JPH09246099A - 電子部品 - Google Patents
電子部品Info
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- JPH09246099A JPH09246099A JP7120796A JP7120796A JPH09246099A JP H09246099 A JPH09246099 A JP H09246099A JP 7120796 A JP7120796 A JP 7120796A JP 7120796 A JP7120796 A JP 7120796A JP H09246099 A JPH09246099 A JP H09246099A
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- JP
- Japan
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- leads
- insulating plate
- capacitor
- electronic component
- slit
- Prior art date
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/341—Surface mounted components
- H05K3/3421—Leaded components
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アルミ電解コンデンサにこれをプリント基板
に面実装するための絶縁板を取り付ける際に、その取付
作業を容易にする。 【解決手段】 アルミ電解コンデンサ本体22のリード
18、18を引き出した端面に絶縁板19が当接されて
おり、絶縁板19の外表面にリード18、18と電気的
に接続する金属端子20、21を設け、これら金属端子
より絶縁板19の外側縁24に向けて絶縁板19にスリ
ット23、23を設け、リード18、18を外側縁24
における開口よりスリット23、23に沿って誘導して
金属端子20、21の位置へ移動させて、リード18、
18を金属端子20、21に電気的に接続する。
に面実装するための絶縁板を取り付ける際に、その取付
作業を容易にする。 【解決手段】 アルミ電解コンデンサ本体22のリード
18、18を引き出した端面に絶縁板19が当接されて
おり、絶縁板19の外表面にリード18、18と電気的
に接続する金属端子20、21を設け、これら金属端子
より絶縁板19の外側縁24に向けて絶縁板19にスリ
ット23、23を設け、リード18、18を外側縁24
における開口よりスリット23、23に沿って誘導して
金属端子20、21の位置へ移動させて、リード18、
18を金属端子20、21に電気的に接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リード線形式の
電子部品のプリント基板への取付を容易にするために、
その端面に実装用の絶縁板を取付けた、いわゆるリード
レスの電子部品に関する。
電子部品のプリント基板への取付を容易にするために、
その端面に実装用の絶縁板を取付けた、いわゆるリード
レスの電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来のこの種のリードレス
電子部品として、例えば特開昭59-211213 号公報(従来
例1)、実公平3-25393 号公報(従来例2)、及び特開
平62-186519 号公報(従来例3)などに開示されている
ものが存在する。上記従来例1に開示されているリード
レスアルミ電解コンデンサは、図6に示すように、コン
デンサ素子1を金属ケース2内に収納し、コンデンサ素
子1より伸びるリード3、3をケース2の開口端を封口
する封口部材4を通して引き出してなるコンデンサ本体
5と、このコンデンサ本体5のリード3、3を引き出し
た端面に当接され、かつリード3、3が貫通する貫通孔
6、6及び外表面に設けた貫通孔6、6につながる凹溝
7、7を有する絶縁板8とで構成し、貫通孔6、6を貫
通したリード3、3の先端部を丸棒のまま、又は偏平加
工を施して凹溝7、7内に納めるように折曲げ、この折
曲げ部から先をプリント基板への半田付部とするもので
ある。
電子部品として、例えば特開昭59-211213 号公報(従来
例1)、実公平3-25393 号公報(従来例2)、及び特開
平62-186519 号公報(従来例3)などに開示されている
ものが存在する。上記従来例1に開示されているリード
レスアルミ電解コンデンサは、図6に示すように、コン
デンサ素子1を金属ケース2内に収納し、コンデンサ素
子1より伸びるリード3、3をケース2の開口端を封口
する封口部材4を通して引き出してなるコンデンサ本体
5と、このコンデンサ本体5のリード3、3を引き出し
た端面に当接され、かつリード3、3が貫通する貫通孔
6、6及び外表面に設けた貫通孔6、6につながる凹溝
7、7を有する絶縁板8とで構成し、貫通孔6、6を貫
通したリード3、3の先端部を丸棒のまま、又は偏平加
工を施して凹溝7、7内に納めるように折曲げ、この折
曲げ部から先をプリント基板への半田付部とするもので
ある。
【0003】しかし、従来例1のコンデンサでは、凹溝
7、7内に折曲げて納めたリード3、3の周面の外側部
分のみが基板への半田付面となるために半田付面積が小
さくなり、コンデンサをプリント基板に面実装する工程
において、プリント基板に対するコンデンサの位置決め
が困難である。そして、コンデンサと基板の導体面相互
間の接触面積が狭いために相互間に付着する溶融半田量
が少なく、従って、接着強度を十分にとることができな
い。また、リード3、3を折曲げる際に内部のコンデン
サ素子1にストレスが加わって特性を劣化させ易く、こ
れを軽減するためにリード3、3の折曲げ予定箇所に切
り込みを入れるなど、予め折曲げ易くすることが行われ
ているが、これにより、プリント基板に実装したコンデ
ンサに衝撃や振動が加わった場合に、リードが折曲げ部
で断線することがある。
7、7内に折曲げて納めたリード3、3の周面の外側部
分のみが基板への半田付面となるために半田付面積が小
さくなり、コンデンサをプリント基板に面実装する工程
において、プリント基板に対するコンデンサの位置決め
が困難である。そして、コンデンサと基板の導体面相互
間の接触面積が狭いために相互間に付着する溶融半田量
が少なく、従って、接着強度を十分にとることができな
い。また、リード3、3を折曲げる際に内部のコンデン
サ素子1にストレスが加わって特性を劣化させ易く、こ
れを軽減するためにリード3、3の折曲げ予定箇所に切
り込みを入れるなど、予め折曲げ易くすることが行われ
ているが、これにより、プリント基板に実装したコンデ
ンサに衝撃や振動が加わった場合に、リードが折曲げ部
で断線することがある。
【0004】図7に示す従来例2のコンデンサでは、絶
縁板8の外表面に金属端子9、9を設け、絶縁板8及び
金属端子9、9を貫通する貫通孔11、11にリード
3、3を挿通し、その先端を折曲げて金属端子9、9の
表面に形成した凹部12、12内にリード3、3を溶接
している。
縁板8の外表面に金属端子9、9を設け、絶縁板8及び
金属端子9、9を貫通する貫通孔11、11にリード
3、3を挿通し、その先端を折曲げて金属端子9、9の
表面に形成した凹部12、12内にリード3、3を溶接
している。
【0005】従来例2のコンデンサでは、プリント基板
の導体に対するコンデンサの半田付面積を大きくできる
ために、面実装装置による位置決めが容易であり、かつ
プリント基板への取付強度も向上する。しかし、依然と
してリード3、3が折曲げられているので、コンデンサ
素子1にストレスが加わる問題及び折曲げ部でリードが
断線する問題は残る。
の導体に対するコンデンサの半田付面積を大きくできる
ために、面実装装置による位置決めが容易であり、かつ
プリント基板への取付強度も向上する。しかし、依然と
してリード3、3が折曲げられているので、コンデンサ
素子1にストレスが加わる問題及び折曲げ部でリードが
断線する問題は残る。
【0006】図8に示す従来例3のコンデンサは、絶縁
板8の表面に金属端子13、13を設け、各金属端子1
3、13と絶縁板8にはリード14、14を貫通させる
リード挿通孔15、15を設けている。そして、この挿
通孔15、15は、コンデンサ本体5側から外表面側に
向かって徐々に直径が小さくなるようにテーパ状孔とな
っており、この挿通孔15、15の金属端子13、13
が貫通する部分は、リード14、14の直径よりも小さ
くなっている。従って、リード14、14の各先端部を
絶縁板8に設けた各挿通孔15、15に圧入することに
より各リード14、14を金属端子13、13に電気的
に接続することができる。
板8の表面に金属端子13、13を設け、各金属端子1
3、13と絶縁板8にはリード14、14を貫通させる
リード挿通孔15、15を設けている。そして、この挿
通孔15、15は、コンデンサ本体5側から外表面側に
向かって徐々に直径が小さくなるようにテーパ状孔とな
っており、この挿通孔15、15の金属端子13、13
が貫通する部分は、リード14、14の直径よりも小さ
くなっている。従って、リード14、14の各先端部を
絶縁板8に設けた各挿通孔15、15に圧入することに
より各リード14、14を金属端子13、13に電気的
に接続することができる。
【0007】上記のように、従来例2、3の電解コンデ
ンサは、絶縁板8に金属端子9や金属端子13を設けて
いるので、コンデンサの半田付面積を広くすることがで
き、コンデンサをプリント基板に面実装する工程におい
て、コンデンサの端子面と基板の導体面との位置決めが
容易となり、相互間に付着する溶融半田の量が多く、従
って、接着強度を十分にとることができる。
ンサは、絶縁板8に金属端子9や金属端子13を設けて
いるので、コンデンサの半田付面積を広くすることがで
き、コンデンサをプリント基板に面実装する工程におい
て、コンデンサの端子面と基板の導体面との位置決めが
容易となり、相互間に付着する溶融半田の量が多く、従
って、接着強度を十分にとることができる。
【0008】従来例3のコンデンサでは、プリント基板
への半田付面積が大きく、かつリード14、14は折曲
げられていないので、従来例1及び2のコンデンサにつ
いて指摘した問題は一応は解決されているが、挿通孔1
5、15にリード14、14を圧入する際に、やはりコ
ンデンサ素子1にストレスが加わって特性を劣化させる
おそれがある。そして、従来例1乃至3のコンデンサに
共通の問題点は、コンデンサ素子に絶縁板を取り付ける
際に、リードを絶縁板の小孔に挿通しなければならぬこ
とである。この挿通作業は、手作業で行えば極めて非能
率的なものとなり、自動化しようとすればコンデンサ素
子と絶縁板の相互関係の位置決めに非常な高精度を要
し、特に従来例1及び2のようにリードが細線の場合
は、2本のリードが必ずしも平行状態になっていないた
めに、その取扱が困難である。
への半田付面積が大きく、かつリード14、14は折曲
げられていないので、従来例1及び2のコンデンサにつ
いて指摘した問題は一応は解決されているが、挿通孔1
5、15にリード14、14を圧入する際に、やはりコ
ンデンサ素子1にストレスが加わって特性を劣化させる
おそれがある。そして、従来例1乃至3のコンデンサに
共通の問題点は、コンデンサ素子に絶縁板を取り付ける
際に、リードを絶縁板の小孔に挿通しなければならぬこ
とである。この挿通作業は、手作業で行えば極めて非能
率的なものとなり、自動化しようとすればコンデンサ素
子と絶縁板の相互関係の位置決めに非常な高精度を要
し、特に従来例1及び2のようにリードが細線の場合
は、2本のリードが必ずしも平行状態になっていないた
めに、その取扱が困難である。
【0009】そのために、従来例1または2のような細
線のリードを有するコンデンサ素子に絶縁板を取り付け
る作業を自動化すると、装置が如何に精巧であっても、
リードがコンデンサ素子端面と絶縁板との間で小孔に挿
通されずに偏平な塊状に圧縮された形となり、そのよう
な態様でコンデンサ素子及び絶縁板が製品として排出さ
れる。量産工程においては、このような不良品が1個で
も発見されると、そのロットの製品の全てを廃棄するこ
とになるので、これによる損害は非常に大きい。
線のリードを有するコンデンサ素子に絶縁板を取り付け
る作業を自動化すると、装置が如何に精巧であっても、
リードがコンデンサ素子端面と絶縁板との間で小孔に挿
通されずに偏平な塊状に圧縮された形となり、そのよう
な態様でコンデンサ素子及び絶縁板が製品として排出さ
れる。量産工程においては、このような不良品が1個で
も発見されると、そのロットの製品の全てを廃棄するこ
とになるので、これによる損害は非常に大きい。
【0010】本発明は、上述のような小孔にリードを挿
通する困難な作業を必要とせずに生産することができ、
しかも生産時に内部の部品素子にストレスが加わらず、
基板導体に対する半田付面積が大きく、リードの断線も
少ない電子部品を実現しようとするものである。
通する困難な作業を必要とせずに生産することができ、
しかも生産時に内部の部品素子にストレスが加わらず、
基板導体に対する半田付面積が大きく、リードの断線も
少ない電子部品を実現しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、複数のリードを同一端面よ
り引き出してなる電子部品本体と、この電子部品本体の
上記端面に当接するように配設した絶縁板と、この絶縁
板の外表面に互いに電気的に絶縁して設けられ上記各リ
ードとそれぞれ電気的に接続する金属端子と、を具備す
る電子部品において、上記金属端子より上記絶縁板の外
側縁に向けて上記リードの相互間隔に等しい間隔で互い
に略平行なスリットを上記絶縁板に設けたことを特徴と
するものである。
に、請求項1に係る発明は、複数のリードを同一端面よ
り引き出してなる電子部品本体と、この電子部品本体の
上記端面に当接するように配設した絶縁板と、この絶縁
板の外表面に互いに電気的に絶縁して設けられ上記各リ
ードとそれぞれ電気的に接続する金属端子と、を具備す
る電子部品において、上記金属端子より上記絶縁板の外
側縁に向けて上記リードの相互間隔に等しい間隔で互い
に略平行なスリットを上記絶縁板に設けたことを特徴と
するものである。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1の上記ス
リットの上記側縁における開口部の幅が、連続的に拡げ
られていることを特徴とするものである。また、請求項
3に係る発明は、請求項1の上記スリットの幅が、上記
側縁に向けて連続的に拡げられていることを特徴とする
ものである。
リットの上記側縁における開口部の幅が、連続的に拡げ
られていることを特徴とするものである。また、請求項
3に係る発明は、請求項1の上記スリットの幅が、上記
側縁に向けて連続的に拡げられていることを特徴とする
ものである。
【0013】請求項1に係る発明によると、絶縁板にそ
の外側縁からスリットを設けているので、電子部品本体
と絶縁板とを結合する際に、絶縁板の外側縁におけるス
リットの開口部からリードを導入し、スリットに沿って
移動させると、リードを金属端子まで容易に案内するこ
とができ、しかる後に、このリードと金属端子とを電気
的に接続することができる。そして、絶縁板の外表面に
設けた金属端子が電子部品の半田付面となるので、電子
部品のプリント基板への半田付面積を広くとることがで
き、金属端子は折曲されていないので、断線のおそれが
少ない。
の外側縁からスリットを設けているので、電子部品本体
と絶縁板とを結合する際に、絶縁板の外側縁におけるス
リットの開口部からリードを導入し、スリットに沿って
移動させると、リードを金属端子まで容易に案内するこ
とができ、しかる後に、このリードと金属端子とを電気
的に接続することができる。そして、絶縁板の外表面に
設けた金属端子が電子部品の半田付面となるので、電子
部品のプリント基板への半田付面積を広くとることがで
き、金属端子は折曲されていないので、断線のおそれが
少ない。
【0014】請求項2又は3に係る発明によると、スリ
ットの開口部またはスリットの全域にわたってスリット
幅を連続的に拡げているため、各リードを各スリット内
に導く際の位置決めをこの広げた分だけ容易にすること
ができる。
ットの開口部またはスリットの全域にわたってスリット
幅を連続的に拡げているため、各リードを各スリット内
に導く際の位置決めをこの広げた分だけ容易にすること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施形態のリード
レスアルミ電解コンデンサを図1乃至図4を参照して説
明する。図に示す16はコンデンサ素子、17は金属ケ
ース、18、18はリード、19は絶縁板、20、21
は絶縁板19の外表面に設けた金属端子である。コンデ
ンサ素子16から伸延するリード18、18は、金属ケ
ース17の開口部を封止している封口部材28を気密に
貫通して外部に引き出されている。
レスアルミ電解コンデンサを図1乃至図4を参照して説
明する。図に示す16はコンデンサ素子、17は金属ケ
ース、18、18はリード、19は絶縁板、20、21
は絶縁板19の外表面に設けた金属端子である。コンデ
ンサ素子16から伸延するリード18、18は、金属ケ
ース17の開口部を封止している封口部材28を気密に
貫通して外部に引き出されている。
【0016】絶縁板19は、図1に示すように、コンデ
ンサ本体22のリード18、18を引き出した端面に当
接するように配設してあり、この絶縁板19の外表面に
は、図1及び図2に示すように、2つの互いに電気的に
絶縁された銅、鉄等の溶接、又は半田付け可能な金属よ
りなる金属端子20、21を例えばインサート成形によ
って設けてある。そして、この絶縁板19及び金属端子
20、21にはリード18を挿通させる2本のスリット
23、23を設けてある。
ンサ本体22のリード18、18を引き出した端面に当
接するように配設してあり、この絶縁板19の外表面に
は、図1及び図2に示すように、2つの互いに電気的に
絶縁された銅、鉄等の溶接、又は半田付け可能な金属よ
りなる金属端子20、21を例えばインサート成形によ
って設けてある。そして、この絶縁板19及び金属端子
20、21にはリード18を挿通させる2本のスリット
23、23を設けてある。
【0017】この2本のスリット23、23は、図2に
示すように、互いにリード18、18の間隔に等しい間
隔を隔てて平行し、各スリット23、23の左側端部が
絶縁板19の1つの外側縁24で開口し、各スリット2
3、23の右側端部が夫々と対応する各金属端子20、
21の略中心部で終端している。そして、各スリット2
3、23の外側縁24における開口部25は、テーパ形
状に拡げられている。
示すように、互いにリード18、18の間隔に等しい間
隔を隔てて平行し、各スリット23、23の左側端部が
絶縁板19の1つの外側縁24で開口し、各スリット2
3、23の右側端部が夫々と対応する各金属端子20、
21の略中心部で終端している。そして、各スリット2
3、23の外側縁24における開口部25は、テーパ形
状に拡げられている。
【0018】そして、図4の拡大平面図に示すように、
このコンデンサ本体22に絶縁板19を結合した状態
で、各リード18、18と対応する各金属端子20、2
1とをレーザ溶接、又は半田により互いに電気的に接続
してある。図4に示す26は溶接部である。
このコンデンサ本体22に絶縁板19を結合した状態
で、各リード18、18と対応する各金属端子20、2
1とをレーザ溶接、又は半田により互いに電気的に接続
してある。図4に示す26は溶接部である。
【0019】次に、コンデンサ本体22に絶縁板19を
結合する手順を説明する。まず、図2の平面図及び図3
の正面図に示すように、リード18、18の突出方向が
絶縁板19の板面に対して垂直をなし、各リード18、
18が絶縁板19に設けた2本のスリット23、23の
各開口部25、25と対向する位置にコンデンサ本体2
2を配置する。そして、コンデンサ本体22を矢印27
の方向に移動させて、各リード18、18を対応する各
スリット23、23内に導き、その終端部の各金属端子
20、21に当接させる。しかる後に、各リード18、
18と各金属端子20、21とをレーザ溶接、又は半田
等により互いに電気的に接続して結合が終了する。
結合する手順を説明する。まず、図2の平面図及び図3
の正面図に示すように、リード18、18の突出方向が
絶縁板19の板面に対して垂直をなし、各リード18、
18が絶縁板19に設けた2本のスリット23、23の
各開口部25、25と対向する位置にコンデンサ本体2
2を配置する。そして、コンデンサ本体22を矢印27
の方向に移動させて、各リード18、18を対応する各
スリット23、23内に導き、その終端部の各金属端子
20、21に当接させる。しかる後に、各リード18、
18と各金属端子20、21とをレーザ溶接、又は半田
等により互いに電気的に接続して結合が終了する。
【0020】このように、絶縁板19にリード18と1
8の間隔に等しい間隔で平行するスリット23、23を
設けたので、リード18、18を絶縁板19の所定位置
へ導くための操作が図6乃至図8に示す従来のものより
も著しく容易になり、コンデンサ本体22に絶縁板19
を容易に結合することができる。これによって、この結
合作業を自動化した場合に、コンデンサ本体22に対す
る絶縁板19の結合不良率を従来よりも格段に低減させ
ることができる。また、スリット23の開口部25を、
図2に示すように、テーパ状に拡大した場合は、リード
18、18のスリット23、23内への導入を更に容易
にすることができる。
8の間隔に等しい間隔で平行するスリット23、23を
設けたので、リード18、18を絶縁板19の所定位置
へ導くための操作が図6乃至図8に示す従来のものより
も著しく容易になり、コンデンサ本体22に絶縁板19
を容易に結合することができる。これによって、この結
合作業を自動化した場合に、コンデンサ本体22に対す
る絶縁板19の結合不良率を従来よりも格段に低減させ
ることができる。また、スリット23の開口部25を、
図2に示すように、テーパ状に拡大した場合は、リード
18、18のスリット23、23内への導入を更に容易
にすることができる。
【0021】なお、スリット23、23の開口部25、
25の拡大の態様は、テーパ状、ラッパ状など、要は段
差を伴わずに連続的にスリット幅が変化していればよ
く、その幅の変化の範囲は図5に示すようにスリット2
3、23の各全域にわたってもよい。
25の拡大の態様は、テーパ状、ラッパ状など、要は段
差を伴わずに連続的にスリット幅が変化していればよ
く、その幅の変化の範囲は図5に示すようにスリット2
3、23の各全域にわたってもよい。
【0022】そして、図6乃至図8に示した従来のコン
デンサをプリント基板実装半田付けする際に、フラック
スの蒸気がコンデンサ本体の端面と絶縁板との間隙に侵
入して、そこに凝結することがあり、その場合は溶剤で
洗浄してフラックスを除去しなければならないが、本実
施形態の場合は、この蒸気をスリット23、23を通し
て外部に逃がすことができるので、この凝結フラックス
を除去する作業工程が不要となる。
デンサをプリント基板実装半田付けする際に、フラック
スの蒸気がコンデンサ本体の端面と絶縁板との間隙に侵
入して、そこに凝結することがあり、その場合は溶剤で
洗浄してフラックスを除去しなければならないが、本実
施形態の場合は、この蒸気をスリット23、23を通し
て外部に逃がすことができるので、この凝結フラックス
を除去する作業工程が不要となる。
【0023】なお、上記実施形態では、本発明をアルミ
電解コンデンサに適用したが、本発明はアルミ電解コン
デンサに限定されるものではなく、他の電子部品にも同
様に適用することができる。
電解コンデンサに適用したが、本発明はアルミ電解コン
デンサに限定されるものではなく、他の電子部品にも同
様に適用することができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1に係る発明によると、絶縁板に
リードと等間隔のスリットを設けているので、リードを
金属端子位置に導く操作が著しく容易となり、電子部品
本体と絶縁板を容易に結合できるようになる。これによ
って、この結合作業を自動化した場合に電子部品本体に
対する絶縁板の結合不良率を従来よりも格段に低減させ
ることができる。また、リードに折曲部が存在しないの
で、電子部品本体に絶縁板を結合する際に内部の部品素
子に応力が加わることがなく、運搬時やプリント基板へ
の実装の後に加わった振動や衝撃によりリードが断線す
る可能性を低減することができる。そして、基板導体に
対する半田付面積も十分に大きくすることができる。
リードと等間隔のスリットを設けているので、リードを
金属端子位置に導く操作が著しく容易となり、電子部品
本体と絶縁板を容易に結合できるようになる。これによ
って、この結合作業を自動化した場合に電子部品本体に
対する絶縁板の結合不良率を従来よりも格段に低減させ
ることができる。また、リードに折曲部が存在しないの
で、電子部品本体に絶縁板を結合する際に内部の部品素
子に応力が加わることがなく、運搬時やプリント基板へ
の実装の後に加わった振動や衝撃によりリードが断線す
る可能性を低減することができる。そして、基板導体に
対する半田付面積も十分に大きくすることができる。
【図1】この発明の一実施形態に係るリードレスアルミ
電解コンデンサを図2に示すA−A方向から見た半断面
正面図である。
電解コンデンサを図2に示すA−A方向から見た半断面
正面図である。
【図2】同実施形態に係る同電解コンデンサの絶縁板の
結合手順を示す平面図である。
結合手順を示す平面図である。
【図3】同実施形態に係る同電解コンデンサの絶縁板の
結合手順を示す正面図である。
結合手順を示す正面図である。
【図4】同実施形態に係る同電解コンデンサを示す拡大
平面図である。
平面図である。
【図5】同実施形態における絶縁板の変形例を示す拡大
平面図である。
平面図である。
【図6】従来のリードレスアルミ電解コンデンサを示す
半断面正面図である。
半断面正面図である。
【図7】(a)は従来の他のリードレスアルミ電解コン
デンサを示す斜視図、(b)は同電解コンデンサを示す
半断面正面図である。
デンサを示す斜視図、(b)は同電解コンデンサを示す
半断面正面図である。
【図8】従来の更に他のリードレスアルミ電解コンデン
サを示す半断面正面図である。
サを示す半断面正面図である。
16 コンデンサ素子 18 リード 19 絶縁体 20、21 金属端子 22 コンデンサ本体 23 スリット 24 外側縁 25 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 博幸 京都府京都市中京区御池通烏丸東入一筋目 仲保利町191番地の4 上原ビル3階 ニ チコン株式会社内 (72)発明者 横山 孝 京都府京都市中京区御池通烏丸東入一筋目 仲保利町191番地の4 上原ビル3階 ニ チコン株式会社内 (72)発明者 野々口 武 京都府京都市中京区御池通烏丸東入一筋目 仲保利町191番地の4 上原ビル3階 ニ チコン株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 部品素子に接続する複数のリードを同一
端面より引き出してなる電子部品本体と、この電子部品
本体の上記リードを引き出した上記端面に当接するよう
に配設した絶縁板と、この絶縁板の外表面に互いに電気
的に絶縁して設けられ上記リードとそれぞれ電気的に接
続する金属端子と、を具備する電子部品において、 上記各リードへ向けて上記絶縁板及び上記各金属端子に
上記絶縁板の一側縁より互いに略平行なスリットが設け
られていることを特徴とする電子部品。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電子部品において、上
記スリットの幅が、上記側縁における開口部において連
続的に拡げられていることを特徴とする電子部品。 - 【請求項3】 請求項1に記載の電子部品において、上
記絶縁板のスリットの幅が、上記絶縁板の一側縁に向け
て連続的に拡げられていることを特徴とする電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7120796A JPH09246099A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7120796A JPH09246099A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 電子部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09246099A true JPH09246099A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=13454011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7120796A Pending JPH09246099A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 電子部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09246099A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101133583B1 (ko) * | 2011-10-17 | 2012-04-04 | 주식회사 비츠로셀 | 결합 커패시터 모듈 및 이의 제조방법 |
CN105140055A (zh) * | 2015-09-08 | 2015-12-09 | 湖南艾华集团股份有限公司 | 贴片铝电解电容器生产方法 |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP7120796A patent/JPH09246099A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101133583B1 (ko) * | 2011-10-17 | 2012-04-04 | 주식회사 비츠로셀 | 결합 커패시터 모듈 및 이의 제조방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040518 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040601 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041012 |