JPH0924265A - ロジン系エマルジョンサイズ剤用乳化分散剤およびそれを用いてなるロジン系エマルジョンサイズ剤 - Google Patents
ロジン系エマルジョンサイズ剤用乳化分散剤およびそれを用いてなるロジン系エマルジョンサイズ剤Info
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- JPH0924265A JPH0924265A JP7177676A JP17767695A JPH0924265A JP H0924265 A JPH0924265 A JP H0924265A JP 7177676 A JP7177676 A JP 7177676A JP 17767695 A JP17767695 A JP 17767695A JP H0924265 A JPH0924265 A JP H0924265A
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Abstract
紙時や高pH抄紙時でもサイズ度が低下せず、低泡性を
有し、使用時の取扱い性にすぐれた乳化分散剤及びそれ
を用いたエマルジョンサイズ剤を提供すること。 【解決手段】 一般式(I): 【化12】 (式中、R1、R2及びR3はアルキル基、R1、R2及び
R3の少なくとも1つはメチル基、R1、R2及びR3のア
ルキル基の炭素数の和が7〜8)で表わされる単量体、
前記単量体以外のカルボン酸ビニルエステル系単量体、
(メタ)アクリル酸エステル系単量体並びに(メタ)ア
クリル酸系モノマーの共重合体からなる乳化分散剤、並
びに前記乳化分散剤、ロジン系物質及び水からなるエマ
ルジョンサイズ剤。
Description
ンサイズ剤用乳化分散剤およびそれを用いてなるロジン
系エマルジョンサイズ剤に関する。さらに詳しくは、特
定の共重合体からなるポリマー系乳化分散剤と、それを
用いてなるロジン系エマルジョンサイズ剤に関する。
紙システムのクロ−ズド化の要請や古紙使用比率の増加
により、抄紙条件におけるpHが酸性から中性域に変化
する傾向がある。このような抄紙条件の変化に伴ない、
ケン化型ロジン系サイズ剤にかわってロジン系エマルジ
ョンサイズ剤の使用が主流になってきている。
化ロジンを適当な乳化分散剤の存在下で分散させること
によってえられる。
酸ソーダ、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテルの硫酸エステル塩など
のいわゆる低分子量乳化分散剤が用いられている。
したエマルジョン型サイズ剤は、抄紙時の泡立ちが激し
く、また高温抄紙時や高pHの抄紙時においては、良好
なサイズ効果がえられないという問題がある。
に、アニオン性のポリマー系乳化分散剤が提案されてい
るが(特公平2−53555号公報、特開平1−189
343号公報、特開平1−203031号公報、特開平
1−203032号公報、特開平2−259193号公
報、特開平6−93595号公報)、これらの分散剤を
用いたロジン系エマルジョンサイズ剤は、低分子量乳化
分散剤と比べて抄紙時の泡立ちが抑制されてはいるもの
の、高温抄紙時や高pHの抄紙時のサイズ効果、低泡性
および硬水希釈安定性は、未だ充分には改善されていな
い。
術に鑑みてなされたものであり、広範囲のpHで有効に
使用することができ、高温抄紙時や高pHの抄紙時にお
いてもサイズ度が低下することなく、しかも低泡性で、
使用時の取扱い性にすぐれたロジン系エマルジョンサイ
ズ剤を提供することを目的とする。
を解決するべく、ロジン系物質を分散させるポリマー系
乳化分散剤に着目して鋭意研究を重ねた結果、乳化分散
剤として、特定の共重合体および/またはその塩を用い
て、ロジン系物質を水に分散させたときには、幅広いp
H領域ですぐれたサイズ剤適性を具備し、高温抄紙時や
高pHの抄紙時においてもサイズ度が低下することな
く、しかも低泡性を呈するロジン系エマルジョンサイズ
剤を収得しうることを見出した。本発明はかかる新しい
知見に基づいて完成されたものである。
独立してアルキル基を示し、R1、R2およびR3のうち
の少なくとも1つはメチル基、R1、R2およびR3のア
ルキル基の炭素数の総和は7または8である)で表わさ
れる単量体A、(B)前記単量体A以外のカルボン酸ビ
ニルエステル系単量体B、(C)(メタ)アクリル酸エ
ステル系単量体C、ならびに(D)(メタ)アクリル酸
および(メタ)アクリル酸塩から選ばれた(メタ)アク
リル酸系モノマーDからなる共重合成分を共重合させて
えられた共重合体および/またはその塩からなるロジン
系エマルジョンサイズ剤用乳化分散剤、ならびに 前記乳化分散剤、ロジン系物質および水からなるロジ
ン系エマルジョンサイズ剤に関する。
イズ剤用乳化分散剤は、前記したように、(A)一般式
(I):
独立してアルキル基を示し、R1、R2およびR3のうち
の少なくとも1つはメチル基、R1、R2およびR3のア
ルキル基の炭素数の総和は7または8である)で表わさ
れる単量体A、(B)前記単量体A以外のカルボン酸ビ
ニルエステル系単量体B、(C)(メタ)アクリル酸エ
ステル系単量体C、ならびに(D)(メタ)アクリル酸
および(メタ)アクリル酸塩から選ばれた(メタ)アク
リル酸系モノマーDからなる共重合成分を共重合させて
えられた共重合体および/またはその塩からなる。
アルキル基であるR1、R2およびR3としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基およ
びヘキシル基の炭素数が1〜6のアルキル基があげられ
る。
2−エチル−2−メチルヘキサン酸ビニル(2,3,3
−トリメチル−2−エチルブタン酸ビニルなどを含
む)、2−メチル−2−プロピルペンタン酸ビニル
(2,3−ジメチル−2−イソプロピルブタン酸ビニル
などを含む)、2,2−ジメチルヘプタン酸ビニル
(2,2,3,4−テトラメチルペンタン酸ビニル、
2,2,3,3−テトラメチルペンタン酸ビニル、2,
2,4,4−テトラメチルペンタン酸ビニルなどを含
む)、2−エチル−2−メチルペンタン酸ビニル、2−
メチル−2−プロピルヘキサン酸ビニル、2,2−ジメ
チルオクタン酸ビニルなどのノナン酸ビニル、デカン酸
ビニルなどがあげられる。これらの単量体Aは、単独で
または2種以上を組み合わせて用いることができる。
量は、発泡性抑制効果を充分に発現させるためには、1
重量%以上とすることが好ましく、乳化分散能およびサ
イズ効果を充分に発現させるためには、50重量%以
下、とくに30重量%以下とすることが好ましい。
は、前記単量体A以外のものである。
の代表例としては、たとえば一般式(II):
基、クロロメチル基またはフェニル基を示す)で表わさ
れるカルボン酸ビニルエステル系単量体があげられ、そ
のなかから単量体Aが除かれる。
たとえばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
ペンチル基、ヘプチル基、ノニル基、ウンデシル基、ト
リデシル基、ペンタデシル基、ヘプタデシル基などがあ
げられる。
具体例としては、たとえば酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、酪酸ビニル(ブタン酸ビニル)、吉草酸ビニル
(ペンタン酸ビニル)、ピバリン酸ビニル(2,2−ジ
メチルプロピオン酸ビニル)、カプロン酸ビニル(ヘキ
サン酸ビニル)、オクタン酸ビニル、ノナン酸ビニル、
デカン酸ビニル(2,2−ジエチルヘキサン酸ビニル、
2−エチル−2−プロピルペンタン酸ビニル等を含
む)、ラウリン酸ビニル、ミリスチン酸ビニル、パルミ
チン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、モノクロロ酢酸ビ
ニル、安息香酸ビニルなどがあげられる。これらのなか
では、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、
ピバリン酸ビニル、カプロン酸ビニル、モノクロロ酢酸
ビニルおよび安息香酸ビニルが好ましく、なかでも酢酸
ビニルがとくに好適である。これらの単量体は、単独で
または2種以上を組み合わせて用いることができる。
ルエステル系単量体Bの含有量は、1重量%以上とする
ことが好ましく、また50重量%以下、とくに30重量
%以下とすることが好ましい。
Cの代表例としては、たとえば一般式(III):
R6は炭素数1〜22のアルキル基、アルケニル基、シ
クロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール基、ア
ラルキル基またはアラルケニル基を示す)で表わされる
(メタ)アクリル酸エステルなどがあげられる。
Cの具体例としては、たとえば(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n
−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)ア
クリル酸sec−ブチル、(メタ)アクリル酸tert
−ブチル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)
アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸デ
シル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル
酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、
(メタ)アクリル酸オクタデセニル、(メタ)アクリル
酸エイコシル、(メタ)アクリル酸ドコシル、(メタ)
アクリル酸シクロペンチル、(メタ)アクリル酸シクロ
ヘキシル、(メタ)アクリル酸ベンジルなどがあげられ
る。これらの単量体は、単独でまたは2種以上を組み合
わせて用いることができる。これらのなかでは、(メ
タ)アクリル酸のメチル、エチル、n−ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、2−エチル
ヘキシル、シクロヘキシルおよびベンジルエステルが好
ましい。
ル酸エステル系単量体Cの含有量は、1重量%以上とす
ることが好ましく、また50重量%以下、とくに40重
量%以下とすることが好ましい。
(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸塩から選
ばれたものである。
表例としては、たとえば一般式(IV):
Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン
モニアまたは有機塩基類のカチオンもしくはオニウムを
示す)で表わされる(メタ)アクリル酸系モノマーなど
があげられる。
体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、これらを塩
基性物質で中和してえられる各種の塩などがあげられ、
該塩基性物質としては、たとえばリチウム、ナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アンモニ
ア、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミ
ン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミ
ン、プロピルアミン、ブチルアミン、モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、ピリジン、アニリン、シクロヘキシルアミ
ン、モルホリンなどがあげられる。これらのなかでは、
とくにアクリル酸、メタクリル酸、およびこれらのリチ
ウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩お
よびモノエタノールアミン塩が好ましい。
ル酸系モノマーDの含有量は、30重量%以上であるこ
とが好ましく、また70重量%以下、とくに60重量%
以下であることが好ましい。前記範囲外では、性能が良
好な乳化分散剤がえられなくなる傾向がある。
必要により、単量体Eを含有させることができる。
ーテル系単量体、ニトリル系単量体、スチレン系単量
体、モノカルボン酸系単量体、ジカルボン酸系単量体、
ジカルボン酸モノエステル系単量体、スルホン酸系単量
体、硫酸エステル系単量体、アミド系単量体、アミノ基
(アンモニウム基)含有単量体、ヒドロキシアルキル系
単量体およびポリオキシアルキレン系単量体からなる群
より選ばれた少なくとも1種の単量体などがあげられ
る。
ては、たとえばメチルビニルエーテル、エチルビニルエ
ーテル、n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビ
ニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、n−アミル
ビニルエーテル、イソアミルビニルエーテル、2−エチ
ルヘキシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテ
ルなどがあげられる。
たとえばアクリロニトリル、メタクリロニトリルなどが
あげられる。
たとえばスチレン、α−メチルスチレン、o−,m−,
p−メチルスチレン、o−,m−,p−エチルスチレ
ン、o−,m−,p−イソプロピルスチレン、o−,m
−,p−tert−ブチルスチレンなどがあげられる。
ては、たとえばクロトン酸、ケイ皮酸、アトロパ酸など
があげられる。
体の代表例としては、たとえばマレイン酸、無水マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラ
コン酸、無水シトラコン酸、メサコン酸などのジカルボ
ン酸(および無水物)系単量体などがあげられる。
代表例としては、たとえばマレイン酸モノメチル、マレ
イン酸モノエチル、マレイン酸モノプロピル、マレイン
酸モノブチル、マレイン酸モノn−オクチル、マレイン
酸モノ2−エチルヘキシル、マレイン酸モノドデシル、
マレイン酸モノオクタデシル、マレイン酸モノオクタデ
セニル、マレイン酸モノシクロヘキシル、マレイン酸モ
ノベンジル、フマル酸モノメチル、フマル酸モノエチ
ル、フマル酸モノプロピル、フマル酸モノブチル、フマ
ル酸モノn−オクチル、フマル酸モノ2−エチルヘキシ
ル、フマル酸モノドデシル、フマル酸モノオクタデシ
ル、フマル酸モノオクタデセニル、フマル酸モノシクロ
ヘキシル、フマル酸モノベンジル、イタコン酸モノメチ
ル、イタコン酸モノエチル、イタコン酸モノプロピル、
イタコン酸モノブチル、イタコン酸モノn−オクチル、
イタコン酸モノ2−エチルヘキシル、イタコン酸モノオ
クタデシル、イタコン酸モノドデシル、イタコン酸モノ
シクロヘキシル、イタコン酸モノオクタデセニル、イタ
コン酸モノベンジルなどがあげられる。
は、たとえばスチレンスルホン酸、α−メチルスチレン
スルホン酸、ビニルスルホン酸、2一(メタ)アクリル
アミド−2一メチルプロパンスルホン酸、(メタ)アク
リルアミド−N−メチルスルホン酸、(メタ)アクリル
アミドフェニルプロパンスルホン酸、(メタ)アリルス
ルホン酸、(メタ)アクリル酸スルホエチル、(メタ)
アクリル酸スルホプロピル、(メタ)アクリル酸スルホ
2−ヒドロキシプロピルなどがあげられる。
は、たとえば(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル硫酸
エステル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル硫酸
エステル、(メタ)アクリル酸ポリオキシアルキレン硫
酸エステル、硫酸(メタ)アリルエステル、(メタ)ア
リルオキシポリオキシアルキレン硫酸エステルなどがあ
げられる。
とえば(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、N一メトキシメチル(メタ)アク
リルアミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−プロポキシメチル(メタ)アクリルアミド、N
−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミドなどがあげら
れる。
体の代表例としては、たとえばビニルピリジン、N一メ
チルビニルピリジニウム(塩)、N一エチルビニルピリ
ジニウム(塩)、N一ヒドロキシエチルビニルピリジニ
ウム(塩)などのビニルピリジン系単量体;アミノスチ
レン、N−メチルアミノスチレン、N,N−ジメチルア
ミノスチレン、トリメチルスチリルアンモニウム(塩)
などのアミノスチレン系単量体;N,N−ジメチルアミ
ノメチルスチレン、トリメチルスチリルメチルアンモニ
ウム(塩)などのアミノアルキルスチレン系単量体;
(メタ)アクリル酸アミノエチルエステル(アミド)、
(メタ)アクリル酸アミノプロピルエステル(アミ
ド)、(メタ)アクリル酸アミノネオペンチルエステル
(アミド)、(メタ)アクリル酸アミノ−2−ヒドロキ
シプロピルエステル(アミド)およびこれらの1級アミ
ンを2級アミン、3級アミンまたは4級アンモニウム
(塩)としたもの、ジアリルアミンの2級アミンを3級
アミン、4級アンモニウム(塩)としたものがあげられ
る。具体的には、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチル
アミノエチルエステル(アミド)、(メタ)アクリル酸
N,N−ジメチルアミノプロピルエステル(アミド)、
(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノ−2−ヒド
ロキシプロピルエステル(アミド)、(メタ)アクリル
酸N,N−ジメチルアミノネオペンチルエステル(アミ
ド)、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチ
ルエステル(アミド)、(メタ)アクリル酸N,N−ジ
エチルアミノプロピルエステル(アミド)、(メタ)ア
クリル酸N,N−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシプロ
ピルエステル(アミド)、(メタ)アクリル酸N,N−
ジエチルアミノネオペンチルエステル(アミド)および
これらの4級アンモニウム(塩)、メチルジアリルアミ
ン、ジメチルジアリルアンモニウム(塩)、メチルジア
リルヒドロキシエチルアンモニウム(塩)、メチルジア
リル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニムなどが
あげられる。これらのなかでは、(メタ)アクリル酸
N,N−ジメチルアミノエチルエステル、(メタ)アク
リル酸N,N−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシプロピ
ルエステル、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミ
ノプロピルアミド、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチ
ルアミノ−2−ヒドロキシプロピルアミド、(メタ)ア
クリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム
(塩)、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチル−
2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウム(塩)、
(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル
トリメチルアンモニウム(塩)、(メタ)アクリロイル
オキシエチルジメチルプロピルアンモニウム(塩)、
(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルア
ンモニウム(塩)、(メタ)アクリロイルオキシエチル
ジメチルグリシジルアンモニウム(塩)、(メタ)アク
リロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウム
(塩)、(メタ)アクリロイルアミノプロピルジメチル
−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウム(塩)、
(メタ)アクリロイルアミノ−2−ヒドロキシプロピル
トリメチルアンモニウム(塩)、(メタ)アクリロイル
アミノプロピルジメチルプロピルアンモニウム(塩)、
(メタ)アクリロイルアミノプロピルジメチルベンジル
アンモニウム(塩)、(メタ)アクリロイルアミノプロ
ピルジメチルグリシジルアンモニウム(塩)、ジメチル
ジアリルアンモニウム(塩)などがあげられる。前記ア
ミノ基含有系単量体の塩としては、たとえば塩酸、臭化
水素酸、硫酸、リン酸、メチル硫酸、エチル硫酸、酢
酸、ギ酸、(メタ)アクリル酸、水酸化物などの塩があ
げられる。
としては、たとえば(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)
アクリル酸ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸2,
3−ジヒドロキシプロピル、グリセリンモノ(メタ)ア
クリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールモノ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールジ(メタ)アクリレート、(メタ)アリル
アルコールなどがあげられる。
例としては、たとえばポリオキシアルキレン(メタ)ア
クリル酸エステル、ポリオキシアルキレングリセリン
(メタ)アクリル酸エステル、ポリオキシアルキレンモ
ノアルキル(メタ)アクリル酸エステル、ポリオキシア
ルキレンモノアルケニル(メタ)アクリル酸エステル、
ポリオキシアルキレン(メタ)アリルエーテル、ポリオ
キシアルキレングリセリン(メタ)アリルエーテルなど
があげられる。なお、ここでポリオキシアルキレンの原
料であるアルキレンオキシドとしては、たとえばエチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドな
どがあげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合し
て用いることができる。アルキレンオキシドの繰り返し
単位は1〜50であり、結合形式はランダム、交互、ブ
ロックのいずれであってもよい。また、アルキレン基の
炭素原子数はそれぞれ1〜4個である。
量は、20重量%以下とすることが好ましい。
限定されず、溶液重合法、乳化重合法および懸濁重合法
のいずれも採用することができる。好ましくは前二者の
方法であり、とくに好ましくは乳化重合法である。
分散剤を調製するばあい、重合用溶媒(媒体)として
は、水をはじめ、たとえばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オクタン、
クロロメタン、クロロエタン、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、エチ
レングリコール、グリセリン、酢酸エチル、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジオキ
サン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドな
どの有機溶剤などがあげられ、これらの溶媒は適宜併用
してもよい。
−4−メチル−1−ペンテンの使用が最適であるが、そ
の他の連鎖移動剤として、たとえばメタンチオール、エ
タンチオール、プロパンチオール、ブタンチオール、オ
クタンチオール、ドデカンチオール、ベンゼンチオー
ル、トルエンチオール、α−ナフタレンチオール、β−
ナフタレンチオール、メルカプトメタノール、メルカプ
トエタノール、メルカプトプロパノール、メルカプトブ
タノール、チオグリコール酸、チオグリコール酸メチ
ル、チオグリコール酸エチル、チオグリコール酸プロピ
ル、チオグリコール酸ブチル、チオグリコール酸n−オ
クチル、チオグリコール酸2−エチルヘキシル、チオグ
リコール酸ドデシル、チオグリコール酸オクタデシル、
チオグリコール酸ベンジル、チオグリコール酸メトキシ
エチル、チオグリコール酸メトキシブチル、β−メルカ
プトプロピオン酸、β−メルカプトプロピオン酸メチ
ル、β−メルカプトプロピオン酸エチル、β−メルカプ
トプロピオン酸プロピル、β−メルカプトプロピオン酸
ブチル、β−メルカプトプロピオン酸n−オクチル、β
−メルカプトプロピオン酸2−エチルヘキシル、β−メ
ルカプトプロピオン酸ドデシル、β−メルカプトプロピ
オン酸オクタデシル、β−メルカプトプロピオン酸ベン
ジル、β−メルカプトプロピオン酸メトキシエチル、β
−メルカプトプロピオン酸メトキシブチル、トリメチロ
ールプロパントリス−(β−メルカプトプロピオネー
ト)などのチオール(メルカプタン)類、四塩化炭素、
四臭化炭素などのハロゲン化炭素類、ブロモトリクロロ
エタン、ブロモベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類、
トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルア
ミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリンなどのアミン類、m−ジニト
ロベンゼンなどのニトロ化合物、sec−ブチルアルコ
ールなどのアルコール類、アルデヒド類、スルフィド
類、スルホキシド類、スルホン類その他、次亜リン酸
塩、クメン、アントラセン、アリル化合物、ジイソブチ
レン、テルピノレン、β−テルピネン、γ−テルピネ
ン、1,4−シクロヘキサジェン、2−メチル−1,4
−シクロヘキサジエンなどがあげられる。これらの連鎖
移動剤は、単独でまたは2種以上を併用することができ
る。連鎖移動剤の使用量は、単量体の総量に対し0.0
1〜20重量%、なかんづく0.1〜5重量%であるこ
とが好ましい。
パーオキシド、tert−ブチルパーオキシド、ラウロ
イルパーオキシド、クミルパーオキシド、tert−ブ
チルヒドロパーオキシド、クメンヒドロパーオキシド、
アゾビスイソブチロニトリル、2,2−アゾビス−
(2,4−ジメチルバレロニトリル)、過酸化水素、過
硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウ
ム、2,2´−アゾビス−(2−アミジノプロバン)−
ヒドロクロライド、レドックス系開始剤(過酸化水素−
塩化第一鉄、過硫酸アンモニウム−酸性亜硫酸ナトリウ
ムなど)などのラジカル供与剤があげられる。
乳化剤を使用すればよい。かかる乳化剤の具体例として
は、たとえば脂肪酸塩、ロジン酸塩、硫酸化脂肪酸塩、
アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルスルホ
脂肪酸エステル塩、ジアルキルスルホコハク酸エステル
塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルスルホコハ
ク酸モノエステル塩、ポリオキシアルキレンアルケニル
エーテルスルホコハク酸モノエステル塩、ポリオキシア
ルキレンアリールエーテルスルホコハク酸モノエステル
塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、硫酸
化油、硫酸化脂肪酸エステル塩、アルキル硫酸エステル
塩、アルケニル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレン
アルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレ
ンアルケニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアル
キレンアリールエーテル硫酸エステル塩、アルキルリン
酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル
リン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエ
ーテルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアリー
ルエーテルリン酸エステル塩などのアニオン性界面活性
剤、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキ
シアルキレンアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレ
ンアリールエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルア
リールエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエステ
ル、ポリオキシアルキレンアルケニルエステル、ポリオ
キシアルキレンアルキルアリールエステル、ポリオキシ
アルキレンアルキルアミン、N,N−ジヒドロキシエチ
ルアルキルアミド、ポリオキシアルキレンアルキルアミ
ド、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸
エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ポリ
オキシアルキレンペンタエリスリトールアルキルエステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン
ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポ
リオキシアルキレンショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシ
アルキレンなどの非イオン性界面活性剤、アルキルアミ
ン塩、アルキルアンモニウム塩、アルキルアラルキルア
ンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルピコ
リニウム塩などのカチオン性界面活性剤、アミノ酸型、
べタイン型、スルホン酸型、硫酸エステル型、リン酸エ
ステル型などの両性界面活性剤、カゼイン、β−ナフタ
レンスルホン酸のホルマリン縮合物、ポリカルボン酸
塩、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体、ポリ
(メタ)アクリルアミド、スチレン−マレイン酸共重合
体(またはその誘導体)、ポリアミド−エピクロルヒド
リン樹脂、アミンーエピクロルヒドリン樹脂、(ポリ)
アルキレンポリアミンーエピクロルヒドリン樹脂、ポリ
(ジアリルアミン)−エピクロルヒドリン樹脂などの高
分子型界面活性剤などがあげられる。これらの界面活性
剤は単独でまたは2種以上を混合して用いることができ
る。なお、本発明においては、本発明の乳化分散剤を、
その製造時の重合用乳化剤としてそのまま用いることも
できる。
剤、単量体、重合開始剤および必要により界面活性剤か
らなる混合物の総量が通常5〜90重量%、好ましくは
10〜60重量%であり、残部が媒体(水または有機溶
媒)となるようにする。重合温度は40〜200℃、好
ましくは50〜100℃であることが望ましい。
くに限定がないが、好ましくは1000〜300000
である。また、共重合体を構成する単量体は、ランダ
ム、交互、ブロック、グラフトのいずれの結合形式であ
ってもよい。
きわめて微細な粒子径を有するロジン系物質水性エマル
ジョンを収得することができ、該エマルジョンは、室温
中で少なくとも6カ月間安定であり、沈殿を生じること
もない。また、希釈安定性がすぐれているので、上水は
もとより、河川、井戸などの水を用いても充分に希釈す
ることができ、抄紙時のパルプスラリーによく分散され
る。さらに、機械的安定性が良好であり、きわめて低泡
性のものである。
は、前記乳化分散剤、ロジン系物質および残部水から構
成される。
ロジン系物質とは、通常、ロジン類0〜95重量%程度
ならびにロジン誘導体および/または強化ロジン誘導体
5〜100重量%程度からなり、さらに必要に応じてこ
れらに50重量%までの増量剤を添加したものをいう。
ッドロジン、トール油ロジンなどを単独でまたはこれら
を混合して用いることができる。前記ロジン誘導体とし
ては、たとえば水添ロジン(水素添加物)、不均化ロジ
ン(不均化物)、重合ロジン、アルデヒド変性ロジン
(アルデヒド変性物)、アルコール変性ロジン(アルコ
ール変性物)、アミン変性ロジン(アミン変性物)など
があげられる。
デヒド変性ロジンは、通常ロジンとその2〜8重量%程
度のホルムアルデヒドまたはアセトアルデヒドを硫酸、
パラトルエンスルホン酸などの酸性触媒の存在下で14
0〜200℃程度の温度で0.5〜3時間程度反応させ
ることによってえられる。
がなく、各種公知のものを適宜選択して用いることがで
きる。ロジン類のエステル化に用いられるアルコール類
としては、たとえばn−オクチルアルコール、2−エチ
ルヘキシルアルコール、デシルアルコール、ドデシルア
ルコール、オクタデシルアルコール、エチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ネオペンチルグリコール、グリセリン、ジグリセリン、
ポリグリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、3−メチルペンタン−1,3,5−トリオ
ール、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、トリエタ
ノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどがあげ
られる。これらは単独でまたは2種以上を混合に用いる
ことができる。これらのなかではグリセリン、トリメチ
ロールプロパンおよびペンタエリスリトールの3価以上
の多価アルコールが好ましい。
ロジン類および/またはロジン誘導体と、式(V):
ジエン試薬)とを付加反応させることによってえられる
化合物などがあげられる。
ば無水マレイン酸、マレイン酸、低級アルコールと無水
マレイン酸からえられるマレイン酸モノエステル類また
はマレイン酸ジエステル類、フマル酸、N−アルキルマ
レイミド類、イタコン酸、イタコン酸無水物、シトラコ
ン酸、無水シトラコン酸、(メタ)アクリル酸などおよ
びこれらの混合物を例示することができるが、これらの
なかでも無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン酸モノ
エステル類、イタコン酸、イタコン酸無水物およびアク
リル酸が好ましい。
/またはロジン誘導体70〜98重量%程度、好ましく
は80〜97重量%と、前記酸性化合物2〜30重量%
程度、好ましくは3〜20重量%とを150〜250℃
程度の温度で加熱反応させることによってえられる。
ックス、マイクロクリスタリンワックスなどのワック
ス、石油樹脂、テルペン樹脂、これらの水素化物などの
炭化水素樹脂などを例示することができる。
るロジン系物質の含有量は、えられるサイズ剤のサイズ
効果の点から、通常5重量%以上、とくに20重量%以
上とすることが好ましく、またサイズ剤のエマルジョン
安定性を考慮すれば、70重量%以下、とくに60重量
%以下であることが好ましい。
ョンサイズ剤を製造するには、たとえば特公昭53−4
866号(溶融高圧乳化法)、特公昭53−22090
号(溶剤高圧乳化法)、特開昭52−77206号、特
公昭58−4938号(反転乳化法)などに記載された
公知のいずれの方法を採用することもできる。
は、あらかじめ水に不溶な有機溶剤に溶解させたロジン
系物質に対して乳化分散剤と水、必要に応じて水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、アンモニア、低級アミンな
どの塩基性物質を加え、ホモジナイザー、ピストン型高
圧乳化機、超音波乳化機などを用いて乳化させ、ついで
該有機溶剤を留去させることによってえられる。なお、
乳化分散剤の添加時期はとくに制限がなく、少量の塩基
性物質または界面活性剤を用いて乳化させたばあいに
は、乳化機を通した後でも、また溶剤留去後でもさしつ
かえがなく、いずれも良好な水性エマルジョンを収得す
ることができる。
つぎのようにして行なうことができる。すなわち、ロジ
ン物質を通常90〜160℃に加熱攪拌して溶融ロジン
物質を調製する。ついで該溶融ロジン物質を撹拌しなが
ら、これに前記乳化分散剤の水溶液または該水性エマル
ジョンと所定量の熱水とを添加して転相させ、ロジン物
質が分散相であり、水が連続相であるエマルジョンを形
成させる。
分散剤の使用量は、乳化分散力を充分にするために、通
常ロジン系物質の固形分に対して1重量%以上、とくに
2重量%以上とすることが好ましく、また経済性を考慮
すれば、通常ロジン系物質の固形分に対して30重量%
以下、とくに20重量%以下であることが好ましい。な
お、所望により、えられたこれらのエマルジョンを水ま
たはアルカリ水で希釈してpHを調整することができ
る。
ては、前記乳化分散剤に加えて発泡性やサイズ効果に悪
影響しない程度に界面活性剤を添加することもできる。
該界面活性剤としては、前記乳化分散剤を乳化重合法に
よって調製する際に用いられた各種のものを例示するこ
とができる。
は、通常は固形分が5〜70重量%、好ましくは30〜
60重量%、pHが2〜6.5、粒子径が0.1〜1μ
m程度の乳白色エマルジョンである。
ロジン系エマルジョンサイズ剤は、これをパルプの水分
散液に添加し、pH4〜8でサイジングする方法に適用
され、幅広い抄紙pH域で成紙にすぐれたサイズ効果を
付与することができる。このばあい、該エマルジョンサ
イズ剤の使用量は、パルプ固形分に対して通常固形分換
算で0.05〜3重量%程度、好ましくは0.1〜1重
量%である。
〜8と幅広い抄紙条件に適用することができるため、填
料として酸性条件下では使用しえなかった炭酸カルシウ
ムを好適に使用することができる。また、硫酸バンドの
使用量は、固形分換算でパルプに対して通常0.5〜1
0重量%程度、なかんづく1〜5重量%とすることが好
ましく、またカチオン性の定着剤として、たとえばカチ
オン化澱粉、ポリアミドポリアミンのエピクロヒドリン
変性物、カチオン性ポリアクリルアミドなどの各種公知
のものを用いることができる。かかるカチオン性の定着
剤の使用量は、固形分換算でパルプに対して通常0.0
1〜1.0重量%程度であることが好ましい。また、パ
ルプに添加するサイズ剤、硫酸バンド、定着剤の添加順
序は任意である。
は、セルロース繊維の抄造のみならず、該繊維と、石
綿、岩綿などの鉱物繊維やポリアミド、ポリエステル、
ポリオレフィンなど合成繊維との混合物を抄造して、
紙、板紙、繊維板などを製造する際にも好適に使用しう
るものである。
イズ剤としても用いることができ、このばあい、あらか
じめ抄造された湿紙に噴霧、浸漬、塗布などの慣用方法
を採用することができる。
さらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではない。なお、各例中、部および%は重
量基準である。
−メチル−2−プロピルペンタン酸ビニル4部、2,2
−ジメチルヘプタン酸ビニル3.5部、酢酸ビニル10
部、アクリル酸n−ブチル40部およびメタクリル酸4
0部からなる単量体混合物100部、2,4−ジフェニ
ル−4−メチル−1−ペンテン2部、ポリオキシエチレ
ンノニルフェニルエーテル硫酸アンモニウム(オキシエ
チレン単位15)3部、過硫酸アンモニウム4部、なら
びに水400部を混合し、70℃で3時間撹拌下に乳化
重合させた。
添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷却し、乳化
分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分子量は50
000であった。
(1,4(8)−p−メンタジエン)5部、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム6部、ベンゾイルペルオキ
シド10部および水400部を混合し、70℃で5時間
撹拌下に乳化重合させた。
48部を添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷却
し、乳化分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分子
量は30000であった。
1部、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテ
ルスルホスクシネート二ナトリウム(オキシエチレン単
位30)10部、アゾビスイソブチロニトリル1部およ
び水400部を混合し、70℃で1時間撹拌下に乳化重
合させた。
液29部を添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷
却し、乳化分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分
子量は60000であった。
スルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシル)ナトリウム
2部、過硫酸カリウム3部および水400部を混合し、
70℃で2時間撹拌下に乳化重合させた。
52部を添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷却
し、乳化分散剤をえた。えられた乳化分散体の平均分子
量は20000であった。
ル−4−メチル−1−ペンテン0.1部、ポリオキシエ
チレンオレイルエーテル(オキシエチレン単位50)1
0部、ラウロイルペルオキシド0.2部および水400
部を混合し、70℃で4時間撹拌下に乳化重合させた。
添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷却し、乳化
分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分子量は25
0000であった。
ル−4−メチル−1−ペンテン2部、ポリオキシエチレ
ンジノニルフェニルリン酸(オキシエチレン単位10)
8部、2,2´−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)4部および水400部を混合し、70℃で8時
間撹拌下に乳化重合させた。
液39部を添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷
却し、乳化分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分
子量は40000であった。
ル−4−メチル−1−ペンテン10部、ラウリル硫酸ナ
トリウム6部、過硫酸アンモニウム3部、亜硫酸水素ナ
トリウム3部および水400部を混合し、50℃で2時
間撹拌下に乳化重合させた。
添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷却し、乳化
分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分子量は50
00であった。
0.2部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(オキシエチレン単位100)15部、tert−ブチ
ルヒドロパーオキシド0.2部および水400部を混合
し、60℃で10時間撹拌下に乳化重合させた。
添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷却し、乳化
分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分子量は15
0000であった。
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1部、アゾビス
イソブチロニトリル5部および水400部を混合し、9
0℃で2時間撹拌下に乳化重合した。
液39部を添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷
却し、乳化分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分
子量は10000であった。
ル−4−メチル−1−ペンテン1部、ドデシルトリメチ
ルアンモニウムクロリド10部、2,2´−アゾビス
(2−アミジノプロパン)−ヒドロクロリド4部および
水400部を混合し、70℃で6時間撹拌下に乳化重合
させた。
添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷却し、乳化
分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分子量は90
000であった。
ル−4−メチル−1−ペンテン5部、スルホコハク酸ビ
ス(2−エチルヘキシル)ナトリウム4部、過硫酸アン
モニウム10部および水400部を混合し、80℃で3
時間撹拌下に乳化重合させた。
液45部を添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷
却し、乳化分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分
子量は30000であった。
ン0.2部、ドデカンチオール0.5部、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム1部、30%過
酸化水素水10部および水400部を混合し、60℃で
6時間撹拌下に乳化重合させた。
添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷却し、乳化
分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分子量は80
000であった。
5部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸
アンモニウム(オキシエチレン単位12)4部、ポリオ
キシエチレンドデシルフェニルエーテル(オキシエチレ
ン単位10)1部、過硫酸カリウム2部および水400
部を混合し、80℃で4時間撹拌下に乳化重合させた。
溶液35部を添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで
冷却し、乳化分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均
分子量は50000であった。
プロピルアルコール5部、ポリオキシエチレンラウリル
エーテルスルホスクシネートカリウム8部、ソルビタン
ジオレート3部、過硫酸アンモニウム1部、ベンゾイル
ペルオキシド1部および水400部を混合し、90℃で
3時間撹拌下に乳化重合させた。
水溶液17部および28%アンモニア水12重量部を添
加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷却し、乳化分
散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分子量は200
00であった。
5部、ラウリル硫酸ナトリウム10部、過硫酸カリウム
5部および水400部を混合し、90℃で3時間撹拌下
に乳化重合させた。
部を添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷却し、
乳化分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分子量は
20000であった。
ル−4−メチル−1−ペンテン2部、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム5部、ベンゾイルペルオキシド4
部および水400部を混合し、80℃で8時間撹拌下に
乳化重合させた。
43.6部を添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで
冷却し、乳化分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均
分子量は50000であった。
5部、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル硫
酸ナトリウム(オキシエチレン単位13)5部、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテル(オキシエチレン単位
9)2部、過硫酸カリウム3部および水400部を混合
し、80℃で6時間撹拌下に乳化重合させた。
部を添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷却し乳
化分散剤をえた。えられた乳化分散剤平均分子量は10
000であった。
5部、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル硫
酸ナトリウム(オキシエチレン単位13)5部、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテル(オキシエチレン単位
9)2部、過硫酸カリウム3部および水400部を混合
し、80℃で6時間撹拌下に乳化重合させた。
部を添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷却し、
乳化分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分子量は
20000であった。
5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1部、過
硫酸カリウム5部および水400部を混合し、80℃で
4時間撹拌下に乳化重合させた。
添加し、1時間撹拌したのち、25℃まで冷却し、乳化
分散剤をえた。えられた乳化分散剤の平均分子量は20
000であった。
する。
キサン酸ビニル 単量体a−2:2−メチル−2−プロピルペンタン酸ビ
ニル 単量体a−3:2,2−ジメチルヘプタン酸ビニル 単量体a−4:2−エチル−2−メチルヘプタン酸ビニ
ル 単量体a−5:2−メチル−2−プロピルヘキサン酸ビ
ニル 単量体a−6:2,2−ジメチルオクタン酸ビニル 単量体b−1:酢酸ビニル 単量体b−2:ピバリン酸ビニル 単量体b−3:酪酸ビニル 単量体b−4:2,2−ジエチルヘキサン酸ビニル 単量体b−5:2−エチル−2−プロピルペンタン酸ビ
ニル 単量体c−1:アクリル酸メチル 単量体c−2:メタクリル酸メチル 単量体c−3:アクリル酸エチル 単量体c−4:メタクリル酸エチル 単量体c−5:アクリル酸n−ブチル 単量体c−6:アクリル酸イソブチル 単量体c−7:アクリル酸tert−ブチル 単量体c−8:メタクリル酸n−ブチル 単量体c−9:メタクリル酸イソブチル 単量体c−10:メタクリル酸tert−ブチル 単量体c−11:アクリル酸2−エチルヘキシル 単量体c−12:メタクリル酸2−エチルヘキシル 単量体c−13:アクリル酸ラウリル 単量体c−14:メタクリル酸ラウリル 単量体c−15:アクリル酸ステアリル 単量体c−16:メタクリル酸ステアリル 単量体d−1:アクリル酸 単量体d−2:メタクリル酸 単量体e−1:スチレン 単量体e−2:ビニルトルエン 単量体e−3:マレイン酸 単量体e−4:無水マレイン酸 単量体e−5:アクリルアミド 単量体e−6:アクリル酸2−ヒドロキシエチル 単量体e−7:メタクリル酸2−ヒドロキシエチル 単量体e−8:メタクリル酸ジメチルアミノエチル
拌しながら触媒としてp−トルエンスルホン酸モノ水和
物2.7部を添加した。ついで37%ホルムアルデヒド
水溶液118部を160〜170℃で90分間を要して
添加した。同温度でさらに1時間撹拌してホルムアルデ
ヒド変性ロジンをえた。この変性ロジンにさらにガムロ
ジン1200部を添加して175℃で1時間撹拌混合し
た。えられた混合物を2950部およびフマル酸177
部を加熱溶融して200℃で3時間反応させた。えられ
たロジン物質(1)の酸価は203、軟化点(環球法、
以下同様)は103.5℃であった。
℃に加熱溶融させ、同温度で4時間反応させた。えられ
た強化ロジンは、酸価286、軟化点138.5℃であ
った。かくしてえられた強化ロジン550部およびガム
ロジン500部を170℃に加熱し、30分間混合して
ロジン物質(2)をえた。えられたロジン物質(2)の
酸価は230、軟化点は110℃であった。
比(−OH/−COOH)=0.43)をチッ素気流下
に、250℃まで加熱し、同温度で8時間エステル化さ
せ、酸価91、軟化点81℃の反応物をえた。ついで、
えられた反応物を160℃に調温して無水マレイン酸9
部を加え、210℃で2時間加熱保温し、酸価183、
軟化点102℃のロジン物質(3)をえた。
質100部を撹拌機および温度計を付したフラスコに仕
込み、150℃で加熱溶融させた。撹拌しながら、表2
に記載の各共重合体の所定量を、溶融ロジン系物質に2
〜3分間で添加し、クリーム状の油中水型エマルジョン
を生成させた。
ら、これにさらに熱水(90℃)を添加し、水中油型の
エマルジョンに転相させたのち、30℃まで急冷した。
径、粘度、機械的安定性、貯蔵安定性および硬水分散性
を以下の方法で測定した。その結果を表3に示す。
業(株)製)の容器に秤取し、温度30℃、荷重10k
g、回転速度1000r.p.m.で20分間機械的シ
ェアーを加えたのち、生成した凝集物を100メッシュ
の金網で濾取し、機械的安定性を次式にしたがって算出
した。
/試料エマルジョンの絶乾重量)×100 (4)貯蔵安定性 40℃、60日後の凝集物量を測定 (5)硬水分散性 硬度1000゜DHの硬水にエマルジョン1滴を滴下し
たときの状態を観察した。分散性が良好であるばあいを
○、そうでないばあいを×とした。
散剤を用いることにより、公知の分散剤(比較製造例1
〜7)を用いるばあいと対比して、機械的安定性、貯蔵
安定性および硬水分散性にすぐれたエマルジョンを収得
しうることがわかる。
でえられたエマルジョンを固形分濃度5%に希釈し、こ
の希釈液につき、JIS K 3362に準じて泡の高
さ(mm)を測定した。
対して炭酸カルシウムを10%、各実施例または比較例
2でえられたエマルジョン(固形分換算)5%、および
硫酸バンド1.5%を添加してえられた水性スラリー
(pH7.5)1リットルを、JIS K 3362に
規定された装置に入れ、内容物をポンプで10分間循環
(8リットル/分)したのち、循環を止めて泡の高さ
(mm)を測定した。
4に示す。
紙用サイズ剤として用いたばあいの成紙のサイズ度
(秒)をステキヒト法(JIS P8122)によって
測定した。
ダードフリーネスまで叩解したパルプ(L−BKP/N
−BKP=2/1)を2%の水性スラリーとし、50℃
に保温した。ついで該パルプスラリー500gを秤量
し、対パルプ1.5%(絶乾重量基準)の硫酸バンド
と、対パルプ0.2%または0.5%(絶乾重量基準)
の水性エマルジョンの順序で薬品を添加し、均一に拡散
させたのち、TAPPIスタンダード・シート・マシン
を用いて坪量60±1g/m2となるように抄紙した。
このときのスラリーのpHは5であった。これを5kg
/cm2の圧力をかけ5分間脱水し、ついでドラムドラ
イヤーで100℃にて1分間乾燥し、さらにこの紙料を
20℃、相対湿度65%の条件で24時間調湿したの
ち、サイズ効果を測定した。その結果を表4に示す。
5%含有)を2%の水性スラリーとし、50℃に保温し
た。これに対パルプ1.0%(絶乾重量基準)の硫酸バ
ンド、ついで対パルプ0.3%(絶乾重量基準)の水性
エマルジョンの順で添加した。そののち、pH7.0の
希釈水で、このスラリーを1%まで希釈し、均一に拡散
させたのち、実用試験1と同様に抄紙しサイズ効果を測
定した。このときのスラリーのpHは7であった。その
結果を表4に示す。
系エマルジョンサイズ剤は、低泡性にすぐれ、高温抄紙
時や高pH抄紙時においてすぐれたサイズ効果を呈する
ものであることがわかる。
ぐれ、発泡性がきわめて低いため、ロジン系物質の粒子
がきわめて微細で、安定性にすぐれ、かつ低泡性のロジ
ン系水性エマルジョンを提供するものである。
で従来の合成高分子型乳化分散剤と比較して顕著にすぐ
れたものである。
ズ剤は、分散安定性にすぐれ、いちじるしく低泡性であ
り、しかもpH、温度、硬度などの抄紙条件にほとんど
左右されないため、広い抄紙pH域で用いることがで
き、高温抄紙時や高pH抄紙時においてもすぐれたサイ
ズ度を呈するものである。
Claims (13)
- 【請求項1】 (A)一般式(I): 【化1】 (式中、R1、R2およびR3は、それぞれ独立してアル
キル基を示し、R1、R2およびR3のうちの少なくとも
1つはメチル基、R1、R2およびR3のアルキル基の炭
素数の総和は7または8である)で表わされる単量体
A、(B)前記単量体A以外のカルボン酸ビニルエステ
ル系単量体B、(C)(メタ)アクリル酸エステル系単
量体C、ならびに(D)(メタ)アクリル酸および(メ
タ)アクリル酸塩から選ばれた(メタ)アクリル酸系モ
ノマーDからなる共重合成分を共重合させてえられた共
重合体および/またはその塩からなるロジン系エマルジ
ョンサイズ剤用乳化分散剤。 - 【請求項2】 共重合成分が単量体A1〜50重量%、
カルボン酸ビニルエステル系単量体B1〜50重量%、
(メタ)アクリル酸エステル系単量体C1〜50重量%
および(メタ)アクリル酸系モノマーD30〜70重量
%からなる請求項1記載の乳化分散剤。 - 【請求項3】 平均分子量1000〜300000を有
する請求項1記載の乳化分散剤。 - 【請求項4】 カルボン酸ビニルエステル系単量体Bが
一般式(II): 【化2】 (式中、R4は炭素数1〜17のアルキル基、クロロメ
チル基またはフェニル基を示す)で表わされるカルボン
酸ビニルエステル系単量体である請求項1または2記載
の乳化分散剤。 - 【請求項5】 (メタ)アクリル酸エステル系単量体C
が一般式(III): 【化3】 (式中、R5は水素原子またはメチル基、R6は炭素数1
〜22のアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル
基、シクロアルケニル基、アリール基、アラルキル基ま
たはアラルケニル基を示す)で表わされる(メタ)アク
リル酸エステルである請求項1または2記載の乳化分散
剤。 - 【請求項6】 (メタ)アクリル酸系モノマーDが一般
式(IV): 【化4】 (式中、R7は水素原子またはメチル基、Mは水素原
子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニアまた
は有機塩基類のカチオンもしくはオニウムを示す)で表
わされる(メタ)アクリル酸系モノマーである請求項1
または2記載の乳化分散剤。 - 【請求項7】 共重合成分がビニルエーテル系単量体、
ニトリル系単量体、スチレン系単量体、モノカルボン酸
系単量体、ジカルボン酸系単量体、ジカルボン酸モノエ
ステル系単量体、スルホン酸系単量体、硫酸エステル系
単量体、アミド系単量体、アミノ基含有単量体、アンモ
ニウム基含有単量体、ヒドロキシアルキル系単量体およ
びポリオキシアルキレン系単量体からなる群より選ばれ
た少なくとも1種の単量体Eを含有したものである請求
項1、2、3、4、5または6記載の乳化分散剤。 - 【請求項8】 共重合成分における単量体Eの含有量が
20重量%以下である請求項7記載の乳化分散剤。 - 【請求項9】 請求項1〜8のうちの1に記載の乳化分
散剤、ロジン系物質および水からなるロジン系エマルジ
ョンサイズ剤。 - 【請求項10】 ロジン系物質5〜70重量%、該ロジ
ン系物質の固形分に対して乳化分散剤1〜30重量%お
よび残部の水からなる請求項9記載のロジン系エマルジ
ョンサイズ剤。 - 【請求項11】 ロジン系物質がロジン類、ロジン誘導
体ならびに式(V): 【化5】 で表わされる基を含有する酸性化合物と、前記ロジン類
および/または前記ロジン誘導体とを付加反応させるこ
とによりえられた強化ロジン誘導体からなる群より選ば
れた少なくとも1種である請求項9または10記載のロ
ジン系エマルジョンサイズ剤。 - 【請求項12】 ロジン類がガムロジン、ウッドロジン
またはトール油ロジンである請求項11記載のロジン系
エマルジョンサイズ剤。 - 【請求項13】 ロジン誘導体が前記ロジン類の水素添
加物、不均化物、アルデヒド変性物、アルコール変性物
またはアミン変性物である請求項11記載のロジン系エ
マルジョンサイズ剤。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001048151A (ja) * | 1999-08-09 | 2001-02-20 | Kao Corp | パルプモールド成形体 |
JP2014532088A (ja) * | 2011-09-12 | 2014-12-04 | オクセア・ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング | 酢酸ビニル/ビニル3,5,5−トリメチルヘキサノエートコポリマーバインダー樹脂 |
CN113621443A (zh) * | 2021-09-10 | 2021-11-09 | 福建省佑达环保材料有限公司 | 一种用于半导体芯片固体蜡清洗的组合物 |
CN116474815A (zh) * | 2023-04-28 | 2023-07-25 | 西华师范大学 | 一种Type-Ⅱ型TiO2/g-C3N4复合光催化材料的制备方法及应用 |
-
1995
- 1995-07-13 JP JP17767695A patent/JP3758210B2/ja not_active Expired - Lifetime
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