JPH0930430A - 車両用操舵装置 - Google Patents

車両用操舵装置

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Publication number
JPH0930430A
JPH0930430A JP17987395A JP17987395A JPH0930430A JP H0930430 A JPH0930430 A JP H0930430A JP 17987395 A JP17987395 A JP 17987395A JP 17987395 A JP17987395 A JP 17987395A JP H0930430 A JPH0930430 A JP H0930430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
vehicle
steered
rod
steering wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP17987395A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayuki Suzuki
忠幸 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP17987395A priority Critical patent/JPH0930430A/ja
Publication of JPH0930430A publication Critical patent/JPH0930430A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操舵中立位置を変化させることなくステアリ
ングギヤ比を車速等に応じて容易に変更することができ
る車両用操舵装置を得る。 【解決手段】 車両用操舵装置10では、ステアリング
ホイール18の操舵によって回転するギヤ14に揺動リ
ンク26が支持されている。揺動リンク26のスリット
30には転舵棒12の連結ピン32が入り込んでおり、
スリット34には支持ピン36が入り込んでいる。支持
ピン36は車速に応じて螺子軸38に沿って移動する。
これにより、ギヤ14の回転量に対する揺動リンク26
の実質的な揺動量の比が変化してステアリングギヤ比が
変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の操舵輪を転舵
するための車両用操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の操舵装置のうち、ステアリングホ
イールを持ち替えることなく、少ない操舵量(角)で低
速域から高速域までをカバーするために、ステアリング
ホイールから操舵輪までの間の操舵系統に可変ギヤ比機
構を設け、ステアリングギヤ比(舵角比)を車速に応じ
て変更できるように構成した所謂可変ギヤ比ステアリン
グ装置が提案されている(一例として、特開昭61−1
22074号公報)。
【0003】前記公報に示された可変ギヤ比ステアリン
グ装置では、ステアリングホイールに連結され軸線方向
に移動するラックバーと操舵輪に連結された出力軸とを
平行に配置すると共に、これらのラックバーと出力軸と
を揺動レバーによって連結しており、さらに、この揺動
レバーの揺動支点をラックバー及び出力軸の軸線に沿っ
て移動可能としている。これにより、揺動レバーの揺動
支点を電動モータによって移動させると、揺動レバーの
実質的なレバー比が変更されてラックバー側の移動量と
出力軸側の移動量との比が変更され、ステアリングホイ
ールの操作に対する車輪転舵量を変更できる構成であ
る。
【0004】この可変ギヤ比ステアリング装置によれ
ば、低速域ではステアリングギヤ比を小さくしてステア
リングホイールの操舵量に対して操舵輪の切れ角が大き
くなるように設定し、一方、高速域ではステアリングギ
ヤ比を大きくしてステアリングホイールの操舵量に対す
る操舵輪の切れ角が小さくなるように設定すれば、車庫
入れ等の車速が低い場合にはステアリングホイールの少
ない操舵量で操舵輪の最大舵角まで操舵でき(ステアリ
ングホイールの操舵量を低減でき)、車両の高速走行時
にはステアリングホイールの操舵量に対する操舵輪の舵
角変化が小さくなるため、操縦安定性を確保することが
できる。
【0005】ところで、前記公報に示される従来の可変
ギヤ比機構を備えたステアリング装置では、互いに平行
配置されたラックバーと出力軸とを連結する揺動レバー
の揺動支点を、これらのラックバー及び出力軸の軸線に
沿って移動させることによりステアリングギヤ比を変更
する構成であるため、ステアリングホイール(ラックバ
ー)の非操作時であっても揺動レバーの揺動支点を移動
させることで出力軸が操舵させてしまう。換言すれば、
揺動レバーの揺動支点の移動によってステアリングホイ
ールの操舵中立位置がずれてしまう。したがって、ステ
アリングギヤ比を変更した際にステアリングホイールの
操舵中立位置がずれないように、中立位置検出のための
舵角センサ等が不可欠であり、適切なステアリングギヤ
比に変更するための制御が複雑になる欠点があった。
【0006】さらに、前述の如き構成の可変ギヤ比機構
では、揺動レバーの揺動支点の移動によってステアリン
グホイールの操舵中立位置がずれるため、例えば電動モ
ータの故障の際のフェールセーフ構造を構成し難いとい
う欠点もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、操舵中立位置を変化させることなくステアリング
ギヤ比を車速等に応じて変更することができる車両用操
舵装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の車
両用操舵装置は、左右のナックルアームを連結し操舵輪
を転舵するための転舵棒と、ステアリングホイールに連
結されステアリングホイール操作に応じて回転する回転
部材と、前記回転部材の回転中心から偏心した位置で前
記回転部材に回動可能に支持されると共に、一端部が前
記転舵棒に係合して前記回転部材の回転を前記転舵棒へ
伝達可能な揺動部材と、前記転舵棒の軸線と直交する方
向に沿って移動可能に設けられると共に、前記揺動部材
の他端部に係合して前記他端部の前記転舵棒に対する相
対変移を制限する支持部材と、前記支持部材を移動させ
る移動手段と、を備えている。
【0009】請求項1記載の車両用操舵装置では、ステ
アリングホイールが操舵されると、回転部材が回転され
る。回転部材が回転すると、揺動部材が、その他端部を
支持部材によって転舵棒に対する相対変移が制限された
状態で揺動される。これにより、転舵棒が揺動部材の一
端部によって押圧されて軸線方向に駆動され、操舵輪が
転舵される。
【0010】ここで、揺動部材の他端部に係合してこの
他端部の転舵棒に対する相対変移を制限する支持部材
は、移動手段の作動によって、転舵棒の軸線と直交する
方向に相対的に移動される。これにより、回転部材の回
転量に対する揺動部材の実質的な揺動角度が変化され、
回転部材の回転量と転舵棒の駆動量との比(ステアリン
グギヤ比)が変化する。
【0011】したがって、例えば、車庫入れ等の車速が
低い場合には移動手段によって支持部材を移動させてス
テアリングギヤ比を小さくすれば、ステアリングホイー
ルの操舵量に対して操舵輪の切れ角が大きくなるように
設定でき、一方、車両の高速走行時には支持部材を移動
させてステアリングギヤ比を大きくすれば、ステアリン
グホイールの操舵量に対する操舵輪の切れ角が小さくな
るように設定できる。これにより、低速域ではステアリ
ングホイールの少ない操舵量で操舵輪の最大舵角まで操
舵でき(ステアリングホイールの操舵量を低減でき)、
高速域ではステアリングホイールの操舵量に対する操舵
輪の舵角変化が小さくなるため、操縦安定性を確保する
ことができる。このように、ステアリングホイールを持
ち替えることなく、少ない操舵量(角)で低速域から高
速域までをカバーすることができる。
【0012】また、揺動部材の他端部の転舵棒に対する
相対変移を制限する支持部材を移動手段によって単に変
移させてステアリングギヤ比を変更する構成であるた
め、ステアリングギヤ比の変更によってステアリングホ
イールの操舵中立位置がずれることがない。したがっ
て、中立位置検出のための舵角センサ等が不要であり、
さらに適切なステアリングギヤ比に変更するための複雑
な制御も不要になる。また、フェールセーフ構造を構成
することも容易にできる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1には本発明の実施の形態に係
る車両用操舵装置10の全体構成が正面図にて示されて
おり、図2には図1の2−2線に沿った断面図が示され
ている。また、図3には車両用操舵装置10の作動状態
が正面図にて示されている。なお、図3には異なる作動
状態が重複して示してある。
【0014】車両用操舵装置10では、転舵棒12を備
えている。この転舵棒12は、図示を省略したナックル
アームに連結されたタイロッドを介して操舵輪に連結さ
れており、軸線方向に移動することによって操舵輪を転
舵することができる。
【0015】転舵棒12の近傍には、回転部材としての
ギヤ14が配置されている。このギヤ14は軸受16に
よって回転可能に支持されており、さらに、ステアリン
グホイール18に連結された操舵軸20のギヤ22に噛
み合っている。このため、ステアリングホイール18の
操舵によってギヤ14が回転されるようになっている。
【0016】ギヤ14の周縁部近傍(すなわち、回転中
心から偏心した位置)には、ピン24が固着されてお
り、さらに、このピン24には揺動部材としての揺動リ
ンク26が軸受28を介して回転可能に支持されてい
る。揺動リンク26の長手方向一端部にはスリット30
が形成されており、転舵棒12に固着された連結ピン3
2がスライド可能に入り込んでいる。一方、揺動リンク
26の長手方向他端部にはスリット34が形成されてお
り、支持部材としての支持ピン36がスライド可能に入
り込んでいる。
【0017】支持ピン36は、移動手段を構成する螺子
軸38によって支持されている。この螺子軸38は転舵
棒12の軸線と直交する方向に沿って配置されており、
さらに、支持ピン36の基部36Aと螺子軸38とはボ
ールネジを構成している。これにより、支持ピン36は
揺動リンク26の他端部の転舵棒12に対する相対変移
を制限することができると共に、螺子軸38が回転する
ことで支持ピン36が螺子軸38に沿って移動させるこ
とができる構成である。
【0018】この螺子軸38は、移動手段を構成するモ
ータ40に連結されており、モータ40の駆動により回
転する。このモータ40は、図示しないモータコントロ
ーラによって車速等に応じて駆動されるようになってい
る。
【0019】上記構成の車両用操舵装置10では、ステ
アリングホイール18が操舵されると、ギヤ14が回転
されてピン24が回転移動する。これにより、揺動リン
ク26が、支持ピン36を支点として実質的に揺動さ
れ、連結ピン32を押圧して転舵棒12が駆動されて操
舵輪が転舵される。
【0020】ここで、車両用操舵装置10では、モータ
40の作動によって、揺動リンク26の他端部の変移を
制限する支持ピン36を転舵棒12に対して相対的に変
移させることにより、ステアリングギヤ比を変更するこ
とができる。
【0021】すなわち、車速等の信号に基づいてモータ
40が駆動されて螺子軸38が回転されると、支持ピン
36が螺子軸38に沿って移動され、転舵棒12に対し
て相対的に変移される(例えば、図3のA位置からB位
置へ移動される)。
【0022】この場合、ステアリングホイール18の操
舵によってギヤ14が角度α回転した場合を考察する
と、支持ピン36がA位置に位置する場合には、揺動リ
ンク26の揺動量すなわち転舵棒12(連結ピン32)
の移動量はL1 であるが、支持ピン36がB位置に位置
する場合には、揺動リンク26の揺動量すなわち転舵棒
12(連結ピン32)の移動量はL2 となる。
【0023】このように、支持ピン36を移動させるこ
とによって、ギヤ14の回転量すなわちステアリングホ
イール18の操舵量に対する転舵棒12の移動量の比
(ステアリングギヤ比)が変化する。
【0024】したがって、例えば、車庫入れ等の車速が
低い場合には、支持ピン36を転舵棒12に対して相対
的に接近するように移動させて(B位置)ステアリング
ギヤ比を小さくすれば、ステアリングホイール18の操
舵量に対して操舵輪の切れ角が大きくなるように設定で
きる。一方、車両の高速走行時には、支持ピン36を転
舵棒12に対して相対的に離間するように移動させて
(A位置)ステアリングギヤ比を大きくすれば、ステア
リングホイール18の操舵量に対する操舵輪の切れ角が
小さくなるように設定できる。これにより、低速域では
ステアリングホイール18の少ない操舵量で操舵輪の最
大舵角まで操舵でき(ステアリングホイール18の操舵
量を低減でき)、高速域ではステアリングホイール18
の操舵量に対する操舵輪の舵角変化が小さくなるため、
操縦安定性を確保することができる。このように、ステ
アリングホイール18を持ち替えることなく、少ない操
舵量(角)で低速域から高速域までをカバーすることが
できる。
【0025】また、螺子軸38の回転によって支持ピン
36を単に変移させてステアリングギヤ比を変更する構
成であるため、ステアリングギヤ比の変更によってステ
アリングホイール18の操舵中立位置がずれることがな
い。したがって、中立位置検出のための舵角センサ等が
不要であり、さらに適切なステアリングギヤ比に変更す
るための複雑な制御も不要になる。また、フェールセー
フ構造を構成することも容易にできる。
【0026】このように、本実施の形態に係る車両用操
舵装置10では、操舵中立位置を変化させることなくス
テアリングギヤ比を車速等に応じて変更できる。
【0027】なお、前記実施の形態においては、車速に
応じてモータ40を作動させてステアリングギヤ比を変
更する構成について説明したが、これに限らず、ステア
リングホイール18の操舵角やヨーレイト等に応じてモ
ータ40を作動させてステアリングギヤ比を変更する構
成としてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る車両用操
舵装置は、操舵中立位置を変化させることなくステアリ
ングギヤ比を車速等に応じて容易に変更できるという優
れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両用操舵装置の全
体構成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る車両用操舵装置の全
体構成を示す図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る車両用操舵装置の作
動状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 車両用操舵装置 12 転舵棒 14 ギヤ(回転部材) 18 ステアリングホイール 24 ピン 26 揺動リンク(揺動部材) 32 連結ピン 36 支持ピン(支持部材) 38 螺子軸(移動手段) 40 モータ(移動手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右のナックルアームを連結し操舵輪を転
    舵するための転舵棒と、 ステアリングホイールに連結されステアリングホイール
    操作に応じて回転する回転部材と、 前記回転部材の回転中心から偏心した位置で前記回転部
    材に回動可能に支持されると共に、一端部が前記転舵棒
    に係合して前記回転部材の回転を前記転舵棒へ伝達可能
    な揺動部材と、 前記転舵棒の軸線と直交する方向に沿って移動可能に設
    けられると共に、前記揺動部材の他端部に係合して前記
    他端部の前記転舵棒に対する相対変移を制限する支持部
    材と、 前記支持部材を移動させる移動手段と、 を備えた車両用操舵装置。
JP17987395A 1995-07-17 1995-07-17 車両用操舵装置 Pending JPH0930430A (ja)

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JP17987395A JPH0930430A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 車両用操舵装置

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JP17987395A JPH0930430A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 車両用操舵装置

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Publication Number Publication Date
JPH0930430A true JPH0930430A (ja) 1997-02-04

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ID=16073401

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17987395A Pending JPH0930430A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 車両用操舵装置

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JP (1) JPH0930430A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113978541A (zh) * 2021-12-06 2022-01-28 杭叉集团股份有限公司 一种工业车辆多维度可调方向盘转向操纵装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113978541A (zh) * 2021-12-06 2022-01-28 杭叉集团股份有限公司 一种工业车辆多维度可调方向盘转向操纵装置

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