JPH09239860A - 合成樹脂製コルゲート二層管継手の止水方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂製コルゲート二層管内が、満水
レベルの加圧下においても漏水のない高止水性と、その
継手部の強度の向上およびその接続作業性が容易な合成
樹脂製コルゲート二層管継手の止水方法を提供する。 【解決手段】 内外面が平滑な合成樹脂製コルゲート二
層管の突き合わせ部に、吸水膨張性不織布を巻き付け、
その上に継手カバーを被せ、その外周を部分的にバンド
により結束する合成樹脂製コルゲート二層管継手の止水
方法。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製コルゲ
ート二層管継手の止水方法に関し、特に高止水性を得る
ことができる内外面が平滑な合成樹脂製コルゲート二層
管継手の止水方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】最近、雨水や汚水等の排水用管として、
ヒューム管、ポリ塩化ビニル単層管、ＦＲＰＭ管、鉄管
等に代り、内外からの圧力に耐性のある内面が平滑で外
周面が凹凸波形同一径の合成樹脂製コルゲート管が使用
されてきている。この合成樹脂製コルゲート管（以下単
にコルゲート管ともいう）は、外周面に凹凸があるため
と一般に接着性のないポリオレフィン系樹脂が素材であ
るため、このコルゲート管同士の接続においてその止水
性に問題があった。

【０００３】このコルゲート管の接続方法としては、接
続部分に発泡体シートを巻き付けた後、半割りのシート
状外装カバーをボルトナットで結合するような方式のも
のが一般的に行なわれていた。

【０００４】しかしながら、前記のようなコルゲート管
の接続方式では、一般的にコルゲート管の最外周面に沿
った部分の止水はほぼ可能であるが、通常コルゲート管
の凹部はスパイラル連通であるが故に凹部にパテ詰めを
行なったりしていたが、これも殆どの場合せいぜい管内
が満水迄の止水手段であった。特に、管内が満水のレベ
ルで内圧が掛ると漏水が起き、一方管に外圧が掛ると浸
水が起ることは必定であった。このように特に、コルゲ
ートスパイラル管の接続止水は極めて難しい問題があっ
た。

【０００５】このようなコルゲート管の止水性をより完
全なものとするためには、コルゲート管の外周面に凹状
の溝の全くない平滑なものとするか、または一定限度内
の緩やかなくぼみをもった内外面が平滑なコルゲート二
層管が強度の面、止水性の面から有効であることが判っ
た。そして、本出願人は、このコルゲート二層管継手の
止水方法として、突当てた管の外周に、比較的軟質で未
加硫のブチルゴムなどのゴム系シートのシールテープを
巻き付け、その上に押え板を乗せ、さらに継手カバーを
被せバンドで結束する接続方法を出願した。（特願平７
−１７０２３１号）

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような軟質で未加硫のゴム系シートからなるシールテー
プは、粘着性が高く密着性がよく止水効果が得られるも
のの密着性のよい反面粘着性が邪魔となり、均一な巻き
付け作業が難しく、巻き付けにおいてシワが起り易く水
道を形成したりする。また、温度の上昇や加圧によりシ
ールテープが変形して継手からはみ出したり、さらには
曲がりを受ける管の継手部分では伸びて破断するなどの
問題が残されていた。

【０００７】したがって、本発明の課題は、合成樹脂製
コルゲート二層管内が満水レベル以上の加圧下において
も漏水のない高止水性と、その継手部の強度の向上およ
びその接続作業性が容易な合成樹脂製コルゲート二層管
継手の止水方法を提供することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究の結果、内外面が平滑な合成
樹脂製コルゲート二層管の突き合わせ部分に、吸水膨張
性不織布を用いることにより、高止水性と継手部の強度
が向上し、かつ作業性も改善されることを見出し、本発
明を完成した。

【０００９】すなわち、本発明の合成樹脂製コルゲート
二層管継手の止水方法は、内外面が平滑な合成樹脂製コ
ルゲート二層管端同士を突き合わせ、前記突き合わせ部
の外周に吸水膨張性不織布を巻き付けることを特徴とす
る。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の合成樹脂製コルゲ
ート二層管継手の止水方法について詳細に説明する。

【００１１】（１）内外面が平滑な合成樹脂製コルゲー
ト二層管 本発明における内外面が平滑な合成樹脂製コルゲート二
層管（以下二層管または単に管ともいう）は、内周面が
平滑で外周面が凹凸波形状に形成されている合成樹脂製
コルゲート管の凸状部の最外周面を結ぶ想定円周面上
を、前記凸状部とは別体の合成樹脂製フィルムシートま
たは帯状体を捲回して溶着して覆った外周部が略平滑な
外周面とからなる二層管である。上記のコルゲート管は
内面と外面との間の凹凸状波形が、螺旋状に連通する巻
回し管またはそれが連通しないリング管のどちらかであ
っても良い。この内、内外面が平滑な螺旋状二層管の
内、谷部を覆う部分が最外表面からわずかに凹んでいる
二層管が好ましい。この二層管は、山部の形状に適合す
る帯状型体を成形用ロールに巻回すと共に、半溶融状の
合成樹脂帯状成形体を該型体上に螺旋状に巻回して、こ
の巻回しにより隣合う該成形体の両端部を谷部において
溶着し、さらに該山部の頂部をスリット状に切断して、
このスリットから該型体を抜き取った後、該山部の頂部
に、該成形体と同質で、かつ隣接する２個の該山部の頂
部を覆う巾の半溶融状の帯状成形材を該山部の頂部に供
給して、先行する該成形材に該山部の頂部巾だけ重ね合
わせながら螺旋状に巻回し、融着させることによって、
該スリットを閉塞すると共に外周面を覆うように成形す
ることができる。

【００１２】また、この二層管に用いられる合成樹脂
は、各種の熱可塑性樹脂を用いることができるが、これ
らのうちではポリエチレンやポリプロピレン等のポリオ
レフィン系樹脂が化学的性質、成形性、機械的物性およ
び経済性等のうえから好ましい。特に、ポリオレフィン
系樹脂のうちでも高密度ポリエチレンが成形性、機械的
物性等から好ましい。

【００１３】（２）吸水膨張性不織布 本発明で用いる吸水膨張性不織布は、前記の二層管の突
き合わせ部分に巻き付け止水を行なうものである。吸水
膨張性不織布は水と反応して瞬時に膨潤して、突き合わ
せ部の空隙を瞬時にシールするため完全に漏水を防ぐこ
とができ、さらに弾力性、柔軟性に富み前記二層管の外
周面と良く馴染み後述の継手カバーの締め付けにより二
層管の僅かな凹凸に充満しくい込み密着して止水効果に
優れるとともに二層管継手部分の曲がりの力に対する引
張り強度を有する。また、この吸水膨張性不織布は、前
記二層管の突き合わせ部分に巻き付ける際に、シワを発
生させることなく容易に巻き付けることができる。

【００１４】本発明で用いる吸水膨張性不織布は、超吸
水性繊維からなる不織布で、超吸水性繊維は、繊維が水
を毛細管現象で間隙に保持するものではなく、ゲル状に
膨潤して水を分子レベルで保持し、外部からの圧力で簡
単に水を吐き出さない繊維状の高分子からなるもので、
例えば超吸水加工した外層とアクリル繊維である内層を
もつ２層構造となっている超吸水性繊維からなるものが
あげられる。このような超吸水性繊維の市販品として
は、「ランシールＦ」［東洋紡績（株）製］があげられ
る。

【００１５】本発明においては、前記吸水膨張性不織布
単体を使用する方法と他の補強材に接着剤やホットメル
トを用いて貼り合わせるか、あるいは縫い合わせること
などによって積層した複合シートとしても用いることが
できる。

【００１６】前記の補強材としては、例えばゴム、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、塩化ビニル
樹脂などのプラスチック発泡シート、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、塩化ビニル樹脂、ポリエステル、ポリア
ミドなどのプラスチックフィルム、アルミ箔などの金属
箔、あるいはポリプロピレンヤーンシート、ビニロン直
交不織布、ガラス繊維直交不織布などを上記のプラスチ
ック発泡シートやプラスチックフィルムで挟み込んだ貼
合シートなどがあげられる。これらは、一種または二種
以上を組み合わせて用いることができる。

【００１７】前記複合シートとしては、（１）吸水膨張
性不織布と水分不透過性面状体であるアルミ箔、プラス
チックフィルム、ゴムシート等を貼り合わせた２層複合
シート、（２）吸水膨張性不織布と水分透過性不織布で
あるビニロン直交不織布、ガラス繊維不織布、ポリオレ
フィン不織布等を貼り合わせた２層複合シート、（３）
吸水膨張性不織布で水分不透過性面状体または水分透過
性不織布等をはさみ込んだ３層複合シート等として用い
るのも好ましい。

【００１８】なお、前記複合シートは、吸水膨張性不織
布側を内側、すなわち二層管側となるように巻き付ける
ことが止水性のうえから必要である。

【００１９】（３）継手カバー 本発明における継手カバーは、前記の吸水膨張性不織布
の外周に被せて保護をし、かつ接続部分の締め付け結束
をするものであり、カバーの少なくとも１箇所が管軸方
向に切断されたものである。カバーは装着に必要な可撓
性とともに接続部分を保持する強度の厚みが必要であ
る。この継手カバーは、例えば管状のものを管軸方向に
１箇所または２箇所切断したものか、またはシート状の
ものを管状にして用いても良い。その材質としては、前
記の要件を満たしかつ耐腐食性等の耐久性があれば合成
樹脂製あるいは金属製のどちらであってもよいが、前記
二層管と同種であることおよび経済性のうえから高密度
ポリエチレンが好ましい。

【００２０】なお、本発明の継手では、上述の継手カバ
ーの合わせ箇所の下に薄い押え板を配置することが好ま
しい、これは、前記の吸水膨張性不織布上で前記の継手
カバーを後述の結束バンドで締め付ける際にこれを滑ら
せ、前記の吸水膨張性不織布の移動や捲れを無くして密
着性を保持するとともに水圧の押えの役目をするうえか
ら好ましいものである。このような押え板としては、外
装カバーに対して滑性をもち、湾曲しかつ耐久性を有す
るものであり、金属製薄板や合成樹脂製の薄板があげら
れるが、強度や耐腐食性のある金属製薄板が好ましく、
特にステンレスシートが好ましい。また、押え板の幅
は、前記吸水膨張性不織布の幅と同程度であることが前
記の理由から好ましい、また、その厚さは通常０．３ｍ
ｍ以上のものが用いられる。

【００２１】（４）バンドおよびクリップ 本発明におけるバンドは、前記二層管の接続部の継手カ
バーを締め付け保持するものである。その材質は、締付
け強度および耐久性があれば金属製であっても合成樹脂
製であってもよいが、強度および耐腐食性のうえからは
耐腐食性金属、特にステンレスバンドが好ましい。

【００２２】また、クリップは、前記のバンド、特にス
テンレスバンドを封緘機により締め付け結束固定できる
機能を有するものであれば特に限定されることなく使用
することができる。

【００２３】なお、バンドの結束は管の口径（３００〜
１０００ｍｍ）により異なるが、通常３〜５本の結束を
行なう。

【００２４】次に、本発明における二層管継手の止水方
法について実施例の図面を参照しつつ詳細に説明する。

【００２５】本発明の二層管の接続方法は、図１に示す
ように内面１および外面２が平滑な二層管ＡおよびＢの
管端Ａ３およびＢ３とを水平に突き合せる。次いで、図
３の突き合わせ部３を中心に吸水膨張性不織布４を巻き
付ける。この吸水膨張性不織布４は図４の（イ）に示す
ように管Ａ、Ｂを一巻きして余りを重ねるようにする。
その重さなりの上に押え板５を乗せ、さらにその外周に
図５の（イ）に示すように管軸方向に切断部６を有する
継手カバー７を、図４の（ロ）に示すようにその切断部
６の部分が前記押え板５の中心にくるように被せる。そ
の上を図５の（ロ）で示すような締め付けバンド８を図
６で示すようにバンド８をクリップ９に通し、その先端
１０を折り曲げ、他方のバンドの端を引き締め機（図示
せず）に挟み込み充分に締め上げ、クリップ９を封緘機
（図示せず）で結び止めて余りのバンドを切断する。こ
のような結束バンドは少なくとも３箇所、好ましくは４
箇所以上を結束する。

【００２６】なお、上記二層管の接続方法において、二
層管の内面１と外面２との間が螺施状に連通するスパイ
ラル管を用いる場合には、管端中空部へパテを詰めてお
くこと（図示せず）が止水を行なううえから必要であ
る。

【００２７】上記の接続方法によって得られた本発明の
二層管継手は、図２に示されるように、内側から外側に
順次、内面１および外面２が平滑な二層管であり、吸水
膨張性不織布層４およびその重ね側の端（吸水膨張性不
織布巻き始め側）に一部分の押え板５を有し、さらにそ
の外周に継手カバー７で被いこの周囲をバンド８で締め
付けクリップ９で止めた結束状態の断面構造を示してい
る。

【００２８】以上、本発明の二層管継手の止水方法は、
高止水性と管の継手部分の曲がりに対しても強度が向上
し、かつ管の接合作業において管外周面に粘着せず滑ら
せることができるため吸水膨張性不織布にシワの発生が
なく作業が容易である。

【００２９】このような効果の得られる理由は、内外が
平滑でかつコルゲート管の撓み性強度を有する管の接合
部に、裏打補強した瞬時吸水膨張性があり圧縮、拡張、
ねじれの変化にも対応できる膨張性能が大で空隙に追従
できる吸水膨張性不織布を用いることにより、強度が向
上するとともに不必要な粘着性のない上に空隙ができな
いためと考えられる。

【００３０】

【実施例】高密度ポリエチレン製内外面平滑コルゲート
二層管のＡまたはＢに、この外周よりも大きい高密度ポ
リエチレン製の継手カバーの１箇所を管軸方向に切断し
て被せ、このカバーを前方か後方にずらしておく。前記
高密度ポリエチレン製内外面平滑コルゲート二層管Ａお
よびＢの管端の中空部分ヘパテを詰め込み、それぞれの
管端を図１に示すように突き当て、超吸水性繊維からな
る吸水膨張性不織布を管に押しつけながら巻き付け密着
させ、巻き余りの吸水膨張性不織布同士を密着した。

【００３１】次いで、前記吸水膨張性不織布の重なりの
上に厚さ約０．３ｍｍのステンレス板を乗せ、その外側
に継手カバーを前記管軸方向の切断部が前記ステンレス
板上の中央部になるように被せて押えた（図４の（ロ）
参照）。

【００３２】さらに、その外周をステンレスバンドをク
リップに通して管に巻き付けてから先に通したクリップ
の下に差し込み先端から約１０ｃｍ程度を図６に示すよ
うに折返した。他方のステンレスバンドを引締め機に挟
み込み充分に締め上げ、充分に締め上げられたことを確
認し、クリップを封緘機で止めた。引き締め機を抜き取
りステンレスバンドをクリップから５ｃｍ程度の所で切
断した。なお、ステンレスバンドの結束は３本を同様に
して行ない合計４本の結束を行なった。

【００３３】次に、得られた接続二層管の両管端を閉鎖
し、この管内に注水して満水とし、さらに加圧し内圧
０．５ｋｇｆ／ｃｍ² （ゲージ圧）から１ｋｇｆ／ｃｍ
² と上昇したが３分間で接続部から漏水はみられなかっ
た。また、継手部を５°に曲げたが、同様に接続部から
の漏水はなかった。また、テスト後解体し見分の結果、
吸水膨張性不織布の巻き付けにおいてシワの発生もみら
れなかった。さらに第２回のテストとして、１．５ｋｇ
ｆ／ｃｍ² に加圧して試験を実施したが異常は見られ
ず、１ｋｇｆ／ｃｍ² に降圧し、一週間保持の継続中に
も何ら変化はなかった。

【００３４】なお、比較のために同径の内面が平滑で外
面が凹凸波形の高密度ポリエチレン製コルゲート管の凹
部にパテを詰め、突き合わせ部に発泡体シートを巻きつ
け、その上にシート状の外装カバーをボルトナットで結
合し、実施例と同様の止水試験を行なったが０．５ｋｇ
／ｃｍ² 未満で漏水がみられた。

【００３５】

【発明の効果】以上、本発明によれば、内外面が平滑な
合成樹脂製コルゲート二層管端同士の突き合わせ部に、
止水材として瞬時吸水膨張性の吸水膨張性不織布を用い
ることにより、二層管継手部で１ｋｇｆ／ｃｍ² （ゲー
ジ圧）以上の高止水性と、継手部の曲げに対する強度を
向上するとともに接続作業も容易に行なうことができ
る。

【００３６】また、複合シートを用いた場合には補強効
果で継手部で屈曲させても吸水膨張性不織布の破断は発
生しなかった。

【００３７】従って、一般的な実用止水圧力としても充
分であり、雨水排水および下水道管向けとして二層管の
水密信頼性をより高めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示した内外面平滑コルゲート
二層管継手の一部切欠側面図である。

【図２】図１におけるＸ−Ｘ線断面略図である。

【図３】実施例の継手を示した斜視図である。

【図４】（イ）は吸水膨張性不織布の巻き付け状態と押
え板の位置を示した斜視図で、（ロ）は管、吸水膨張性
不織布押え板および継手カバーの巻き付け状態の部分図
である。

【図５】（イ）は継手カバーの斜視図で、（ロ）はその
締め付けバンドとバンドのクリップを示す斜視図であ
る。

【図６】締め付けバンドのクリップを示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

Ａ．Ｂ 内外面平滑コルゲート二層管 １ 二層管内面 ２ 二層管外面 ３ 二層管の管端 ４ 吸水膨張性不織布 ５ 押え板 ７ 継手カバー ８ バンド ９ バンドクリップ

フロントページの続き (72)発明者 橋爪 泰弘 兵庫県姫路市元塩町144番地 株式会社エ スピーシー内 (72)発明者 寺田 達雄 大阪府大阪市北区堂島浜二丁目２番８号 東洋紡績株式会社内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 内外面が平滑な合成樹脂製コルゲート二
   層管端同士を突き合わせ、前記突き合わせ部の外周に吸
   水膨張性不織布を巻き付けることを特徴とする合成樹脂
   製コルゲート二層管継手の止水方法。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の合成樹脂製コルゲート
   二層管継手の止水方法において、前記突き合わせ部の外
   周に前記吸水膨張性不織布と補強材とからなる複合シー
   トを巻き付ける合成樹脂製コルゲート二層管継手の止水
   方法。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載の合成樹脂製コ
   ルゲート二層管継手の止水方法において、前記吸水膨張
   性不織布または複合シートの外周に、少なくとも１箇所
   を管軸方向に切断した継手カバーを被せ、その外周をバ
   ンドで結束する合成樹脂製コルゲート二層管継手の止水
   方法。