JP2002331307A - 厚板の製造方法及び圧延機 - Google Patents

厚板の製造方法及び圧延機

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JP2002331307A JP2001136092A JP2001136092A JP2002331307A JP 2002331307 A JP2002331307 A JP 2002331307A JP 2001136092 A JP2001136092 A JP 2001136092A JP 2001136092 A JP2001136092 A JP 2001136092A JP 2002331307 A JP2002331307 A JP 2002331307A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被圧延鋼板を熱間圧延するパスを複数回繰り
返すと共に、少なくとも1つのパスにおいて被圧延鋼板
に水を噴射してデスケーリングしながら熱間圧延する熱
間リバース圧延によって厚板を製造するに際して、厚板
鋼板の平面方向の温度差を低減し、厚板の材質を略均一
化する。 【解決手段】 デスケーリングするパスにおいて、被圧
延鋼板の圧延ロール進入側の端部に対しては水の噴射量
を抑制すると共に、進入側端部から所定長さ以降の下流
側部分に対しては所定強さ以上で水を噴射してスケール
を略完全に除去する。前記下流側部分において表面温度
の高い部分と低い部分とがある場合には、表面温度が高
い部分に対しては水の噴射量を多くしかつ噴射強さを強
くして表面温度の高い部分と低い部分との温度差を低減
すると共に、スケール厚さを略均一にするのが望まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼構造物(船舶な
ど)の部材として有用な厚板鋼板の製造方法、及びその
ために使用する圧延機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】厚板鋼板を熱間圧延で製造する場合、加
熱段階で生じる一次スケール、圧延段階で生じる二次ス
ケールなどの異物が圧延ロールに噛み込む虞がある。そ
のため鋼板の先端が圧延ロールに噛み込む前から高圧水
を鋼板に噴射し、この噴射を鋼板(板材)の後端まで継
続することによってデスケーリングを行い、鋼板の表面
を清浄している。例えば図6は、従来のデスケーリング
方法を説明するための概略図である。この方法では、鋼
板を圧延するための一対のワークロール2と、このワー
クロールの変形を防止するためのバックアップロール3
とで構成された4段圧延機1zを使用する。前記ワーク
ロール2の入口側には、複数のデスケーリングノズル4
が幅方向に一列に配設されており、このノズル4は被圧
延鋼板(圧延材)5の進入方向と逆らう方向に向けられ
ている。そして被圧延鋼板5がワークロール2に噛み込
む前から、前記ノズル4より高圧水を噴射し、鋼板の先
端から後端に至るまでデスケーリングを行っている。し
かし熱間圧延を複数パス繰り返す熱間リバース圧延にお
いて前記デスケーリングを実施した場合、圧延中の空気
放冷及びデスケーリング水の噴射によって被圧延鋼板の
四周部(先端部、後端部、両側部)が中央部よりも冷却
されてしまい、温度差が顕著になる。そのため、四周部
(特に、先端部及び後端部)の材質と中央部の材質とが
異なってしまう。
【0003】先端部及び後端部と中央部との温度差を低
減する技術として、特開昭63−132715号公報及
び特開平5−104103号公報開示の技術が知られて
いる。前記特開昭63−132715号公報には、圧延
機の前後にデスケーリングヘッダ(配管)を配置し、こ
のヘッダに形成された高圧水噴射ノズル(デスケーリン
グノズル)を圧延機側に向けると共に、この噴射ノズル
位置を被圧延材先端が通過したときより被圧延材尾端が
圧延機を抜けるまでの間のみ前記噴射ノズルから高圧水
を噴射する方法が開示されている(請求項1)。しかし
このような方法でデスケーリングすると、圧延機の前の
ノズルで除去されたスケールがワークロールに噛み込
み、被圧延材の表面を損傷する虞がある。そこでこの公
報の実施例では、圧延機の後のノズルからのみ高圧水を
噴射すれば、デスケーリングによって除去したスケール
がワークロールに噛み込む虞はないとしている。しかし
圧延機の後のノズルからのみ高圧水を噴射したとして
も、被圧延材の鋼種や温度によっては、圧延後、次パス
の圧延までのアイドルタイム中にスケールが発生する場
合がある。そして圧延前にデスケーリングを行わないた
め、被圧延材の表面に厚いスケール層が付着したままで
圧延を行うこととなり、スケールが圧壊され、鋼板表面
は赤色を呈し、粉塵を発生する。また鋼板の表面が粗く
なり、その部分の冷却が加速されて鋼板の温度ムラが生
じる。
【0004】また前記特開平5−104103号公報に
は、スラブに対し幅出し圧延を行い、それに引き続いて
仕上げ圧延を行う制御圧延鋼板の圧延方法において、前
記幅出し圧延時に、幅方向中央部を優先的にデスケーリ
ング水冷却(センタデスケーリング)を行い(当該公報
の図(c))、鋼板を90度回転し(当該公報の図
(d))、前記幅方向を圧延方向にして仕上圧延する方
法が開示されている。しかしこの方法では、幅出し圧延
時に温度制御のためのセンタデスケーリング(幅方向中
央部のデスケーリング)を行っており鋼板が厚いため、
温度制御(温度の均一化)が困難であり、材質を均一に
することが困難である。さらに幅出圧延工程で温度制御
できたとしても、仕上げ圧延工程を経るため、温度差が
再び発生する虞もある。
【0005】一方、被圧延鋼板には、スキッドマーク
(又はスキッド部)と称される部分がある。この部分
は、被圧延鋼板を熱間圧延のために加熱する際にスキッ
ドレールと接触していた部分であり周りに比べて温度が
低い。このスキッドマーク部分とと他の部分との温度差
を低減することも重要である。例えば、材料とプロセ
ス,vol.7(1994),408〜411頁には、
スキッドマーク部分と他の部分との温度差を低減するた
めには、皮下の一次スケールを完全に除去する、又は圧
延中のスケール層厚を圧延条件により決定される臨界値
以下に薄くし、スケールの圧壊を防止すればよいことを
提案している。この提案は、スキッドマーク部分と他の
部分とでは、圧延を繰り返した際の温度履歴が異なり、
スキッドマーク部分に引っ張り応力が作用し、スキッド
マーク部分のスケールが剥離して薄くなること、換言す
ればスキッドマーク以外の部分はスケール層が厚いこ
と、スケール層が厚くなると冷却速度が大きくなる(断
熱層のパラドックス)こと、またスケール層が厚くなる
と圧延時の圧壊によって表面粗さが増大して冷却速度は
さらに加速されること、従ってスキッドマーク以外の部
分の温度が低くなってしまうこと、そのためスケールを
完全に除去してスケール厚みを等しくすれば冷却速度も
等しくなることを理由としている。しかしこの文献に
は、スケールを完全に除去しても、加速冷却鋼板の冷却
むらを防止し均一冷却を達成するには限界があることも
記載されている。
【0006】このように従来の技術では、厚板鋼板の先
端部及び後端部と中央部との間の温度差を低減するのが
困難であり、スキッドマーク部分とそれ以外の部分との
間の温度差も低減するのが困難である。そのため材質が
ばらついたり、残留応力が発生する。材質がばらつく
と、材質の異なる部分を切除して出荷する必要があり歩
留まりが低下する。また残留応力が発生すると、冷間再
矯正工程などの追加作業によって残留応力を除去する必
要があり、煩雑である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の様な事
情に着目してなされたものであって、その目的は、熱間
リバース圧延によって厚板を製造するに際して、厚板鋼
板の平面方向の温度差を低減し、厚板の材質を略均一化
する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、リバース圧延
において、被圧延鋼板の圧延ロール進入側の端部(先端
部)に対しては水の噴射量を抑制すれば他の部分(高温
部)との温度差を小さくできること、さらには前記高温
部に対してはスケール層の厚みが薄く略均一になるまで
デスケーリングすれば冷却速度をも略等しくでき、厚板
の材質を略均一化できることを見出し、本発明を完成し
た。
【0009】すなわち上記目的を達成し得た本発明の厚
板の製造方法とは、被圧延鋼板を熱間圧延するパスを複
数回繰り返すと共に、少なくとも1つのパスにおいて被
圧延鋼板に水を噴射してデスケーリングしながら熱間圧
延する熱間リバース圧延によって厚板を製造する方法で
あって、前記デスケーリングするパスにおいて、被圧延
鋼板の圧延ロール進入側の端部に対しては水の噴射量を
抑制すると共に、進入側端部から所定長さ以降の下流側
部分に対しては所定強さ以上で水を噴射してスケールを
略完全に除去する。前記被処理鋼板の進入側端部から所
定長さ以降の下流側部分において表面温度の高い部分と
低い部分とがある場合には、高い部分と低い部分とに分
けて水の噴射量及び噴射強さを調整するのが望ましい。
すなわち表面温度が高い部分に対しては水の噴射量を多
くしかつ噴射強さを強くして表面温度の高い部分と低い
部分との温度差を低減すると共に、スケール厚さを略均
一にするのが望ましい。このことにより、圧延後の冷却
過程におけるスケールの剥離量を表面温度の高い部分と
低い部分との間で略一致させ、冷却速度を略一致させる
ことができる。また本発明では、水を噴射するための複
数個のデスケーリングノズルを圧延ロールの入口側にお
いて幅方向に併設し、鋼板の幅方向の表面温度分布に合
わせて各デスケーリングノズルからの水の噴射量を調節
することにより、圧延方向と略直交する方向の温度差を
低減してもよい。
【0010】本発明には熱間圧延ロールと、この圧延ロ
ールの入口側に配設されかつ被圧延鋼板のスケールを略
完全に除去するためのデスケーリングノズルと、このデ
スケーリングノズルに供給する噴射水の量及び強さを制
御可能な制御手段と、前記圧延ロールにおける被圧延鋼
板の噛み込みタイミングを検出するための検出手段とを
備え、この検出手段の噛み込みタイミングの検出信号に
応答して、被圧延鋼板の圧延ロール進入側の端部に対し
ては水の噴射量を抑制すると共に、進入側端部から所定
長さ以降の下流側部分に対してはスケールを略完全に除
去可能な強さの水の供給を指示するためのコントロール
手段とを備えている圧延機も含まれる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明では、加熱工程で加熱した
被圧延鋼板を熱間リバース圧延し、圧延後に冷却(例え
ば、水冷却などによる加速冷却)する方法[例えば、熱
加工制御法(Thermo−Mechanical−Control−Proces
s)]によって厚板を製造している。
【0012】前記加熱工程では、汎用の加熱炉(バッチ
炉、連続炉など、特に連続炉)を用いて加熱する。本発
明は、スキッドレールを使用する連続炉(例えば、プッ
シャー式加熱炉、ウォーキングビーム式加熱炉など)を
用いる場合に有利である。これらの炉を用いれば、スラ
ブの長手方向もしくは幅方向に複数本(例えば、2本)
のスキッドマークと称する低温部分が発生するものの、
本発明によれば後述の熱間リバース圧延工程でスキッド
マーク部分と他の部分(高温部)との温度差を低減でき
るため、スキッドマークが発生しても鋼材の材質を均質
にできると共に、残留応力の発生を防止でき、鋼材の品
質を略均一にできる。
【0013】なお前記加熱工程でのスラブの加熱温度は
鋼板の種類に応じて適宜選択でき、例えば、1000〜
1200℃程度である。
【0014】また前記熱間リバース圧延では、被圧延鋼
板を熱間圧延するパスを複数回繰り返す。このようなリ
バース圧延では、鋼板の圧延方向先端部の温度が低くな
り過ぎて、圧延方向の材質が不均一になり易い。またリ
バース圧延では、加圧ロールとの接触による温度低下
と、その後の復熱を繰り返しながら鋼板の温度が低下し
ていくため、鋼板にスキッドマーク部分などの低温部分
がある場合、当該部分は圧延終了時にスケールが剥離し
易い温度(Ac1点〜Ac3点程度)にまで冷却され、スケ
ールが剥離し易くなると共に、周囲との温度差による残
留応力が発生してスケールがさらに剥離し易くなる。そ
してスケールが剥離すると、その後の冷却工程での冷却
速度が遅くなり、周囲の温度の方がむしろ低下してしま
い、温度差が発生する虞がある。ところが本発明によれ
ば、圧延において特定のデスケーリング方法を採用して
いるため(後述)、リバース圧延であっても先端部やス
キッドマーク部分とそれら以外の部分との温度差を略均
一化できる。
【0015】すなわち本発明では、熱間リバース圧延に
おいて、前記複数のパスのうち少なくとも1つのパスで
は、被圧延鋼板に水を噴射してデスケーリングする。な
お前記デスケーリングするパスの数は、全パスの1〜8
割程度、好ましくは1.5〜7割程度、さらに好ましく
は2〜5割程度である。なおデスケーリングは、奇数パ
ス及び偶数パスのいずれか一方に片寄るのではなく、奇
数パス及び偶数パスの両パスにおいて略同じ回数行うの
が望ましい。
【0016】そして前記デスケーリングパスにおいて、
特定のデスケーリング方法を採用している。以下、添付
図面を参照しつつさらに詳細に説明する。
【0017】図1はリバース圧延(デスケーリングパ
ス)で使用する圧延機及びその圧延機を用いたデスケー
リング方法の一例を示す概略図である。図1の圧延機1
aは、鋼板を圧延するための一対のワークロール2と、
このワークロールの変形を防止するためのバックアップ
ロール3とで構成された4段圧延機である。前記ワーク
ロール2の入口側には、上下対象に前後に2列(合計4
列)のデスケーリングヘッダ(図示せず)が配設されて
おり、各デスケーリングヘッダには、それぞれ複数個の
デスケーリングノズルが形成されている。すなわちデス
ケーリングノズル4a、4bは上下対象に前後に2列
(合計4列)配設されており、各列では、複数のデスケ
ーリングノズルが幅方向に配設されている。これらノズ
ル4a、4bは被圧延鋼板(圧延材)5の進入方向と逆
らう方向に向けられている。このような圧延機1aを用
いれば、以下に説明するような作用によって、デスケー
リングできると共に、鋼材の平面方向の温度差を均一化
しながら圧延できる。
【0018】すなわち被圧延鋼板5がワークロール2に
噛み込む前は、デスケーリングノズル4a、4bからの
水の噴射を停止し、被処理鋼板5が前進してワークロー
ル2に噛み込むと、1列目のデスケーリングノズル4a
からの水の噴射を開始する。このようにすれば、被圧延
鋼板の先端部から所定長さ以降の下流側部分(例えば、
先端部から長さ2000mm以降、好ましくは1500mm
以降、さらに好ましくは1200mm以降の部分)に対し
てのみ高圧水をあてることができ、先端部との温度差を
低減できると共に、スケール層の厚みを薄く略均一にで
きる。スケール層の厚みを薄く略均一にすると、スケー
ル厚みによる冷却速度の違いを低減できるため、冷却工
程後(加速冷却工程後など)の温度差をも低減できる。
そのため鋼板の先端部から後端部に亘って温度を均一化
でき、鋼板(厚板)の材質及び品質を略均一にできる。
【0019】なお先端部と、この先端部から所定長さ以
降の下流側部分(高温部)との温度差を低減し、かつ前
記高温部のスケールを略完全に除去できる限り、先端部
においてデスケーリングを行なってもよい。図2は、先
端部のデスケーリングも行なう例について説明するため
の概略図である。図2の例では、被圧延鋼板5がワーク
ロール2に噛み込む前は、1列目のデスケーリングノズ
ル4aからのみ高圧水を噴射し、2列目のデスケーリン
グノズル4bからの水の噴射を停止する(図2(a)参
照)。一部のデスケーリングノズルから水を噴射するこ
とによって、被圧延鋼板5の進入側の端部(先端部)の
スケールを除去できると共に、他の一部のデスケーリン
グノズルの水の噴射を停止することによって、先端部の
温度が低下し過ぎるのを防止できる。
【0020】被処理鋼板5が前進してワークロール2に
噛み込むと、2列目のデスケーリングノズルからも水を
噴射する(図2(b)参照)。すなわち被圧延鋼板の先
端部から所定長さ以降の下流側部分に対して、前記先端
部よりも水の噴射量を多くする。そのため、略完全にデ
スケーリングしてスケール層を薄く均一にできると共
に、温度の低い先端部との温度差を低減できる。
【0021】さらに図2の圧延機1aを用いれば、被処
理鋼板5が先端部以外に表面温度が低い部分(例えば、
スキッドマーク)を有していても、当該低温部の水の噴
射量を高温部より少なくすることにより(すなわち、高
温部の水の噴射量を低温部より多くすることにより)当
該部分をデスケーリングしながら、他の部分(高温部)
との温度差を低減できる。図2(c)は表面温度が低い
部分(スキッドマークなど)を有する被処理鋼板を圧延
する方法の一例を示す概略図である。図2(c)の例で
は、被圧延鋼板の圧延方向と略直交する方向に複数本
(例えば、2本)のスキッドマークが形成されている。
そして前記複数本のスキッドマークのうち、ある一本の
スキッドマーク6がノズル4a、4bからの水の噴射領
域にさしかかると、2列目のノズル4bからの水の噴射
を停止し、スキッドマーク6が水の噴射領域を通過する
とノズル4bからの水の噴射を再開する。表面温度が低
い部分(スキッドマーク部分など)のみ、ノズル4bか
らの水の噴射を停止することによって、表面温度が低い
部分(スキッドマーク部分など)のスケールを除去しな
がら、当該部分と他の部分(高温部)との温度差をも低
減できる。低温部及び高温部の温度差を低減すると、残
留応力の発生を抑制できるため冷却工程(加速冷却工程
など)でのスケールの剥離量を低温部と高温部とで略等
しくすることができ、冷却速度を略一致させることがで
きる。しかも冷却前の温度差も殆どないため、冷却速度
を略等しくすることによって、冷却後の温度差を略無く
すことができ、鋼板(厚板)の材質及び品質を略均一に
できる。
【0022】前記図1、2(a)〜(c)に示した水の
噴射量及び噴射強さの制御、すなわち先端部、低温部
(スキッドマーク部分など)、及びそれら以外の部分
(高温部)に対する水噴射の制御を整理すると、以下の
通りである。
【0023】先端部高温部に比べて水の噴射量を少なく
して高温部との温度差を低減する。水の噴射強さは、ス
ケールを薄くできる程度であってもよいが、スケールを
薄くできない程度であってもよく、スケールを除去しな
くてもよい。
【0024】具体的には、水量(鋼板の幅1m、圧延速
度1m/s当たりの水量)は、例えば、0×10-43
上、6×10-43以下(好ましくは4.5×10-43
以下、さらに好ましくは3×10-43以下)である。
水圧は、例えば、0〜2.5MPa程度である。
【0025】低温部(スキッドマーク部分など) 高温部に比べて水の噴射量を少なくして高温部との温度
差を低減する。水の噴射強さは、スケールを略完全に除
去できる程度であることが多い。
【0026】具体的には、水量(鋼板の幅1m、圧延速
度1m/s当たりの水量)は、例えば、0×10-43
上(好ましくは3×10-43以上)、12×10-43
以下(好ましくは9×10-43以下)である。水圧
は、例えば、0MPa以上(好ましくは1MPa以上、
さらに好ましくは2.5MPa以上)、6MPa以下
(好ましくは4MPa以下)である。
【0027】高温部 先端部及び低温部よりも水の噴射量を増大する。さらに
水の噴射強さは、スケールを略完全に除去できる程度で
ある。
【0028】具体的には、水量(鋼板の幅1m、圧延速
度1m/s当たりの水量)は、例えば、0×10-43
り大きく(好ましくは1×10-43以上、さらに好ま
しくは6×10-43以上、特に9×10-43以上)、
12×10-43以下である。水圧は、例えば、4〜8
MPa程度である。
【0029】高温部のスケール除去後のスケール層の厚
みは、例えば、20μm以下、好ましくは12μm以下
(特に、5μm以下)である。なおスケール層を真に完
全に除去するのは困難であり、通常、5μm以上であ
る。
【0030】また先端部と高温部との温度差は、圧延後
(全パス終了後)の温度差で、例えば、50℃以下(好
ましくは45℃以下、さらに好ましくは40℃以下)、
0℃以上(通常10℃以上、より一般的には20℃以
上)である。また低温部(スキッドマーク部)と高温部
との温度差は、圧延後(全パス終了後)の温度差で、例
えば、30℃以下(好ましくは20℃以下、さらに好ま
しくは10℃以下)、0℃以上(通常10℃以上、より
一般的には15℃以上)である。
【0031】先端部から高温部(先端部から所定長さ以
降の下流側部分)への水噴射の切り替えのタイミング
は、被圧延鋼板5のワークロール2への噛み込みに基づ
いて行なえばよく、例えば、噛み込む前(所定時間前、
例えば直前)でもよく、被圧延鋼板5が噛み込んだとき
でもよく、噛み込んでから所定時間経過した後でもよ
い。
【0032】水噴射の制御は目視によって行ってもよい
が、センサなどを備えた制御システムを利用すると簡便
である。図3は、図2に示す水噴射の制御に利用する制
御システムの一例を説明するための概略図である。
【0033】図3の例では、前記圧延機1aには、ワー
クロール2への被圧延鋼板5の噛み込みを検出するため
の検出手段(ロードセル、光センサなど、この例ではロ
ードセル)11と、圧延時の板厚を検出するための検出
手段(この例では、圧下位置検出器)12とが取り付け
られており、これら検出手段からの噛み込みの検出信号
と板厚の検出信号とがコントロール手段15に送られ
る。このコントロール手段15は、制御回路13と入力
手段(コンピューター端末など)14とで構成されてお
り、前記入力手段14からは、圧延に関する情報(圧延
長さ、圧延幅、デスケーリングタイミング、使用ヘッダ
本数テーブル、圧延速度など)が必要に応じて入力され
る。また前記コントロール手段15には、被処理鋼板の
表面温度を読み取って温度信号をこのコントロール手段
15に送信するための温度センサ17も接続している。
このコントロール手段15は、これら各検出器(又はセ
ンサ)からの情報を利用して、デスケーリングのタイミ
ングを制御している。
【0034】より詳細には、1列目のデスケーリングノ
ズル4aへの水の供給量を制御するための第1の制御バ
ルブ16aと、2列目のデスケーリングノズル4bへの
水の供給量を制御するための第2の制御バルブ16bと
で構成された制御手段を用いる。前記第1および第2の
制御バルブ16aは、前記コントロール手段15に接続
しており、このコントロール手段15の指示に応じてバ
ルブの開度が調整される。
【0035】例えば、前記図2(a)に示すように被圧
延鋼板5がワークロール2に噛み込む前には、ロードセ
ルからの非噛み込み信号がコントロール手段13に送ら
れ、このコントロール手段13からの指示に従って、1
列目のデスケーリングノズル4aに通じるバルブ16a
は開となり、2列目のデスケーリングノズル4bに通じ
るバルブ16bは閉となる。
【0036】また前記図2(b)に示すように被圧延鋼
板5がワークロール2に噛み込むと、ロードセルからの
噛み込み信号に応じて、2列目のデスケーリングノズル
4bに通じるバルブ16bが開となる。
【0037】前記図2(c)に示すように低温部分(ス
キッドマーク部分)が水の噴射領域に近づく場合には、
その位置及び長さ(圧延方向の長さ)を温度センサ14
で読み取り、圧延速度などの情報に基づいてコントロー
ル手段13が2列目ノズル4bの噴射停止及び再開のタ
イミングを計算し、計算結果に基づいてバルブ16bに
開閉信号を送る。
【0038】なお前記制御システムにおいて、圧下位置
検出器12は必ずしも必要ではない。またスキッドマー
ク部分の温度制御を行わない場合、温度センサ17も必
ずしも必要ではない。
【0039】また図2の例とは異なる制御を行なう場
合、各制御の目的に応じてコントロールすればよい。例
えば、図1のようにデスケーリングノズルの一部しか使
用せずかつ先端部に対しては水噴射を行なわない場合、
2列目ノズル4bに接続するバルブ16bは常時閉にし
てもよい。さらには後述するようにノズルを1列だけ配
設する場合、第1の制御バルブだけを使用し、その開度
を調節すればよい。
【0040】本発明では被圧延鋼板の幅方向(圧延方向
と略直交する方向)の温度差を低減してもよく、その場
合、幅方向に配設されたデスケーリングヘッダからの水
の噴射強さを被圧延鋼板の幅方向の表面温度分布に合わ
せて調節すればよい。例えば、被圧延鋼板の幅方向端部
は空冷とデスケーリング水による水冷との2つの抜熱作
用によって幅方向中央部よりも温度が低くなり易いた
め、幅方向端部にいくに従って幅方向中央部よりも水の
噴射量及び/又は噴射強さ(特に噴射量)を抑制するこ
とが多い。また被圧延鋼板の圧延方向と略平行する方向
に複数本のスキッドマークがある場合には、スキッドマ
ーク部の水の噴射量及び/又は噴射強さ(特に噴射量)
をスキッドマーク部以外よりも抑制してもよい。前記水
量の抑制は、ON−OFF式制御などのように断続的に
行なってもよい。
【0041】本発明に使用する圧延機は、4段式圧延機
に限られず、汎用の圧延機はいずれも使用できる。
【0042】またデスケーリングノズルは、圧延機の入
口側のみならず、入口側及び出口側の両方に配設しても
よい。
【0043】さらに入口側のノズルは、必ずしも前後に
2列配設する必要はなく、1列だけ配設してもよく(複
数列配設して1列だけ使用する場合も含む)、3列以上
配設してもよい。ノズルの列数に拘わらず、各列トータ
ルの水噴射を制御することによって、図1、2(a)〜
(c)と同様にして水の噴射量及び噴射強さ並びに噴射
のタイミングを制御できる。
【0044】本発明によれば、デスケーリングによって
スケールを略完全に除去しているため、スケールが発生
し易い鋼種を用いても温度差の発生や残留応力の発生を
効果的に防止でき、厚板の材質や品質を略均一にでき
る。本発明において有利に使用できる鋼種(スケールが
発生し易い鋼種)としては、例えば、成分組成が下記の
通りである鋼が例示できる。
【0045】C:0.1〜0.2質量% Si:0.1〜0.5質量% Mn:0.5〜1.5質量% P:0.03質量%以下(0質量%を含まず) S:0.02質量%以下(0質量%を含まず) Al:0.01〜1.0質量% なお残部は実質的にFe及び不可避的不純物であっても
よく、他の元素(Ti,Nbなど)を含有していてもよ
い。Ti及び/Nbを含有する場合、Ti量は0.05
質量%以下程度、Nb量は0.05質量%以下程度であ
ってもよい。
【0046】特にスケールが発生し易い鋼種としては、
下記鋼種1及び鋼種2が例示できる。
【0047】[鋼種1] C:0.12〜0.16質量% Si:0.17〜0.27質量% Mn:1.00〜1.15質量% P:0.025質量%以下(0質量%を含まず) S:0.012質量%以下(0質量%を含まず) Al:0.018〜0.05質量% 残部はFe及び不可避的不純物である。
【0048】[鋼種2] C:0.13〜0.15質量% Si:0.30〜0.40質量% Mn:1.20〜1.30質量% P:0.010質量%以下(0質量%を含まず) S:0.002質量%(0質量%を含まず) Al:0.02〜0.05質量% Ti:0.009〜0.015質量% Nb:0.005〜0.01質量% また本発明によれば、厚板の材質や品質を略均一にでき
る。そのため、厚板を切断した後でも厚板が変形する虞
がなく、鋼板の平坦度を高めることもできる。例えば、
板厚9〜100mm程度(好ましくは15〜70mm程度)
の平坦度の高い厚板を製造できる。また本発明では、幅
方向の温度差をも低減できるため、異幅鋼板(圧延方向
で幅が変化する鋼板)を有利に製造できる。
【0049】本発明によって得られた厚板は、材質や品
質が略均一なため、鋼構造物(船舶、橋梁、圧力容器、
大径鋼管など、特に船舶)の部材として有利に使用でき
る。
【0050】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限
を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範
囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であ
り、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含され
る。
【0051】実施例1及び比較例1 表面温度1140℃(スキッドマーク部分の温度112
0℃)に加熱したスラブ(厚さ235mm、幅1700m
m、長さ2770mm)を粗ミル(粗圧延ロール)にて巾
出し圧延することによって得られたリバース圧延用鋼板
(厚さ66.0mm、幅3000mm、長さ5600mm)を
用いて、10パスの熱間リバース圧延を行った。前記1
0パスのうち、第1パス、第3パス、及び第5パスにお
いて、図2に示すデスケーリング方法に従ってデスケー
リングを行なった(表1参照)。なお、鋼板の圧延方向
の両側の端部のうち片側のみしかデスケーリングされな
いため、奇数パスのみのデスケーリングを行うことは少
ないものの、この実施例ではデスケーリング方法の違い
による効果を明確にするため、奇数パスのみのデスケー
リングを行った。
【0052】ただし図2の例とは異なり、先端部に対す
る1列目ノズル4aからの水の噴射は行わなかった。先
端部、スキッドマーク部分及びそれら以外の部分(高温
部)に対する水噴射の制御は、下記表2に示す通りであ
る。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】得られた鋼板(厚さ26.0mm、幅30
00mm、長さ14200mm)の各部位のスケール厚
み及び温度は表3及び図4に示す通りである。この鋼板
を水冷によって約580℃まで加速冷却した。加速冷却
後の厚板の各部位の降伏強度を測定し、図5に示す。
【0056】
【表3】
【0057】表3及び図4〜5から明らかなように、比
較例では先端部の温度は高温部よりも約60℃も低く、
かつ高温部の温度が均一になるのは先端部から長さ約1
000mm以降の部分であるのに対して、実施例では先
端部と高温部との温度差を約30℃程度に半減でき、さ
らには先端部から長さ約500mm以降の部分で温度を
均一にできる。そのため比較例の厚板では先端部の降伏
強度と高温部の降伏強度との差が約35MPaもあるの
に対して、実施例では先端部の降伏強度と高温部の降伏
強度との差を約18MPa程度にまで低減できる。また
高温部(降伏強度の定常部)から+10MPa程度まで
を鋼板として使用するとすると、比較例では先端から約
700mmまでの部分を切り捨てる必要があるのに対し
て、実施例では先端から約400mmまでの部分だけを
切り捨てればよく、切り捨て代を約300mm程度低減
できる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、被圧延鋼板の先端部に
対する水の噴射量を抑制すると共に、先端部から所定長
さ以降の下流側部分に対しては水の噴射を強くしてスケ
ーリングを略完全に除去しているため、厚板鋼板の平面
方向(特に圧延方向)の温度差を低減でき、厚板の材質
を略均一化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のデスケーリング方法の一例を説
明するための概略図である。
【図2】図2は本発明のデスケーリング方法の他の例を
説明するための概略図である。
【図3】図3は本発明で使用する制御システムの一例を
説明するための概略図である。
【図4】図4は実施例及び比較例で得られた鋼板の先端
からの距離と表面温度との関係を示すグラフである。
【図5】図5は実施例及び比較例で得られた鋼板の先端
からの距離と降伏強度との関係を示すグラフである。
【図6】図6は従来のデスケーリング方法を説明するた
めの概略図である。
【符号の説明】
1a…圧延機 2…圧延ロール 4a、4b…デスケーリングヘッダ 16a、16b…制御手段 11…検出手段 15…コントロール手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 禎夫 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社神 戸製鋼所加古川製鉄所内 Fターム(参考) 4E002 AD07 BA03 BD10 CB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被圧延鋼板を熱間圧延するパスを複数回
    繰り返すと共に、少なくとも1つのパスにおいて被圧延
    鋼板に水を噴射してデスケーリングしながら熱間圧延す
    る熱間リバース圧延によって厚板を製造する方法であっ
    て、前記デスケーリングするパスにおいて、被圧延鋼板
    の圧延ロール進入側の端部に対しては水の噴射量を抑制
    すると共に、進入側端部から所定長さ以降の下流側部分
    に対しては所定強さ以上で水を噴射してスケールを略完
    全に除去する厚板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記被処理鋼板の進入側端部から所定長
    さ以降の下流側部分のうち表面温度の高い部分と低い部
    分とに分けて水の噴射量及び噴射強さを調整することと
    し、表面温度が高い部分に対しては水の噴射量を多くし
    かつ噴射強さを強くして表面温度の高い部分と低い部分
    との温度差を低減すると共に、スケール厚さを略均一に
    することにより、圧延後の冷却過程におけるスケールの
    剥離量を表面温度の高い部分と低い部分との間で略一致
    させ、冷却速度を略一致させる請求項1記載の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 圧延ロールへの被圧延鋼板の噛み込みの
    タイミングに基づいて、前記進入側端部から所定長さ以
    降の下流側部分に対する水の噴射を強くする請求項1又
    は2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 圧延ロールの入口側に水を噴射するため
    のデスケーリングノズルを配設し、被圧延鋼板の進入方
    向と逆らう方向に向けて水を噴射する請求項1〜3のい
    ずれかに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 水を噴射するための複数個のデスケーリ
    ングノズルを圧延ロールの入口側において幅方向に併設
    し、鋼板の幅方向の表面温度分布に合わせて各デスケー
    リングノズルからの水の噴射量を調節することにより、
    圧延方向と略直交する方向の温度差を低減する請求項1
    〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 熱間圧延ロールと、この圧延ロールの入
    口側に配設されかつ被圧延鋼板のスケールを略完全に除
    去するためのデスケーリングノズルと、このデスケーリ
    ングノズルに供給する噴射水の量及び強さを制御可能な
    制御手段と、前記圧延ロールにおける被圧延鋼板の噛み
    込みタイミングを検出するための検出手段とを備え、こ
    の検出手段の噛み込みタイミングの検出信号に応答し
    て、被圧延鋼板の圧延ロール進入側の端部に対しては水
    の噴射量を抑制すると共に、進入側端部から所定長さ以
    降の下流側部分に対してはスケールを略完全に除去可能
    な強さの水の供給を指示するためのコントロール手段と
    を備えている圧延機。
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