JPH092309A - 車両用舵角比可変操舵装置 - Google Patents

車両用舵角比可変操舵装置

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JPH092309A
JPH092309A JP15009495A JP15009495A JPH092309A JP H092309 A JPH092309 A JP H092309A JP 15009495 A JP15009495 A JP 15009495A JP 15009495 A JP15009495 A JP 15009495A JP H092309 A JPH092309 A JP H092309A
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JP
Japan
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steering
shaft
angle ratio
vehicle
rotary member
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Pending
Application number
JP15009495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Asayama
和博 浅山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH092309A publication Critical patent/JPH092309A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少なく、小型化を図ることのでき
る車両用舵角比可変操舵装置を提供すること。 【構成】 ステアリングロッド14に半径rの凹部16
を設け回転部材18を回転自在に挿入する。回転部材1
8に溝20を形成し、円柱状のカム22を挿入する。カ
ム22には、ステアリングメインシャフト24を偏心さ
せて連結する。ステアリングメインシャフト24が回転
されるとカム22が振れ回り、ステアリングロッド14
が移動する。ステアリングメインシャフト24の回転と
同時に、回転部材18を回転させると、ステアリングロ
ッド14の移動量が減少する。ステアリングメインシャ
フト24を回転すると共に回転部材18を回転させるこ
とでステアリングホイールの切れ角に対応するステアリ
ングロッド14の移動量を減少させること、即ち、舵角
比を可変することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングホイール
の操作角と操舵輪の切れ角との比を変えることができる
車両用舵角比可変操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に用いられ、車速
等の諸条件に応じてステアリング操作角と操舵輪の切れ
角との比を変えることができる車両用舵角比可変操舵装
置が提案されており、その一例として、特開平6−56
048号公報に示されている車両用舵角比可変操舵装置
を上げることができる。
【0003】図4に示すように、この車両用舵角比可変
操舵装置100は、ステアリングホイール102と、ラ
ック&ピニオン機構104との間に設けられており、ス
テアリングホイール102からの操舵入力が、操舵入力
軸106を介して伝達されるようになっている。また、
車両用舵角比可変操舵装置100の出力は操舵出力軸1
08を介してラック&ピニオン機構104に伝達される
ようになっている。
【0004】車両用舵角比可変操舵装置100は、操舵
入力軸106に連結される第1の遊星ギヤ装置110
と、この第1の遊星ギヤ装置110のキャリア出力が入
力され、操舵出力軸108に連結される第2の遊星ギヤ
装置112と、ギヤ比を変化させる動力を与えるモータ
114とを備えている。
【0005】第1の遊星ギヤ装置110の第1のリング
ギヤ116の外周には、ウォーム・ホイール118が一
体的に設けられている。このウォーム・ホイール118
にはウォームギヤ120が噛み合っており、このウォー
ムギヤ120がモータ114によって回転されるように
なっている。
【0006】この車両用舵角比可変操舵装置100で
は、第1のリングギヤ116を正転又は逆転させること
により、舵角比を変化させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遊星歯車機構
は、部品点数が多く構成が複雑であり、装置が大型とな
って車両への搭載性に問題がある。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、部品点数が少
なく、小型化を図ることのできる車両用舵角比可変操舵
装置を提供することが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用舵角比可
変操舵装置は、ステアリング操作に応じて回転駆動され
る操舵軸に連結され軸線が前記操舵軸の軸線とは偏心し
ている偏心部材と、操舵車輪に連結された出力軸と、前
記出力軸に組み付けられ前記出力軸の軸線と直交する軸
線回りに回転自在な回転部材と、前記回転部材を回転駆
動する回転駆動手段と、を備え、前記回転部材に前記回
転部材の軸線に直交する方向の溝部を設け、前記溝部に
前記偏心部材を回転自在に係合させたことを特徴として
いる。
【0010】
【作用】本発明の車両用舵角比可変操舵装置によれば、
ステアリング操作に基づく回転が、操舵軸を介して偏心
部材に伝達される。
【0011】操舵軸と偏心部材とは偏心しているため、
操舵軸が回転されると偏心部材は操舵軸の軸心を中心と
して振れ回る。
【0012】これにより、偏心部材を溝部に係合した回
転部材が出力軸を移動させ、操舵車輪の向きが変更され
る。
【0013】ここで、操舵軸の回転と共に回転駆動手段
により回転部材を回転し、出力軸に対する溝部の傾きを
変更すると、ステアリング操作(操舵軸の回転)に対す
る出力軸の移動量(操舵輪の舵角)が変更される。即
ち、操舵軸の回転と共に回転部材を回転することによ
り、舵角比を変えることができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図3にしたがっ
て説明する。
【0015】図1に示すように、車両用舵角比可変操舵
装置10はステアリングハウジング12を備えており、
ステアリングハウジング12には、図示しないスライド
軸受を介して出力軸としての丸棒状のステアリングロッ
ド14が図1の矢印L方向及び矢印R方向にスライド自
在に支持されている。
【0016】図1及び図2に示すように、ステアリング
ロッド14の中間部には、半径rの凹部16が形成され
ている(図2では矢印B方向側)。なお、凹部16の軸
心は、ステアリングロッド14の軸心C1を通り、且つ
直交している。
【0017】この凹部16には、円板状の回転部材18
が回転自在に挿入されている。回転部材18には、一定
幅の溝20が径方向に沿って形成されている。なお、溝
20の幅方向中心線は回転部材18の軸心C2を通り、
かつ直交している。
【0018】回転部材18の溝20には、偏心部材とし
ての円柱状のカム22が挿入されている。カム22の外
周面は溝20の側壁に接触しており、カム22は溝20
の内部をスライド自在かつ回転自在とされている。カム
22の軸心C3と回転部材18の軸心C2とは平行であ
る。
【0019】このカム22の矢印B方向側の端部には、
車両のステアリングホイール(図示せず)に連結される
操舵軸としてのステアリングメインシャフト24が連結
されている。このステアリングメインシャフト24は、
図示しないベアリングを介してステアリングハウジング
12に回転自在に支持されている。なお、カム22の軸
心C3とステアリングメインシャフト24の軸心C4と
は平行とされ、かつ所定寸法偏心している。
【0020】回転部材18の外周の一部には、複数の歯
26が周方向に所定ピッチで形成されており、歯26に
はウォームギヤ28が噛み合っている。なお、歯26の
先端は、凹部16の側面に接触しないように回転部材1
8の外周面よりも径方向内側に位置している。
【0021】ウォームギヤ28は、ステアリングロッド
14と平行とされたスライドシャフト30の中間部に固
定されている。このスライドシャフト30は、両端付近
がスライド軸受32を介してステアリングハウジング1
2にスライド自在、かつ回転自在に支持されている。
【0022】また、スライドシャフト30の一部は、ス
テアリングロッド14に固定された軸受板31に回転自
在に支持されている。スライドシャフト30には、軸受
板31を挟むように一対のリング33が固定されてい
る。これにより、スライドシャフト30は、ステアリン
グロッド14と連動してスライドする。
【0023】さらに、スライドシャフト30には、軸方
向に長いギヤ34が固定されており、このギヤ34に
は、ステアリングハウジング12に取り付けられたモー
タ36の軸36Aに固定された幅狭の小ギヤ38が噛み
合っている。ギヤ34及び小ギヤ38は、軸方向に沿っ
て延びる歯を備えているため、噛み合ったままの状態で
軸方向に相対移動が可能である。
【0024】なお、回転部材18の歯26、ウォームギ
ヤ28、スライドシャフト30、ギヤ34、モータ3
6、小ギヤ38によって、本発明の回転駆動手段が構成
されている。
【0025】図3に示すように、ステアリングメインシ
ャフト24には、ステアリングメインシャフト24の回
転角を検出する操舵角センサ40が連結されており、回
転部材18には回転部材18の回転角を検出する角度セ
ンサ42が連結されている。
【0026】これらの操舵角センサ40及び角度センサ
42は制御装置46に連結されている。制御装置46に
は、操舵角センサ40及び角度センサ42の他に車速セ
ンサ48等の車両の走行状態を検出する各種センサ類が
連結されている。
【0027】なお、制御装置46は、操舵角センサ4
0、角度センサ42、車速センサ48等の各種センサか
らの信号を演算し、モータ36を制御する。
【0028】次に、本実施例の作用を説明する。車両用
舵角比可変操舵装置10のステアリングホイールのニュ
ートラル状態は、図1の上段の図に示すように、回転部
材18の溝20がステアリングロッド14に対して直交
しており、また、カム22の軸心がステアリングメイン
シャフト24の軸心の矢印D方向側に位置し、カム22
の軸心とステアリングメインシャフト24の軸心とを結
ぶ線がステアリングロッド14に対して直交している状
態である。
【0029】ステアリングホイールが操作され、例えば
ステアリングメインシャフト24が図の時計回り方向に
回転されると、カム22が回転する(図1の中段の図を
参照。図1の中段の図は、ステアリングメインシャフト
24が図の時計回り方向に45°回転された状態であ
る。)。
【0030】カム22はステアリングメインシャフト2
4の軸心を中心として振れ回るので、カム22のステア
リングロッド14の軸線方向に沿った動きが回転部材1
8を介してステアリングロッド14に伝達され、ステア
リングロッド14が矢印L方向側に移動され、車両の操
舵輪が操舵される。なお、ステアリングロッド14がス
ライドすると、これに伴って回転部材18の歯26に噛
み合ったウォームギヤ28がスライドシャフト30と共
にステアリングロッド14と同方向に同寸法移動する。
【0031】ここで、本実施例の車両用舵角比可変操舵
装置10では、ステアリングホイールの切れ角(ステア
リングメインシャフト24の回転角)は、ニュートラル
状態から時計回り方向及び反時計回りに各々90°未満
とする。
【0032】また、ステアリングメインシャフト24の
回転と同時に、溝20の方向とステアリングロッド14
の軸心とのなす角度θが90°から減少するように回転
部材18を回転(例えば、時計回り方向に回転)させる
と、ステアリングロッド14は図1の下段の図に示すよ
うに移動し、ステアリングロッド14の移動量を図1の
中段の図に示す状態よりも減少させることができる。な
お、ステアリングホイールをニュートラル状態に戻す際
には、回転部材18を同時に回転させ、溝20の方向と
ステアリングロッド14の軸心とのなす角度θを90°
に戻す。
【0033】即ち、本実施例の車両用舵角比可変操舵装
置10では、ステアリングメインシャフト24を回転す
ると共に回転部材18を回転させることでステアリング
ホイールの切れ角に対応するステアリングロッド14の
移動量を減少させること、即ち、舵角比を可変すること
ができる。
【0034】なお、ステアリングメインシャフト24の
回転と同時に回転させる回転部材18の回転量に応じ
て、ステアリングロッド14の移動量は減少する(但
し、回転部材18の回転量は45°未満とする)。
【0035】本実施例の車両用舵角比可変操舵装置10
では、例えば、車両が高速走行状態である場合に、制御
装置46が操舵角センサ40、角度センサ42及び車速
センサ48等の各種センサからの情報を基に演算を行
い、モータ36を制御してステアリングの切れ角に対す
るステアリングロッド40の移動量を小さく設定する。
これにより、ステアリング操作に対する操舵輪の向きの
変化が小さくなり、走行安定性を向上させることが可能
となる。
【0036】また、車両が低速走行状態である場合に
は、回転部材18を回転させない。この場合、ステアリ
ング操作に対する操舵輪の向きの変化が回転部材18を
回転させた場合よりも大きくなるので、車庫入れ等の際
にステアリング操作量が少なくて済み、車庫入れ等が容
易になる。
【0037】なお、制御装置46は、操舵角センサ40
及び角度センサ42により、ステアリングメインシャフ
ト24の回転位置及び回転部材18の回転位置を監視
し、ステアリングホイールがニュートラル状態の時には
回転部材18の溝20がステアリングロッド14に対し
て直交するように、モータ36を制御する。
【0038】また、舵角比は、車速のみならず、加速・
減速度、横G、シフトレバーのポジション等を判断して
変化させても良く、運転者のスイッチ操作によって変化
させても良い。
【0039】本実施例の車両用舵角比可変操舵装置10
は、遊星歯車機構による従来の車両用舵角比可変操舵装
置に比較して部品点数が少なく、構成が簡単であるの
で、小型化が容易であり、車両への搭載性が良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用舵
角比可変操舵装置は、出力軸と操舵軸との間に、偏心部
材と回転部材との2部品しか介在しないため、遊星歯車
機構に比較して部品点数を大幅に削減し、小型化を図る
ことができる、という優れた効果を有する。
【0041】また、部品点数の削減、小型化により車両
への搭載性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両用舵角比可変操舵
装置の出力軸の軸線に沿った一部断面図である。
【図2】図1に示す車両用舵角比可変操舵装置の要部を
示す斜視図である。
【図3】制御系を説明するブロック図である。
【図4】従来の車両用舵角比可変操舵装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 車両用舵角比可変操舵装置 14 ステアリングロッド(出力軸) 18 回転部材 20 溝 22 カム(偏心部材) 24 ステアリングメインシャフト(操舵軸) 26 歯(回転駆動手段) 28 ウォームギヤ(回転駆動手段) 30 スライドシャフト(回転駆動手段) 34 ギヤ(回転駆動手段) 36 モータ(回転駆動手段) 38 小ギヤ(回転駆動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 113:00 137:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング操作に応じて回転駆動され
    る操舵軸に連結され軸線が前記操舵軸の軸線とは偏心し
    ている偏心部材と、 操舵車輪に連結された出力軸と、 前記出力軸に組み付けられ前記出力軸の軸線と直交する
    軸線回りに回転自在な回転部材と、 前記回転部材を回転駆動する回転駆動手段と、 を備え、 前記回転部材に前記回転部材の軸線に直交する方向の溝
    部を設け、前記溝部に前記偏心部材を回転自在に係合さ
    せたことを特徴とする車両用舵角比可変操舵装置。
JP15009495A 1995-06-16 1995-06-16 車両用舵角比可変操舵装置 Pending JPH092309A (ja)

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JP15009495A JPH092309A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 車両用舵角比可変操舵装置

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JP15009495A JPH092309A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 車両用舵角比可変操舵装置

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JPH092309A true JPH092309A (ja) 1997-01-07

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JP15009495A Pending JPH092309A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 車両用舵角比可変操舵装置

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