396 A JP8308396 A JP 8308396A JP H09249053 A JPH09249053 A JP H09249053A
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- Japan
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- vehicle
- control
- control pattern
- driving device
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- Prior art date
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- Regulating Braking Force (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ナビゲ−ション装置の経路誘導機能を使用し
ている場合に限り、自車位置に対応した制御パタ−ンへ
の自動的に切替えるように構成することで、道路状況に
対応した車両の的確な制御が実現でき、運転性の向上を
図ることができる車両用制御装置を提供する。 【解決手段】 車両用制御装置を、車両の走行状態を検
出する走行状態検出手段と、該走行状態検出手段で検出
した車両の走行状態に応じて車両制駆動装置を制御する
制御手段と、目的地を入力するとその地点までの最適な
経路を指示してくれる経路誘導機能を持ち、かつ、その
地図の道路情報をエリアに分けて予め記憶するナビゲ−
ション装置と、現在の自車位置を検出する自車位置検出
手段と、前記自車位置検出手段の出力を受けて上記制御
手段による車両制駆動装置の制御パタ−ンを自車位置の
道路情報に対応し選択するための制御パタ−ン選択手段
と、を備えて構成した。
ている場合に限り、自車位置に対応した制御パタ−ンへ
の自動的に切替えるように構成することで、道路状況に
対応した車両の的確な制御が実現でき、運転性の向上を
図ることができる車両用制御装置を提供する。 【解決手段】 車両用制御装置を、車両の走行状態を検
出する走行状態検出手段と、該走行状態検出手段で検出
した車両の走行状態に応じて車両制駆動装置を制御する
制御手段と、目的地を入力するとその地点までの最適な
経路を指示してくれる経路誘導機能を持ち、かつ、その
地図の道路情報をエリアに分けて予め記憶するナビゲ−
ション装置と、現在の自車位置を検出する自車位置検出
手段と、前記自車位置検出手段の出力を受けて上記制御
手段による車両制駆動装置の制御パタ−ンを自車位置の
道路情報に対応し選択するための制御パタ−ン選択手段
と、を備えて構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路状況に対応し
た車両の制御を行う車両用制御装置に関する。
た車両の制御を行う車両用制御装置に関する。
【0002】
【従来技術】この種の従来技術としては、自動変速機を
例にとり説明すると、例えば、特開昭62−29294
7号公報の技術が公知である。
例にとり説明すると、例えば、特開昭62−29294
7号公報の技術が公知である。
【0003】この従来の自動変速機には、図9に示すよ
うに、車両の走行状態を検出する走行状態検出手段20
4と、該走行状態検出手段204で検出した車両の走行
状態に応じて自動変速機3の変速段を制御する制御手段
210と、が設けられていると共に、車両の走行を誘導
するための道路情報(勾配やカ−ブ等)をエリアに分け
て予め記憶するナビゲ−ション装置50と、車両の現在
位置を検出する現在位置検出手段65と、該現在位置検
出手段65の出力を受けて車両の現在位置の周囲に関す
る上記ナビゲ−ション装置50の道路エリアに応じて上
記制御手段210による自動変速機3の制御パタ−ンを
変更する変更手段211と、が設けられており、カ−ブ
や勾配を検出するためのセンサを車両に追加することな
く、道路状況に応じた自動変速機の変速制御を実現でき
るように構成されている。
うに、車両の走行状態を検出する走行状態検出手段20
4と、該走行状態検出手段204で検出した車両の走行
状態に応じて自動変速機3の変速段を制御する制御手段
210と、が設けられていると共に、車両の走行を誘導
するための道路情報(勾配やカ−ブ等)をエリアに分け
て予め記憶するナビゲ−ション装置50と、車両の現在
位置を検出する現在位置検出手段65と、該現在位置検
出手段65の出力を受けて車両の現在位置の周囲に関す
る上記ナビゲ−ション装置50の道路エリアに応じて上
記制御手段210による自動変速機3の制御パタ−ンを
変更する変更手段211と、が設けられており、カ−ブ
や勾配を検出するためのセンサを車両に追加することな
く、道路状況に応じた自動変速機の変速制御を実現でき
るように構成されている。
【0004】
【従来技術の課題】しかしながら、上記従来の技術で
は、自車位置検出手段において測位誤差が生じると、例
えば、図10に示すように、幹線道路エリアと山岳路エ
リアが隣接している場所では、幹線道路エリア走行中に
も拘らず山岳路エリアの制御パタ−ンに切替わってしま
う、という問題を有していた。自動変速機の山岳路エリ
アにおける制御パタ−ンは、変速線が幹線道路エリアの
ものより高車速側にあるので、この場合には不意にダウ
ンシフトしてしまうことがある。
は、自車位置検出手段において測位誤差が生じると、例
えば、図10に示すように、幹線道路エリアと山岳路エ
リアが隣接している場所では、幹線道路エリア走行中に
も拘らず山岳路エリアの制御パタ−ンに切替わってしま
う、という問題を有していた。自動変速機の山岳路エリ
アにおける制御パタ−ンは、変速線が幹線道路エリアの
ものより高車速側にあるので、この場合には不意にダウ
ンシフトしてしまうことがある。
【0005】また、図11に示す場合では、市街地エリ
アを走行中にも拘らず高速道路エリアの制御特性に切替
わってしまう、という問題を有していた。自動変速機の
高速道路エリアにおける制御パタ−ンは、変速線が市街
地エリアよりも低車速側にあるので、この場合には不意
にアップシフトしてしまうことがある。
アを走行中にも拘らず高速道路エリアの制御特性に切替
わってしまう、という問題を有していた。自動変速機の
高速道路エリアにおける制御パタ−ンは、変速線が市街
地エリアよりも低車速側にあるので、この場合には不意
にアップシフトしてしまうことがある。
【0006】このように上記従来の技術では、測位誤差
が生じると自動走行エリアに隣接するエリアの制御パタ
−ンに切替わってしまい、道路状況に対応した車両の的
確な制御ができない。また、自動変速機の制御パタ−ン
の切替えだけでは道路状況に対応した車両の制御は不十
分であり運転性を低下させてしまう、という問題を有し
ていた。
が生じると自動走行エリアに隣接するエリアの制御パタ
−ンに切替わってしまい、道路状況に対応した車両の的
確な制御ができない。また、自動変速機の制御パタ−ン
の切替えだけでは道路状況に対応した車両の制御は不十
分であり運転性を低下させてしまう、という問題を有し
ていた。
【0007】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、ナビゲ−ショ
ン装置の経路誘導機能を使用している場合に限り、自車
位置に対応した制御パタ−ンへの自動切替えを行うと共
に、さらに、自動変速機のみならずスロットルアクチュ
エ−タとブレ−キの制御パタ−ンも自動的に切替えるこ
ともできるように構成することで、道路状況に対応した
車両の的確な制御が実現でき、運転性の向上を図ること
ができる車両用制御装置を提供しようとするものであ
る。
ものであって、その目的とするところは、ナビゲ−ショ
ン装置の経路誘導機能を使用している場合に限り、自車
位置に対応した制御パタ−ンへの自動切替えを行うと共
に、さらに、自動変速機のみならずスロットルアクチュ
エ−タとブレ−キの制御パタ−ンも自動的に切替えるこ
ともできるように構成することで、道路状況に対応した
車両の的確な制御が実現でき、運転性の向上を図ること
ができる車両用制御装置を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にあっては、車両用制御装置を、車両の走
行状態を検出する走行状態検出手段と、該走行状態検出
手段で検出した車両の走行状態に応じて車両制駆動装置
を制御する制御手段と、目的地を入力するとその地点ま
での最適な経路を指示してくれる経路誘導機能を持ち、
かつ、その地図の道路情報をエリアに分けて予め記憶す
るナビゲ−ション装置と、現在の自車位置を検出する自
車位置検出手段と、前記自車位置検出手段の出力を受け
て上記制御手段による車両制駆動装置の制御パタ−ンを
自車位置の道路情報に対応し選択するための制御パタ−
ン選択手段と、を備えて構成したことを特徴とするもの
である。
め、この発明にあっては、車両用制御装置を、車両の走
行状態を検出する走行状態検出手段と、該走行状態検出
手段で検出した車両の走行状態に応じて車両制駆動装置
を制御する制御手段と、目的地を入力するとその地点ま
での最適な経路を指示してくれる経路誘導機能を持ち、
かつ、その地図の道路情報をエリアに分けて予め記憶す
るナビゲ−ション装置と、現在の自車位置を検出する自
車位置検出手段と、前記自車位置検出手段の出力を受け
て上記制御手段による車両制駆動装置の制御パタ−ンを
自車位置の道路情報に対応し選択するための制御パタ−
ン選択手段と、を備えて構成したことを特徴とするもの
である。
【0009】また、この発明にあっては、上記制御パタ
−ン選択手段が、上記経路誘導機能を使用するときに限
り自車位置に対応した制御パタ−ンへの自動切替えを行
うように構成したことを特徴とするものである。
−ン選択手段が、上記経路誘導機能を使用するときに限
り自車位置に対応した制御パタ−ンへの自動切替えを行
うように構成したことを特徴とするものである。
【0010】さらに、この発明にあっては、上記車両制
駆動装置は、自動変速機の変速段を制御し、スロットル
アクチュエ−タを制御し、或は、ブレ−キを制御するこ
とを特徴とするものである。
駆動装置は、自動変速機の変速段を制御し、スロットル
アクチュエ−タを制御し、或は、ブレ−キを制御するこ
とを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
例に基づき、この発明を詳細に説明する。
例に基づき、この発明を詳細に説明する。
【0012】図1は、この発明の第1形態例を示してお
り、この形態例では、車両制駆動装置7を自動変速機に
適用した場合を示している。
り、この形態例では、車両制駆動装置7を自動変速機に
適用した場合を示している。
【0013】この車両制駆動装置7は、例えばGPS装
置からなる自車位置検出手段5と、地図の道路情報をエ
リアに分けて予め記憶するナビゲ−ション装置6からの
出力に基づき制御パタ−ンを自車位置の道路情報に対応
し選択するための制御パタ−ン選択手段4と、例えばア
クセル開度センサ・車速センサ等からなる走行状態検出
手段1からの出力に応じて自動変速機の制御パタ−ンの
自動切替えを制御する制御手段2と、から構成されてい
る。
置からなる自車位置検出手段5と、地図の道路情報をエ
リアに分けて予め記憶するナビゲ−ション装置6からの
出力に基づき制御パタ−ンを自車位置の道路情報に対応
し選択するための制御パタ−ン選択手段4と、例えばア
クセル開度センサ・車速センサ等からなる走行状態検出
手段1からの出力に応じて自動変速機の制御パタ−ンの
自動切替えを制御する制御手段2と、から構成されてい
る。
【0014】図2は、上記形態例に係る車両制駆動装置
7の制御パタ−ン選択手段の動作を表わすフロ−チャ−
トである。この制御では、先ず、ステップS101にお
いてナビゲ−ション装置に目的地を入力設定したか否か
を判断する。
7の制御パタ−ン選択手段の動作を表わすフロ−チャ−
トである。この制御では、先ず、ステップS101にお
いてナビゲ−ション装置に目的地を入力設定したか否か
を判断する。
【0015】入力設定しない場合は、入力されるまでこ
の制御を実施しないのでナビゲ−ション装置からの入力
を待つ。
の制御を実施しないのでナビゲ−ション装置からの入力
を待つ。
【0016】入力設定した場合は、ナビゲ−ション装置
が目的地までの最適な経路を割り出すので、ステップS
102においてその経路を記憶する。
が目的地までの最適な経路を割り出すので、ステップS
102においてその経路を記憶する。
【0017】次に、ステップS103において、現在の
自車位置、例えば、GPS装置から検出した結果を実測
位置とする。
自車位置、例えば、GPS装置から検出した結果を実測
位置とする。
【0018】次に、ステップS104とステップS10
5において、上記ステップS102で設定された経路を
読み出し、その経路とステップS103より検出された
現在の実測位置とを照合する。このとき測位誤差が生じ
て自車位置が経路上にない場合、自車位置に最も近い経
路上に位置を補正する。但し、誤差がある許容範囲を越
えていた場合は、経路を離脱したと判断し、市街地パタ
−ン(この制御を実行していないときの制御パタ−ン)
が設定される。
5において、上記ステップS102で設定された経路を
読み出し、その経路とステップS103より検出された
現在の実測位置とを照合する。このとき測位誤差が生じ
て自車位置が経路上にない場合、自車位置に最も近い経
路上に位置を補正する。但し、誤差がある許容範囲を越
えていた場合は、経路を離脱したと判断し、市街地パタ
−ン(この制御を実行していないときの制御パタ−ン)
が設定される。
【0019】次に、ステップS106で幹線道路エリア
か否かを判断する。幹線道路エリアであればステップS
131で経済運転パタ−ンに切替える。幹線道路エリア
でなければ次のステップS107で高速道路エリアか否
かを判断する。
か否かを判断する。幹線道路エリアであればステップS
131で経済運転パタ−ンに切替える。幹線道路エリア
でなければ次のステップS107で高速道路エリアか否
かを判断する。
【0020】高速道路エリアであれば、ステップS13
2で高速運転パタ−ンに切替える。高速道路エリアでな
ければ次のステップS108で山岳路エリアか否かを判
断する。
2で高速運転パタ−ンに切替える。高速道路エリアでな
ければ次のステップS108で山岳路エリアか否かを判
断する。
【0021】山岳路エリアであればステップS133で
山岳運転パタ−ンに切替える。山岳路エリアでなければ
最も一般的な市街地エリアと判断しステップS134で
市街地パタ−ンに切替える。
山岳運転パタ−ンに切替える。山岳路エリアでなければ
最も一般的な市街地エリアと判断しステップS134で
市街地パタ−ンに切替える。
【0022】次に、ステップS109においてステップ
S131・132・133・134で選択した制御パタ
−ンを自動変速機の前記制御手段に設定する。
S131・132・133・134で選択した制御パタ
−ンを自動変速機の前記制御手段に設定する。
【0023】次に、ステップS110において、車両が
設定された経路を走行中であればステップS103に戻
り上記動作を繰り返す。また、目的地に到着したらスタ
−トに戻り新たな目的地の入力を待つ。
設定された経路を走行中であればステップS103に戻
り上記動作を繰り返す。また、目的地に到着したらスタ
−トに戻り新たな目的地の入力を待つ。
【0024】図3は、自動変速機の動作を表わすフロ−
チャ−トである。この処理は、図1の制御手段2で行わ
れる。
チャ−トである。この処理は、図1の制御手段2で行わ
れる。
【0025】先ず、ステップS201においてアクセル
開度センサと車速センサ等から車両の走行状態を検出す
る。次に、ステップS202において、ステップS20
1で検出された車両の走行状態と設定制御パタ−ンに沿
った自動変速機制御を行う。該制御パタ−ンは、図2の
ステップS109で設定された制御パタ−ンとなる。次
に、ステップS203では制御に対応した出力を行う。
この動作を所要の時間間隔で行う。
開度センサと車速センサ等から車両の走行状態を検出す
る。次に、ステップS202において、ステップS20
1で検出された車両の走行状態と設定制御パタ−ンに沿
った自動変速機制御を行う。該制御パタ−ンは、図2の
ステップS109で設定された制御パタ−ンとなる。次
に、ステップS203では制御に対応した出力を行う。
この動作を所要の時間間隔で行う。
【0026】図4は、幹線道路エリアから山岳路エリア
に切替わらない場合を示している。設定された経路を図
中の太い点線の道路とする。この経路上のA地点を走行
中、測位誤差によって実測位置がB地点になったとす
る。従来例では、この時点で山岳路エリアに入ってしま
い、急にシフトダウンするなどの不具合を招いた。とこ
ろがこの形態例では、自車位置がB地点から最も近い経
路上のC地点に補正されるため、幹線道路エリアの制御
が続けられ、急にシフトダウンするような不具合を防ぐ
ことができる。
に切替わらない場合を示している。設定された経路を図
中の太い点線の道路とする。この経路上のA地点を走行
中、測位誤差によって実測位置がB地点になったとす
る。従来例では、この時点で山岳路エリアに入ってしま
い、急にシフトダウンするなどの不具合を招いた。とこ
ろがこの形態例では、自車位置がB地点から最も近い経
路上のC地点に補正されるため、幹線道路エリアの制御
が続けられ、急にシフトダウンするような不具合を防ぐ
ことができる。
【0027】図5は、幹線道路エリアから山岳路エリア
に切替わる場合を示している。設定された経路を図中の
太い点線の道路とする。この経路上のA地点を走行中、
測位誤差によって実測位置がB地点になったとする。従
来例では、この時点でB地点が幹線道路エリアに入って
いるため、制御パタ−ンが切替わらず、車両がD地点に
到達したときにやっと山岳路エリアに切替わることにな
る。従って、山岳路エリアでありながら幹線道路エリア
の制御パタ−ンが長く続くためアクセルを踏み続けて
も、なかなかシフトダウンせず運転性の悪化を招いた。
ところがこの形態例では、自車位置がB地点から最も近
い経路上のC地点に補正されるため、山岳路エリアに入
ってすぐに制御パタ−ンが切替わる。従って、従来のよ
うな運転性の悪化を防ぐことができる。
に切替わる場合を示している。設定された経路を図中の
太い点線の道路とする。この経路上のA地点を走行中、
測位誤差によって実測位置がB地点になったとする。従
来例では、この時点でB地点が幹線道路エリアに入って
いるため、制御パタ−ンが切替わらず、車両がD地点に
到達したときにやっと山岳路エリアに切替わることにな
る。従って、山岳路エリアでありながら幹線道路エリア
の制御パタ−ンが長く続くためアクセルを踏み続けて
も、なかなかシフトダウンせず運転性の悪化を招いた。
ところがこの形態例では、自車位置がB地点から最も近
い経路上のC地点に補正されるため、山岳路エリアに入
ってすぐに制御パタ−ンが切替わる。従って、従来のよ
うな運転性の悪化を防ぐことができる。
【0028】図6は、市街地エリアから高速道路エリア
に切替わらない場合を示している。同様に設定された経
路を図中の太い点線の道路とし、この経路上のA地点を
走行中、測位誤差によって実測位置がB地点になったと
する。従来例では、この時点で高速道路エリアに入って
おり、急にシフトアップなどの不具合を招いた。ところ
が、この形態例では、自車位置がB地点から最も近い経
路上のC地点に補正されるため、市街地エリアの制御が
続けられ、急にシフトアップするような不具合を防ぐこ
とができる。
に切替わらない場合を示している。同様に設定された経
路を図中の太い点線の道路とし、この経路上のA地点を
走行中、測位誤差によって実測位置がB地点になったと
する。従来例では、この時点で高速道路エリアに入って
おり、急にシフトアップなどの不具合を招いた。ところ
が、この形態例では、自車位置がB地点から最も近い経
路上のC地点に補正されるため、市街地エリアの制御が
続けられ、急にシフトアップするような不具合を防ぐこ
とができる。
【0029】このように、この形態例に係る車両制駆動
装置7にあっては、経路誘導機能を使用するときに限り
自車位置に対応した制御パタ−ンに自動的、かつ、的確
に切り替えが行われるため、測位誤差による誤った切替
えを自動的に防止することができる。従って、初めて訪
問する目的地への経路途中における道路情報を運転者が
把握していない場合でも、道路に合わせた運転性が得ら
れ、安心して走行することができる。
装置7にあっては、経路誘導機能を使用するときに限り
自車位置に対応した制御パタ−ンに自動的、かつ、的確
に切り替えが行われるため、測位誤差による誤った切替
えを自動的に防止することができる。従って、初めて訪
問する目的地への経路途中における道路情報を運転者が
把握していない場合でも、道路に合わせた運転性が得ら
れ、安心して走行することができる。
【0030】さらに、ナビゲ−ション装置に多く採用さ
れている道路形状と自車の動きによって位置を補正する
マップマッチング機能に比べ、直線路が続くとき等のよ
うな道路に特徴のない場合でも位置の補正が可能であ
り、自動切替えを的確に行うことができる。
れている道路形状と自車の動きによって位置を補正する
マップマッチング機能に比べ、直線路が続くとき等のよ
うな道路に特徴のない場合でも位置の補正が可能であ
り、自動切替えを的確に行うことができる。
【0031】図7は、この発明の第2形態例を示してお
り、第1形態例と異なる点は、図1に示す車両制駆動装
置7を、自動変速機とスロットルアクチュエ−タ13と
ブレ−キアクチュエ−タ17とした点である。
り、第1形態例と異なる点は、図1に示す車両制駆動装
置7を、自動変速機とスロットルアクチュエ−タ13と
ブレ−キアクチュエ−タ17とした点である。
【0032】構成としては、例えばGPS装置からなる
自動位置検出手段5と、地図の道路情報エリアに分けて
予め記憶するナビゲ−ション装置6と、これらの出力に
基づき各装置の制御パタ−ンを自車位置の道路情報に対
応し選択するための制御パタ−ン選択手段4と、アクセ
ル開度センサ12や車速センサ18等からなる走行状態
検出手段1と、自動変速機やスロットルアクチュエ−タ
13及びブレ−キアクチュエ−タ17からなる車両制駆
動装置7と、これらの制御手段2と、から構成されてい
る。
自動位置検出手段5と、地図の道路情報エリアに分けて
予め記憶するナビゲ−ション装置6と、これらの出力に
基づき各装置の制御パタ−ンを自車位置の道路情報に対
応し選択するための制御パタ−ン選択手段4と、アクセ
ル開度センサ12や車速センサ18等からなる走行状態
検出手段1と、自動変速機やスロットルアクチュエ−タ
13及びブレ−キアクチュエ−タ17からなる車両制駆
動装置7と、これらの制御手段2と、から構成されてい
る。
【0033】ブレ−キアクチュエ−タ17は、駆動回路
14からの出力に応じて油圧発生器15の油圧を制御し
てディスクブレ−キ16の制動力を制御する。
14からの出力に応じて油圧発生器15の油圧を制御し
てディスクブレ−キ16の制動力を制御する。
【0034】また、スロットルアクチュエ−タ13は、
駆動回路10からの出力に応じてスロットル弁11の開
度を制御する。
駆動回路10からの出力に応じてスロットル弁11の開
度を制御する。
【0035】このように構成された車両用制駆動装置7
の動作フロ−チャ−トは、第1形態例のもの(図2)に
対し、制御パタ−ンの設定に自動変速機だけでなく、ス
ロットルアクチュエ−タ13及びブレ−キアクチュエ−
タ17も加えられている点である。
の動作フロ−チャ−トは、第1形態例のもの(図2)に
対し、制御パタ−ンの設定に自動変速機だけでなく、ス
ロットルアクチュエ−タ13及びブレ−キアクチュエ−
タ17も加えられている点である。
【0036】同様に制御手段2の動作フロ−チャ−ト
も、図3に対してスロットルアクチュエ−タ13及びブ
レ−キアクチュエ−タ17が加わって図8のようにな
る。
も、図3に対してスロットルアクチュエ−タ13及びブ
レ−キアクチュエ−タ17が加わって図8のようにな
る。
【0037】先ず、ステップS301においてアクセル
開度センサと車速センサ等から車両の走行状態を検出す
る。次に、ステップS302において、ステップS30
1で検出された車両の走行状態と設定制御パタ−ンに沿
った自動変速機制御を行う。そして、ステップS303
では、パターンに沿ったスロットルアクチュエータ制御
が行なわれ、ステップS304では、パターンに沿った
ブレーキ制御が行なわれ、次に、ステップS305では
制御に対応した出力を行う。この動作を所要の時間間隔
で行う。
開度センサと車速センサ等から車両の走行状態を検出す
る。次に、ステップS302において、ステップS30
1で検出された車両の走行状態と設定制御パタ−ンに沿
った自動変速機制御を行う。そして、ステップS303
では、パターンに沿ったスロットルアクチュエータ制御
が行なわれ、ステップS304では、パターンに沿った
ブレーキ制御が行なわれ、次に、ステップS305では
制御に対応した出力を行う。この動作を所要の時間間隔
で行う。
【0038】尚、図4と図5及び図6に示すような制御
パターンの切替え例については、第1形態例のものと同
様なので、その詳細な説明をここでは省略する。
パターンの切替え例については、第1形態例のものと同
様なので、その詳細な説明をここでは省略する。
【0039】但し、この第2形態例では、車両制駆動装
置7の構成を自動変速機とスロットルアクチュエ−タ1
3及びブレ−キアクチュエ−タ17としたので、例え
ば、山岳路では運転者のアクセル操作に対し、スロット
ル開度を大きめにして加速性を良くする。また、高速道
路で強めにブレ−キを踏んだときは通常より高い圧力が
発生して素早く速度が落ちる等の制御パタ−ンを設定す
るのが望ましい。
置7の構成を自動変速機とスロットルアクチュエ−タ1
3及びブレ−キアクチュエ−タ17としたので、例え
ば、山岳路では運転者のアクセル操作に対し、スロット
ル開度を大きめにして加速性を良くする。また、高速道
路で強めにブレ−キを踏んだときは通常より高い圧力が
発生して素早く速度が落ちる等の制御パタ−ンを設定す
るのが望ましい。
【0040】この第2形態例では、第1形態例の効果に
加え、車両制駆動装置7を自動変速機に加えてスロット
ルアクチュエ−タ13とブレ−キアクチュエ−タ17も
加えたことで、より道路状況に応じた車両の制御の向上
を図ることができため、道路に合わせた的確な運転性が
得られ、初心者等でもより安心して走行することができ
る。
加え、車両制駆動装置7を自動変速機に加えてスロット
ルアクチュエ−タ13とブレ−キアクチュエ−タ17も
加えたことで、より道路状況に応じた車両の制御の向上
を図ることができため、道路に合わせた的確な運転性が
得られ、初心者等でもより安心して走行することができ
る。
【0041】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、ナビ
ゲーション装置の経路誘導機能を使用中であれば、車両
が経路上を走行することが予め分かっているため、測位
誤差が生じた位置を経路上に補正することで自車位置に
対応した制御パタ−ンへの切替えを的確に行うことがで
きる。
ゲーション装置の経路誘導機能を使用中であれば、車両
が経路上を走行することが予め分かっているため、測位
誤差が生じた位置を経路上に補正することで自車位置に
対応した制御パタ−ンへの切替えを的確に行うことがで
きる。
【0042】また、一般的には、上記経路誘導機能を使
用する場合は初めての目的地へ行く場合が多いが、この
ような場合における経路途中の道路情報を運転者が把握
していない場合でも、道路に合わせた運転性が得られ、
安心して走行することができる。
用する場合は初めての目的地へ行く場合が多いが、この
ような場合における経路途中の道路情報を運転者が把握
していない場合でも、道路に合わせた運転性が得られ、
安心して走行することができる。
【0043】さらに、自動変速機のみならずスロットル
アクチュエ−タとブレ−キの制御パタ−ンも自動的に切
替えることで、運転性の向上が図ることもできる。
アクチュエ−タとブレ−キの制御パタ−ンも自動的に切
替えることで、運転性の向上が図ることもできる。
【図1】この発明の実施の第1形態例に係る車両制駆動
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同車両制駆動装置における制御パターン選択手
段の作動状態を説明するフローチャートである。
段の作動状態を説明するフローチャートである。
【図3】同車両制駆動装置における自動変速機の制御フ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】同車両制駆動装置において山岳路運転パターン
に切り替わらない場合を示す説明図である。
に切り替わらない場合を示す説明図である。
【図5】同車両制駆動装置において山岳路運転パターン
に切り替わる場合を示す説明図である。
に切り替わる場合を示す説明図である。
【図6】同車両制駆動装置で高速運転パターンに切り替
わらない場合を示す説明図である。
わらない場合を示す説明図である。
【図7】この発明の実施の第2形態例に係る車両制駆動
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図8】同車両制駆動装置の作動フローチャートであ
る。
る。
【図9】従来の車両制御装置の構成ブロック図である。
【図10】従来の車両制御装置による測位誤差によって
発生する不具合例を示す説明図である。
発生する不具合例を示す説明図である。
【図11】従来の車両制御装置による測位誤差によって
発生する他の不具合例を示す説明図である。
発生する他の不具合例を示す説明図である。
1 走行状態検出手段 2 制御手段 4 制御パタ−ン選択手段 5 自車位置検出手段 6 ナビゲ−ション装置 7 車両制駆動装置 13 スロットルアクチュエ−タ 17 ブレ−キアクチュエ−タ17
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // F16H 59:66
Claims (5)
- 【請求項1】 車両の走行状態を検出する走行状態検出
手段と、該走行状態検出手段で検出した車両の走行状態
に応じて車両制駆動装置を制御する制御手段と、目的地
を入力するとその地点までの最適な経路を指示してくれ
る経路誘導機能を持ち、かつ、その地図の道路情報をエ
リアに分けて予め記憶するナビゲ−ション装置と、現在
の自車位置を検出する自車位置検出手段と、前記自車位
置検出手段の出力を受け上記制御手段による車両制駆動
装置の制御パタ−ンを自車位置の道路情報に対応し選択
するための制御パタ−ン選択手段と、を備えてなる車両
用制御装置。 - 【請求項2】 前記制御パタ−ン選択手段は、前記経路
誘導機能を使用するときに限り自車位置に対応した制御
パタ−ンへの自動切替えを行うことを特徴とする特許請
求範囲第1項記載の車両用制御装置。 - 【請求項3】 前記車両制駆動装置は、自動変速機の変
速段を制御することを特徴とする特許請求範囲第1項ま
たは第2項のいずれかに記載の車両用制御装置。 - 【請求項4】 前記車両制駆動装置は、スロットルアク
チュエ−タを制御することを特徴とする特許請求範囲第
1項乃至第3項のいずれかに記載の車両用制御装置。 - 【請求項5】 前記車両制駆動装置は、ブレ−キを制御
することを特徴とする特許請求範囲第1項乃至第4項の
いずれかに記載の車両用制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8083083A JPH09249053A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 車両用制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8083083A JPH09249053A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 車両用制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09249053A true JPH09249053A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13792294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8083083A Pending JPH09249053A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 車両用制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09249053A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11311319A (ja) * | 1998-04-28 | 1999-11-09 | Aisin Aw Co Ltd | 車両制御装置及びそのプログラムを記録した記録媒体 |
JP2001173772A (ja) * | 1999-12-22 | 2001-06-26 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | 車両制御装置 |
JP2002122225A (ja) * | 2000-10-11 | 2002-04-26 | Toyota Motor Corp | 車両用変速制御装置 |
JP2003028287A (ja) * | 2001-07-17 | 2003-01-29 | Toyota Motor Corp | 無段変速機を備えた車両の制御装置 |
JP2010249237A (ja) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の変速制御装置 |
JP2017194913A (ja) * | 2016-04-22 | 2017-10-26 | 株式会社東芝 | プローブ情報処理サーバ、プローブ車両、およびプローブ情報処理方法 |
JP2018116404A (ja) * | 2017-01-17 | 2018-07-26 | トヨタ自動車株式会社 | 車両制御システム |
-
1996
- 1996-03-13 JP JP8083083A patent/JPH09249053A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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JP2018116404A (ja) * | 2017-01-17 | 2018-07-26 | トヨタ自動車株式会社 | 車両制御システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040108 |