JPH05322591A - 自動変速制御装置 - Google Patents
自動変速制御装置Info
- Publication number
- JPH05322591A JPH05322591A JP4148482A JP14848292A JPH05322591A JP H05322591 A JPH05322591 A JP H05322591A JP 4148482 A JP4148482 A JP 4148482A JP 14848292 A JP14848292 A JP 14848292A JP H05322591 A JPH05322591 A JP H05322591A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- map
- road
- shift
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2552/00—Input parameters relating to infrastructure
- B60W2552/15—Road slope
Abstract
(57)【要約】
【目的】 急な登坂路や降坂路における運転操作の煩雑
さや危険性を除去し、地形に合わせた適切な変速マップ
を自動的に選択することによって操作の容易な安全性の
高い自動変速制御装置を提供すること。 【構成】 変速制御装置1、変速機2、スロットル開度
センサ3、車速センサ4、セレクトレバ−スイッチ5、
ナビゲ−ション装置6で構成され、変速制御装置1は、
変速制御部1−1とメモリ1−2、平坦路用変速マップ
1−3−1、登坂路用変速マップ1−3−2、降坂路用
変速マップ1−3−3、切換部1−4から成り、変速機
2にはソレノイドコイル2−1が用意され油圧の流路を
制御する。ナビゲ−ション装置6は方位センサ6−1、
ナビゲ−ション制御部6−2、勾配検出部6−3、CD
−ROMドライバ6−4、表示部6−5、CD−ROM
6−6で構成される。
さや危険性を除去し、地形に合わせた適切な変速マップ
を自動的に選択することによって操作の容易な安全性の
高い自動変速制御装置を提供すること。 【構成】 変速制御装置1、変速機2、スロットル開度
センサ3、車速センサ4、セレクトレバ−スイッチ5、
ナビゲ−ション装置6で構成され、変速制御装置1は、
変速制御部1−1とメモリ1−2、平坦路用変速マップ
1−3−1、登坂路用変速マップ1−3−2、降坂路用
変速マップ1−3−3、切換部1−4から成り、変速機
2にはソレノイドコイル2−1が用意され油圧の流路を
制御する。ナビゲ−ション装置6は方位センサ6−1、
ナビゲ−ション制御部6−2、勾配検出部6−3、CD
−ROMドライバ6−4、表示部6−5、CD−ROM
6−6で構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の変速機をマイ
クロコンピュ−タ等を使った電子制御装置によって制御
する自動変速制御装置に関するものである。
クロコンピュ−タ等を使った電子制御装置によって制御
する自動変速制御装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】図3は従来の変速制御装置の構成例を示す
ブロック図である。本図に示すように自動変速制御装置
は、変速制御装置1、変速機2、スロットル開度センサ
3、車速センサ4、セレクトレバ−スイッチ5で構成さ
れ、変速制御装置1は、変速制御部1−1とメモリ1−
2及び変速マップ1−3から成り、変速機2にはソレノ
イドコイル2−1が用意され油圧の流路を制御する。
ブロック図である。本図に示すように自動変速制御装置
は、変速制御装置1、変速機2、スロットル開度センサ
3、車速センサ4、セレクトレバ−スイッチ5で構成さ
れ、変速制御装置1は、変速制御部1−1とメモリ1−
2及び変速マップ1−3から成り、変速機2にはソレノ
イドコイル2−1が用意され油圧の流路を制御する。
【0003】変速制御装置1は一般にマイクロコンピュ
−タ等を使用して全体の制御を行う。スロットル開度セ
ンサ3は、アクセルペダルに連動したスロットルバルブ
の開き角度に応じた直流電圧信号を発生する。このセン
サは運転者の意志を検出するセンサでもあり、運転者が
より強い加速を望むほど大きな電圧を発生する。車速セ
ンサ4は、車輪の回転速度に比例した周波数のパルス信
号を発生する。パルス信号の取り出しは電磁的或いは光
学的に行われる。
−タ等を使用して全体の制御を行う。スロットル開度セ
ンサ3は、アクセルペダルに連動したスロットルバルブ
の開き角度に応じた直流電圧信号を発生する。このセン
サは運転者の意志を検出するセンサでもあり、運転者が
より強い加速を望むほど大きな電圧を発生する。車速セ
ンサ4は、車輪の回転速度に比例した周波数のパルス信
号を発生する。パルス信号の取り出しは電磁的或いは光
学的に行われる。
【0004】セレクトレバ−スイッチ5は、運転者によ
って操作され、駐車、後退、ニュ−トラル、前進、ロッ
クアップ等の運転状態を切り換えるセレクトレバ−の位
置をスイッチのON、OFFによって検出する。変速機
2は、ソレノイドコイル2−1に与えられる電気信号に
よって油圧の流路が切り換えられ、所要の歯車の組合せ
状態とすることによって変速が行われる。
って操作され、駐車、後退、ニュ−トラル、前進、ロッ
クアップ等の運転状態を切り換えるセレクトレバ−の位
置をスイッチのON、OFFによって検出する。変速機
2は、ソレノイドコイル2−1に与えられる電気信号に
よって油圧の流路が切り換えられ、所要の歯車の組合せ
状態とすることによって変速が行われる。
【0005】本装置において変速操作が行われる原理に
ついて説明する。変速機2の1速、2速、3速等の変速
状態は、スロットル開度と車速との関数として決定され
る。図4は変速マップと呼ばれるグラフで、実際にはこ
の変速マップ1−3は数値デ−タの型で変速制御装置1
の中のメモリ1−2の一部に記憶させている。
ついて説明する。変速機2の1速、2速、3速等の変速
状態は、スロットル開度と車速との関数として決定され
る。図4は変速マップと呼ばれるグラフで、実際にはこ
の変速マップ1−3は数値デ−タの型で変速制御装置1
の中のメモリ1−2の一部に記憶させている。
【0006】本図において、車両が停止状態から運転者
がアクセルペダルを踏み込んでスロットル開度を例えば
50%に保つと車両は加速され、図4のa点からb点に
達する。車速がb点に達すると変速機2は1速から2速
へ切り換わり、車速がc点に達すると変速機2は2速か
ら3速へ切り換わり、更に車速がd点へ達すると変速機
2は3速から4速へ変速される。仮にc点で更に加速を
強めるためスロットル開度をe点まで開くと変速機2は
3速から2速へ変速される。
がアクセルペダルを踏み込んでスロットル開度を例えば
50%に保つと車両は加速され、図4のa点からb点に
達する。車速がb点に達すると変速機2は1速から2速
へ切り換わり、車速がc点に達すると変速機2は2速か
ら3速へ切り換わり、更に車速がd点へ達すると変速機
2は3速から4速へ変速される。仮にc点で更に加速を
強めるためスロットル開度をe点まで開くと変速機2は
3速から2速へ変速される。
【0007】実際にはこの変速マップ上での1速、2
速、3速、4速の境界線は、車両を加速する場合と減速
する場合では異なる。即ちヒステリシス特性を持ってい
るが、図が煩雑になるため図4ではこれを省略してい
る。以上の様に従来の自動変速装置においてはスロット
ル開度センサ3及び車速センサ4の出力信号は変速制御
部1−1へ入力され、予め決められた変速マップ1−3
に従って処理されて変速機2の歯車の組合せが決定され
る。
速、3速、4速の境界線は、車両を加速する場合と減速
する場合では異なる。即ちヒステリシス特性を持ってい
るが、図が煩雑になるため図4ではこれを省略してい
る。以上の様に従来の自動変速装置においてはスロット
ル開度センサ3及び車速センサ4の出力信号は変速制御
部1−1へ入力され、予め決められた変速マップ1−3
に従って処理されて変速機2の歯車の組合せが決定され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた従来の方法ではメモリ1−2で記憶されている変速
マップ1−3は唯一通りであるため、最も多いと思われ
る走行条件である平坦路での走行に適した変速マップ1
−3が設定されていた。従って急な登坂路や降坂路では
登坂性能が不足したりエンジンブレ−キが十分に働か
ず、運転者がセレクトレバ−によって強制的に2速や1
速を選択する操作を行う必要があり運転操作が煩雑とな
ったり、この操作を怠れば速度が上がり過ぎて危険にな
る場合がある等の問題点があった。
べた従来の方法ではメモリ1−2で記憶されている変速
マップ1−3は唯一通りであるため、最も多いと思われ
る走行条件である平坦路での走行に適した変速マップ1
−3が設定されていた。従って急な登坂路や降坂路では
登坂性能が不足したりエンジンブレ−キが十分に働か
ず、運転者がセレクトレバ−によって強制的に2速や1
速を選択する操作を行う必要があり運転操作が煩雑とな
ったり、この操作を怠れば速度が上がり過ぎて危険にな
る場合がある等の問題点があった。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、急な登坂路や降坂路における
運転操作の煩雑さや危険性を除去し、地形に合わせた適
切な変速マップを自動的に選択することによって操作の
容易な安全性の高い自動変速制御装置を提供することを
目的とする。
で、上記問題点を除去し、急な登坂路や降坂路における
運転操作の煩雑さや危険性を除去し、地形に合わせた適
切な変速マップを自動的に選択することによって操作の
容易な安全性の高い自動変速制御装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、図1に示すように車載用ナビゲ−ション装置
6を設け、変速制御装置1のメモリ1−2上に平坦路用
変速マップ1−3−1、登坂路用変速マップ1−3−
2、降坂路用変速マップ1−3−3の複数の変速マップ
を設け、道路地図上の自車の現在位置を把握し、更にこ
の先走行するであろう道路地図デ−タから道路の勾配情
報を読み取り、前記変速マップの中から前記道路の勾配
に適したものを選択し変速制御を行う手段を設けたこと
を特徴とする。
本発明は、図1に示すように車載用ナビゲ−ション装置
6を設け、変速制御装置1のメモリ1−2上に平坦路用
変速マップ1−3−1、登坂路用変速マップ1−3−
2、降坂路用変速マップ1−3−3の複数の変速マップ
を設け、道路地図上の自車の現在位置を把握し、更にこ
の先走行するであろう道路地図デ−タから道路の勾配情
報を読み取り、前記変速マップの中から前記道路の勾配
に適したものを選択し変速制御を行う手段を設けたこと
を特徴とする。
【0011】
【作用】本発明では、登坂、降坂の勾配路にさしかかる
前に道路地図デ−タから道路勾配状況を読み取り最も適
した変速操作を自動的に行う事ができるので、運転者は
煩雑な操作が無用となり、より機敏で強力な登坂が可能
となり、又エンジンブレ−キを十分に効かせた安全な降
坂が可能となる。
前に道路地図デ−タから道路勾配状況を読み取り最も適
した変速操作を自動的に行う事ができるので、運転者は
煩雑な操作が無用となり、より機敏で強力な登坂が可能
となり、又エンジンブレ−キを十分に効かせた安全な降
坂が可能となる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の実施例に関わる自動変速装
置の例である。図に示すように本発明の自動変速制御装
置は、変速制御装置1、変速機2、スロットル開度セン
サ3、車速センサ4、セレクトレバ−スイッチ5、ナビ
ゲ−ション装置6で構成され、変速制御装置1は、変速
制御部1−1とメモリ1−2、平坦路用変速マップ1−
3−1、登坂路用変速マップ1−3−2、降坂路用変速
マップ1−3−3、切換部1−4から成り、変速機2に
はソレノイドコイル2−1が用意され油圧の流路を制御
する。ナビゲ−ション装置6は方位センサ6−1、ナビ
ゲ−ション制御部6−2、勾配検出部6−3、CD−R
OMドライバ6−4、表示部6−5、CD−ROM6−
6で構成される。
に説明する。図1は本発明の実施例に関わる自動変速装
置の例である。図に示すように本発明の自動変速制御装
置は、変速制御装置1、変速機2、スロットル開度セン
サ3、車速センサ4、セレクトレバ−スイッチ5、ナビ
ゲ−ション装置6で構成され、変速制御装置1は、変速
制御部1−1とメモリ1−2、平坦路用変速マップ1−
3−1、登坂路用変速マップ1−3−2、降坂路用変速
マップ1−3−3、切換部1−4から成り、変速機2に
はソレノイドコイル2−1が用意され油圧の流路を制御
する。ナビゲ−ション装置6は方位センサ6−1、ナビ
ゲ−ション制御部6−2、勾配検出部6−3、CD−R
OMドライバ6−4、表示部6−5、CD−ROM6−
6で構成される。
【0013】変速制御装置1のメモリ1−2に平坦路用
変速マップ1−3−1、登坂路用変速マップ1−3−
2、降坂路用変速マップ1−3−3が各々用意され、切
換部1−4で切り換えて使用される。方位センサ6−1
は車両の進行方向を検出するセンサで、一般的には地磁
気コンパスや光ファイバ−ジャイロ等が用いられ絶対位
置の検出用にGPS受信機を用いることもある。ナビゲ
−ション制御部6−2はナビゲ−ション装置6の制御部
で、CD−ROM6−6に格納されている地図デ−タを
CD−ROMドライバ6−4を介して読み取り表示部6
−5に地図と自車の現在位置を表示する。通常表示部6
−5にはCRTやLCD等のディスプレイ装置が用いら
れる。
変速マップ1−3−1、登坂路用変速マップ1−3−
2、降坂路用変速マップ1−3−3が各々用意され、切
換部1−4で切り換えて使用される。方位センサ6−1
は車両の進行方向を検出するセンサで、一般的には地磁
気コンパスや光ファイバ−ジャイロ等が用いられ絶対位
置の検出用にGPS受信機を用いることもある。ナビゲ
−ション制御部6−2はナビゲ−ション装置6の制御部
で、CD−ROM6−6に格納されている地図デ−タを
CD−ROMドライバ6−4を介して読み取り表示部6
−5に地図と自車の現在位置を表示する。通常表示部6
−5にはCRTやLCD等のディスプレイ装置が用いら
れる。
【0014】次にナビゲ−ション装置6の動作を説明す
る。方位センサ6−1で検出された方位デ−タ(又は旋
回速度デ−タ)と車速センサ4により検出された車速デ
−タはナビゲ−ション制御部6−2に送られ、積分処理
されることにより基準位置からの2次元座標上での変位
が算出され現在位置が求められる。
る。方位センサ6−1で検出された方位デ−タ(又は旋
回速度デ−タ)と車速センサ4により検出された車速デ
−タはナビゲ−ション制御部6−2に送られ、積分処理
されることにより基準位置からの2次元座標上での変位
が算出され現在位置が求められる。
【0015】一方CD−ROM6−6に格納された地図
デ−タはCD−ROMドライバ6−4によって読み取ら
れ、ナビゲ−ション制御部6−2によって表示に適した
デ−タに変換されて表示部6−5に送られ表示される。
このようにして表示された地図上に前記基準位置を予め
出発時に定めておき、それ以降の車両の走行に従って前
記基準位置からの変位を逐次算出し、表示部6−5に表
示された地図上に自車の現在位置を示すマ−クを重ねて
表示する。このようにして現在の自車の走行状態を一目
で分かるように表示している。
デ−タはCD−ROMドライバ6−4によって読み取ら
れ、ナビゲ−ション制御部6−2によって表示に適した
デ−タに変換されて表示部6−5に送られ表示される。
このようにして表示された地図上に前記基準位置を予め
出発時に定めておき、それ以降の車両の走行に従って前
記基準位置からの変位を逐次算出し、表示部6−5に表
示された地図上に自車の現在位置を示すマ−クを重ねて
表示する。このようにして現在の自車の走行状態を一目
で分かるように表示している。
【0016】CD−ROM6−6に格納された地図デ−
タには2次元的な道路形状の他にも種々の付加デ−タを
格納することが可能である。例えば有料道路、国道、地
方道の区別、道路幅員、道路勾配等である。本実施例に
おいてはこのうちの道路勾配に関するデ−タがCD−R
OM6−6に格納されており、ナビゲ−ション装置6の
勾配検出部6−3は、車両の走行に伴い車両前方の道路
勾配を絶えず前記地図デ−タから読み取る。
タには2次元的な道路形状の他にも種々の付加デ−タを
格納することが可能である。例えば有料道路、国道、地
方道の区別、道路幅員、道路勾配等である。本実施例に
おいてはこのうちの道路勾配に関するデ−タがCD−R
OM6−6に格納されており、ナビゲ−ション装置6の
勾配検出部6−3は、車両の走行に伴い車両前方の道路
勾配を絶えず前記地図デ−タから読み取る。
【0017】まず勾配検出部6−3が所定の勾配を超え
る急登坂道を検出したときはナビゲ−ション制御部6−
2は変速制御装置1の切換部1−4に対して切換信号を
送り、切換部1−4を登坂路用変速マップ1−3−2に
切り換える。図2は各変速マップの内容の一例であって
実線は平坦路用、点線は登坂路用、一点鎖線は降坂路用
マップを示している。なお図2においては加速時と減速
時のヒステリシス特性を省略して記していることは前述
の通りである。
る急登坂道を検出したときはナビゲ−ション制御部6−
2は変速制御装置1の切換部1−4に対して切換信号を
送り、切換部1−4を登坂路用変速マップ1−3−2に
切り換える。図2は各変速マップの内容の一例であって
実線は平坦路用、点線は登坂路用、一点鎖線は降坂路用
マップを示している。なお図2においては加速時と減速
時のヒステリシス特性を省略して記していることは前述
の通りである。
【0018】図2においてA点の状態からスロットル開
度を50%に保って加速すると、平坦路の場合はB点で
1速⇒2速の変速が行われるが切換部1−4によって変
速マップは点線の登坂路用変速マップ1−3−2に切り
換わっているので上記変速操作はB´に達するまで1速
での走行状態が長く継続し、登坂路においてより強い加
速が得られる。
度を50%に保って加速すると、平坦路の場合はB点で
1速⇒2速の変速が行われるが切換部1−4によって変
速マップは点線の登坂路用変速マップ1−3−2に切り
換わっているので上記変速操作はB´に達するまで1速
での走行状態が長く継続し、登坂路においてより強い加
速が得られる。
【0019】次に勾配検出部6−3が所定の勾配を超え
る急降坂路を検出したときはナビゲ−ション制御部6−
2は変速制御装置1の切換部1−4に対して切換信号を
送り、切換部1−4を図2の一点鎖線の降坂路用変速マ
ップ1−3−3に切り換える。同図においてC点の状態
からスロットル全閉状態を保ちつつブレ−キ操作を行っ
て減速を行うと平坦路の場合はD点で4速から3速の変
速が行われるが、降坂時には上記変速操作はD´に早め
られる。即ちより早く3速に切り換わりより強力なエン
ジンブレ−キが得られる。
る急降坂路を検出したときはナビゲ−ション制御部6−
2は変速制御装置1の切換部1−4に対して切換信号を
送り、切換部1−4を図2の一点鎖線の降坂路用変速マ
ップ1−3−3に切り換える。同図においてC点の状態
からスロットル全閉状態を保ちつつブレ−キ操作を行っ
て減速を行うと平坦路の場合はD点で4速から3速の変
速が行われるが、降坂時には上記変速操作はD´に早め
られる。即ちより早く3速に切り換わりより強力なエン
ジンブレ−キが得られる。
【0020】本実施例では変速マップを平坦路、登坂
路、降坂路、各々用の3種とした場合に関して説明した
が勾配の程度に応じて更にマップを細分化し、よりきめ
の細かい制御とすることが可能なことは勿論である。ま
た独立した数種類の変速マップを持つことなく、平坦路
用マップに勾配の程度に応じた一定係数を加算、乗算等
の演算をすることにより求め変速マップに代えることも
できる。
路、降坂路、各々用の3種とした場合に関して説明した
が勾配の程度に応じて更にマップを細分化し、よりきめ
の細かい制御とすることが可能なことは勿論である。ま
た独立した数種類の変速マップを持つことなく、平坦路
用マップに勾配の程度に応じた一定係数を加算、乗算等
の演算をすることにより求め変速マップに代えることも
できる。
【0021】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、下記のような効果が期待される。登坂、降坂の勾
配路にさしかかる前に道路地図デ−タから道路勾配状況
を読み取り、最も適した変速操作を自動的に行う事がで
きることで、運転者は煩雑な操作が無用となり、より機
敏で強力な登坂が可能となり、又エンジンブレ−キを十
分に効かせた安全な降坂が可能となる。
れば、下記のような効果が期待される。登坂、降坂の勾
配路にさしかかる前に道路地図デ−タから道路勾配状況
を読み取り、最も適した変速操作を自動的に行う事がで
きることで、運転者は煩雑な操作が無用となり、より機
敏で強力な登坂が可能となり、又エンジンブレ−キを十
分に効かせた安全な降坂が可能となる。
【図1】本発明の実施例に係る自動変速制御装置の構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図2】本発明の実施例に係る変速マップの例を示す図
である。
である。
【図3】従来の自動変速制御装置の例を示す図である。
【図4】従来の変速マップの構成例を示す図である。
1 変速制御装置 1−1 変速制御部 1−2 メモリ 1−3−1 平坦路用変速マップ 1−3−2 登坂路用変速マップ 1−3−3 降坂路用変速マップ 1−4 切換部 2 変速機 2−1 ソレノイドコイル 3 スロットル開度センサ 4 車速センサ 5 セレクトレバ−スイッチ 6 ナビゲ−ション装置 6−1 方位センサ 6−2 ナビゲ−ション制御部 6−3 勾配検出部 6−4 CD−ROMドライバ 6−5 表示部 6−6 CD−ROM
Claims (3)
- 【請求項1】 スロットル開度を検出する手段と車速を
検出する手段を具備し、前記スロットル開度と前記車速
との関数として変速機の変速状態を記述した変速マップ
を備えた自動変速制御装置において、 道路の勾配情報を持った道路地図デ−タを備え、それを
読み込み表示する手段と、 車両の進行方位角を検出する手段と、 前記車両の進行方位角と前記車速とに依って車両の現在
位置を算出し、前記地図デ−タ上の現在位置を知ること
によって車両前方の道路の勾配情報を前記道路地図デ−
タから読み取る手段を有する車載用ナビゲ−ション装置
を搭載し、前記道路地図デ−タの勾配情報に適応して前
記変速マップの変更を可能としたことを特徴とする自動
変速制御装置。 - 【請求項2】 前記変速マップの変更は、道路勾配の程
度に応じて独立に用意された複数の変速マップのうちの
一つを選択することによって行われることを特徴とした
請求項1記載の自動変速制御装置。 - 【請求項3】 前記変速マップの変更は、基準となる変
速マップに道路勾配の程度に応じた一定係数を演算して
行われることを特徴とする請求項1記載の自動変速制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4148482A JPH05322591A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 自動変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4148482A JPH05322591A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 自動変速制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05322591A true JPH05322591A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=15453748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4148482A Pending JPH05322591A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 自動変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05322591A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0795700A2 (en) * | 1996-03-15 | 1997-09-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control system for transmissions |
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