JPH09239432A - スケール剥離装置 - Google Patents

スケール剥離装置

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JPH09239432A
JPH09239432A JP8045772A JP4577296A JPH09239432A JP H09239432 A JPH09239432 A JP H09239432A JP 8045772 A JP8045772 A JP 8045772A JP 4577296 A JP4577296 A JP 4577296A JP H09239432 A JPH09239432 A JP H09239432A
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Japan
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jet nozzle
scale
rolled metal
sheet material
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Withdrawn
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JP8045772A
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Inventor
Jun Sakamoto
潤 坂本
Shinji Hirai
慎二 平井
Junzo Fukumori
淳三 福森
Keiji Mizuta
桂司 水田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧噴流体の圧力及び流量を適正化し、熱間
圧延温度を良好に保った被圧延金属板材の冷却状態を維
持する。 【解決手段】 ストリップ12に対して垂直方向に高圧
噴流体17を噴射する第1噴流ノズル18と、ストリッ
プ12の走行方向の上流側に傾斜した方向に高圧噴流体
17を噴射する第2噴流ノズル19とから、2段階に高
圧噴流体17を噴射衝突させ、噴射による流体の衝突圧
と同時にクラックの隙間に入った流体の蒸発・膨張作用
によってスケールを浮かせると共にスケールを粉砕し、
ストリップ表面に沿って吹き飛ばしながら除去し、高圧
噴流体17の圧力及び流量を適正化し、熱間圧延温度を
良好に保ったストリップ12の冷却状態を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間圧延設備にお
ける被圧延金属板材表面のスケールを剥離するスケール
剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延設備における従来のスケール剥
離装置を図12乃至図15に基づいて説明する。図12
には従来のスケール剥離装置の概略側面、図13には噴
流ノズル部の拡大状態を示してある。また、図14、図
15にはノズルの形状例を示してある。
【0003】図12において、1は一対の圧延ロール2
によって熱間圧延される被圧延金属板材(ストリップ)
であり、ストリップ1の走行方向において圧延ロール2
の上流側におけるストリップ1の両側にはスケール剥離
装置3が設けられている。図12、図13に示すよう
に、スケール剥離装置3にはストリップ1の表面に高圧
の流体噴流4(例えば水やN2ガス)を噴射する噴流ノズ
ル5が設けられ、高圧の流体噴流4はストリップ1の上
流方向(圧延ロール2の反対側)に傾斜してストリップ
1の表面に噴射衝突する。噴流ノズル5としては、図1
4に示すように、複数の噴流ノズル5aがストリップ1の
幅方向に並設されたものや、図15に示すように、スト
リップ1の幅方向に延びる流体噴出口を備えた一体型の
噴流ノズル5bが用いられる。
【0004】熱間圧延ラインでスケール剥離を実施する
場合、ストリップ1の表面の平坦部に対して傾斜して配
置された噴流ノズル5から高圧の流体噴流4を噴出する
ことにより、流体噴流4がストリップ1の表面に傾斜し
て噴射衝突する。流体噴流4をストリップ1の表面に噴
射衝突させることにより、流体と熱間ストリップ1との
間の温度差によりスケールを浮かせると同時に高圧の流
体噴流4の衝突圧でスケールを粉砕して吹き飛ばす。こ
れにより、熱間圧延作業中にストリップ1の表面に生じ
たスケールが剥離除去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したスケール剥離
では、難剥離性のスケール(赤スケール等)に対しては
剥離能力が不足し、ストリップ1の表面に有害なスケー
ルが残ってしまう虞があった。剥離能力を上げるため
に、流体噴流4の噴流圧力を上げたり流体噴流4の流量
を増加することが考えられるが、このようにすると、多
量の流体噴流4によって熱間圧延されるストリップ1の
温度が必要以上に冷却され、ストリップ1の材質に影響
を与え品質低下につながると共に、圧延ロール2による
熱間圧延作業時にストリップ1の変形抵抗が大きくなり
圧延作業に支障をきたしてしまう。また、噴流ノズル5
が高圧の流体噴流4によって摩耗されやすくなってしま
う。
【0006】一方、ストリップ1の幅方向に沿って設け
られた噴流ノズル5からの流体噴流4によってストリッ
プ1は冷却作用を受けるが、流体噴流4による冷却作用
が板幅方向で均一にはならず、ストリップ1の板幅方向
の中心部と端部とでは温度むらが生じる。板幅方向の温
度むらが生じると、スケールの成長が不均一になり、ス
ケール成長の不均一と同様のスケール傷が圧延工程でス
トリップ1に転写されてしまう。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、熱間圧延温度を良好に保った被圧延金属板材の冷却
状態を維持することができるスケール剥離装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の構成は構成は、被圧延金属板材を挟んで上下に
対向配置した少なくとも一対の圧延ロールを備えた熱間
圧延ラインの途中部に配置され、前記被圧延金属板材表
面のスケールを剥離するスケール剥離装置であって、前
記圧延ロールの上流側の前記被圧延金属板材の表面に対
して垂直方向に高圧噴流体を噴射衝突させる第1噴流ノ
ズルを設け、前記圧延ロールの上流側の前記被圧延金属
板材の表面に対して前記被圧延金属板材の走行方向の上
流側に傾斜した方向に高圧噴流体を噴射衝突させる第2
噴流ノズルを前記第1噴流ノズルの下流側に配置したこ
とを特徴とする。
【0009】そして、第1噴流ノズルから被圧延金属板
材に向けて垂直方向から高圧噴流体を噴射衝突させる
と、噴射によりスケールが冷却されて被圧延金属板材表
面のスケールにクラックが発生する。続いて第2噴流ノ
ズルから被圧延金属板材の走行方向の後側に傾斜して高
圧噴流体を噴射衝突させると、噴射による流体の衝突圧
と同時にラックの隙間に入った流体の蒸発・膨張作用に
よってスケールを浮かせると共にスケールを粉砕し、被
圧延金属板材表面に沿って吹き飛ばしながらスケールを
剥離除去する。
【0010】また、前記第1噴流ノズル及び前記第2噴
流ノズルから噴射される高圧噴流体相互の前記被圧延金
属板材への衝突が所定の時間差となるように、前記第1
噴流ノズルと前記第2噴流ノズルの間隔を設定したこと
を特徴とし、第1噴流ノズル及び第2噴流ノズルから噴
射される高圧噴流体相互の被圧延金属板材への衝突間隔
に所定の時間差を設けることで、ラックの発生作用と剥
離作用を分離し、それぞれの作用に最適な高圧噴流体の
圧力、流量を供給する。
【0011】また、上記目的を達成するための本発明の
構成は、被圧延金属板材を挟んで上下に対向配置した少
なくとも一対の圧延ロールを備えた熱間圧延ラインの途
中部に配置され、前記被圧延金属板材表面のスケールを
剥離するスケール剥離装置であって、前記圧延ロールの
上流側の前記被圧延金属板材の表面に対して前記被圧延
金属板材の走行方向の上流側に傾斜した方向に高圧噴流
体を噴射衝突させる噴流ノズルを配置し、前記噴流ノズ
ルの傾斜角度を可変にする傾斜角度調整手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0012】そして、噴流ノズルの傾斜角度を垂直に近
い状態に変化させることにより、高圧噴流体の衝突角度
が小さくなって衝突面積が減少し、温度降下量が少なく
なって被圧延金属板材の表面温度の低下が少なくなる。
逆に、噴流ノズルの傾斜角度を逆に大きい状態に変化さ
せることにより、高圧噴流体の衝突角度が大きくなって
衝突面積が増加し、温度降下量が多くなって被圧延金属
板材の表面温度の低下が促進される。
【0013】また、前記被圧延金属板材の温度を検出す
る温度検出手段を備えると共に、前記温度検出手段の検
出情報に基づいて前記噴流ノズルの傾斜角度を設定して
前記傾斜角度調整手段を作動させる傾斜制御手段を備え
たことを特徴とする。また、前記噴流ノズルの傾斜角度
は、前記被圧延金属板材の表面の垂直方向に対して15
度乃至75度の範囲であることを特徴とする。
【0014】そして、噴流ノズルの傾斜角度の調整は、
被圧延金属板材の表面温度を温度検出手段により検出
し、その検出情報に基づいて傾斜制御手段により実施さ
れる。噴流ノズルの傾斜角度を15度乃至75度の範囲
に設定することにより、スケールの除去能力を維持しな
がら被圧延金属板材の表面温度の降下量を任意に調整す
ることができる。
【0015】また、上記目的を達成するための本発明の
構成は、被圧延金属板材を挟んで上下に対向配置した少
なくとも一対の圧延ロールを備えた熱間圧延ラインの途
中部に配置され、前記被圧延金属板材表面のスケールを
剥離するスケール剥離装置であって、前記圧延ロールの
上流側の前記被圧延金属板材の表面に高圧噴流体を噴射
衝突させると共に前記被圧延金属板材の幅方向に沿って
配される第1噴流ノズルを設け、前記第1噴流ノズルの
下流側に配されると共に前記被圧延金属板材の表面に高
圧噴流体を噴射衝突させ前記被圧延金属板材の幅方向に
沿って配される第2噴流ノズルを設け、前記第2噴流ノ
ズルの中間部位を前記被圧延金属板材と平行な面内で移
動させる移動調整手段を備えたことを特徴とする。
【0016】そして、第2噴流ノズルの中間部位を被圧
延金属板材と平行な面内で移動させることにより、第1
噴流ノズルと第2噴流ノズルからの高圧噴流体の衝突間
隔が幅方向中央部と端部とで変化し、被圧延金属板材の
中央部と端部で冷却区間長さが調整される。冷却区間長
さの調整により、被圧延金属板材の中央部の温度を上げ
る場合には、第2噴流ノズルの中間部位を第1噴流ノズ
ル側に移動させて高圧噴流体の衝突間隔を短くする。逆
に、被圧延金属板材の中央部の温度を下げる場合には、
第2噴流ノズルの中間部位を第1噴流ノズルから離す方
向に移動させて高圧噴流体の衝突間隔を長くする。
【0017】また、前記被圧延金属板材の幅方向に温度
状況を検出する幅方向温度検出手段を備え、前記幅方向
温度検出手段の検出情報に基づいて前記第2噴流ノズル
の前記中間部位の移動量を設定して前記移動調整手段を
作動させる移動制御手段を備えたことを特徴とする。ま
た、前記第1噴流ノズル中間部位を前記被圧延金属板材
と平行な面内で移動自在としたことを特徴とする。
【0018】そして、第2噴流ノズルの中間部位の移動
調整は、被圧延金属板材の幅方向の表面温度を温度検出
手段により検出し、その検出情報に基づいて移動制御手
段により実施される。
【0019】
【発明の実施の形態】図1には第1の発明の一実施形態
に係るスケール剥離装置を備えた熱間圧延ラインの概略
側面、図2には噴流ノズルによる剥離状況を表す要部拡
大状況、図3にはスケール残留厚さと高圧噴流体の衝突
時間差との関係を表すグラフを示してある。図1乃至図
3に示した実施形態は、請求項1及び請求項2に相当す
る。
【0020】図に示すように、熱間圧延ライン11にお
いては、被圧延金属板材(ストリップ)12は粗圧延機
群13によって粗圧延された後、仕上圧延機群14によ
って仕上げ圧延される。仕上圧延機群14の圧延ロール
15が、ストリップ12を挟んで上下に対向配置した少
なくとも一対の圧延ロールとなっている。熱間圧延ライ
ン11の途中部である粗圧延機群13と仕上圧延機群1
4の間、即ち、仕上圧延機群14の上流側には、ストリ
ップ12の表面のスケールを剥離して熱間圧延温度を適
正に維持するスケール剥離装置16が設けられている。
【0021】スケール剥離装置16には、ストリップ1
2の表面に対して垂直方向に高圧噴流体17(例えば水
やN2ガス)を噴射衝突させる第1噴流ノズル18がスト
リップ12を挟んでそれぞれ設けられている。第1噴流
ノズル18の下流側には、ストリップ12の表面に対し
て走行方向の上流側に傾斜した方向に高圧噴流体17を
噴射衝突させる第2噴流ノズル19が設けられ、第2噴
流ノズル19はストリップ12を挟んでそれぞれ設けら
れている。
【0022】第1噴流ノズル18と第2噴流ノズル19
の間隔は、高圧噴流体17相互のストリップ12への衝
突間隔Tが所定の時間差以内(例えば3秒以内)になる
ように設定されている。また、第2噴流ノズル19はス
トリップ12の表面に垂直な状態から上流方向に向けて
約15度傾斜して取り付けられている。これは、傾斜角
度が15度よりも小さく垂直に近くなると、高圧噴流体
17が下流の圧延ロール15の方向に流れて、剥離され
たスケールが圧延ロール15に噛み込まれる虞があるか
らである。
【0023】上述したスケール剥離装置16でスケール
剥離を実施する場合、第1噴流ノズル18からストリッ
プ12の表面に向けて垂直方向から高圧噴流体17を噴
射衝突させることにより、ストリップ12の表面のスケ
ールを冷却してクラックを発生させる。続いて、第2噴
流ノズル19からストリップ12の上流方向に約15度
傾斜させた方向から高圧噴流体17を噴射衝突させるこ
とにより、噴射による流体の衝突圧と同時にクラックの
間に入った流体の蒸発・膨張作用によってスケールを浮
かせて粉砕し、粉砕したスケールをストリップ12の表
面に沿って吹き飛ばしながらスケールを剥離除去する。
【0024】上述した作用を図2に基づいて具体的に説
明する。図2は、ストリップ12の表面からのスケール
の剥離状況を示したものであり、図中の符号で20は酸
化鉄FeO からなるスケール、21はFe2O3,Fe3O4 の成分
となっている。
【0025】図2(a) に示したように、ストリップ12
の表面に向けて第1噴流ノズル18から高圧噴流体17
を噴射衝突させると、図2(b) に示したように、スケー
ル20の表面に微小のクラックが入り反った状態にな
る。次に、図2(c) に示したように、第1噴流ノズル1
8の後流に配置された第2噴流ノズル19から高圧噴流
体17を噴射衝突させると、スケールが浮き上がり剥離
された状態で吹き飛ばされて除去される。
【0026】図3には、第1噴流ノズル18及び第2噴
流ノズル19から高圧噴流体17を噴射衝突させた際に
おけるスケール残留厚さΔδ(μm)と衝突時間差t
(秒)の関係を示してある。図に示すように、衝突時間
差tが3秒以内ではスケール残留厚さΔδが大きく減少
し、衝突時間差tが3秒を越えるとスケール残留厚さΔ
δがあまり変化しなくなる。このため、衝突時間差tの
設定範囲が0乃至3秒であれば、従来のスケール剥離装
置(△印)に比べてスケール残留厚さΔδが少なくな
る。尚、衝突時間差tが0秒の場合には、従来のスケー
ル剥離装置(△印)に比べてスケール残留厚さΔδが約
半分になり、スケール剥離能力が約2倍に向上してい
る。
【0027】上述したスケール剥離装置は、第1噴流ノ
ズル18及び第2噴流ノズル19から2段階に高圧噴流
体17を噴射衝突させるようにしたので、噴射による流
体の衝突圧と同時にクラックの隙間に入った流体の蒸発
・膨張作用によってスケールを浮かせると共にスケール
を粉砕し、ストリップ表面に沿って吹き飛ばしながら除
去できる。このため、難剥離性のストリップ(例えば、
Si含有高張力鋼等)にも適用することができ、高圧噴
流体17の圧力及び流量が適正化される。
【0028】また、第1噴流ノズル18及び第2噴流ノ
ズル19からの高圧噴流体17の衝突間隔に時間差を設
けたので、クラック発生作用と剥離作用とを分離し、そ
れぞれの作用に最適な高圧噴流体17の圧力及び流量を
供給することができる。このため、噴流ノズルの摩耗が
減少して寿命が延び、ストリップ温度降下量を減少させ
ることができる。
【0029】図4乃至図7に基づいて第2の発明を説明
する。図4には第2の発明の一実施形態に係るスケール
剥離装置を備えた熱間圧延ラインの概略側面、図5には
スケール剥離装置の構成ブロック、図6には噴流ノズル
の要部拡大状況、図7にはスケール残留厚さと噴流の衝
突角及びストリップ温度降下量との関係を表すグラフを
示してある。尚、図1、図2で示した部材と同一部材に
は同一符号を付して重複する説明は省略してある。図4
乃至図7に示した実施形態は、請求項3乃至請求項5に
相当する。
【0030】図1に示した熱間圧延ライン11と同様
に、熱間圧延ライン31には粗圧延機群13及び仕上圧
延機群14が備えられている。粗圧延機群13と仕上圧
延機群14の間、即ち、仕上圧延機群14の上流側に
は、ストリップ12の表面のスケールを剥離して熱間圧
延温度を適正に維持するスケール剥離装置32が設けら
れている。
【0031】図4、図5に示すように、スケール剥離装
置32には、仕上圧延機群14の上流側のストリップ1
2の表面に対してストリップ12の走行方向の上流側に
傾斜した方向に高圧噴流体33を噴射衝突させる噴流ノ
ズル34が配置され、噴流ノズル34はストリップ12
を挟んでそれぞれ設けられている。噴流ノズル34は傾
斜角θ(高圧噴流体33のストリップ12への衝突角
度)が変更調整自在に支持され、噴流ノズル34は傾斜
角度調整手段としてのアクチュエータ35の駆動によっ
て傾斜角θが変更調整される。
【0032】また、スケール剥離装置32には、噴流ノ
ズル34を挟んでストリップ12の走行方向の上流側及
び下流側に温度検出手段としての温度センサ36がそれ
ぞれ設けられ、温度センサ36により高圧噴流体33が
噴射衝突される前後のストリップ12の表面温度が検出
される。温度センサ36の検出情報は傾斜制御手段とし
ての制御装置37に入力され、制御装置37は温度セン
サ36の検出情報に基づいてアクチュエータ35に駆動
指令を出力する。
【0033】アクチュエータ35の駆動による噴流ノズ
ル34の傾斜角度θの調整範囲は、ストリップ12の表
面の垂直方向に対して15度乃至75度の範囲に設定さ
れている。図6(a) に示したように、噴流ノズル34の
傾斜角度θが15度の場合、ストリップ12の表面の高
圧噴流体33の衝突面積はaとなり、図6(b) に示した
ように、噴流ノズル34の傾斜角度θが15度の場合、
ストリップ12の表面の高圧噴流体33の衝突面積はA
(a<A)となる。つまり、傾斜角度θを15度から7
5度の範囲で大きくすると、ストリップ12の表面の高
圧噴流体33の衝突面積が大きくなって温度降下量が多
くなる。
【0034】尚、図中の符号で38は、噴流ノズル34
の前後のストリップ12を挟圧して高圧噴流体33を堰
き止めるピンチロールである。
【0035】上述したスケール剥離装置32でスケール
剥離を実施する場合、噴流ノズル34からストリップ1
2の表面に向けて高圧噴流体33を噴射衝突させること
により、ストリップ12の表面のスケールを浮かせると
同時に高圧噴流体33の衝突圧によってスケールを粉砕
し、粉砕したスケールをストリップ12の表面に沿って
吹き飛ばしながらスケールを剥離除去する。噴流ノズル
34からストリップ12の表面に向けて噴射された高圧
噴流体33は、ピンチロール38によって堰き止めら
れ、粗圧延機群13及び仕上圧延機群14側に流れるこ
とはない。
【0036】この時、ストリップ12の表面温度を検出
する温度センサ36からの温度信号に基づいて制御装置
37の指令によりアクチュエータ35が駆動し、噴流ノ
ズル34の傾斜角度θ(噴射衝突角度)が適宜調整され
る。ストリップ12の表面温度を上げたい場合には、ア
クチュエータ35の駆動による噴流ノズル34の傾斜角
度θを小さくし、高圧噴流体33の衝突面積を小さくし
て温度降下量を少なくする。逆にストリップ12の表面
温度を下げたい場合には、アクチュエータ35の駆動に
よる噴流ノズル34の傾斜角度θを大きくし、高圧噴流
体33の衝突面積を大きくして温度降下量を多くする。
これにより、ストリップ12の表面温度が所望の状態、
即ち、熱間圧延の温度を良好に維持した状態に調整され
る。
【0037】図7は、噴流ノズル34の傾斜角度θとス
トリップの温度降下量ΔT(℃)の関係を示したもので
ある。傾斜角度θが大きくなるとそれに比例して温度降
下量ΔTが多くなり、傾斜角度θが小さくなるとそれに
比例して温度降下量ΔTが少なくなっているのが判る
(図中●印で示してある)。また、傾斜角度θが15度
から75度の設定範囲であれば、スケール残留厚さΔδ
(μm)の変化が少ない(図中○印で示してある)。こ
のため、噴流ノズル34の傾斜角度θを15度から75
度の範囲で使用することにより、スケールの除去能力を
維持しながらストリップの温度降下量を良好に調整する
ことができ、スケール剥離性能と温度維持性能を両立さ
せることが可能となる。
【0038】上述したスケール剥離装置は、噴流ノズル
34の傾斜角度θをストリップ12の表面温度に応じて
調整するようにしたので、ストリップ12の表面温度を
良好に維持することができる。このため、ストリップ1
2の温度降下量が適正化されて仕上圧延時にストリップ
12の材質変化が起こらず、品質低下を防止することが
可能となる。また、ストリップ12の表面温度の調整が
行えるので、スケール成長の抑制ができ、後工程のスト
ップクーリングの温度制御が容易となる。
【0039】図8乃至図11に基づいて第3の発明を説
明する。図8には第3の発明の一実施形態に係るスケー
ル剥離装置を備えた熱間圧延ラインの概略構成、図9に
は図8の概略平面、図10には図8の概略側面、図11
にはスケール残留厚さと噴流の衝突間隔及びストリップ
温度降下量との関係を表すグラフを示してある。尚、図
1、図2で示した部材と同一部材には同一符号を付して
重複する説明は省略してある。図8乃至図11に示した
実施形態は、請求項6乃至請求項8に相当するものであ
る。
【0040】図1に示した熱間圧延ライン11と同様
に、熱間圧延ライン41には粗圧延機群13及び仕上圧
延機群14が備えられている。粗圧延機群13と仕上圧
延機群14の間、即ち、仕上圧延機群14の上流側に
は、ストリップ12の表面のスケールを剥離して熱間圧
延温度を適正に維持するスケール剥離装置42が設けら
れている。
【0041】図8乃至図10に示すように、スケール剥
離装置42には、粗圧延機群13と仕上圧延機群14の
間でストリップ12の幅方向に延びる第1ヘッダー43
及び第2ヘッダー44が間隔xをあけて配設されてい
る。第1ヘッダー43及び第2ヘッダー44には、スト
リップ12の表面に対してストリップ12の走行方向の
上流側に傾斜した方向(角度θ)に高圧噴流体45を噴
射衝突させる第1噴流ノズル46及び第2噴流ノズル4
7がそれぞれ複数設けられている。つまり、第1噴流ノ
ズル46及び第2噴流ノズル47はストリップ12の幅
方向に沿って配されている。
【0042】仕上圧延機群14側の第2ヘッダー44は
中央部で二分割され、二分割された第2ヘッダー44の
中央部位48はストリップ12の表面と平行な面内で仕
上圧延機群14側に同時に移動可能に支持されている。
図9に示したように、第2ヘッダー44のそれぞれの中
央部位48は移動調整手段としての一つのアクチュエー
タ49の駆動によって移動される(移動量Δx)。第1
ヘッダー43の上流側及び第2ヘッダー44の下流側に
は幅方向温度検出手段としての温度センサ50が3個づ
つ設けられ、合計6個の温度センサ50により高圧噴流
体45が噴射衝突される前後のストリップ12の表面の
幅方向の温度分布が検出される。
【0043】温度センサ50の検出情報は移動制御手段
としての制御装置51に入力され、制御装置51は温度
センサ50の検出情報に基づいてアクチュエータ49に
駆動指令を出力する。アクチュエータ49の駆動による
第2ヘッダー44の中央部位48の移動量(図8中角度
α、図10中Δx)を変更することにより、第1噴流ノ
ズル46からの高圧噴流体45と第2噴流ノズル47か
らの高圧噴流体45の衝突間隔が、ストリップ12の幅
方向で端部と中央部位48とで変更され、冷却区間長さ
がストリップ12の幅方向で調整される。即ち、第2ヘ
ッダー44の中央部位48を移動量Δxで移動させた場
合、ストリップ12の端部における高圧噴流体45の衝
突間隔はxとなり、ストリップ12の中央部における高
圧噴流体45の衝突間隔は(x+Δx)となる。
【0044】上述したスケール剥離装置42でスケール
剥離を実施する場合、第1噴流ノズル46及び第2噴流
ノズル47からストリップ12の表面に向けて高圧噴流
体45を噴射衝突させることにより、ストリップ12の
表面のスケールを浮かせると同時に高圧噴流体45の衝
突圧によってスケールを粉砕し、粉砕したスケールをス
トリップ12の表面に沿って吹き飛ばしながらスケール
を剥離除去する。
【0045】この時、高圧噴流体45が噴射衝突される
前後のストリップ12の表面の幅方向の温度分布が6個
の温度センサ50により検出され、温度センサ50から
の温度信号に基づいて制御装置51の指令によりアクチ
ュエータ49が駆動し、第2ヘッダー44の中央部位4
8の位置、即ち、ストリップ12の端部における高圧噴
流体45の衝突間隔と中央部における高圧噴流体45の
衝突間隔が適宜調整される。つまり、ストリップ12の
幅方向で冷却区間長さが調整される。
【0046】ストリップ12の中央部の表面温度を上げ
たい場合には、アクチュエータ49の駆動による第2ヘ
ッダー44の中央部位48の移動量を少なくして第1ヘ
ッダー43と第2ヘッダー44とを平行に近づけ、高圧
噴流体45の衝突間隔xを狭くすることで冷却区間長さ
を短くして温度降下量を少なくする。逆に、ストリップ
12の中央部の表面温度を下げたい場合には、アクチュ
エータ49の駆動による第2ヘッダー44の中央部位4
8の移動量を多くして第1ヘッダー43に対して第2ヘ
ッダー44をストリップ12と平行な面内で傾斜させ、
高圧噴流体45の衝突間隔xを広げることで冷却区間長
さを長くして温度降下量を多くする。これにより、スト
リップ12の表面温度が幅方向で均一な状態に調整され
る。
【0047】尚、上記実施形態では、第2ヘッダー44
を二分割して中央部位48を移動自在としたが、第2ヘ
ッダー44だけでなく第1ヘッダー43も同様に二分割
して中央部位を移動自在とすることにより、冷却区間長
さの調整をより細かく行うことが可能になる(請求項
8)。
【0048】図11は、高圧噴流体45の衝突間隔x
(mm)とストリップの温度降下量ΔT(℃)の関係を示
したものである。衝突間隔xが広くなるとストリップの
温度降下量ΔTが多くなり、衝突間隔xが狭くなるとス
トリップの温度降下量ΔTが少なくなっているのが判る
(図中★で示してある)。また、衝突間隔xが変化して
もスケール残留厚さΔδ(μm)の変化が少ない(図中
○印で示してある)。このため、衝突間隔xを調整する
ことにより、スケールの除去能力を維持しながらストリ
ップの温度降下量を良好に調整することができ、ストリ
ップ12の温度むらを無くしてスケール剥離性能と温度
維持性能を両立させることが可能となる。
【0049】上述したスケール剥離装置は、ストリップ
12の幅方向の表面温度分布に基づいて高圧噴流体45
の衝突間隔xを調整するようにしたので、表面温度分布
に応じて冷却区間長さを調整することができる。このた
め、ストリップ12の端部と中央部の温度の均一化が容
易になり温度むらが解消され、スケール成長が均一化し
てスケール傷が付かず、品質低下を防止することができ
る。また、第1ヘッダー43と第2ヘッダー44を並設
したので、ストリップ12の状態に合わせてスケール剥
離能力を簡単に向上させることができる。
【0050】尚、本発明は上述した実施形態例のスケー
ル剥離装置に限定されるものではなく、第1の発明乃至
第3の発明を適宜組み合わせたスケール剥離装置等、種
々変更可能である。
【0051】
【発明の効果】第1の発明のスケール剥離装置は、被圧
延金属板材の表面に対して垂直方向に高圧噴流体を噴射
衝突させる第1噴流ノズルを設けると共に、第1噴流ノ
ズルの下流側に被圧延金属板材の走行方向上流側に傾斜
して高圧噴流体を噴射衝突させる第2噴流ノズルを設け
たので、第1噴流ノズルからの高圧噴流体によりスケー
ルを冷却して表面にクラックを発生させ、第2噴流ノズ
ルからの高圧噴流体によりスケールを浮かせて粉砕除去
することができる。この結果、効率良くしかも確実にス
ケールを除去して被圧延金属板材の必要以上の温度低下
を防止し、熱間圧延温度を良好に保った被圧延金属板材
の冷却状態を維持することができ、被圧延金属板材の品
質低下を防止することができる。
【0052】第2の発明のスケール剥離装置は、被圧延
金属板材の表面に高圧噴流体を噴射衝突させる噴流ノズ
ルの傾斜角度を可変にしたので、被圧延金属板材の温度
状況に応じて噴流ノズルの傾斜角度を変更することによ
り、高圧噴流体の衝突面積を調整することが可能にな
る。この結果、被圧延金属板材の表面温度低下量が適正
化され、熱間圧延温度を良好に保った被圧延金属板材の
冷却状態を維持することができ、被圧延金属板材の品質
低下を防止することができる。
【0053】第3の発明のスケール剥離装置は、被圧延
金属板材の表面に高圧噴流体を噴射衝突させる第1噴流
ノズルを設けると共に、第1噴流ノズルの下流側に高圧
噴流体を噴射衝突させる第2噴流ノズルを設け、第2噴
流ノズルの中間部位を移動調整手段により被圧延金属板
材と平行な面内で移動可能にしたので、被圧延金属板材
の板幅方向の温度状況に応じて中間部位の位置を変更す
ることにより、被圧延金属板材の板幅方向の冷却区間長
さを調整することが可能になる。この結果、被圧延金属
板材の板幅方向の温度分布が均一化され、熱間圧延温度
を良好に保った被圧延金属板材の冷却状態を維持するこ
とができ、被圧延金属板材の品質低下を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施形態に係るスケール剥離装
置を備えた熱間圧延ラインの概略側面図。
【図2】噴流ノズルによる剥離状況を表す要部拡大図。
【図3】スケール残留厚さと高圧噴流体の衝突時間差と
の関係を表すグラフ。
【図4】第2の発明の一実施形態に係るスケール剥離装
置を備えた熱間圧延ラインの概略側面図。
【図5】スケール剥離装置の構成ブロック図。
【図6】噴流ノズルの要部拡大図。
【図7】スケール残留厚さと噴流の衝突角及びストリッ
プ温度降下量との関係を表すグラフ。
【図8】第3の発明の一実施形態に係るスケール剥離装
置を備えた熱間圧延ラインの概略構成図。
【図9】図8の概略平面図。
【図10】図8の概略側面図。
【図11】スケール残留厚さと噴流の衝突間隔及びスト
リップ温度降下量との関係を表すグラフ。
【図12】従来のスケール剥離装置の概略側面図。
【図13】噴流ノズル部の拡大図。
【図14】ノズルの形状説明図。
【図15】ノズルの形状説明図。
【符号の説明】
11,31,41 熱間圧延ライン 12 被圧延板材(ストリップ) 13 粗圧延機群 14 仕上圧延機群 15 圧延ロール 16,32,42 スケール剥離装置 17,33,45 高圧噴流体 18 第1噴流ノズル 19 第2噴流ノズル 20 スケール 34 噴流ノズル 35 アクチュエータ 36 温度センサ 37 制御装置 43 第1ヘッダ 44 第2ヘッダ 46 第1噴流ノズル 47 第2噴流ノズル 48 中央部位 49 アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水田 桂司 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被圧延金属板材を挟んで上下に対向配置
    した少なくとも一対の圧延ロールを備えた熱間圧延ライ
    ンの途中部に配置され、前記被圧延金属板材表面のスケ
    ールを剥離するスケール剥離装置であって、前記圧延ロ
    ールの上流側の前記被圧延金属板材の表面に対して垂直
    方向に高圧噴流体を噴射衝突させる第1噴流ノズルを設
    け、前記圧延ロールの上流側の前記被圧延金属板材の表
    面に対して前記被圧延金属板材の走行方向の上流側に傾
    斜した方向に高圧噴流体を噴射衝突させる第2噴流ノズ
    ルを前記第1噴流ノズルの下流側に配置したことを特徴
    とするスケール剥離装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1噴流ノズル
    及び前記第2噴流ノズルから噴射される高圧噴流体相互
    の前記被圧延金属板材への衝突が所定の時間差となるよ
    うに、前記第1噴流ノズルと前記第2噴流ノズルの間隔
    を設定したことを特徴とするスケール剥離装置。
  3. 【請求項3】 被圧延金属板材を挟んで上下に対向配置
    した少なくとも一対の圧延ロールを備えた熱間圧延ライ
    ンの途中部に配置され、前記被圧延金属板材表面のスケ
    ールを剥離するスケール剥離装置であって、前記圧延ロ
    ールの上流側の前記被圧延金属板材の表面に対して前記
    被圧延金属板材の走行方向の上流側に傾斜した方向に高
    圧噴流体を噴射衝突させる噴流ノズルを配置し、前記噴
    流ノズルの傾斜角度を可変にする傾斜角度調整手段を備
    えたことを特徴とするスケール剥離装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記被圧延金属板材
    の温度を検出する温度検出手段を備えると共に、前記温
    度検出手段の検出情報に基づいて前記噴流ノズルの傾斜
    角度を設定して前記傾斜角度調整手段を作動させる傾斜
    制御手段を備えたことを特徴とするスケール剥離装置。
  5. 【請求項5】 請求項3もしくは請求項4において、前
    記噴流ノズルの傾斜角度は、前記被圧延金属板材の表面
    の垂直方向に対して15度乃至75度の範囲であること
    を特徴とするスケール剥離装置。
  6. 【請求項6】 被圧延金属板材を挟んで上下に対向配置
    した少なくとも一対の圧延ロールを備えた熱間圧延ライ
    ンの途中部に配置され、前記被圧延金属板材表面のスケ
    ールを剥離するスケール剥離装置であって、前記圧延ロ
    ールの上流側の前記被圧延金属板材の表面に高圧噴流体
    を噴射衝突させると共に前記被圧延金属板材の幅方向に
    沿って配される第1噴流ノズルを設け、前記第1噴流ノ
    ズルの下流側に配されると共に前記被圧延金属板材の表
    面に高圧噴流体を噴射衝突させ前記被圧延金属板材の幅
    方向に沿って配される第2噴流ノズルを設け、前記第2
    噴流ノズルの中間部位を前記被圧延金属板材と平行な面
    内で移動させる移動調整手段を備えたことを特徴とする
    スケール剥離装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記被圧延金属板材
    の幅方向に温度状況を検出する幅方向温度検出手段を備
    え、前記幅方向温度検出手段の検出情報に基づいて前記
    第2噴流ノズルの前記中間部位の移動量を設定して前記
    移動調整手段を作動させる移動制御手段を備えたことを
    特徴とするスケール剥離装置。
  8. 【請求項8】 請求項6もしくは請求項7において、前
    記第1噴流ノズルの中間部位を前記被圧延金属板材と平
    行な面内で移動自在としたことを特徴とするスケール剥
    離装置。
JP8045772A 1995-02-06 1996-03-04 スケール剥離装置 Withdrawn JPH09239432A (ja)

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JP8045772A JPH09239432A (ja) 1996-03-04 1996-03-04 スケール剥離装置
TW085107354A TW310285B (en) 1995-02-06 1996-06-18 The hot rolling equipment
CN96109934A CN1087665C (zh) 1996-03-04 1996-07-22 热轧设备
US08/681,983 US5758530A (en) 1996-03-04 1996-07-30 Hot rolling mill
KR1019960032680A KR100231617B1 (ko) 1996-03-04 1996-08-06 열간압연설비

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100507567B1 (ko) * 2000-06-27 2005-08-17 주식회사 포스코 웨트유 제거 에어나이프
JP2016120523A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 ポスコ 圧延素材のデスケーラ
CN108311541A (zh) * 2018-04-04 2018-07-24 包头钢铁(集团)有限责任公司 平整液喷射组件和平整液喷射组件的控制方法

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