JP2008238254A - 熱間圧延鋼板の製造方法および製造設備 - Google Patents

熱間圧延鋼板の製造方法および製造設備 Download PDF

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Abstract

【課題】Ni濃化等による表面欠陥の発生を抑制し、表面性状が良好な熱間圧延鋼材を効率的に製造する。
【解決手段】加熱炉出側、各粗圧延機入側及び仕上圧延機列入側で各々高圧水噴射によるデスケーリングを行うとともに、粗圧延機列と仕上圧延機列間の少なくとも1箇所で、高圧水噴射によるデスケーリング(a)を行う。本発明によれば、(1)粗圧延機列と仕上圧延機列間でNi濃化層の酸化除去作用が大きいデスケーリングを少なくとも2回行うことができる、(2)これらのデスケーリング時にはNi濃化層も薄くなっているため、Ni濃化層が酸化除去されやすい、(3)材料がデスケーリング(a)直後に圧延ロールと接触しないため表面温度が低下しにくい、という作用効果により、Ni濃化層を適切に酸化除去できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、表面性状が良好な熱間圧延鋼板を製造するための製造方法および製造設備に関する。
熱間圧延鋼板は、酸洗を経てそのまま使用されたり、冷間圧延および熱処理、さらには表面処理を施して使用されるが、いずれの場合も良好な表面性状が求められる。一方、熱間圧延工程では、鋼材を大気中において高温状態で加工・熱処理するため、工程の途中で鋼材表面にスケールと呼ばれるFe酸化物が生成する。このスケールが生成すると、スケール下にFeに対して貴なNiなどの元素が不均一に濃化して模様状の表面欠陥になる。特に、近年では地球温暖化防止のため、炭酸ガス排出量を抑制できるスクラップを鉄源とした製鉄に対する期待が高まっているが、スクラップからのNiなどの不純物の混入が高まるため、上述したような表面欠陥に対する対策がますます重要になっている。
熱間圧延鋼板を製造するための一般的な製造ラインは、ライン上流側から加熱炉、粗圧延機列、仕上圧延機列を備え、加熱炉の出側、粗圧延機列を構成する各粗圧延機の入側(またはリバース圧延の各パスの入側)、仕上圧延機列の入側で、各々高圧水噴射によるデスケーリング(スケール除去)が行われるのが通常である。このようにデスケーリングが粗圧延機の入側や仕上圧延機列の入側で行われるのは、スケールが圧延ロールに噛み込まれることを極力防止するためである。しかし、このような従来行われている一連のデスケーリングでは、上述したようなNiなどの濃化に起因した表面欠陥の発生を抑えることは難しい。
従来、Niなどの濃化に起因した表面欠陥の発生を防止するための方法がいくつか提案されている。
例えば、特許文献1には、鋼板表層のNi濃度やその濃度分布、さらにはスラブ加熱条件を制御する方法が示されている。
特許文献2には、鋼素材とスケールとの界面性状を定量化し、これを加熱条件の調整により所定の値に制御し、さらに好ましくは加熱後、熱間圧延前のスラブ表面を、0.9〜4.0MPaの高圧水でデスケーリングする方法が示されている。
特許文献3には、熱間圧延鋼板を常法で酸洗した後、さらに特定の条件で最終酸洗する方法が示されている。
また、特許文献4には、Niなどの濃化に起因した表面欠陥の発生防止を狙いとするものではないが、加熱炉内での加熱によりスラブ表面に生成したスケールであって、特に除去が難しいとされる楔型スケール(一部地鉄に食い込んだ形態のスケール)を除去することを狙いとして、加熱後のスラブをデスケーリングした後、大気酸化させ、さらにデスケーリングを行う方法が示されている。
特開2002−309343号公報 特開平9−52110号公報 特開2005−281775号公報 特開平10−244312号公報
しかしながら、上述した従来技術には次のような問題点がある。
すなわち、特許文献1,2の方法は、工程上の著しい制約条件となり、工業的に安定して実施することが困難である。また、Niなどの濃化による表面欠陥の発生の抑制効果も十分ではない。
特許文献3の方法は、処理効率が非常に低いために生産性が低下するとともに、製品歩留まりも低下する問題がある。
さらに、特許文献4の方法は、スラブ表面の楔型スケールの除去を狙いとするものであるため、Niなどの濃化による表面欠陥の発生については十分な抑制効果は得られない。
以上のように従来技術には、Niなどの濃化に起因した表面欠陥の発生を効果的に抑制できない、或いは工業的な実施が困難であるという問題がある。
したがって本発明の目的は、このような従来技術の課題を解決し、製造工程におけるNiなどの濃化に起因した表面欠陥の発生を抑制し、表面性状が良好な熱間圧延鋼板を効率的に製造することができ、しかも工業的に実施が容易な製造方法および製造設備を提供することにある。
本発明者らは、製造工程でのNiなどの濃化(以下、説明の便宜上「Ni濃化層」という)に起因した表面欠陥の発生を抑制するために、熱延工程中にNi濃化層を適切に除去するための方法について検討を行った。その結果、Ni濃化層を除去するのに有効な条件として、(1)Ni濃化層を大気に露出させて酸化除去することが有効であり、特に、スケールを時間をかけて十分成長させた上で(すなわち、Ni濃化層を十分に酸化させた上で)、デスケーリングを行うことが好ましいこと、(2)圧延により材料の板厚が小さくなるとNi濃化層も薄くなるため、Ni濃化層を酸化除去しやすくなること、(3)Ni濃化層を効果的に酸化させるためには、材料の表面温度の低下を極力抑えることが必要であること、という事実を知見した。そして、このような条件を満足させる具体的且つ最適な方法について検討した結果、加熱炉の出側、粗圧延工程での各粗圧延機の入側(またはリバース圧延での各パスの入側)および仕上圧延機列の入側で、従来と同様に高圧水噴射によるデスケーリングを行うこと加えて、粗圧延機列と仕上圧延機列との間の少なくとも1箇所で高圧水噴射によるデスケーリングを行うことにより、Ni濃化層を適切に酸化除去できることを見出した。すなわち、一般に粗圧延機列と仕上圧延機列との間は100m前後またはそれ以上の長い間隔があり、この間の中間位置の1箇所または2箇所程度でデスケーリングを行うことにより、次のような作用効果によってNi濃化層を適切に酸化除去できることが判明した。
(i)数十mにも及ぶ長い移動距離(移動時間)を利用してスケールを十分に生成・成長させた上でなされるデスケーリングを、少なくとも2回(すなわち、当該「中間位置でのデスケーリング(1箇所以上)」と「仕上圧延機列の入側でのデスケーリング」)行うことができる。
(ii)しかも、そのようなデスケーリングが施される材料は、粗圧延されて板厚が小さくなり、Ni濃化層も薄くなっているため、Ni濃化層が酸化除去されやすい。
(iii)さらに、上記「中間位置でのデスケーリング」がなされた材料は、圧延機の入側でデスケーリングされる場合と異なり、直後に圧延ロールと接触しないため表面温度が低下しにくく、このためスケールを効果的に生成・成長させることができ、この点からもNi濃化層が酸化除去されやすい。
本発明はこのような知見に基づきなされたもので、以下を要旨とするものである。
[1]ライン上流側から加熱炉、粗圧延機列、仕上圧延機列を備えた熱間圧延設備による熱間圧延鋼板の製造方法であって、前記加熱炉の出側と、前記粗圧延機列を構成する各粗圧延機の入側(但し、リバース式の粗圧延機列の場合は各圧延パスの入側)と、前記仕上圧延機列の入側で、各々高圧水噴射による鋼板のデスケーリング(a)を行う製造方法において、
前記粗圧延機列と前記仕上圧延機列の入側でのデスケーリング(a)位置との間の少なくとも1箇所で、高圧水噴射による鋼板のデスケーリング(a)を行うことを特徴とする熱間圧延鋼板の製造方法。
[2]上記[1]の製造方法において、デスケーリング(a)位置は、粗圧延機列を構成する最終粗圧延機の入側(但し、リバース式の粗圧延機列の場合は最終圧延パスの入側)でのデスケーリング(a)位置と、仕上圧延機列の入側でのデスケーリング(a)位置に対して、ライン方向で各々40m以上の間隔を有することを特徴とする熱間圧延鋼板の製造方法。
[3]上記[1]の製造方法において、デスケーリング(a)位置が1箇所であり、ライン方向において、デスケーリング(a)位置と粗圧延機列を構成する最終粗圧延機の入側(但し、リバース式の粗圧延機列の場合は最終圧延パスの入側)でのデスケーリング(a)位置との間隔L1と、デスケーリング(a)位置と仕上圧延機列の入側でのデスケーリング(a)位置との間隔L2の比[L1:L2]が4:6〜6:4であることを特徴とする熱間圧延鋼板の製造方法。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかの製造方法において、加熱炉の出側でのデスケーリング(a)と、粗圧延機列を構成する各粗圧延機の入側(但し、リバース式の粗圧延機列の場合は各圧延パスの入側)でのデスケーリング(a)と、デスケーリング(a)では、各々10MPa以上の吐出圧力の高圧水を用い、仕上圧延機列の入側でのデスケーリング(a)では、25MPa以上の吐出圧力の高圧水を用いることを特徴とする熱間圧延鋼板の製造方法。
[5]ライン上流側から加熱炉、粗圧延機列、仕上圧延機列を備え、前記加熱炉の出側と、前記粗圧延機列を構成する各粗圧延機の入側(但し、リバース式の粗圧延機列の場合は各圧延パスの入側)と、前記仕上圧延機列の入側に、各々高圧水噴射式デスケーリング装置(A)が配置された熱間圧延鋼板の製造設備において、
前記粗圧延機列と前記仕上圧延機列の入側に配置された高圧水噴射式デスケーリング装置(A)との間の少なくとも1箇所に、高圧水噴射式デスケーリング装置(A)を配置したことを特徴とする熱間圧延鋼板の製造設備。
[6]上記[5]の製造設備において、高圧水噴射式デスケーリング装置(A)は、粗圧延機列を構成する最終粗圧延機の入側に配置された高圧水噴射式デスケーリング装置(A)と、仕上圧延機列の入側に配置された高圧水噴射式デスケーリング装置(A)に対して、ライン方向で各々40m以上の間隔を有することを特徴とする熱間圧延鋼板の製造設備。
[7]上記[5]の製造設備において、高圧水噴射式デスケーリング装置(A)を1箇所に配置し、ライン方向において、高圧水噴射式デスケーリング装置(A)と粗圧延機列を構成する最終粗圧延機の入側に配置された高圧水噴射式デスケーリング装置(A)との間隔L1と、高圧水噴射式デスケーリング装置(A)と仕上圧延機列の入側に配置された高圧水噴射式デスケーリング装置(A)との間隔L2の比[L1:L2]が4:6〜6:4であることを特徴とする熱間圧延鋼板の製造設備。
[8]上記[5]〜[7]のいずれかの製造設備において、加熱炉の出側に配置される高圧水噴射式デスケーリング装置(A)と、粗圧延機列を構成する各粗圧延機の入側(但し、リバース式の粗圧延機列の場合は各圧延パスの入側)に配置される高圧水噴射式デスケーリング装置(A)と、高圧水噴射式デスケーリング装置(A)は、各々10MPa以上の吐出圧力の高圧水を噴射するデスケーリング装置であり、仕上圧延機列の入側に配置される高圧水噴射式デスケーリング装置(A)は25MPa以上の吐出圧力の高圧水を噴射するデスケーリング装置であることを特徴とする熱間圧延鋼板の製造設備。
ここで、本発明の製造方法におけるデスケーリング(a)、デスケーリング(a)は、1つのデスケーリング位置において、ライン方向で近接した複数段のデスケーリングが行われる場合を含む。すなわちその場合には、それら近接した複数段のデスケーリングからなるデスケーリング群をもって、1つのデスケーリング(a)、デスケーリング(a)とする。通常、そのようなデスケーリング群における各デスケーリング間の間隔は10m以内である。デスケーリングどうしの間隔が10m以内であれば、その間でのスケールの生成はほとんど無視できる程度であり、それらは1つのデスケーリングとみなし得る。
同様に、本発明の製造設備における高圧水噴射式デスケーリング装置(A)、高圧水噴射式デスケーリング装置(A)は、ライン方向で近接した複数段のデスケーリング手段を有する場合を含む。すなわちその場合には、それら近接した複数段のデスケーリング手段からなるデスケーリング手段群をもって、1つの高圧水噴射式デスケーリング装置(A)、高圧水噴射式デスケーリング装置(A)とする。通常、そのようなデスケーリング手段群における各デスケーリング手段間の間隔は10m以内である。デスケーリング手段どうしの間隔が10m以内であれば、その間でのスケールの生成はほとんど無視できる程度であり、それらは1つのデスケーリング装置とみなし得る。
本発明の製造方法および製造設備によれば、製造工程において材料表面のNiなどの濃化層を確実に酸化除去することができ、Niなどの濃化に起因した表面欠陥の発生を効果的に抑制し、表面性状が良好な熱間圧延鋼板を製造することができる。また、本発明の製造方法及び設備では、従来行われているデスケーリングに加えて、粗圧延機列と仕上圧延機列間の少なくとも1箇所でデスケーリングを行うだけであるため、生産効率を低下させることがなく、また工業的にも容易に実施することができる。
図1は、本発明による熱間圧延鋼板の製造方法および設備の一実施形態を示すものであり、この熱間圧延設備は、ライン上流側から加熱炉1、複数の粗圧延機20からなる粗圧延機列2、複数の仕上圧延機30からなる仕上圧延機列3を備えている。図において、4は被圧延材である。
従来の一般的な熱間圧延設備と同様に、前記加熱炉1の出側と、前記粗圧延機列2を構成する各粗圧延機20の入側と、前記仕上圧延機列3の入側には、それぞれ高圧水噴射式デスケーリング装置A,A,A(以下、単に「デスケーリング装置A,A,A」という)が配置され、これらデスケーリング装置A〜Aからの高圧水噴射により、各々の位置で被圧延材4のデスケーリング(a),(a),(a)が行われる。これらのデスケーリング(a)〜(a)を行う理由や好ましい条件については、後に詳述する。
前記粗圧延機列2と前記仕上圧延機列3の入側のデスケーリング装置A(デスケーリング(a)位置)との間の中間位置には、高圧水噴射式デスケーリング装置A(以下、単に「デスケーリング装置A」という)が配置され、このデスケーリング装置Aからの高圧水噴射により被圧延材4のデスケーリング(a)が行われる。
熱間圧延鋼板の製造ライン(熱間圧延設備)では、1つの被圧延材が粗圧延機20と仕上圧延機30に同時に噛み込まれないようにするため、粗圧延機列2と仕上圧延機列3間の間隔Sは、被圧延材(粗圧延バー)の全長よりも長く構成され、このため通常は100m前後またはそれ以上の長さがある。本発明では、このような被圧延材の長大な移動距離を利用して、スケールを十分に生成・成長させた上でなされるデスケーリングを、少なくとも2回(すなわち、デスケーリング(a)と仕上圧延機列入側でのデスケーリング(a))行うことにより、Niなどの濃化層(以下、説明の便宜上「Ni濃化層」という)を効果的に酸化除去するものである。
したがって、ライン方向において、デスケーリング装置Aと最終粗圧延機20の入側のデスケーリング装置Aとの間隔(距離)L1、同じくデスケーリング装置Aと仕上圧延機列3の入側のデスケーリング装置Aとの間隔(距離)L2は、それぞれ十分な長さを有することが好ましい。具体的には、間隔L1、L2はそれぞれ40m以上とすることが望ましい。
また、本実施形態のようにデスケーリング装置Aを1箇所にのみ設ける場合には、デスケーリング装置Aは最終粗圧延機20の入側のデスケーリング装置Aと仕上圧延機列3の入側のデスケーリング装置A間のなるべく中央寄りに位置することが好ましいので、前記間隔L1と間隔L2の比[L1:L2]は4:6〜6:4程度とすることが好ましい。
デスケーリング装置Aによるデスケーリング(a)後に残存するNi濃化層をさらに十分に酸化させるためには、デスケーリング(a)により二次スケールを完全に除去する必要があり、このためデスケーリング(a)では10MPa以上、好ましくは15Mpa以上の吐出圧力(ノズルからの吐出圧力。以下同様)の高圧水を用いることが望ましい。
以上のように、粗圧延機列2と仕上圧延機列3の入側のデスケーリング装置A(デスケーリング(a)位置)との間の少なくとも1箇所で、デスケーリング装置Aによるデスケーリング(a)を行うことにより、(i)数十mにも及ぶ長い移動距離(移動時間)を利用してスケールを十分に生成・成長させた上でなされるデスケーリングを少なくとも2回、すなわち、デスケーリング(a)(本実施形態では1回)と仕上圧延機列入側でのデスケーリング(a)を行うことができる、(ii)そのようなデスケーリング(a),(a)が施される被圧延材4は、粗圧延されて板厚が小さくなり、Ni濃化層も薄くなっているため、Ni濃化層が酸化除去されやすい、(iii)デスケーリング(a)がなされた被圧延材4は、圧延機入側でデスケーリングされる場合と異なり、直後に圧延ロールと接触しないため表面温度が低下しにくく、このためスケールを効果的に生成・成長させることができ、この点からもNi濃化層が酸化除去されやすい、という3つの要素(作用効果)により、Ni濃化層を効果的に酸化除去することができる。
従来では、粗圧延−仕上圧延工程中のデスケーリングは、スケールが圧延ロールに噛み込むのを阻止するために圧延機入側で行うのが常識であり、したがって、従来においては粗圧延機列2と仕上圧延機列3間の中間位置でデスケーリングを行うことに何らかの意味や必要性が認識されることはなかった。また、高圧水噴射によるデスケーリングは被圧延材の温度低下を招き、エネルギー消費や設備的負担も大きいため、特に必要性が認められる箇所(主に圧延機入側)で限定的に行われるのが通常である。このような従来の認識や従来技術に対して、本発明では、上述したような作用効果によるNi濃化層の酸化除去を狙いとして、粗圧延機列2と仕上圧延機列3間の中間位置でデスケーリング(a)を行うものである。
仕上圧延機列3の入側のデスケーリング(a)は従来でも行われているデスケーリングであるが、本発明では、デスケーリング(a)後に再び十分に生成・成長させたスケールを除去することにより、残存するNi濃化層を確実に除去するという意味で極めて重要である。このためデスケーリング(a)では、25Mpa以上、より好ましくは30MPa以上の吐出圧力の高圧水を用いることが望ましい。高圧水の吐出圧力が25MPa未満では、残存するNi濃化層を確実に除去するという観点からは、効果が不十分な場合がある。また、さらに50Mpa以上の吐出圧力の高圧水を用いれば、高圧水による掘削効果により、金属Fe中にNiが残存した場合も除去できるので、さらに表面性状が向上する。
また、仕上圧延機列3の入側のデスケーリング装置Aによるデスケーリング(a)位置は、デスケーリング後のスケール生成を抑制するために第1段仕上圧延機30のロール噛み込み位置からライン方向で10m以内とすることが望ましい。
なお、前記デスケーリング(a)の実施により被圧延材4の温度低下が問題となる場合には、前記デスケーリング(a)位置の直前に被圧延材の加熱装置を配置しておき、必要に応じて被圧延材4を加熱すればよい。
次に、加熱炉1の出側で行われるデスケーリング(a)と、粗圧延機列2を構成する各粗圧延機20の入側で行われるデスケーリング(a)について説明する。
加熱炉1では一次スケールと呼ばれる極めて厚いスケールがスラブ表面に生成する。これを残存させたまま粗圧延を行うと、一次スケール噛み込みに起因した表面欠陥が発生する場合があるので、デスケーリング装置Aからの高圧水噴射によるデスケーリング(a)を行い、一次スケールを除去する必要がある。なお、このデスケーリング(a)は複数回行ってもよい。一次スケールを確実に除去するには、デスケーリング(a)では10MPa以上、好ましくは15Mpa以上の吐出圧力の高圧水を用いることが望ましい。
粗圧延機列2を構成する各粗圧延機20の入側では、二次スケール噛み込みに起因した表面欠陥を防止するために、デスケーリング装置Aからの高圧水噴射によるデスケーリング(a)を行う必要がある。また、ここで行うデスケーリング(a)はNi濃化層の酸化除去にも有効である。
最終粗圧延機20の入側でのデスケーリング(a)後にNi濃化層の酸化を促進させるためには、デスケーリング(a)により二次スケールを完全に除去する必要があり、このためデスケーリング(a)では10MPa以上、好ましくは15Mpa以上の吐出圧力の高圧水を用いることが望ましい。
また、粗圧延機20の入側のデスケーリング装置Aによるデスケーリング(a)位置は、デスケーリング後のスケール生成を抑制するために粗圧延機20のロール噛み込み位置からライン方向で10m以内とすることが望ましい。
熱間圧延鋼板の製造ライン(熱間圧延設備)において、粗圧延機列2と仕上圧延機列3間の間隔Sは、材料温度の確保や設備スペースの面から徒に長くすることはできないが、本発明の効果を特に確実なものにするために、間隔Sは120m以上、さらに好ましくは150m以上とすることが望ましい。
本発明では、粗圧延機列2と仕上圧延機列3の入側のデスケーリング装置Aとの間の2箇所以上にデスケーリング装置Aを配置し、その各々でデスケーリング(a)を行ってもよい。
図2は、本発明による熱間圧延鋼板の製造方法および設備であって、デスケーリング装置Aを2箇所に配置した場合の一実施形態を示すものである。
粗圧延機列2と仕上圧延機列3の入側のデスケーリング装置A(デスケーリング(a)位置)との間の中間位置には、高圧水噴射式デスケーリング装置AX1,AX2(以下、単に「デスケーリング装置AX1,AX2」という)が配置され、これらデスケーリング装置AX1,AX2からの高圧水噴射により被圧延材4のデスケーリング(aX1),(aX2)が行われる。
このように複数のデスケーリング装置AX1,AX2を配置する場合にも、さきに述べたような理由から、ライン方向において、上流側のデスケーリング装置AX1と最終の粗圧延機20の入側のデスケーリング装置Aとの間隔(距離)L1、同じく下流側のデスケーリング装置AX2と仕上圧延機列3の入側のデスケーリング装置Aとの間隔(距離)L2は、それぞれ十分な長さを有することが好ましい。また、同様に隣り合うデスケーリング装置AX1,AX2間の間隔(距離)L3も十分な長さを有することが好ましい。具体的には、間隔L1、L2、L3はそれぞれ40m以上とすることが望ましい。
このように複数のデスケーリング装置AX1,AX2を配置する場合には、粗圧延機列2と仕上圧延機列3の間で、スケールを十分に生成・成長させた上でなされるデスケーリングを少なくとも3回、すなわち、デスケーリング(aX1),(aX2)と仕上圧延機列入側でのデスケーリング(a)を行うことができる。
なお、その他の構成や好ましい条件などは、図1の実施形態と同様である。
本発明では、粗圧延機列がリバース式のものであってもよい。
図3は、本発明による熱間圧延鋼板の製造方法および設備であって、粗圧延機列がリバース式である場合の一実施形態を示すものである。
この熱間圧延設備は、ライン上流側から加熱炉1、複数の粗圧延機20aからなるリバース式粗圧延機列2a、複数の仕上圧延機30からなる仕上圧延機列3を備えており、前記加熱炉1の入側と、前記リバース式粗圧延機列2aでの各圧延パスの入側と、前記仕上圧延機列3の入側には、それぞれデスケーリング装置A〜Aが配置され、これらデスケーリング装置A〜Aからの高圧水噴射により、各々の位置で被圧延材4のデスケーリング(a)〜(a)が行われる。この実施形態の粗圧延機列2aでは、第1段および第2段粗圧延機20aでリバース圧延がなされるので、これら第1段および第2段粗圧延機20aの前後にデスケーリング装置Aが配置され、リバース圧延の各圧延パスの入側でデスケーリング(a)が行われる。
そして、図1の実施形態と同じく、粗圧延機列2と仕上圧延機列3の入側のデスケーリング装置A(デスケーリング(a)位置)との間の中間位置にデスケーリング装置Aが配置され、このデスケーリング装置Aからの高圧水噴射により被圧延材4のデスケーリング(a)が行われる。
なお、その他の構成や好ましい条件などは、図1及び図2の実施形態と同様である。
本発明の製造方法におけるデスケーリング(a)、デスケーリング(a)は、1つのデスケーリング位置において、ライン方向で近接した複数段のデスケーリングが行われる場合がある。すなわちその場合には、それら近接した複数段のデスケーリングからなるデスケーリング群により、1つのデスケーリング(a)、デスケーリング(a)がなされる。通常、そのようなデスケーリング群における各デスケーリング間の間隔は10m以内である。デスケーリングどうしの間隔が10m以内であれば、その間ではスケールの生成はほとんど無視できる程度であり、それらは1つのデスケーリングとみなし得る。
同様に、本発明の製造設備におけるデスケーリング装置A、デスケーリング装置Aは、ライン方向で近接した複数段のデスケーリング手段を有する場合がある。すなわちその場合には、それら近接した複数段のデスケーリング手段からなるデスケーリング手段群が、1つのデスケーリング装置A、デスケーリング装置Aを構成する。通常、そのようなデスケーリング手段群における各デスケーリング手段間の間隔は10m以内である。デスケーリング手段どうしの間隔が10m以内であれば、その間でのスケールの生成はほとんど無視できる程度であり、それらは1つのデスケーリング装置とみなし得る。
図4〜図9に示すような加熱炉1、粗圧延機列2,2a、仕上圧延機列3を順に配置した熱間圧延設備において熱延鋼板を製造した。各図中の符号は図1〜図3に対応している。また、図4〜図9には粗圧延機列−仕上圧延機列間の間隔(距離)を表示してある。
図4〜図7における粗圧延機列2の各粗圧延機入側のデスケーリング装置A、図8および図9におけるリバース式粗圧延機列2aの各粗圧延機による圧延パス入側のデスケーリング装置Aは、いずれも粗圧延機20,20aから4〜8mの位置に配置した。図5、図7、図9の各設備では、粗圧延機列2と仕上圧延機列3の入側のデスケーリング装置Aとの間の1箇所以上にデスケーリング装置Aを配置した。ライン方向で隣り合うデスケーリング装置間の間隔を、図5および図9ではL1,L2、図7ではL1,L2,L3とする。
本実施例では、被圧延材として表1に示す化学成分を有する低炭素鋼スラブを用いた。製造条件および熱延鋼板の表面性状の評価結果を表2に示す。表面性状は、熱延鋼板を酸洗した後に見られる表面模様の濃淡、発生頻度を目視判定し、1(劣)〜5(優)の5段階で評価した。評点3以上は実用上問題ないレベル、評点4は良好なレベル、評点5は目視では模様が認識できない極めて良好なレベルである。
表2に示されるように、本発明例で製造された熱延鋼板はいずれも表面性状が良好である。これに対し、No.1,No.8,No.12の比較例では、粗圧延機列2と仕上圧延機列3間でデスケーリング(a)を行わないため、Niなどの表面濃化に起因した模様のために、鋼板の表面性状が極めて劣っている。また、No.4の比較例は、デスケーリング(a)が仕上圧延機列3の入側のデスケーリング(a)と近接した位置で行われているため、デスケーリング(a)群としての効果しか得られず、したがって、実質的にデスケーリング(a)を行わない比較例であり、上記No.1などと同様に鋼板の表面性状が極めて劣っている。
Figure 2008238254
Figure 2008238254
本発明による熱間圧延鋼板の製造方法および設備であって、デスケーリング装置Aを1箇所に配置した場合の一実施形態を示す説明図 本発明による熱間圧延鋼板の製造方法および設備であって、デスケーリング装置Aを2箇所に配置した場合の一実施形態を示す説明図 本発明による熱間圧延鋼板の製造方法および設備であって、粗圧延機列がリバース式である場合の一実施形態を示す説明図 実施例に供した製造ラインを示す説明図 実施例に供した製造ラインを示す説明図 実施例に供した製造ラインを示す説明図 実施例に供した製造ラインを示す説明図 実施例に供した製造ラインを示す説明図 実施例に供した製造ラインを示す説明図
符号の説明
1 加熱炉
2 粗圧延機列
2a リバース式粗圧延機列
3 仕上圧延機列
4 被圧延材
20,20a 粗圧延機
30 仕上圧延機
,A,A,A,AX1,AX2 デスケーリング装置
,a,a,a,aX1,aX2 デスケーリング位置

Claims (8)

  1. ライン上流側から加熱炉、粗圧延機列、仕上圧延機列を備えた熱間圧延設備による熱間圧延鋼板の製造方法であって、前記加熱炉の出側と、前記粗圧延機列を構成する各粗圧延機の入側(但し、リバース式の粗圧延機列の場合は各圧延パスの入側)と、前記仕上圧延機列の入側で、各々高圧水噴射による鋼板のデスケーリング(a)を行う製造方法において、
    前記粗圧延機列と前記仕上圧延機列の入側でのデスケーリング(a)位置との間の少なくとも1箇所で、高圧水噴射による鋼板のデスケーリング(a)を行うことを特徴とする熱間圧延鋼板の製造方法。
  2. デスケーリング(a)位置は、粗圧延機列を構成する最終粗圧延機の入側(但し、リバース式の粗圧延機列の場合は最終圧延パスの入側)でのデスケーリング(a)位置と、仕上圧延機列の入側でのデスケーリング(a)位置に対して、ライン方向で各々40m以上の間隔を有することを特徴とする請求項1に記載の熱間圧延鋼板の製造方法。
  3. デスケーリング(a)位置が1箇所であり、ライン方向において、デスケーリング(a)位置と粗圧延機列を構成する最終粗圧延機の入側(但し、リバース式の粗圧延機列の場合は最終圧延パスの入側)でのデスケーリング(a)位置との間隔L1と、デスケーリング(a)位置と仕上圧延機列の入側でのデスケーリング(a)位置との間隔L2の比[L1:L2]が4:6〜6:4であることを特徴とする請求項1に記載の熱間圧延鋼板の製造方法。
  4. 加熱炉の出側でのデスケーリング(a)と、粗圧延機列を構成する各粗圧延機の入側(但し、リバース式の粗圧延機列の場合は各圧延パスの入側)でのデスケーリング(a)と、デスケーリング(a)では、各々10MPa以上の吐出圧力の高圧水を用い、仕上圧延機列の入側でのデスケーリング(a)では、25MPa以上の吐出圧力の高圧水を用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の熱間圧延鋼板の製造方法。
  5. ライン上流側から加熱炉、粗圧延機列、仕上圧延機列を備え、前記加熱炉の出側と、前記粗圧延機列を構成する各粗圧延機の入側(但し、リバース式の粗圧延機列の場合は各圧延パスの入側)と、前記仕上圧延機列の入側に、各々高圧水噴射式デスケーリング装置(A)が配置された熱間圧延鋼板の製造設備において、
    前記粗圧延機列と前記仕上圧延機列の入側に配置された高圧水噴射式デスケーリング装置(A)との間の少なくとも1箇所に、高圧水噴射式デスケーリング装置(A)を配置したことを特徴とする熱間圧延鋼板の製造設備。
  6. 高圧水噴射式デスケーリング装置(A)は、粗圧延機列を構成する最終粗圧延機の入側に配置された高圧水噴射式デスケーリング装置(A)と、仕上圧延機列の入側に配置された高圧水噴射式デスケーリング装置(A)に対して、ライン方向で各々40m以上の間隔を有することを特徴とする請求項5に記載の熱間圧延鋼板の製造設備。
  7. 高圧水噴射式デスケーリング装置(A)を1箇所に配置し、ライン方向において、高圧水噴射式デスケーリング装置(A)と粗圧延機列を構成する最終粗圧延機の入側に配置された高圧水噴射式デスケーリング装置(A)との間隔L1と、高圧水噴射式デスケーリング装置(A)と仕上圧延機列の入側に配置された高圧水噴射式デスケーリング装置(A)との間隔L2の比[L1:L2]が4:6〜6:4であることを特徴とする請求項5に記載の熱間圧延鋼板の製造設備。
  8. 加熱炉の出側に配置される高圧水噴射式デスケーリング装置(A)と、粗圧延機列を構成する各粗圧延機の入側(但し、リバース式の粗圧延機列の場合は各圧延パスの入側)に配置される高圧水噴射式デスケーリング装置(A)と、高圧水噴射式デスケーリング装置(A)は、各々10MPa以上の吐出圧力の高圧水を噴射するデスケーリング装置であり、仕上圧延機列の入側に配置される高圧水噴射式デスケーリング装置(A)は25MPa以上の吐出圧力の高圧水を噴射するデスケーリング装置であることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の熱間圧延鋼板の製造設備。
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