JP2007203905A - サスペンション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により転舵軸の位置制御とともに転舵角の制御も可能なサスペンション装置を提供する。
【解決手段】サスペンション装置10において、ナックル14は、車輪12を支持する。アッパーアーム18は、ナックル14を転舵方向に回動可能に支持するボールジョイント16を介してナックル14を車体に連結している。ロワーアーム22は、ナックル14を転舵方向に回動可能に支持するボールジョイント20を介してナックル14をアッパーアーム18より下方にて車体に連結している。回動部材24は、ボールジョイント20が設けられており、ボールジョイント16およびボールジョイント20を結ぶキングピン軸Xをキングピン軸Xと異なる回動軸Yを中心に回動する。駆動部材25は、回動部材24を回動するための駆動力を発生する。ナックル14は、キングピン軸Xの移動により転舵角が変化することが可能なように設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車輪の方向を転舵することができるサスペンション装置に関する。
従来、運転者のハンドル操作をラックアンドピニオン機構により直線運動に変換し、車輪が連結された軸を車幅方向に移動させることで車輪の方向を転舵し、車両の進行方向を変える車両の転舵機構が知られている。このような転舵機構においては、車輪を転舵するにあたってラックアンドピニオンに連結されたタイロッドを車幅方向に移動させ、タイロッドの端部に回動自在に取り付けられたナックルを転舵軸を中心に回動させることでナックルと共に固定された車輪の転舵を行っている。
近年、車両操作性のさらなる向上が求められている。車両操作性を表す一つの指標として車両の小回り性能が挙げられる。一般的に車両の小回り性能を向上(最小回転半径を短縮)するためには、車輪の転舵角を大きくすることで可能であるが、単に転舵角度を大きくしすぎると車輪がタイヤハウスと干渉してしまうため限界がある。
特許文献1には、車両前後方向に配置した2本のアームにそれぞれアクチュエータを設け、アクチュエータの伸縮により一対の車輪転舵軸のうち一方を車幅方向外方へ変位させて他方の転舵軸の周りに車輪を転舵させる車輪の操舵装置が開示されている。
特開2004−168092号公報
しかしながら、特許文献1における車輪の操舵装置では、アクチュエータを複数必要とするため、装置構成が複雑になるとともにコストが増大する。また、車輪の転舵とともに転舵軸の移動を同じアクチュエータで行わなければならないため、大きな出力を必要とし、アクチュエータの大型化を招く。また、ステアリング操作と転舵とが連動していないため、アクチュエータが故障した際のフェールセーフを担保することもできない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、簡易な構成により転舵軸の位置制御とともに転舵角の制御も可能なサスペンション装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のサスペンション装置は、車輪を支持するナックルと、前記ナックルを転舵方向に回動可能に支持する第一回動支持部を介して該ナックルを車体に連結している第一アームと、前記ナックルを転舵方向に回動可能に支持する第二回動支持部を介して該ナックルを前記第一アームより下方にて車体に連結している第二アームと、前記第一回動支持部および前記第二回動支持部の少なくとも一方が設けられている回動部材であって、前記第一回動支持部および前記第二回動支持部を結ぶ転舵軸を該転舵軸と異なる回動軸を中心に回動することが可能な回動部材と、前記回動部材を回動するための駆動力を発生する駆動部材と、を備える。前記ナックルは、前記転舵軸の移動により転舵角が変化することが可能なように設けられている。
この態様によると、車輪を支持するナックルは、第一回動支持部と第二回動支持部とにより支持されており、第一回動支持部と第二回動支持部とを結ぶ転舵軸を中心に回動する。第一回動支持部および第二回動支持部の少なくとも一方は回動部材に設けられており、回動部材が転舵軸と異なる回動軸を中心に回動することで、転舵軸を車幅方向に移動することができる。そのため、例えば、ECU等の制御装置が、車速センサや加速度センサ、操舵装置に備えられた操舵角センサ等の種々のセンサからの情報に基づいて目標となる転舵角を算出し、その目標となる転舵角や車両状態に応じて駆動部材を回動するよう制御することで、転舵軸と異なる回動軸を中心に回動部材を回動させ、転舵軸の位置を制御することができる。また、ナックルは転舵軸の移動により転舵角が変化することが可能なように設けられているので、回動部材の回動により、転舵軸の位置制御とともに転舵角の制御も可能となる。つまり、一つの駆動部材により転舵軸の位置制御とともに転舵角の制御が可能となり、簡易な構成のサスペンション装置を提供することができる。
前記ナックルは、例えば、操舵角に応じて車幅方向に移動する軸部材に直接あるいはリンク部材を介して回動可能に連結されていてもよい。この態様によると、例えば、操舵が行われず操舵角が0度の場合であっても、回動部材の回動により転舵軸が移動すると軸部材あるいはリンク部材の動きが規制されているため、ナックルが転舵軸を回動中心として転舵することができる。
前記回動部材の回動軸は、前記転舵軸と前記車輪との間に設けられていてもよい。この態様によると、回動部材の回動により転舵軸を車幅方向外方に移動することができる。そのため、車輪とタイヤハウスとの距離が離れ転舵角をより大きくとることができる。その結果、車両の最小回転半径を短縮することができ、車両の操作性を向上することができる。
前記回動部材は、前記駆動部材の回動軸に設けられたウォームギアと噛み合うウォームホイールを有してもよい。この態様によると、車輪からの入力がナックルを介して回動部材に伝わっても駆動部材が逆回転しにくい。そのため、精度のよい位置制御が可能となる。
本発明によれば、簡易な構成により転舵軸の位置制御とともに転舵角の制御をすることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係るサスペンション装置の要部を模式的に示す上面図である。図2は、図1に示されるA−A断面を示す側面図である。
図1、図2に示すように、サスペンション装置10は、車輪12を支持するナックル14と、ナックル14を転舵方向に回動可能に支持する第一回動支持部としてのボールジョイント16を介してナックル14を車体に連結している第一アームとしてのアッパーアーム18と、ナックル14を転舵方向に回動可能に支持する第二回動支持部としてのボールジョイント20を介してナックル14をアッパーアーム18より下方にて車体に連結している第二アームとしてのロワーアーム22と、ボールジョイント20が設けられておりボールジョイント16およびボールジョイント20を結ぶ転舵軸として機能するキングピン軸Xをキングピン軸Xと異なる回動軸Yを中心に回動することが可能な回動部材24と、回動部材24を回動するための駆動力を発生する駆動部材25と、を備える。
なお、本実施形態では、回動部材24に設けられたボールジョイント20を移動することでキングピン軸Xを移動する構成について説明するが、キングピン軸Xを移動することができればこの構成に限られず、回動部材によりボールジョイント16を移動させる構成としてもよいし、ボールジョイント16およびボールジョイント20の両方を同時に移動させてもよい。
ナックル14は、車輪12を支持しておりキングピン軸Xを回動軸として回動し車輪の転舵角を変化させる。また、ナックル14のアーム14aは、ボールジョイント16を介してアッパーアーム18に回動可能に支持されており、ナックル14のアーム14bは、ボールジョイント20および回動部材24を介してロワーアーム22に対して回動可能に支持されている。つまり、ナックル14は、ボールジョイント16とボールジョイント20とにより支持されており、ボールジョイント16とボールジョイント20とを結ぶキングピン軸Xを中心に回動することで転舵角を変更することができる。
また、ナックル14のアーム14cは、ステアリングホイール等を備える車両操舵装置のギヤボックス26に内在する不図示のラックバーに接続された軸部材としてのタイロッド28の端部にリンク部材30を介して連結されている。アーム14cとリンク部材30、リンク部材30とタイロッド28は、ボールジョイントやピンジョイント等の結合部材により相対的な回動運動が可能な状態で結合されている。
したがって、運転者によるステアリングホイールの回転運動は、ギヤボックス26内に設けられたラックアンドピニオン機構により、ラックバーを車幅方向に移動させる直線運動に変換され、タイロッド28を車幅方向に変位させる。そして、タイロッド28がリンク部材30を車幅方向に変位させ、リンク部材30を介してアーム14cをキングピン軸Xを中心に回動させることで転舵角を変化させ、車輪の転舵を行う。
アッパーアーム18は、ブッシュ32を介して車体に連結されている。また、ロワーアーム22は、ブッシュ34,36を介して車体に連結されている。
回動部材24は、扇形の弧の部分に平歯車24aが設けられている。また、回動部材24は、ロワーアーム22の下方から貫通するように上方に延在するピン38が結合している。ピン38は、ロワーアーム22に対して回動可能に設けられており、回動部材24はピン38を回動軸Yとして回動する。
駆動部材25は、モータ40とその軸に固定されている平歯車42とモータの回転角を検知する不図示のレゾルバとから構成される。ECU44は、例えば、車速センサや加速度センサ、操舵装置に備えられた操舵角センサ等の種々のセンサからの情報に基づいて目標となる転舵角を算出し、その目標となる転舵角や車両状態に応じてモータ40を制御することで、駆動部材25を必要に応じて駆動する。
回動部材24は、駆動部材25が駆動されモータ40が回動すると、モータ40の回動軸に固定された平歯車42と回動部材24の平歯車24aとが噛み合っているため、回動軸Yを中心に回動する。
次に、本実施形態に係るサスペンション装置10の動作を説明する。図3は、操舵装置による操作だけで転舵を行った場合のサスペンション装置の動作を説明するための要部を示す模式図である。
前述のように運転者がステアリングホイールを操作し、ギヤボックス26に内在するラックアンドピニオン機構によりラックバーの端部に設けられたタイロッド28が図に示す矢印d方向に変位すると、タイロッド28とリンク部材30との連結点を中心にリンク部材30が車両後方に向かって回動する。なお、図3に示す矢印Fは、車両前方を示す。
車両後方に向かって回動するリンク部材30は、連結されているナックル14のアーム14cを同じく車両後方へ変位させる。そのため、ナックル14は、キングピン軸Xを中心として反時計回りに回動し、それに伴い支持されている車輪12が車両前方に対して左方向へ転舵する。この場合、転舵角は、車輪12がタイヤハウス等のサイドメンバー46と干渉しない範囲で規制され、図3に示す転舵角θ1が最大転舵角となる。なお、点線で示した車輪12は、転舵角0度の場合である。
次に、図4、図5を参照して、本実施形態に係るサスペンション装置10においてキングピン軸Xの位置を制御する場合について説明する。図4、図5は、回動部材の回動と操舵装置による操作とを合わせて転舵を行った場合のサスペンション装置の動作を説明するための要部を示す模式図である。
前述のように運転者がステアリングホイールを操作し、ギヤボックス26に内在するラックアンドピニオン機構によりラックバーの端部に設けられたタイロッド28が図に示す矢印d方向に変位すると、タイロッド28とリンク部材30との連結点を中心にリンク部材30が車両後方に向かって回動する。この際、ECU44が算出した目標とする転舵角や車両状態の情報に基づいて駆動部材25の駆動が必要と判断されると、モータ40が回動されるとともにその軸に固定されている平歯車42が時計回りに回動する。その結果、回動部材24が回動軸Yを中心に反時計回りに回動するので、回動部材24上に設けられたボールジョイント20も移動する。この際、回動部材24は、キングピン軸Xと異なる回動軸Yを中心に回動するので、キングピン軸Xを車幅方向に移動することができる。つまり、キングピン軸Xの位置を制御することができる。
本実施形態に係るサスペンション装置10では、回動部材24の回動軸Yは、キングピン軸Xと車輪12との間に設けられている。そのため、回動部材24の回動によりキングピン軸Xを車幅方向外方に移動することができる。そのため、図4に示すように車輪12をサイドメンバー46から距離Wだけ離すことができ、後述するように転舵角を大きくとることができる。
また、タイロッド28が変位しない状態でキングピン軸Xが移動すると、アーム14cの移動がリンク部材30およびタイロッド28により規制されているため、ナックル14がキングピン軸Xを中心に回動し車輪12が転舵することになる。つまり、本実施形態に係るサスペンション装置10では、ナックル14はキングピン軸Xの移動により転舵角が変化する。そのため、回動部材24の回動によりキングピン軸Xの位置制御とともに転舵角の制御も可能となる。また、サスペンション装置10は、一つの駆動部材25によりキングピン軸Xの位置制御とともに転舵角の制御が可能となり簡易な構成となる。
このような状態で、さらに操舵装置による操舵を行うと、タイロッド28が図に示す矢印d方向に変位する。そして、タイロッド28とリンク部材30との連結点を中心にリンク部材30が車両後方に向かって回動する。車両後方に向かって回動するリンク部材30は、連結されているナックル14のアーム14cを同じく車両後方へ変位させる。そのため、ナックル14は、キングピン軸Xを中心として反時計回りに回動し、それに伴い支持されている車輪12が車両前方に対して左方向へ転舵する。この場合、転舵角は、車輪12がタイヤハウス等のサイドメンバー46と干渉しない範囲で規制され、図5に示す転舵角θ2が最大転舵角となる。なお、点線で示した車輪12は、転舵角0度の場合の位置である。
図5に示す状態は、キングピン軸Xが車幅方向外方に移動しているため、車輪12とサイドメンバー46との距離が広くなっており、その状態で操舵装置による操舵を行うことでより大きな転舵が可能となる。つまり、本実施形態ではθ1<θ2となる。そのため、車両の最小半径を短縮することができ、車両の操作性を向上することができる。
なお、回動部材24の回動と操舵装置による操作とを合わせて転舵を行う場合、回動部材24が回動し始めるタイミングは、上述の実施形態に限られるものではなく、操舵装置による転舵と同時に、またはある程度操舵装置による転舵が行われてから開始してもよい。
(第2の実施形態)
本実施形態では、操舵が行われない状態で回動部材の回動のみにより転舵角を制御するサスペンション装置の動作を説明する。
図6は、回動部材の回動のみで転舵を行った場合のサスペンション装置の動作を説明するための要部を示す模式図である。本実施形態に係るサスペンション装置10では、高速走行時等において、操舵が行われず操舵角が0度の場合であっても、回動部材24の回動により転舵を行うことができる。
操舵が行われていない状態であっても、ECU44が車両が備える各種のセンサ等が検出した車両状態の情報に基づいて駆動部材25の駆動が必要と判断すると、ECU44は、モータ40を回動し、その軸に固定されている平歯車42を時計回りに回動する。その結果、回動部材24が回動軸Yを中心に反時計回りに回動するので、回動部材24上に設けられたボールジョイント20も移動する。この際、回動部材24は、キングピン軸Xと異なる回動軸Yを中心に回動するので、キングピン軸Xを車幅方向に移動することができる。つまり、キングピン軸Xの位置を制御することができる。
また、操舵が行われていないためタイロッド28の変位はなく、タイロッド28とリンク部材の動きが規制されているため、ナックル14がキングピン軸Xを回動中心として時計回りに転舵する(転舵各θ3)。
このように本実施形態に係るサスペンション装置では、操舵を行っていない状態でも転舵を行うことができ、車両走行安定性の更なる向上を図ることができる。
以上、本発明を各実施形態をもとに説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素およびプロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、そのような変形例を述べる。
上述の各実施形態における回動部材24および駆動部材25には、それぞれ平歯車を用いている。そこで、平歯車に換えてウォームギアとウォームホイールの組み合わせにより駆動部材の駆動力を回動部材に伝達してもよい。ここで、回動部材は、駆動部材の回動軸に設けられたウォームギアと噛み合うウォームホイールを有している。この態様によると、車輪からの入力がナックルを介して回動部材に伝わっても駆動部材が逆回転しにくい。そのため、精度のよい位置制御が可能となる。
本実施形態に係るサスペンション装置の要部を模式的に示す上面図である。 図1に示されるA−A断面を示す側面図である。 操舵装置による操作だけで転舵を行った場合のサスペンション装置の動作を説明するための要部を示す模式図である。 回動部材の回動と操舵装置による操作とを合わせて転舵を行った場合のサスペンション装置の動作を説明するための要部を示す模式図である。 回動部材の回動と操舵装置による操作とを合わせて転舵を行った場合のサスペンション装置の動作を説明するための要部を示す模式図である。 回動部材の回動のみで転舵を行った場合のサスペンション装置の動作を説明するための要部を示す模式図である。
符号の説明
10 サスペンション装置、 12 車輪、 14 ナックル、 16 ボールジョイント、 18 アッパーアーム、 20 ボールジョイント、 22 ロワーアーム、 24 回動部材、 24a 平歯車、 25 駆動部材、 26 ギヤボックス、 28 タイロッド、 30 リンク部材、 38 ピン、 40 モータ、 42 平歯車、 44 ECU、 46 サイドメンバー。

Claims (3)

  1. 車輪を支持するナックルと、
    前記ナックルを転舵方向に回動可能に支持する第一回動支持部を介して該ナックルを車体に連結している第一アームと、
    前記ナックルを転舵方向に回動可能に支持する第二回動支持部を介して該ナックルを前記第一アームより下方にて車体に連結している第二アームと、
    前記第一回動支持部および前記第二回動支持部の少なくとも一方が設けられている回動部材であって、前記第一回動支持部および前記第二回動支持部を結ぶ転舵軸を該転舵軸と異なる回動軸を中心に回動することが可能な回動部材と、
    前記回動部材を回動するための駆動力を発生する駆動部材と、を備え、
    前記ナックルは、前記転舵軸の移動により転舵角が変化することが可能なように設けられていることを特徴とするサスペンション装置。
  2. 前記回動部材の回動軸は、前記転舵軸と前記車輪との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のサスペンション装置。
  3. 前記回動部材は、前記駆動部材の回動軸に設けられたウォームギアと噛み合うウォームホイールを有することを特徴とする請求項1または2に記載のサスペンション装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009051376A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Hitachi Ltd ステアリング装置
JP2010052477A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Nissan Motor Co Ltd ステアリング装置及び操舵輪操舵方法

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