JP2004007996A - 管継手の接続工法及びその管継手の分離工法 - Google Patents

管継手の接続工法及びその管継手の分離工法 Download PDF

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Abstract

【課題】電線やケーブルを保護する一対の管体を接続及び分離する作業が簡単且つ容易に行える管継手の接続工法及びその管継手の分離工法を提供する。
 【解決手段】螺旋状の突条2aを有する合成樹脂波付き管2及び突条2aを有しない合成樹脂管3を回転することなく、管継手1を、合成樹脂波付き管2の突条2aに沿って接続方向及び分離方向に回転させ、合成樹脂波付き管2と合成樹脂管3とを接続及び分離するか、略同一径を有する一対の合成樹脂波付き管2,2を接続及び分離する。
【選択図】 図3

Description

 この発明は、例えば電線やケーブル等を保護するために用いられる一対の管体を接続する管継手の接続工法及び管継手の分離工法に関する。
 従来、上述の管体を地中に埋設する場合、防水性を持たせる必要があるため、管体及び管継手の接続部分に防水を施さなければならない。図9に示すように、合成ゴム製の異種管継手101で接続する場合、まず、螺旋状の突条102aを有する合成樹脂波付き管102を管継手101の一方にねじ込む。続いて突条を有しない合成樹脂管103を、管継手101の他方に差し込んでバンド104で締め付ける。次に、管継手101及び合成樹脂波付き管102の接続側外周面にシーリングテープ105を密着させて巻き、その上に、水密保護テープ106をしっかりと巻いて、さらにビニルテープ107を用いて水密保護テープ106の巻き終わり部分を押え巻きする。露出場所に使用する場合には、ビニルテープ107は、管継手101全体に巻かなければならない。したがって、管継手101及び合成樹脂波付き管102を接続する場合、特異な管形状を有するため、少なくとも複数の防水手段を施さなければならず、接続作業に手間及び時間が掛かる。且つ、図示した例は、異種管継手であるので、上述の防水構造は一方のみに行えばよいが、直管継手の場合には両端に防水構造を形成するなど、管継手の種類によっては複数箇所に行わなければならない場合があり、作業には、より多くの手間及び時間が掛かる。
 この発明は上記問題に鑑み、螺旋状の突条を有する管体を回転することなく、一対の管体を接続する管継手を回転するだけの簡単な作業で接続及び分離することができる管継手の接続工法及び管継手の分離工法の提供を目的とする。
 この発明は、螺旋状の突条を有する管体と該突条を有しない管体とを接続する管継手の接続工法であって、上記突条を有する管体と上記管継手との対向面に、水分を吸収して膨張する膨張体を一体成形し、上記突条を有しない管体を上記管継手に接続後又は接続前において、上記突条を有する管体を回転することなく、該管体端部を管継手の接続部に差し込み、上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数回転させて、上記各管体端部を互いに付き合わせると共に、該管継手の接続部を管体端部に被せた状態に接続する管継手の接続工法であることを特徴とする。
 上述の膨張体は、例えば高吸水性の水膨張繊維や水膨潤ゴム、高吸水性樹脂(水膨潤ポリマ)等で構成することができ、繊維状や粉末状、フィルム状のものを金型に保持して一体成形すればよい。また、例えば螺旋波形管の外周面と対向する側に配置される水膨張不織布(高吸水性の水膨張繊維からなる不織布)と、管継手の内周面と対向する側に配置される非膨張不織布とを積層したシート、その水膨張不織布及び非膨張不織布を2層以上に積層してなるシート等で構成することもできる。
 且つ、一体的に成形及び積層するとき、圧力及び熱が付与されるので、好ましくは、耐熱性の良好な素材からなり嵩の高低変化が可能な柔軟な材料、例えば水膨張繊維や水膨潤ゴム、高吸水性樹脂を、スポンジ状の部材や不織布に混入するか、保持したものを用いるのがよい。
 つまり、螺旋状の突条を有する管体と該突条を有しない管体とを管継手で接続する場合、突条を有する螺旋波形状の管体(実施例の合成樹脂波付き管)及び突条を有しない筒形状の管体(実施例の合成樹脂管)の対向面に、水分を吸収して膨張する膨張体を一体成形し、突条を有しない管体を管継手に接続後又は接続前において、突条を有する管体を回転することなく、管体端部を管継手の接続部に差し込み、管継手を、管体の突条に沿って螺旋数回転させて、各管体端部を互いに付き合わせると共に、管継手の接続部を管体端部に被せた状態に接続する。且つ、接続後において、外部から浸入しようとする水分を膨張体が吸収して膨張し、突条を有する管体と管継手との対向面に密着及び圧接されるため、止水性が安定して得られる。
 上述の膨張体を、高吸水性の水膨張繊維かなら不織布で構成した場合、一旦吸水膨潤すると圧力をかけても離水しにくい性質があり、また螺旋波形管を配設する地中には水分があるので、止水性が確実に保たれる。且つ、膨張体を一体成形した場合、防水性を得るために他の部品は必要なく、製品管理等が容易な上、作業も上述のように簡単である。
 なお、膨張体には、成形時の熱により溶解するような熱可塑性樹脂を混入するとよい。例えば熱可塑性樹脂を、不織布からなる膨張体に繊維として適宜割合混入しておくことで、熱可塑性樹脂が成形時に溶けて冷えたら固まることによって、成形材料との一体性が高まる上に、ねじ山を有するような複雑な形であっても型に沿った形状に保持できる。このため接続部への差し込み性を確保できるとともに、均一な膨張をさせることができる。
 また、膨張体と成形材料との間に、シート材を介装するとよい。シート材は、布のような通気性を有するものでも、成形時に溶けて形成材料と一体化する非通気性のフィルムのようなものでもよい。このときシート材における膨張体との接触面には、接着剤を塗布しておくと、膨張体との一体性が得られるのでよい。
 例えば不織布を用いた膨張体の場合、成形時に材料が膨張体に浸透しやすく、また膨張体が成形時の圧力によって流れやすいが、シート材が材料の浸透を抑制するとともに、緩衝材となって膨張体を適宜保護する。このため、膨張体の高吸水性樹脂が膨潤できるような層構造を確保した状態で一体化できる。
 上述の接続工法の他の実施形態として、螺旋状の突条及び略同一径を有する一対の管体を接続する管継手の接続工法であって、上記突条を有する管体と上記管継手との対向面に、水分を吸収して膨張する膨張体を一体成形し、上記一方の管体を回転することなく、該管体端部を管継手の接続部に差し込み、上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数回転させ、該管継手の略全長を管体端部に被せて上記各管体端部を互いに付き合わせた後、上記各管体を回転することなく、上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数の略半分回転させて、該管継手の両端側接続部を各管体端部に対して略均等に被せた状態に接続する管継手の接続工法で構成することができる。
 一方、管継手の分離工法の実施形態として、螺旋状の突条を有する管体と該突条を有しない管体とを接続する管継手の分離工法であって、上記突条を有する管体を回転することなく、上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数回転させて該管体の接続面を露出し、上記各管体の個々の接続面の中心間距離が相対的に管継手の直径以上となるまで移動するか、若しくは、上記管継手の全長以上となるまで遠ざける等した後、上記突条を有する管体を回転することなく、上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数以上回転させて分離する管継手の分離工法で構成することができる。
 また、螺旋状の突条及び略同一径を有する一対の管体を接続する管継手の分離工法であって、上記各管体を回転することなく、上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数回転させて該各管体の接続面を露出し、上記各管体の個々の接続面の中心間距離が相対的に管継手の直径以上となるまで移動するか、若しくは、上記管継手の全長以上となるまで遠ざける等した後、上記各管体を回転することなく、上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数以上回転させて分離する管継手の分離工法で構成することができる。
 且つ、上記膨張体が、高吸水性の水膨張繊維からなる不織布であることを特徴とする請求項1又は2記載の管継手の接続工法で構成することもできる。
 この発明によれば、螺旋状の突条を有する管体を回転することなく、一対の管体を接続する管継手を該管体の突条に沿って回転するだけで、突条を有する管体と該突条を有しない管体とを接続及び分離するか、螺旋状の突条及び略同一径を有する一対の管体を接続及び分離する作業が簡単且つ容易に行え、作業性が向上する。且つ、従来のように何種類ものテープを巻きつけたりする煩雑な作業は不要で、簡易迅速な接続作業が期待できる。且つ、管継手の接続部内周面に成形した膨張体が水分を含むと膨張して大きくなるので、水分が侵入及び浸透するのを防止する止水性が安定して得られる。
 この発明は、突条を有する管体と該突条を有しない管体とを接続及び分離するか、螺旋状の突条及び略同一径を有する一対の管体を接続及び分離する目的を、管継手を管体の突条に沿って接続方向及び分離方向に回転操作することで実現した。
 この発明の実施の形態を、以下図面に基づいて詳述する。 
 図1は、螺旋状の突条2aを有する合成樹脂波付き管2と、その突条2aを有しない合成樹脂管3とを接続する管継手1の断面図であり、この管継手1は、螺旋状の突条2aを有する螺旋波形状の合成樹脂波付き管2と、突条2aを有しない筒形状の合成樹脂管3とを接続する合成ゴム製の管継手であり、合成樹脂波付き管2の端部外周面と対向する管継手1の接続部4内周面に、水分を吸収して膨張するシート状の膨張体5を一体成形している。また、管継手1を合成樹脂で一体成形してもよい。
 上述の膨張体5は、例えば高吸水性樹脂と、熱可塑性樹脂と、不織布との混合物で構成している。成形時において高温になるため、不織布は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等の耐熱性の良好な繊維を用いる。また、高吸水性樹脂は、例えば繊維状や粉末状、シート状等の適宜形態のものを用いる。
 且つ、高吸水性樹脂は膨張体を膨張させる役目を有するので、繊維状のものを使用して不織布に混合させるのがより好ましいが、粉末状のものを不織布繊維の間に混入するもよい。また、シート状の高吸水性樹脂を用いる場合、不織布で挟んでサンドイッチ構造にするとよい。また、熱可塑性樹脂は、成形時に溶ける性質の材料で形成し、例えば繊維として適宜割合混入しておく。その不織布と高吸水性樹脂と熱可塑性樹脂との混合割合は、例えば不織布と高吸水性樹脂とをおよそ5:5から5:3程度に設定し、熱可塑性樹脂は僅かでよい。
 また、例えば管継手1の内周面と対向する側に配置される非膨張不織布と、合成樹脂波付き管2の外周面と対向する側に配置される水膨張不織布(高吸水性の水膨張繊維からなる不織布)とを積層したシート、その水膨張不織布及び非膨張不織布を2層以上に積層してなるシート等で構成することもできる。
 上述の管継手1を製造する場合、図2に示すように、シート状の膨張体5を型(図示せず)の所定部位に巻き付け、この上に、成形材料の合成ゴムが、不織布からなる膨張体5に浸透するのを抑制するシート材6を巻き付けてから成形を行う。且つ、シート材6としては、例えば綿布を主シート材として用い、そのシート材6の片面に、例えばゴム糊等の粘着剤7を予め塗布しておき、膨張体5と一体化させる。
 成形時において、シート材6は、緩衝材となって合成ゴムが不織布からなる膨張体5に浸透するのを抑制するとともに、成形時に掛かる圧力を緩和して膨張体5の層を確保する。また、膨張体5内の熱可塑性樹脂が溶解することによって、成形材料との一体性が高まるとともに、ねじ山を有するような形態であってもその形状に沿った形に安定する。このため接続部4に対する差し込み性を確保できて、均一な膨張が可能となって確実な防水性を得られる。なお、成形圧力を低くできる場合、前述のようなシート材6を省略することもできる。
 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、螺旋状の突条2aを有する合成樹脂波付き管2と、その突条2aを有しない合成樹脂管3とを管継手1で接続する接続工法及び分離工法を説明する。
 先ず、図3に示すように、螺旋状の突条2aを有する合成樹脂波付き管2を回転することなく、合成樹脂波付き管2の端部を管継手1の一方接続部4にねじ込み、管継手1を、合成樹脂波付き管2の突条2aに沿って接続方向に螺旋数回転させて、管継手1の略半分を合成樹脂波付き管2の端部に被せた状態に接続する。
 且つ、突条2aを有しない合成樹脂管3の端部を、管継手1の他方接続部8に圧入及び差し込んだ後、バンド9で締め付けて防水性を保持するので、合成樹脂波付き管2及び合成樹脂管3が埋設される地中の水分を、膨張体5全体が吸水して大きく膨張し、合成樹脂波付き管2の端部外周面に対して密着及び圧接されるため、水分が侵入及び浸透するのを防止する止水性が安定して得られる。
 一方、合成樹脂波付き管2及び合成樹脂管3を接続する管継手1を分離する場合、合成樹脂波付き管2及び合成樹脂管3を回転することなく、管継手1を合成樹脂波付き管2の突条2aに沿って分離方向に螺旋数回転させて、合成樹脂波付き管2の接続側端部を露出し、合成樹脂波付き管2及び合成樹脂管3の個々の接続面の中心間距離が相対的に管継手1の直径以上となるまで横移動するか、若しくは、管継手1の全長以上となるまで遠ざける等して、合成樹脂波付き管2を回転することなく、管継手1を、合成樹脂波付き管2の突条2aに沿って分離方向に螺旋数以上回転させて分離する。且つ、バンド9による締め付けを解除した後、合成樹脂管3の端部を、管継手1の接続部8から抜き取って分離及び分離する。
 以上のように、合成樹脂波付き管2及び合成樹脂管3を回転することなく、相互を接続する管継手1を合成樹脂波付き管2の突条2aに沿って回転するだけで、合成樹脂波付き管2及び合成樹脂管3を接続するか、分離する作業が簡単且つ容易に行え、作業性が向上する。且つ、従来のように何種類ものテープを巻きつけたりする煩雑な作業は不要で、簡易迅速な接続作業が期待できる。且つ、管継手1の接続部4内周面に成形した膨張体5が水分を含むと膨張して大きくなるので、水分が侵入及び浸透するのを防止する止水性が安定して得られる。
 図4は、略同一の径及び形状に形成され、螺旋状の突条2aを有する一対(2本)の合成樹脂波付き管2,2を接続する管継手1の接続工法及び分離工法を示し、合成樹脂波付き管2,2の外周面と対向する管継手1の接続部4,4内周面全体に、水分を吸収して膨張するシート状の膨張体5を一体成形している。
 一対の合成樹脂波付き管2,2を管継手1で接続する場合、一方の合成樹脂波付き管2を回転することなく、合成樹脂波付き管2の端部を管継手1の接続部4に差し込み、管継手1を合成樹脂波付き管2の突条2aに沿って接続方向に螺旋数回転させて、管継手1の略全長を合成樹脂波付き管2の端部に被せた後、合成樹脂波付き管2,2の対向端部を互いに付き合わせて、合成樹脂波付き管2,2を回転することなく、管継手1を、合成樹脂波付き管2の突条2aに沿って接続方向に螺旋数の略半分回転させて、管継手1両端部を合成樹脂波付き管2,2の端部に対して略均等に被せた状態に接続する。且つ、接続後において、外部から浸入しようとする水分を、管継手1の接続部4,4内周面に一体成形した膨張体5全体が吸収して膨張し、合成樹脂波付き管2,2の端部外周面に密着及び圧接させて止水する。
 一方、一対の合成樹脂波付き管2,2を接続する管継手1を分離する場合、合成樹脂波付き管2,2を回転することなく、管継手1を合成樹脂波付き管2の突条2aに沿って分離方向に螺旋数回転して、一方の合成樹脂波付き管2の端部を露出し、合成樹脂波付き管2,2の個々の接続面の中心間距離が相対的に管継手1の直径以上となるまで横移動するか、若しくは、管継手1の全長以上となるまで遠ざける等した後、合成樹脂波付き管2,2を回転することなく、管継手1を合成樹脂波付き管2の突条2aに沿って分離方向に螺旋数以上回転して、他方の合成樹脂波付き管2の端部を分離するので、一対の合成樹脂波付き管2,2を回転することなく、合成樹脂波付き管2,2を接続する管継手1を合成樹脂波付き管2の突条2aに沿って接続方向及び分離方向に回転するだけで、一対の合成樹脂波付き管2,2を接続及び分離する作業が簡単且つ容易に行え、上述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
 図5、図6、図7、図8は、作業者の手による操作力が付与される2条の突起部1aを、管継手1の両側部外周面に沿って軸方向全長に一体形成したその他の接続工法を示し、略同一の径及び形状に形成され、螺旋状の突条2aを有する一対の合成樹脂波付き管2,2の外周面と、管継手1の接続部4,4内周面に形成した膨張体5との対向面間に、膨張体5が膨張する以前及び乾燥時(水分放出時)において略均等なクリアランスを形成している。
 且つ、突起部1aを、管継手1外周面に対して略180度に開角した相対向する位置に形成しているが、1条の突起部1aを一側部外周面に沿って軸方向全長に形成するか、複数条の突起部1aを円周方向に対して所定角度(又は所定間隔)に隔てて形成する等してもよい。また、突起部1aを、軸方向及び円周方向に対して部分的に形成することもできる。
 つまり、合成樹脂波付き管2,2を図4と同様にして接続及び分離するとき、作業者の手による操作力及び把持力が管継手1の突起部1a,1aを介して確実に付与されるため、手が滑るのを防止することができ、合成樹脂波付き管2,2を接続及び分離する作業が簡単且つ容易に行え、上述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。且つ、乾燥時において、水分を積極的に浸入させるためのクリアランスを予め確保しておき、吸水時に、膨張体5の迅速な吸水膨張により確実な止水効果を得ることができる。また、突起部1aは、合成樹脂波付き管2及び合成樹脂管3を接続する管継手1にも適用することができる。
 この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 
 この発明の螺旋状の突条を有する管体は、合成樹脂波付き管2に対応し、 
 以下同様に、 
 突条を有しない管体は、合成樹脂管3に対応するも、 
 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
 例えば膨張体5を、合成樹脂管3が接続される管継手1の接続部8に一体形成してもよい。また、管継手1は、合成樹脂波付き管2及び合成樹脂管3を内側に差し込む構造だけでなく、外側に嵌め込む構造の管継手で構成することもできる。且つ、異なる径及び形状の管体を接続する作業にも適用することができる。
異なる径の管を接続する管継手を示す断面図。 図1に示す管継手のA部拡大図。 異なる径の管を接続する管継手による接続工法を示す断面図。 略同一径の管を接続する管継手による他の接続工法を示す断面図。 突起部付き管継手によるその他の接続工法を示す斜視図。 突起部付き管継手の外観形状を示す斜視図。 膨張体を乾燥させたまま管継手で接続した状態を示す断面図。 膨張体両端部を膨張させて管継手で接続した状態を示す断面図。 従来例の管継手による接続状態を示す断面図。
符号の説明
 1…管継手
 2…合成樹脂波付き管
 3…合成樹脂管
 4,8…接続部
 5…膨張体
 6…シート材

Claims (5)

  1.  螺旋状の突条を有する管体と該突条を有しない管体とを接続する管継手の接続工法であって、
    上記突条を有する管体と上記管継手との対向面に、水分を吸収して膨張する膨張体を一体成形し、
    上記突条を有しない管体を上記管継手に接続後又は接続前において、
    上記突条を有する管体を回転することなく、該管体端部を管継手の接続部に差し込み、
    上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数回転させて、上記各管体端部を互いに付き合わせると共に、該管継手の接続部を管体端部に被せた状態に接続する
    管継手の接続工法。
  2.  螺旋状の突条及び略同一径を有する一対の管体を接続する管継手の接続工法であって、
    上記突条を有する管体と上記管継手との対向面に、水分を吸収して膨張する膨張体を一体成形し、
    上記一方の管体を回転することなく、該管体端部を管継手の接続部に差し込み、
    上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数回転させ、該管継手の略全長を管体端部に被せて上記各管体端部を互いに付き合わせた後、
    上記各管体を回転することなく、上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数の略半分回転させて、該管継手の両端側接続部を各管体端部に対して略均等に被せた状態に接続する
    管継手の接続工法。
  3.  螺旋状の突条を有する管体と該突条を有しない管体とを接続する管継手の分離工法であって、
    上記突条を有する管体を回転することなく、上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数回転させて該管体の接続面を露出し、
    上記各管体の個々の接続面の中心間距離が相対的に管継手の直径以上となるまで移動するか、若しくは、上記管継手の全長以上となるまで遠ざける等した後、
    上記突条を有する管体を回転することなく、上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数以上回転させて分離する
    管継手の分離工法。
  4.  螺旋状の突条及び略同一径を有する一対の管体を接続する管継手の分離工法であって、
    上記各管体を回転することなく、上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数回転させて該各管体の接続面を露出し、
    上記各管体の個々の接続面の中心間距離が相対的に管継手の直径以上となるまで移動するか、若しくは、上記管継手の全長以上となるまで遠ざける等した後、
    上記各管体を回転することなく、上記管継手を上記管体の突条に沿って螺旋数以上回転させて分離する
    管継手の分離工法。
  5. 上記膨張体が、高吸水性の水膨張繊維からなる不織布であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の管継手の接続工法。
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