JP2002172415A - 厚鋼板冷却方法およびその装置 - Google Patents
厚鋼板冷却方法およびその装置Info
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Abstract
ることができる厚鋼板冷却方法およびその装置を提供す
る。 【解決手段】 厚鋼板製造工程で仕上圧延後に厚鋼板を
冷却する方法において、仕上圧延を行った後に制御冷却
を行うに際して、制御冷却の前1秒以上おいてデスケー
リングを行う。厚鋼板冷却装置は、仕上圧延機10、熱
間矯正装置12、デスケーリング装置14、鋼板温度計
測装置16、および制御冷却装置18が順次配列されて
いる。
Description
おいて厚鋼板を制御冷却する厚鋼板冷却方法およびその
装置に関する。
の制御冷却により鋼板の強度や溶接性の向上を図ってい
る。制御冷却では、均一な材質特性および平坦度を得る
ために、板幅方向の温度分布が一様となるように冷却す
る必要がある。このために、多くの冷却方法が提案され
ている。例えば、特開平6−328118号公報、特開
平6−330155号公報または特開平7−25633
1号公報による冷却方法が知られている。
た冷却方法は、圧延後に厚鋼板を制御冷却装置により冷
却して高張力鋼を製造する際、圧延中または圧延前に、
デスケーリングデバイスあるいはその他の装置を活用し
て、鋼板幅方向のスケール除去範囲を制御し、さらには
スケール残存厚を制御することにより、鋼板表面の幅方
向熱伝達係数を変化させて、冷却後の鋼板形状と材質を
均一化する。
た冷却方法は、薄肉厚鋼板の制御冷却において、圧延機
に付帯するスケール除去装置の高圧水の圧力を調整する
ことによって鋼板上のスケール厚さを制御して、鋼板表
面の熱伝達係数を制御することにより、鋼板長手方向の
機械的性質を均一にする。
開示された冷却方法は、板幅方向で均一な材質と良好な
鋼板平坦度を得る厚鋼板の制御冷却方法で、熱間圧延中
に厚鋼板表面上のスケール厚分布を測定し、その測定値
が該厚鋼板板表面上のスケール厚分布の目標値と一致す
るように、スケール除去装置の水噴射位置および噴射水
量を制御した後に冷却する方法が開示されている。
延後から制御冷却の間に成長するスケール量の増加を無
視しており、また、搬送途中での鋼板面とテーブルロー
ラーとの接触による圧延後に成長したスケールの剥離発
生など、制御冷却装置前では、意図したようにスケール
厚を制御できない。また、圧延後に矯正を行ってから、
制御冷却を行う場合、矯正装置における圧延後に成長し
たスケール剥離発生もあり、スケール厚分布がばらつく
傾向にある。
平坦度の向上と材質の均一化を図ることができる厚鋼板
冷却方法およびその装置を提供しようとするものであ
る。
は、厚鋼板製造工程で仕上圧延後に厚鋼板を冷却する方
法において、仕上圧延を行った後に制御冷却を行うに際
して、制御冷却の前1秒以上おいてデスケーリングを行
う。これは、制御冷却を行う前にデスケーリングを行う
ことで、スケール層を除去するものである。デスケーリ
ング後から制御冷却までの時間を1秒以上おくのは、強
力な冷却装置でもあるデスケーリングにより発生する表
面温度分布を均熱化するためである。
行った後に制御冷却を行うに際して、制御冷却の前20
秒以内にデスケーリングを行う。これは、このデスケー
リングを行っても制御冷却を行うまでの時間が一定以上
長いと、除去したスケール層が成長してしまい、ローラ
ーテーブル上走行時のスケール剥離などのために、スケ
ールのばらつきが発生し、冷却の不均一が生じることと
なるからである。
よび熱間矯正を行った後にデスケーリングを行い、その
後に制御冷却を行う。熱間矯正の後にデスケーリングを
行うので、熱間矯正でスケールの一部が剥離し、デスケ
ーリングにおいてスケール剥離が容易となる。また、デ
スケーリングから制御冷却まで所定時間おくことで、鋼
板表面の復熱により温度分布が均一となる。この結果、
制御冷却において厚鋼板は均一に冷却される。
行った後にデスケーリングを行い、その後熱間矯正を行
ってから制御冷却を行う。熱間矯正の前にデスケーリン
グを行うので、熱間矯正におけるスケール疵の発生が抑
制できる。このスケール疵は、次のようにして生じる。
圧延後から熱間矯正の間に成長するスケールは圧延機か
ら矯正機までの搬送途中で鋼板面とテーブルローラーと
の接触、振動などにより部分的に剥離する。この際生じ
たスケール厚のばらつきによる凸凹が熱間矯正機を通過
した際に鋼板表面に転写されてスケール疵が生じること
になる。さらに、デスケーリングから制御冷却まで所定
時間おくことで、鋼板表面の復熱により温度分布が均一
となる。この結果、制御冷却において厚鋼板は均一に冷
却される。
ッジ部のみをデスケーリングするようにしてもよい。エ
ッジ部は中央部に比べて過冷却の傾向にあるので、エッ
ジ部のみデスケーリングすることも有効である。
備で制御冷却を行う装置列において、仕上圧延機、熱間
矯正装置、デスケーリング装置、鋼板温度計測装置、お
よび鋼板温度計測結果に基づいて鋼板を冷却する制御冷
却装置が順次配列されている。この装置配列により、本
発明の冷却方法を効果的に実施することができる。な
お、鋼板温度計測装置は、仕上げ圧延機と熱間矯正機の
間、あるいは熱間矯正機とデスケーリング装置の間に設
置することも可能である。
備で制御冷却を行う装置列において、仕上圧延機、デス
ケーリング装置、熱間矯正装置、鋼板温度計測装置、お
よび鋼板温度計測結果に基づいて鋼板を冷却する制御冷
却装置が順次配列されている。この装置配列により、本
発明の冷却方法を効果的に実施することができる。な
お、鋼板温度計測装置は、仕上げ圧延機とデスケーリン
グ装置の間、あるいはデスケーリング装置と熱間矯正機
の間に設置することも可能である。
備で制御冷却を行う装置列において、仕上圧延機、デス
ケーリング装置、鋼板温度計測装置、および鋼板温度計
測結果に基づいて鋼板を冷却する制御冷却装置が順次配
列されている。この装置配列により、本発明の冷却方法
を効果的に実施することができる。なお、鋼板温度計測
装置は、仕上げ圧延機とデスケーリング装置の間、ある
いはデスケーリング装置と制御冷却装置の間に設置する
ことも可能である。
ーリング装置と制御冷却装置との間隔Lが、 20(s)・v(m/s)≧L(m)≧1(s)・v(m/s) (ただし、vは厚鋼板の通板速度)であることが望まし
い。このような間隔とすると、デスケーリングから制御
冷却までの時間は1〜20秒となる。
を実施する設備の一例を示している。図1に示すよう
に、仕上圧延機10の後に熱間矯正装置(ローラーレベ
ラー)12、およびこれに隣接してデスケーリング装置
14が配置されている。デスケーリング装置14は、高
圧水スプレー・タイプである。デスケーリング装置14
の出側に間隔Lをおいて制御冷却装置18が配置されて
いる。デスケーリング装置14と制御冷却装置18との
間隔Lは、前記 20(s)・v(m/s)≧L(m)≧1(s)・v
(m/s)、好ましくは20(s)・v(m/s)≧L(m)≧2(s)・
v(m/s)の関係を満たすことが望ましい。デスケーリン
グ装置14と制御冷却装置18との間に、鋼板温度計測
装置16が配置されている。鋼板温度計測装置16は放
射温度計が用いられており、鋼板表面温度を計測する。
制御冷却装置18は、鋼板表面温度の計測結果に基づい
て鋼板1の冷却速度および冷却停止温度を調整する。な
お、仕上圧延機10の上流側に主な装置として加熱炉、
粗圧延機など(いずれも図示しない)が配置されてい
る。
前1秒以上おいて、デスケーリングを行う。その理由は
次のとおりである。
ともにスケール厚み分布のばらつき(スケールむら)を
なくす。スケールむらがあると、鋼板を一様に冷却する
ことができない。
は、強力な冷却装置でもある。デスケーリングの高圧水
噴流は、通常デスケーリングを確実に行うために、図6
に示すように、水噴流衝突に重なり部を設ける。この結
果、図7に示すように、デスケーリング水噴流重なり部
は、ノズル噴流衝突部と鋼板表面温度が異なる。その温
度分布を維持したまま制御冷却すると温度差が拡大する
ことになる。そこで、鋼板表面の復熱による温度分布の
均一化を図るため、デスケーリング後、所定の時間をお
いて制御冷却し、均一冷却を図る。図8(a) はデスケー
リングを行わない場合の鋼板表面温度分布を示し、図8
(b) はデスケーリング後、所定の時間をおいた場合の鋼
板表面温度分布を示している。図8から後者の場合、鋼
板表面温度分布はほぼ均一になっていることがわかる。
が望ましい。1s 未満であると鋼板表面の復熱が十分で
なく、温度分布が残ることがある。所定時間を2s以上
とすると、確実に復熱させることができる。さらに、デ
スケーリング後から1秒以上おくと、スケールが成長す
る状態となる。制御冷却においてスケール層が全くない
場合の冷却速度は、スケール層がたとえば、30μm程
度ある時より遅くなってしまう。したがって、5秒程度
経過し、スケールが1μm以上になった後に制御冷却を
行う場合は、鋼板の冷却速度が1秒程度の時より向上す
ることになり、鋼板の材質面では有利になる場合があ
る。
20秒以内にデスケーリングを行う。その理由は次のと
おりである。デスケーリングは、スケールを除去すると
ともにスケール厚み分布のばらつき(スケールむら)を
なくす。スケールむらがあると、鋼板を一様に冷却する
ことができない。
鋼板温度が高く、スケールは発生成長して厚くなる。制
御冷却後の温度分布を均一にするためには、スケールが
成長しても、その成長した厚みが少なく、たとえ一部が
剥離したとしても温度むらが少ない状態で制御冷却を行
う必要がある。本発明者らは、こうした不均一が発生し
得ない条件を種々実験などして検討したところ、デスケ
ーリングを行ってから20秒以内に制御冷却を行うので
あれば、デスケーリング後に成長したスケール層の成長
量が少なく、ローラーテーブルなどで一部剥離したとし
ても、制御冷却時の温度不均一を許容範囲内に抑制しう
ることを見いだした。この結果を図10に示す。図10
に示すように、デスケーリング後20秒を過ぎると。制
御冷却後の温度ばらつきが増加し、製品不合格率が増加
してしまう。このように、鋼板表面に発生するスケール
むらを除去することにより、均一な冷却を行うことがで
き、材質および板形状も均一になる。
行うべく、水圧10MPa、ノズル1個あたりの水量、
毎分10リットル、デスケーリング水噴射広がり角度3
7度の条件でノズルと鋼板との間の距離を180,20
0,220mmで実験を行った。この結果、ノズルと鋼板
との間の距離が200mm以上になると冷却の均一化の効
果は低下した。つまり、ノズルと鋼板の間の距離は、好
ましくは、200mm未満であることが望ましい。デスケ
ーリングにおいては、水圧が高く、ノズル1個あたりの
水量が多く、デスケーリング水噴射広がり角度が小さ
く、また、鋼板とノズルの間の距離が近いほどスケール
を除去する能力は高くなることが一般に知られている。
また、ノズルと鋼板の間の距離が増加すると著しくスケ
ール除去能力が低下することも知られている。したがっ
て、デスケーリング条件としては、今回の使用した条件
より、スケールを除去する能力が強くなる条件にすれ
ば、冷却の均一化効果を期待できる。この際、一般にデ
スケーリング入射角といわれる、デスケーリング噴射水
がなす面と鋼板に鉛直な方向とながす角度は0度と15
度で行った。この入射角の影響はあまりなかった。
1の形状不良を矯正して鋼板を平坦にするとともに、ス
ケールの一部を剥離する、またはデスケーリングによる
スケール剥離を助ける。図3は、熱間矯正によりスケー
ル5が剥離し、鋼板表面2が露出した状態を示してい
る。例えば、剥離したスケール厚みは10〜40μm、
幅は50〜300mm、長さは100〜10,000mm程
度である。図4は、熱間矯正後にデスケーリングした場
合が、熱間矯正しない場合よりもスケール厚が小さい、
つまりスケール剥離が大きいことを示している。これ
は、熱間矯正でスケールの一部が剥離し、また熱間矯正
によりスケールに微細なクラックが生じ、高圧水スプレ
ーによるスケール剥離が容易となるためである。
る設備の別の一例を示している。図2に示すように、仕
上圧延機10の後にデスケーリング装置14、およびこ
れに隣接して熱間矯正装置(ローラーレベラー)12が
配置されている。デスケーリング装置14は、高圧水ス
プレー・タイプである。デスケーリング装置14の出側
に間隔Lをおいて制御冷却装置18が配置されている。
この間隔Lの間に熱間矯正装置12が配置されている。
デスケーリング装置14と制御冷却装置18との間隔L
は、前記 20(s)・v(m/s)≧L(m)≧1(s)・v(m/s)、
好ましくは20(s)・v(m/s)≧L(m)≧2(s)・v(m/s)
の関係を満たすことが望ましい。熱間矯正装置12と制
御冷却装置18との間に、鋼板温度計測装置16が配置
されている。鋼板温度計測装置16は放射温度計が用い
られており、鋼板表面温度を計測する。制御冷却装置1
8は、鋼板表面温度の計測結果に基づいて鋼板1の冷却
速度および冷却停止温度を調整する。なお、仕上圧延機
10の上流側に主な装置として加熱炉、粗圧延機など
(いずれも図示しない)が配置されている。
に、熱間矯正装置のスケール剥離を容易にする効果を享
受することはできないが、図5に示すように、矯正装置
にスケールが噛み込んだ際の疵の発生を抑止することが
できる。この方法においても、図8(b)に見られるよう
に、鋼板表面温度分布はほぼ均一にする効果を得ること
ができる。
する設備の別の一例を示している。図11に示すよう
に、仕上圧延機10の後にデスケーリング装置14配置
されている。デスケーリング装置14は、高圧水スプレ
ー・タイプである。デスケーリング装置14の出側に間
隔Lをおいて制御冷却装置18が配置されている。デス
ケーリング装置14と制御冷却装置18との間隔Lは、
前記 20(s)・v(m/s)≧L(m)≧1(s)・v(m/s)、好ま
しくは20(s)・v(m/s)≧L(m)≧2(s)・v(m/s)の関
係を満たすことが望ましい。デスケーリング装置14と
制御冷却装置18との間に、鋼板温度計測装置16が配
置されている。鋼板温度計測装置16は放射温度計が用
いられており、鋼板表面温度を計測する。制御冷却装置
18は、鋼板表面温度の計測結果に基づいて鋼板1の冷
却速度および冷却停止温度を調整する。なお、仕上圧延
機10の上流側に主な装置として加熱炉、粗圧延機など
(いずれも図示しない)が配置されている。
に、熱間矯正装置による制御冷却前の鋼板形状の矯正効
果を得ることができない。このため、鋼板の尾端すなわ
ち、鋼板の部位のうち最後に仕上圧延機を出る部位につ
いては、場合によっては形状が悪く、冷却の均一性が乱
れることがあるが、鋼板の大部分においては、この方法
においても、図8(b)に見られるように、鋼板表面温度
分布はほぼ均一にする効果を得ることができる。
傾向にある。一様に冷却するために、スケールは鋼板表
面に比べて熱伝達率が高いことを利用して、鋼板エッジ
部のみをデスケーリングすることも有効である。デスケ
ーリングする鋼板エッジ部の幅は鋼板の幅によるが50
〜200mm程度である。
圧延機で圧延し、熱間矯正した後、デスケーリングを行
った。デスケーリング条件は、ノズル水圧:10MP
a、ノズル1個当たりの水量:15リットル/分・個、
鋼板とノズルの距離:180mm、デスケーリング水噴射
広がり角度25度、デスケーリング入射角度:15度と
した。ついで、鋼板温度計測装置で鋼板表面温度を計測
し、800℃から目標とする500℃まで冷却した。こ
の際、デスケーリングから2秒おいて制御冷却を行っ
た。その結果、本発明法は従来法に比べて平坦度が向上
することが明らかになり、図9に示すように形状不良に
よる不合格率が10%から5%に低下した。
の冷却方法を採用することにより、鋼板温度の均一化を
図ることができ、それに伴う鋼板形状の平坦度の向上と
材質の均一化を図ることができる。
図の一つである。
図の一つである。
示す図面である。
ル厚の違いを示すグラフである。
すグラフである。
す平面図である。
度変化を示す線図である。
面温度分布、(b) はデスケーリング後、所定の時間をお
いた場合の鋼板表面温度分布を示すグラフである。
とを比較して示す線図である。
した場合の製品不合格率の変化を示す図である。
成図の一つである。
Claims (9)
- 【請求項1】 厚鋼板製造工程で仕上圧延後に厚鋼板を
冷却する方法において、仕上圧延を行った後に制御冷却
を行うに際して、制御冷却の前1秒以上おいてデスケー
リングを行うことを特徴とする厚鋼板冷却方法。 - 【請求項2】 厚鋼板製造工程で仕上圧延後に厚鋼板を
冷却する方法において、仕上圧延を行った後に制御冷却
を行うに際して、制御冷却の前20秒以内にデスケーリ
ングを行うことを特徴とする請求項1記載の厚鋼板冷却
方法。 - 【請求項3】 厚鋼板製造工程で仕上圧延後に厚鋼板を
冷却する方法において、仕上圧延および熱間矯正を行っ
た後にデスケーリングを行い、その後に制御冷却を行う
請求項1または請求項2記載の厚鋼板冷却方法。 - 【請求項4】 厚鋼板製造工程で仕上圧延後に厚鋼板を
冷却する方法において、仕上圧延を行った後にデスケー
リングを行い、その後熱間矯正を行ってから制御冷却を
行う請求項1または請求項2記載の厚鋼板冷却方法。 - 【請求項5】 前記厚鋼板のエッジ部のみをデスケーリ
ングする請求項1〜4のいずれか1項に記載の厚鋼板冷
却方法。 - 【請求項6】 厚鋼板製造設備で制御冷却を行う装置列
において、仕上圧延機、熱間矯正装置、デスケーリング
装置、鋼板温度計測装置、および鋼板温度計測結果に基
づいて鋼板を冷却する制御冷却装置が順次配列されてい
ることを特徴とする厚鋼板冷却装置。 - 【請求項7】 厚鋼板製造設備で制御冷却を行う装置列
において、仕上圧延機、デスケーリング装置、熱間矯正
装置、鋼板温度計測装置、および鋼板温度計測結果に基
づいて鋼板を冷却する制御冷却装置が順次配列されてい
ることを特徴とする厚鋼板冷却装置。 - 【請求項8】 厚鋼板製造設備で制御冷却を行う装置列
において、仕上圧延機、デスケーリング装置、鋼板温度
計測装置、および鋼板温度計測結果に基づいて鋼板を冷
却する制御冷却装置が順次配列されていることを特徴と
する厚鋼板冷却装置。 - 【請求項9】 前記デスケーリング装置と制御冷却装置
との間隔Lが、鋼板の通板速度vに対して、 20(s)・v(m/s)≧L(m)≧1(s)・v(m/s) という条件を満足することを特徴とする請求項6〜8の
いずれか1項に記載の厚鋼板冷却装置。
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