JPH09245077A - 図面データ選択装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量に保存されている図面データを能率良く
指定すること。 【解決手段】 部品図データに属性を付加して保存する
際に、この部品図データを縮小したアイコンサイズのビ
ットマップイメージデータを生成し、生成されたイメー
ジデータと、テンプレートファイル１２に登録されてい
るテンプレートイメージデータとの形状マッチングを実
行し、マッチング度の高いテンプレートイメージデータ
が存在する場合には、そのテンプレートイメージデータ
に属性の一部を付加したイメージデータを生成してテン
プレートファイル１２に新規登録する一方、マッチング
度の高いテンプレートイメージデータが存在しない場合
には、部品図データの登録を条件として前記作成された
アイコンサイズのビットマップイメージデータに属性の
一部を付加したイメージデータを生成してテンプレート
ファイル１２に新規登録する部品イメージデータ生成部
３３を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はＣＡＤシステムにお
ける部品図等の図面を効率良く選択することのできる図
面データ選択装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ＣＡＤシステムにおいては、部品
図面を登録しておき、必要に応じてこの登録された部品
図面を画面上に呼び出して利用している。部品図面を取
り出して表示するに際しては、先ず、名称を入力して該
当する部品を指定するが、この部品の指定方法には、部
品名称が記載されたメニューシートから部品を選択する
やり方や画面上のリストから所望の部品を指示選択する
やり方などがある。部品が指定されると、この部品名に
該当する部品図面が検索されて画面表示される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のＣＡＤシステムにおいては、部品名称が記載された
メニューシートや画面上のリストから所望の部品の名称
を選択するという手法を採用しているので、部品を選択
しにくいという問題がある。特に、非常に多数の部品が
登録されている場合等では、作業能率が極めて悪い。

【０００４】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、大量に保存されてい
る図面データを能率良く指定することができる図面デー
タ選択装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明は、ＣＡＤシステムで作成され
た図面データを取り込んで保存登録する図面データファ
イルと、属性が付加されたテンプレートイメージデータ
を保存するテンプレートファイルとを備え、テンプレー
トイメージデータを画面上にアイコン表示するととも
に、この画面上から指定された図面データを図面データ
ファイルから選択して表示する図面データ選択装置にお
いて、図面データに属性を付加して前記図面データファ
イルに保存する際に、該登録対象となる図面データを縮
小したアイコンサイズのビットマップイメージデータを
生成するビットマップイメージデータ生成手段と、この
生成されたイメージデータと、前記テンプレートファイ
ルに登録されているテンプレートイメージデータとの形
状マッチングを実行してマッチングの高いテンプレート
イメージデータが存在するか否かを調べる手段と、マッ
チング度の高いテンプレートイメージデータが存在する
場合には、そのテンプレートイメージデータに属性の一
部を付加したイメージデータを生成して前記テンプレー
トファイルに新規登録する一方、マッチング度の高いテ
ンプレートイメージデータが存在しない場合には、図面
データの登録を条件として前記作成されたアイコンサイ
ズのビットマップイメージデータに属性の一部を付加し
たイメージデータを生成して前記テンプレートファイル
に新規登録するイメージデータ生成手段と、を具備する
ことを特徴としている。

【０００６】請求項２記載の発明は、ＣＡＤシステムで
作成された図面データを取り込んで保存登録する図面デ
ータファイルと、属性が付加されたテンプレートイメー
ジデータを保存するテンプレートファイルとを備え、テ
ンプレートイメージデータを画面上にアイコン表示する
とともに、この画面上から指定された図面データを図面
データファイルから選択して表示する図面データ選択装
置において、図面データに属性を付加して前記図面デー
タファイルに保存する際に、該登録対象となる図面デー
タの属性データが前記テンプレートファイルに存在する
か否かを調べる手段と、 属性データが存在しない場合
には、該登録対象となる図面データを縮小したアイコン
サイズのビットマップイメージデータを生成するビット
マップイメージデータ生成手段と、属性データが存在す
る場合には、そのテンプレートイメージデータに属性の
一部を付加したイメージデータを生成して前記テンプレ
ートファイルに新規登録する一方、属性データが存在し
ない場合には、前記ビットマップイメージデータ生成手
段により生成されたビットマップイメージデータに属性
の一部を付加したイメージデータを生成して前記テンプ
レートファイルに新規登録するイメージデータ生成手段
と、を具備することを特徴としている。

【０００７】

【発明の実施の形態】

＜第１の実施形態＞図１は、本発明に係る図面データ選
択装置の実施の形態を示す構成ブロック図である。

【０００８】同図に示すように、この図面データ選択装
置は、保存部１と、アクセス処理部２と、編集処理部３
と、表示部４とを備えている。

【０００９】保存部１は、部品図データが格納された図
面データファイル１１と、部品テンプレートが格納され
たテンプレートファイル１２と、属性データが格納され
た属性データファイル１３とを備えている。

【００１０】アクセス処理部２は、図面データファイル
１１に対する部品図データの登録処理、および読出し処
理、テンプレートファイル１２に対するテンプレートデ
ータの登録処理、および削除処理、属性データファイル
１３に対する属性データの登録処理、読出し処理、およ
び削除処理を実行する。

【００１１】編集処理部３は、縮小ビットマップイメー
ジデータ生成部３１と、マッチング処理を実行する比較
部３２と、部品イメージデータ生成部３３とを備えてい
る。また、表示部４は、部品図データの表示、テンプレ
ートデータの表示等の使用される。

【００１２】次にこの実施の形態の作用を説明する。

【００１３】《図面登録時の処理》部品図を登録する際
には、登録対象となる部品図に対して部品名や寸法等の
必要な属性データを付加して図面データファイル１１に
登録する（ステップＳ１，Ｓ２）。次に、編集処理部２
の縮小ビットマップイメージデータ生成部３１では、登
録対象とされた部品図データからこの図面を縮小（例え
ば６４ドット×６４ドット）したビットマップイメージ
データを生成する（ステップＳ３）。次いで、比較部３
２では、作成された縮小ビットマップイメージデータ
と、テンプレートファイル１２に登録されている部品テ
ンプレートイメージデータとの形状マッチングを実行す
る（ステップＳ４）。

【００１４】形状マッチングの高い部品テンプレートイ
メージデータがテンプレートファイル１２内に存在する
場合（ステップＳ５ YES）には、部品イメージデータ作
成部３３は、その部品テンプレートイメージデータをベ
ースにして、例えば、「部品名“ＢＯＬＴ”、径φ１
０．０」の如く、属性データの一部を貼り付け、または
イメージデータにテキスト文字を書いて、部品イメージ
データを生成する（ステップＳ６）。

【００１５】一方、形状のマッチングの高いテンプレー
トイメージデータがテンプレートファイル１２内に存在
しない場合（ステップＳ５NO）には、登録図面を部品イ
メージデータとして登録するか問い合わせ（登録する
か、否かを固定で処理を行うように選択する）、登録し
ないとき（ステップＳ７NO）には、そのまま部品図とし
て図面データファイル１１に登録する。登録するとき
（ステップＳ７ YES）には、部品図の縮小ビットマップ
イメージデータをテンプレートファイル１２に登録し、
そのイメージデータに属性データの一部を貼り付け、部
品イメージデータを生成する（ステップＳ６）。生成さ
れた部品イメージデータはテンプレートファイル１２に
保存される。

【００１６】この一連の処理を図５を用いて説明する
と、図５（ａ）に示すボルトが登録対象となる部品デー
タである場合、同（ｃ）に示すようにこのボルトと形状
のマッチング度の高いボルトのイメージデータが存在す
る場合には、同（ｄ）に示すようにこのイメージデータ
が部品一覧としてテンプレートファイル１２に登録され
るのである。

【００１７】《部品取り出し時の処理》次に、図面デー
タファイル１１から所望の部品を取り出す時の処理につ
いて図３のフローチャートを参照して説明する。

【００１８】図面取り出し時には、部品として取り込む
部品種別を選択することによって、図５（ｄ）に示すよ
うな部品イメージ一覧が表示部４に表示される。ここ
で、オペレータは部品イメージ一覧より取り込む部品デ
ータを指定して選択する。このように部品データの取り
込みを視覚的に選択することができる。

【００１９】＜第２の実施形態＞次に、本発明に係る装
置の第２の実施形態について説明する。なお、装置構成
は図１と同様である。

【００２０】この装置における部品図データの登録処理
手順を図４に基づいて説明すると、部品図を登録する際
には、登録対象となる部品図に対して部品名や寸法等の
必要な属性データを付加して図面データファイル１１に
登録する（ステップＳ２１，Ｓ２２）。

【００２１】次に、登録する部品図の属性データがテン
プレートファイル１２に存在するかを調べ、存在する場
合（ステップＳ２４YES ）には、部品テンプレートイメ
ージデータを取り出す（ステップＳ２３）。

【００２２】テンプレートファイル１２に対象となるイ
メージデータが存在する場合（ステップＳ２４YES ）に
は、部品イメージデータ作成部３３は、その部品テンプ
レートイメージデータをベースにして、例えば、「部品
名“ＢＯＬＴ”、径φ１０．０」の如く、属性データの
一部を貼り付け、またはイメージデータにテキスト文字
を書いて、部品イメージデータを生成する（ステップＳ
２５）。

【００２３】一方、対象となるイメージデータがテンプ
レートファイル１２内に存在しない場合（ステップＳ２
４NO）には、登録図面を部品として登録するか問い合わ
せ、登録しないとき（ステップＳ２６NO）には、そのま
ま部品図として図面データファイル１１に登録する。登
録するとき（ステップＳ２６ YES）には、登録対象とさ
れた部品図データからこの部品図を縮小（例えば６４ド
ット×６４ドット）したアイコンサイズのビットマップ
イメージデータを生成し（ステップＳ２７）、この縮小
ビットマップイメージデータをテンプレートファイル１
２に登録する（ステップＳ２８）。そしてそのイメージ
データに属性データの一部を貼り付け、部品イメージデ
ータを生成する（ステップＳ６）。生成された部品イメ
ージデータはテンプレートファイル１２に保存される。

【００２４】この一連の処理を図５を用いて説明する
と、図５（ａ）に示すボルトが登録対象となる部品デー
タである場合、同（ｂ）、（ｃ）に示すようにこのボル
トに対応する属性を持つイメージデータがテンプレート
ファイル１３に存在する場合には、同（ｄ）に示すよう
にこのイメージデータが部品一覧としてテンプレートフ
ァイル１２に登録される。もし存在しない場合には、上
述したように、アイコンサイズに作成されたビットマッ
プイメージデータが登録される。

【００２５】なお、上記各実施の形態では、図面データ
としてＣＡＤで作成された図面データを対象としたが、
図面であればこれに限られるものではない。

【００２６】

【発明の効果】以上説明したように各請求項記載の発明
によれば、ＣＡＤで作成された大量の部品図等の図面デ
ータの選択を効率的に行うことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る図面データ選択装置の実施の形態
を示す構成ブロック図である。

【図２】図１に示す図面データ選択装置の第１の実施形
態の作用を示すフローチャートである。

【図３】部品取り出し時の処理手順を示すフローチャー
トである。

【図４】図１に示す図面データ選択装置の第２の実施形
態の作用を示すフローチャートである。

【図５】図１に示す図面データ選択装置の作用を示す説
明図である。

【符号の説明】

１ 保存部 ２ アクセス処理部 ３ 編集処理部 ４ 表示部 １１ 図面データファイル １２ テンプレートファイル １３ 属性データファイル ３１ 縮小ビットマップイメージデータ生成部 ３２ 比較部 ３３ 部品イメージデータ生成部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ＣＡＤシステムで作成された図面データ
   を取り込んで保存登録する図面データファイルと、属性
   が付加されたテンプレートイメージデータを保存するテ
   ンプレートファイルとを備え、テンプレートイメージデ
   ータを画面上にアイコン表示するとともに、この画面上
   から指定された図面データを図面データファイルから選
   択して表示する図面データ選択装置において、 図面データに属性を付加して前記図面データファイルに
   保存する際に、該登録対象となる図面データを縮小した
   アイコンサイズのビットマップイメージデータを生成す
   るビットマップイメージデータ生成手段と、 この生成されたイメージデータと、前記テンプレートフ
   ァイルに登録されているテンプレートイメージデータと
   の形状マッチングを実行してマッチングの高いテンプレ
   ートイメージデータが存在するか否かを調べる手段と、 マッチング度の高いテンプレートイメージデータが存在
   する場合には、そのテンプレートイメージデータに属性
   の一部を付加したイメージデータを生成して前記テンプ
   レートファイルに新規登録する一方、マッチング度の高
   いテンプレートイメージデータが存在しない場合には、
   図面データの登録を条件として前記作成されたアイコン
   サイズのビットマップイメージデータに属性の一部を付
   加したイメージデータを生成して前記テンプレートファ
   イルに新規登録するイメージデータ生成手段と、 を具備することを特徴とする図面データ選択装置。
2. 【請求項２】 ＣＡＤシステムで作成された図面データ
   を取り込んで保存登録する図面データファイルと、属性
   が付加されたテンプレートイメージデータを保存するテ
   ンプレートファイルとを備え、テンプレートイメージデ
   ータを画面上にアイコン表示するとともに、この画面上
   から指定された図面データを図面データファイルから選
   択して表示する図面データ選択装置において、 図面データに属性を付加して前記図面データファイルに
   保存する際に、該登録対象となる図面データの属性デー
   タが前記テンプレートファイルに存在するか否かを調べ
   る手段と、 属性データが存在しない場合には、該登録対象となる図
   面データを縮小したアイコンサイズのビットマップイメ
   ージデータを生成するビットマップイメージデータ生成
   手段と、 属性データが存在する場合には、そのテンプレートイメ
   ージデータに属性の一部を付加したイメージデータを生
   成して前記テンプレートファイルに新規登録する一方、
   属性データが存在しない場合には、前記ビットマップイ
   メージデータ生成手段により生成されたビットマップイ
   メージデータに属性の一部を付加したイメージデータを
   生成して前記テンプレートファイルに新規登録するイメ
   ージデータ生成手段と、 を具備することを特徴とする図面データ選択装置。