JPH05245939A - コルゲート管の接続方法およびその継手部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】排水管としての合成樹脂製コルゲ−ト二重管
は、管外周がスパイラル状の凹凸形状よりなっているこ
となどから、接合部分の水密性の確保が難しく、浸水、
漏水が防止され信頼性の向上したシ−リング技術を行な
うことは難しい。 【構成】外周面が螺旋状凹凸波形の合成樹脂からなるコ
ルゲ−ト管１Ａ、１Ｂ同士を接続する際に、前記コルゲ
−ト管の外周面溝部に、当該溝部形状に相応した断面形
状を有するフォ−ムパッキン１３を巻き付けし、該フォ
−ムパッキン１３上に、接着層を有するフォ−ムシ−ト
１４を接合し、該フォ−ムシ−ト１４に、水と反応し膨
張固化するペ−ストを含浸させるとともに、該フォ−ム
シ−ト１４上に、合成樹脂層５の片面に繊維層６を張り
付けして成る継手部材４を、その繊維層６に当該ペ−ス
トを含浸させて接着させることを特徴とするコルゲ−ト
管の接続方法及び当該継手部材。 【効果】本発明によれば、上記問題を解消出来る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はコルゲ−ト管の接続方法
およびそれに使用される継手部材に関し、特に、送排水
管として使用される合成樹脂製コルゲ−ト管を接続して
いく際に、水漏れを防止できるシ−リング技術に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】一般排水や公共下水道などの配管とし
て、ヒュ−ム管などがあるが、近年、土中埋設の一般排
水管として合成樹脂製コルゲ−ト二重管（二重壁管）が
多用されつつある。この二重壁管は、ポリエチレン製
で、内壁、外壁二重壁よりなっており、管内面が平滑で
管外周がスパイラル状（螺旋状）の凹凸形状よりなって
いる。このようなコルゲ−ト二重壁管が多用されつつあ
る理由は、従来の管に比べて、軽量で、取扱い施工性が
良好であることに加え、可撓管としての埋設強度に対す
る高剛性管としての実績が評価されつつあることなどに
よる。しかし、このものは、その一方で、その素材がポ
リエチレンよりなり、元来、極性基を有しない材料より
なるため、接着性がなく、溶剤などが使えないこと、そ
れに加えて、その管外周が螺旋状の凹凸面になっている
ためにその接続シ−ルが難しいこと、熱、外力などによ
り寸法が変化し易く、それに対する対策が難しいなどの
問題がある。即ち、接着性がなく、溶剤が使えないこと
から、当該配管の適切な接続シ−ルを難しくし、また、
コルゲート管でスパイラル状となっているので、水の流
路が複雑多岐にわたり、水漏れを生じ易く、さらに、管
自体が熱、外力などにより寸法が変化するのでパッキン
を入れても、そのパッキンは当該寸法変化に追随でき
ず、水漏れを生じ易くしている。尚、当該コルゲ−ト二
重管自体がその形態の特異性からその山形形状（凸
部）、寸法において高い精度のものを作り難いという問
題もある。

【０００３】従来、この手のコルゲートパイプの結合に
は、鉄板（通称ブリキ）や、ＦＲＰ（ガラス繊維強化プ
ラスチック）その他の樹脂板、またはポリエチレンなど
の成型物等が素材として用いられ、形状的には平板状の
ものを、円周の長さに少し余裕のある一枚ものにしたも
のか、または、円周の半分かあるいは１／３の長さ程度
のものを組み合わせるとかの方法で、パイプ外周に巻き
付ける如くにして装着するのが一般的である。しかし、
コルゲートパイプの外周はリング状、ないし、スパイラ
ル状に溝が構成されており、ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）
管のような単層構造ではない上に、上記したように、素
材がポリオレフィンの場合には、接着が出来ないため、
接合部分の水密性の確保が難しいという問題がある。そ
して、管体外周と継手の内面は、それ等自体で完全密着
は期待できないため、そのスキマを埋める方法として、
溝部にブロック状のスポンジ体と、外周にはスポンジシ
ートを巻き付ける方法とかまたはエポキシ系の練り物の
Ａ材およびＢ材とを練り合わせて充填する方法等がとら
れている。これらは、そのものの押し漬しによって止水
性を確保しようとするものであるが、装着時に、スポン
ジが切れたり、シートの重なり部分や溝ブロック部分
で、充分な押し漬しが期待できなかったり、また、殆ん
どの場合、それぞれが固体として、隣りあわさっている
だけで、スキマを少なくして水の通る道を無くそうとし
ょうとしても、実際には完全な密閉状態を造り出す事が
難しく、必ずしも、期待どおりのシール性が発揮出来な
いというケースが多い。特にスパイラルパイプの場合の
止水が困難である。一方、継手による管の接続に際し、
単なるシート状継手を管に巻き付けた後、多くの場合ボ
ルト、ナット等を用いて結合するが、強く締め付けると
シートが伸びたり、相当に強く締め付けてもパイプの抜
けが発生することがあり、その防止策として、シートに
突起を設けたり、細長のコ字形鉄板等を挟み込むなどの
方法が取られている。しかし、このような抜け防止のた
めのシートに突起を突設する方法や鉄板の折り曲げ部分
を管の溝に挟み込む方法などでは、あくまでも部分的な
処置に止まり、強度的にはそれほど信頼性のあるもので
はない。従って、当該分野では、浸水、漏水が防止され
信頼性の向上したシ−リング技術を行なうことは難しい
が、それを解決することが重要課題となっている。

【０００４】

【発明が解決しょうとする課題】本発明はかかる技術的
背景の下、上述の如く、信頼性のあるシ−ル性を有する
接続施行工事が難しいとされるコルゲ−ト管の好適な接
続施工技術およびその継手部材を提供することを目的と
したものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明は、外周面が螺旋状凹凸波形の合成樹脂から
なるコルゲ−ト管同士を接続する際に、前記コルゲ−ト
管の外周面溝部に、当該溝部形状に相応した断面形状を
有するフォ−ムパッキンを巻き付けし、該フォ−ムパッ
キン上に、接着層を有するフォ−ムシ−トを接合し、該
フォ−ムシ−トに、水と反応し膨張固化するペ−ストを
含浸させるとともに、該フォ−ムシ−ト上に、合成樹脂
層の片面に繊維層を張り付けして成る継手部材を、その
繊維層に当該ペ−ストを含浸させて接着させることを特
徴とするコルゲ−ト管の接続方法に存する。また、本発
明は、上記方法において使用できる合成樹脂層の片面に
繊維層を張り付けして成ることを特徴とする継手部材に
存する。

【０００６】

【実施例】次に、本発明について適宜図面を参照しつつ
説明する。図７に本発明に係るコルゲ−ト管（コルゲ−
ト二重壁管）を接続していく実施態様の一例を示す。図
示例示された管１Ａ，１Ｂは、全て同種コルゲ−ト二重
壁管より成っている。図８に当該コルゲ−ト二重壁管の
一部断面構成図を示す。これら管１Ａ，１Ｂは、図８に
示されるように、内周壁２と外周壁３とからなってい
る。内周壁２の内面は平滑である。外周壁３の外周面は
螺旋状の凹凸波形３０，３１に形成されている。当該コ
ルゲ−ト二重管１Ａ，１Ｂは、合成樹脂例えばポリオレ
フィン系合成樹脂により構成されている。ポリオレフィ
ン系合成樹脂として、特に、ポリエチレン就中高密度ポ
リエチレンであることが好ましい。

【０００７】本発明の一実施態様は、当該内周面が平滑
で外周面が螺旋状凹凸波形の主としてポリオレフィン系
合成樹脂からなるコルゲ−ト二重管同士１Ａ，１Ｂを接
続する際に、前記コルゲ−ト二重管１Ａ，１Ｂの外周面
溝部３０に、当該溝部３０形状に相応した断面形状を有
するフォ−ムパッキンを巻き付けし、該フォ−ムパッキ
ン上に、接着層を有するフォ−ムシ−トを接合し、該フ
ォ−ムシ−トに、水と反応し膨張固化するペ−ストを含
浸させるとともに、該フォ−ムシ−ト上に、ポリオレフ
ィン系合成樹脂層の片面に繊維層を張り付けして成る継
手部材を、その繊維層に当該水と反応し膨張固化するペ
−ストを含浸させ接着させる。

【０００８】図４に当該継手部材の実施態様の一例を示
す。図４（Ａ）は、その斜視図、図４（Ｂ）は、その断
面図である。継手部材４は、ポリオレフィン系合成樹脂
層５と繊維層６とを有して成る。ポリオレフィン系合成
樹脂層５の片面に繊維層６を張り付けしてなる。図４
（Ｂ）において、符号７で示す部分は、繊維層６の繊維
が、当該ポリオレフィン系合成樹脂層５に混入している
部分を示す。図５に当該継手部材４の製法例を示す。そ
の一例は、図５（Ａ）に示すように、押出機８で溶融さ
れ、ダイス９から吐出された樹脂を、冷却ロール１０で
冷却しつつ、若干の圧を与え、厚み寸法を規制し、シー
ト５となし、その際に、ロール状に巻き取られている不
織布６を、当該シート５に同時に挟み込み熱圧着する。
この様にすると、図４（Ｂ）に示すように、半固体状の
シート５の中に、不織布６を構成する例えばポリエステ
ル繊維の一部が入り込み、繊維混入層７を形成し、これ
らポリオレフィン系合成樹脂層５と繊維層６とが強固に
接合され、二層構造のシート状の継手部材４が出来上が
る。他の一例は、図５（Ｂ）に示すように、ポリオレフ
ィン系合成樹脂シート５を加熱し、その片面に、繊維層
６を構成する例えばポリエステル製不織布を載置し、下
金型１１および上金型１２によりプレスし、ポリオレフ
ィン系合成樹脂シート５に繊維層６を張り付ける。ポリ
オレフィン系合成樹脂層５を構成するポリオレフィン系
合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
が挙げられる。ポリエチレンとしては、就中高密度ポリ
エチレンであることが好ましい。ポリオレフィン系合成
樹脂に例えばガラス繊維を混入したシート状の熱可塑性
ＦＲＰ素材（通称的にはスタンパブルシート）等を使用
することも出来る。繊維層６には、不織布の他、フェル
ト、織布などを用いてもよい。図４（Ｂ）に示すプレス
方式に代えて、ローラーによる圧縮方式によってもよ
い。

【０００９】図６（Ａ）に本発明で使用されるフォ−ム
パッキン１３の一例を示す。このフォ−ムパッキン１３
は、例えば、ひも状の発泡体に構成されている。当該フ
ォ−ムパッキン１３は、例えば、ポリエチレンビ−ズ発
泡体により構成される。発泡倍率が、２０〜３０倍のも
のが好ましい。また、独立気泡のものが好ましい。図６
（Ｂ）に、本発明で使用されるフォ−ムシ−トの一例を
示す。このフォ−ムシ−ト１４は、その片面に接着剤よ
りなる接着層１５を有する。この接着層１５を保護する
などの目的で、離形紙１６が貼り付けられている。この
フォ−ムシ−ト１４は、例えば、ポリウレタンフォ−ム
シ−トにより構成される。連続気泡のものであることが
好ましい。

【００１０】次に、本発明の施工方法の一例を、図１お
よび図２を参照しつつ、説明する。図１に例示するよう
に、スパイラル管１Ａ、１Ｂの外周壁３の外周凹部（ス
パイラル溝）３１に、当該スパイラル溝３１に沿って、
フォ−ムパッキン１３を巻付ける。フォ−ムパッキン１
３は、図示例のような逆台形で当該コルゲ−ト二重壁１
Ａ、１Ｂの外周凹部３１に相応する形状を有することが
好ましい。フォ−ムシ−ト１４の離形紙１６を剥がしな
がら、フォ−ムパッキン１３を押えるようにして、スパ
イラルの山面（凸部３０）に貼り付ける。フォ−ムシ−
ト１４は、フォ−ムパッキン１３が覆えるまで貼り付け
るようにする。次いで、フォ−ムシ−ト１４の上から、
ペ−ストを塗布する。その後、継手部材をパイプに装着
寸前に、フォ−ムシ−ト１４上に、例えば噴霧器で、水
を散布する。当該ペ−ストには、水分と反応結合するこ
とにより膨張固化するものが使用される。ペ−ストは、
水分反応性シ−リング液を含有してなるものが使用され
る。当該シ−リング液の例としては、水反応性液状ポリ
ウレタン樹脂液が挙げられる。ペーストは水と反応する
が、その成分により早いものは５分程度で反応するもの
があり、適宜そのようなペーストを選択すると良い。こ
のペ−ストは、フォ−ムシ−ト１４、フォ−ムパッキン
１３とともに、弾性体を形成し、耐水性、耐薬品性、耐
久性、粘着性に優れたものとなる。次いで、上記フォ−
ムシ−ト１４上に、前記継手部材４を、繊維層６を内側
にして、巻き付ける。当該継手部材４の繊維層６に、前
記と同様のペ−ストを塗布しておき、パイプ装着寸前
に、例えば噴霧器で、水を散布する。図２に示すよう
に、継手部材４の上から、バンド１６を適宜間隔で周回
させ、締付ける。図２に示すように、コルゲ−ト二重管
同士１Ａ，１Ｂが接続される。

【００１１】図１および図２では、フォ−ムパッキン１
３およびフォ−ムシ−ト１４を使用し、その上に、シー
ト状の継手部材４を巻き付けバンド１６で締付けるする
施工方法を説明したが、次に、図３に示す実施例につい
て説明する。図３は、それぞれ継手部材４の他の例を示
し、図３（Ａ）は、半割継手４の例で、図３（Ｂ）は、
コルゲ−ト二重管１Ａ，１Ｂの径よりもやや大きめの径
を有する一枚ものの継手４の例を示す。ポリオレフィン
系合成樹脂層５と繊維層６とが強固に接合された二層構
造のシートから、当該継手を形成することができる。当
該継手４の端部には、ボルトやナットの取付けが可能な
ようにする。尚、上記の実施例においては、内周面が平
滑で外周面が螺旋状凹凸波形のコルゲート二重管の接合
について説明したが、コルゲート管はこの二重管に限ら
ず、内周面及び外周面が共に螺旋状凹凸波形を有する一
重壁のものであっても同様に接合することができる。

【００１２】

【作用】本発明の継手部材４は、合成樹脂層５に繊維層
６が張り合わされているので、接着性に乏しいポリオレ
フィン系合成樹脂がその一部を構成していても、継手部
材として使用することができ、前記のように、熱圧着す
ることにより、ポリオレフィン系合成樹脂層５に繊維層
６の繊維が混入して、これらを強固に接合することがで
き、より一層コルゲ−ト管の接続に好適に使用できる。
また、継手部材４には繊維層６が張り合わされているの
で、当該繊維層６に水反応性液状ポリウレタン樹脂液な
どのペーストを含浸させることができ、当該ペーストの
接着作用で接着性に乏しいポリオレフィン系合成樹脂層
５を使用していても、同じ種類のコルゲ−トの接続への
使用を可能とすることができる。同様の理由から半割継
手などの継手としての利用をも可能とする。特に、フォ
−ムパッキン１３およびフォ−ムシ−ト１４の上に、継
手部材４を巻き付けする場合、継手部材４の内側の繊維
層６の繊維がシーリング液の水反応作用で、フォ−ムシ
−ト１４とフォ−ムパッキン１３との一体化により、ラ
セン溝３１を伝わってくる水を、止めることができ、ま
た、コルゲ−ト管の抜け防止をも図ることができる。ま
た、この場合、本発明では、フォ−ムパッキン１３とし
て、管１Ａ、１Ｂの外周溝３１に相応する形状のものを
巻き付けするようにしているので、ラセン溝３１を伝わ
ってくる水を、止めることができ、特に、当該フォ−ム
パッキン１３としてビ−ズ状の細かい独立気泡の発泡体
をパイプの溝に巻き付ける時に、パイプを設置した状態
の頂部溝にあらかじめペーストを塗布しておくことによ
り、施工後の土中の水分、湿分により反応し、パイプ溝
とフォ−ムパッキン１３との密着により、止水をより一
層確実なものにすることができる。さらに、本発明で
は、当該フォ−ムパッキン１３の上にフォ−ムシ−ト１
４を貼り付け、このフォ−ムシ−ト１４にペ−ストを塗
布し、フォ−ムシ−ト１４には、連続気泡のものを使用
するようにすることにより、ペ−ストがその内部に含浸
されていくことができ、このペ−ストは、水分と反応結
合することにより膨張固化するので、フォ−ムシ−ト１
４、フォ−ムパッキン１３とともに、弾性体を形成し、
耐水性、耐薬品性、耐久性、粘着性に優れたものとなる
とともに、フォ−ムシ−ト１４の体積を増大させること
ができるので、フォ−ムパッキン１３を押圧して、当該
フォ−ムパッキン１３をスパイラル溝３１の壁面に密着
させ、そのシ−ルを向上させることができる。また、フ
ォ−ムシ−ト１４の体積膨張により、継手４とコルゲ−
ト二重管１Ａ、１Ｂとの空間をうめ、継手４とコルゲ−
ト二重管１Ａ、１Ｂとの軸方向の水漏れを確実に防止で
きる。この際、ペ−ストは、水分と反応結合することに
より膨張固化するので、当該配管の地下埋設時の湿気
や、排水の際の配管中を流れる水と反応して、当該水分
のある限り常にフォ−ムシ−ト１４の膨張圧を保持し、
フォ−ムパッキン１３を外周凹部３１の壁面に押付けす
る作用を果たす。しかも、フォ−ムシ−ト１４やフォ−
ムパッキン１３は、発泡体よりなるので、合成樹脂製コ
ルゲ−ト管の寸法変化などの変動に際しては、その弾性
回復作用により、その変動に追随させることができる。
従って、本発明によれば、外周凹部３１におけるすき間
や継手４と二重管１Ａ、１Ｂとのすき間がなくなり、常
に充分なシ−リング効果を発揮させることができる。

【００１３】

【発明の効果】以上、本発明によれば、水漏れのない確
実な止水が出来るとともに、管本体の抜けが防止された
コルゲ−ト管の接続シ−ルを実現することができた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す断面図、

【図２】本発明の実施例を示す構成図、

【図３】（Ａ）、（Ｂ）はそれぞれ本発明の実施例を示
す斜視図、

【図４】（Ａ）は本発明に使用される継手部材の一例要
部斜視図、（Ｂ）は同断面図、

【図５】（Ａ）、（Ｂ）はそれぞれ本発明に使用される
継手部材の製造工程説明図、

【図６】（Ａ）は本発明に使用されるフォ−ムパッキン
の一例一部断面構成図、（Ｂ）は本発明に使用されるフ
ォ−ムシ−トの一例断面斜視図、

【図７】コルゲ−ト二重壁管接続図、

【図８】コルゲ−ト二重壁管要部断面図、

【符号の説明】

１Ａ コルゲ−ト二重壁管 １Ｂ コルゲ−ト二重壁管 ２ 内周壁 ３ 外周壁 ３１ 外周凹部 ４ 継手部材 ５ 合成樹脂層 ６ 繊維層 １３ フォ−ムパッキン １４ フォ−ムシ−ト

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｌ 23:22 4Ｆ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】外周面が螺旋状凹凸波形の合成樹脂からな
   るコルゲ−ト管同士を接続する際に、前記コルゲ−ト管
   の外周面溝部に、当該溝部形状に相応した断面形状を有
   するフォ−ムパッキンを巻き付けし、該フォ−ムパッキ
   ン上に、接着層を有するフォ−ムシ−トを接合し、該フ
   ォ−ムシ−トに、水と反応し膨張固化するペ−ストを含
   浸させるとともに、該フォ−ムシ−ト上に、合成樹脂層
   の片面に繊維層を張り付けして成る継手部材を、その繊
   維層に当該ペ−ストを含浸させて接着させることを特徴
   とするコルゲ−ト管の接続方法。
2. 【請求項２】外周面が螺旋状凹凸波形の合成樹脂からな
   るコルゲ−ト管同士を接続する際に使用することのでき
   る部材であって、合成樹脂層の片面に繊維層を張り付け
   して成ることを特徴とする継手部材。