JPS6347476Y2 - - Google Patents

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JPS6347476Y2
JPS6347476Y2 JP11721481U JP11721481U JPS6347476Y2 JP S6347476 Y2 JPS6347476 Y2 JP S6347476Y2 JP 11721481 U JP11721481 U JP 11721481U JP 11721481 U JP11721481 U JP 11721481U JP S6347476 Y2 JPS6347476 Y2 JP S6347476Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
modified polyolefin
lining
polyolefin resin
base material
resin layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP11721481U
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English (en)
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JPS5822593U (ja
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Publication date
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Landscapes

  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、既設配管の管路あるいは継手部の補
修、更生さらには強化のために使用される内張り
ライニング用基材に関するものである。
従来、ガス導管、水道管あるいは下水管等の老
朽化した管路に対して、管が埋設された状態で、
数10m〜数100mの区間に恒つて管路内をクリー
ニングした後、管路内に内張りライニング用基材
を接着することが検討され、一部実施されてい
る。この方法は、例えば筒状のライニング用基材
内部に接着剤を入れた状態で、該基材を圧力流体
等にて裏返えしながら管路内に挿入し接着するこ
と等によつて行なわれている。該ライニング基材
として、合成樹脂フイルム単体のものあるいは該
フイルムに織物等補強基布を貼りつけたものが検
討されている。
しかしながら、合成樹脂フイルム単体からなる
ライニング用基材は既設配管のヒビ割れや、ジヨ
イント部分の隙間に対して十分な補強効果が得ら
れず、また、管路内に挿入する際、管内壁との接
触摩擦等によつて損傷を受け易い欠点があり、ま
た補強基布にフイルムを貼り合わせたものにおい
ては、両者間で剥離の問題を生じ易く例えば前述
のライニング用基材の裏返えし時に問題を起す。
他方、ライニング用基材として使用される合成
樹脂としては、ポリエチレン、ポリウレタン、ナ
イロン、ポリエステルエラストマー等が検討され
ているが、これらのものは、長期使用下において
亀裂発生を起したり、水道用として用いられる場
合、水質の溶解試験の品質に適合しない等の欠点
がある。
本考案は、このような欠点を解消した新しいラ
イニング用基材を提供せんとするもので、特徴と
するところは、繊維補強基布層の片面に変性ポリ
オレフイン樹脂層を介して四フツ化エチレン共重
合樹脂層が積層され、変性ポリオレフイン樹脂層
中に補強基布層が埋入一体化してなるパイプのラ
イニング用基材である。
まず、本考案においては、ライニング用基材の
表面(管路内面に露出する面)に四フツ化エチレ
ン共重合樹脂を用いる。この樹脂は無毒性であつ
て各種水質試験の品質に適合し、耐ガス透過性に
優れた特性を示し、強酸、強アルカリ、各種溶剤
等に対する耐薬品性、耐摩擦性、耐熱性、耐候性
等にも優れている特徴を有する。
しかしながら、この四フツ化エチレン共重合樹
脂としては、四フツ化エチレンとエチレンの共重
合体、四フツ化エチレンと六フツ化プロピレンと
の共重合体等の樹脂であるが、これらは一般に接
着性が悪く、例えば織物との接着、金属への接着
に乏しい。
このため、本考案においては、繊維補強基布と
前記四フツ化エチレン共重合樹脂層とを、変性ポ
リオレフイン樹脂層を介して積層一体化される。
この変性ポリオレフイン樹脂としてはポリエチレ
ンもしくはポリプロピレンをベースとして分子内
に極性基を導入した樹脂、エチレン−酢酸ビニル
共重合樹脂、またはエチレン−メタクリル酸共重
合体を金属イオン架橋した樹脂等が用いられる。
なお、四フツ化エチレン共重合樹脂は化学的に不
活性であるため、あらかじめ四フツ化エチレン共
重合樹脂フイルム面を通常のコロナ放電処理、ナ
トリウム金属処理等にて表面処理し、変性ポリオ
レフイン樹脂フイルムと融着、接着を行なうかあ
るいは両樹脂を共押出してフイルム状に一体成形
して複合フイルムとして準備され、変性ポリオレ
フイン側を補強基布層と重ねて加熱加圧され、該
変性ポリオレフイン樹脂層中に補強基布が埋入さ
れた本考案のライニング基材が形成される。
補強基布層は、樹脂層との間で剥離を生じない
ために、本考案においては、変性ポリオレフイン
樹脂層中に埋入していることが必要であり、前述
のライニング基材においては、さらに、四フツ化
エチレン共重合樹脂層と反対側に変性ポリオレフ
イン樹脂フイルムをラミネート等によつて一体化
することが望ましい。
また、本考案のライニング用基材は、四フツ化
エチレン共重合樹脂と変性ポリオレフイン樹脂と
を共押出しつつ補強基布を変性ポリオレフイン樹
脂中に埋入するようにして製造することが可能で
ある。
第1図は、四フツ化エチレン共重合樹脂層1と
変性ポリオレフイン樹脂層2とを融着、接着等に
て一体化したフイルムの変性ポリオレフイン側を
補強基布3に重ねて加熱加圧して一体化してなる
本考案のライニング用基材を示す。このライニン
グ基材は、通常の織物にて前記樹脂被覆加工さ
れ、この後筒状となし、その端縁4を突き合わせ
変性オレフイン樹脂2′で加工された織物3′を重
ねて融着、接着されている。
第2図は、四フツ化エチレン樹脂1と変性ポリ
オレフイン樹脂2とを共押出しつつ、筒状補強基
布層3を変性ポリオレフイン樹脂中に埋入するよ
う被覆して得られる本考案のライニング用基材を
示す。この場合の筒状補強基布層は織物以外に編
組構造物、経糸層の周囲に緯糸をスパイラル状に
巻きつけた構造物等が用いられる。
本考案のライニング用基材は、四フツ化エチレ
ン共重合樹脂層を管路内面を形成し、変性ポリオ
レフイン樹脂層を管路内壁に接着して管ライニン
グとして用いられるが、本考案によれば、ライニ
ング材料として種々の優れた性能を有しながら、
繊維との接着が問題であつた四フツ化エチレン共
重合樹脂層を、変性ポリオレフイン樹脂層を介し
て完全に繊維補強基布層と一体化することができ
るばかりでなく、樹脂層と基布層との剥離を生ず
ることがない構造となつており、しかも、管路内
壁との接着面が変性ポリオレフイン樹脂層からな
り、該接着に際して特に好ましいエポキシ樹脂等
の非溶剤型接着剤による接着性が良好であるた
め、管路内壁に対して耐久性のあるライニングを
形成し、既設配管のヒビ割れ等に対して十分な補
強効果が得られ、ライニング施行上の問題も解決
される。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案のライニング基材の例
を示す斜視図で、1は四フツ化エチレン共重合樹
脂層、2は変性ポリオレフイン樹脂層、3は繊維
補強基布を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 繊維補強基布層の片面に、変性ポリオレフイ
    ン樹脂層を介して四フツ化エチレン共重合樹脂
    層が積層一体化され、繊維補強基布層が変性ポ
    リオレフイン樹脂層に埋入してなることを特徴
    とするパイプのライニング用基材。 2 繊維補強基布層の他面に変性ポリオレフイン
    樹脂層が積層一体化されている実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載のパイプのライニング用
    基材。 3 変性ポリオレフイン樹脂がポリエチレンもし
    くはポリプロピレンをベースとして分子内に極
    性基を導入した樹脂、エチレン−酢酸ビニル共
    重合樹脂またはエチレン−メタクリル酸共重合
    体を金属イオン架橋した樹脂のいづれかから選
    ばれた実用新案登録請求の範囲第1項または第
    2項に記載されたパイプのライニング用基材。
JP11721481U 1981-08-05 1981-08-05 パイプのライニング用基材 Granted JPS5822593U (ja)

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JP11721481U JPS5822593U (ja) 1981-08-05 1981-08-05 パイプのライニング用基材

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JP11721481U JPS5822593U (ja) 1981-08-05 1981-08-05 パイプのライニング用基材

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Publication Number Publication Date
JPS5822593U JPS5822593U (ja) 1983-02-12
JPS6347476Y2 true JPS6347476Y2 (ja) 1988-12-07

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6198923A (ja) * 1984-10-19 1986-05-17 Niigata Eng Co Ltd 排気タービン過給機の補修方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5822593U (ja) 1983-02-12

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