JP4935461B2 - 熱間圧延鋼板の製造方法および製造設備 - Google Patents

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本発明は、表面性状が良好な熱間圧延鋼板を製造するための製造方法および製造設備に関する。
熱間圧延鋼板は、酸洗を経てそのまま使用されたり、冷間圧延および熱処理、さらには表面処理を施して使用されるが、いずれの場合も良好な表面性状が求められる。一方、熱間圧延工程では、鋼材を大気中において高温状態で加工・熱処理するため、工程の途中で鋼材表面にスケールと呼ばれるFe酸化物が生成する。このスケールが生成すると、スケール下にFeに対して貴なNiなどの元素が不均一に濃化して模様状の表面欠陥になる。特に、近年では地球温暖化防止のため、炭酸ガス排出量を抑制できるスクラップを鉄源とした製鉄に対する期待が高まっているが、スクラップからのNiなどの不純物の混入が高まるため、上述したような表面欠陥に対する対策がますます重要になっている。
従来、Niなどの濃化に起因した表面欠陥の発生を防止するための方法がいくつか提案されている。
例えば、特許文献1には、鋼板表層のNi濃度やその濃度分布、さらにはスラブ加熱条件を制御する方法が示されている。
特許文献2には、鋼素材とスケールとの界面性状を定量化し、これを加熱条件の調整により所定の値に制御し、さらに好ましくは加熱後、熱間圧延前のスラブ表面を、0.9〜4.0MPaの高圧水でデスケーリングする方法が示されている。
特許文献3には、熱間圧延鋼板を常法で酸洗した後、さらに特定の条件で最終酸洗する方法が示されている。
また、特許文献4には、Niなどの濃化に起因した表面欠陥の発生防止を狙いとするものではないが、加熱炉内での加熱によりスラブ表面に生成したスケールであって、特に除去が難しいとされる楔型スケール(一部地鉄に食い込んだ形態のスケール)を除去することを狙いとして、加熱後のスラブをデスケーリングした後、大気酸化させ、さらにデスケーリングを行う方法が示されている。
特許文献5には、リバース圧延機で粗圧延を行う際に、全パスチャンスで高圧水噴射流を吹き付けてデスケーリング処理する方法が示されている。
特開2002−309343号公報 特開平9−52110号公報 特開2005−281775号公報 特開平10−244312号公報 特開平11−47806号公報
しかしながら、上述した従来技術には次のような問題点がある。
すなわち、特許文献1,2の方法は、工程上の著しい制約条件となり、工業的に安定して実施することが困難である。また、Niなどの濃化による表面欠陥の発生の抑制効果も十分ではない。
特許文献3の方法は、処理効率が非常に低いために生産性が低下するとともに、製品歩留まりも低下する問題がある。
さらに、特許文献4の方法は、スラブ表面の楔型スケールの除去を狙いとするものであるため、Niなどの濃化による表面欠陥の発生については十分な抑制効果は得られない。
また、特許文献5の方法のようにリバース式の粗圧延の全パス入側でデスケーリング行ったとしても、Niなどの濃化による表面欠陥の発生の抑制効果は十分ではない。
以上のように従来技術には、Niなどの濃化に起因した表面欠陥の発生を効果的に抑制できない、或いは工業的な実施が困難であるという問題がある。
したがって本発明の目的は、このような従来技術の課題を解決し、製造工程におけるNiなどの濃化に起因した表面欠陥の発生を抑制し、表面性状が良好な熱間圧延鋼板を効率的に製造することができ、しかも工業的に実施が容易な製造方法および製造設備を提供することにある。
本発明者らは、製造工程でのNiなどの濃化(以下、説明の便宜上「Ni濃化層」という)に起因した表面欠陥の発生を抑制するために、熱延工程中にNi濃化層を適切に除去するための方法について検討を行った。その結果、Ni濃化層を除去するのに有効な条件として、(1)デスケーリングによりNi濃化層を大気に露出させて酸化除去することが有効であること、(2)また、この方法による1回のデスケーリング−酸化では、Ni濃化層は一定の割合でしか除去されないので、繰り返し行うことが重要であること、を知見した。さらに、(3)熱延コイル全体を均一に良好な表面性状とするには、デスケーリングから次のデスケーリングまでの時間を一定として、スケールをコイル全長で均一に生成させる必要があること、(4)したがって、リバース圧延は先尾端でのデスケーリングの効果が少ないため不適であり、デスケーリングでNi濃化層を効果的に除去するためには、複数のデスケーリング装置を直列的に配置して順次デスケーリングを行う必要があること、(5)そのようなデスケーリングを行う場合、加熱炉出側での1次デスケーリングと仕上圧延機列入側での仕上デスケーリング間において、所定の間隔をおいてデスケーリングを6回以上行うことにより、Ni濃化層の除去効果が著しく向上すること、を見出した。
本発明はこのような知見に基づきなされたもので、以下を要旨とするものである。
[1]ライン上流側から加熱炉、粗圧延機列、仕上圧延機列を備えた熱間圧延設備による熱間圧延鋼板の製造方法であって、
前記加熱炉の出側で高圧水噴射による鋼板の1次デスケーリング(a)を行うとともに、前記仕上圧延機列の入側で高圧水噴射による鋼板の仕上デスケーリング(a)を行い、さらに、前記1次デスケーリング(a)と仕上デスケーリング(a)間において、ライン方向で1次デスケーリング(a)および仕上デスケーリング(a)に対して15m以上の間隔をおき且つ各々15m以上の間隔をおいた6箇所以上の位置で、高圧水噴射による鋼板のデスケーリング(a)を行い、
前記1次デスケーリング(a )では10MPa以上の吐出圧力の高圧水を用い、前記仕上デスケーリング(a )では25MPa以上の吐出圧力の高圧水を用いることを特徴とする熱間圧延鋼板の製造方法。
[2]上記[1]の製造方法において、デスケーリング(a)では、各々10MPa以上の吐出圧力の高圧水を用いることを特徴とする熱間圧延鋼板の製造方法。
[3]ライン上流側から加熱炉、粗圧延機列、仕上圧延機列を備えた熱間圧延鋼板の製造設備であって、
前記加熱炉の出側に高圧水噴射式の1次デスケーリング装置(A)が配置されるとともに、前記仕上圧延機列の入側に高圧水噴射式の仕上デスケーリング装置(A)が配置され、さらに、前記1次デスケーリング装置(A)と仕上デスケーリング装置(A)間において、ライン方向で1次デスケーリング装置(A)および仕上デスケーリング装置(A)に対して15m以上の間隔をおき且つ各々15m以上の間隔をおいた6箇所以上の位置に、高圧水噴射式のデスケーリング装置(A)を配置し、
前記1次デスケーリング装置(A )は10MPa以上の吐出圧力の高圧水を噴射するデスケーリング装置であり、前記仕上デスケーリング装置(A )は25MPa以上の吐出圧力の高圧水を噴射するデスケーリング装置であることを特徴とする熱間圧延鋼板の製造設備。
[4]上記[3]の製造設備において、デスケーリング装置(A)は、各々10MPa以上の吐出圧力の高圧水を噴射するデスケーリング装置であることを特徴とする熱間圧延鋼板の製造設備。
ここで、本発明の製造方法では、ライン方向において隣り合うデスケーリング間の間隔が10m以下である1群のデスケーリングは、1つの1次デスケーリング(a)、仕上デスケーリング(a)、デスケーリング(a)とする。デスケーリング間の間隔が10m以下であればスケールの生成は無視できる程度であり、1つのデスケーリングとみなし得るからである。同様に、本発明の製造設備では、ライン方向において隣り合うデスケーリング手段(装置)間の間隔が10m以下である1群のデスケーリング手段(装置)は、1つの1次デスケーリング装置(A)、仕上デスケーリング装置(A)、デスケーリング装置(A)とする。デスケーリング手段間の間隔が10m以下であればスケールの生成は無視できる程度であり、1つのデスケーリング装置とみなし得るからである。
本発明の製造方法および製造設備によれば、製造工程において材料表面のNiなどの濃化層を確実に酸化除去することができ、Niなどの濃化に起因した表面欠陥の発生を効果的に抑制し、表面性状が良好な熱間圧延鋼板を製造することができる。また、本発明の製造方法及び設備では、特別な工程を必要としないため、生産効率を低下させることがなく、また工業的にも容易に実施することができる。
図1は、本発明による熱間圧延鋼板の製造方法および設備の一実施形態を示すものであり、この熱間圧延設備は、ライン上流側から加熱炉1、複数の粗圧延機20からなる粗圧延機列2、複数の仕上圧延機30からなる仕上圧延機列3を備えている。図において、4は被圧延材である。
前記加熱炉1の出側には高圧水噴射式の1次デスケーリング装置Aが、また、前記仕上圧延機列3の入側には高圧水噴射式の仕上デスケーリング装置Aがそれぞれ配置され、これらのデスケーリング装置からの高圧水噴射により、各々の位置で被圧延材4の1次デスケーリング(a)と仕上デスケーリング(a)が行われる。これらのデスケーリングを行う理由や好ましい条件については、後に詳述する。
前記1次デスケーリング装置A(デスケーリング(a)位置)と前記仕上デスケーリング装置A(仕上デスケーリング(a)位置)との間には、ライン方向で1次デスケーリング装置Aおよび仕上デスケーリング装置Aに対して15m以上の間隔をおき且つ各々15m以上の間隔をおいた6箇所以上の位置に、高圧水噴射式のデスケーリング装置Aが配置され、これらデスケーリング装置Aからの高圧水噴射により被圧延材4のデスケーリング(a)が行われる。本実施形態では、5台の粗圧延機20の各入側位置と、粗圧延機列2と仕上圧延機列3間のほぼ中間位置の計6箇所にデスケーリング装置Aが配置されている。したがって、図示した間隔L1〜L7は各々15m以上の距離を有している。
ここで、1次デスケーリング装置Aおよび仕上デスケーリング装置Aに対するデスケーリング装置Aの間隔、デスケーリング装置Aどうしの間隔が各々15m未満では、デスケーリング装置間でスケールが適切に生成せず、デスケーリング→酸化の繰り返しによってNi濃化層を酸化除去する効果は極めて小さくなる。したがって、それぞれのデスケーリング装置の間隔は15m以上とする必要がある。
なお、本発明では、さきに述べたような理由から、ライン方向において隣り合うデスケーリング間の間隔が10m以下である1群のデスケーリングは、1つの1次デスケーリング(a)、仕上デスケーリング(a)、デスケーリング(a)とし、同様に、ライン方向において隣り合うデスケーリング手段(装置)間の間隔が10m以下である1群のデスケーリング手段(装置)は、1つの1次デスケーリング装置A、仕上デスケーリング装置A、デスケーリング装置Aとする。
また、Ni濃化層を大気に露出させ酸化除去する方法では、1回のデスケーリング→酸化ではNi濃化層を一定の割合でしか除去できない。したがって、熱間圧延工程では、そのような酸化除去を繰り返し行うことが重要である。また、熱延コイル全体を均一に良好な表面性状とするためには、デスケーリングから次のデスケーリングまでの時間を一定として、スケールをコイル全長で均一に生成させる必要がある。これらの条件を満足させるためには、デスケーリング装置Aを直列に複数台配置して順次デスケーリングを行う必要がある。そして、Ni濃化層を確実に酸化除去するためには、デスケーリング(a)が5回以下では不十分であり、これに対してデスケーリング(a)を6回以上行うことによりNi濃化層の除去効果が著しく向上する。このため本発明では、1次デスケーリング装置Aと仕上デスケーリング装置Aとの間の6箇所以上の位置にデスケーリング装置Aを配置し、これらのデスケーリング装置Aにより順次デスケーリング(a)を行う。
1つのデスケーリング装置Aによるデスケーリング(a)後に残存するNi濃化層をさらに十分に酸化させるためには、各々のデスケーリング(a)により二次スケールを完全に除去する必要があり、このため各々のデスケーリング(a)では10MPa以上、好ましくは15Mpa以上の吐出圧力(ノズルからの吐出圧力。以下同様)の高圧水を用いることが望ましい。
次に、加熱炉1の出側で行われる1次デスケーリング(a)と、仕上圧延機列3の入側で行われる仕上デスケーリング(a)について説明する。
加熱炉1では1次スケールと呼ばれる極めて厚いスケールがスラブ表面に生成する。これを残存させたまま粗圧延を行うと、1次スケール噛み込みに起因した表面欠陥が発生する場合があるので、1次デスケーリング装置Aからの高圧水噴射による1次デスケーリング(a)を行い、1次スケールを除去する必要がある。なお、この1次デスケーリング(a)は複数回行ってもよい。1次スケールを確実に除去するには、1次デスケーリング(a)では10MPa以上、好ましくは15Mpa以上の吐出圧力の高圧水を用いることが望ましい。
仕上圧延機列3の入側の仕上デスケーリング(a)では、25Mpa以上、より好ましくは30MPa以上の吐出圧力の高圧水を用いることが望ましい。高圧水の吐出圧力が25MPa未満では、残存するNi濃化層を確実に除去するという観点からは、効果が不十分な場合がある。また、さらに50Mpa以上の吐出圧力の高圧水を用いれば、高圧水による掘削効果により、金属Fe中にNiが残存した場合も除去できるので、さらに表面性状が向上する。
また、仕上圧延機列3の入側の仕上デスケーリング装置Aによる仕上デスケーリング(a)位置は、デスケーリング後のスケール生成を抑制するために第1段仕上圧延機30のロール噛み込み位置からライン方向で10m以内とすることが望ましい。
なお、前記デスケーリング(a)の実施により被圧延材4の温度低下が問題となる場合には、前記仕上デスケーリング(a)位置の直前に被圧延材の加熱装置を配置しておき、必要に応じて被圧延材4を加熱すればよい。
本発明において、ライン方向でのデスケーリング(a)の実施位置は任意である。図2および図3は、それぞれ本発明による熱間圧延鋼板の製造方法および設備の他の実施形態を示すものである。
図2の実施形態では、5台の粗圧延機20の各入側位置と、第4段粗圧延機20と第5段粗圧延機20のほぼ中間位置の計6箇所にデスケーリング装置Aが配置されている。したがって、図示する間隔L1〜L7は各々15m以上の距離を有している。
また、図3の実施形態では、5台の粗圧延機20の各入側位置と、第4段粗圧延機20と第5段粗圧延機20のほぼ中間位置と、粗圧延機列2と仕上圧延機列3間のほぼ中間位置の計7箇所にデスケーリング装置Aが配置されている。したがって、図示する間隔L1〜L8は各々15m以上の距離を有している。
なお、図2および図3の実施形態において、その他の構成や好ましい条件などは、図1の実施形態と同様である。
図4〜図10に示すような加熱炉1、粗圧延機列2、仕上圧延機列3を順に配置した熱間圧延設備において熱延鋼板を製造した。各図中の符号は図1〜図3に対応している。なお、図10はリバース式粗圧延機列で粗圧延を行うものであり、Aは粗圧延の各圧延パス入側に配置されるデスケーリング装置、(a)はこのデスケーリング装置Aによるデスケーリング位置である。図4〜図10にはライン方向で隣り合うデスケーリング(a)位置間の間隔距離(m)を表示してある。また、図4〜図10において、粗圧延機列2の各粗圧延機入側のデスケーリング装置Aと、リバース式粗圧延機列2の各圧延パス入側のデスケーリング装置Aは、いずれも粗圧延機20から4〜8mの位置に配置した。
図4〜図6は本発明例、図7〜図10は比較例である。なお、図8において、仕上圧延機列3の入側に2段のデスケーリング装置が配置されているが、両デスケーリング装置の間隔は10m以下であるため、これらは1つのデスケーリング装置Aと見なされる。また、図9において、最終粗圧延機20の入側に2段のデスケーリング装置が配置されているが、両デスケーリング装置の間隔は10m以下であるため、これらは1つのデスケーリング装置Aと見なされる。したがって、図8、図9では、それぞれ5台のデスケーリング装置Aが設置されていることになる。
本実施例では、被圧延材として表1に示す化学成分を有する低炭素鋼スラブを用いた。製造条件および熱延鋼板の表面性状の評価結果を表2に示す。表面性状は、熱延鋼板を酸洗した後に見られる表面模様の濃淡、発生頻度を目視判定し、1(劣)〜5(優)の5段階で評価した。評点3以上は実用上問題ないレベル、評点4は良好なレベル、評点5は目視では模様が認識できない極めて良好なレベルである。
表2に示されるように、本発明例で製造された熱延鋼板はいずれも表面性状が良好である。これに対し、No.8〜No.11の比較例では、15m以上の間隔で行われる有効なデスケーリング(a)の回数が少ないため、Niなどの濃化に起因した模様のために、鋼板の表面性状が極めて劣っている。
Figure 0004935461
Figure 0004935461
本発明による熱間圧延鋼板の製造方法および設備の一実施形態を示す説明図 本発明による熱間圧延鋼板の製造方法および設備の他の実施形態を示す説明図 本発明による熱間圧延鋼板の製造方法および設備の他の実施形態を示す説明図 実施例において、設備構成が発明例となる製造ラインを示す説明図 実施例において、設備構成が発明例となる製造ラインを示す説明図 実施例において、設備構成が発明例となる製造ラインを示す説明図 実施例において、設備構成が比較例となる製造ラインを示す説明図 実施例において、設備構成が比較例となる製造ラインを示す説明図 実施例において、設備構成が比較例となる製造ラインを示す説明図 実施例において、設備構成が比較例となる製造ラインを示す説明図
符号の説明
1 加熱炉
2 粗圧延機列
3 仕上圧延機列
4 被圧延材
20 粗圧延機
30 仕上圧延機
1次デスケーリング装置
仕上デスケーリング装置
デスケーリング装置
1次デスケーリング位置
仕上デスケーリング位置
デスケーリング位置

Claims (4)

  1. ライン上流側から加熱炉、粗圧延機列、仕上圧延機列を備えた熱間圧延設備による熱間圧延鋼板の製造方法であって、
    前記加熱炉の出側で高圧水噴射による鋼板の1次デスケーリング(a)を行うとともに、前記仕上圧延機列の入側で高圧水噴射による鋼板の仕上デスケーリング(a)を行い、さらに、前記1次デスケーリング(a)と仕上デスケーリング(a)間において、ライン方向で1次デスケーリング(a)および仕上デスケーリング(a)に対して15m以上の間隔をおき且つ各々15m以上の間隔をおいた6箇所以上の位置で、高圧水噴射による鋼板のデスケーリング(a)を行い、
    前記1次デスケーリング(a )では10MPa以上の吐出圧力の高圧水を用い、前記仕上デスケーリング(a )では25MPa以上の吐出圧力の高圧水を用いることを特徴とする熱間圧延鋼板の製造方法。
  2. デスケーリング(a)では、各々10MPa以上の吐出圧力の高圧水を用いることを特徴とする請求項1に記載の熱間圧延鋼板の製造方法。
  3. ライン上流側から加熱炉、粗圧延機列、仕上圧延機列を備えた熱間圧延鋼板の製造設備であって、
    前記加熱炉の出側に高圧水噴射式の1次デスケーリング装置(A)が配置されるとともに、前記仕上圧延機列の入側に高圧水噴射式の仕上デスケーリング装置(A)が配置され、さらに、前記1次デスケーリング装置(A)と仕上デスケーリング装置(A)間において、ライン方向で1次デスケーリング装置(A)および仕上デスケーリング装置(A)に対して15m以上の間隔をおき且つ各々15m以上の間隔をおいた6箇所以上の位置に、高圧水噴射式のデスケーリング装置(A)を配置し、
    前記1次デスケーリング装置(A )は10MPa以上の吐出圧力の高圧水を噴射するデスケーリング装置であり、前記仕上デスケーリング装置(A )は25MPa以上の吐出圧力の高圧水を噴射するデスケーリング装置であることを特徴とする熱間圧延鋼板の製造設備。
  4. デスケーリング装置(A)は、各々10MPa以上の吐出圧力の高圧水を噴射するデスケーリング装置であることを特徴とする請求項に記載の熱間圧延鋼板の製造設備。
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