JP2000235651A - ラスタデータの編集方法及び装置 - Google Patents
ラスタデータの編集方法及び装置Info
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Abstract
に、ラスタデータでの保存を可能にすることにより、編
集後のデータの汎用性を高める。 【解決手段】 ドットデータの集合からなるラスタデー
タのうちの編集すべき図形要素を構成する連結要素の少
なくとも一部を指定して、編集すべき図形要素を構成す
る連結要素を抽出した後、抽出された連結要素をその図
形要素の特徴を維持したベクタデータに変換する。この
変換されたベクタデータに対して所定の編集処理を施し
たのち、変更されたベクタデータをラスタデータに変換
して、連結要素が抽出されたラスタデータと合成して保
存する。
Description
形態で読み込まれ、又は記録された図面データのような
画像データに対して編集処理を施すラスタデータの編集
方法及び装置に関する。
面データを編集する場合、典型的にはドット単位の操作
によって消去、追加、複写、移動、回転、色の変更や反
転、拡大・縮小等の各種編集処理を施すことが行われて
いる。このようなラスタ単位での編集操作の最も大きな
欠点は、任意の部分を書き直すと、意図しない部分を消
してしまったり、拡大すると線の太さもそのまま太くな
ってしまったり、線種を変更するのも一々手作業となる
というように、ラスタデータの状態での自在な編集操作
が困難であるという点である。
成する連結成分を抽出して、各図形要素毎にラスタデー
タをベクタデータに変換し、変換されたベクタデータに
対して必要な編集処理を加えるようにした方式も実現さ
れている。
の全ての図形要素をベクタデータに変換するには、多大
な変換時間を必要とするうえ、ラスタデータによって
は、ベクタデータに正しく変換されないこともあるなど
の問題がある。また、変換された図面データは、そのま
まベクタデータとして保存されるため、そのデータを利
用するアプリケーションで変換後のベクタデータが使用
可能な形式であるかどうかを考慮しなければならず、デ
ータ形式の汎用性の点で問題があった。
たもので、ラスタデータの編集作業を容易にすると共
に、ラスタデータでの保存を可能にすることにより、編
集後のデータの汎用性を高めるようにしたラスタデータ
の編集方法及び装置を提供することを目的とるする。
の編集方法は、ドットデータの集合からなるラスタデー
タのうちの編集すべき図形要素を構成する連結要素の少
なくとも一部を指定して、前記編集すべき図形要素を構
成する連結要素を抽出した後、抽出された連結要素をそ
の図形要素の特徴を維持したベクタデータに変換し、こ
の変換されたベクタデータに対して所定の編集処理を施
したのち、変更されたベクタデータをラスタデータに変
換して、前記連結要素が抽出されたラスタデータと合成
して保存してなることを特徴とする。
は、ドットデータの集合からなるラスタデータを記憶す
るメモリと、このメモリに記憶されたラスタデータを表
示する表示手段と、この表示手段に表示されたラスタデ
ータに対して編集すべき図形要素を指定するための図形
要素指定手段と、この図形要素指定手段で指定された図
形要素を構成する連結要素を抽出する連結領域抽出手段
と、抽出された連結要素をラスタデータからベクタデー
タに変換するラスタ/ベクタ変換手段と、この手段でベ
クタデータに変換された図形要素に対して外部からの指
示に基づいて編集処理を施すベクタデータ編集手段と、
このベクタデータ編集手段で編集されたベクタデータを
ラスタデータに変換するベクタ/ラスタ変換手段と、前
記連結要素が抽出されたラスタデータと前記ベクタ/ラ
スタ変換手段で得られたラスタデータとを合成する合成
処理手段とを備えたことを特徴とする。
媒体から供給されたラスタデータのうち、編集すべき図
形要素を構成する連結要素のみを抽出し、これをベクタ
データに変更した上で、所望の編集処理を施し、最後に
ラスタデータに再変換して、これをもとのラスタデータ
のうち抽出された連結要素を除くラスタデータに合成す
ることにより、最終的にラスタデータの形態となるよう
に編集処理が進められる。ラスタデータからベクタデー
タへの変換は、図形要素の特徴、即ち図形要素の種類、
位置、線種、太さを含む特徴を維持したままでなされ
る。編集操作は、ラスタデータから変換されたベクタデ
ータに対して行われるので、拡大、縮小時にも線の太さ
が変わることがなく、線種変更等も容易である。また、
文字の追加や変更等も元の文字と同一書体・大きさで行
うことが可能になる。本発明では、ベクタデータへの変
換操作は、編集すべき部分(図形要素)についてのみ行
われるので、全体をベクタデータに変換する場合に比べ
て、遙かに処理が簡単で高速である。また、余計な変換
ミスに基づく修正作業も発生しない。最終的に得られた
データは、ラスタデータであるから、元のデータと形式
は同じであり、汎用性も高い。
この交差部分を残して前記ラスタデータから前記編集す
べき図形要素を構成する連結要素を除去するようにす
る。このようにすれば、連結成分が抽出・除去された後
のラスタデータの交差部分のドットデータが消えてしま
うという不具合の発生を防止することができる。
の実施例を説明する。図1は、本発明の一実施例に係る
ラスタデータの編集装置を説明するためのブロック図で
ある。修正前図面1のイメージはスキャナ2で読み取ら
れ、ここでビットマップデータ等のラスタデータに変換
されてメモリ3に格納される。保存されるラスタデータ
の形式は、その保存容量を考慮して、ランレングスデー
タ、MR、MMR、TIFF、CALS等、適宜の圧縮
処理が施されたものであっても良い。メモリ3にラスタ
データの形式で格納された図面のイメージデータは、表
示部4に編集処理に必要なコマンド入力用のアイコン等
と共に表示され、入力部5の操作に従って編集処理部6
で適宜編集される。編集されたイメージデータは、元の
ラスタデータの形態でメモリ3に保存され、入力部5の
操作に基づいてプリンタ、プロッタ等の印刷出力部7を
介して修正後図面8として出力される。
うに構成されている。即ち、図形要素指定部11は、編
集対象となる図形要素をオペレータが指定するのに使用
される。連結領域抽出部12は、指定された図形要素を
構成する連結要素を抽出する。ラスタ/ベクタ変換部1
3は、抽出された連結要素のラスタデータをベクタデー
タに変換する。ベクタデータ編集部14は、変換された
ベクタデータをオペレータが適宜編集するのに使用され
る。ベクタ/ラスタ変換部15は、ベクタデータ編集部
14を使用して編集されたベクタデータをラスタデータ
に変換する。交差領域処理部16は、連結領域抽出部1
2によって抽出された連結領域をもとのラスタデータか
ら削除する際に交差部分を削除しないように処理する。
抽出領域表示処理部17は、もとのラスタデータから抽
出された連結領域が存在した領域が編集の最中に識別で
きるように、その領域を例えばハーフトーンで表示する
のに使用される。画像合成処理部18は、もとのラスタ
データから交差部分を除く連結領域が削除されたラスタ
データと、編集処理後の図形要素でラスタデータに再変
換されたものとを合成する。
の動作について説明する。図面の編集に際して、まず、
オペレータは図形要素指定部11を使用して編集の対象
となる図形要素を指定する。編集対象となる図形要素
は、例えば直線、矩形、円、円弧、自由曲線及び文字列
のうちのいずれに該当するかをマウスやキーボードの操
作で指示し、次に編集対象となる図形要素の近傍点をマ
ウスの操作等によって1〜3点ほど指示することにより
指定することができる。
要素の連結成分を抽出する。いま、指定された図形要素
が例えば図3に示すような直線21であるとすると、ま
ずマウスのポインタ22等によって指定された点を含む
所定のエリアAのラスタデータをメモリ3からクリップ
することにより処理すべきデータ数を削減する。次に直
線21を構成する連結要素のエリアA内の輪郭線を抽出
し、この輪郭線で囲まれた領域を連結領域として抽出す
る。ラスタ/ベクタ変換部13は、連結領域抽出部12
で求められた輪郭線に基づいて中心線のショートベクト
ルvを抽出する。ショートベクトルvは、輪郭線に直交
する線と各輪郭線との交点の中間点を、輪郭線に沿って
所定間隔毎に逐次求めていくことにより容易に得ること
ができる。エリアAは、例えばショートベクトルvで特
定される方向に逐次移動される。これにより、所定の範
囲にわたるショートベクトルvの集合が求められる。
長線化することにより1つのロングベクトルVを生成す
る。このロングベクトルVは、例えば最小二乗法等の手
法により容易に求めることができる。ここで、輪郭線と
ロングベクトルとの交差の有無を判定して図形要素の指
定が適切でないことを判断するようにしてもよい。ロン
グベクトルが抽出されたら、直線の幅W、直線の傾きθ
及び指示座標点Pから中心線に下ろした垂線の交わる点
の位置等が図形要素のパラメータとして抽出され、これ
らが直線のベクタデータとして構成される。ラスタ/ベ
クタ変換部13は、抽出された図形要素のもとのラスタ
データを削除して、上記求められたベクタデータに置き
換える。
要素に対して、ベクタデータ編集部14を使用してベク
タデータの編集処理が実行される。ベクタデータの編集
処理としては、例えば拡大、縮小、移動、複写、線種変
更、線幅変更等が挙げられるが、これらはラスタデータ
とは異なり、座標値や他のパラメータの変更だけである
から、編集操作は極めて容易である。このようにして編
集されたベクタデータがベクタ/ラスタ変換部15でラ
スタデータに変換されて、最後に画像合成処理部18
で、元のラスタデータから編集対象となった図形要素を
除いたラスタデータと合成されて修正後の図面データが
得られる。
ま、例えば図4に示すような円弧31及び直線32,3
3を含むラスタデータのうち、円弧31を修正する場
合、オペレータは、図示しない表示画面のアイコン等に
よって円弧の編集を指示し、続いてポインタ22で円弧
31の近傍をクリックする。これにより、直線32,3
3で挟まれた部分では、前述と同様にショートベクトル
が逐次求められ、これらショートベクトルの集合により
円弧が求められるが、円弧31は、直線32,33とそ
れぞれ交差する交差部34,35を有するので、この交
差部34,35では、輪郭線がショートベクトルの方向
と大きく変化する。このため、交差領域処理部16は、
ショートベクトルと輪郭線との角度の大きな変化を検出
する。また、ショートベクトル方向に逐次進行させて、
ショートベクトルに直交する線と輪郭線との直近の交点
を2ヶ所検出する。これらの検出点から交差部34,3
5を特定し、メモリ3に交差部データとして保存する。
1がベクタデータの円弧36に変換された様子を示して
いる。ベクタデータに重ねてもとのラスタデータの円弧
31′を例えばハーフトーン、色違いのように、元のラ
スタデータ及び変換されたラスタデータの双方から識別
可能な形態で表示するようにすれば、ベクタデータが正
しく変換されたのかどうかが容易に判別でき、同時に正
しく変換されていなかった場合には、必要な修正を加え
ることが可能になる。このベクタデータの円弧36の半
径及び線種を変更すると、図6のようになる。元のラス
タデータの円弧31が、ハーフトーン又は色違いで円弧
31′のように表示されていると、元のラスタデータに
対してどの程度修正したかの識別ができ、編集操作が容
易になる。このとき、交差部34,35のラスタデータ
は、直線32,33の一部として残っている。この処理
は、抽出領域表示処理部17により実行される。これに
より、円弧31の抽出によって交差部34,35が消去
されてしまうのを防止する。編集後のベクタデータをラ
スタデータに変換し、画像合成処理部18で元のラスタ
データと合成することにより、図7に示すような、修正
された円弧37を含むラスタデータ形式の編集後図面デ
ータが求められる。
べき部分をラスタデータからベクトルデータに変換して
編集処理を行うようにしているので、線種変更、線幅変
更、半径変更等の編集操作が容易であり、拡大、縮小処
理によって線幅を一定に保つなどの処理が可能である。
また、文字の場合には、同一書体の文字を追加する事な
ども容易である。更に、保存形式はラスタデータで統一
されるためデータの汎用性が高く、既存のデータの有効
活用も可能である。
キャナや外部の記憶媒体から供給されたラスタデータの
うち、編集すべき図形要素を構成する連結要素のみを抽
出し、これをベクタデータに変更した上で、所望の編集
処理を施し、最後にラスタデータに再変換して、これを
もとのラスタデータのうち抽出された連結要素を除くラ
スタデータに合成することにより、最終的にラスタデー
タの形態となるように編集処理が進められるので、拡
大、縮小時にも線の太さが変わることがなく、線種変更
等も容易である。また、文字の追加や変更等も元の文字
と同一書体・大きさで行うことが可能になる。更に、本
発明によれば、ベクタデータへの変換操作は、編集すべ
き部分(図形要素)についてのみ行われるので、全体を
ベクタデータに変換する場合に比べて、遙かに処理が簡
単で高速であり、余計な変換ミスに基づく修正作業も発
生しない。最終的に得られたデータは、ラスタデータで
あるから、元のデータと形式は同じであり、汎用性も高
い。
装置のブロック図である。
る。
明するための図である。
明するための図である。
部、5…入力部、6…編集処理部、7…印刷出力部、8
…修正後図面。
Claims (4)
- 【請求項1】 ドットデータの集合からなるラスタデー
タのうちの編集すべき図形要素を構成する連結要素の少
なくとも一部を指定して、前記編集すべき図形要素を構
成する連結要素を抽出及び除去した後、抽出された連結
要素をその図形要素の特徴を維持したベクタデータに変
換し、この変換されたベクタデータに対して所定の編集
処理を施したのち、変更されたベクタデータをラスタデ
ータに変換して、前記連結要素が抽出されたラスタデー
タと合成して保存してなることを特徴とするラスタデー
タの編集方法。 - 【請求項2】 複数の連結要素が交差した交差部分で
は、この交差部分を残して前記ラスタデータから前記編
集すべき図形要素を構成する連結要素を除去することを
特徴とする請求項1記載のラスタデータの編集方法及び
装置。 - 【請求項3】 前記図形要素の特徴は、図形要素の種
類、位置、線種、太さを含むものであることを特徴とす
る請求項1又は2記載のラスタデータの編集方法。 - 【請求項4】 ドットデータの集合からなるラスタデー
タを記憶するメモリと、 このメモリに記憶されたラスタデータを表示する表示手
段と、 この表示手段に表示されたラスタデータに対して編集す
べき図形要素を指定するための図形要素指定手段と、 この図形要素指定手段で指定された図形要素を構成する
連結要素を抽出する連結領域抽出手段と、 抽出された連結要素をラスタデータからベクタデータに
変換するラスタ/ベクタ変換手段と、 この手段でベクタデータに変換された図形要素に対して
外部からの指示に基づいて編集処理を施すベクタデータ
編集手段と、 このベクタデータ編集手段で編集されたベクタデータを
ラスタデータに変換するベクタ/ラスタ変換手段と、 前記連結要素が抽出されたラスタデータと前記ベクタ/
ラスタ変換手段で得られたラスタデータとを合成する合
成処理手段とを備えたことを特徴とするラスタデータの
編集装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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- 1999-02-12 JP JP03506499A patent/JP4309987B2/ja not_active Expired - Fee Related
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