JP2003207088A - プラスチックパイプの接続方法及び接続構造 - Google Patents

プラスチックパイプの接続方法及び接続構造

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JP2003207088A JP2002004671A JP2002004671A JP2003207088A JP 2003207088 A JP2003207088 A JP 2003207088A JP 2002004671 A JP2002004671 A JP 2002004671A JP 2002004671 A JP2002004671 A JP 2002004671A JP 2003207088 A JP2003207088 A JP 2003207088A
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Masahiro Sato
政広 佐藤
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彰司 川野
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麓郎 酒井
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栄次 細田
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角田  敦
Hideki Yashiro
秀樹 八代
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂からなる管状の内層と外層との間に繊維
補強材を螺旋状に挿入したプラスチックパイプの管端同
士の接続に際し、接続部の強度をパイプ本体と同等以上
にするプラスチックパイプの接続方法及び接続構造を提
供する。 【解決手段】 樹脂からなる管状の内層21と外層22
との間に繊維補強材10を螺旋状に挿入したプラスチッ
クパイプの管端同士を接続する際、両管端からそれぞれ
外層22を切除すると共に、繊維補強材10の巻き戻し
を行って内層21を露出させ、該内層同士をバット融着
した後、前記繊維補強材10を内層21の外周に再び巻
き付け、その外周に別の繊維補強材10aを両管端に跨
がるように螺旋状又は管軸方向に直角に巻き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチックパイプ
の接続方法及び接続構造に関し、さらに詳しくは、繊維
補強材で補強された2本のプラスチックパイプの管端同
士を強固に連結する接続方法および接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックパイプは金属パイプに比べ
て種々の点で利点があるため流体の輸送手段として広く
使用されている。例えば、金属に比べて軽量であるため
施工性に優れ、酸化しにくいため耐蝕性に優れ、かつ可
撓性であるため耐震性に優れている。また、金属に比べ
て可撓性であるため、製造工場で製造したパイプをリー
ルに連続的に巻き上げることができ、それを施工現場に
運搬することにより長距離を継目無しの状態に敷設する
ことができる。
【0003】しかし、例えば口径50cm以上の大口径
プラスチックパイプの場合には、リールに巻き上げるこ
とが不可能になるため、5〜20m程度の長さに切断し
た状態にして施工現場に運搬し、1本ずつ管端同士を融
着接合するようにしなければならない。しかし、繊維補
強材で補強されているプラスチックパイプの場合には、
管端同士を単に融着接合するだけでは接合箇所の引張り
強度が不足することがある。また、繊維補強材が融着部
に介在することにより、接続部のシール性が悪化すると
いうことがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、樹脂
からなる管状の内層と外層との間に繊維補強材を螺旋状
に挿入したプラスチックパイプの管端同士を接続するに
際し、接続部の強度をパイプ本体と同等以上にすると共
に良好なシール性を達成するプラスチックパイプの接続
方法及び接続構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のプラスチックパイプの接続方法は、樹脂からなる管
状の内層と外層との間に繊維補強材を螺旋状に巻回する
ように挿入したプラスチックパイプの管端同士を接続す
る方法であって、両管端からそれぞれ前記外層を切除す
ると共に、前記繊維補強材の巻き戻しを行って前記内層
を露出させ、該内層同士をバット融着した後、前記巻き
戻した繊維補強材を前記内層の外周に再び巻き付け、そ
の外周に別の繊維補強材を両管端に跨がるように螺旋状
又は管軸方向に直角に巻き付けることを特徴とするもの
である。
【0006】本発明の他のプラスチックパイプの接続方
法は、樹脂からなる管状の内層と外層との間に繊維補強
材を螺旋状に巻回するように挿入したプラスチックパイ
プの管端同士を接続する方法であって、両管端からそれ
ぞれ前記外層と繊維補強材とを切除して前記内層を露出
させ、該内層同士をバット融着した後、その外周に別の
帯状の繊維補強材を両管端に跨がるように螺旋状又は管
軸方向に直角に巻き付けることを特徴とするものであ
る。
【0007】また、本発明のプラスチックパイプの接続
構造は、樹脂からなる管状の内層と外層との間に繊維補
強材を螺旋状に巻回するように挿入したプラスチックパ
イプの管端同士の接続構造であって、両管端からそれぞ
れ前記外層を切除すると共に、前記内層同士をバット融
着し、該バット融着された内層の外側に、前記繊維補強
材の存在下又は切除した状態で別の繊維補強材を両管端
に跨がるように螺旋状又は管軸方向に直角に巻き付けた
構成からなることを特徴とするものである。
【0008】上記のように接続を行うプラスチックパイ
プの管端から外層を切除すると共に、繊維補強材を巻き
戻すか又は切除して内層を露出状態にし、繊維補強材を
遠ざけた状態で内層同士だけでバット融着するため、融
着部に繊維補強材を混入させることなく確実にシールす
ることができる。さらに、内層同士をバット融着した後
は、両管端に跨がるように別の繊維補強材を螺旋状又は
管軸方向に対して直交するように巻き付けるため、その
接続部をプラスチックパイプの本体部(非接続部)と同
等以上に大きな強度にすることができる。
【0009】さらに好ましくは、別の繊維補強材を巻き
付けた外側補強層の外周に樹脂層を被覆するとよく、こ
の樹脂層の被覆により接続部の強度とシール性を一層向
上すると共に、外観を良好にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、管端同士を接続
する対象とするプラスチックパイプは、樹脂からなる管
状の内層と外層との間に繊維補強材を螺旋状に巻回する
ように挿入した構成からなる。内層と外層とは互いに独
立した構成からなり、両層の間の環状空間に繊維補強材
が、好ましくは帯状の形態の繊維補強材が内層の外周を
螺旋状に巻回するように巻き付けられ、この繊維補強材
が補強層となって主として管周方向の内圧を負担し、特
に液体を高圧輸送するパイプとして有効である。繊維補
強材の管軸方向に対する螺旋角θ1 は特に限定されるも
のではないが、好ましくは50°以上90°未満にした
ものがよい。
【0011】2本のプラスチックパイプの管端同士を接
続する方法は、まずプラスチックパイプの管端から外層
を管軸方向に一定長さ除去する。さらに、外層を除去し
た領域に螺旋状に巻き付けられている繊維補強材の部分
を巻き戻すように剥離するか、又はその部分を切除して
内層端部を露出状態にする。繊維補強材を巻き戻すか又
は切除するかは、作業性などの観点から選択すればよ
く、特に優劣はない。しかし、好ましくはパイプの呼び
径が150mm以下の場合は前者の巻き戻しとし、呼び
径が150mm超の場合は切除にするとよい。
【0012】両管端の内層を露出状態にしたら、それぞ
れの内層の端部を溶融し、互いに接圧することによりバ
ット融着する。このように内層端部を露出状態にし、繊
維補強材を遠ざけた状態にしてバット融着するため、融
着部に繊維補強材を混入させることなく良好なシール性
を有するように融着させることができる。
【0013】内層の端部同士をバット融着した後は、上
記のように繊維補強材を巻き戻した場合は、その繊維補
強材を再び元の内層外周に巻き付け、また繊維補強材を
切除した場合は、そのままの露出状態にしておく。
【0014】次いで、繊維補強材を内層外周の元の位置
に巻き付けた外周面又は露出状態のままの内層外周面
に、別の帯状の繊維補強材を両管端に跨がるように螺旋
状に巻きつけるか、又は同じく両管端に跨がるように管
軸方向にほぼ直交するように巻き付けて外側補強層を形
成する。このように両管端に跨がるように別の繊維補強
材を螺旋状に巻き付けるか、又は管軸方向に対して直交
するように巻き付けることにより、内層端部の融着接続
部をプラスチックパイプの本体部(非接続部)と同等以
上に大きな強度にすることができる。
【0015】このように最外側に巻き付けた別の繊維補
強材からなる外側補強層の外周には、樹脂層を被覆する
とよい。樹脂層を被覆することにより、バット融着した
内層同士の接続部の強度向上と共に、シール性も向上
し、かつ外観を良好にすることができる。
【0016】樹脂層を設ける方法としては、樹脂パイプ
又は樹脂チューブで外側補強層の外周を覆ったのち、ヒ
ータ加熱により融着させるとか、接着剤を利用して接着
するとか、或いは熱収縮により密着させるなどがある。
また、樹脂テープを螺旋状に巻き付けて接着剤で接着す
るとか、加熱により融着してもよい。
【0017】外側補強層に使用する別の繊維補強材は、
特に種類は限定されないが、好ましくはプラスチックパ
イプ本体補強用に螺旋状に挿入している繊維補強材と同
じ材料を使用するとよい。この繊維補強材の管軸方向に
対する螺旋角θ2 は特に限定されないが、50°以上9
0°以下であることが好ましい。すなわち、外側補強層
の繊維補強材の巻き付け方向は螺旋状であるか、又は管
軸方向に対して直角であればよい。
【0018】また、上記繊維補強材の螺旋角θ2 は、プ
ラスチックパイプ本体補強用の繊維補強材の螺旋角θ1
と必ずしも同じ角度にする必要はなく、互いに異なって
いてもよい。また、螺旋方向も同一方向である必要はな
く、互いに交差するように反対方向の螺旋であってもよ
い。
【0019】本発明において、プラスチックパイプの内
層、外層および樹脂層を構成する樹脂としては、熱融着
が可能な熱可塑性樹脂を使用することが好ましい。熱可
塑性樹脂の種類は特に限定されないが、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステルな
どを使用することができる。中でもポリエチレンが好ま
しい。
【0020】繊維補強材は、合成繊維フィラメント束を
好ましく使用することができる。例えば、複数本の繊維
フィラメント束を平行にシート状に引き揃え、これらシ
ート状の繊維フィラメント束の片面又は両面を保持シー
トで接着保持するようにしたものが好ましい。或いは、
保持シートの代わりに、複数本が引き揃えられた繊維フ
ィラメント束に、その長手方向に間欠的にかがり糸を横
切るように係合させるようにしたものであってもよい。
【0021】繊維補強材を構成する繊維としては、補強
効果を有するものであれば特に種類は限定されない。例
えば、パラ系全芳香族ポリアミド繊維、ポリ−P−フェ
ニレンベンズビスオキサゾール繊維(PBO繊維)、液
晶性ポリエステル繊維、炭素繊維、ガラス繊維などを挙
げることができ、これらの中でも特にパラ系全芳香族ポ
リアミド繊維が好ましい。
【0022】本発明の接続方法が適用されるプラスチッ
クパイプの口径(呼び径)は特に限定されない。しか
し、好ましくは、リールに連続的に巻き上げることが難
しい大口径のプラスチックパイプ、特に口径50cm以
上のプラスチックパイプに適用する場合に好適である。
【0023】以下、本発明のプラスチックパイプの接続
方法を、図を参照して具体的に説明する。
【0024】図1において、20,20' は、互いに管
端同士を接続しようとするプラスチックパイプである。
これらプラスチックパイプ20,20' は、それぞれ内
層21と外層22が樹脂から管状に成形され、同心状に
配置されている。この内層21と外層22との間の環状
空間に帯状の繊維補強材10が螺旋状に挿入されて補強
層23を形成している。この繊維補強材10の管軸方向
に対する螺旋角度θ1は50°以上90°未満である。
【0025】2本のプラスチックパイプ20,20' の
管端同士を接続する方法は、まず図2に示すように、各
プラスチックパイプ20,20' の管端から外層22,
22を一定長さL,L’ずつを切除する。この外層22
が切除された領域に巻かれていた繊維補強材10を内層
21の表面から剥離するように巻き戻し、その内層21
を露出状態にする。
【0026】外層22を切除する長さL,L’は特に限
定されないが、内層21を十分な長さ露出させて、バッ
ト融着の際に繊維補強材10が融着部に及ばないように
する長さであればよい。また、長さLとL’とは、同一
であってもよく、異なっていてもよい。
【0027】次いで、上記のように露出状態にした内層
21,21の端部をそれぞれ溶融したのち、いずれか一
方を他方に押圧するか、或いは両方を同時に突き合わせ
押圧することにより、図3のように端部同士をバット融
着する。このようにバット融着する際、内層21の端部
を露出状態(裸状態)にし、端部に繊維補強材10が侵
入しないようにしているため、シール性に優れた融着を
行うことができる。
【0028】なお、図示の例では繊維補強材10を内層
21から剥離するように巻き戻す場合を示したが、この
剥離後の繊維補強材10を切除してもよい。特に、大口
径のパイプの場合には、繊維補強材10を切除した方が
作業性を良好にする。
【0029】内層21,21の端部同士のバット融着が
終了すると、巻き戻していた繊維補強材10,10を、
再び内層21,21の外周に戻して巻き付け、図4に示
すように内層21,21の外周を再び被覆した状態にす
る。
【0030】次いで、このように繊維補強材10,10
を戻して巻き付けた補強層23,23の外周に、図5に
示すように、別の繊維補強材10aを螺旋状に、かつバ
ット融着部の両側に両管端に跨がるように巻き付けて、
図6に示すように外側補強層24を形成する。この外側
補強層24は、接続部に対してプラスチックパイプ2
0,20' の本体部分と同等以上の内圧強度を与える。
【0031】繊維補強材10aの管軸方向に対する巻き
付け角度θ2 は50°以上90°以下にする。すなわ
ち、螺旋巻きのほか、管軸方向に対して実質的に直角の
巻き付けであってもよい。また、螺旋巻きの場合、繊維
補強材10aの螺旋方向は、繊維補強材10の螺旋方向
と同一方向であっても、逆方向であってもよい。このよ
うに繊維補強材10aを巻き付けて外側補強層24を形
成する場合、その繊維補強材10aは両端部を接着剤又
は金具で内側補強層23に固定するようにしてもよい。
また、外側補強層24における繊維補強材10aの巻付
け層数は1層に限定されず、必要により2層以上に巻き
付けてもよい。
【0032】2本のプラスチックパイプ20,20' の
管端同士の接続部は、図7に示すように外側補強層24
の外周に樹脂層25を被覆するのがよい。樹脂層25の
形態は特に限定されないが、例えば、樹脂チューブ又は
樹脂パイプを被覆するか、樹脂テープを螺旋状に巻き付
けたものがよい。接着は融着でもよく、接着剤でもよ
い。前者の樹脂チューブや樹脂パイプの場合は熱収縮に
よる密着であってもよい。
【0033】図8は、本発明に使用される繊維補強材を
例示したものである。この繊維補強材10,10aは、
プラスチックパイプ本体の補強用の補強層23に使用さ
れるほか、内層同士のバット融着部の外周に巻き付けら
れる外側補強層24にも使用できる。
【0034】図示の繊維補強材10(10a)は、複数
本の繊維フィラメント束1を相互間に隙間gを介在させ
て平行に配列し、その平行に配列した状態で帯状又はテ
ープ状の保持シート2,2’の間に挟むように接着剤に
より貼り付けられている。繊維フィラメント束1は40
回/m以下の甘撚が施され、かつ幅wを有するように偏
平に押し広げられている。これら複数本の繊維フィラメ
ント束1を保持するために使用される保持シート2,
2’は、合成樹脂フィルムまたは合成繊維製の不織布が
使用されている。
【0035】なお、図8に示す例では、保持シートとし
て上下2枚が使用されているが、この保持シートを片側
だけにしたものであってもよい。また、前述したよう
に、保持シートの代わりに、複数本の平行配列された繊
維フィラメント束をかがり糸を横切るように係合させた
ものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、接続
を行うプラスチックパイプの管端から外層を切除すると
共に、繊維補強材を巻き戻すか又は切除して内層を露出
状態にし、繊維補強材を遠ざけた状態で内層同士だけで
バット融着するため、融着部に繊維補強材を混入させる
ことなく確実にシールすることができる。さらに、内層
同士をバット融着した後は、両管端に跨がるように別の
繊維補強材を螺旋状又は管軸方向に対して直交するよう
に巻き付けるため、その接続部をプラスチックパイプの
本体部(非接続部)と同等以上に大きな強度にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続方法に適用されるプラスチックパ
イプの接続前の管端部を一部断面にして示す側面図であ
る。
【図2】図1の工程から、管端の一部を処理した状態を
一部断面にして示す側面図である。
【図3】図2の工程から内層同士を融着した状態を示す
側面図である。
【図4】図3の工程から、剥離した繊維補強剤を元の位
置に戻した状態を示す側面図である。
【図5】図4の工程から、別の繊維補強材を螺旋状に巻
き付ける状態を示す側面図である。
【図6】図5の工程における別の繊維補強材の巻き付け
を完了した状態を示す側面図である。
【図7】図6の工程ののち、樹脂層を被覆した状態を示
す側面図である。
【図8】本発明に使用される繊維補強材の一例を一部断
面にして示す斜視図である。
【符号の説明】
10,10a 繊維補強材 20,20' プラスチックパイプ 21 内層 22 外層 23(内側の)補強層 24 外側補強層 25 樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津永 正行 大分県大分市大字勢家字春日浦843−18 三井金属エンジニアリング株式会社大分工 場内 (72)発明者 佐藤 政広 大分県大分市大字勢家字春日浦843−18 三井金属エンジニアリング株式会社大分工 場内 (72)発明者 川野 彰司 大分県大分市大字勢家字春日浦843−18 三井金属エンジニアリング株式会社大分工 場内 (72)発明者 酒井 麓郎 静岡県島田市細島1349番地の1 サカイ産 業株式会社内 (72)発明者 細田 栄次 静岡県島田市細島1349番地の1 サカイ産 業株式会社内 (72)発明者 角田 敦 東京都中央区日本橋本町1−5−6 東 レ・デュポン株式会社内 (72)発明者 八代 秀樹 東京都中央区日本橋本町1−5−6 東 レ・デュポン株式会社内 Fターム(参考) 3H019 FA07 FA11 FA14 3H111 AA02 BA15 BA25 BA26 CA07 CA53 CB04 CB14 CB29 CC03 CC19 DB02 DB12 4F211 AA04 AD05 AD12 AD16 AD20 AG03 AG08 AH43 TA01 TC11 TD07 TH18 TH30 TJ30 TJ31 TN07 TW26 TW40

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂からなる管状の内層と外層との間に
    繊維補強材を螺旋状に巻回するように挿入したプラスチ
    ックパイプの管端同士の接続方法であって、両管端から
    それぞれ前記外層を切除すると共に、前記繊維補強材の
    巻き戻しを行って前記内層を露出させ、該内層同士をバ
    ット融着した後、前記巻き戻した繊維補強材を前記内層
    の外周に再び巻き付け、その外周に別の繊維補強材を両
    管端に跨がるように螺旋状又は管軸方向に直角に巻き付
    けるプラスチックパイプの接続方法。
  2. 【請求項2】 樹脂からなる管状の内層と外層との間に
    繊維補強材を螺旋状に巻回するように挿入したプラスチ
    ックパイプの管端同士の接続方法であって、両管端から
    それぞれ前記外層と繊維補強材とを切除して前記内層を
    露出させ、該内層同士をバット融着した後、その外周に
    別の帯状の繊維補強材を両管端に跨がるように螺旋状又
    は管軸方向に直角に巻き付けるプラスチックパイプの接
    続方法。
  3. 【請求項3】 前記別の繊維補強材を巻き付けた補強層
    の外周に樹脂層を被覆した請求項1又は2に記載のプラ
    スチックパイプの接続方法。
  4. 【請求項4】 前記内層及び外層が熱可塑性樹脂からな
    る請求項1,2又は3に記載のプラスチックパイプの接
    続方法。
  5. 【請求項5】 前記熱可塑性樹脂がポリエチレンである
    請求項4に記載のプラスチックパイプの接続方法。
  6. 【請求項6】 前記繊維補強材が、パラ系全芳香族ポリ
    アミド繊維、ポリ−P−フェニレンベンズビスオキサゾ
    ール繊維、液晶性ポリエステル繊維、炭素繊維又はガラ
    ス繊維である請求項1〜5のいずれかに記載のプラスチ
    ックパイプの接続方法。
  7. 【請求項7】 前記プラスチックパイプの口径が50c
    m以上である請求項1〜6のいずれかに記載のプラスチ
    ックパイプの接続方法。
  8. 【請求項8】 樹脂からなる管状の内層と外層との間に
    繊維補強材を螺旋状に巻回するように挿入したプラスチ
    ックパイプの管端同士の接続構造であって、両管端から
    それぞれ前記外層を切除すると共に、前記内層同士をバ
    ット融着し、該バット融着された内層の外側に、前記繊
    維補強材の存在下又は切除した状態で別の繊維補強材を
    両管端に跨がるように螺旋状又は管軸方向に直角に巻き
    付けた構成からなるプラスチックパイプの接続構造。
  9. 【請求項9】 前記別の繊維補強材を巻き付けた補強層
    の外周に樹脂層を被覆した請求項8に記載のプラスチッ
    クパイプの接続構造。
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