JPH0924854A - 車両用舵角比可変操舵装置 - Google Patents

車両用舵角比可変操舵装置

Info

Publication number
JPH0924854A
JPH0924854A JP17877595A JP17877595A JPH0924854A JP H0924854 A JPH0924854 A JP H0924854A JP 17877595 A JP17877595 A JP 17877595A JP 17877595 A JP17877595 A JP 17877595A JP H0924854 A JPH0924854 A JP H0924854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
rack
vehicle
sub
subrack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17877595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3123397B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Asayama
和博 浅山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP17877595A priority Critical patent/JP3123397B2/ja
Publication of JPH0924854A publication Critical patent/JPH0924854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3123397B2 publication Critical patent/JP3123397B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の走行状態等に応じてステアリング操作
角と操舵輪の切れ角との比を変え、且つ装置を小型化す
る。 【解決手段】 ステアリングメインシャフト12のピニ
オンギヤはサブラック36に噛合している。サブラック
ハウジング22の平歯車30にはモータ34に固定した
ウォームギヤ32が螺合している。サブラック36はサ
ブラックハウジング22を貫通しており、サブラックハ
ウジング22は矢印B方向へ回転可能になっている。サ
ブラック36の振り子部50のスリット52には、メイ
ンラック54のピン56が係合している。従って、サブ
ラック36が矢印C1方向へ移動した場合、及びサブラ
ック36が矢印B方向に回転した場合には、メインラッ
ク54が矢印C2方向へ移動するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用舵角比可変操
舵装置に係り、特に、ステアリング操作角と操舵輪の切
れ角との比を変えることができる車両用舵角比可変操舵
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両においては、車速
に応じてステアリング操作角と操舵輪の切れ角との比を
変えることができる車両用舵角比可変操舵装置が知られ
ており、その一例が、特開平6−234367号公報に
示されている。
【0003】図4に示される如く、この車両用舵角比可
変操舵装置は、ステアリング70の軸70Aに連結され
たピニオン72によって、ラック74がその軸方向へ移
動し、この移動によって、揺動レバー76に設けられた
長穴78に係合している摺動ピン80が支点ピン82を
中心に揺動レバー76を揺動させ、ピン84によって揺
動レバー76に軸支されたリレーロッド86をその軸方
向へ移動させて、操舵輪88を操舵する構成となってい
る。そして、支点ピン82の位置をラック74及びリレ
ーロッド86に対して直交する方向(図4の矢印Y方
向)へ移動させ、支点ピン82とピン80との距離W1
と、支点ピン82とピン84との距離W2との比を変化
させることによって、ステアリング操作角と操舵輪の切
れ角との比を変えることができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両用舵角比可変操舵装置では、ステアリング70の回転
運動を、ラック74の直線運動に変換し、このラック7
4の直線運動を揺動レバー76の揺動運動に変換し、更
に、揺動レバー76の揺動運動をリレーロッド86の直
線運動に変換している。従って、各構成部材の移動範囲
が広くなり、装置が大型化するという不具合がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、車両の走行状
態等に応じてステアリング操作角と操舵輪の切れ角との
比を変えることができ、且つ装置を小型化できる車両用
舵角比可変操舵装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
車両用舵角比可変操舵装置は、ステアリング操作に応じ
て回転する入力軸と、該入力軸の回転に応じて長手方向
へ移動する移動手段と、操舵輪に連結されステアリング
中立位置での前記移動手段の長手方向と略平行に配置さ
れた出力軸と、前記移動手段に設けられ前記出力軸と係
合する係合部と、前記移動手段を前記入力軸の軸回りに
回転する回転手段と、を有することを特徴としている。
【0007】従って、請求項1記載の本発明では、ステ
アリング操作に応じて入力軸が回転し、入力軸の回転に
より移動手段が長手方向へ移動すると、移動手段に設け
られた係合部によって、出力軸がその軸方向へ移動して
操舵輪が操舵される。その際、回転手段により移動手段
を入力軸の軸回りに回転すると、移動手段に設けられた
係合部によって、出力軸がその軸方向へ移動し、前記ス
テアリング操作による出力軸の移動と合成され、ステア
リング操作角と操舵輪の切れ角との比が変化する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の車両用舵角比可変操舵装
置の一実施の形態を図1〜図3に従って説明する。
【0009】図1に示される如く、本一実施の形態の車
両用舵角比可変操舵装置10では、入力軸としてのステ
アリングメインシャフト12が、車体側に固定されたメ
インラックハウジング14の挿入部14Aに挿入されて
いる。
【0010】図2に示される如く、メインラックハウジ
ング14の挿入部14Aの内周面とステアリングメイン
シャフト12との間には、ベアリング16、18が配設
されており、ステアリングメインシャフト12をステア
リングメインシャフト12の軸線P1回り方向(図2の
矢印A方向)に回転可能に支持している。ステアリング
メインシャフト12の先端部近傍には、ピニオンギヤ2
0が形成されており、このピニオンギヤ20は、移動手
段の一部としてのサブラックハウジング22内に挿入さ
れている。
【0011】サブラックハウジング22の内周面と、ス
テアリングメインシャフト12のピニオンギヤ20を挟
む部位12A、12Bとの間には、ベアリング24、2
6が配設されており、サブラックハウジング22は、ス
テアリングメインシャフト12の軸線P1回り方向(図
2の矢印B方向)に回転可能になっている。
【0012】図1に示される如く、サブラックハウジン
グ22は、ステアリングメインシャフト12と直交する
方向(図1の矢印C1方向)へ延設されており、長手方
向中央部には、軸線P1回り方向に沿って、円弧状の凸
部28が形成されている。凸部28の外周部には回転手
段の一部としての平歯車30が形成されており、この平
歯車30には、回転手段の一部としてのウォームギヤ3
2が螺合している。
【0013】従って、ウォームギヤ32が回転すると、
平歯車30とともに、サブラックハウジング22が軸線
P1回り方向(図1の矢印B方向)に回転するようにな
っている。
【0014】ウォームギヤ32は回転手段の一部として
のモータ34の回転軸に固定されており、モータ34
は、図示を省略した制御回路に接続されている。また、
制御回路には図示を省略した車速センサー等が接続され
ており、制御回路は車速センサーの検出値等に基づいて
モータ34を制御するようになっている。
【0015】サブラックハウジング22には、長手方向
に沿って移動手段の一部としてのサブラック36が貫通
している。サブラックハウジング22の長手方向両端部
近傍22A、22Bの内周面とサブラック36との間に
は、ブッシュ38、40が配設されており、ブッシュ3
8、40はサブラック36を軸方向(図1の矢印C1方
向)へ移動可能に支持している。また、サブラックハウ
ジング22の長手方向両端部近傍22A、22Bには、
凸部42、44が形成されている。
【0016】図2に示される如く、凸部42、44は、
サブラック36の歯部36Aの裏面36Bと対向する位
置に形成されており、凸部42、44内には、コンプレ
ッションスプリング46がそれぞれ挿入されている。こ
られのコンプレッションスプリング46によって、サブ
ラック36の歯部36Aは、ステアリングメインシャフ
ト12のピニオンギヤ20に常時噛合するようになって
いる。
【0017】図1に示される如く、サブラックハウジン
グ22の凸部28と反対側には、サブラックハウジング
22の長手方向に沿って開口部48が形成されている。
この開口部48からは、サブラック36から延設された
振り子部50が突出しており、振り子部50には、ステ
アリングメインシャフト12の径方向に沿って延びる係
合部としてのスリット52が形成されている。
【0018】サブラックハウジング22が中立位置とな
っている状態(図1の状態)において、サブラックハウ
ジング22及びサブラック36と平行に出力軸としての
メインラック54が配設されている。メインラック54
にはピン56が立設されており、このピン56がサブラ
ック36のスリット52に係合している。従って、サブ
ラック36がサブラック36の軸方向(図1の矢印C1
方向)へ移動した場合、及びサブラック36が軸線P1
回り方向(図1の矢印B方向)に回転した場合には、メ
インラック54がメインラック54の軸方向(図1の矢
印C2方向)へ移動するようになっている。また、メイ
ンラック54は周知の連結部材を介して左右の操舵輪
(図示省略)に連結されている。
【0019】次に本一実施の形態の作用を説明する。本
一実施の形態の車両用舵角比可変操舵装置10では、ス
テアリングの操作に応じて、ステアリングメインシャフ
ト12に形成したピニオンギヤ20が図2の矢印B方向
へ回転すると、ピニオンギヤ20と歯部36Aで噛合し
たサブラック36が図1の矢印C1方向へ移動し、サブ
ラック36から延設された振り子部50が図1の矢印C
1方向へ移動する。この移動によって、振り子部50の
スリット52に、ピン56によって係合した、メインラ
ック54が図1の矢印C2方向へ移動し、メインラック
54に連結された操舵輪が操舵される。
【0020】また、本一実施の形態の車両用舵角比可変
操舵装置10では、車両の走行状態等に応じて、制御回
路の制御によりモータ34の回転軸が回転すると、ウォ
ームギヤ32が回転し、ウォームギヤ32に螺合してい
る平歯車30を有するサブラックハウジング22が図1
の矢印B方向に回転する。
【0021】このため、ステアリング12の操作とモー
タ34の回転を同時に行うことによって、ステアリング
操作角と操舵輪の切れ角との比を変化させることができ
る。例えば、図3に示される如く、サブラック36が図
3の矢印D方向へ移動し、且つ、サブラック36が図3
の矢印E方向に回転すると、スリット52の動きは、軸
線P1から、メインラック54と反対側へオフセットし
た仮想中心軸P2回りに回転したのと同等の大きな移動
量αとなり、メインラック54の矢印F方向への移動量
も大きくなる。
【0022】このため、車両が高速走行状態にある場合
には、モータ34を回転しないか、又は、スリット52
の移動量αが小さくなる方向に回転させ、ステアリング
操作角に対する操舵輪の切れ角の比を小さくすること
で、走行安定性を確保し易くなる。一方、車両が低速走
行状態にある場合には、モータ34をスリット52の移
動量αが大きくなる方向に回転させ、ステアリング操作
角に対する操舵輪の切れ角の比を大きくすることで、車
庫入れ等が容易になる。
【0023】また、本一実施の形態の車両用舵角比可変
操舵装置10では、サブラック36が軸方向へ移動し、
且つ、サブラック36が軸線P1回り方向に回転する構
成としたため、各構成部材の移動範囲が狭く、特に、サ
ブラックハウジング22とサブラック36の回転軌跡が
小さいため、装置を小型化でき車両への搭載性が向上す
る。
【0024】また、本一実施の形態の車両用舵角比可変
操舵装置10では、モータ34によって、サブラック3
6を軸線P1回り方向に回転させることで、自動操縦が
可能になる。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の車両用舵角比可
変操舵装置は、ステアリング操作に応じて回転する入力
軸と、入力軸の回転に応じて長手方向へ移動する移動手
段と操舵輪に連結されステアリング中立位置での移動手
段の長手方向と略平行に配置された出力軸と、移動手段
に設けられ出力軸と係合する係合部と、移動手段を入力
軸の軸回りに回転する回転手段と、を有する構成とした
ので、車両の走行状態等に応じてステアリング操作角と
操舵輪の切れ角との比を変えることができ、且つ装置を
小型化できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車両用舵角比可変
操舵装置の中立状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る車両用舵角比可変
操舵装置を示す側断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る車両用舵角比可変
操舵装置の作用説明図である。
【図4】従来の実施の形態に係る車両用舵角比可変操舵
装置を示す平面図である。
【符号の説明】
10 車両用舵角比可変操舵装置 12 ステアリングメインシャフト(入力軸) 22 サブラックハウジング(移動手段) 30 平歯車(回転手段) 32 ウォームギヤ(回転手段) 34 モータ(回転手段) 36 サブラック(移動手段) 50 振り子部 52 スリット(係合部) 54 メインラック(出力軸) 56 ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング操作に応じて回転する入力
    軸と、 該入力軸の回転に応じて長手方向へ移動する移動手段
    と、 操舵輪に連結されステアリング中立位置での前記移動手
    段の長手方向と略平行に配置された出力軸と、 前記移動手段に設けられ前記出力軸と係合する係合部
    と、 前記移動手段を前記入力軸の軸回りに回転する回転手段
    と、 を有することを特徴とする車両用舵角比可変操舵装置。
JP17877595A 1995-07-14 1995-07-14 車両用舵角比可変操舵装置 Expired - Fee Related JP3123397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17877595A JP3123397B2 (ja) 1995-07-14 1995-07-14 車両用舵角比可変操舵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17877595A JP3123397B2 (ja) 1995-07-14 1995-07-14 車両用舵角比可変操舵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0924854A true JPH0924854A (ja) 1997-01-28
JP3123397B2 JP3123397B2 (ja) 2001-01-09

Family

ID=16054417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17877595A Expired - Fee Related JP3123397B2 (ja) 1995-07-14 1995-07-14 車両用舵角比可変操舵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3123397B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001191932A (ja) * 2000-01-07 2001-07-17 Showa Corp 電動パワーステアリング装置
KR100764233B1 (ko) * 2002-12-30 2007-10-05 주식회사 만도 전동식 파워 스티어링 장치의 전동모터 설치구조
JP2008513263A (ja) * 2004-09-17 2008-05-01 シグナス アーゲー 自動車用ステアリングシステム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2955247B2 (ja) 1997-03-14 1999-10-04 日本放送協会 話速変換方法およびその装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001191932A (ja) * 2000-01-07 2001-07-17 Showa Corp 電動パワーステアリング装置
JP4634559B2 (ja) * 2000-01-07 2011-02-16 株式会社ショーワ 電動パワーステアリング装置
KR100764233B1 (ko) * 2002-12-30 2007-10-05 주식회사 만도 전동식 파워 스티어링 장치의 전동모터 설치구조
JP2008513263A (ja) * 2004-09-17 2008-05-01 シグナス アーゲー 自動車用ステアリングシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3123397B2 (ja) 2001-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000016316A (ja) 車両用操舵装置
JP3123397B2 (ja) 車両用舵角比可変操舵装置
JP3139332B2 (ja) 車両用舵角比可変操舵装置
JP3123399B2 (ja) 車両用舵角比可変操舵装置
JPS61122075A (ja) 自動車のステアリング装置
JP3123396B2 (ja) 車両用舵角比可変操舵装置
JP2000255436A (ja) 舵取装置
JPH037670A (ja) 後輪操舵制御方式
JPH0214971A (ja) 車両用操舵装置
JPS61108070A (ja) 車両の4輪操舵装置
JP2572577Y2 (ja) 前後輪操舵車両の制御装置
JPH0924851A (ja) 車両用舵角比可変操舵装置
JP3123394B2 (ja) 車両用舵角比可変操舵装置
JP3092490B2 (ja) 車両用舵角比可変操舵装置
JP3156570B2 (ja) 車両の後輪操舵装置
JPH0924852A (ja) 車両用舵角比可変操舵装置
JPS61220972A (ja) 車輌の前後輪操舵装置
JPS59109461A (ja) パワ−ステアリング装置
JPH0930430A (ja) 車両用操舵装置
JP3092489B2 (ja) 車両用舵角比可変操舵装置
JPH092309A (ja) 車両用舵角比可変操舵装置
JPH0546549Y2 (ja)
JPS6220755A (ja) 自動車のステアリング装置
JPH0236786Y2 (ja)
JPH0321336Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees